JP2950092B2 - 極性反転検出回路及びこの回路を用いた端末装置 - Google Patents

極性反転検出回路及びこの回路を用いた端末装置

Info

Publication number
JP2950092B2
JP2950092B2 JP9442093A JP9442093A JP2950092B2 JP 2950092 B2 JP2950092 B2 JP 2950092B2 JP 9442093 A JP9442093 A JP 9442093A JP 9442093 A JP9442093 A JP 9442093A JP 2950092 B2 JP2950092 B2 JP 2950092B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
capacitor
rectifier
resistor
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9442093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06311256A (ja
Inventor
邦彦 山下
利彦 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9442093A priority Critical patent/JP2950092B2/ja
Publication of JPH06311256A publication Critical patent/JPH06311256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2950092B2 publication Critical patent/JP2950092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線に接続する端
末装置に関するもので、特に、電話回線の給電極性を検
出する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話機やデータ端末は電話回線(第1の
回線L1、第2の回線L2の2つの接続線)で接続され
る。以降、L1、L2と記述する。
【0003】交換機からL1、L2を介して電話機やデ
ータ端末に給電しておりL1、L2間の電圧は解放時に
おいて直流電圧48V程度である。電話機のハンドセッ
トを持ち上げるオフフック操作とは、L1とL2間を直
流抵抗50Ωから300Ωで終端することである。逆
に、オンフック状態の時、L1とL2間は直流抵抗1M
Ω以上が確保されている。通常、電話機は、交換機から
の呼出信号を検出してベルを鳴動させ着信したことを通
知する。電話機は、ベルが鳴動する時オンフック状態で
あり、交換機から受信する呼出信号は48Vの直流電圧
に実効値75V周波数16Hzの交流信号として重畳さ
れたものである。
【0004】さて、同一の電話回線に電話機や端末装置
が接続されている場合に電話機のベルを鳴動させること
なく交換機が端末装置の呼び出しを行うノーリンギング
(NR)通信サービスがある。
【0005】交換機は、データ端末を呼び出す場合、呼
出信号を送出するのでなく、NR専用の呼出手段を用い
ている。まず、交換機はデータ端末へ給電する極性を反
転する。続いて、電話機のプッシュボタン(PB)信号
と同じ2種類の交流信号を重畳したNRS信号を送出す
る。よって、データ端末は電話回線の給電極性の反転を
検出する極性反転検出手段を備える必要がある。
【0006】電話回線にデータ端末を接続する場合、電
話回線の極性を意識しないで接続工事が可能な極性反転
手段がデータ端末に搭載されている。
【0007】このような、極性反転検出手段の従来技術
について説明する。第1の例を図5に示す。L1、コン
デンサC3、抵抗R9、フォトトランジスタPTR1の
ダイオード、L2が直列接続となるように構成したもの
である。
【0008】フォトトランジスタPTR1は、電流がL
1からL2方向と、L2からL1方向の両方向に流れた
場合にオンとなる。
【0009】フォトトランジスタPTR1がオンの時、
直流電源VDDと抵抗R10の直流回路が形成され抵抗
R10に電流Iが流れる。
【0010】L2がL1に対して−48Vが印可される
とコンデンサC3への充電電流がフォトトランジスタP
TR1のダイオードを介してL1からL2方向に流れ
る。やがてコンデンサC3の両端の電圧は交換機からの
給電電圧と等しくなり電流は止まる。いわゆる過渡電流
のみ流れる。抵抗R9の大きさとコンデンサC3の容量
により電流が流れる時間は決まる。この過渡電流がフォ
トトランジスタPTR1のダイオードに流れている期間
のみフォトトランジスタPTR1がオンとなりD点にパ
ルス状の電圧が出力される。
【0011】さて、L1、L2を介して給電される電圧
の極性が反転しL1がL2に対して−48Vに変化した
とする。コンデンサC3の充電方向が逆になるため放電
し再び逆方向に充電電流がフォトトランジスタPTR1
のダイオードを介してL2からL1方向に流れる。やが
てコンデンサC3の両端の電圧が再び交換機からの給電
電圧と等しくなり電流は止まる。そして、この過渡電流
がフォトトランジスタPTR1のダイオードに流れてい
る期間のみフォトトランジスタPTR1がオンとなりD
点にパルス状の電圧が出力される。
【0012】その後、L1、L2を介して給電される電
圧の極性が復旧しL2がL1に対して−48Vに変化し
た時も、コンデンサC3に過渡電流によりフォトトラン
ジスタPTR1がオンとなりD点にパルス状の電圧が出
力される。
【0013】このように、給電極性が反転及び復旧され
る都度、D点にパルス状の電圧が出力される。
【0014】マイコン等の制御部はこの出力を検出して
極性反転及び復旧があったことを知り、NR通信処理を
開始する。
【0015】この原理を応用した極性反転を検出する第
2の従来例に特公開平2−278957がある。この例
は、L2の電位がL1に対して−48Vの状態から+4
8Vに変化した時、あるいは+48Vから−48Vに変
化した時にのみ極性反転として判定するように工夫した
ものである。NR通信サービスの電気的条件として、 (1)直流回路を開いているとき1MΩ以上とする。 (2)交流インピーダンスは、ノーリンギング通信を行
っている場合を除き100KΩ以上とする。が規定され
ており、直流インピーダンス、交流インピーダンス共に
無限大であることが好ましく、第2の例に示す従来の技
術は、共に高いインピーダンスを実現している。さら
に、 (3)電話回線に対して直流の電圧を加えるものであっ
てはならない。という規定があり、これを満足させるた
めにAC電源や電池電源等のにより駆動される制御部と
回線間との間がフォトカプラで絶縁される形態となって
いる。
【0016】さて、半導体技術が進歩すると共に電話機
等の電話回線と接続する通話路の回路の集積化が進んで
いる。次に第3の例、第4の例について集積化のしやす
い極性反転検出手段の従来技術について説明する。
【0017】制御部を構成する主要な要素であるマイコ
ンの入出力ポートに直接結合可能な集積化の条件は、マ
イコンのグランドを基準に正の電圧を持った制御信号
(例0から5V)を扱えることである。第3と第4の例
は共に制御部のグランドを基準に正の電圧を持った制御
信号のみを扱うよう工夫されている。
【0018】第3の例は、特公開平3−148943
で、L1とL2間を高抵抗で接続して、その高抵抗の両
端の電位の中点を制御部のグランドと共通にすることで
グランドとL1間の電位ならびにグランドとL2間の電
位を制御部が観測することで極性反転を検出する手段で
ある。
【0019】第4の例は、特公開平2−92062、特
公開平4−119051で、全波整流の直流側のグラン
ドと交流側のL1間の電位差、そして全波整流の直流側
のグランドと交流側のL2間の電位差を検出して極性を
検出する手段である。電位差を検出するためコンパレー
タを使用する例となっており、NR通信の開始を検出す
るためコンパレータに常に電源を投入しなければならな
い。
【0020】第3の例、第4の例共に、電話回線から微
少電流を引くことで極性を検出する手段をとっており、
第1の例、第2の例に比べ直流インピーダンスと交流イ
ンピーダンスは小さい。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
には、次のような課題がある。
【0022】(1)集積化しやすい従来の極性反転検出
手段は、L1とL2間を高抵抗で終端するため、極性反
転の開始前及び終了後の直流交流インピーダンスが十分
に大きくできない。
【0023】(2)制御部(マイコン等)と電話回線を
フォトカプラで絶縁分離する従来の極性反転手段は、極
性反転の開始前及び終了後の直流交流インピーダンスを
十分に大きくできるが、コストの高いフォトカプラを利
用しなければならず、この手段を用いた端末装置のコス
トは高くなる。
【0024】そこで、本発明は、集積化しやすく直流交
流インピーダンスを十分大きくとれる極性反転検出回路
を提供することを第1の目的とする。
【0025】第2の目的は、任意の時点における極性の
判別と極性反転と復旧が生じたことが簡単に判別できる
極性反転検出回路を提供することにある。
【0026】第3の目的は、端末装置をより安価に実装
する手段を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】そして上記第1の目的を
達成するために、本発明の極性反転検出回路は、アース
からL1方向にのみ電流を流す第1の整流手段と、アー
スからL2方向にのみ電流を流す第2の整流手段と、L
1から第1のコンデンサと第1の抵抗を経由してアース
方向にのみ電流を流す第1のCR整流手段と、L2から
第2のコンデンサと第2の抵抗を経由してアース方向に
のみ電流を流す第2のCR整流手段と、アースから第1
のコンデンサを経由してL1方向にのみ電流を流す第3
の整流手段と、アースから第2のコンデンサを経由して
L2方向にのみ電流を流す第4の整流手段と、第1の抵
抗に電流が流れたことを検出して第1の検出信号を出力
する第1の検出手段と、第2の抵抗に電流が流れたこと
を検出して第2の検出信号を出力する第2の検出手段と
を備えたものである。
【0028】また、第2の目的を達成するために、第1
の検出信号と第2の検出信号が交互に入力された場合の
み1と0の論理出力を交互に変化する信号変換手段と、
前記信号変換手段の論理出力の論理値により極性を検出
する判定手段とを備えたものである。
【0029】さらに、第3の目的を達成するために、電
話回線の直流ループの制御と通信を行う通信手段と、電
話回線のL1とL2をダイオードブリッジにより全波整
流して通信手段と接続する全波整流手段と、L1から第
1のコンデンサと第1の抵抗を経由してアース方向にの
み電流を流す第1のCR整流手段と、L2から第2のコ
ンデンサと第2の抵抗を経由してアース方向にのみ電流
と流す第2のCR整流手段と、アースから第1のコンデ
ンサを経由してL1方向にのみ電流を流す第3の整流手
段と、アースから第2のコンデンサを経由してL2方向
にのみ電流を流す第4の整流手段と、第1の抵抗に電流
が流れたことを検出して第1の検出信号を出力する第1
の検出手段と、第2の抵抗に電流が流れたことを検出し
て第2の検出信号を出力する第2の検出手段とを備えた
ものである。
【0030】
【作用】本発明の極性反転検出回路は、L1の電位がL
2の電位に比べ高くなると第1のCR整流手段の第1の
コンデンサに充電するように第2の整流手段を介してL
2方向に過渡電流が流れる。この過渡電流が第1の抵抗
に流れることを第1の検出手段が検出して第1の検出信
号を出力する。逆に、L2の電位がL1の電位に比べ高
くなると第2のCR整流手段の第2のコンデンサに充電
するように第1の整流手段を介してL1方向に過渡電流
が流れる。この過渡電流が第2の抵抗に流れることを第
2の検出手段が検出して第2の検出信号を出力する。ま
た、第1の整流手段に電流が流れることでアースとL1
間の電位は小さくなるため、第3の整流手段を利用して
第1のコンデンサに充電された電荷がL1方向に放電す
るように電流が流れる。再び、L1の電位がL2の電位
に比べ高くなった場合、既に第1のコンデンサは放電さ
れているため第1のCR整流手段の第1のコンデンサに
充電するように第2の整流手段を介してL2方向に過渡
電流が流れ、第1の検出信号が出力される。この時、第
2の整流手段に電流が流れることでアースと第2の回線
間の電位は小さくなるため、第4の整流手段を利用して
第2のコンデンサに充電された電荷がL2方向に放電す
るように電流が流れる。
【0031】変換手段は、第1の検出信号と第2の検出
信号が交互に入力された場合に1と0の論理出力を交互
に変化させる。判定手段はその論理出力値により極性を
判定する。
【0032】さらに、第1の目的を達成するための第1
の整流手段と第2の整流手段の代わりに、通信手段の直
流ループ制御と通信のため電話回線の極性を一定にする
全波整流手段を兼用するように作用する。
【0033】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
にもとづいて説明する。
【0034】図1は、本発明の極性反転検出回路の回路
図である。本発明の極性反転検出回路は、アースからL
1方向にのみ電流を流すダイオードD4の第1の整流手
段1と、アースからL2方向にのみ電流を流すダイオー
ドD2の第2の整流手段と、L1から第1のコンデンサ
C1と第1の抵抗(R2とR3)を経由してアース方向
にのみ電流を流すためのダイオードD1を直列接続した
第1のCR整流手段3と、L2から第2のコンデンサC
2と第2の抵抗(R5とR6)を経由してアース方向に
のみ電流を流すためのダイオードD3を直列接続した第
2のCR整流手段4と、アースから第1のコンデンサC
1を経由してL1方向にのみ電流を流すダイオードD5
の第3の整流手段5と、アースから第2のコンデンサC
2を経由してL2方向にのみ電流を流すダイオードD6
の第4の整流手段6と、第1の抵抗(R2とR3)に電
流が流れた時に第1の抵抗R3の両端に現れる電圧がバ
イアス電圧となりトランジスタTR1がオンとなりA点
に第1の検出信号を出力する第1の検出手段7と、第2
の抵抗(R5とR6)に電流が流れた時に第2の抵抗R
6の両端に現れる電圧がバイアス電圧となりトランジス
タTR2がオンとなりB点に第2の検出信号を出力する
第2の検出手段8とで構成される。
【0035】なお、第1のCR整流手段3内のツェナダ
イオードZD1と第2のCR整流手段4内のツェナダイ
オードZD2はツェナ電圧36V程度のものが適用され
るものとする。また、トランジスタTR1はエミッタが
アースに接続されコレクタには抵抗R7を介して直流電
圧VDD(5V)が印加されており、トランジスタTR
1がオフの時A点にはHレベルが出力される。トランジ
スタTR2もトランジスタTR1と同じである。
【0036】この第1の実施例の動作について説明す
る。L1の電位がL2の電位に比べツェナダイオードZ
D1のツェナ電圧36Vより高くなり48Vになると第
1のCR整流手段3の第1のコンデンサC1に充電する
ようにL1→C1→ZD1→R1→D1→R2→R3→
アース→第2の整流手段2であるダイオードD2を介し
てL2方向に過渡電流が流れる。この過渡電流は第1の
検出手段7のトランジスタTR1のベースにも流れ、過
渡電流が流れている間トランジスタTR1はオンとなる
ため、第1の検出手段7はA点にパルス状の第1の検出
信号を出力する。逆に、L2の電位がL1の電位に比べ
ツェナダイオードZD2のツェナ電圧36Vより高くな
り48Vになると第2のCR整流手段4の第2のコンデ
ンサC2に充電するようにL2→C2→ZD2→R4→
D3→R5→R6→アース→第1の整流手段1のダイオ
ードD4を介してL1方向に過渡電流が流れる。この過
渡電流は第2の検出手段8のトランジスタTR2のベー
スにも流れ、過渡電流が流れている間トランジスタTR
2はオンとなるため、第2の検出手段8はB点にパルス
状の第2の検出信号を出力する。
【0037】また、第1の整流手段1のダイオードD4
に電流が流れるとアースとL1間の電位は0.6V程度
と小さくなるため、第1のコンデンサC1に充電されて
いる電荷はアース→第3の整流手段であるダイオードD
5→R1→ZD1→C1→L1方向に放電するように電
流が流れる。再び、L1の電位がL2の電位に比べ高く
その電位差が48Vになった場合、既に第1のコンデン
サC1は放電されているため第1のCR整流手段3の第
1のコンデンサC1に充電するようにL1→C1→ZD
1→R1→D1→R2→R3→アース→第2の整流手段
2であるダイオードD2を介してL2方向に過渡電流が
流れ、第1の検出信号がA点に出力される。この時、第
2の整流手段であるダイオードD2に電流が流れること
でアースとL2間の電位は0.6Vと小さくなるため、
第2のコンデンサC2に充電されている電荷はアース→
第4の整流手段6であるダイオードD6→R4→ZD2
→C2→L2方向に放電するように電流が流れる。
【0038】このように、L1がL2より電位の高い給
電極性になるとA点に第1の検出信号を出力し、L2が
L1より電位の高い給電極性になるとB点に第2の検出
信号を出力するように動作を繰り返す。また、極性反転
が生じる前後の直流インピーダンスは第1のコンデンサ
C1、第2のコンデンサC2によりひじょうに大きな値
となる。交流インピーダンスについてもツェナダイオー
ドZD1とZD2のツェナ電圧以上の変化が無い限りひ
じょうに大きなインピーダンスとなる。
【0039】また、ツェナダイオードZD1とZD2に
より極性反転検出可能なL1とL2間の電圧レベルを調
整することもできる。
【0040】次に第2の実施例について図2、図3によ
り説明する。図2には、第1の実施例の極性反転検出回
路に信号変換手段9と判定手段10を付加したものであ
る。図2中の第1の整流手段1、第2の整流手段2、第
1のCR整流手段3、第2のCR整流手段4、第3の整
流手段5、第4の整流手段6、第1の検出手段7、第2
の検出手段8は第1の実施例と同じ構成である。図3は
信号変換手段9として通常のRSフリップフロップ回路
を適用した例である。セット端子(S)にパルスが入力
されると出力端子(Q)がLレベルからHレベルに変化
し、リセット端子(R)にパルスが入力されると出力端
子(Q)が再びLレベルになるように動作するものであ
る。QがHレベルの時、Sのパルス入力があってもQの
出力レベルは変化しない。逆にQがLレベルの時、Rの
パルス入力があってもQの出力レベルは変化しない。A
点の信号はSに入力し、B点の信号はRに入力されるよ
うに接続される。判定手段10は、例えばマイコンで実
現されるものとし、信号変換手段9の出力Q(図2のC
点)を入力してQの出力レベルがHレベル(論理値1)
からLレベル(論理値0)に変化した時あるいは論理値
0から論理値1に変化したことを検出した時極性反転が
生じたと判定するものである。また、C点が論理値1の
時L1がL2より電位が高く、論理値0の時L2がL1
より電位が高いと判定するものである。
【0041】このように、C点の1点のみを検出するだ
けで極性反転と極性の判断ができる。
【0042】次に第3の実施例について図4により説明
する。図4は第3の実施例を示す端末装置のブロック図
である。L1とL2間にダイオードブリッジ(ダイオー
ドD2、D4、D7、D8)による全波整流手段11が
接続され、その全波整流手段の直流側に通話路を形成し
通信するための通信手段12が接続される。また、L1
には第1のCR整流手段3と第3の整流手段5と、第1
の検出手段7が接続され、L2には第2のCR整流手段
4と、第4の整流手段6と、第2の検出手段8が接続さ
れる。通信手段12は、電話回線の直流ループの開放、
閉結、半閉結の制御、交流インピーダンスの整合、PB
信号やモデム信号の送受信、通信プロトコルを行うもの
で、全波整流手段を介して接続される構成はよく知られ
たものである。
【0043】通信手段12は、第1の検出手段7からの
第1の検出信号または、第2の検出手段8からの第2の
検出信号により起動される。
【0044】さて、全波整流手段12のダイオードD4
は、第1の実施例と第2の実施例における第1の整流手
段1と兼用した構成となり、ダイオードD2についても
第2の整流手段と兼用した構成となる。従って、極性反
転検出が必要な端末装置を実現することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の極性反転検出回路
によれば、次のような効果が得られる。
【0046】(1)極性反転が生じる前後の直流インピ
ーダンスと交流インピーダンスの大きなインピーダンス
を有する極性反転検出回路を提供でき、且つ、アースを
基準にした回路動作を実現できるため端末装置の通信手
段と一体となった集積化が容易となるため、安価な端末
装置を提供することができる。
【0047】(2)また、極性反転が生じたことならび
に任意の時点における極性の判断がマイコン等の入力ポ
ート一つを利用して実現可能となるためマイコンのソフ
トのROMサイズの軽減ができる。
【0048】(3)また、通話路を構成するために必要
なダイオードブリッジのダイオードと極性反転検出回路
に必要なダイオードを兼用使用できるため安価な端末装
置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における極性反転検出回
路の回路図
【図2】本発明の第2の実施例における極性反転検出回
路のブロック構成図
【図3】同回路を説明するための図
【図4】本発明の第3の実施例における極性反転検出回
路を用いた端末装置のブロック図
【図5】従来の極性反転検出回路を示す回路図
【符号の説明】
1 第1の整流手段 2 第2の整流手段 3 第1のCR整流手段 4 第2のCR整流手段 5 第3の整流手段 6 第4の整流手段 7 第1の検出手段 8 第2の検出手段 9 信号変換手段 10 判定手段 11 全波整流手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アースから第1の回線方向にのみ電流を流
    す第1の整流手段と、アースから第2の回線方向にのみ
    電流を流す第2の整流手段と、前記第1の回線から第1
    のコンデンサと第1の抵抗を経由してアース方向にのみ
    電流を流す第1のCR整流手段と、第2の回線から第2
    のコンデンサと第2の抵抗を経由してアース方向にのみ
    電流を流す第2のCR整流手段と、アースから前記第1
    のコンデンサを経由して前記第1の回線方向にのみ電流
    を流す第3の整流手段と、アースから前記第2のコンデ
    ンサを経由して前記第2の回線方向にのみ電流を流す第
    4の整流手段と、前記第1の抵抗に電流が流れたことを
    検出して第1の検出信号を出力する第1の検出手段と、
    第2の抵抗に電流が流れたことを検出して第2の検出信
    号を出力する第2の検出手段とで構成する極性反転検出
    回路。
  2. 【請求項2】極性反転検出回路から第1の検出信号と第
    2の検出信号が交互に入力された場合のみ1と0の論理
    出力を交互に変化する信号変換手段と、前記信号変換手
    段の論理出力の論理値により極性を検出する判定手段と
    を備えた請求項1記載の極性反転検出回路。
  3. 【請求項3】電話回線の直流ループの制御と通信を行う
    通信手段と、前記電話回線の第1の回線と第2の回線を
    ダイオードブリッジにより全波整流して前記通信手段と
    接続する全波整流手段と、前記第1の回線から第1のコ
    ンデンサと第1の抵抗を経由してアース方向にのみ電流
    を流す第1のCR整流手段と、前記第2の回線から第2
    のコンデンサと第2の抵抗を経由てアース方向にのみ電
    流を流す第2のCR整流手段と、アースから前記第1の
    コンデンサを経由して前記第1の回線方向にのみ電流を
    流す第3の整流手段と、アースから前記第2のコンデン
    サを経由して前記第2の回線方向にのみ電流を流す第4
    の整流手段と、前記第1の抵抗に電流が流れたことを検
    出して第1の検出信号を出力する第1の検出手段と、前
    記第2の抵抗に電流が流れたことを検出して第2の検出
    信号を出力する第2の検出手段とを備えた端末装置。
JP9442093A 1993-04-21 1993-04-21 極性反転検出回路及びこの回路を用いた端末装置 Expired - Fee Related JP2950092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9442093A JP2950092B2 (ja) 1993-04-21 1993-04-21 極性反転検出回路及びこの回路を用いた端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9442093A JP2950092B2 (ja) 1993-04-21 1993-04-21 極性反転検出回路及びこの回路を用いた端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06311256A JPH06311256A (ja) 1994-11-04
JP2950092B2 true JP2950092B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=14109753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9442093A Expired - Fee Related JP2950092B2 (ja) 1993-04-21 1993-04-21 極性反転検出回路及びこの回路を用いた端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2950092B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06311256A (ja) 1994-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5105461A (en) Telephone line interface circuit
JP2950092B2 (ja) 極性反転検出回路及びこの回路を用いた端末装置
US6480596B1 (en) Direct inward-outward dialing trunk circuit
JP2925409B2 (ja) ノーリンギング端末アナログフロントエンド
JP2840116B2 (ja) ダイヤルイン着呼受信装置
JP2947817B2 (ja) 網制御装置
JP3057930B2 (ja) 端末網制御装置
JPH0349494Y2 (ja)
JP3710006B2 (ja) 電話回線の極性検出回路
JPH0332130Y2 (ja)
JP2566783B2 (ja) 電話局線の信号判別装置
JPH05219197A (ja) リングトリップ回路
JPS6010896A (ja) 局線回路
JP2864823B2 (ja) 端末網制御装置
JPS61135290A (ja) 局線トランク回路
KR0120013B1 (ko) 다알링턴 회로를 이용한 가입자선로의 전류 공급회로
JP2984431B2 (ja) 網制御装置
JP2685765B2 (ja) ダイヤルパルス安定送出回路
JPH09102810A (ja) 回線の極性反転検出装置
JPH07221873A (ja) 端末装置システム
JPS62269542A (ja) 局線終端回路
JPS6352553A (ja) リングトリツプ回路
JPH08181791A (ja) 端末網制御装置
JPS6387849A (ja) 共鳴り防止回路
JPH08168061A (ja) 電話回線インタフェース回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070709

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees