JP3049479B2 - 電話回線の割り込み防止装置 - Google Patents

電話回線の割り込み防止装置

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JP3049479B2 JP7353573A JP35357395A JP3049479B2 JP 3049479 B2 JP3049479 B2 JP 3049479B2 JP 7353573 A JP7353573 A JP 7353573A JP 35357395 A JP35357395 A JP 35357395A JP 3049479 B2 JP3049479 B2 JP 3049479B2
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真児 中嶋
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ナカ電子株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線端末に接
続された複数の電話機を、先取り優先で1台の電話機の
み通話することができ、他の電話機の割り込みを防止す
る電話回線の割り込み防止装置に関するものであり、特
に、ファクシミリ通信網、オフトーク通信等を利用した
情報機器の接続を可能とするものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、本願出願
人による実公平7−35485号公報に開示されている
ものがあった。この電話の割り込み防止装置において
は、電話機が通話状態になると、この電話機に対応する
フォトカプラの発光素子が発光し、他の電話機に対応す
る回路ループ内の受光素子がこれに応答して他の電話機
の電子スイッチをオフ状態にして割り込みを防止するよ
うに構成されており、先取りの電話機が通電すると、こ
れにより他の電話機の割り込み防止回路網を非導通状態
に保つように構成されている。このため、通常2線式電
話回線に利用されている全ての電圧に関して調整するこ
となく正常に動作し、複数の電話機を瞬時にオフフック
しても必ず1台だけにつながり誤動作のないものとなっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の割り込み防
止装置においては、電話回線端末に電話待機時の直流電
圧に重畳される交流の呼び出しベル信号を着信したとき
に、各電話機の負荷インピーダンスが同一であると、各
割り込み防止回路網が互いに割り込み防止をするように
働き、呼び出しベル信号が電話機に供給されなくなって
しまうか不安定な状態となる。このため、各電話機のベ
ルの鳴動ができなくなるので、ダイオードブリッジの入
力側に並列に極性を逆に組み合わせたツェナーダイオー
ド又は両方向2極サイリスタを接続し、その敷居値をダ
イオードブリッジを含む割り込み防止回路網の作動電圧
よりも大きい値に設定して、呼び出しベル信号をバイパ
スし、電話機のベルを鳴らすように構成していた。
【0004】しかしながら、ファクシミリ等の情報機器
を接続し、ファクシミリ通信網に用いられている130
0Hzの無鳴動呼び出し信号で、その情報機器を動作さ
せたり、電話機の待機時間に音声情報を送るオフトーク
通信等、前記従来の割り込み防止装置では待機時は回線
を開いているため前記情報機器の利用をうながす信号の
通過が得られないという課題があった。
【0005】本発明は、上記従来例の課題に鑑みなされ
たもので、その目的は、ファクシミリ通信網やオフトー
ク通信のように待機時に送出して来る信号を利用する通
信システムにも使用可能な電話回線の割り込み防止装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電話回線の割り
込み防止装置は、電話回線端末に極性をそろえるダイオ
ードブリッジを接続し、該ダイオードブリッジの出力側
にループを構成している回路ループ内にフォトカプラと
電子スイッチとを設け、通話状態になって閉結している
電話機に対応する前記フォトカプラの発光素子に前記電
子スイッチを介して点灯可能な電流が流れて点灯すると
他の電話機に対応する電子スイッチのバイアスが前記フ
ォトカプラの受光素子によりカットオフ状態になり、前
記他の電話機に対応する回路ループを開き割り込みを防
止する割り込み防止装置において、前記電話機は情報機
器を含み、前記各電話機の端子間に高抵抗を並列接続
し、待機状態において前記ダイオードブリッジに微弱電
流を流し、各ダイオードブリッジの出力側にある前記電
子スイッチを待機状態においてもオン状態にして前記フ
ォトカプラの発光素子を非点灯状態に保つことができる
微弱な電流が前記回路ループ内を流れる閉回路状態に
し、前記電話回線端末に発生した前記情報機器の利用を
うながす信号が、前記情報機器、前記ダイオードブリッ
ジ及び前記回路ループ内を通過し、前記情報機器に作用
して閉結させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の電話回線の割り込み防止
装置においては、情報機器を含む電話機の端子間に高抵
抗を電話機に並列に接続しており、待機状態においても
微弱な電流が電子スイッチに流れてオン状態になり、フ
ォトカプラの発光素子が点灯しない微弱な電流が流れる
閉回路状態になるように構成している。このため、待機
状態において1300Hzの無鳴動呼び出し信号のよう
な情報機器の利用をうながす信号が発生したときに、こ
情報機器の利用をうながす信号はオン状態にある電子
スイッチを含む回路ループを通過してファクシミリ等を
作動させて電話回線の閉結を行う。このように電話回線
が閉結されると、割り込み防止装置は正常に作動し、1
台の電話機あるいはファクシミリ等を通信可能とするも
のである。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る電話の割り込
み防止装置の回路構成を示す回路図である。L1、L2
は電話回線の端末であり、通常電話待機時には48ボル
トの直流電圧が供給されており、宅内交換機がある場合
には24ボルトの直流電圧が供給されている場合もあ
る。
【0009】この電話回線端末L1、L2には、電話機
TEL1とダイオードブリッジDB等を含む割り込み防
止回路網が直列に接続されている。尚、本実施例におけ
る電話機TEL1等はファクシミリ等の機能を有する情
報機器で構成されている。
【0010】このダイオードブリッジDBの出力正側と
負側の間には、抵抗R1、トランジスタQ1のベース及
びフォトカプラの受光素子PC−2Bが接続されてお
り、トランジスタQ1にベースバイアス変動を与えてい
る。このトランジスタQ1にはトランジスタQ2がダー
リントン接続されており、このトランジスタQ2のコレ
クタ・エミッタがダイオードブリッジDBの出力端に接
続されて、その正側から負側への回路ループを構成して
いる。
【0011】このトランジスタQ2のコレクタとダイオ
ードブリッジDBの出力正側との間には、使用状態表示
用発光ダイオードランプLD及び電流調整用抵抗R2
と、フォトカプラの発光素子PC−1A及び電流調整用
抵抗R3と、過電流バイパス用ツェナーダイオードZD
1が互いに並列になるように接続されている。
【0012】また、電話機TEL1に並列になるように
電話回線端末L1とダイオードブリッジDBとの間に
は、高い抵抗値からなる高抵抗R4が接続されている。
【0013】また、この電話機TEL1に並列になるよ
うに電話回線端末L1、L2に接続された電話機TEL
2にも同一構成の割り込み防止回路網が接続されてお
り、この電話機TEL2に接続された割り込み防止回路
網内の発光素子PC−2Aと受光素子PC−1Bがそれ
ぞれ電話機TEL1に接続された割り込み防止回路網内
の受光素子PC−2Bと発光素子PC−1Aにカップリ
ングされている。
【0014】上記構成からなる割り込み防止装置におい
て、電話機TEL1、TEL2が待機状態にあるときに
は、高抵抗R4を介して微弱電流がダイオードブリッジ
DBからトランジスタQ1、Q2に流れ、このトランジ
スタQ1、Q2がオン状態になっている。但し、このと
きにトランジスタQ1、Q2を介して回路網内に流れる
電流は微弱であるため、フォトカプラの発光素子PC−
1A、PC−2Aは発光しない。このような待機状態に
おいて、電話回線にファクシミリを動作させる1300
Hzの無鳴動呼出し信号が発生すると、この無鳴動呼出
し信号は既にトランジスタQ1、Q2がオン状態にある
ため直流的に閉回路が形成されている割り込み防止回路
網を通過する。
【0015】この結果、例えば電話機TEL2のファク
ス機能が作動して電話回線の閉結が完了すると、電話機
TEL2とそのダイオードブリッジDBを含む割り込み
防止回路網のループは閉じて、フォトカプラの発光素子
PC−2Aに点灯可能な電流が流れる。これにより発光
素子PC−2Aは発光し、受光素子PC−2Bがその光
に応答してトランジスタQ1のベースバイアスをカット
する。この結果、電話機TEL1に接続された割り込み
防止回路網内のトランジスタQ1、Q2はその回路ルー
プを開く。従って、この状態のときに電話機TEL1を
オフフック又はそのファクシミリ機能を作動させようと
しても通話・通信することはできず、既に通電している
電話機TEL2に割り込むことはできない。
【0016】尚、電話回線線路間の待機時の絶縁抵抗値
は、法令により1MΩ以上に保つことが規定されてい
る。このため、本実施例においては、ダイオードブリッ
ジDBを抵抗R1を介して直流的に閉回路を形成し、そ
の合成抵抗値が法令で定める絶縁抵抗値以上になるよう
に設定している。
【0017】上記実施例においては2台の電話機TEL
1、TEL2を接続する割り込み防止装置を示したが、
この他、3台以上の電話機を接続することも可能であ
る。この場合には、各割り込み防止回路網内のフォトカ
プラを各フォトカプラが並列になるように増設すれば良
い。このときに必要な電話機の台数をnとすると、割り
込み防止回路網に使用されるフォトカプラの数は(n−
1)n個となり、フォトカプラの数を増やすだけで更に
多くの電話機を接続可能にすることができる。
【0018】尚、図2に示すように、フォトカプラの受
光素子PC−2B、PC−1Bと抵抗R1の接続位置を
逆にしても良いものであり、このように変更することに
より回路ループの直流抵抗を下げて挿入損失の改善も行
うことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、複数の電話機が同時に
通話状態になることがなく、必ず1台だけがつながると
いう機能を損なうことなく、ファクシミリ通信網のよう
に無鳴動呼出し信号を用いた呼出しを行う通信システム
においても、その無鳴動呼出し信号を通過させてファク
シミリを作動させることができる。
【0020】また、オフトーク通信のように、電話の待
機時、即ち、常時、端末でスピーカーから音楽等を流
し、通話時に端末での通話を可能にする通信システムに
おいても使用することができ、各種情報機器の接続を可
能にすることにより利用範囲を拡大することができる。
【0021】更に、上記のように本発明においては、待
機時においても割り込み防止回路網内を信号が通過可能
な状態にあり、ベル着信時にフォトカプラにより相対す
る回路網の電子スイッチがオフ状態に至らないように発
光素子に流れる電流を発光素子の直列抵抗の抵抗値で設
定することにより、前述した従来の割り込み防止装置に
おけるダイオードブリッジをバイパスするツェナーダイ
オード等からなる回路を省略することができ、コストダ
ウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電話の割り込み防止装
置の回路構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す電話の割り込み防止装置の一部変更
例を示す回路図である。
【符号の説明】
L1、L2 電話回線端末 TEL1、TEL2 電話機 DB ダイオードブリッジ ZD1、ZD2 ツェナーダイオード R1、R2、R3 抵抗 R4 高抵抗 Q1、Q2 トランジスタ PC−1A、PC−2A フォトカプラの発光素
子 PC−1B、PC−2B フォトカプラの受光素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04M 1/68 - 1/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線端末に極性をそろえるダイオー
    ドブリッジを接続し、該ダイオードブリッジの出力側に
    ループを構成している回路ループ内にフォトカプラと電
    子スイッチとを設け、通話状態になって閉結している電
    話機に対応する前記フォトカプラの発光素子に前記電子
    スイッチを介して点灯可能な電流が流れて点灯すると他
    の電話機に対応する電子スイッチのバイアスが前記フォ
    トカプラの受光素子によりカットオフ状態になり、前記
    他の電話機に対応する回路ループを開き割り込みを防止
    する割り込み防止装置において、前記電話機は情報機器を含み、 前記各電話機の端子間に
    高抵抗を並列接続し、待機状態において前記ダイオード
    ブリッジに微弱電流を流し、各ダイオードブリッジの出
    力側にある前記電子スイッチを待機状態においてもオン
    状態にして前記フォトカプラの発光素子を非点灯状態に
    保つことができる微弱な電流が前記回路ループ内を流れ
    る閉回路状態にし、前記電話回線端末に発生した前記情
    報機器の利用をうながす信号が、前記情報機器、前記ダ
    イオードブリッジ及び前記回路ループ内を通過し、前記
    情報機器に作用して閉結させることを特徴とする電話回
    線の割り込み防止装置。
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