JPH10321795A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH10321795A
JPH10321795A JP9124429A JP12442997A JPH10321795A JP H10321795 A JPH10321795 A JP H10321795A JP 9124429 A JP9124429 A JP 9124429A JP 12442997 A JP12442997 A JP 12442997A JP H10321795 A JPH10321795 A JP H10321795A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力信号の各ビット間におけるスキューをなく
す。 【解決手段】内部バス2から供給されるデータはラッチ
制御信号Lに応答してラッチ回路L0〜L8に取り込ま
れる。このうち、ラッチ回路L8の出力は配線12を通
じ直接出力ドライバ8に供給されるが、他のラッチ回路
L0〜L7の出力はそれぞれ遅延部D0〜D7を介して
それぞれ対応する出力ドライバ8に供給される。遅延部
D0〜D7の遅延量は、それぞれ仮にラッチ回路L0〜
L7を出力ドライバ8に直接接続した場合における配線
12との遅延量の差に応じて設定されている。これによ
り、出力信号の各ビット間におけるスキューがなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に関し、
特にアドレス信号やデータ信号等、複数ビットからなる
信号によって表現される情報を出力する半導体装置に関
する。
【0001】
【従来の技術】通常、マイクロプロセッサ、ダイナミッ
ク・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)等、アド
レス信号やデータ信号の入出力を行う半導体装置におい
ては、ひとつのアドレス情報やひとつのデータ情報は、
それぞれ複数ビットからなる信号により構成される。例
えば、10ビットのアドレスを必要とするDRAMに接
続されるマイクロプロセッサは、かかる10ビットのア
ドレスを10本の内部バスからそれぞれ出力ドライバを
介して10個の出力パッドに出力する。また、このDR
AMが例えば×4品であれば、一回の入出力が4ビット
単位で行われるので、これら4ビットのデータは、4本
の内部バスからそれぞれ出力ドライバを介して4つの出
力パッドに出力されることになる。
【0002】このような信号の入出力を行う半導体装置
の出力回路部を図7に示す。図7に示す半導体装置で
は、出力すべき出力データは9ビットで構成されてい
る。すなわち、ひとつの情報が9ビットで表現されてい
る。かかる半導体装置では、出力すべきデータは9本の
内部バスを通じてそれぞれラッチ回路L0〜L8に供給
され、ラッチ回路L0〜L8は出力制御クロックに応答
してこれを取り込む。出力制御クロックはラッチ回路L
0〜L8へ共通に供給されており、各ラッチ回路はほぼ
同時に対応するビットの論理レベルを取り込み、取り込
まれた9ビットのデータは、配線52、出力ドライバ5
4を介して出力バッド56に供給され、外部に出力され
る。
【0003】ここで、通常、各出力ドライバ54はそれ
ぞれ対応する出力バッド56の近傍に配置されるので、
各出力ドライバ54と対応する各出力バッド56との配
線長は互いに大差がない。しかしながら、出力パッド5
6は内部回路と比較して非常に大きな面積を占有するた
め、各出力ドライバ間の間隔は非常に大きなものとな
り、そのためにラッチ回路L0〜L8と出力ドライバ5
4を接続する配線52は互いに配線長が異なってしま
う。図7は、出力ドライバ58に近い場所にラッチ回路
L0〜L8を配置した場合を示しており、この場合はラ
ッチ回路L0から出力ドライバ58間の配線が最も短
く、他の配線はこれよりも長くなってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記配線長のばらつき
は、各配線による遅延量がそれぞれ違うということを意
味する。すなわち、出力制御クロックに応答してラッチ
回路L0〜L8へほぼ同時に取り込まれた9ビットのデ
ータは、配線52によりそれぞれ異なる遅延量をもって
伝達されるので、出力ドライバ54へはそれぞれ異なる
タイミングで供給され、その結果出力パッド56は、本
来同時に遷移すべき9ビットからなるデータを各ビット
毎にそれぞれ異なるタイミングで遷移させて外部に出力
することになる。この様子を図8を用いて説明する。
【0005】まず、出力制御クロックに応答してラッチ
回路L0〜L8へ同時に取り込まれた9ビットのデータ
は、同時にラッチ回路L0〜L8からLOUTとして出
力されるが、上述の通りこれらラッチ回路L0〜L8が
出力ドライバ58に近い場所に配置されているので、P
AD0からの出力Q0が最も速く出力され、続いてQ
1、Q2の順に遅れて出力される。ラッチ回路から最も
遠いPAD8からの出力Q8は最も遅く出力される。図
では、Q0が出力されてからQ8が出力されるまでの遅
延時間がtで示されている。
【0006】このように、Q0が出力されてからQ8が
出力されるまでの間に遅延時間tが存在するため、これ
らQ0〜Q8が入力される他の装置がシステムクロック
SyCLKに同期してこれらQ0〜Q8を取り込む場
合、かかるシステムクロックに対するセットアップ時間
tS及びホールド時間tHの他に遅延時間tをも考慮す
る必要が生じてしまう。すなわち、セットアップ時間t
S及びホールド時間tHが遅延時間tにより制限されて
しまう。遅延時間tは、通常数100ピコ秒から数ナノ
秒程度であり、高周波クロックを使用するシステムで
は、かかる遅延時間が高速化の大きな障害となり、特に
100MHz以上のクロックを使用するシステムにおい
て問題となる。
【0007】尚、このような配線長の差によるスキュー
を防止する手段として、特開平6−204435号公報
には、各ドライバ間の配線長をマンハッタン距離に基づ
く計算により等しくするものが記載されている。しかし
ながら、これは単に各ドライバの配置を工夫することに
より配線長を揃えるものであるから、この方法により出
力ラッチ回路から出力ドライバまでの距離を各ビット間
で揃えるには、出力ラッチ回路を出力パッドの位置に合
わせて分散配置するか、若しくは出力ラッチ回路から出
力パッドまでの配線のうち最も配線長の長いものに合わ
せて他の配線を大きく蛇行させ配線長を稼ぐしかなく、
いずれの方法も面積的に不利であり現実的でない。
【0008】したがって、本発明は、かかるスキューを
なくし高周波クロックを使用するシステムを安定に動作
させる半導体装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、各信号間にお
ける出力ラッチ回路と出力ドライバとの距離の差にかか
わらず、各信号が互いに同時に出力ドライバに到達する
手段を備えている。
【0010】すなわち、本発明によれば、第1の出力信
号を取り込む第1のラッチ回路と、前記第1の出力信号
と同時に遷移する第2の出力信号を取り込む第2のラッ
チ回路と、前記第1のラッチ回路にラッチされた前記第
1の出力信号を受ける第1の出力ドライバと、前記第2
のラッチ回路にラッチされた前記第2の出力信号を受け
これを遅延させる第1の遅延部と、前記第1の遅延部に
より遅延された前記第2の出力信号を受ける第2の出力
ドライバと、前記第1の出力ドライバに接続された第1
のパッドと、前記第2の出力ドライバに接続された第2
のパッドとを備える半導体装置が提供される。
【0011】また、本発明によれば、第1及び第2のラ
ッチ回路と、第1及び第2の出力ドライバと、前記第1
のラッチ回路の出力端と前記第1の出力ドライバの入力
端とを接続する第1の配線であって第1の配線層に形成
された第1の配線と、前記第2のラッチ回路の出力端と
第1の接点とを接続する第2の配線であって前記第1の
配線層に形成された第2の配線と、第2の接点と前記第
2出力ドライバの入力端とを接続する第3の配線であっ
て前記第1の配線層に形成された第3の配線と、前記第
1の接点と前記第2の接点とを接続する第4の配線であ
って前記第1の配線層とは異なる第2の配線層に形成さ
れた第4の配線とを備える半導体装置が提供される。
【0012】さらに、本発明によれば、第1及び第2の
ラッチ回路と、第1及び第2の出力ドライバと、前記第
1のラッチ回路の出力端と第1の接点とを接続する第1
の配線であって第1の配線層に形成された第1の配線
と、第2の接点と前記第1の出力ドライバの入力端とを
接続する第2の配線であって前記第1の配線層に形成さ
れた第2の配線と、前記第2のラッチ回路の出力端と第
3の接点とを接続する第3の配線であって前記第1の配
線層に形成された第3の配線と、第4の接点と前記第2
の出力ドライバの入力端とを接続する第4の配線であっ
て前記第1の配線層に形成された第4の配線と、前記第
1の接点と前記第2の接点とを接続する第5の配線であ
って前記第1の配線層とは異なる第2の配線層に形成さ
れた第5の配線と、前記第3の接点と前記第4の接点と
を接続する第6の配線であって前記第2の配線層に形成
された第6の配線とを備え、前記第5の配線の遅延量と
前記第6の配線の遅延量とが異なることを特徴とする半
導体装置が提供される。
【0013】さらに、本発明によれば、第1のパッド
と、前記第1のパッドに隣接して設けられた第2のパッ
ドと、前記第1のパッドに信号を供給する第1の出力ド
ライバと、前記第2のパッドに信号を供給する第2の出
力ドライバと、前記第1の出力ドライバに信号を供給す
る第1のラッチ回路と、前記第2の出力ドライバに信号
を供給する第2のラッチ回路とを備え、前記第1のラッ
チ回路と前記第1の出力ドライバは迂回路をもたない配
線によって接続され、前記第2のラッチ回路と前記第2
の出力ドライバは迂回路を有する配線によって接続され
ていることを特徴とする半導体装置が提供される。
【0014】さらに、本発明によれば、第1の出力信号
を供給する第1の供給手段と、第2の出力信号を供給す
る第2の供給手段と、第1の制御信号に応答して、前記
第1の供給手段により供給される前記第1の出力信号を
取り込む第1の記憶手段と、前記第1の制御信号よりも
所定時間遅れて発生する第2の制御信号に応答して、前
記第2の供給手段により供給される前記第2の出力信号
を取り込む第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記
憶された前記第1の出力信号を第1の出力ドライバに第
1の遅延時間をもって供給する第3の供給手段と、前記
第2の記憶手段に記憶された前記第2の出力信号を第2
の出力ドライバに前記第1の遅延時間よりも短い第2の
遅延時間をもって供給する第4の供給手段とを備える半
導体装置が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態による半導体
装置の出力回路部を示す図である。本実施形態による半
導体装置においては、ラッチ回路L0〜L8が出力ドラ
イバ群8のうち出力ドライバ8−0に近い場所に配置さ
れており、その他の出力ドライバ8−1〜8−8との距
離は、出力ドライバ8−0との距離よりも遠くなってお
り、出力ドライバ8−8との距離が最も遠くなってい
る。また、出力ドライバ群8はPAD0〜PAD8から
なる出力パッド10に接続されており、外部に信号が取
り出される。以下、本実施形態による半導体装置を詳細
に説明する。
【0017】まず、9本の内部バス2はそれぞれラッチ
回路L0〜L8に接続され、これらラッチ回路L0〜L
8は、共通に供給されるラッチ制御信号Lに応答してそ
れぞれ対応する内部バス上の論理レベルを取り込む。
尚、これら9ビットの信号は、9ビットでひとつの情
報、例えばアドレス情報やデータ情報を表現している。
【0018】また、ラッチ回路L0〜L8のうち、ラッ
チ回路L0〜L7は配線4からそれぞれ遅延部D0〜D
7を介して配線6を通じ、出力ドライバ群8のうち対応
するものに接続されており、ラッチ回路L8は遅延回路
を介することなく配線12を通じて出力ドライバ8のう
ち対応するもの(8−8)に直接接続されている。かか
る配線4及び6は上層アルミ配線により形成されてい
る。尚、本発明が上層アルミ配線に限定されることな
く、例えば下層配線であってもよく、またアルミ以外の
材質であっても良いことはもちろんである。
【0019】次に、図2を参照して遅延部D0〜D7の
構造を説明する。図2(a)は遅延部D0〜D7のうち
のひとつ、例えばD0を構造を示す平面図であり、図2
(b)は図2(a)におけるX−X’断面図である。図
2に示すように、ラッチ回路L0〜L7、例えばラッチ
回路L0からの信号を受ける配線4は、層間絶縁膜20
に形成されたスルーホール16を介して下層タングステ
ン配線14に接続されており、同じく層間絶縁膜20に
形成されたスルーホール18を介して再び上層のアルミ
配線6へ取り出されている。尚、本発明が下層タングス
テン配線に限定されることなく、例えば拡散による基板
配線であってもよく、またタングステン以外の材質であ
っても良いことはもちろんである。
【0020】次に本実施形態による半導体装置の動作に
ついて図3を参照して説明する。まず、ラッチ回路L0
〜L8は、ラッチ制御信号Lに応答して内部バス2上の
対応するビットを取り込み出力するのであるが、かかる
ラッチ制御信号Lは各ラッチ回路L0〜L8にほぼ同時
に供給されるので、ラッチ回路L0〜L8もほぼ同時に
対応するビットを取り込み、ほぼ同時に出力する。ここ
で、ラッチ回路L8の出力は遅延部を介することなく配
線12を通じて直接出力ドライバ8−8に供給される
が、上述の通り、当該出力ドライバ8−8はラッチ回路
L0〜L8から最も遠い場所に配置されているので配線
12は長く、したがってラッチ回路L8から出力された
信号は所定の遅延を持って出力ドライバ8−8に供給さ
れる。
【0021】一方、ラッチ回路L0〜L7の出力はそれ
ぞれ遅延部D0〜D7を介して出力ドライバ8−0〜8
−7に供給されているが、これら遅延部D0〜D7の遅
延量はそれぞれ異ならせてある。すなわち、遅延部D7
は、ラッチ回路L7と出力ドライバ8−7とが直接接続
された場合における遅延と、配線12がもつ遅延との差
に等しい遅延量に設定されており、遅延部D0は、ラッ
チ回路L0と出力ドライバ8−0とが直接接続された場
合における遅延と、配線12がもつ遅延との差に等しい
遅延量に設定されている。その他の遅延部D1〜D6も
同様である。上述の通り、本実施形態による半導体装置
では、ラッチ回路L0〜L8が出力ドライバ8−0側に
設けられており、ラッチ回路L0から出力ドライバ8−
0間が距離的に最も近く、ラッチ回路L8から出力ドラ
イバ8−8間が最も遠いので、遅延部D0〜D7は、遅
延部D7から遅延部D0の順に遅延量を段階的に大きく
してある。
【0022】各遅延部D0〜D7の遅延量の設定は、図
2(a)に示す下層タングステン配線14の配線長の設
定により行う。すなわち、遅延量が最も小さく設定され
る遅延部D7においては下層タングステン配線14は短
く設定され、遅延部D6、D5の順に段階的に長くなる
ように設定される。実際の長さは、設計段階で各ビット
間のスキューがあらかじめ計算できるので、これに基づ
き算出することができる。尚、本実施形態による半導体
装置において遅延部に下層タングステン配線を用いた理
由は、下層配線を用いることにより上層の配線4、6及
び12の配置に制約を持たせないこと、及びタングステ
ン配線はアルミ配線よりも抵抗が高いためアルミ配線に
比べ短い配線で大きな遅延量が得られるという利点があ
るためである。
【0023】このように、各ラッチ回路L0〜L7の出
力にそれぞれ遅延を持たせることにより、各ラッチ回路
L0〜L8の出力が、最も長い配線を必要とするラッチ
回路L8の出力に合わせて同時に出力ドライバ8に到達
するようにしているので、図3に示すように、出力パッ
ド10から出力される出力データQ0〜Q8は全てほぼ
同時に遷移する。このように、出力データの遷移が各ビ
ット間でほぼ同時となるのでデータが確定している時間
が長く、したがって、この出力データを受ける他の装置
においては、これをクロックCLKに応答して取り込む
場合、充分なセットアップ時間tS及びホールド時間t
Hを確保することができる。
【0024】このように、本実施形態による半導体装置
では、各ビット間のスキューに応じた遅延量を持つ遅延
部D0〜D7をラッチ回路から出力ドライバの間に設け
たので、出力パッド10から出力される出力信号にはス
キューがなく、したがって、かかる出力信号を受ける他
の半導体装置は、充分なセットアップ時間tS及びホー
ルド時間tHを確保することができ、高周波クロックを
使用する高速システムにおいても正確な動作が保証され
る。
【0025】尚、出力ドライバ8が同時動作すると、電
源電位の変動をもたらすという問題が生じうるが、かか
る問題は電源配線を太くすることと等、電源の強化によ
り回避できる。
【0026】尚、図2に示した遅延部の下層タングステ
ン配線14は、図4に示すような形状の下層タングステ
ン配線22であってもよい。このような配線22を用い
た場合、小さな遅延量を必要とする遅延部D7では、例
えば24及び26においてそれぞれ上層アルミ配線4及
び6と接続すればよく、またこれよりも少し大きい遅延
量を必要とする遅延部D6では、例えば24及び28に
おいてそれぞれ上層アルミ配線4及び6と接続すればよ
い。同様にして、最大の遅延量を必要とする遅延部D0
では、例えば24及び40においてそれぞれ上層アルミ
配線4及び6と接続すればよい。このように、図4に示
すような形状を持つ下層タングステン配線22を用いれ
ば、遅延部D0〜D7はそれぞれ異なる遅延量を必要と
するにもかかわらず、これらを全て同一形状からなる下
層配線によって構成することができ、設計が容易とな
る。
【0027】さらに、図5に示すように、ラッチ回路L
7やL6の出力のような比較的小さな遅延量しか必要と
しないものについては、遅延部を設けることなく配線4
4及び46によって出力ドライバ8に直接接続し、これ
ら配線を出力ドライバ8の近傍においてそれぞれ迂回部
48及び50により迂回させて、これら配線44及び4
6をいずれも配線12と同じ長さとする一方、ラッチ回
路L0〜L5の出力のように、比較的大きな遅延量を必
要とするため迂回によって配線12と同じ長さにするの
が困難なものについてのみ遅延部D0〜D5を設けても
良い。かかる構成によれば、遅延部を形成するための下
層配線が少なくて済むので、遅延部を形成するための下
層配線にあまり大きな面積を割り当てられない場合に有
効である。
【0028】次に本発明の他の実施形態による半導体装
置について、図6を参照して説明する。本実施形態によ
る半導体装置は、ラッチ回路L0〜L7の出力に遅延を
持たせるのではなく、各ラッチ回路L0〜L7に供給さ
れるラッチ制御信号Lに遅延を持たせ、これによってス
キューをなくすものである。
【0029】すなわち、本半導体装置では、遅延部D0
〜D7はそれぞれラッチ回路L0〜L7の出力ではな
く、ラッチ回路L0〜L7に供給されるラッチ制御信号
Lを遅延させており、これによってラッチ回路L0〜L
8によるラッチのタイミングをそれぞれラッチ回路から
出力ドライバ間において生じる各ビット間の遅延量の差
に応じて調整している。具体的には、ラッチ回路L8に
はラッチ制御信号Lを遅延させることなく供給し、ラッ
チ回路L0〜L7には遅延部D0〜D7により遅延され
たラッチ制御信号Lをそれぞれ供給している。各遅延部
D0〜D7の遅延量は、遅延部D7から遅延部D0の順
で大きく設定されており、この点においては前述の実施
形態による半導体装置と同様である。
【0030】遅延部D7の遅延量は、ラッチ回路L8か
ら出力ドライバ8までの遅延量とラッチ回路L7から出
力ドライバ8までの遅延量との差に等しく設定されてお
り、遅延部D0の遅延量は、ラッチ回路L8から出力ド
ライバ8までの遅延量とラッチ回路L0から出力ドライ
バ8までの遅延量との差に等しく設定されている。その
他の遅延部D1〜D6も同様である。
【0031】このようにラッチ回路L0〜L7に供給さ
れるラッチ制御信号Lに遅延を持たせているので、ラッ
チ回路L0〜L8はラッチ回路L8からラッチ回路L0
の順で順次内部バス2上の信号を取り込み出力すること
となるので、出力ドライバ8への到達は全ビット間で同
時となり、その結果出力パッド10から出力される出力
信号にはスキューがなくなる。本実施形態による半導体
装置によれば、ラッチ回路L0〜L8から出力ドライバ
8までの間に遅延部D0〜D7を形成することができな
い場合、例えば当該箇所において下層タングステン配線
が混み合っており、遅延部に割り当てるスペースがない
場合等に有効である。
【0032】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、出力信
号の各ビット間においてスキューのない半導体装置が提
供されるので、高周波クロックを使用するシステム、例
えば100MHz以上のクロックを使用するシステムを
安定に動作させることができる。
【0033】また、各ビット間において出力パッドから
リードフレーム至る距離に差がある場合には、これによ
ってさらにスキューが生じるので、かかるスキューをも
考慮した遅延量を設定すれば、より完全なスキューの低
減も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による半導体装置の出力回
路部を示す図である。
【図2】遅延部D0〜D7の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態による半導体装置の動作を
示すタイミング図である。
【図4】遅延部D0〜D7の他の例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による半導体装置の出力回
路部の変形例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態による半導体装置の出力
回路部を示す図である。
【図7】従来の半導体装置の出力回路部を示す図であ
る。
【図8】従来の半導体装置の動作を示すタイミング図で
ある。
【符号の説明】
2 内部バス 4,6,12,44,46 上層アルミ配線 8 出力ドライバ 10 出力パッド 14,22 下層タングステン配線 16,18 スルーホール 48,50 迂回部 L ラッチ制御信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の出力信号を取り込む第1のラッチ
    回路と、前記第1の出力信号と同時に遷移する第2の出
    力信号を取り込む第2のラッチ回路と、前記第1のラッ
    チ回路にラッチされた前記第1の出力信号を受ける第1
    の出力ドライバと、前記第2のラッチ回路にラッチされ
    た前記第2の出力信号を受けこれを遅延させる第1の遅
    延部と、前記第1の遅延部により遅延された前記第2の
    出力信号を受ける第2の出力ドライバと、前記第1の出
    力ドライバに接続された第1のパッドと、前記第2の出
    力ドライバに接続された第2のパッドとを備える半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の出力信号及び前記第2の出力
    信号と同時に遷移する第3の出力信号を取り込む第3の
    ラッチ回路と、前記第3のラッチ回路にラッチされた前
    記第3の出力信号を受けこれを遅延させる第2の遅延部
    であって前記第1の遅延部とは遅延量の異なる第2の遅
    延部と、前記第2の遅延部により遅延された前記第3の
    出力信号を受ける第3の出力ドライバと、前記第3の出
    力ドライバに接続された第3のパッドとをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のパッドは、前記第2のパッド
    に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2のラッチ回路と、第1及び
    第2の出力ドライバと、前記第1のラッチ回路の出力端
    と前記第1の出力ドライバの入力端とを接続する第1の
    配線であって第1の配線層に形成された第1の配線と、
    前記第2のラッチ回路の出力端と第1の接点とを接続す
    る第2の配線であって前記第1の配線層に形成された第
    2の配線と、第2の接点と前記第2出力ドライバの入力
    端とを接続する第3の配線であって前記第1の配線層に
    形成された第3の配線と、前記第1の接点と前記第2の
    接点とを接続する第4の配線であって前記第1の配線層
    とは異なる第2の配線層に形成された第4の配線とを備
    える半導体装置。
  5. 【請求項5】 第1及び第2のラッチ回路と、第1及び
    第2の出力ドライバと、前記第1のラッチ回路の出力端
    と第1の接点とを接続する第1の配線であって第1の配
    線層に形成された第1の配線と、第2の接点と前記第1
    の出力ドライバの入力端とを接続する第2の配線であっ
    て前記第1の配線層に形成された第2の配線と、前記第
    2のラッチ回路の出力端と第3の接点とを接続する第3
    の配線であって前記第1の配線層に形成された第3の配
    線と、第4の接点と前記第2の出力ドライバの入力端と
    を接続する第4の配線であって前記第1の配線層に形成
    された第4の配線と、前記第1の接点と前記第2の接点
    とを接続する第5の配線であって前記第1の配線層とは
    異なる第2の配線層に形成された第5の配線と、前記第
    3の接点と前記第4の接点とを接続する第6の配線であ
    って前記第2の配線層に形成された第6の配線とを備
    え、前記第5の配線の遅延量と前記第6の配線の遅延量
    とが異なることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の配線層と前記第2の配線層と
    は抵抗値の異なる材質からなることを特徴とする請求項
    4又は5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の配線層は、前記第1の配線層
    よりも抵抗値の高い材質からなることを特徴とする請求
    項4又は5記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の配線層は、前記第2の配線層
    の上層に位置する配線層であり、かつ前記第2の配線層
    は高融点金属層であることを特徴とする請求項4又は5
    記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 第1のパッドと、前記第1のパッドに隣
    接して設けられた第2のパッドと、前記第1のパッドに
    信号を供給する第1の出力ドライバと、前記第2のパッ
    ドに信号を供給する第2の出力ドライバと、前記第1の
    出力ドライバに信号を供給する第1のラッチ回路と、前
    記第2の出力ドライバに信号を供給する第2のラッチ回
    路とを備え、前記第1のラッチ回路と前記第1の出力ド
    ライバは迂回路をもたない配線によって接続され、前記
    第2のラッチ回路と前記第2の出力ドライバは迂回路を
    有する配線によって接続されていることを特徴とする半
    導体装置。
  10. 【請求項10】 第1の出力信号を供給する第1の供給
    手段と、第2の出力信号を供給する第2の供給手段と、
    第1の制御信号に応答して、前記第1の供給手段により
    供給される前記第1の出力信号を取り込む第1の記憶手
    段と、前記第1の制御信号よりも所定時間遅れて発生す
    る第2の制御信号に応答して、前記第2の供給手段によ
    り供給される前記第2の出力信号を取り込む第2の記憶
    手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の出
    力信号を第1の出力ドライバに第1の遅延時間をもって
    供給する第3の供給手段と、前記第2の記憶手段に記憶
    された前記第2の出力信号を第2の出力ドライバに前記
    第1の遅延時間よりも短い第2の遅延時間をもって供給
    する第4の供給手段とを備える半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の遅延時間と前記第2の遅延
    時間との差は、前記所定時間に等しいことを特徴とする
    請求項10記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 第1のパッド及び前記第1のパッドに
    隣接して設けられた第2のパッドをさらに有し、前記第
    1の出力ドライバは前記第1のパッドに前記第1の出力
    信号を供給し、前記第2の出力ドライバは前記第2のパ
    ッドに前記第2の出力信号を供給し、これにより前記第
    1のパッド上の前記第1の出力信号と前記第2のパッド
    上の前記第2の出力信号とは同時に遷移することを特徴
    とする請求項10又は11記載の半導体装置。
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