JPH10325435A - マウントインシュレータ用のインシュレータブラケット構造 - Google Patents

マウントインシュレータ用のインシュレータブラケット構造

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JPH10325435A
JPH10325435A JP20395097A JP20395097A JPH10325435A JP H10325435 A JPH10325435 A JP H10325435A JP 20395097 A JP20395097 A JP 20395097A JP 20395097 A JP20395097 A JP 20395097A JP H10325435 A JPH10325435 A JP H10325435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
insulator
cantilever
collar
collar portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP20395097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Ide
孝信 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Industrial Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamakawa Industrial Co Ltd filed Critical Yamakawa Industrial Co Ltd
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Publication of JPH10325435A publication Critical patent/JPH10325435A/ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト低減と共に重量アップの問題を同時に
達成しようと意図した。 【解決手段】 インシュレータ21を内填する円筒状の
カラー部22と、カラー部22に片持ち形に固定される
片持ち形取付部24とを有し、カラー部22は、押出ア
ルミ製として、一対の取付脚部22bが垂下しており、
また、片持ち形取付部24は、カラー部22とは別体で
形成した板金製として、取付脚部22bに対応する上端
取付部24aを有しており、上端取付部24aと取付脚
部22bとをボルト26により取付けて、カラー部22
と片持ち形取付部24とを一体的に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用トランス
ミッション等を車体等に対して弾性的に支持するマウン
トインシュレータ用のインシュレータブラケット構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインシュレータブラケット構造
に関しては、図9および図10に示すようなプレス成形
による板金製のものや図11および図12に示すような
アルミダイキャスト製一体型のものが主流となってい
る。
【0003】図9および図10に示すマウントインシュ
レータ用のインシュレータブラケット構造は、車体8側
に取付けられるインシュレータ1を内填する円筒状のカ
ラー部2と、カラー部2の外周下端部2aを抱持して溶
接3してカラー部2に片持ち形に固定される片持ち形取
付部4とから構成され、いずれもプレス機械等による板
金製である。
【0004】そして、片持ち形取付け部4は、トランス
ミッション5に取付けられる取付基材部6と、この取付
基材部6をカラー部2に取付けるための中間材7とから
構成している。
【0005】図11及び図12に示すマウントインシュ
レータ用のインシュレータブラケット構造は、例えば実
開平2−8620号公報に記載されているように、アル
ミダイキャストにより一体成形されたインシュレータ1
1を内填する円筒状のカラー部12と、カラー部12の
外周下端部12aを片持ち形に固定される片持ち形取付
部14とから構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9及
び図10に示す板金製のインシュレータブラケットにお
いては、トランスミッション5側に取付けられる片持ち
形取付け部4に対して、インシュレータ1を内填するカ
ラー部2が重量的に重く、共振点を高くしにくかった。
【0007】又、この共振点を高くするために、片持ち
形取付け部4側の板厚を厚くするという対策が考えられ
るが、このような対策によって、インシュレータブラケ
ット全体の重量がアップしてしまい、採用することはで
きない。
【0008】又、図11及び図12に示すアルミダイキ
ャスト製のインシュレータブラケットにおいては、前記
板金製のものに比して、アルミニウム合金の一体鋳造品
であるために、軽量で、各所の肉厚を変化させて取付強
度を充分確保できるものの、かかる鋳造品はコストの低
減に馴染めない。
【0009】そこで、本発明はこのような従来の技術に
着目してなされたものであり、コスト低減と共に重量ア
ップの問題を同時に達成しようと意図したマウントイン
シュレータ用のインシュレータブラケット構造を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、インシュレー
タを内填する円筒状のカラー部と、該カラー部に片持ち
形に固定される片持ち形取付部とから構成するマウント
インシュレータ用のインシュレータブラケット構造にお
いて、前記カラー部は、押出アルミ製として、少なくと
も一対の取付脚部が垂下しており、また、前記片持ち形
取付部は、前記カラー部とは別体で形成した板金製とし
て、前記取付脚部に対応する取付部を有しており、該取
付部と前記取付脚部とをボルトナット等の取付具により
取付けて、前記カラー部と片持ち形取付部とを一体的に
構成している。
【0011】このように構成する本発明によれば、カラ
ー部を押出アルミ製としたために、軽量化を果たし得、
これに伴い、片持ち形取付部がたとえ板金製としたとし
ても、板厚の薄いものを使用したとしても、カラー部の
共振点を高くすることができる。
【0012】又、本発明は、前記取付脚部におけるボル
ト装着孔を、前記カラー部の押し出し方向と同一方向に
延在させて構成する場合があり、この場合、カラー部の
成形と同時に、ボルト装着孔が形成でき、機械加工等後
加工を不要とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。
【0014】(実施の形態1)図1及び図2は、本発明
の実施の形態1を示しており、図1は正面図、図2は側
面図である。
【0015】21は車体側に取付けられるインシュレー
タ、22はインシュレータ21を内填するカラー部、2
4はカラー部22に片持ち形に固定される片持ち形取付
部である。
【0016】カラー部22は、押出アルミ製一体成形品
で構成され、インシュレータ21を内填する円筒状基部
22aとこの円筒状基部22aの外周下端より垂下する
ように形成された少なくとも一対の取付脚部22bとを
有する。この取付脚部22bには、ボルト26を螺合す
るための取付孔が形成されている。
【0017】又、片持ち形取付部24は、プレス成形等
により形成された板金製一体成形品で構成され、カラー
部22の取付脚部22bにボルト26を使用して取付け
られる底壁24を有する上端取付部24aとトランス
ミッション25側に取付けられる底壁24を有する下
端取付部24bとから構成し、この上端取付部24aの
底壁24の対向側部が互いに外方向に拡開傾斜して、
下端取付部24bの底壁24に連続成形されている。
【0018】そして、この実施の形態1においては、カ
ラー部22の取付脚部22bの下面側と、上端取付部2
4a側の底壁24の上面側とを当接させて、底壁24
の下面側よりボルト26を装着している。
【0019】このように構成する実施の形態1によれ
ば、カラー部22を押出アルミ製一体成形品で構成し、
片持ち形取付部24をプレス成形等により形成された板
金製一体成形品で構成するために、片持ち形取付部24
は、ヤング率の高い板金製とし、カラー部22が軽量な
アルミ製となって、先端マスとなるカラー部22の共振
周波数を高くして、音振動性能を向上を図ることができ
る。
【0020】又、片持ち形取付部24は、その底壁24
、24の形状が取付側のトランスミッション側の形
状に適合すべく複雑となったとしても、成形加工費の安
価な鉄板製とすることができ、また、カラー部22は、
押し出し材のカット品にボルト取付孔等を後加工するだ
けで作成することができ、これとても安価に作成するこ
とができる。
【0021】又、この実施の形態1において、車両レイ
アウト条件により、同一のトランスミッション25であ
っても、インシュレータ21の中心軸が異なる仕様に対
しても、容易に対処し得る。
【0022】すなわち、図3及び図4は、実施の形態1
の変形例を示しており、実線で示す場合は、前記実施の
形態1と同様の構成を示しているが、2点鎖線示するも
のは、その変形例である。そして、実線で示す取付脚部
22bに対して、2点鎖線示する取付脚部22bは、円
筒状基部22aを図中右側にスライドさせるような形状
となっている。
【0023】この結果、インシュレータ21の中心軸O
に対して、Oのように図中右上側にずれることとな
る。
【0024】したがって、カラー部22の形状を数種金
型を有して変更すれば、片持ち形取付部24側は共用化
することができ、この点からもコストダウンを図ること
ができる。
【0025】(実施の形態2)図5及び図6は、本発明
の実施の形態2を示しており、図5は正面図、図6は側
面図である。
【0026】この実施の形態2においては、片持ち形取
付部24の底部24がインシュレータ21方向に立設
されて、一対の脚状取付片27が形成され、又、カラー
部22の取付脚部22bには、インシュレータ21の中
心軸方向に取付孔が形成されており、この取付脚部22
bを、前記一対の脚状取付片27が挟持して、ボルト2
6をインシュレータ21の中心軸方向に装着して、カラ
ー部22に対して、片持ち形取付部24を取付けている
点、前記実施の形態1と異なるも、その他の構成は略同
一である。
【0027】この実施の形態2では、カラー部22の取
付け脚部22bにおけるボルト装着孔が、インシュレー
タ21の中心軸方向と同一方向に延在していることか
ら、このボルト装着孔の延在方向がカラー部22の押し
出し方向に一致することとなって、押出アルミ成形時
に、同時にボルト孔を形成することができ、機械加工等
後加工を要しないこととなる。
【0028】又、この実施の形態2においては、取付脚
部22bを一対の脚状取付片27が挟持するという構成
を採っているため、片持ち形取付け部24に対するイン
シュレータ21が内填するカラー部の頭振りの支持スパ
ンを大きくすることができ、これによって、剛性が高く
なり、性能を向上することができる。
【0029】(実施の形態3)図7及び図8は、本発明
の実施の形態3を示しており、図7は正面図、図8は側
面図である。
【0030】この実施の形態3においては、カラー部2
2の一対の取付脚部22bは、このカラー部22のそれ
ぞれ外方向に拡開傾斜して形成され、又、この取付脚部
22bの形状に合わせて、片持ち形取付部24の底壁2
の両側部も外方向に拡開傾斜して形成されおり、こ
の結果、ボルト26が片持ち形取付部24の内方向に向
かって延在するように螺着されている点、前記実施の形
態1と異なるも、その他の構成は略同一である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、インシュレータを内填
する円筒状のカラー部と、該カラー部に片持ち形に固定
される片持ち形取付部とから構成するマウントインシュ
レータ用のインシュレータブラケット構造において、前
記カラー部は、押出アルミ製として、少なくとも一対の
取付脚部が垂下しており、また、前記片持ち形取付部
は、前記カラー部とは別体で形成した板金製として、前
記取付脚部に対応する取付部を有しており、該取付部と
前記取付脚部とをボルトナット等の取付具により取付け
て、前記カラー部と片持ち形取付部とを一体的に構成し
ていることから、片持ち形取付部は、板厚の薄いものを
使用したとしても、ヤング率の高い板金製とし、カラー
部が軽量なアルミ製となって、先端マスとなるカラー部
の共振周波数を高くして、音振動性能の向上を図ること
ができる。
【0032】又、片持ち形取付部は、その底壁の形状が
取付側のトランスミッション側の形状に適合すべく複雑
となったとしても、成形加工費の安価な鉄板製とするこ
とができ、また、カラー部は、押出しアルミ製とすると
共に、片持ち形取付部と別体とすることにより、設備費
を安価にすることができ、しかも、材をカットして、ボ
ルト取付孔等を後加工するだけで作成することができ、
これとても安価に作成することができる。
【0033】又、取付脚部の形状を選択することによっ
て、車両レイアウト条件により同一のトランスミッショ
ンであってもインシュレータの中心軸が異なる仕様に対
しても、容易に対処し得る。
【0034】更に、取付脚部に設けるボルト孔を、カラ
ー部の押し出し方向に一致するように延在させることに
より、カラー部の成形と同時に、ボルト孔が形成でき、
機械加工等後加工を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマウントインシュレータ用のイン
シュレータブラケット構造の実施の形態1を示す正面図
である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】本発明によるマウントインシュレータ用のイン
シュレータブラケット構造の実施の形態1の変形例を示
す正面図である。
【図4】同じく、側面図である。
【図5】本発明によるマウントインシュレータ用のイン
シュレータブラケット構造の実施の形態2を示す正面図
である。
【図6】同じく、側面図である。
【図7】本発明によるマウントインシュレータ用のイン
シュレータブラケット構造の実施の形態3を示す正面図
である。
【図8】同じく、側面図である。
【図9】従来のマウントインシュレータ用のインシュレ
ータブラケット構造の一例を示す正面図である。
【図10】同じく、側面図である。
【図11】従来のマウントインシュレータ用のインシュ
レータブラケット構造の他の例を示す正面図である。
【図12】同じく、側面図である。
【符号の説明】
21 インシュレータ 22 カラー部 22a 円筒状基部 22b 取付脚部 24 片持ち形取付部 24a 上端取付部(取付部) 24 底壁 24b 下端取付部 24 底壁 25 トランスミッション 26 ボルト 27 脚状取付片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インシュレータを内填する円筒状のカラ
    ー部と、該カラー部に片持ち形に固定される片持ち形取
    付部とから構成するマウントインシュレータ用のインシ
    ュレータブラケット構造において、前記カラー部は、押
    出アルミ製として、少なくとも一対の取付脚部が垂下し
    ており、また、前記片持ち形取付部は、前記カラー部と
    は別体で形成した板金製として、前記取付脚部に対応す
    る取付部を有しており、該取付部と前記取付脚部とをボ
    ルトにより取付けて、前記カラー部と片持ち形取付部と
    を一体的に構成したことを特徴とするマウントインシュ
    レータ用のインシュレータブラケット構造。
  2. 【請求項2】 前記取付脚部におけるボルト装着孔を、
    前記カラー部の押し出し方向と同一方向に延在させたこ
    とを特徴とする請求項1記載のマウントインシュレータ
    用のインシュレータブラケット構造。
JP20395097A 1997-03-26 1997-07-15 マウントインシュレータ用のインシュレータブラケット構造 Pending JPH10325435A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20395097A JPH10325435A (ja) 1997-03-26 1997-07-15 マウントインシュレータ用のインシュレータブラケット構造

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JP9001597 1997-03-26
JP9-90015 1997-03-26
JP20395097A JPH10325435A (ja) 1997-03-26 1997-07-15 マウントインシュレータ用のインシュレータブラケット構造

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JPH10325435A true JPH10325435A (ja) 1998-12-08

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JP20395097A Pending JPH10325435A (ja) 1997-03-26 1997-07-15 マウントインシュレータ用のインシュレータブラケット構造

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JP (1) JPH10325435A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100507082B1 (ko) * 2002-11-06 2005-08-09 현대자동차주식회사 자동차의 변속기 서포트 브라켓

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100507082B1 (ko) * 2002-11-06 2005-08-09 현대자동차주식회사 자동차의 변속기 서포트 브라켓

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