JPH10323147A - リールシート及びそれを装着した釣り竿 - Google Patents

リールシート及びそれを装着した釣り竿

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JPH10323147A
JPH10323147A JP13529997A JP13529997A JPH10323147A JP H10323147 A JPH10323147 A JP H10323147A JP 13529997 A JP13529997 A JP 13529997A JP 13529997 A JP13529997 A JP 13529997A JP H10323147 A JPH10323147 A JP H10323147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナット式のリールシートにおいて、雄ネジ部
に異物が付着しないようにする。 【解決手段】 リールシート1は、ベイトリール2を取
り付けるために釣り竿4に設けられるものであって、シ
ート本体10と、移動シート部11と、ナット部12と
を備えている。シート本体10は、筒状の大径部15
と、大径部の先端に一体で形成され大径部より小径の小
径部16と、大径部に形成され取付足3の他側を係止す
る第1係止部20と、小径部16の先端に固定された雄
ネジ部31とを有している。移動シート部11は、第1
係止部20と対向して配置され取付足3の他側を係止す
るための第2係止部35を有し、雄ネジ部と第1係止部
20との間で小径部に軸方向摺動自在に支持されてい
る。ナット部12は、雄ネジ部に螺合する雌ネジ部48
を有し、移動シート部に連結されて移動シート部ととも
に軸方向に移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り用リールを取
り付けるために釣り竿に設けられるナット式のリールシ
ート及びそれを装着した釣り竿に関する。
【0002】
【従来の技術】釣り竿には、スピニングリール、両軸受
リール、片軸受リール等の釣り用リールを取り付けるた
めのナット式のリールシートが設けられているものがあ
る。ナット式のリールシートには、一般に、釣り用リー
ルのリール取付足の一側を係止する第1係止部と、雄ネ
ジ部と、移動シート部と、ナット部とを備えている。雄
ネジ部は、第1係止部と間隔を隔てて配置されている。
移動シート部は、リール取付足の他側を係止する第2係
止部を有し、釣り竿の竿本体に対して軸方向に移動可能
である。この第2係止部は第1係止部と対向して配置さ
れており、通常、筒状の移動シート部の端面にナット部
側に向かって形成されている。ナット部は、移動シート
部と連結されており、雄ネジ部に螺合して移動シート部
を前後に移動させる。この種のリールシートには、第1
係止部と雄ネジ部とを、竿本体と別体で設けられたシー
ト本体に形成したものと、竿本体に一体で形成したもの
とがある。
【0003】前者のリールシートでは、シート本体が大
径部と大径部の端部から延びる小径部とを有し、第1係
止部が大径部に、雄ネジ部が小径部に大径部に近接して
それぞれ形成されている。この雄ネジ部の外径は小径部
の外径と同一である。また、後者のリールシートでは、
雄ネジ部は、第1係止部と間隔を隔てて竿本体に形成さ
れ、その外径は竿本体の外径と同一である。
【0004】これらのリールシートでは、釣り用リール
を取り付ける際には、釣り用リールの取付足の一側を第
1係止部に係止した状態でナット部を締めて移動シート
部の第2係止部を第1係止部に接近させる。そして、第
2係止部で取付足の他側を係止しかつ両係止部で取付足
を挟持することで釣り用リールを釣り竿に固定してい
る。逆にリールを取り外す際には、ナット部を緩めて第
1係止部から第2係止部を離反させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
いずれのナット式のリールシートとも、雄ネジ部が竿本
体やシート本体の小径部と同径のため、移動シート部が
雄ネジ部の外周側を移動可能である。しかも、移動シー
ト部の端面に第2係止部が設けられているので、移動シ
ート部が小径部や竿本体の外周側に配置されたとき、小
径部や竿本体の外周面と移動シート部の内周面との間に
隙間が生じやすい。小径部や竿本体と移動シート部との
間に隙間が生じると、その隙間から砂等の異物が入って
雄ネジ部に付着しやすい。この雄ネジ部に異物が付着し
たまま放置しておくと、雄ネジ部にナット部が螺合しに
くくなり、リールを釣り竿に確実に装着できなくなる。
【0006】本発明の課題は、雄ネジ部に異物を付着し
にくくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係るリールシー
トは、釣り用リールを取り付けるために釣り竿に設けら
れるものであって、第1係止部と、雄ネジ部と、移動シ
ート部と、ナット部とを備えている。第1係止部は、釣
り竿の竿本体に形成され釣り用リールの取付足の一側を
係止するためのものである。雄ネジ部は、第1係止部と
間隔を隔てて竿本体の外周部に固定され竿本体より大径
のものである。移動シート部は、第1係止部と対向して
配置され取付足の他側を係止するための第2係止部を有
し、雄ネジ部の外径より内径が小さく雄ネジ部と第1係
止部との間で軸方向に摺動自在に竿本体に支持されたも
のである。ナット部は、移動シート部と間隔を隔てて配
置され雄ネジ部に螺合して移動シート部を移動させる雌
ネジ部を有し、移動シート部に連結されて移動シート部
とともに前記軸方向に移動可能でありかつ移動シート部
に対して相対回転可能である。
【0008】このリールシートでは、リールを取り付け
る際には、ナット部を締めて雌ネジ部を雄ネジ部に螺合
させ移動シート部の第2係止部を第1係止部に接近させ
て、リールの取付足の両側を2つの係止部で挟持する。
また、リールを取り外す際には、ナット部を緩めて第2
係止部を第1係止部から離反させる。このリール着脱時
に、移動シート部は第1係止部と雄ネジ部との間でのみ
移動するだけなので、ナット部を緩めても、雄ネジ部は
ナット部によりカバーされる。このため、雄ネジ部が外
部に露出することがない。しかも、移動シート部は第1
係止部と雄ネジ部との間で雄ネジ部より外径が小さい竿
本体に摺動自在に支持されているので、移動シート部と
竿本体との隙間がほとんどなくなる。このため、砂等の
異物が移動シート部と竿本体との間から外部に露出して
ない雄ネジ部に侵入しにくくなり、雄ネジ部に異物が付
着しにくくなる。
【0009】発明2に係るリールシートは、釣り用リー
ルを取り付けるために釣り竿に設けられるリールシート
であって、シート本体と、移動シート部と、ナット部と
を備えている。シート本体は、筒状の大径部と、大径部
より小径の筒状の小径部と、大径部に形成され釣り用リ
ールの取付足の一側を係止するための第1係止部と、小
径部の外周に固定され小径部より大径の雄ネジ部とを有
し、内部を釣り竿が貫通するものである。移動シート部
は、第1係止部と対向して配置され取付足の他側を係止
するための第2係止部を有し、雄ネジ部の外径より内径
が小さく雄ネジ部と第1係止部との間で軸方向に摺動自
在に小径部に支持されている。ナット部は、移動シート
部と間隔を隔てて配置され雄ネジ部に螺合して移動シー
ト部を移動させる雌ネジ部を有し、移動シート部に連結
されて移動シート部とともに軸方向に移動可能でありか
つ移動シート部に対して相対回転可能なものである。
【0010】このリールシートでは、リールを取り付け
る際には、ナット部を締めて雄ネジ部に螺合させ移動シ
ート部の第2係止部を第1係止部に接近させて、リール
の取付足の両側を2つの係止部で挟持する。また、リー
ルを取り外す際には、ナット部を緩めて第2係止部を第
1係止部から離反させる。このとき、発明1と同様に移
動シート部が第1係止部と雄ネジ部との間でのみ移動す
るだけなので、ナット部を緩めても、雄ネジ部はナット
部によりカバーされる。このため、雄ネジ部が外部に露
出することがない。しかも、移動シート部は第1係止部
と雄ネジ部との間で雄ネジ部より外径が小さい小径部に
摺動自在に支持されているので、移動シート部と小径部
との隙間がほとんどなくなる。このため、砂等の異物が
移動シート部と小径部との間から外部に露出してない雄
ネジ部に侵入しにくくなり、雄ネジ部に異物が付着しに
くくなる。
【0011】発明3に係るリールシートは、発明1又は
2に記載のシートにおいて、竿本体又はシート本体の第
1係止部が形成された部分と逆側の外周面に形成され釣
り用リールを握る手の指を係止するためのトリガーハン
ドルをさらに備えている。この場合には、リールととも
に釣り竿を握ったときに釣り竿が回転しにくくなり、リ
ールをサミングしてキャスティングする際に釣り竿を振
りやすく力も入れやすい。
【0012】発明4に係るリールシートでは、発明1か
ら3のいずれかに記載のシートにおいて、移動シート部
は、竿本体又はシート本体に回転不能に係止されてい
る。この場合には、ナット部を回しても移動シート部の
第2係止部が竿本体又はシート本体に対して回転しない
ので、リールの装着が容易になる。発明5に係るリール
シートは、発明1から4のいずれかに記載のシートにお
いて、移動シート部は、第2係止部と逆側の外周面で第
1係止部側に延びるカバー部を有する。この場合には、
カバー部が第2係止部と第1係止部との間をカバーする
ので、リールシート部分で釣り竿を握ったときに段差等
がなくなり、釣り竿を握りやすくなる。
【0013】発明6に係るリールシートは、発明1から
5のいずれかに記載のシートにおいて、雄ネジ部は、移
動シート部が竿本体又はシート本体に装着された後に、
第1係止部との間で移動シート部を挟んだ状態で竿本体
又はシート本体に固定される。この場合には、雄ネジ部
の外径より内径が小さい移動シート部を装着した後に雄
ネジ部を固定したので、移動シート部が雄ネジ部を越え
て移動できない構成を簡単な構成で実現できる。
【0014】発明7に係る釣り竿は、竿本体と、発明1
から6のいずれかに記載のリールシートとを備えてい
る。この場合には、発明1と同様にリールシート部分で
雄ネジ部が露出しなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形
態によるリールシート1は、両軸受リールであるベイト
リール2の取付足3を係止してベイトリール2を釣り竿
4の竿本体5に装着するものである。竿本体5は先細り
筒状の部材であり、リール2取付部分にリールシート1
が装着されている。リールシート1は、竿本体5の外周
に装着され固定されたシート本体10と、シート本体1
0に軸方向に移動自在に装着された移動シート部11
と、移動シート部11に連結されたナット部12とを有
している。
【0016】シート本体10は、図2〜図4に示すよう
に、内部に釣り竿4が貫通する貫通孔13が形成された
合成樹脂を成形して得られた変形筒状の大径部15と、
大径部15より小径の筒状の長さが長い小径部16と、
大径部15に形成されリール2の取付足3の一側を係止
するための第1係止部20と、小径部16の先端外周に
固定され小径部16より大径の雄ネジ部31とを有して
いる。
【0017】第1係止部20は取付足3のたとえば後側
を係止するためのものであり、大径部15の上部に設け
られている。第1係止部20は、大径部15に取付足3
の後部を挿入可能な底面が平坦な洞窟状の穴から構成さ
れている。大径部15の第1係止部20の形成部分の径
方向の反対側(大径部15の図2下部)には釣り竿4と
ともにリール2を握る手の指を係止するためのトリガー
ハンドル21が径方向に突出して設けられている。トリ
ガーハンドル21は、大径部15から図2前下方に湾曲
して延びている。大径部15の後方には、コルク製の竿
尻グリップ17が竿本体5の外周に嵌め込まれている。
【0018】雄ネジ部31は小径部16の先端に固定さ
れている。小径部16は、ほぼパイプ状の部材であり、
その下面中央部には軸方向に延びる矩形の回り止め突起
25が形成されている。雄ネジ部31は、外周に雄ネジ
が形成された筒状の部材であり、その外径は移動シート
部11の内径より大きい。このため、雄ネジ部31を固
定すると移動シート部11を雄ネジ部31と大径部15
との間に装着できない。したがって、雄ネジ部31は、
移動シート部31を小径部16に装着したのち小径部1
6の先端にたとえば接着等の固着手段により固定され
る。
【0019】移動シート部11は、第1係止部20と対
向して配置され取付足3の他側を係止するための第2係
止部35を有し、雄ネジ部31と第1係止部20との間
で軸方向に摺動自在に小径部16に支持されている。移
動シート部11は、内径が小径部16の外径と実質的に
同径でわずかに大きく、外径が大径部15に向かって徐
々に径が小さくくなる筒状の部材であり、小径部16の
外側を軸方向に摺動自在である。第2係止部35は、取
付足3のたとえば前側を係止するためのものであり、移
動シート部11の図2上部に形成されている。第2係止
部35も、第1係止部20と同様に底面が平坦な洞窟状
の穴で構成されている。移動シート部11の図2下部に
は、大径部15側に延びて小径部16を覆うカバー部3
6が形成されている。
【0020】このカバー部36は、内周面がシート本体
10の小径部16に実質的に接触しており、竿尻側に行
くつ連れて外径が徐々に小さくくなっている。しかも、
図3に示すように、図3左右の外径が細くなる割合より
上下の外径が細くなる割合の方大きく、左右の外径が上
下の外径より大きい幅広偏平断面となっている。この幅
広断面で外径が細くなったカバー部36により、リール
2とともに釣り竿4をカバー部36で握ったときに小径
部16だけの場合より力を入れやすくなる。また、カバ
ー部36には装飾用のカバー37が嵌め込まれている。
ここでは、移動シート部11にカバー部36を設けリー
ルの取付足3の中間部に対して移動シート部11をシー
ト本体側10外周に接触して移動可能としてリールシー
ト1を細く形成しているので、リールシート1が軽量に
なり、かつキャスティング時には風切り音が少なくな
る。
【0021】さらにカバー部36を含む移動シート部1
1の内周部には、小径部16の回り止め突起25に係合
する凹溝32が軸方向の全長にわたり形成されている。
これにより、移動シート部11は、シート本体10の小
径部16に軸方向摺動自在かつ回転不能に支持される。
また、移動シート部11の前部には、図2に示すよう
に、他の部分より小径な連結部38が形成されている。
連結部38は、ナット部12を回転可能かつ移動不能に
連結するために形成されている。連結部38の先端に
は、連結部38より僅かに大径な係止用の環状突起39
が形成されている。
【0022】ナット部12は、移動シート部11と間隔
を隔てて配置され雄ネジ部31に螺合して移動シート部
11を移動させる雌ネジ部48を有し、移動シート部1
1に連結されて移動シート部11とともに軸方向に移動
可能でありかつ移動シート部11に対して相対回転可能
なものである。また、ナット部12は、段階的に縮径す
る概ね筒状のナット部本体40と、ナット部本体40の
外周側に回転不能に固定される竿先グリップ46とを有
している。
【0023】ナット部本体40は、移動シート部11の
連結部38に回転可能にかつ軸方向にほぼ移動不能に連
結される大径の連結筒部41と、連結筒部41の先端に
それより小径に形成されたネジ筒部42と、ネジ筒部4
2の先端にそれより小径に形成されたキャップ支持部4
3とを有している。連結筒部41の内周面には、環状突
起39に係合する環状凹部45が形成されている。この
連結筒部41に連結部38が圧入されることで、ナット
部12は移動シート部11に対して相対回転自在に連結
され、かつ移動シート部11を一体で軸方向に移動させ
る。また、連結筒部41の外周面には竿先グリップ46
の後端部分の肉厚分の段差が形成され、そこに竿先グリ
ップ46が固定される。また連結筒部41の外周面に
は、竿先グリップ46を回転不能に係止するための係止
溝41aが周方向に間隔を隔てて4か所形成されてい
る。このネジ筒部42の内周面に雌ネジ部48が形成さ
れている。
【0024】竿先グリップ46は、先細り湾曲筒状のグ
リップ本体46aと、グリップ本体46aの先端に嵌め
込まれるキャップ46bとを有している。グリップ本体
46aの後端内周面には、係止溝41aに係止される係
止突起49が形成されている。キャップ46bは、ナッ
ト部本体40のキャップ支持部43に嵌め込まれ接着固
定される。
【0025】次にリールの装着方法について説明する。
まず、ナット部12を緩めてシート本体10との螺合を
解除し、ナット部12をシート本体10の穂先側に配置
する。そしてリールの取付足3の後側を第1係止部20
に挿入する。続いて、ナット部12を右回りに回して雌
ネジ部48を雄ネジ部31に螺合させる。これにより移
動シート部11がシート本体10の小径部16の外側を
竿尻側に移動する。このとき移動シート部11は、凹溝
32と回り止め突起25とにより回転不能なため、回転
せずに軸方向にのみ移動する。そして、取付足3を2つ
の係止部20,35で固く挟持するとナット部12の回
転を止める。このとき、移動シート部11に形成された
偏平で滑らかなカバー部36が小径部16をカバーす
る。このため、リールシート形成部分で釣り竿を力を入
れて握りやすくなる。また、雄ネジ部31の外径は、移
動シート部11の内径より大きいので、移動シート部1
1は雄ネジ部31より竿先側に移動できなくなり、雄ネ
ジ部31と第1係止部20との間でのみ移動する。この
ため、雄ネジ部31は常にナット部12内に収納され外
部に露出しない。しかも、移動シート部11が小径部1
6に摺動自在に支持されているので、移動シート部11
の内周面と小径部16の外周面との間の隙間が殆どなく
なり、ナット部12内に収納された雄ネジ部31に異物
が付着しにくくなる。また、力を入れてリールシート部
分で釣り竿を握っても指や掌が痛くならならず握りごこ
ちがよくなる。
【0026】〔他の実施形態〕 (a) 図5に示すように、シート本体を設けずに第1
係止部20と雄ネジ部31とを釣り竿4の竿本体5に直
接形成してもよい。竿本体5は先細り筒状であり、その
外周面には回り止め突起25が形成されている。また、
雄ネジ部31は竿本体5より大径であり、移動シート部
11を装着したのちに竿本体5に接着等の適宜の固着手
段により固定される。移動シート部11の内周面には、
回り止め突起25に係合する凹溝32が軸方向に沿って
形成されている。またナット部12にはナット部本体を
設けずに、竿先グリップ46の内周部に雌ネジ部48が
直接形成されている。さらに、竿先グリップ46の基端
には、連結部38に係止される環状凹部45が直接形成
されている。
【0027】このような実施形態でも、雄ネジ部31が
常時露出せずかつ竿本体5と移動シート部11との間の
隙間が殆どなくなるので、雄ネジ部31に異物が付着し
にくくなる。 (b) 本発明に使用されるリールは両軸受リールに限
定されるものではなく、スピニングリールや片軸受リー
ル等の取付足を有する釣り用リールであればどのような
リールでもよい。
【0028】(c) 移動シート部に形成されたカバー
部の形状は本実施形態に限定されるものではなく、小径
部の外周側をカバーできるような形状であればどのよう
な形状でもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リール着脱時に、移動シート部は第1係止部と雄ネジ部
との間で移動するだけなので、ナット部を緩めても雄ネ
ジ部は移動シート部の端部と雌ネジ部との間に配置さ
れ、ナット部によりカバーされる。このため、雄ネジ部
が外部に露出することがない。しかも、移動シート部は
第1係止部と雄ネジ部との間で雄ネジ部より外径が小さ
い竿本体に摺動自在に支持されているので、移動シート
部と竿本体との隙間がほとんどなくなる。このため、砂
等の異物が移動シート部と竿本体又はシート本体の小径
部との間から外部に露出してない雄ネジ部に侵入しにく
くなり、雄ネジ部に異物が付着しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリールシートの斜視
図。
【図2】その縦断面図。
【図3】図2のIII −III 断面図。
【図4】リールシートの分解斜視図。
【図5】他の実施形態の図2に相当する図。
【符号の説明】
1 リールシート 2 ベイトリール 3 取付足 4 釣り竿 5 竿本体 10 シート本体 11 移動シート部 12 ナット部 15 大径部 16 小径部 20 第1係止部 21 トリガーハンドル 25 回り止め突起 31 雄ネジ部 35 第2係止部 36 カバー部 48 雌ネジ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り用リールを取り付けるために釣り竿に
    設けられるリールシートであって、 前記釣り竿の竿本体に形成され前記釣り用リールの取付
    足の一側を係止するための第1係止部と、 前記第1係止部と間隔を隔てて前記竿本体の外周部に固
    定され前記竿本体より大径の雄ネジ部と、 前記第1係止部と対向して配置され前記取付足の他側を
    係止するための第2係止部を有し、前記雄ネジ部の外径
    より内径が小さく前記雄ネジ部と前記第1係止部との間
    で軸方向に摺動自在に前記竿本体に支持された移動シー
    ト部と、 前記移動シート部と間隔を隔てて配置され前記雄ネジ部
    に螺合して前記移動シート部を移動させる雌ネジ部を有
    し、前記移動シート部に連結されて前記移動シート部と
    ともに前記軸方向に移動可能でありかつ前記移動シート
    部に対して相対回転可能なナット部と、を備えたリール
    シート。
  2. 【請求項2】釣り用リールを取り付けるために釣り竿に
    設けられるリールシートであって、 筒状の大径部と、前記大径部より小径の筒状の小径部
    と、前記大径部に形成され前記釣り用リールの取付足の
    一側を係止するための第1係止部と、前記小径部の外周
    に固定され前記小径部より大径の雄ネジ部とを有し、内
    部を釣り竿が貫通するシート本体と、 前記第1係止部と対向して配置され前記取付足の他側を
    係止するための第2係止部を有し、前記雄ネジ部の外径
    より内径が小さく前記雄ネジ部と第1係止部との間で軸
    方向に摺動自在に前記小径部に支持された移動シート部
    と、 前記移動シート部と間隔を隔てて配置され前記雄ネジ部
    に螺合して前記移動シート部を移動させる雌ネジ部を有
    し、前記移動シート部に連結されて前記移動シート部と
    ともに前記軸方向に移動可能でありかつ前記移動シート
    部に対して相対回転可能なナット部と、を備えたリール
    シート。
  3. 【請求項3】前記竿本体又はシート本体の前記第1係止
    部が形成された部分と径方向の反対側の外周面に径方向
    に突出して形成され、前記釣り用リールを握る手の指を
    係止するためのトリガーハンドルをさらに備えた、請求
    項1又は2に記載のリールシート。
  4. 【請求項4】前記移動シート部は、前記竿本体又はシー
    ト本体に回転不能に係止されている、請求項1から3の
    いずれかに記載のリールシート。
  5. 【請求項5】前記移動シート部は、前記第2係止部と径
    方向の反対側の外周面で前記第1係止部側に延びるカバ
    ー部を有する、請求項1から4のいずれかに記載のリー
    ルシート。
  6. 【請求項6】前記雄ネジ部は、前記移動シート部が前記
    竿本体又はシート本体に装着された後に、前記第1係止
    部との間で前記移動シート部を挟んだ状態で前記竿本体
    又はシート本体に固定される、請求項1から5のいずれ
    かに記載のリールシート。
  7. 【請求項7】竿本体と、 前記竿本体に設けられた請求項1から6のいずれかに記
    載のリールシートと、を備えた釣り竿。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009247223A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Shimano Inc 筒状リールシート及び釣り竿
JP2017063674A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社シマノ リールシート構造

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