JPH10322463A - 網制御装置 - Google Patents

網制御装置

Info

Publication number
JPH10322463A
JPH10322463A JP12680297A JP12680297A JPH10322463A JP H10322463 A JPH10322463 A JP H10322463A JP 12680297 A JP12680297 A JP 12680297A JP 12680297 A JP12680297 A JP 12680297A JP H10322463 A JPH10322463 A JP H10322463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
loop
current
line
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12680297A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Igushi
直樹 伊串
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP12680297A priority Critical patent/JPH10322463A/ja
Priority to EP19980303788 priority patent/EP0878944B1/en
Priority to DE69832555T priority patent/DE69832555T2/de
Publication of JPH10322463A publication Critical patent/JPH10322463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/22Arrangements for supervision, monitoring or testing
    • H04M3/2272Subscriber line supervision circuits, e.g. call detection circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 網制御装置の大型化や部品数の増加を招くこ
となく、また、その製造コストの増加を招くこともなく
構成される網制御装置を提供することである。 【解決手段】 電話交換機5と通信端末機器6との間に
設けられる網制御装置1を、前記電話交換機5からの回
線電流に前記通信端末機器6の音声信号を示す交流成分
を重畳すると共に、回線電流に重畳された交流成分を抽
出して前記通信端末機器6に出力する回線トランス4
と、前記電話交換機5に対してダイヤルパルス信号を送
出するDP送出回路2と、前記DP送出回路2に設けら
れ、前記回線電流の直流ループLa →D1→d1→d3
→PH3→Q1→R5→d4→d2→D2→Lb を形成
することにより前記電話交換機5と通信端末機器6とを
通信可能な状態にする直流ループ回路とによって構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電話交換機とファ
クシミリ装置や電話機等の通信機器とを接続するための
網制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話交換機から引き出されている電話回
線とファクシミリ等の通信機器とは、一般にネットワー
クコントロールユニット(NCU)と呼ばれる網制御装
置により接続されている。そして、電話交換機による各
通信機器が通信状態にあることの検出は、網制御装置の
動作を介して行われる。また、電話回線から各通信機器
への音声等の信号の送信についても、網制御装置を介し
て行われる。
【0003】この網制御装置の従来例は、図3に示すよ
うな回路の構成であり、その動作の概略は以下の通りで
ある。通信機器31が通信中にない状態においては、リ
レー回路CR3、CR4は、各々にB3、B4側に接続
されており、電話交換機5より電話回線を介して伝送さ
れる直流成分に対して電話交換機5へ戻るループ回路
(以下、「直流ループ回路」とよぶ)が形成されていな
いことにより、電話交換機5は通信機器31が通信中に
ないことを判別する。一方、通信機器31が着信する
と、リレー回路CR3、CR4は、各々にM3、M4側
に接続され、La →D3→O3→M3→P3→P4→M
4→O4→D4→Lb のように、回線トランス33を一
部に含む直流ループ回路が形成されることにより、電話
交換機5は通信機器31が着信したことや通信中にある
ことを、直流ループ回路の形成に基づいて検出する。そ
して、通信機器31が着信し、直流成分が直流ループ回
路を導通すると、ダイヤルパルス(DP)送出回路32
より通信機器31の認証を表すダイヤルパルスが電話交
換機5へと送信され、電話交換機5は、このダイヤルパ
ルスにより通信機器31を他の通信機器と識別するよう
になっている。
【0004】また、通信機器31の通信時においては、
交流成分からなる音声等の信号は、リレー回路CR3、
CR4が、各々にM3、M4側に接続されてなる回路に
含まれる回線トランス4の一次側へと直流成分に重畳し
て伝送される。そして、交流成分からなる音声等の信号
のみが回線トランス4の二次側へと伝送され、通信機器
31へと伝送されることになる。
【0005】電話交換機5は、上記のように、各通信機
器が通信中にあるか否かを網制御装置における直流ルー
プ回路の形成に基づいて検出するのであり、従来の網制
御装置にあっては、図3に示されるように直流ループ回
路がDP送出回路32と回路上別個に形成される構成で
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、直流ループ回
路がDP送出回路32と別個に形成される構成とする
と、直流ループ回路の一部を構成する回線トランス33
に直流成分の通電が可能なものを用いるか、又は、回線
トランス33を回避して直流成分を通電させるチョーク
コイル等を一部に含む回路により直流ループ回路を形成
する必要があった。従って、上記のごとく形成される直
流ループ回路は、回線トランス自体が大型化したり、又
は多くの回路素子を備える構成となるので、網制御装置
の大型化や部品数の増加を招き、また、網制御装置の製
造コストの増加をも招く。
【0007】そこで、本発明は、網制御装置の大型化や
部品数の増加を招くことなく、また、その製造コストの
増加を招くこともなく構成される網制御装置の提供を目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明にかかる請求項1記載の発明は、電話交換機
と通信機器との間に設けられた網制御装置であって、前
記電話交換機からの回線電流に前記通信機器の音声信号
を示す交流成分を重畳すると共に、回線電流に重畳され
た交流線分を抽出して前記通信機器に出力する回線トラ
ンスと、前記電話交換機に対してダイヤルパルス信号を
送出するダイヤルパルス送出回路と、前記ダイヤルパル
ス送出回路に設けられ、前記回線電流の直流ループを形
成することにより前記電話交換機と通信機器とを通信可
能な状態にする直流ループ回路とを有したことを特徴と
する網制御装置である。これにより、網制御装置を制作
するにあたって、直流ループ回路をダイヤルパルス送出
回路に設けることにより、同一基板上に両回路を併存さ
せながら電子部品を連続的に実装することができるの
で、ダイヤルパルス送出回路のみの基板と殆ど同じ面積
の基板に短時間で両回路の部品を実装することができ
る。従って、従来のように回線トランスに直流ループ回
路を備えた場合と比較して、回線トランスを小型化およ
び低コスト化することが可能になると共に、両回路を併
存させたことによる組み立てロスや部品コストの増大も
殆ど生じないため、網制御装置を小型化およびコストダ
ウンすることが可能になる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記直流ループ回
路は、直流ループを形成したときに、回線電流の交流成
分を平滑化する整流平滑回路を有していることを特徴と
する請求項1記載の網制御装置である。これにより、直
流ループを形成したときに、直流ループへの交流成分の
伝送を減少させることができ、交流成分の回線トランス
側への伝送を有効に行うことができるので、回線トラン
スによる交流成分の抽出を効率良く行うことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、前記直流ループ回
路は、直流ループを形成したときの回線電流の電流量を
変更可能な電流変更回路を有していることを特徴とする
請求項1または2記載の網制御装置である。これによ
り、直流ループを形成したときの回線電流を各種の使用
条件に適合させることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、前記直流ループ回
路は、回線電流の電流量を検出する回線電流検出回路
と、前記回線電流検出回路からの検出値を各種条件に対
応させるように前記電流変更回路を設定する電流設定回
路とを有していることを特徴とする請求項3記載の網制
御装置である。これにより、回線電流を監視しながら電
流量を各種条件に設定するため、多くの条件が存在する
場合でも、設定変更の誤りを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明にかかる網制御装置の実施
形態について、図1乃至図2に基づいて説明する。図1
は、網制御装置1の電話交換機等との接続を示す図であ
る。網制御装置1は、ダイヤルパルス(以下「DP」と
略する)送出回路2とリレーCR1と、リレーCR2
と、コンデンサーC3と、回線トランス4とによって、
主要部分が構成されている。電話交換機より引き出され
ている電話回線La 、Lb に対して、DP送出回路2が
その端子D1、D2の各々によって接続されている。
【0013】DP送出回路2は、後に説明するように通
信端末機器6が着信した場合のリレーCR1、CR2の
特定の接続状態に基づいて、電話交換機5に対してダイ
ヤルパルスを送信する。そして、電話交換機5は、通信
端末機器6の認証としてのダイヤルパルスを受信するこ
とにより、着信した通信端末機器6を他の通信機器と区
別することができる。また、本発明においては、DP送
出回路2が直流ループを形成している。
【0014】前記端子D1、D2に対する電話交換機の
反対側には、リレーCR1、CR2が回線La 、Lb
各々に直列に接続されている。リレーCR1は、前記端
子D1に接続される端子O1と、O1に対する接続がリ
レーの動作により相互に切換自在な端子M1、B1とに
よって構成されている。リレーCR2は、前記端子D2
に接続される端子O2と、O2に対する接続がリレーの
動作により相互に切換自在な端子M2、B2とによって
構成されている。
【0015】そして、CR1の端子M1と、CR2の端
子M2に対して、コンデンサC3と、トランス4とが直
列に接続されている。コンデンサC3は、前記端子M1
とトランス4の一次側を形成する端子P1とに接続され
ており、電話回線La 、Lb より供給される電流のう
ち、直流成分がトランス4へ進入することを防ぐべく設
けられている。トランス4は、前記端子P1と、前記端
子M2に接続される端子P2と、P1とP2との間に接
続される一次側コイルとによって一次側が構成されてい
る。トランス4の二次側は、前記一次側端子P1、P2
に向かいあうように端子S1とS2とが設けられてお
り、S1とS2との間に二次側コイルが接続されてい
る。そして、一次側コイルに供給された交流からなる信
号は、一次側コイルに対する二次側コイルの巻線比で定
まる変圧比によって増倍され二次側へと出力される。ト
ランス4の二次側端子S1、S2には、通信端末機器6
が接続されている。
【0016】前記構成を備える網制御装置1において、
通信端末機器6が通信中でないときには、リレーCR
1、CR2が各々にB1、B2に接続されており、トラ
ンス4は、電話回線に対して接続されていない。また、
DP送出回路2についても、後に詳しく説明するよう
に、内部の回路が直流ループ回路として接続されていな
い状態にある。次に、通信端末機器6が着信すると、リ
レーCR1、CR2の接続が各々にM1、M2へと切換
えられる。そして、DP送出回路2についても、内部の
回路が直流ループ回路として接続される。これにより、
電話回線La 、Lb とDP送出回路2とによって直流ル
ープ回路が形成される。即ち、電話交換機5より送信さ
れる直流成分に対して、La →D1→DP送出回路2→
D2→Lb へ到る径路により直流ループが形成される。
なお、直流成分は、コンデンサC3の存在により、前記
のように形成された直流ループのみを導通し、トランス
4へ伝送されることはない。そして、電話交換機5は、
直流ループ回路を導通する直流成分により、通信中にあ
る通信端末機器6を識別する。
【0017】また、交流成分からなる音声の信号は、回
線La 、Lb より、端子M1、M2に接続されるリレー
CR1、CR2を通り、トランス4の一次側端子P1、
P2より二次側端子S1、S2へと伝送され、通信端末
機器6へと供給される。
【0018】次に、網制御装置1について、特に、DP
送出回路2について、以下にさらに詳しい説明を行う。
図2は、前記DP送出回路2の内部の回路の構成を含む
網制御装置1の詳しい回路の構成を示している。回線電
流検出回路11は、回線La に直列に接続されており、
回線La を導通する直流電流を検出する。この回線電流
検出回路11により検出された回線電流の電流値は、図
2に示される引出し線11aを通してモニターできるよ
うになっており、ここに図示しない外部に設けられた制
御装置により回線電流の電流値をモニターする構成とす
ることもできる。
【0019】前記リレーCR1は、ソレノイド12の動
作によって、端子O1と接続される端子をM1とB1と
の間で切換えるようになっている。ソレノイド12は、
トランジスタ13の動作に基づく電源26からの電源の
供給状態の変化により、その動作状態が変化するように
なっており、トランジスタ13は、通信端末機器6の着
信や、通信端末機器6の使用の終了に伴う信号の入力に
基づいて動作する。前記リレーCR2についても、リレ
ーCR1と同じ動作により、即ち、トランジスタ15の
動作に基づくソレノイド14の動作によって、端子M2
とB2との間で接続が切換えられるようになっている。
【0020】DP送出回路2は、その主要構成部分が、
複数のダイオードを備えるダイオードブリッジ21と、
フォトトランジスタPH3と、フォトトランジスタPH
4と、フォトトランジスタPH5と、トランジスタQ1
と、抵抗R1と、コンデンサC7とによって構成され
る。ダイオードブリッジ21は、端子d1とd3間、d
3とd2間、d2とd4間、d4とd1間の各々に一つ
のダイオードが接続されて構成されている。ダイオード
ブリッジ21は、その端子d1が前記端子D1により回
線La と接続されており、その端子d2が前記端子D2
により回線Lb と接続されている。そして、端子d3の
電位が端子d4の電位より高くなるように接続されてお
り、d3とd4との間には、以下に説明する回路が接続
されている。なお、ダイオード22は保護用のダイオー
ドである。
【0021】フォトトランジスタPH3は、そのコレク
タ端子c3により、前記端子d3と接続されている。フ
ォトトランジスタPH3は、トランジスタ23の動作に
基づく+5V電源からの電源の供給状態の変化により、
コレクタ端子c3とエミッタ端子e3の導通状態が変化
するようになっており、トランジスタ23は、通信端末
機器6の着信や、通信端末機器6の使用の終了に伴う信
号の入力に基づいて動作する。即ち、トランジスタ23
の動作に基づく+5V電源からの電源の供給状態の変化
に伴うPH3に備わるフォトダイオードの点灯の状態の
変化により、コレクタ端子c3とエミッタ端子e3の導
通状態が変化するのである。
【0022】そして、フォトトランジスタPH3のエミ
ッタ端子e3に対して、トランジスタQ1と抵抗R1と
フォトトランジスタPH4とが並列に接続されている。
前記エミッタ端子e3に対して、トランジスタQ1はそ
のコレクタ端子c6により接続されており、フォトトラ
ンジスタPH4はそのコレクタ端子c4により接続され
ている。抵抗R1は、コレクタ端子c6とベース端子b
6との間に接続されている。
【0023】フォトトランジスタPH4は、トランジス
タ24の動作に基づく+5V電源からの電源の供給状態
の変化により、コレクタ端子c4とエミッタ端子e4の
導通状態が変化するようになっており、トランジスタ2
4は、通信端末機器6の着信や、通信端末機器6の使用
の終了に伴う信号の入力に基づいて動作する。即ち、ト
ランジスタ24の動作に基づく+5V電源からの電源の
供給状態の変化に伴うPH4に備わるフォトダイオード
の点灯の状態の変化により、コレクタ端子c4とエミッ
タ端子e4間の導通状態が変化するのである。トランジ
スタQ1のベース端子b6には、前記ダイオードブリッ
ジ21の端子d4との間にコンデンサC7が接続されて
いる。そして、トランジスタQ1のエミッタ端子e6に
は、抵抗R5と、抵抗R6とフォトトランジスタPH5
の直列接続からなる回路とが並列に接続されている。
【0024】フォトトランジスタPH5は、トランジス
タ25の動作に基づく+5V電源からの電源の供給状態
の変化により、そのフォトトランジスタPH5に備わる
フォトダイオードが点灯し、コレクタ端子c5とエミッ
タ端子e5とが導通するようになっている。尚、トラン
ジスタ25は、特定の信号が入力されることに基づいて
動作する。フォトトランジスタPH5が導通状態にある
と、トランジスタQ1のエミッタ端子e6に対して、抵
抗R5とR6とが並列に接続されることになるので、エ
ミッタ端子e6とダイオードブリッジ21の端子d4と
の間の抵抗値が低下する。一方、フォトトランジスタP
H5が導通していない状態では、エミッタ端子e6とダ
イオードブリッジ21の端子d4との間の抵抗はR5の
みとなる。
【0025】この例においては、前記回線電流検出回路
11により検出された回線電流の電流量に基づいて、回
線電流の電流量が所定値より少ない場合にトランジスタ
25へ特定信号を出力してフォトトランジスタPH5を
導通状態とするようにしている。これにより、R5とR
6とが並列に接続される回路が形成されるので、回線電
流の電流量を増加させることができる。一方、回線電流
の電流量が所定値より多い場合には、トランジスタ25
へ他の特定信号を出力してフォトトランジスタPH5を
非導通状態とするようにしている。このようにして、P
H5の導通状態を変更することにより、回線電流の電流
量を変更させ得るようになっている。この回線電流とし
て導通させるべき電流量は、通信端末機器に関する各国
の規格によって異なっており、フォトトランジスタPH
5の導通状態を変更することにより、諸外国の規格にも
対応できるようになっている。
【0026】この抵抗R6とPH5とからなり、抵抗R
5に並列に接続される回路が電流変更回路を構成する。
また、回線電流検出回路11に検出された回線電流の電
流量は、引出し線11aを介して外部に設けられる図示
していない周知の直流ループ制御装置によりモニターさ
れるが、該直流ループ制御装置は、直流ループ回路を導
通させる電流量に関する各国の規格についてのデーター
テーブルを備える等により、網制御装置1が使用される
国に対応しうる回線電流の電流量の所定値を設定できる
ようになっている。そして、直流ループ制御装置は、引
出し線11aを介してモニターされる回線電流の電流量
がかかる所定値より少なければ、特定信号を出力してフ
ォトトランジスタPH5を導通状態とする一方、モニタ
ーされる回線電流の電流量がかかる所定値より多いと、
他の特定信号を出力してフォトトランジスタPH5を非
導通状態とする。前記引出し線11aと、図示していな
い周知の直流ループ制御装置と、フォトトランジスタP
H5とによって電流設定回路が構成される。また、リレ
ーCR1の端子B1とリレーCR2の端子B2との間に
は、高インピーダンストランスやリンガー検出回路が接
続されている。
【0027】上記構成において、端子D1、D2に交流
信号が加えられると、ダイオードブリッジ21の端子d
4に対する端子d3の電位は、正の電位のみからなる脈
流成分となり、負の電位からなる成分は出力されない。
そして、PH3が導通している状態にあれば、ダイオー
ドブリッジ21より出力される正の電位のみからなる脈
流成分は、トランジスタQ1に印加される。トランジス
タQ1のベース端子b6は、抵抗R1とコンデンサC7
とが並列に接続されていることにより、これらの抵抗値
と容量値とからなる時定数によって平滑化された波形か
らなる電圧が安定して印加される。そのため、Q1のベ
ース端子b6に流入する電流値を一定にすることがで
き、トランジスタQ1のコレクタ端子c6に流入する電
流値も一定の定められたものとなる。これにより、回線
a 、Lb から見たDP送出回路2は、交流信号に対す
るインピーダンスの高い回路に形成されており、DP送
出回路2側へ伝送される交流成分を減少させることがで
きるので、交流成分を回線トランス側へと有効に伝送さ
せることができる。なお、ダイオードブリッジ21とフ
ォトトランジスタPH3とトランジスタQ1とコンデン
サC7とを接続してなる回路が、整流平滑回路を構成す
る。
【0028】以下に、DP送出回路2の動作に関連する
部分について説明する。 (1)通信端末機器6が通信中にない状態のとき。この
場合には、リレーCR1は端子B1に、リレーCR2は
端子B2に接続される。そして、フォトトランジスタP
H3は導通状態になく、フォトトランジスタPH4は導
通状態となる。従って、フォトトランジスタPH3が導
通状態にないので、DP送出回路2は直流ループを形成
することができない。
【0029】(2)通信端末機器6が通信中にある状態
のとき。この場合には、リレーCR1は端子M1に、リ
レーCR2は端子M2に接続される。そして、フォトト
ランジスタPH3が導通状態となり、フォトトランジス
タPH4が非導通状態となる。この場合には、フォトト
ランジスタPH3が導通状態にあることにより、DP送
出回路2は直流ループを形成することができる。
【0030】(3)DP送出回路がダイヤルパルスを送
出している時。この場合には、リレーCR1は端子M1
に、リレーCR2は端子B2に接続される。そして、フ
ォトトランジスタPH4が導通状態となり、PH4のコ
レクタ端子c4とエミッタ端子e4間に接続されている
抵抗R1が短絡される。このようにして抵抗R1が短絡
されると、DP送出回路2が回線La 、Lb に出力する
ダイヤルパルスの電圧波形が方形波として整えられる。
【0031】上記に説明した網制御装置1によると、L
a →D1→DP送出回路2→D2→Lb へ到る径路によ
り、DP送出回路2を含んで直流ループ回路が形成され
るので、直流ループ回路とDP送出回路とを備えて構成
されるべき網制御装置を制作するにあたり、DP送出回
路のみの基板と殆ど同じ面積の基板に短時間で両回路の
部品を実装することができる。従って、従来のように回
線トランス33に直流ループ回路を備えた場合と比較し
て、回線トランス4を小型化および低コスト化すること
が可能になると共に、両回路を併存させたことによる組
み立てロスや部品コストの増大も殆ど生じないため、網
制御装置を小型化およびコストダウンすることが可能に
なる
【0032】また、前記網制御装置1に形成される直流
ループ回路にあっては、ダイオードブリッジ21とフォ
トトランジスタPH3とトランジスタQ1とコンデンサ
C7とを接続してなる回路により構成される整流平滑回
路を有する。これにより、直流ループを形成したとき
に、直流ループへの交流成分の伝送を減少させることが
でき、交流成分の回線トランス4側への伝送を有効に行
うことができるので、回線トランスによる交流成分の抽
出を効率良く行うことができる。
【0033】また、抵抗R6とPH5とからなり、抵抗
R5に並列に接続される回路によって構成される電流変
更回路を備えるので、回線電流の電流量を変更すること
が可能であり、直流ループを形成したときの回線電流を
各種の使用条件に適合させることができる。
【0034】また、回線電流検出回路11により回線電
流を監視しながら、図示していない直流ループ制御装置
によりフォトトランジスタPH5の導通状態を変更する
ことを介して回線電流の電流量を各種条件に設定するた
め、多くの条件が存在する場合でも、設定変更の誤りを
防止することができる。
【0035】
【発明の効果】上記のように、本発明にかかる請求項1
記載の発明は、電話交換機と通信機器との間に設けられ
た網制御装置であって、前記電話交換機からの回線電流
に前記通信機器の音声信号を示す交流成分を重畳すると
共に、回線電流に重畳された交流線分を抽出して前記通
信機器に出力する回線トランスと、前記電話交換機に対
してダイヤルパルス信号を送出するDP送出回路と、前
記DP送出回路に設けられ、前記回線電流の直流ループ
を形成することにより前記電話交換機と通信機器とを通
信可能な状態にする直流ループ回路とを有しているの
で、直流ループ回路とダイヤルパルス回路とを備える網
制御装置を制作するにあたって、DP送出回路のみの基
板と殆ど同じ面積の基板に短時間で両回路の部品を実装
することができる。従って、従来のように回線トランス
に直流ループ回路を備えた場合と比較して、回線トラン
スを小型化および低コスト化することが可能になると共
に、両回路を併存させたことによる組み立てロスや部品
コストの増大も殆ど生じないため、網制御装置を小型化
およびコストダウンすることが可能になるという効果を
奏する。
【0036】請求項2記載の発明は、前記直流ループ回
路は、直流ループを形成したときに、回線電流の交流成
分を平滑化する整流平滑回路を有しているので、直流ル
ープを形成したときに、交流成分を除去することによっ
て、回線トランスにおける交流成分の重畳および抽出を
効率良く行うことができるという効果を奏する。
【0037】請求項3記載の発明は、前記直流ループ回
路は、直流ループを形成したときの回線電流の電流量を
変更可能な電流変更回路を有しているので、直流ループ
を形成したときの回線電流を各種の使用条件に適合させ
ることができるという効果を奏する。
【0038】請求項4記載の発明は、前記直流ループ回
路は、回線電流の電流量を検出する回線電流検出回路
と、前記回線電流検出回路からの検出値を各種条件に対
応させるように前記電流変更回路を設定する電流設定回
路とを有しているので、回線電流を監視しながら電流量
を各種条件に設定するため、多くの条件が存在する場合
でも、設定変更の誤りを防止することができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】網制御装置および網制御装置と電話交換機等と
の接続を示す図である。
【図2】網制御装置の詳細な回路構成を示す図である。
【図3】従来の網制御装置および網制御装置と電話交換
機等との接続を示す図である。
【符号の説明】
1 網制御装置 2 DP送出回路 4 回線トランス 5 電話交換機 6 電話機 11 回線電流検出回路 11a 引出し線 12 リレー用ソレノイド 13 トランジスタ 14 リレー用ソレノイド 15 トランジスタ 21 ダイオードブリッジ 22 保護用ダイオード 23 トランジスタ 24 トランジスタ 25 トランジスタ 31 通信機器 32 DP送出回路(従来) 33 回線トランス(従来) La 、Lb 電話回線 CR1 リレー CR2 リレー PH3、PH4、PH5 フォトトランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話交換機と通信機器との間に設けられ
    た網制御装置であって、 前記電話交換機からの回線電流に前記通信機器の音声信
    号を示す交流成分を重畳すると共に、回線電流に重畳さ
    れた交流線分を抽出して前記通信機器に出力する回線ト
    ランスと、 前記電話交換機に対してダイヤルパルス信号を送出する
    ダイヤルパルス送出回路と、 前記ダイヤルパルス送出回路に設けられ、前記回線電流
    の直流ループを形成することにより前記電話交換機と通
    信機器とを通信可能な状態にする直流ループ回路とを有
    したことを特徴とする網制御装置。
  2. 【請求項2】 前記直流ループ回路は、直流ループを形
    成したときに、回線電流の交流成分を平滑化する整流平
    滑回路を有していることを特徴とする請求項1記載の網
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記直流ループ回路は、直流ループを形
    成したときの回線電流の電流量を変更可能な電流変更回
    路を有していることを特徴とする請求項1または2記載
    の網制御装置。
  4. 【請求項4】 前記直流ループ回路は、回線電流の電流
    量を検出する回線電流検出回路と、 前記回線電流検出回路からの検出値を各種条件に対応さ
    せるように前記電流変更回路を設定する電流設定回路と
    を有していることを特徴とする請求項3記載の網制御装
    置。
JP12680297A 1997-05-16 1997-05-16 網制御装置 Pending JPH10322463A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12680297A JPH10322463A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 網制御装置
EP19980303788 EP0878944B1 (en) 1997-05-16 1998-05-14 Network control unit
DE69832555T DE69832555T2 (de) 1997-05-16 1998-05-14 Netzwerksteuereinheit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12680297A JPH10322463A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 網制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10322463A true JPH10322463A (ja) 1998-12-04

Family

ID=14944331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12680297A Pending JPH10322463A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 網制御装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0878944B1 (ja)
JP (1) JPH10322463A (ja)
DE (1) DE69832555T2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4723267A (en) * 1985-06-17 1988-02-02 Octocom Systems, Inc. Telephone line interface and dialer circuitry for telecommunications equipment
DE3541548C1 (en) * 1985-11-25 1989-11-23 Ant Nachrichtentech Line unit for telephone/data transmission
GB2220820B (en) * 1988-07-13 1992-07-08 Philips Electronic Associated Telephone line loop current regulator
FR2652220B1 (fr) * 1989-09-21 1995-07-07 Sagem Dispositif de numerotation decimale pour appareil raccorde a une ligne telephonique.
JPH04349761A (ja) * 1991-05-28 1992-12-04 Canon Inc 通信装置
JP3305161B2 (ja) * 1995-06-07 2002-07-22 キヤノン株式会社 通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69832555D1 (de) 2006-01-05
DE69832555T2 (de) 2006-08-10
EP0878944A2 (en) 1998-11-18
EP0878944A3 (en) 2003-08-06
EP0878944B1 (en) 2005-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0453474B2 (ja)
US5097501A (en) Key telephone interface
US6408069B1 (en) Compatibility circuit for telephone headset
JPH10322463A (ja) 網制御装置
US5504807A (en) Telephone apparatus with a continuously-connected DC-isolated modem
JPS6181062A (ja) 局線インタフエイス回路
JP2006094397A (ja) 集合住宅用テレビ付きインターホンシステム
JP3731302B2 (ja) モデム装置
JP3748542B2 (ja) 通信装置
WO2000072568A9 (en) Computer - telephone interface method and apparatus
US7940920B2 (en) Telecommunication capable of silent operation and the related method therof
KR100663949B1 (ko) 피에스티엔 국선정합 혼성 집적회로 및 그 제조방법
KR19980026427A (ko) 국선인터페이스 회로
JP3214997B2 (ja) 電話回線インターフェース回路及びファクシミリ装置
JP2005094476A (ja) 通信装置
JP2950092B2 (ja) 極性反転検出回路及びこの回路を用いた端末装置
EP0593116A1 (en) Telephone apparatus including a modem
JPH08289038A (ja) ファクシミリ用の回線アダプター
JP2019110463A (ja) 通信装置及びその制御方法、並びにプログラム
JPS61267444A (ja) インタ−ホン装置
JPH08168061A (ja) 電話回線インタフェース回路
JPH0312819B2 (ja)
JP2001230853A (ja) 電話回線端末用回路
JPS61109361A (ja) 加入者回路
JPH0642702B2 (ja) 網制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040512

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061010