JPH10327136A - ビット同期方式 - Google Patents

ビット同期方式

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JPH10327136A
JPH10327136A JP9131824A JP13182497A JPH10327136A JP H10327136 A JPH10327136 A JP H10327136A JP 9131824 A JP9131824 A JP 9131824A JP 13182497 A JP13182497 A JP 13182497A JP H10327136 A JPH10327136 A JP H10327136A
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Norihiro Asashiba
慶弘 浅芝
Hiroshi Okuma
浩史 奥間
Shinya Makino
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バースト信号にビット同期をとる。 【解決手段】 バースト信号をn位相クロックでそれぞ
れトリガをかけてフリップ−フロップに読み込み、フリ
ップ−フロップの出力からバースト信号のデータ位相変
化点であるデータ変化位相を検出し、複数周期観測する
ことによりデータ変化位相検出回数をカウントし、カウ
ント結果を多数決判定して再生用データ変化位相をもと
め、この再生用データ変化位相をもとにバースト信号の
データを再生してビット同期をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】伝送装置におけるバースト信
号のビット同期に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の連続信号のビット同期方式には、
複数のラッチ群に書き込みカウンタにより順次データを
書き込み独立した位相を持つ読み出しカウンタで順次デ
ータを読み出すES(エラスティックストア)方式、入
力クロックと共通クロックの位相を比較し両者の位相差
により複数の位相の異なる共通クロックの中から1つを
選択して入力データをラッチするクロック位相比較方
式、入力データを遅延させていき共通クロックでラッチ
できる最適な遅延量を選択してその出力を共通クロック
でラッチするデータ遅延方式、共通クロックとして複数
の多相クロックを用意しておきその中から最適なクロッ
クを選択して入力データをラッチする多相クロック方式
などがあげられる。これらのビット同期方式は、基本的
にはECL等の高速動作ゲートでの回路の実現を前提と
している。
【0003】例えば、多相クロック方式を採用した連続
信号のビット同期方式として、1988年電子情報通信
学会交換システム研究会SSE88−28「広帯域IS
DN用150Mb/sビット同期方式の検討」が示され
ている。図6はこのビット同期回路の構成を書き直した
ものである。図6において、1はデータ入力端子、2は
150MHz基準クロック入力端子、3は基準クロック
を位相が1/nづつずれたn相のクロック、4は入力デ
ータラッチ用のフリップ−フロップ(FF)、5は全F
F出力のOR回路、6はデータ変化位相検出部で、各位
相のクロックでラッチされたFF出力を監視して入力デ
ータの変化位相を検出する。
【0004】7は再生クロック選択部で、データ変化位
相検出部6が検出したデータ変化位相から安定したデー
タ再生が可能なクロック位相を選択する。8は再生クロ
ック選択部7で選択した再生クロックでn相のうちの再
生クロックでラッチしたFF出力のみをラッチするフリ
ップ−フロップ(FF)、9は再生クロックでラッチし
たFF出力を基準クロックで再びラッチするフリップ−
フロップ(FF)、10は基準クロックでラッチされた
再生データ出力端子、11はn相のクロックでラッチさ
れたフリップ−フロップ(FF)の出力信号、12はデ
ータ変化位相検出部が検出したデータ変化位相表示信
号、13は再生クロック選択部7が再生クロックを選択
する際に再生クロック以外が入力されている入力データ
ラッチ用のフリップ−フロップ(FF)4に対するリセ
ット信号である。14はn相のうちの再生クロックでラ
ッチしたFF出力信号、15は再生クロック選択部で選
択した再生クロックである。
【0005】図6の動作を説明する。150Mb/s連
続データは1から入力され、基準クロック2およびn相
クロック3によりフリップ−フロップ(FF)4にラッ
チされる。ラッチ出力11はデータ変化位相検出部6に
接続されており、データ変化位相検出部6は一定期間ラ
ッチ出力11を監視して、データ変化位相12を検出す
る。データ変化位相検出部6で検出したデータ変化位相
表示信号12から再生クロック選択部7は、安定したデ
ータ信号の再生が可能な位相を持つ1〜n相クロックの
内の最適なクロック15を選択するとともに、再生クロ
ック以外が入力されている入力データラッチ用のフリッ
プ−フロップ(FF)に対してリセット信号13により
リセットをかける。これにより、全FF出力のOR回路
5の出力信号14には再生クロックでラッチされたフリ
ップ−フロップ(FF)出力のみ表示される。この後、
フリップ−フロップ(FF)9により基準クロックへデ
ータの乗せ換えを行い、安定した再生データ10を得る
ことができる。
【0006】従来例は、入力データに連続信号が適用可
能であるビット同期方式であるため、データが入力され
てから再生クロックを決定するまでの時間は特に規定さ
れないことなど、このビット同期方式をバースト信号に
対して適用する場合には、次の問題がある。再生クロッ
クを決定するまでの時間的な問題として、クロック抽出
用のプリアンブルパルス領域以内で再生クロックを決定
しなければならないことや、LSI化に際して適用プロ
セスのフリップ−フロップのセットアップ/ホールド時
間に起因する出力値の動作特性として、隣り合う相クロ
ックの間隔、例えばnー1相クロックとn相クロックの
間隔よりフリップ−フロップのセットアップ/ホールド
時間が大きい場合には、入力データに対してnー1相ク
ロックのフリップ−フロップ出力とn相クロックのフリ
ップ−フロップ出力で正確な出力値を示さず、異なる出
力値を示すことがある。このため、1〜n相の各クロッ
クのフリップ−フロップ出力において、入力データの1
つのデータ変化点に対して複数のデータ変化位相を認識
する可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例によるビット同
期方式をバースト信号に適用させ、さらに、回路をCM
OSプロセスによるLSI化を検討すると、回路素子の
動作限界において高速に動作させるために、CMOSプ
ロセスのフリップ−フロップのセットアップ/ホールド
時間に起因する出力値の動作特性により、入力データに
対してn相クロックのフリップ−フロップ出力とn+1
相クロックのフリップ−フロップ出力で正確な出力値を
示さず、異なる出力値を示す場合があり、n相の各クロ
ックのフリップ−フロップ出力において、入力データの
1つのデータ変化点に対して複数のデータ変化位相が発
生し、入力データを安定して再生できないという課題が
あった。本発明は以上のような課題を解消するためにな
されたもので、バースト信号の入力データのデータ変化
点に対して、フリップ−フロップのセットアップ/ホー
ルド時間に起因する不定値出力のため、複数のデータ変
化位相が発生しても、入力データを安定して再生できる
ビット同期方式を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わるビッ
ト同期方式は、バースト信号を入力するバースト信号入
力端子と、基準クロックを1クロック周期内でn個の位
相に均一に配置した1〜nの位相クロックを入力する1
〜nの位相クロック入力端子と、前記バースト信号入力
端子からの1クロック周期内のバースト信号のデータを
前記1〜nの位相クロック入力端子からの1〜nの位相
クロックでそれぞれトリガをかけ、かけたタイミングで
バースト信号を読み取る1〜nのフリップ−フロップ
と、前記1〜nのフリップ−フロップの出力によりバー
スト信号のデータ変化位相を検出するデータ変化位相検
出部と、前記データ変化位相検出部が2つのデータ変化
位相を検出したなら、2つの変化位相の内若番または老
番のクロック位相でデータ変化位相を検出したように変
換するデータ変化位相変換処理部と、前記データ変化位
相変換処理部が変換したデータ変化位相に基づいて1〜
nの位相クロックの内の一つを選択し、選択したクロッ
クを出力する再生クロック選択回路と、前記入力された
バースト信号を前記再生クロック選択回路が選択したク
ロックによりトリガし再生データを出力する再生用フリ
ップ−フロップとを有するものである。
【0009】第2の発明に係わるビット同期方式は、バ
ースト信号を入力するバースト信号入力端子と、基準ク
ロックを1クロック周期内でn個の位相に均一に配置し
た1〜nの位相クロックを入力する1〜nの位相クロッ
ク入力端子と、前記バースト信号入力端子からのバース
ト信号を前記1〜nの位相クロック入力端子からの1〜
nの位相クロックでそれぞれトリガをかけ、かけたタイ
ミングでバースト信号を読み取る1〜nのフリップ−フ
ロップと、前記1〜nのフリップ−フロップの出力をも
とにデータ変化位相を検出し、検出した回数を所定の期
間収集するデータ変化位相検出部と、収集したデータ変
化位相検出回数の最大値を求め、最大値が1つならその
データ変化位相を再生用データ変化位相と判定し、最大
値が2つで隣接していれば2つの変化位相の内若番また
は老番のクロック位相で再生用データ変化位相と判定
し、最大値が2つで隣接していなければ2つの変化位相
の中央のクロック位相で再生用データ変化位相と判定す
る多数決判定部と、前記多数決判定部が求めた再生用デ
ータ変化位相に基づいて1〜nの位相クロックの内の一
つを選択し、選択したクロックを出力する再生クロック
選択回路と、前記入力されたバースト信号を前記再生ク
ロック選択回路が選択したクロックによりトリガし再生
データを出力する再生用フリップ−フロップとを有する
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本実施の形態は、1〜n位相クロックで
それぞれトリガをかけるフリップ−フロップのセットア
ップ/ホールド時間に起因する不定値出力が、バースト
信号の1つのデータ変化点に対してフリップ−フロップ
の出力情報が複数のデータ変化位相検出を示した場合
に、適切な1つの変化位相を示すフリップ−フロップの
出力に変換処理を行うものである。図1はこの発明の一
実施の形態であるビット同期方式を示す構成ブロック図
である。図1において、1はバースト信号入力端子、2
は1〜n位相クロック入力端子、3は1〜n位相クロッ
ク入力端子2に接続されているn個のフリップ−フロッ
プ、4はバースト信号のデータ変化位相を検出するデー
タ変化位相検出部、5はデータ変化位相検出部の出力か
らのデータの変化点を判定するデータ変化位相変換処理
部、6は選択回路で、バースト信号のデータ変化点とし
て判定した位相に近い位相のクロックを1〜n位相クロ
ックの中から選択する。7は再生クロック出力端子、8
はバースト信号の入力データ再生用フリップ−フロッ
プ、9は再生データ出力端子である。なお、バースト信
号はビット同期をとる間、0と1を交互に連続して変化
する信号である。
【0011】次に動作を図2を用いて説明する。図2
は、バースト信号入力端子1から回路素子の動作限界に
近い速度の150Mb/sの入力データ(この例では
0、1、0)を入力した例を示し、バースト信号の入力
データと、クロックnー2、クロックnー1、クロック
nおよびクロックn+1と、nー2位相フリップ−フロ
ップ、nー1位相フリップ−フロップ、n位相フリップ
−フロップおよびn+1位相フリップ−フロップとのタ
イミング関係を示す。なお、クロックn+1およびn+
1位相フリップ−フロップのn+1位相はそれぞれn位
相の次位相を意味し、本来は1位相であるが説明の都合
上n+1位相と表わす。また、この例ではバースト信号
入力端子からのデータの変化点はnー1相クロックの立
ち上がりとタイミングが同じとする。
【0012】1〜n相クロックが接続されている各フリ
ップ−フロップ3はそれぞれほぼ同じセットアップ/ホ
ールド時間を持つ。このセットアップ/ホールド時間が
n相クロックの隣り合う2つのクロック位相間隔より大
きい場合のフリップ−フロップ出力値は、回路素子を動
作限界に近い高速で動作させると、0か1かどちらの値
を出力するか不定となる。例えば図2では、クロックn
−1とクロックnに接続されているフリップ−フロップ
出力値が、0か1か、どちらの値を出力するか不定とな
る。
【0013】データ変化位相検出部4は、1〜n相の各
位相クロックが接続されているフリップ−フロップ出力
から、入力データのデータ変化位相を1〜n相の位相ク
ロックを用いて検出する。図2の1〜n相クロックの
内、クロックn−2、クロックn−1、クロックn、ク
ロックn+1と各フリップ−フロップの出力値の関係を
図3に示す。図3において、データ変化位相検出部4は
クロックn−2、クロックn−1、クロックnおよびク
ロックn+1の隣り合う位相クロックでのフリップ−フ
ロップ出力において、0,1出力値において1を出力し
たフリップ−フロップに接続されている位相クロックが
入力データの立ち上がり変化位相であり、1,0出力に
おいて0を出力したフリップ−フロップに接続されてい
るクロック位相が入力データの立ち下がり変化位相であ
ることを検出する。以下の説明では入力データの立ち上
がり変化の場合について説明する。
【0014】図3は、n−2位相クロック、n−1位相
クロック、n位相クロックおよびn+1位相クロックが
それぞれ接続されているフリップ−フロップ出力におい
て、1つまたは2つの立ち上がりデータ変化位相を表示
している例を示しており、図中ケース1はバースト信号
の1つのデータ変化点に対して1つのn+1のフリップ
−フロップの出力が1つのデータ変化位相検出した場合
を、ケース2は、バースト信号の1つのデータ変化点に
対して、nー1とn+1のフリップ−フロップの出力が
2つのデータ変化位相検出した場合を、ケース3は、バ
ースト信号の1つのデータ変化点に対して、nのフリッ
プ−フロップの出力が1つのデータ変化位相検出した場
合を、ケース4は、バースト信号の1つのデータ変化点
に対して、nー1のフリップ−フロップの出力が1つの
データ変化位相検出した場合を示している。
【0015】ここで、ケース1、3、4はバースト信号
の1つのデータ変化点に対して、1つのデータ変化位相
検出するのでデータ変化位相検出部4が検出したデータ
変化位相に対してその変化位相から1周期次の変化位相
間の中央に近い再生クロック位相を1相〜n相クロック
の中から選ぶ。ケース2はバースト信号の1つのデータ
変化点に対して、2つのデータ変化位相検出するので、
例えば(図4処理A)、若番のフリップ−フロップの出
力を基にデータ変化位相を検出する。そして、データ変
化位相検出部4が検出したデータ変化位相に対してその
変化位相から1周期次の変化位相間の中央に近い再生ク
ロック位相を1相〜n相クロックの中から選ぶ。データ
変化位相変換処理部5は、選んだ位相クロックを選択す
るように選択回路6に対して制御信号を出力する。そし
て、選択回路6により選択された再生位相クロックは再
生クロック出力端子7に出力し、バースト信号の入力デ
ータを選択回路6により選択された再生位相クロックが
フリップ−フロップ8によりトリガをかけ、トリガをか
けたタイミングでバースト信号の入力データを読み込み
再生データ出力端子9から再生データを出力する。
【0016】なお、図3のケース2でバースト信号の1
つのデータ変化点に対して、複数の、ここでは2つのデ
ータ変化位相検出した場合、図4のケース2に示すよう
に、若番のクロック位相でデータ変化位相に置き換えた
が(処理A)、老番のクロック位相で、データ変化位相
に置き換えてもよい(処理B)。バースト信号の1つの
データ変化点に対して、1つのデータ変化位相検出とす
るので安定した再生データを出力できる。また、上記例
では立ち上がりの場合を説明したが、立ち下がりの場合
についてもバースト信号の1つのデータの1から0への
変化に対して図3および図4の内容0を1に、1を0に
置き換えたものが得られ、同様にデータ変化位相を求め
ることができる。以上のように、バースト信号の1つの
データ変化点に対して、フリップ−フロップのセットア
ップ/ホールド時間に起因する不定値出力のため、2つ
のデータ変化位相検出した場合でも、若番のデータ変化
位相を基にデータ変化位相を検出するので、バースト信
号の入力データを安定して再生できる。
【0017】実施の形態2.本実施の形態は複数周期バ
ースト信号のデータの変化位相を観測してデータ変化位
相検出回数をカウントし、カウント結果から多数決判定
により再生用データ変化位相をもとめ、精度良くバース
ト信号のデータを再生するものである。図5は本実施の
形態の構成を示すもので、図1の構成でデータ変化位相
処理部5を多数決判定部15に置き換えたものである。
データ変化位相検出部4は、複数の入力データパルスに
対して立ち上がりおよび立ち下がり変化位相を検出し
て、検出したクロック位相毎に検出回数をカウントす
る。このカウント動作により任意の複数周期回数立ち上
がりまたは立ち下がりのデータ変化位相の検出回数を収
集し、検出回数の多数決により最もデータ変化位相検出
回数の多いデータ変化位相を基に再生用データ変化位相
を求める。そして、再生用データ変化位相を基に安定し
たバースト信号のデータを再生する。
【0018】また、収集したデータ変化位相の検出回数
が、ある複数のクロック位相にまたがって分布した場合
には、検出回数の多数決に従って再生用データ変化位相
を判定する。なお、ここではデータ変化位相は立ち上が
りのデータ変化位相についてのみ説明する。図6は、多
数決判定の方法を例示するもので、ケース1〜3は検出
回数3以上が1つのクロック位相で検出された場合、ケ
ース4、5は検出回数3以上が複数のクロック位相で検
出された場合、ケース6〜9は検出回数2が複数のクロ
ック位相で検出された場合、ケース10〜13は検出回
数1が複数のクロック位相で検出された場合の多数決判
定方法を示している。
【0019】図6において、ケース1〜3は検出回数3
以上が1つのクロック位相で検出された場合で、それぞ
れ多数決判定により、ケース1はn−1のクロック位相
で、ケース2はnのクロック位相で、ケース3はn+1
のクロック位相で、再生用データ変化位相があったもの
と判定する。ケース4、5は検出回数3以上が複数のク
ロック位相で検出された場合で、それぞれ多数決判定に
より、ケース4は隣り合うnとn+1のクロック位相
で、データ変化位相が共に3回検出されたが若番のnク
ロック位相で、再生用データ変化位相あったものと判定
する。ケース5はn−1とn+1のクロック位相で再生
用データ変化位相を検出したが、n−1とn+1のクロ
ック位相の中点を取りデータ変化位相がnクロック位相
で、再生用データ変化位相があったがものと判定する。
【0020】ケース6〜9は検出回数2が複数のクロッ
ク位相で検出された場合で、ケース6は多数決判定によ
りn+1のクロック位相で再生用データ変化位相があっ
たがものと判定する。ケース7は隣り合うnとn+1の
クロック位相で、データ変化位相が共に2回検出された
が若番のnクロック位相で、再生用データ変化位相あっ
たものと判定する。ケース8はn−1、nとn+1のク
ロック位相でデータ変化位相をそれずれ2回検出した
が、n−1とn+1のクロック位相の中点であるnクロ
ック位相で、再生用データ変化位相があったがものと判
定する。ケース9はn−1とn+1のクロック位相でデ
ータ変化位相を検出したが、n−1とn+1のクロック
位相の中点であるnクロック位相で、再生用データ変化
位相があったがものと判定する。
【0021】ケース10〜13は検出回数1が複数のク
ロック位相で検出された場合を示している。ケース10
はn+1のクロック位相で、再生用データ変化位相があ
ったものと判定する。ケース11は隣り合うnとn+1
のクロック位相で、データ変化位相が共に1回検出され
たが若番のnクロック位相で、再生用データ変化位相あ
ったものと判定する。ケース12はn−1、nとn+1
のクロック位相でデータ変化位相をそれずれ1回検出し
たが、n−1とn+1のクロック位相の中点であるnク
ロック位相で、再生用データ変化位相があったがものと
判定する。ケース13はn−1とn+1のクロック位相
でデータ変化位相を検出したが、n−1とn+1のクロ
ック位相の中点であるnクロック位相で、再生用データ
変化位相があったがものと判定する。
【0022】そして多数決判定部15は、データ変化位
相検出部4が検出したデータ変化位相回数を基に再生用
データ変化位相を求め、求めた変化位相に対してその変
化位相から1周期次の変化位相間の中央に近い再生クロ
ック位相を1相〜n相クロックの中から選ぶ。多数決判
定部15は、選んだ位相クロックを選択するように選択
回路6に対して制御信号を出力する。そして、選択回路
6により選択された再生クロックは再生クロック出力端
子7に出力し、バースト信号の入力データを選択回路6
により選択された再生クロックがフリップ−フロップ8
によりトリガをかけ、トリガをかけたタイミングでバー
スト信号の入力データを読み込み再生データ出力端子9
から再生データを出力する。なお、上記例ではデータの
位相変化が立ち上がりの場合を説明したが、立ち下がり
の場合についても同様に再生用データ変化位相が得られ
る。以上のようにして、複数周期バースト信号のデータ
を観測し、データ変化位相の多数決判定により再生用デ
ータ変化位相を求めバースト信号のデータを再生するの
で、n位相クロックでそれぞれトリガをかけるフリップ
−フロップのセットアップ/ホールド時間に起因する不
定値出力に対しても安定したバースト信号のデータを再
生できる。
【0023】
【発明の効果】第1の発明においては、入力データとし
てバースト信号を入力し、n相クロックを用いて入力デ
ータの立ち上がりおよび立ち下がりのデータ変化位相を
判定する。データ変化位相を判定する際、データ変化位
相検出部で1つのデータ変化点に対して2ヶ所のデータ
変化位相を検出した場合には、検出したデータ変化位相
を1ヶ所に置き換える処理を行うことで、より精度よく
入力データの立ち上がりおよび立ち下がりデータ変化位
相を判定し、データ再生に必要な最適なクロック位相を
決定することができる。
【0024】第2の発明においては、入力データとして
バースト信号を入力し、n相クロックを用いて入力デー
タの立ち上がりおよび立ち下がりのデータ変化位相を判
定する。データ変化位相を判定する際、データ変化位相
を示すクロック位相毎に設置したデータ変化を認識した
カウンタ数値が複数のクロック位相で分布したような場
合でも、精度よく入力データの立ち上がりおよび立ち下
がりデータ変化位相を判定し、データ再生に必要な最適
なクロック位相を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わるビット同期方
式の基本構成を示すブロック図である.
【図2】 本発明に係わるビット同期方式の動作説明を
補足する図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係わるビット同期方
式の動作説明を補足する図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係わるデータ位相変
換処理の動作説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係わるビット同期方
式の基本構成を示すブロック図である.
【図6】 本発明の実施の形態2に係わるビット同期方
式の動作説明を補足する図である。
【図7】 従来のビット同期方式の基本構成を示すブロ
ック図である.
【符号の説明】
1 バースト信号入力端子 2 n位相クロック入力端子 3 フリップ−フロップ 4 データ変化位相検出部 5 データ位相変換処理部 6 選択回路 7 再生クロック出力端子 8 再生用フリップ−フロップ 9 再生データ出力端子 15 多数決判定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構成要素を有するビット同期方
    式、 a.バースト信号を入力するバースト信号入力端子、 b.基準クロックを1クロック周期内でn(2以上の整
    数)個の位相に均一に配置した1〜nの位相クロックを
    入力する1〜nの位相クロック入力端子、 c.前記バースト信号入力端子からの1クロック周期内
    のバースト信号のデータを前記1〜nの位相クロック入
    力端子からの1〜nの位相クロックでそれぞれトリガを
    かけ、かけたタイミングでバースト信号を読み取る1〜
    nのフリップ−フロップ、 d.前記1〜nのフリップ−フロップの出力によりバー
    スト信号のデータ変化位相を検出するデータ変化位相検
    出部、 e.前記データ変化位相検出部が2つのデータ変化位相
    を検出したなら、2つの変化位相の内若番または老番の
    クロック位相でデータ変化位相を検出したように変換す
    るデータ変化位相変換処理部、 f.前記データ変化位相変換処理部が変換したデータ変
    化位相に基づいて1〜nの位相クロックの内の一つを選
    択し、選択したクロックを出力する再生クロック選択回
    路、 g.前記入力されたバースト信号を前記再生クロック選
    択回路が選択したクロックによりトリガし再生データを
    出力する再生用フリップ−フロップ。
  2. 【請求項2】 以下の構成要素を有するビット同期方
    式、 a.バースト信号を入力するバースト信号入力端子、 b.基準クロックを1クロック周期内でn(2以上の整
    数)個の位相に均一に配置した1〜nの位相クロックを
    入力する1〜nの位相クロック入力端子、 c.前記バースト信号入力端子からのバースト信号を前
    記1〜nの位相クロック入力端子からの1〜nの位相ク
    ロックでそれぞれトリガをかけ、かけたタイミングでバ
    ースト信号を読み取る1〜nのフリップ−フロップ、 d.前記1〜nのフリップ−フロップの出力をもとにデ
    ータ変化位相を検出し、検出した回数を所定の期間収集
    するデータ変化位相検出部、 e.収集したデータ変化位相検出回数の最大値を求め、
    最大値が1つならそのデータ変化位相を再生用データ変
    化位相と判定し、最大値が2つで変化位相が隣接してい
    れば2つの変化位相の内若番または老番のクロック位相
    で再生用データ変化位相と判定し、最大値が2つで変化
    位相が隣接していなければ2つの変化位相の中央のクロ
    ック位相で再生用データ変化位相と判定する多数決判定
    部、 f.前記多数決判定部が求めた再生用データ変化位相に
    基づいて1〜nの位相クロックの内の一つを選択し、選
    択したクロックを出力する再生クロック選択回路、 g.前記入力されたバースト信号を前記再生クロック選
    択回路が選択したクロックによりトリガし再生データを
    出力する再生用フリップ−フロップ。
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