JPH0526364Y2 - - Google Patents

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JPH0526364Y2
JPH0526364Y2 JP13263088U JP13263088U JPH0526364Y2 JP H0526364 Y2 JPH0526364 Y2 JP H0526364Y2 JP 13263088 U JP13263088 U JP 13263088U JP 13263088 U JP13263088 U JP 13263088U JP H0526364 Y2 JPH0526364 Y2 JP H0526364Y2
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engine mount
engine
cylindrical
bracket
press
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はエンジンを車体に固定する際に用いれ
るエンジンマウント用ブラケツトに関するもので
ある。
従来の技術 外周に金属製の外筒部材を有する円柱状のエン
ジンマウントが圧入される円筒状部と、その円筒
状部から突き出す取付部とを備えたエンジンマウ
ント用ブラケツトが知られている。このエンジン
マウント用ブラケツトは、通常、その取付部にお
いてエンジンに固定されるとともに、円筒状部に
圧入されたエンジンマウントがその内周側におい
て車体に固定され、これにより、エンジンが車体
に弾性的に支持されるようになつている。
考案が解決しようとする課題 ところで、近年、エンジンの振動特性を改善し
且つエンジンの振動に伴う騒音を低減すること等
を目的として、エンジンマウント用ブラケツトを
アルミニウムまたはその合金のような軽合金にて
鋳造成形することにより、そのエンジンマウント
用ブラケツトの重量を軽くすることが考えられて
いる。しかし、この場合には、エンジンマウント
が圧入される円筒状部の内径の寸法精度を出すた
めにその円筒状部の内周面に切削加工を施す必要
が生じ、エンジンマウント用ブラケツトのコスト
を好適に確保し難いとともに、エンジンマウント
圧入時の強度を確保するために円筒状部の肉厚を
比較的厚くする必要があるため、エンジンマウン
ト用ブラケツトの重量をそれ程軽くし得ないので
ある。
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であつて、その目的とするところは、鋳造により
成形されるとともに、円筒状部内周面の切削加工
が不要であつて且つ一層軽量なエンジンマウント
用ブラケツトを提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、外周に
金属製の外筒部材を有する円柱状のエンジンマウ
ントが圧入される円筒状部と、その円筒状部から
突き出す取付部とを備えて鋳造により成形された
エンジンマウント用ブラケツトにおいて、そのエ
ンジンマウント用ブラケツトの鋳造成形時に、前
記エンジンマウントが圧入される金属製の円筒状
部材を前記円筒状部の内周面に一体的に設けたこ
とを特徴とする。
作用および考案の効果 このようにすれば、エンジンマウント用ブラケ
ツトの鋳造成形時に、その円筒状部の内周面に金
属製の円筒状部材が一体的に設けられ、その円筒
状部材にエンジンマウントが圧入されることとな
るので、円筒状部内周面の切削加工が不要となつ
てエンジンマウント用ブラケツトのコストを好適
に確保し得る一方、エンジンマウント圧入時の強
度を金属製の円筒状部材により確保し得て円筒状
部の肉厚を比較的薄くし得るため、エンジンマウ
ント用ブラケツトの重量を好適に低減し得、これ
により、エンジンの振動特性を効果的に改善し得
るとともにエンジンの振動に伴う騒音を効果的に
低減し得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図および第2図において、10はエンジン
マウント、12はエンジンマウント用ブラケツト
である。エンジンマウント10は、金属製の外筒
部材14と、その外筒部材14の内周側に設けら
れた内筒部材16と、それら外筒部材14および
内筒部材16の間において両部材にそれぞれ一体
的に固着されたゴム弾性体18とを有して構成さ
れている。エンジンマウント用ブラケツト12
は、たとえばアルミニウムまたはその合金により
鋳造成形されたものであつて、円筒状部20と、
その円筒状部20から外周方向へ突き出す取付部
22とを有して構成されている。
エンジンマウント用ブラケツト12の鋳造に際
しては、鋳造金型内に予め円筒状部材26がイン
サートされた後、溶湯が注入されることにより、
エンジンマウント用ブラケツト12の円筒状部2
0の内周面24に、円筒状部材26が一体的に固
定されている。この円筒状部材26は、エンジン
マウント用ブラケツト12の材質よりも高強度の
材質、たとえば鋼鉄により構成されており、ま
た、円筒状部20の内周面に略肉厚分だけ埋設さ
れている。
エンジンマウント10の外筒部材14と円筒状
部材26との圧入嵌合によりエンジンマウント1
0が一体的に設けられたエンジンマウント用ブラ
ケツト12は、その取付部22に形成された三個
の貫通穴28,30,32および雌ねじ穴34に
おいてボルト等によりエンジンに固定されるとと
もに、エンジンマウント10は、その内筒部材1
6においてボルト等により車体に設けられたブラ
ケツトに固定され、これにより、ゴム弾性体18
の弾性力に基づいてエンジンが車体に弾性的に支
持されることとなる。
このように本実施例によれば、エンジンマウン
ト用ブラケツト12の鋳造成形時に、その円筒状
部20の内周面24に鉄製の円筒状部材26が一
体的に設けられており、その円筒状部材26の内
周面にエンジンマウント10が圧入されるように
なつているので、エンジンマウント10を圧入す
るために円筒状部20の内周面24に切削加工を
施すことが不要となつてエンジンマウント用ブラ
ケツト12のコストを好適に確保し得る一方、エ
ンジンマウント10の圧入時における強度を円筒
状部材26により確保し得て円筒状部20の肉厚
を比較的薄くすることができるため、エンジンマ
ウント用ブラケツト12の重量を好適に低減し
得、これにより、エンジンの振動特性を効果的に
改善し得かつエンジンの振動に伴つて生ずる騒音
を効果的に低減し得るとともに、車両重量を一層
低減し得るのである。
なお、前述の実施例において、円筒状部材26
を制振鋼板等にて製造すれば、円筒状部材26に
よりエンジンの振動をある程度減衰させ得るた
め、エンジンの振動特性を一層効果的に改善し得
るとともにエンジンの振動に伴う騒音を一層効果
的に低減し得る。
また、前述の実施例では、エンジンマウント用
ブラケツト12がエンジンに固定され且つエンジ
ンマウント10が車体に固定される場合について
説明したが、それとは逆に、エンジンマウント用
ブラケツト12が車体に固定され且つエンジンマ
ウント10がエンジンに固定される場合において
も、上述した本考案の効果のうち、円筒状部20
の内周面24に切削加工を施すことが不要となつ
てエンジンマウント用ブラケツト12のコストを
好適に確保し得るとともに、エンジンマウント用
ブラケツト12の重量を好適に低減し得て車両重
量を一層低減し得るという効果が得られる。
また、前述の実施例では、エンジンマウント用
ブラケツト12の円筒状部20の肉厚は周方向に
おいて略等しくされているが、円筒状部の肉厚は
周方向において異なつていてもよい。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエンジンマウント用ブラケツ
トの一例を示す図であつて、エンジンマウントが
圧入された状態を切り欠いて示す図である。第2
図は第1図のエンジンマウント用ブラケツト等の
A矢視図であつて、一部を切り欠いて示す図であ
る。 10……エンジンマウント、12……エンジン
マウント用ブラケツト、14……外筒部材、20
……円筒状部、22……取付部、24……内周
面、26……円筒状部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周に金属製の外筒部材を有する円柱状のエン
    ジンマウントが圧入される円筒状部と、該円筒状
    部から突き出す取付部とを備えて鋳造により成形
    されたエンジンマウント用ブラケツトにおいて、 該エンジンマウント用ブラケツトの鋳造成形時
    に、前記エンジンマウントが圧入される金属製の
    円筒状部材を前記円筒状部の内周面に一体的に設
    けたことを特徴とするエンジンマウント用ブラケ
    ツト。
JP13263088U 1988-10-11 1988-10-11 Expired - Lifetime JPH0526364Y2 (ja)

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JP13263088U JPH0526364Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11

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JP13263088U JPH0526364Y2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11

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Publication Number Publication Date
JPH0253539U JPH0253539U (ja) 1990-04-18
JPH0526364Y2 true JPH0526364Y2 (ja) 1993-07-02

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