JPH1032318A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1032318A
JPH1032318A JP8315506A JP31550696A JPH1032318A JP H1032318 A JPH1032318 A JP H1032318A JP 8315506 A JP8315506 A JP 8315506A JP 31550696 A JP31550696 A JP 31550696A JP H1032318 A JPH1032318 A JP H1032318A
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film
insulating film
layer
semiconductor device
semiconductor
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JP8315506A
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Hideto Kajiyama
秀人 梶山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡散層と半導体基板との間のリーク電流が抑
制されて特性が優れており且つ微細な半導体装置を高い
歩留りで製造する。 【解決手段】 全面に形成したSiO2 膜42をエッチ
ングして素子分離領域を形成し、露出したSi基板41
上に選択的にSi層44をエピタキシャル成長させて素
子活性領域を形成する。このため、設計したパターン通
りに素子活性領域及び素子分離領域を形成することがで
き、しかも、素子分離領域の幅を狭くしても、SiO2
膜42の膜厚が薄くならなくて、素子分離特性の悪化を
防止できる。また、SiO2 膜42に接する部分のSi
層44に結晶欠陥が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、絶縁膜による
素子分離領域を有する半導体装置の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造に際しては、LOCO
S法による酸化膜で素子分離領域を形成する方法が現在
のところ最も一般的である。このLOCOS法では、図
13に示す様に、Si基板11の表面に膜厚が5〜70
nm程度のパッド用のSiO2膜12を熱酸化で形成
し、膜厚が50〜300nm程度のSiN膜13をCV
D法でSiO2 膜12上に堆積させる。
【0003】その後、SiN膜13上でレジスト(図示
せず)を素子活性領域のパターンに加工し、このレジス
トをマスクにした反応性イオンエッチング等でSiN膜
13をパターニングする。そして、レジストを剥離した
後、SiN膜13を酸化防止用のマスクにした酸化で、
膜厚が200〜600nm程度である素子分離用のSi
2 膜14をSi基板11の表面に形成する。
【0004】この状態から例えばDRAMのメモリセル
を形成する場合は、図14に示す様に、SiN膜13と
SiO2 膜12とを除去し、ゲート酸化膜としてのSi
2膜15を素子活性領域の表面に形成した後、多結晶
Si膜16やポリサイド層でゲート電極を形成する。
【0005】そして、低濃度の拡散層及び高濃度の拡散
層の両方を含むLDD構造のN型の拡散層17a、17
bをP型のSi基板11またはPウェルに形成すると共
に、SiO2 膜18またはSiN膜から成る側壁絶縁膜
を多結晶Si膜16の側面に形成して、トランジスタ2
1を完成させる。
【0006】その後、層間絶縁膜22を全面に形成し、
一方の拡散層17aに達するビット線用のコンタクト孔
23を層間絶縁膜22に開孔した後、ポリサイド層24
等でビット線を形成する。そして、層間絶縁膜25を形
成し、他方の拡散層17bに達する蓄積電極用のコンタ
クト孔26を層間絶縁膜25、22に開孔した後、多結
晶Si膜27で蓄積電極を形成する。
【0007】その後、ONO膜28等でキャパシタ絶縁
膜を形成し、多結晶Si膜31でプレート電極を形成し
て、キャパシタ32を完成させる。そして、多結晶Si
膜31上に層間絶縁膜33を形成し、更に、図示しては
いないが、金属配線や表面保護膜等を形成して、このD
RAMを完成させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
例では、図13(a)に示す様に、SiO2 膜14にバ
ーズビーク14aが発生するので、このバーズビーク1
4aの長さlだけ、設計したパターンよりも素子分離領
域が拡大して素子活性領域が縮小する。このため、設計
したパターン通りに素子活性領域及び素子分離領域を形
成することができなくて、微細な半導体装置を製造する
ことが困難であった。
【0009】また、図13(b)に示す様に、半導体装
置を微細化するために素子分離領域の幅wを狭くする
と、狭い幅wのSiN膜13間からはSi基板11中に
酸素が十分には拡散しない。このため、幅が広い素子分
離領域に比べて、幅wが狭い素子分離領域ではSiO2
膜14の膜厚tが薄くなって、素子分離特性が悪化す
る。従って、このことによっても、上述の従来例では、
微細な半導体装置を製造することが困難であった。
【0010】また、LOCOS法でSiO2 膜14を形
成すると、SiO2 膜14の端部近傍に応力が生じて、
図13(c)に示す様に、SiO2 膜14の端部近傍に
接する部分のSi基板11に結晶欠陥34が生じるおそ
れがある。このため、SiO2 膜14の端部に接触する
拡散層を形成すると、この拡散層とSi基板11との間
で、SiO2 膜14の方向へリーク電流が流れて、上述
の従来例では、特性の優れた半導体装置を製造すること
が困難であった。
【0011】一方、図14に示したDRAMでは、キャ
パシタ32が接続されている拡散層17bがSiO2
14の端部に接触しているので、拡散層17bからSi
基板11へ流れるリーク電流としては、トランジスタ2
1のサブスレッショルド電流を含んでいてゲート電極の
方向へ流れるリーク電流Ia と、拡散層17bの底部か
ら流れるリーク電流Ib との他に、上述の結晶欠陥34
に起因してSiO2 膜14の方向へ流れるリーク電流I
c が存在している。
【0012】このため、結晶欠陥34によってリーク電
流Ic が増加すると、拡散層17bからSi基板11へ
流れるリーク電流の全体も増加して、メモリセルのデー
タ保持特性が劣化する。従って、上述の従来例では、低
電圧での動作が可能であり、リフレッシュサイクルが長
くて消費電力も少ないDRAMを製造することが困難で
あった。
【0013】また、図13、14からも明らかな様に、
SiO2 膜14の表面はSi基板11の表面よりも盛り
上がるので、これらの間に段差が生じてSi基板11上
の平坦性が低かった。このため、上述の従来例では、そ
の後のリソグラフィやエッチング等における工程上の余
裕が少なくて、半導体装置を高い歩留りで製造すること
が困難であった。
【0014】更に、図14に示したDRAMでは、Si
2 膜14のみならずポリサイド層24によってもキャ
パシタ32よりも下層に大きな段差が生じているので、
層間絶縁膜25に対して化学的機械的研磨やエッチバッ
ク等の複雑な平坦化処理を施さなければ、層間絶縁膜2
5よりも上層のキャパシタ32や金属配線等の加工が困
難になる。従って、上述の従来例では、DRAMを低コ
ストで製造することが困難であった。
【0015】しかも、層間絶縁膜22のみならず層間絶
縁膜25も必要であるので、層間絶縁膜22、25全体
の膜厚が厚くて、蓄積電極用のコンタクト孔26や金属
配線用のコンタクト孔(図示せず)が深い。このため、
これらのコンタクト孔26等の開孔が困難であり、これ
らのコンタクト孔26等におけるコンタクト抵抗も高
い。従って、上述の従来例では、低電圧での動作が可能
で消費電力も少ないDRAMを高い歩留りで製造するこ
とが困難であった。
【0016】また、多結晶Si膜16とポリサイド層2
4との間や、ポリサイド層24とキャパシタ32との間
の距離が短く、これらの間の寄生容量が大きい。このた
め、上述の従来例では、ビット線に雑音が生じにくくて
信頼性が高く動作も高速なDRAMを製造することが困
難であった。
【0017】更に、メモリセル面積が縮小されると、コ
ンタクト孔26とポリサイド層24との間の平面的な距
離が短くなって、これらの間の層間絶縁を確保すること
が困難になる。従って、上述の従来例では、微細化なD
RAMを製造することが困難であった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願の発明による半導体
装置の製造方法は、半導体基板上に絶縁膜を形成する工
程と、前記絶縁膜のうちで素子分離領域にすべき部分以
外の部分を除去する工程と、前記除去によって露出した
前記半導体基板上に選択的に半導体層をエピタキシャル
成長させる工程とを具備することを特徴としている。
【0019】本願の発明による半導体装置の製造方法
は、前記半導体層を前記絶縁膜と同じ高さまでエピタキ
シャル成長させることが好ましい。
【0020】本願の発明による半導体装置の製造方法
は、前記半導体基板の表面を酸化することによって前記
絶縁膜を形成することができる。
【0021】本願の発明による半導体装置の製造方法
は、前記半導体基板上に前記絶縁膜を堆積させることが
できる。
【0022】本願の発明による半導体装置の製造方法
は、メモリセルを構成するキャパシタの蓄積電極が接続
される拡散層を前記絶縁膜に接触させて前記半導体層中
に形成することができる。
【0023】本願の発明による半導体装置の製造方法
は、前記半導体基板に溝を形成する工程と、前記溝内に
配線を形成する工程と、前記配線を形成した後に前記絶
縁膜を形成する工程と、前記配線同士の間で且つ素子活
性領域にすべき部分の前記絶縁膜を除去する工程とを具
備することができる。
【0024】本願の発明による半導体装置の製造方法
は、前記素子活性領域における前記半導体層と前記配線
とに跨がるコンタクト孔を形成する工程と、前記コンタ
クト孔を介して前記素子活性領域における前記半導体層
と前記配線とを電気的に接続する工程とを具備すること
ができる。
【0025】本願の発明による半導体装置の製造方法で
は、半導体基板上に形成した絶縁膜を部分的に除去する
ことによって素子分離領域を形成し、絶縁膜の除去で露
出した半導体基板上に選択的に半導体層をエピタキシャ
ル成長させることによって素子活性領域を形成する。
【0026】このため、設計したパターンよりも素子分
離領域が拡大して素子活性領域が縮小することがなく
て、設計したパターン通りに素子活性領域及び素子分離
領域を形成することができる。しかも、素子分離領域の
幅を狭くしても、この素子分離領域における絶縁膜の膜
厚が薄くならなくて、素子分離特性の悪化を防止するこ
とができる。
【0027】また、素子分離領域を形成しても応力が生
じなくて、素子分離領域に接する部分の素子活性領域に
結晶欠陥が生じない。また、素子活性領域の半導体層を
素子分離領域の絶縁膜と同じ高さまでエピタキシャル成
長させれば、素子活性領域と素子分離領域との間に段差
を生じない様にして半導体基板上を平坦にすることがで
きる。
【0028】一方、半導体基板に形成した溝内に配線を
形成してから絶縁膜を形成すれば、少なくともこの配線
の分だけ半導体基板上の段差を軽減することができるの
で、層間絶縁膜に対する平坦化処理を簡略化することが
できる。しかも、この配線を絶縁するための層間絶縁膜
を半導体基板上に形成する必要がないので、層間絶縁膜
全体の膜厚が薄くてコンタクト孔が浅く、コンタクト孔
の開孔が容易で、コンタクト抵抗も低い。
【0029】また、半導体基板の溝内の配線と半導体基
板上の他の配線等との間に素子活性領域の半導体層及び
素子分離領域の絶縁膜が介在している分だけこれらの間
の距離が長いので、これらの間の寄生容量が小さく、し
かも、半導体基板の溝内の配線は半導体基板によって半
導体基板上の他の配線等から遮蔽されている。更に、半
導体基板の溝内の配線と半導体基板上のコンタクト孔と
の間には絶縁のための平面的な距離を確保する必要がな
い。
【0030】また、素子活性領域における半導体層と半
導体基板の溝内の配線とに跨がるコンタクト孔を介して
これらの半導体層と配線とを電気的に接続すれば、単一
のコンタクト孔のみでこれらの半導体層と配線とを電気
的に容易に接続することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、DRAMの製造に適用した
本願の発明の第1及び第2実施形態を、図1〜12を参
照しながら説明する。図1、2が、第1実施形態を示し
ている。この第1実施形態では、図1(a)に示す様
に、Si基板41の表面に膜厚が100〜700nm程
度のSiO2 膜42を熱酸化法で形成する。
【0032】但し、SiO2 膜42の代わりに、このS
iO2 膜42と同じ膜厚のSiO2膜やSiN膜等の絶
縁膜をCVD法で堆積させてもよい。その後、SiO2
膜42上にレジスト43を塗布し、このレジスト43を
素子分離領域のパターンに加工する。
【0033】次に、図1(b)に示す様に、レジスト4
3をマスクにしてSiO2 膜42にRIEを施した後、
レジスト43を剥離する。そして、図1(c)に示す様
に、SiO2 膜42が除去されて露出しているSi基板
41上にのみ選択的に、SiO2 膜42と同程度の高さ
まで単結晶のSi層44をエピタキシャル成長させて、
素子活性領域を形成する。
【0034】次に、NMOSトランジスタを形成すべき
領域にはP型の不純物をイオン注入し、PMOSトラン
ジスタを形成すべき領域にはN型の不純物をイオン注入
して、図1(d)に示す様に、Si基板41の表面近傍
にチャネルストップ層45を形成する。但し、高電界が
印加されない領域には、チャネルストップ層45を必ず
しも形成する必要がない。
【0035】また、図示してはいないが、Si層44の
表面近傍の不純物濃度を調整するためのイオン注入や、
NMOSトランジスタを形成すべき領域及びPMOSト
ランジスタを形成すべき領域に夫々Pウェル及びNウェ
ルを形成するためのイオン注入を行う。
【0036】次に、図1(e)に示す様に、ゲート酸化
膜として、Si層44の表面に膜厚が5〜30nm程度
のSiO2 膜46を熱酸化法で形成する。そして、膜厚
が50〜400nm程度の多結晶Si膜47またはポリ
サイド層でゲート電極を形成する。
【0037】次に、図2(a)に示す様に、低濃度の拡
散層及び高濃度の拡散層の両方を含むLDD構造の拡散
層48a、48bをSi層44に形成すると共に、Si
2膜51またはSiN膜から成る側壁絶縁膜を多結晶
Si膜47の側面に形成して、トランジスタ52を完成
させる。
【0038】次に、図2(b)に示す様に、層間絶縁膜
53を全面に形成し、一方の拡散層48aに達するビッ
ト線用のコンタクト孔54を層間絶縁膜53に開孔した
後、ポリサイド層55や多結晶Si膜等でビット線を形
成する。そして、層間絶縁膜56を形成し、他方の拡散
層48bに達する蓄積電極用のコンタクト孔57を層間
絶縁膜56、53に開孔した後、多結晶Si膜58で蓄
積電極を形成する。
【0039】その後、ONO膜61等でキャパシタ絶縁
膜を形成し、多結晶Si膜62でプレート電極を形成し
て、キャパシタ63を完成させる。そして、図示しては
いないが、多結晶Si膜62上に層間絶縁膜や金属配線
や表面保護膜等を形成して、このDRAMを完成させ
る。
【0040】以上の様な第1実施形態では、SiO2
42をエッチングして素子分離領域を形成し、その後に
エピタキシャル成長させたSi層44で素子活性領域を
形成しているので、SiO2 膜42に接する部分のSi
層44に結晶欠陥が生じない。このため、図2(c)に
示す様に、キャパシタ63が接続されている拡散層48
bからSi層44へ流れるリーク電流として、SiO2
膜42の方向へ流れるリーク電流Ic が存在しない。
【0041】従って、メモリセルのデータ保持特性が高
く、低電圧での動作が可能であり、リフレッシュサイク
ルが長くて消費電力も少ない。更に、拡散層48bから
Si層44へ流れるリーク電流を低減させる効果が大き
ければ、電源をオフにしてもデータを保持することがで
きる不揮発性半導体記憶装置が製造されて、データ保持
用の電源を不要にすることができる。
【0042】図3〜12が、第2実施形態を示してい
る。この第2実施形態では、図3(a)に示す様に、P
型かまたはPウェルを形成したSi基板71上にレジス
ト(図示せず)を塗布し、列方向に延びる縞状のパター
ンにレジストを加工し、このレジストをマスクにしてR
IE等の異方性エッチングをSi基板71に施して、幅
が0.1〜1.0μm程度の溝72をSi基板71に形
成する。
【0043】次に、図3(b)に示す様に、溝72の内
面を含むSi基板71の表面に、膜厚が10〜100n
m程度のSiO2 膜73を熱酸化法またはCVD法で形
成する。但し、SiO2 膜73の代わりにSiN膜を形
成してもよい。
【0044】次に、図3(c)に示す様に、W膜74を
CVD法で堆積させ、RIE等の異方性エッチングをW
膜74の全面に施して溝72内にのみW膜74を残し
て、このW膜74でビット線を形成する。但し、不純物
を添加した多結晶Si膜やポリサイド層等の導電膜をW
膜74の代わりに形成してもよい。
【0045】次に、図4(a)に示す様に、膜厚が50
〜500nm程度のSiO2 膜75をCVD法で堆積さ
せる。そして、図4(b)に示す様に、SiO2 膜75
上にレジスト(図示せず)を塗布し、W膜74同士の間
で且つ素子活性領域にすべき部分に開口を有するパター
ンにレジストを加工し、このレジストをマスクにしたR
IE等の異方性エッチングでSiO2 膜75、73を除
去する。
【0046】次に、図5(a)に示す様に、SiO2
75、73が除去されて露出しているSi基板71上に
のみ選択的に、SiO2 膜75と同じ高さかまたはそれ
よりも低い高さまで単結晶のSi層76をエピタキシャ
ル成長させて、素子活性領域を形成する。
【0047】次に、図5(b)に示す様に、ゲート酸化
膜としてのSiO2 膜77をSi層76の表面に形成
し、膜厚が50〜400nm程度のポリサイド層78等
でゲート電極を形成する。そして、低濃度の拡散層及び
高濃度の拡散層の両方を含むLDD構造のN型の拡散層
81a、81bをSi層76に形成すると共に、SiO
2 膜82またはSiN膜から成る側壁絶縁膜をポリサイ
ド層78の側面に形成して、トランジスタ83を完成さ
せる。
【0048】次に、図6に示す様に、膜厚が100〜9
00nm程度のSiO2 膜等である層間絶縁膜84をC
VD法で堆積させ、化学的機械的研磨やエッチバック等
で層間絶縁膜84の表面を平坦化する。そして、層間絶
縁膜84上にレジスト85を塗布し、Si層76に形成
した一方の拡散層81aとW膜74とに跨がる開口85
aを有するパターンにレジスト85を加工する。
【0049】次に、図7に示す様に、レジスト85をマ
スクにしてRIE等の異方性エッチングを層間絶縁膜8
4及びSiO2 膜75、73に施して、拡散層81aと
W膜74との両方に達するビット線用のコンタクト孔8
6を開孔する。そして、図8に示す様に、膜厚が10〜
300nm程度のSiO2 膜87またはSiN膜を堆積
させ、RIE等の異方性エッチングをSiO2 膜87の
全面に施して、このSiO2 膜87から成る側壁絶縁膜
をコンタクト孔86の内側面に形成する。
【0050】次に、図9に示す様に、W膜88等の導電
膜をCVD法で堆積させ、RIE等の異方性エッチング
をW膜88の全面に施してコンタクト孔86内にのみW
膜88を残す。この結果、W膜88でプラグが形成され
て、拡散層81aとW膜74とがW膜88で電気的に接
続される。
【0051】次に、図10に示す様に、膜厚が10〜5
00nm程度のSiO2 膜等である層間絶縁膜91をC
VD法で堆積させる。そして、図11に示す様に、他方
の拡散層81bに達する蓄積電極用のコンタクト孔92
を層間絶縁膜91、84に開孔した後、多結晶Si膜9
3で蓄積電極を形成する。
【0052】その後、ONO膜94等でキャパシタ絶縁
膜を形成し、多結晶Si膜95でプレート電極を形成し
て、キャパシタ96を完成させする。そして、多結晶S
i膜95上に層間絶縁膜97を形成し、更に、図示して
はいないが、金属配線や表面保護膜等を形成して、この
DRAMを完成させる。なお、図12では、キャパシタ
96の図示が省略されている。
【0053】以上の様な第2実施形態では、図11から
明らかな様に、素子分離領域におけるSiO2 膜75と
素子活性領域におけるSi層76との間に段差が存在し
ていないので、キャパシタ96下の層間絶縁膜91を平
坦化し易い。また、この層間絶縁膜91を薄くすること
ができるので、層間絶縁膜91を形成した後に開孔する
コンタクト孔92が浅くて加工が容易である。
【0054】なお、以上の第1及び第2実施形態はDR
AMの製造に本願の発明を適用したものであるが、DR
AM以外の半導体装置の製造にも本願の発明を適用する
ことができる。例えば、図3〜12に示した第2実施形
態では、Si基板71の溝72内のW膜74をDRAM
のビット線にしているが、このW膜74をビット線以外
の配線とする半導体装置の製造にも本願の発明を適用す
ることができる。
【0055】
【発明の効果】本願の発明による半導体装置の製造方法
では、設計したパターン通りに素子活性領域及び素子分
離領域を形成することができ、しかも、素子分離領域の
幅を狭くしても素子分離特性の悪化を防止することがで
きるので、微細な半導体装置を製造することができる。
【0056】また、素子分離領域に接する部分の素子活
性領域に結晶欠陥が生じないので、素子分離領域に接触
する拡散層と半導体基板との間のリーク電流を抑制する
ことができて、特性の優れた半導体装置を製造すること
ができる。
【0057】特に、メモリセルを構成するキャパシタの
蓄積電極が接続される拡散層を素子分離領域に接触させ
て形成しても、この拡散層と半導体基板との間のリーク
電流を抑制することができて、メモリセルのデータ保持
特性を高めることができる。このため、低電圧での動作
が可能であり、リフレッシュサイクルが長くて消費電力
も少ない半導体装置を製造することができる。
【0058】また、素子活性領域と素子分離領域との間
に段差を生じない様にして半導体基板上を平坦にするこ
とができるので、その後のリソグラフィやエッチング等
における工程上の余裕が大きくて、半導体装置を高い歩
留りで製造することができる。
【0059】一方、半導体基板に形成した溝内に配線を
形成してから絶縁膜を形成すれば、層間絶縁膜に対する
平坦化処理を簡略化することができるので、半導体装置
を低コストで製造することができる。しかも、コンタク
ト孔の開孔が容易であり、コンタクト抵抗も低いので、
低電圧での動作が可能で消費電力も少ない半導体装置を
高い歩留りで製造することができる。
【0060】また、半導体基板の溝内の配線と半導体基
板上の他の配線等との間の寄生容量が小さく、しかも、
半導体基板の溝内の配線は半導体基板によって半導体基
板上の他の配線等から遮蔽されているので、配線に雑音
が生じにくくて信頼性が高く動作も高速な半導体装置を
製造することができる。更に、半導体基板の溝内の配線
と半導体基板上のコンタクト孔との間には絶縁のための
平面的な距離を確保する必要がないので、微細な半導体
装置を製造することができる。
【0061】また、素子活性領域における半導体層と半
導体基板の溝内の配線とに跨がるコンタクト孔を介して
これらの半導体層と配線とを電気的に接続すれば、単一
のコンタクト孔のみでこれらの半導体層と配線とを電気
的に容易に接続することができるので、微細な半導体装
置を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第1実施形態の前半の工程を順次
に示す側断面図である。
【図2】(a)(b)は第1実施形態の後半の工程を順
次に示す側断面図であり、(c)は(b)中の要部の拡
大側断面図である。
【図3】本願の発明の第2実施形態の最初の工程を順次
に示しており、左側及び右側の図面は図12の夫々X−
X線及びY−Y線に沿う位置における側断面図である。
【図4】図3に続く工程を順次に示しており、左側及び
右側の図面は図12の夫々X−X線及びY−Y線に沿う
位置における側断面図である。
【図5】図4に続く工程を順次に示しており、左側及び
右側の図面は図12の夫々X−X線及びY−Y線に沿う
位置における側断面図である。
【図6】図5に続く工程を示しており、左側及び右側の
図面は図12の夫々X−X線及びY−Y線に沿う位置に
おける側断面図である。
【図7】図6に続く工程を示しており、左側及び右側の
図面は図12の夫々X−X線及びY−Y線に沿う位置に
おける側断面図である。
【図8】図7に続く工程を示しており、左側及び右側の
図面は図12の夫々X−X線及びY−Y線に沿う位置に
おける側断面図である。
【図9】図8に続く工程を示しており、左側及び右側の
図面は図12の夫々X−X線及びY−Y線に沿う位置に
おける側断面図である。
【図10】図9に続く工程を示しており、左側及び右側
の図面は図12の夫々X−X線及びY−Y線に沿う位置
における側断面図である。
【図11】図10に続く工程を示しており、左側及び右
側の図面は図12の夫々X−X線及びY−Y線に沿う位
置における側断面図である。
【図12】第2実施形態で製造したDRAMの平面図で
ある。
【図13】本願の発明の一従来例の課題を説明するため
の側断面図である。
【図14】一従来例で製造したDRAMの課題を説明す
るための側断面図である。
【符号の説明】
41 Si基板(半導体基板) 42 SiO2
膜(絶縁膜) 44 Si層(半導体層) 48a 拡散層 58 多結晶Si膜(蓄積電極) 63 キャパシ
タ 71 Si基板(半導体基板) 72 溝 74 W膜(配線) 75 SiO2
膜(絶縁膜) 76 Si層(半導体層) 81a 拡散層 86 コンタクト孔 93 多結晶S
i膜(蓄積電極) 96 キャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
    と、 前記絶縁膜のうちで素子分離領域にすべき部分以外の部
    分を除去する工程と、 前記除去によって露出した前記半導体基板上に選択的に
    半導体層をエピタキシャル成長させる工程とを具備する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記半導体層を前記絶縁膜と同じ高さま
    でエピタキシャル成長させることを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板の表面を酸化することに
    よって前記絶縁膜を形成することを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板上に前記絶縁膜を堆積さ
    せることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 メモリセルを構成するキャパシタの蓄積
    電極が接続される拡散層を前記絶縁膜に接触させて前記
    半導体層中に形成することを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板に溝を形成する工程と、 前記溝内に配線を形成する工程と、 前記配線を形成した後に前記絶縁膜を形成する工程と、 前記配線同士の間で且つ素子活性領域にすべき部分の前
    記絶縁膜を除去する工程とを具備することを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記素子活性領域における前記半導体層
    と前記配線とに跨がるコンタクト孔を形成する工程と、 前記コンタクト孔を介して前記素子活性領域における前
    記半導体層と前記配線とを電気的に接続する工程とを具
    備することを特徴とする請求項6記載の半導体装置の製
    造方法。
JP8315506A 1996-05-16 1996-11-12 半導体装置の製造方法 Pending JPH1032318A (ja)

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