JPH09102810A - 回線の極性反転検出装置 - Google Patents

回線の極性反転検出装置

Info

Publication number
JPH09102810A
JPH09102810A JP28469595A JP28469595A JPH09102810A JP H09102810 A JPH09102810 A JP H09102810A JP 28469595 A JP28469595 A JP 28469595A JP 28469595 A JP28469595 A JP 28469595A JP H09102810 A JPH09102810 A JP H09102810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
polarity
polarity reversal
detection circuit
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28469595A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouji Okabe
将二 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP28469595A priority Critical patent/JPH09102810A/ja
Publication of JPH09102810A publication Critical patent/JPH09102810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤動作などがなく信頼性に優れ、しかも、検
出能力を高めた回線の極性反転検出装置を提供する。 【解決手段】 加入電話回線端末装置における回線の極
性反転検出装置において、回線に直列に接続し回線の閉
結・開放および極性反転を検出する回線電流検出回路1
と、回線の負荷に並列に接続した充放電回路を含む極性
反転検出回路2とを備えた。上記回線電流検出回路1お
よび極性反転検出回路2を、回線のいずれの極性からの
極性反転も検出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置、
電話端末装置、あるいはそれらの端末装置の機能を複合
化した多機能端末装置などの加入電話回線端末装置にお
ける回線の極性反転検出装置に係り、特に検出能力を高
めたものに関する。
【0002】
【従来の技術】公衆通信回線では、交換局から通信線を
介して各端末に所定の直流電圧が供給されており、発呼
相手の通信端末がフックオフ(呼び掛けに答えて、受話
器を持ち上げる等の動作)すると、発呼元への上記直流
電圧の極性が反転し、この変化を検出することによっ
て、相手端末装置が回線に接続されたことを判断するよ
うになっている。近年のファクシミリ装置などの自動応
答の加入電話回線端末装置では、上記極性反転を検出す
るために種々の電流センサ等を含む極性検出装置を備
え、上記相手端末装置の回線接続状態を検出する機能を
備えるのが一般的である。図4〜図6は、2線式通信回
線における、従来の極性反転検出装置の一例を示す図で
ある。図4に示す従来例では、通信回線に回線抵抗R11
を並列に接続すると共に、上記抵抗R11の両端の電圧を
電圧比較回路31で検出することにより極性反転を検出す
るものである。また、図5に示す従来技術では、回線に
直列にフォトカプラ32を挿入し、このフォトカプラに順
方向に電流が流れた際の発光を検出することによって極
性反転を検出するものである。更に、図6は、特開平3-
55943 号公報に示された極性反転検出装置を説明する図
であり、この例では、回線の極性反転時に生じる充放電
電流をフォトカプラ33で検出することにより極性反転を
検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の極性反転回路では、いづれも次のような欠点を
備えており、十分な信頼性と機能を有したものではなか
った。即ち、図4に示す従来技術では回路構成上、1次
側(回線側)と2次側(端末側)が電気的に絶縁されて
おらず、例えば落雷等により通信回線に発生した高圧電
流が端末側に流入し、あるいは逆に端末側において何等
かの原因による高圧電流の発生や、インピーダンスの低
下等の影響が通信回線側に及ぶ等の信頼性上の問題が発
生する虞が高い。また、図5に示す従来技術では、自端
末装置側回線が開ループ状態にあると、相手端末装置側
回線の切断などを検出できないという検出能力上の問題
がある。例えば、自端末装置がダイヤルイン機能を備
え、相手電話端末装置からの発呼に応じて自端末装置が
ダイヤルインの呼び出し中のとき、相手電話端末装置が
回線を切断しても、自端末装置の極性反転検出装置はそ
れを検出することができない。また、特開平3-55943 号
公報記載の従来技術では、上記のような問題は解決され
ているが、回線が接続された後、回線状態が閉ループ状
態にあるのか、開ループ状態にあるのかを検出すること
ができない上、更に、回線のノイズを極性反転として検
出してしまう等の誤動作の問題もあった。本発明は、上
記のような従来技術の問題を解決するためになされたも
のであって、誤動作など信頼性上の問題がなく、且つ、
検出能力を高めた回線の極性反転検出装置を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回線の極性反転検出回路では、請求項1記
載の発明では、加入電話回線端末装置における回線の極
性反転検出装置において、回線に直列に接続し回線の閉
結・開放および極性反転を検出する回線電流検出回路
と、回線の負荷に並列に接続した充放電回路を含む極性
反転検出回路とを備えたことを特徴とする。請求項2記
載の発明では、請求項1の極性反転検出装置において、
回線電流検出回路の2次側信号線と極性反転検出回路の
2次側信号線とを共通の信号線としたことを特徴とす
る。請求項3記載の発明では、加入電話回線端末装置に
おける回線の極性反転検出装置において、回線に直列に
接続し回線の閉結・開放および極性反転を検出する回線
電流検出回路、または回線の負荷に並列に接続した充放
電回路を含む極性反転検出回路を備え、且つ、上記回線
電流検出回路および極性反転検出回路を、回線の双方向
の極性反転を検出するように構成したことを特徴とす
る。請求項4記載の発明では、請求項3の極性反転検出
装置において、回線電流検出回路および極性反転検出回
路を、互いに逆極性且つ並列に接続したフォトカプラを
備えた構成にしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記のように構成したので、請求項1記載の発
明では、回線電流検出回路および極性反転検出回路の両
者からの回線の極性反転および開閉状態を取得できる。
請求項2記載の発明では、請求項1の極性反転検出装置
において、回線電流検出回路の2次側信号線と極性反転
検出回路の2次側信号線とを共通の信号線としたので、
回路が縮小化・小型化が図られる。請求項3記載の発明
では、加入電話回線端末装置における回線の極性反転検
出装置において、回線に直列に接続し回線の閉結・開放
および極性反転を検出する回線電流検出回路、または回
線の負荷に並列に接続した充放電回路を含む極性反転検
出回路を備え、且つ、上記回線電流検出回路および極性
反転検出回路を、回線の双方向の極性反転を検出するよ
うに構成したので、回線のいづれの極性からの極性反転
をも検出することができる。請求項4記載の発明では、
請求項3の極性反転検出装置において、回線電流検出回
路および極性反転検出回路を、互いに逆極性且つ並列に
接続したフォトカプラを備えた構成にしたので、回線の
いずれの極性からの極性反転も検出できることに加え
て、回線側と端末装置側の電気的絶縁を図ることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した形態例に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一形態
例を示す加入電話回線端末装置の極性反転検出装置のブ
ロック図である。同図において1は回線電流検出回路で
あって、図示したように加入電話回線(以下、回線と略
す)に直列に接続し、回線の閉結・開放および極性反転
を検出する。2は回線の負荷に並列に接続した、充放電
回路を備えた極性反転検出回路、3はダイヤルパルス送
出部を備えた回線電流を形成するための直流ループ形成
部、4はライントランス、5はダイヤルインおよびファ
クシミリ受信優先時などの呼び出し信号を検出するリン
ギング検出部、6はダイヤルイン時に各内線電話機8を
鳴動させる内線電話機鳴動部、7はファクシミリ通信時
および電話通話時などに回線を切換える交換部、9は本
加入電話回線端末装置を制御する網制御部である。
【0007】更に主要ブロックの詳細な構成を説明すれ
ば、上記回線電流検出回路1は、回線端子L1, L2を
介して接続される回線に直列に挿入された抵抗R1と、
互いに逆向に並列に接続されたフォトカプラ11, 12と、
上記抵抗R1に並列に接続されたバリスタ13と、上記フ
ォトカプラに直列に挿入された抵抗R2を備えている。
上記のバリスタ13は、バリスタ電圧以上の電圧が抵抗R
1に印加された時、バリスタ11側に電流を流すことによ
って、フォトカプラ11, 12が過電圧により破損するのを
防ぐ働きをする。フォトカプラ11およびフォトカプラ12
は上述したように回線に直列に接続され、また互いに逆
極性且つ並列に接続されており、上記抵抗R1の両端の
電圧差によって動作し、回線端子L1, L2の極性変化
に応じていづれか一方のフォトカプラに出力が発生す
る。抵抗R2は、抵抗R1と協働して回線電流検出のス
レッシュレベルを決定する。つまり、抵抗R1の値が小
さいほどその両端電圧差が小さくなるので検出感度が小
さくなり、また抵抗R2の値が小さいほど検出感度が高
くなる。なお、抵抗R2はフォトカプラ11, 12に流れる
回線電流を制限する役割も果たす。また、フォトカプラ
を用いることにより、1次側(回線側)と2次側(端末
装置側)を電気的に絶縁することができる。
【0008】極性反転検出回路2は回線に直列に接続さ
れ、フォトカプラ21, 22および充放電回路を形成するコ
ンデンサC1、抵抗R3を備え、ダイヤルインの呼び出
し中の発呼側の回線切断などを検出する。つまり、本端
末装置側回線が開放状態のときコンデンサC1はほぼ回
線の電圧まで充電され、回線が閉じられると同時に放電
される。なお、充放電時間はコンデンサC1と抵抗R3
の積、つまり時定数によって決まるが、この時間は検出
に要する時間が確保できる範囲で、音声帯域の信号に影
響を及ぼさないように極力小さくする。また、抵抗R3
は上記のように充放電時間を決めると共に、充放電時の
フォトカプラ21, 22の電流値も決定しているので、フォ
トカプラ21, 22の動作電流以上に電流が流れるように抵
抗値を設定する必要がある。図示のように、フォトカプ
ラ21およびフォトカプラ22は互いに逆極性で、且つ並列
に接続されているので、前記回線電流検出回路1と同様
に回線端子L1, L2の極性変化に対応していづれか一
方のフォトカプラに出力が発生する。また、フォトカプ
ラを用いることにより、1次側と2次側を電気的に絶縁
することができる。
【0009】なお、網制御部9はライントランス4を介
してメッセージおよびDTMF信号など様々な信号を送
受信すると共に、回線電流検出回路1および極性反転検
出回路2からの極性反転検出信号A, Bの検出、リンギ
ング検出部5からの呼び出し信号の検出、直流ループ形
成部3、内線電話機鳴動部6、交換部7の制御などを行
っている。上記において、極性反転検出信号A, Bは、
回線の極性反転時に、極性に応じてフォトカプラ11, 12
の1次側のいずれか一方、フォトカプラ21, 22の1次側
のいずれか一方に電流が流れたとき、2次側がオンして
負荷抵抗R4、R5のいづれか一方に電流が流れ、他方
がLowになる(後述するように、厳密に言えば両方と
もLowになる瞬間もある)。上記のように、図1に示
す形態例では、回線電流検出回路1のフォトカプラ11、
12 の2次側信号線と極性反転検出回路2のフォトカプ
ラ21, 22の2次側信号線は互いに接続され、極性反転検
出信号A、Bにて共通化しているが、これは回路の縮小
化・小型化を図る上で有効である。
【0010】図2は、上記図1に示した形態例における
主要な動作を説明するためのタイミングチャート図であ
り、ダイヤルインの呼び出し中など、本加入電話回線端
末装置が網制御部9に制御されて直流ループ形成部3が
回線の本端末装置側を開放状態にしているときに、相手
側(発呼側)の電話機が回線を切断した場合などの動作
を説明するものである。同図2において、Cは図1に示
すように回線端子L1, L2間の電圧、A, Bは図1の
フォトカプラ11、12の出力である極性反転検出信号
A, Bの電圧を示し、同図(a)は回線の極性がL1が
接地(0V)、L2が−48Vの状態から、L1が−48
V、L2が接地の状態へと反転したときの例、(b)図
がその逆の例である。
【0011】同図(a)に示した例では、最初、L1が
L2よりも48V高い電位にあるので、コンデンサC1は
抵抗R3およびフォトカプラ22を介して+48Vの電圧ま
で充電されている。この状態にあるとき、例えばダイヤ
ルインの呼び出し中などに発呼側が回線を切断した場
合、回線の切断を示す極性反転が生じ、図2(a)のC
のようにL1, L2間の電圧が反転する。つまり、L1
が−48Vの給電、L2が接地となるため、コンデンサC
1に充電されていた電荷は抵抗R3およびフォトカプラ
21の1次側を介して放電する。このように、フォトカプ
ラ21の1次側をコンデンサC1と抵抗R3の時定数で決
まる時間だけ放電電流が流れるとフォトカプラ21の2次
側がオンして電流が流れ、これにより極性反転検出信号
Aは図2(a)のように+5V(負荷抵抗R4の電源電
圧を+5Vとした場合)からほぼ0Vに低下する。
【0012】フォトカプラ21の1次側を流れる放電電流
は上記時定数に従って減少するが、上記放電電流が所定
値以上である間はフォトカプラ21の2次側はオン状態を
持続するので、極性反転検出信号Aは図2(a)に示す
ようにほぼ0Vの状態を持続する。放電がさらに進と、
極性反転検出信号Aは+5Vに向かって上昇を開始し、
やがて放電電流が0になると極性反転検出信号aは+5
Vに達する。なお、この間、フォトカプラ22の1 次側に
は電流が流れないので、極性反転検出信号Bは+5Vに
保たれる。
【0013】なお、前記のように、回線電流検出回路1
のフォトカプラ11, 12の2次側信号線も極性反転検出信
号A,Bとして極性反転検出回路2のフォトカプラ21,
22の2次側信号線として共通化されているが、図2のタ
イミングチャートに示す期間中、回線電流検出回路1の
抵抗R1には上記のような充放電電流のみが流れ、しか
もフォトカプラ11, 12の1次側を流れる電流は上記充放
電電流よりはるかに小さい分流電流なので、フォトカプ
ラ11, 12の2次側はオフのままであり、したがって極性
反転検出信号A, Bは回線電流検出回路1の影響を受け
ない。図2(b)については説明を省略するが、上記と
同様にして極性反転検出信号Bが図示したようにLow
になり、Aは+5Vを保持する。このように、上記形態
例によれば、ダイヤルインの呼び出し中のように、本端
末装置側の回線が開放状態にあるときでも、相手側(発
呼側)の回線切断を検出できるので、ダイヤルインの呼
び出しなどを直ちに中止することができる。
【0014】図3は直流ループ形成部3が本端末装置側
の回線を閉状態にしている場合の要部タイミングチャー
トである。同図(a)は最初L1が接地、L2が−48V
給電状態にある場合、本端末装置側の回線が閉状態とな
っているので、このときL1, L2間の電圧は図示した
ように約+10Vである。この状態で、回線電流は抵抗R
1を流れ、その分流電流がフォトカプラ11の1次側を流
れる。したがって、フォトカプラ11の2次側はオン状態
となり、負荷抵抗R4に電流が流れ、極性反転検出信号
Aは図3(a)のようにほぼ0Vになる。それに対し
て、フォトカプラ12の1次側には電流が流れないので、
極性反転検出信号Bは図示のように+5Vに保持され
る。
【0015】上記のような状態は例えば本端末装置(加
入電話回線端末装置)から発呼して相手側が接続されて
いない状態や、本端末装置と相手側端末装置との間に呼
が設定されている場合などに発生し、この状態にあると
き例えば相手側が回線を接続したり切断したりすると、
回線の極性が反転し、L1, L2間の電圧Cは図示のよ
うに約−10Vになる。そうすると、回線電流は逆方向に
流れるので、フォトカプラ12の1次側に電流が流れ、フ
ォトカプラ12の2次側がオン状態となり、負荷抵抗R5
に電流が流れ、極性反転検出信号Bは図示のようにほぼ
0Vになる。一方、フォトカプラ11の1次側には電流が
流れなくなり、フォトカプラ11の2次側はオフ状態にな
るが、前記のように、極性反転検出回路2のフォトカプ
ラ21の1次側に放電電流が流れるので、負荷抵抗R4に
はコンデンサC1と抵抗R3で決まる期間だけ電流が流
れ、次いでその電流は放電電流の減少に伴い減少し、し
たがって極性反転信号Aは図示のように0Vから+5V
へと上昇する。
【0016】図3(b)は最初L2が接地、L1が−48
V給電状態にある場合で、相手側の回線切断などにより
回線の極性が反転すると、同様にしてL1, L2間の電
圧C、極性反転検出信号A, Bのタイミングチャートは
図示のようになる。以上のように構成すれば、回線電流
検出回路1では、本端末装置側の回線が閉状態である場
合の相手側の回線接続および回線切断などが検出できる
と共に、極性反転検出信号A、Bのレベルをチェックす
ることにより、本端末装置側の回線が閉状態であれば、
いつでも相手側端末装置の接続状態を判定することがで
きる。したがって、図1に示した形態例のように、回線
電流検出回路1と極性反転検出回路2の両方を備えれ
ば、上記のような回線電流検出回路1の検出機能に加え
て、本端末装置側が着呼側になったダイヤルインの呼び
出し中のような本端末装置側回線開放時における発呼側
の回線切断なども検出できるので、より一層検出能力を
高めることができる。
【0017】なお、図1に示す形態例においては回線電
流検出回路1および極性反転検出回路2のフォトカプラ
を互いに逆極性の一対の構成としたが、一方向のみの極
性とする構成も可能である。但し、この場合は図1の構
成の形態例のように、回線のいずれの極性からの極性反
転をも検出することはできないが、少なくとも一方向極
性変化は検出可能である(図2参照)。また、その場
合、極性反転検出信号A, Bの変化の方向が逆になる
が、網制御部9に若干工夫すればよい(図3参照)。な
お、回線の双方向の極性反転を検出できることは、加入
電話回線端末装置の回線端子L1, L2を回線に接続す
る際、極性を気にせずに接続できるなどの効果がある。
また、図1に示す形態例において、回線電流検出回路1
と極性反転検出回路2のフォトカプラの2次側信号線を
共通の信号線とせずに、それぞれの信号線を直接網制御
部9に接続する構成も可能である。また、図1に示す形
態例では、回線のいずれの極性からの極性反転も検出す
るために、互いに逆極性のフォトカプラを用いたが、こ
の方法に限らず他の回路でも実現可能である。例えばフ
ォトカプラに代えてパルストランスなどを用いることも
可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1記載の発明では、回線電流検出回路および極性
反転検出回路の両者が検出した回線の極性反転および開
閉状態情報を取得できるので、回線の検出能力が高ま
り、例えばダイヤルインの呼出し中に発呼側が回線を切
断した場合であっても、その旨を検出することができる
上、回線の開閉状態を常に検知することができる。更に
は、上記極性反転検出回路の使用を必要最小限にして誤
動作など信頼性上の問題を抑える上でも効果がある。請
求項2記載の発明では、上記において回線電流検出回路
および極性反転検出回路の2次側信号線を共通化したの
で、回路が縮小化・小型化する上で有効である。請求項
3記載の発明では、回線のいずれの極性からの極性反転
も検出できるので、端末装置を回線に接続する際など、
回線端子の極性を気にする必要がなく、装置の取り扱い
が簡便となる。請求項4記載の発明では、回線のいずれ
の極性からの極性反転も検出できることに加えて、回線
側と端末装置側の電気的絶縁を図れるので、信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を示す極性反転検出装置のブ
ロック図である。
【図2】(a)及び(b)は本発明の一形態例を示す極
性反転検出装置の要部のタイミングチャートである。
【図3】(a)及び(b)は本発明の一形態例を示す極
性反転検出装置の要部の他のタイミングチャートであ
る。
【図4】従来技術の一例を示す極性反転検出装置の回路
図である。
【図5】従来技術の一例を示す極性反転検出装置の他の
回路図である。
【図6】従来技術の一例を示す極性反転検出装置の他の
回路図である。
【符号の説明】
1…回線電流検出回路、2…極性反転検出回路、3…直
流ループ形成部、4…ライントランス、5…リンギング
検出部、6…内線電話機鳴動部、7…交換部、11,12,2
1,22 …フォトカプラ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入電話回線端末装置における回線の極
    性反転検出装置において、回線に直列に接続し回線の閉
    結・開放および極性反転を検出する回線電流検出回路
    と、回線の負荷に並列に接続した充放電回路を含む極性
    反転検出回路とを備えたことを特徴とする回線の極性反
    転検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の極性反転検出装置において、
    回線電流検出回路の2次側信号線と極性反転検出回路の
    2次側信号線とを共通の信号線としたことを特徴とする
    回線の極性反転検出装置。
  3. 【請求項3】 加入電話回線端末装置における回線の極
    性反転検出装置において、回線に直列に接続し回線の閉
    結・開放および極性反転を検出する回線電流検出回路、
    または回線の負荷に並列に接続した充放電回路を含む極
    性反転検出回路を備え、且つ、上記回線電流検出回路お
    よび極性反転検出回路を、回線の双方向の極性反転を検
    出するように構成したことを特徴とする回線の極性反転
    検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の極性反転検出装置において、
    回線電流検出回路および極性反転検出回路を、互いに逆
    極性且つ並列に接続したフォトカプラを備えた構成にし
    たことを特徴とする回線の極性反転検出装置。
JP28469595A 1995-10-05 1995-10-05 回線の極性反転検出装置 Pending JPH09102810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28469595A JPH09102810A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 回線の極性反転検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28469595A JPH09102810A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 回線の極性反転検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09102810A true JPH09102810A (ja) 1997-04-15

Family

ID=17681786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28469595A Pending JPH09102810A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 回線の極性反転検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09102810A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013123128A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Ricoh Co Ltd 通信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013123128A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Ricoh Co Ltd 通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6277727A (ja) コ−ドレス電話機用回線切替回路
JP2833513B2 (ja) 通信端末装置
JPH04371059A (ja) 通信機器における回線状態検出装置
JPH04233891A (ja) ボタン電話用インタフェース装置
JPS6251018B2 (ja)
JPH09102810A (ja) 回線の極性反転検出装置
JP2840116B2 (ja) ダイヤルイン着呼受信装置
JP3257479B2 (ja) ダイヤルイン端末装置
JP3636889B2 (ja) ダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置
US4582958A (en) Secretary telephone system
JP2524882B2 (ja) 通信管理装置
JP3710006B2 (ja) 電話回線の極性検出回路
JPH0638523Y2 (ja) 網制御回路
JPH0329221B2 (ja)
JP3478455B2 (ja) 端末網制御装置
JPS5811109Y2 (ja) 夜間切替回路
JPS63105558A (ja) 自動発呼網制御装置の呼出し制御方式
JPS6259500B2 (ja)
JPH0681201B2 (ja) テレコントロ−ル装置
JPH11234420A (ja) 端末網制御装置
JPH0637919A (ja) 端末網制御装置
JPS6080352A (ja) 誤スキヤン防止回路
JPS6240859A (ja) 網制御回路
JPS62217791A (ja) 極性反転検出回路
JPH0413906B2 (ja)