JPH0349494Y2 - - Google Patents

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JPH0349494Y2
JPH0349494Y2 JP1986099845U JP9984586U JPH0349494Y2 JP H0349494 Y2 JPH0349494 Y2 JP H0349494Y2 JP 1986099845 U JP1986099845 U JP 1986099845U JP 9984586 U JP9984586 U JP 9984586U JP H0349494 Y2 JPH0349494 Y2 JP H0349494Y2
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polarity
telephone
circuit
line
diode
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JP1986099845U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産上の利用分野〕 本考案は、電話線路の極性を検知し、転極パル
ス等の検出を行なう回路に関するものである。
〔従来の技術〕
公衆電話機においては、課金信号として転極パ
ルスを用いるものが多く、交換機から到来する転
極パルスを検出するため、従来は、実公昭58−
40679号公報により開示されているフオトカプラ
による回路が一般に採用されている。
すなわち、電話線路へ接続される直流ループ中
へ、電流制限用の抵抗器とフオトカプラの発光ダ
イオードとの直列回路を挿入すると共に、これら
と並列に印加電圧制限用のバリスタを接続し、極
性に応じて発光ダイオードへ通ずるループ電流に
基づく発光ダイオードの発光をフオトカプラの受
光トランジスタにより受光し、このオン、オフ状
況によつて線路の極性を検知するものとなつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、フオトカプラの発光ダイオードによる
順方向電圧降下は約1Vであり、最低ループ電流
20mAのとき50Ωの抵抗値に相当すると共に、電
流制限用の抵抗器として20Ω程度のものを用いる
ため、これらの挿入合成抵抗値が70〜80Ωとな
り、電話機の内部抵抗値を規定値以内として設計
することが困難となる問題を生じており、特に、
ループ電流に基づいて電源供給を行なう電源回路
を用いる場合、この問題が顕著となつている。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の問題を解決するため、本考案はつぎの手
段により構成するものとなつている。
すなわち、一対の電話線路からのループ電流を
一定極性とするダイオードブリツジと、このダイ
オードブリツジを介する一定極性のループ電流に
より充電されるコデンサを有する電源回路とを備
える電話機において、一対の電話線路の一方へ高
低抗値の抵抗器を介してベースが接続されると共
にコレクタ・エミツタ間へ電源回路からの電源が
供給されかつベースへ印加される電圧が特定極性
のとき検知出力を生ずるトランジスタと、一対の
電話線路の一方が特定極性のとき順方向となる極
性として高抵抗値の低抗器に対し直列に挿入され
たダイオードとを設けたものである。
〔作用〕
したがつて、一対の電話線路の一方へダイオー
ドおよび高抵抗値の抵抗器を介してベースの接続
されたトランジスタが、一対の電話線路の一方の
極性が特定極性となつたときにのみオンまたはオ
フとなり、これによつて極性検知が行われるた
め、直流ループ中へ挿入される余剰な抵抗成分を
排除することができる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図によつて本考案の詳細を
説明する。
図は公衆電話機の要部回路図であり、交換機か
らの電話線路が接続される線路端子L1,L2に対
し、フツクスイツチHSのブレイク接点を介して
着信報知用のトーンリンガ(以下、TRG)1が
橋絡接続されていると共に、フツクスイツチHS
のメイク接点、ダイオードブリツジ(以下、
DB)2、電源回路(以下、PS)3、および、ダ
イヤルのパルス接点Diを介し、ハンドセツトを含
む通話回路(以下、TKC)4が接続されており、
オフフツクに応ずるフツクスイツチHSの作動に
より直流ループが閉成し、線路の線間電圧極性に
かゝわらずDB2により一定極性となつたループ
電流がTKC4を介して通じ、ダイヤル操作にし
たがうパルス接点Diのオフ、オンンおよびこの間
オンとなるダイヤルの側路接点Dsによりダイヤ
ルパルスの送出がなされ、これによる交換機の交
換接続に応じて相手側が応答すれば、TKC4中
のハンドセツトによる通話が自在なものとなつて
いる。
なお、図上省略した硬貨収納回路が設けてあ
り、これによる投入硬貨の検出に応じて前述のダ
イヤル発信および通話が許容される。
また、PS3には、TKC4により閉成される直
流ループ中へ、ループ電流に基づきツエナー電圧
を生ずる方向として定電圧ダイオードZDが挿入
されており、DB2により一定極性となつたルー
プ電流の流通に応じて定電圧ダイオードZDが端
子電圧を生ずるため、これに対し逆流阻止用のダ
イオードD1〜D4を介して各々が並列に接続され
たコンデンサC1〜C4が定電圧ダイオードZDの端
子電圧に応じてループ電流により充電されるもの
となり、これに基づく各コンデンサC1〜C4の端
子電圧を電源V1〜V4として必要とする各部へ供
給するものとなつている。
一方、DB2の線路側には、線路端子L1側の一
線および同端子L2側の一線へ、例えば220KΩの
高抵抗値を有する抵抗器R1,R2、および、これ
らに対し各一線が各々負極性となつたときに順方
向となる極性として直列に挿入されたダイオード
D5,D6を介し、トランジスタQ1,Q2のベースが
各個に接続されていると共に、各トランジスタ
Q1,Q2のコレクタ・エミツタ間には、PS3から
の電源V1供給されている。
また、各トランジスタQ1,Q2のベース・エミ
ツタ間には各個にベース抵抗器R3,R4が接続さ
れていると共に、各コレクタと共通回路との間に
は負荷抵抗器R5,R6が挿入されており、各トラ
ンジスタQ1,Q2のコレクタから各個に検知出力
SD1,SD2を送出するものとなつている。
なお、PS3の各コンデンサC1〜C4は、負極側
が共通回路へ接続されおり、共通回路の電位を基
準とするベースバイアスに応じ、各トランジスタ
Q1,Q2がオン、オフを行なうものとなついる。
したがつて、当初、線路端子L1側が正極性の
ときは、トランジスタQ1オフであり、検知出力
SD1は共通回路と同電位の「L」(低レベル)で
あるのに対し、線路端子L2側は負極性のため、
ダイオードD6を介してトランジスタQ2のベース
の順方向バイアスが与えられ、これがオンへ転じ
検知出力SD2をほゞ電源V1と同電圧の「H」(高
レベル)とする。
以上に対し、相手側の応答により、または、単
位通話時間の経過に応じ、転極パルスが到来する
と、線路端子L1側が負極性、同端子L2側が正極
性となり、これにしたがつて今度はトランジスタ
Q1がオン、トランジスタQ2はオフとなるため、
検知出力SD1が「H」、同出力SD2は「L」とな
り、これによつて転極パルスの到来を検出するこ
とができる。
なお、各検知出力SD1,SD2は、図上省略した
マイクロプロセツサ等の制御回路へ与えられてお
り、同回路が各出力SD1,SD2の「H」、「L」に
応じて制御上の判断を行ない、上述の硬貨収納回
路を制御し、投入されて待機中の硬貨を収納する
ものとなつている。
したがつて、線路端子L1,L2乃至DB2の各一
線中へ抵抗成分を挿入することなく線路の極性を
検知できると共に、抵抗器R1,R2は高抵抗値で
あり、ループ電流の分流および通話へ与える損失
等が殆んどなく、無損失による極性検知が実現
し、かつ、電話機内部抵抗値の低減が容易とな
る。
たゞし、トランジスタQ1,Q2を主体とする各
回路は、いずれか一方のみを設け、これの検出々
力変化を対比して極性判断を行なつてもよく、ダ
イオードD5,D6の極性を反対とし、これに応じ
てトランジスタQ1,Q2の接続状況または導電極
性を変更しても同様であり、公衆電話機のみなら
ず同等の構成を有する各種の電話端末機器にも適
用できる等、種々の変形が自在である。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなとおり本考案によれ
ば、無損失であると共に内部抵抗値を低減できる
極性検知回路が実現し、電話線路の極性検知を行
なう各種の電話機において多大な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示す回路図である。 2……DB(ダイオードブリツジ)、3……PS
(電源回路)、4……TKC(通話回路)、L1,L2
…線路端子、ZD……定電圧ダイオード、D1〜D6
……ダイオード、C1〜C4……コンデンサ、R1
R6……抵抗器、Q1,Q2……トランジスタ、V1
V4……電源、SD1,SD2……検知出力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の電話線路からループ電流を一定極性とす
    るダイオードブリツジと、該ダイオードブリツジ
    を介する一定極性のループ電流により充電される
    コンデンサを有する電源回路とを備える電話機に
    おいて、前記一対の電話線路の一方へ高抵抗値の
    抵抗器を介してベースが接続されると共にコレク
    タ・エミツタ間へ前記電源回路からの電源が供給
    されかつ前記ベースへ印加される電圧が特定極性
    のとき検知出力を生ずるトランジスタと、前記一
    対の電話線路の一方が特定極性のとき順方向とな
    る極性として前記高抵抗値の抵抗器に対し直列に
    挿入されたダイオードとを設けたことを特徴とす
    る線路極性検知回路。
JP1986099845U 1986-07-01 1986-07-01 Expired JPH0349494Y2 (ja)

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JP1986099845U JPH0349494Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JP1986099845U JPH0349494Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JPS637841U JPS637841U (ja) 1988-01-19
JPH0349494Y2 true JPH0349494Y2 (ja) 1991-10-22

Family

ID=30969103

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551016B2 (ja) * 1972-11-24 1980-12-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551016U (ja) * 1978-09-26 1980-04-03

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JPS5551016B2 (ja) * 1972-11-24 1980-12-22

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