JP3071180B2 - 電話の割込防止装置 - Google Patents

電話の割込防止装置

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JP3071180B2
JP3071180B2 JP10318798A JP31879898A JP3071180B2 JP 3071180 B2 JP3071180 B2 JP 3071180B2 JP 10318798 A JP10318798 A JP 10318798A JP 31879898 A JP31879898 A JP 31879898A JP 3071180 B2 JP3071180 B2 JP 3071180B2
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覚志 水口
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株式会社コペック ジャパン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線に接続さ
れる複数の電話機のうち最も早くオフフックした電話機
を前記電話回線に接続して通話を可能にすると共に、他
の電話機の割込を防止する電話の割込防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、電話回線に接続される複数の
電話機のうち最も早くオフフックした電話機を前記電話
回線に接続して通話を可能にすると共に、他の電話機の
割込を防止する電話の割込防止装置が使用されている。
【0003】図2は、実開平6−26350号公報に記
載された従来の電話機の割込防止装置の概要を示す回路
図である。図2において、電話回線L1、L2には、通
常、電話待機時に48ボルトの直流電圧が供給されてお
り、宅内交換機がある場合には、24ボルトの直流電圧
が供給されている。
【0004】電話機TEL2を先にオフフックして、電
話機TEL2が電話回線L1、L2に接続されると、電
話機TEL2、ダイオードブリッジDB、抵抗R1、ト
ランジスタQを含む割込防止回路のループが閉じて、抵
抗R3に直列接続されたフォトカプラの発光素子PC−
2Aに電流が流れる。また、同時に、抵抗R2に直列接
続された発光ダイオードLDに電流が流れて発光ダイオ
ードLDが点灯し、電話機TEL2が使用中であること
が表示される。
【0005】これによって、発光素子PC−2Aは発光
し、対応する受光素子PC−2Bが発光素子PC−2A
からの光を受光してオンとなり、受光素子PC−2Bに
接続されたトランジスタQのベースが接地され、該トラ
ンジスタQはオフとなる。その結果、この状態で、電話
機TEL1をオフフックしても電話回線L1、L2に接
続されないため、電話機TEL1による割込が防止され
る。
【0006】逆に、電話機TEL1を先にオフフックし
て、電話機TEL1が電話回線L1、L2に接続される
と、電話機TEL1とそのダイオードブリッジDB等を
含む割込防止回路のループが閉じて、フォトカプラの発
光素子PC−1Aに電流が流れる。これによって、発光
素子PC−1Aは発光し、受光素子PC−1Bが前記光
を受光してオンとなり、受光素子PC−1Bに接続され
たトランジスタQのベースが接地され、該トランジスタ
Qはオフとなる。その結果、この状態で、電話機TEL
2をオフフックしても電話回線L1、L2に接続されな
いため、電話機TEL2による割込が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電話機の割
込防止装置は、フォトカプラを使用しているため、高価
になるという問題があった。
【0008】本発明は、廉価に構成できる電話機の割込
防止装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電話機の割込防
止装置は、第1の電話機のオフフックによりオン状態と
なると共に第2の割込防止信号に応答して強制的にオフ
状態となる第1のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ
回路がオン状態になったことを検出して第1の検出信号
を出力する第1の検出手段と、前記第1の検出信号に応
答して第1の割込防止信号を出力する第1の割込防止手
段とを有する第1の制御手段と、第2の電話機のオフフ
ックによりオン状態となると共に前記第1の割込防止信
号に応答して強制的にオフ状態となる第2のスイッチ回
路と、前記第2のスイッチ回路がオン状態になったこと
を検出して第2の検出信号を出力する第2の検出手段
と、前記第2の検出信号に応答して前記第2の割込防止
信号を出力する第2の割込防止手段とを有する第2の制
御手段とを備えて成ることを特徴としている。
【0010】第1の電話機を先にオフフックすると、第
1のスイッチ回路がオン状態となって前記第1の電話機
は通話可能状態になる。このとき、第1の割込防止手段
から第1の割込防止信号が出力されて、第2のスイッチ
回路は強制的にオフ状態となるため、第2の電話機によ
る割込は防止される。
【0011】一方、第2の電話機を先にオフフックする
と、第2のスイッチ回路がオン状態となって前記第2の
電話機は通話可能状態になる。このとき、第2の割込防
止手段から第2の割込防止信号が出力されて、第1のス
イッチ回路は強制的にオフ状態となるため、第1の電話
機による割込は防止される。
【0012】前記第1のスイッチ回路は、第1のダイオ
ードと、そのコレクタ−エミッタ間を流れる電流が前記
第1のダイオードを流れると共にそのベースに前記第2
の割込防止信号が入力される第1のトランジスタ回路に
よって構成され、前記第2のスイッチ回路は、第2のダ
イオードと、そのコレクタ−エミッタ間を流れる電流が
前記第2のダイオードを流れると共にそのベースに前記
第1の割込防止信号が入力される第2のトランジスタ回
路によって構成されるようにしてもよい。
【0013】また、前記第1の電話機のオフフックによ
りオン状態となると共に第4の割込防止信号に応答して
強制的にオフ状態となる第3のスイッチ回路と、前記第
3のスイッチ回路がオン状態になったことを検出して第
3の検出信号を出力する第3の検出手段と、前記第3の
検出信号に応答して第3の割込防止信号を出力する第3
の割込防止手段とを有する第3の制御手段と、前記第2
の電話機のオフフックによりオン状態となると共に前記
第3の割込防止信号に応答して強制的にオフ状態となる
第4のスイッチ回路と、前記第4のスイッチ回路がオン
状態になったことを検出して第4の検出信号を出力する
第4の検出手段と、前記第4の検出信号に応答して前記
第4の割込防止信号を出力する第4の割込防止手段とを
有する第4の制御手段とを備え、前記第1の制御手段及
び第2の制御手段は電話回線に流れる電流が第1の方向
のとき動作可能であり、前記第3の制御手段及び第4の
制御手段は電話回線に流れる電流が前記第1の方向とは
逆方向の第2の方向のとき動作可能であるようにしても
よい。
【0014】さらに、前記第3のスイッチ回路は、第3
のダイオードと、そのコレクタ−エミッタを流れる電流
が前記第3のダイオードを流れると共にそのベースに前
記第4の割込防止信号が入力される第3のトランジスタ
回路によって構成され、前記第4のスイッチ回路は、第
4のダイオードと、そのコレクタ−エミッタを流れる電
流が前記第4のダイオードを流れると共にそのベースに
前記第3の割込防止信号が入力される第4のトランジス
タ回路によって構成されるようにしてもよい。
【0015】さらにまた、使用状態にある電話機を介し
て流れる電流によって、使用状態にある電話機を表示す
る表示手段を備えるようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
電話機の割込防止装置の回路図である。図1において、
モジュラープラグ1は電話回線に接続されると共に、電
話線6、7を介して、電話機の割込防止装置を構成する
回路に接続されている。
【0017】電話線6は、第1のスイッチ回路を構成す
る第1のダイオード8のアノード、カソード、第1の電
話機接続手段としてのモジュラージャック4、表示手段
を構成する発光ダイオード(LED)13、第1のスイ
ッチ回路を構成するトランジスタ18、第1の検出手段
としての抵抗21を介して電話線7に接続されている。
モジュラージャック4には第1の電話機2(図示せず)
が接続される。発光ダイオード13は無極性で、正負い
ずれの方向に電流が流れても点灯する発光ダイオードで
あり、点灯することによって、どの電話機が使用中なの
かを表示する、即ち、点灯することによって第1の電話
機2が使用中であることを表示する。
【0018】発光ダイオード13には、ツエナーダイオ
ード15、16及び抵抗14が並列接続されている。ツ
エナーダイオード15、16は、光ダイオード13の両
端に定格以上の電圧が印加されないようにするための電
圧制限用ツェナーダイオードであり、互いに逆向きに直
列接続されている。また、抵抗14は、発光ダイオード
13に定格以上の電流が流れないようにするための電流
バイパス用の抵抗である。
【0019】ダイオード8には、第3の検出手段として
の抵抗9及び第3のスイッチ回路を構成するトランジス
タ11の直列回路が並列接続されている。抵抗9とトラ
ンジスタ11の接続点には、第3の割込防止手段として
のトランジスタ10が接続されている。トランジスタ1
0のコレクタは、トランジスタ28のベースに接続され
ている。トランジスタ11及びトランジスタ12がダー
リントン接続されて第3のトランジスタ回路を構成して
おり、これにより、微少ベース電流で確実にトランジス
タ11がオンになるよう構成されている。トランジスタ
12のベースには抵抗24を介して電話線7が接続され
ている。
【0020】また、トランジスタ18及び抵抗21の直
列回路には、第3のスイッチ回路を構成する第3のダイ
オード17が並列接続されている。トランジスタ18及
びトランジスタ19がダーリントン接続されて第1のト
ランジスタ回路を構成しており、これにより、微少ベー
ス電流で確実にトランジスタ18がオンになるよう構成
されている。トランジスタ20のコレクタは、トランジ
スタ35のベースに接続されている。抵抗21には第1
の割込防止手段としてのトランジスタ20のベースが接
続されている。トランジスタ19のベースには抵抗22
を介して電話線6が接続されている。
【0021】一方、電話線6は、第2のスイッチ回路を
構成する第2のダイオード30のアノード、カソード、
第2の電話機接続手段としてのモジュラージャック5、
表示手段を構成する発光ダイオード31、第2のスイッ
チ回路を構成するトランジスタ36、第2の検出手段と
しての抵抗38を介して電話線7に接続されている。モ
ジュラージャック5には第2の電話機3(図示せず)が
接続される。発光ダイオード31は無極性で、正負いず
れの方向に電流が流れても点灯する発光ダイオードであ
り、点灯することによって使用中の電話機を表示する、
即ち、点灯することによって第2の電話機3が使用中で
あることを表示する。
【0022】発光ダイオード31には、ツエナーダイオ
ード33、34及び抵抗32が並列接続されている。ツ
エナーダイオード33、34は、発光ダイオード31の
両端に定格以上の電圧が印加されないようにするための
電圧制限用ツェナーダイオードであり、互いに逆向きに
直列接続されている。また、抵抗32は、発光ダイオー
ド31に定格以上の電流が流れないようにするための電
流バイパス用の抵抗である。
【0023】ダイオード30には、第4の検出手段とし
ての抵抗29及び第4のスイッチ回路を構成するトラン
ジスタ27の直列回路が並列接続されている。抵抗29
とトランジスタ27の接続点には、第4の割込防止手段
としてのトランジスタ26のベースが接続されている。
トランジスタ26のコレクタは、トランジスタ12のベ
ースに接続されている。トランジスタ27及びトランジ
スタ28がダーリントン接続されて第4のトランジスタ
回路を構成しており、これにより、微少ベース電流で確
実にトランジスタ27がオンになるよう構成されてい
る。トランジスタ28のベースには抵抗25を介して電
話線7が接続されている。
【0024】また、第2のスイッチ回路を構成するトラ
ンジスタ36及び第2の検出手段としての抵抗38の直
列回路には第4のダイオード39が並列接続されてい
る。トランジスタ36及びトランジスタ35がダーリン
トン接続されて第2のトランジスタ回路を構成してお
り、これにより、微少ベース電流で確実にトランジスタ
36がオンになるよう構成されている。抵抗38には第
2の割込防止手段としてのトランジスタ37のベースが
接続されている。トランジスタ37のコレクタは、トラ
ンジスタ19のベースに接続されている。トランジスタ
35のベースには抵抗23を介して電話線6が接続され
ている。
【0025】尚、ダイオード8、トランジスタ18、1
9、20及び抵抗21は第1の制御手段を構成し、ダイ
オード30、トランジスタ35、36、37及び抵抗3
8は第2の制御手段を構成し、ダイオード17、トラン
ジスタ10、11、12及び抵抗9は第3の制御手段を
構成し又、ダイオード39、トランジスタ26、27、
28及び抵抗29は第4の制御手段を構成している。
【0026】以上のように構成された本実施の形態の動
作を以下説明する。電話回線側の交換機(図示せず)は
課金開始(相手電話が応答)を知らせるために電話回線
の極性を反転するため、図1に示すように、電流がI1
方向に流れる場合とI2方向に流れる場合がある。
【0027】先ず、電流がI1方向に流れる場合の動作
を説明する。この状態では、抵抗22、23を介してト
ランジスタ19、35のベースに電圧が印加される。各
電話機2、3がオンフックの状態(受話器をおろしてフ
ックスイッチがオフ状態)で、第1の電話機2を先にオ
フフック(受話器を取り上げた状態であり、フックスイ
ッチがオンの状態)にすると、第1の電話線6、ダイオ
ード8、モジュラージャック4、電話機2、発光ダイオ
ード13、トランジスタ18、抵抗21、第2の電話線
7へと電流が流れ、電話機2は通話状態になる。
【0028】同時に、抵抗21に流れる電流によって抵
抗21の両端に電圧が生じ、抵抗21からは第1の検出
信号が出力される。トランジスタ20は前記第1の検出
信号に応答してオン状態となり、トランジスタ20から
第1の割込防止信号(ローレベル信号)が出力される。
これによって、トランジスタ35のベースバイアスが遮
断され、トランジスタ36がオフ状態となる。したがっ
て、この状態で後から、第2の電話機3をオフフックし
ても、電話機3は通話状態にならず、電話機3による割
込を防止することができる。
【0029】また、逆に、各電話機2、3がオンフック
状態のときに、電話機3を先にオフフックすると、電話
線6、ダイオード30、モジュラージャック5、電話機
3、発光ダイオード31、トランジスタ36、抵抗3
8、電話線7へと電流が流れ、電話機3は通話状態とな
る。
【0030】このとき同時に、抵抗38に流れる電流に
よって抵抗38の両端に電圧が発生し、抵抗38から第
2の検出信号が出力される。トランジスタ37は前記第
2の検出信号に応答してオンとなり、トランジスタ37
からは第2の割込防止信号(ローレベル信号)が出力さ
れる。これによって、トランジスタ19のベースバイア
スが遮断され、トランジスタ18がオフ状態となる。し
たがって、この状態で、電話機2をオフフックしても電
話機2は通話状態にならず、電話機2による割込を防止
することができる。
【0031】次に、電流がI2方向に流れる場合の動作
を説明する。この状態では、抵抗24、25を介してト
ランジスタ12、28のベースに電圧が印加される。各
電話機2、3がオンフックの状態で、電話機2を先にオ
フフックすると、電話線7、ダイオード17、発光ダイ
オード13、モジュラージャック4、電話機2、トラン
ジスタ11、抵抗9、電話線6へと電流が流れ、電話機
2は通話状態となる。
【0032】同時に、抵抗9に流れる電流によって抵抗
9の両端に電圧が発生し、抵抗9から第3の検出信号が
出力される。トランジスタ10は前記第3の検出信号に
応答してオンとなり、第3の割込防止信号(ローレベル
信号)が出力される。これによって、トランジスタ28
のベースバイアスが遮断され、トランジスタ27がオフ
状態となる。したがって、この状態で電話機3をオフフ
ックしても電話機3は通話状態にならず、電話機3によ
る割込を防止することができる。
【0033】また、逆に、各電話機2、3がオンフック
の状態で、電話機3を先にオフフックすると、電話線
7、ダイオード39、発光ダイオード31、モジュラー
ジャック5、電話機3、トランジスタ27、抵抗29、
電話線6へと電流が流れ、電話機3は通話状態となる。
【0034】同時に、抵抗29に流れる電流によって抵
抗29の両端に電圧が発生し、抵抗29から第4の検出
信号が出力される。トランジスタ26は前記第4の検出
信号に応答してオンとなり、第4の割込防止信号(ロー
レベル信号)が出力される。これによって、トランジス
タ12のベースバイアスが遮断され、トランジスタ11
がオフ状態となる。したがって、この状態で、電話機2
をオフフックしても電話機2は通話状態にならず、電話
機2による割込を防止することができる。
【0035】以上述べたように本実施の形態によれば、
第1の電話機2のオフフックによりオン状態となると共
に第2の割込防止信号に応答して強制的にオフ状態とな
る第1のスイッチ回路(ダイオード8、トランジスタ1
8、19)と、前記第1のスイッチ回路がオン状態にな
ったことを検出して第1の検出信号を出力する抵抗21
と、前記第1の検出信号に応答して第1の割込防止信号
を出力するトランジスタ20とを有する第1の制御手段
と、第2の電話機3のオフフックによりオン状態となる
と共に前記第1の割込防止信号に応答して強制的にオフ
状態となる第2のスイッチ回路(ダイオード30、トラ
ンジスタ35、36)と、前記第2のスイッチ回路がオ
ン状態になったことを検出して第2の検出信号を出力す
る抵抗38と、前記第2の検出信号に応答して前記第2
の割込防止信号を出力するトランジスタ37とを有する
第2の制御手段とを備えて成ることを特徴としており、
フォトカプラを使用していないので、廉価な電話機の割
込防止装置を提供することが可能になる。
【0036】前記第1のスイッチ回路を、ダイオード8
と、そのコレクタ−エミッタ間を流れる電流がダイオー
ド8を流れると共にそのベースに前記第2の割込防止信
号が入力される第1のトランジスタ回路(トランジスタ
18、19)によって構成し、前記第2のスイッチ回路
を、ダイオード30と、そのコレクタ−エミッタ間を流
れる電流がダイオード30を流れると共にそのベースに
前記第1の割込防止信号が入力される第2のトランジス
タ回路(トランジスタ35、36)によって構成するこ
とにより、廉価な電話機の割込防止装置を提供すること
ができる。
【0037】また、前記第1の電話機2のオフフックに
よりオン状態となると共に第4の割込防止信号に応答し
て強制的にオフ状態となる第3のスイッチ回路(ダイオ
ード17、トランジスタ11、12)と、前記第3のス
イッチ回路がオン状態になったことを検出して第3の検
出信号を出力する抵抗9と、前記第3の検出信号に応答
して第3の割込防止信号を出力するトランジスタ10と
を有する第3の制御手段と、前記第2の電話機3のオフ
フックによりオン状態となると共に前記第3の割込防止
信号に応答して強制的にオフ状態となる第4のスイッチ
回路(ダイオード39、トランジスタ27、28)と、
前記第4のスイッチ回路がオン状態になったことを検出
して第4の検出信号を出力する抵抗29と、前記第4の
検出信号に応答して前記第4の割込防止信号を出力する
トランジスタ26とを有する第4の制御手段とを備え、
前記第1の制御手段及び第2の制御手段は電話回線に流
れる電流が第1の方向I1のとき動作可能であり、前記
第3の制御手段及び第4の制御手段は電話回線に流れる
電流が前記第1の方向とは逆方向の第2の方向I2のと
き動作可能であるように構成することにより、電話回線
の極性の反転にも対応することができる。
【0038】さらに、前記第3のスイッチ回路を、第3
のダイオード17と、そのコレクタ−エミッタ間を流れ
る電流が前記第3のダイオード17を流れると共にその
ベースに前記第4の割込防止信号が入力される第3のト
ランジスタ回路(トランジスタ11、12)によって構
成し、前記第4のスイッチ回路は、第4のダイオード3
9と、そのコレクタ−エミッタ間を流れる電流が前記第
4のダイオード39を流れると共にそのベースに前記第
3の割込防止信号が入力される第4のトランジスタ回路
(トランジスタ27、28)によって構成することによ
り、電話機の割込防止装置を廉価に構成することが可能
になる。
【0039】さらにまた、使用状態にある電話機を介し
て流れる電流によって、使用状態にある電話機を表示す
る発光ダイオード13、31を備えることにより、使用
中の電話機を容易に判別することが可能になる。
【0040】尚、本実施の形態においては、電話機が2
台の場合の例を説明したが、電話機が複数台の3台以上
の場合であっても適用できる。即ち、複数台の電話機の
場合に適用可能である。また、本実施の形態において
は、表示手段として発光ダイオードを使用したが、ラン
プ等の他の表示手段を使用することが可能である。さら
にまた、各トランジスタはNPN型トランジスタを使用
したが、PNP型トランジスタや電界効果型トランジス
タ等を使用することも可能である。また、2個のトラン
ジスタをダーリントン接続した回路を使用したが、特に
必要でない場合には、1個のトランジスタによって構成
してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明の電話機の割込防止装置によれ
ば、廉価に構成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る回路図である。
【図2】 従来の電話機の割込防止装置の回路図であ
る。
【符号の説明】
1・・・モジュラープラグ 4、5・・・モジュラージャック 8・・・第1のスイッチ回路を構成する第1のダイオー
ド 10・・・第3の割込防止手段としてのトランジスタ 11、12・・・第3のスイッチ回路を構成するトラン
ジスタ 13、31・・・表示手段を構成する発光ダイオード 17・・・第3のスイッチ回路を構成する第3のダイオ
ード 18、19・・・第1のスイッチ回路を構成するトラン
ジスタ 20・・・第1の割込防止手段としてのトランジスタ 26・・・第4の割込防止手段としてのトランジスタ 27、28・・・第4のスイッチ回路を構成するトラン
ジスタ 30・・・第2のスイッチ回路を構成する第2のダイオ
ード 35、36・・・第2のスイッチ回路を構成するトラン
ジスタ 37・・・第2の割込防止手段としてのトランジスタ 39・・・第4のスイッチ回路を構成する第4のダイオ
ード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電話線にそのアノードが接続され
    た第1のダイオードと、そのコレクタ−エミッタ間を流
    れる電流が前記第1のダイオードを流れると共にそのベ
    ースに第2の割込防止信号が入力される第1のトランジ
    スタ回路とによって構成され、第1の電話機のオフフッ
    クによりオン状態となると共に前記第2の割込防止信号
    に応答して強制的にオフ状態となる第1のスイッチ回路
    と、前記第1のスイッチ回路と第2の電話線を接続する
    と共に前記第1のスイッチ回路がオン状態になったこと
    を検出して第1の検出信号を出力する第1の検出手段と
    しての抵抗と、そのベースが前記第1の検出手段として
    の抵抗に接続され、前記第1の検出信号に応答して第1
    の割込防止信号を出力する第1の割込防止手段としての
    トランジスタとを有し、前記第1の電話線と前記第2の
    電話線に接続された第1の制御手段と、 前記第1の電話線にそのアノードが接続された第2のダ
    イオードと、そのコレクタ−エミッタ間を流れる電流が
    前記第2のダイオードを流れると共にそのベースに前記
    第1の割込防止信号が入力される第2のトランジスタ回
    路とによって構成され、第2の電話機のオフフックによ
    りオン状態となると共に前記第1の割込防止信号に応答
    して強制的にオフ状態となる第2のスイッチ回路と、前
    記第1のスイッチ回路と前記第2の電話線を接続すると
    共に前記第2のスイッチ回路がオン状態になったことを
    検出して第2の検出信号を出力する第2の検出手段とし
    ての抵抗と、そのベースが前記第2の検出手段としての
    抵抗に接続され、前記第2の検出信号に応答して前記第
    2の割込防止信号を出力する第2の割込防止手段として
    のトランジスタとを有し、前記第1の電話線と前記第2
    の電話線に接続された第2の制御手段と、 前記第2の電話線にそのアノードが接続された第3のダ
    イオードと、そのコレクタ−エミッタ間を流れる電流が
    前記第3のダイオードを流れると共にそのベースに第4
    の割込防止信号が入力される第3のトランジスタ回路と
    によって構成され、前記第1の電話機のオフフックによ
    りオン状態となると共に前記第4の割込防止信号に応答
    して強制的にオフ状態となる第3のスイッチ回路と、前
    記第3のスイッチ回路と前記第1の電話線を接続すると
    共に前記第3のスイッチ回路がオン状態になったことを
    検出して第3の検出信号を出力する第3の検出手段とし
    ての抵抗と、そのベースが前記第3の検出手段としての
    抵抗に接続され、前記第3の検出信号に応答して第3の
    割込防止信号を出力する第3の割込防止手段としてのト
    ランジスタとを有し、前記第1の電話線と前記第2の電
    話線に接続された第3の制御手段と、 前記第2の電話線にそのアノードが接続された第4のダ
    イオードと、そのコレクタ−エミッタ間を流れる電流が
    前記第4のダイオードを流れると共にそのベースに前記
    第3の割込防止信号が入力される第4のトランジスタ回
    路とによって構成され、前記第2の電話機のオフフック
    によりオン状態となると共に前記第3の割込防止信号に
    応答して強制的にオフ状態となる第4のスイッチ回路
    と、前記第4のスイッチ回路と前記第1の電話線を接続
    すると共に前記第4のスイッチ回路がオン状態になった
    ことを検出して第4の検出信号を出力する第4の検出手
    段としての抵抗と、そのベースが前記第4の検出手段と
    しての抵抗に接続され、前記第4の検出信号に応答して
    前記第4の割込防止信号を出力する第4の割込防止手段
    としてのトランジスタとを有し、前記第1の電話線と前
    記第2の電話線に接続された第4の制御手段とを備え、 前記第1の制御手段及び第2の制御手段は、電話回線に
    流れる電流が第1の方向のとき動作可能であり、前記第
    3の制御手段及び第4の制御手段は、電話回線に流れる
    電流の方向が前記第1の方向とは逆方向の第2の方向の
    とき動作可能であることを特徴とする電話機の割込防止
    装置。
  2. 【請求項2】 使用状態にある電話機を介して流れる電
    流によって、使用状態にある電話機を表示する表示手段
    を備えて成ることを特徴とする請求項1記載の電話機の
    割込防止装置。
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