JPH10321710A - ウエハステージ - Google Patents

ウエハステージ

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Publication number
JPH10321710A
JPH10321710A JP9128136A JP12813697A JPH10321710A JP H10321710 A JPH10321710 A JP H10321710A JP 9128136 A JP9128136 A JP 9128136A JP 12813697 A JP12813697 A JP 12813697A JP H10321710 A JPH10321710 A JP H10321710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
stage
groove
main body
dust
Prior art date
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Pending
Application number
JP9128136A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hirata
誠 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9128136A priority Critical patent/JPH10321710A/ja
Publication of JPH10321710A publication Critical patent/JPH10321710A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステージ本体の上面あるいはウエハの裏面に
存在するダストの影響による露光の際のピントずれを抑
え、これにより半導体装置の信頼性および製造歩留りの
向上を図る。 【解決手段】 ウエハステージ1は、ウエハを載せてこ
のウエハを吸着保持するステージ本体2を備え、ステー
ジ本体2の上面側にウエハを吸引するための溝5が形成
されたもので、上記溝5が、その開口部5aの面積が、
ステージ本体2の上面にウエハが接触する接触部2aの
面積よりも大きくなるように形成された構成となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置製造
に際して用いられるウエハステージに関し、特に半導体
装置製造のリソグラフィプロセスで用いるウエハ露光装
置のステージとして好適なウエハステージに関する。
【0002】
【従来の技術】リソグラフィプロセスで用いる露光装置
に備えられるウエハステージとしては、例えば図4、図
5に示すように、ステージ本体21とこのステージ本体
21を支持する支持体22とから構成されているものが
知られている。ステージ本体21は例えば円盤状に形成
されており、その上面の略中心位置には吸引口23が形
成されている。またステージ本体21の上面には、2〜
3本の細く浅い溝24が吸引口23を略中心にして同心
円状に形成されており、各溝24は互いに連通しかつ吸
引口23と連通する状態で形成されている。
【0003】このステージ本体21の下面の略中心位置
には、例えば柱状の支持体22が立設されている。また
支持体22内部には、ステージ本体21の内部を介して
吸引口23に連通しかつ図示しない負圧源に接続された
中空部(図示略)が形成されている。そして、ステージ
本体21にウエハ10を載せ、負圧源から中空部、吸引
口23および溝24を介してウエハ10の裏面からこの
ウエハ10を真空引きして吸引することにより、ステー
ジ本体21の上面にウエハ10が吸着保持されるように
なっている。露光装置に備えられるこのようなウエハス
テージは、その上面が露光基準面となるため、上面の平
坦度が極めて良いものであることが必須の条件となって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置製造にて様々な工程を経たウエハの裏面には、多く
のダストが付着している。このダストにはウエハの裏面
に残るものと装置内のウエハステージに付着するものと
があるが、上述した従来のウエハステージでは、いずれ
のダストが存在してもこのダストが露光に与える影響が
非常に大きいという課題がある。
【0005】すなわち、上述したように従来のウエハス
テージはステージ本体に細く浅い溝が2〜3本あるのみ
であるため、ステージ本体の上面にウエハの裏面のほと
んどが接触した状態で吸引保持される。よって、ステー
ジ本体の上面、ウエハの裏面のいずれにダストが存在し
ていても、ステージ本体の上面にウエハが吸引保持され
た際にステージ本体の上面とウエハの裏面との間にダス
トが挟まれ、このダストによってウエハの表面に段差が
生じてしまう。その結果、露光の際に段差付近において
ピントずれが生じてしまい、ウエハの表面に形成された
フォトレジストのパターンくずれや露光不良が発生する
という不具合が生じる。このことは、半導体装置の信頼
性および製造歩留りの低下を招く原因になっている。
【0006】したがって、ステージ本体の上面あるいは
ウエハの裏面に存在するダストの影響による露光の際の
ピントずれを抑えることができ、これにより半導体装置
の信頼性および製造歩留りの向上を図れるウエハステー
ジの開発が切望されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、ウエハを載せてこのウエハを吸着
保持するステージ本体を備え、ステージ本体の上面側に
ウエハを吸引するための溝が形成されたウエハステージ
において、上記溝が、その開口部の面積が、ステージ本
体の上面にウエハが接触する接触部の面積よりも大きく
なるように形成された構成となっている。
【0008】ステージ本体の上面にウエハを吸着保持さ
せた場合、溝の開口部はウエハの裏面が接触しない非接
触部となる。本発明では、非接触部となる開口部の面積
が接触部の面積よりも大きくなるように溝が形成されて
いるため、ステージ本体の上面全体において接触部の占
める割合が非常に少ないものとなり、ウエハの裏面にダ
ストが付着していても、このダストが溝の中に入り込む
確率が非常に高くなる。またステージ本体の上面の面積
が従来と同じである場合、接触部の面積が従来に比較し
て小さくなることから、ステージ本体の接触部上に存在
するダスト数も少なくなる。よって、ステージ本体にウ
エハを載せた際に、ステージ本体とウエハの裏面との間
に挟まれるダストによるウエハの表面の段差の発生が少
なくなり、ウエハの表面がほぼ平坦な状態で吸着保持さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るウエハステー
ジの実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明
のウエハステージの一実施形態を示す斜視図であり、図
2は一実施形態に係るウエハステージの平面図である。
また図3は一実施形態に係るウエハステージの断面図で
あり、ウエハを載せた状態を示してある。
【0010】図1〜図3に示すように本実施形態のウエ
ハステージ1は、ステージ本体2とこのステージ本体2
を支持する支持体3とを備えて構成されている。ステー
ジ本体2は円盤状をなし、例えばこれに載せるウエハ1
0の径よりも若干大きい径に形成されている。ステージ
本体2の略中心位置には上下面に亘って吸引路4が形成
されており、よってステージ本体2の上面の略中心には
吸引路4の開口である吸引口4aが設けられた状態とな
っている。
【0011】またステージ本体2の上面側には、複数の
溝5が吸引口4aを略中心にして同心円状に形成されて
いる。これら複数の溝5は、各溝5の開口部5aの面積
の合計が、ステージ本体2にウエハ10の裏面が接触す
る接触部2aの面積よりも大きくなるように形成されて
いる。また各溝5は、従来のウエハステージに形成され
ている溝とは異なり、ステージ本体2の上面およびウエ
ハ10の裏面に付着する可能性のあるいずれの大きさの
ダストであっても、溝5内に入り込んだ場合に、入り込
んだダストがステージ2の本体の上面以上の高さになら
ないような深さに形成されている。
【0012】例えばステージ本体2が15mm程度の厚
みに形成されている場合、従来のウエハステージにおけ
る溝の深さが1.5mm程度であったのに対し、各溝5
は深さが従来の溝よりも深く、2mm程度〜10mm程
度の範囲に形成されている。また各溝5は、ここでは例
えば断面略コ字状に形成されている。したがって、従来
のウエハステージの溝に比較して溝5内の容積が大きい
ものとなっている。
【0013】さらに各溝5は互いに連通する状態で形成
されているとともに、吸引路4にも連通する状態で形成
されている。具体的には、溝5とこの溝5に隣接する溝
5との間のステージ本体2に切欠き6が形成されて溝5
同士が連通した状態となっている。同様に吸引路4とこ
の外側に隣接する溝5との間のステージ本体2に切欠き
6が形成されて溝5と吸引トランジスタ4とが連通した
状態となっている。なお、複数の溝5のうち最も外側に
形成されている溝5は、ステージ本体2にウエハ10を
載せた状態においてウエハ10の周縁よりも内側に溝5
の外側の側面が位置するように設けられている。
【0014】このステージ本体2の下面の略中心位置に
は、従来と同様に例えば柱状の支持体3が立設されてお
り、支持体内部にはステージ本体2の吸引路4に連通し
かつ図示しない負圧源に接続された中空部(図示略)が
形成されている。そして、ステージ本体2にウエハ10
を載せ、負圧源から中空部、吸引路4、吸引口4aおよ
び溝5を介してウエハ10の裏面からこのウエハ10を
真空引きして吸引することにより、ステージ本体2にウ
エハ10が吸着保持されるように構成されている。
【0015】上記のように構成されたウエハステージ1
では、ステージ本体2の上面にウエハ10を吸着保持さ
せた場合、溝5の開口部5aはウエハ10の裏面が接触
しない非接触部となる。本実施形態では、この非接触部
となる各溝5の開口部5aの合計の面積が、ウエハ10
が接触する接触部2aの面積よりも大きくなるように溝
5が形成されているため、ステージ本体2の上面全体に
おいて接触部2aの占める割合が非常に少ないものとな
っている。よって、ウエハ10の裏面にダストが付着し
ていても、このダストが溝5の中に入り込む確率が非常
に高くなる。またステージ本体2の上面の面積が従来と
同じである場合、接触部の面積が従来に比較して小さく
なるので、ステージ本体2の上面に存在するダスト数も
少ないものとなる。
【0016】さらに、溝5が深く形成されているため、
溝5内にダストが存在している場合あるいはウエハ10
の裏面に付着しているダストがちょうど溝5部分に位置
した場合において、このダストがステージ本体2の上面
以上の高さになることを防止することができる。よっ
て、ステージ本体2にウエハ10を載せた際に、ステー
ジ本体2とウエハ10の裏面との間に挟まれるダスト数
を低減できるので、このダストによるウエハ10の表面
の段差の発生を抑えることができ、ウエハ10の表面を
ほぼ平坦な状態で吸着保持できる。
【0017】また各溝5が同心円状に形成されていると
ともに互いに連通して形成されているため、ウエハ10
の裏面全体をほぼ均一な吸引力で吸着保持することがで
きる。加えて従来のウエハステージの溝に比較して溝5
内の容積が大きく吸着力が強いため、万が一、ウエハ1
0のずれて載置されて溝5が外部と連通した状態とな
り、吸引力が若干落ちても、ウエハ10の裏面全体を確
実に安定して吸着保持することができる。
【0018】したがって、このウエハステージ1が露光
装置内のウエハステージである場合に、ステージ本体2
の上面(露光基準面)にウエハ10をその表面がほぼ平
坦な状態で吸着保持できることから、ウエハ10全面に
亘ってピントずれの発生を抑制できて均一な露光を行う
ことができる。この結果、ウエハ10全面に亘って、露
光後の現像によって得られるフォトレジストのパターン
の形状を良好とすることができるので、本実施形態のウ
エハステージ1によれば半導体装置の信頼性および製造
歩留りの向上を図ることができる。
【0019】なお、本実施形態では、本発明の溝が断面
略コ字状である場合について述べたがこの例に限定され
ない。溝の形、溝の幅については、ウエハ径やダストの
大きさにより様々に変化させてもよい。また複数の溝が
同心円状に形成されている例を述べたが、ウエハの表面
の平坦度を維持しつつ全体を均一に吸着保持できれば溝
の形成状態を変えることも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るウエハ
ステージによれば、開口部の面積が、ウエハが接触する
接触部の面積よりも大きくなるように溝が形成されてい
ることにより、ステージ本体にウエハを載せた際に、ウ
エハの裏面あるいはステージ本体の上面に存在するダス
トの影響を抑えるようにしたので、このダストによるウ
エハの表面の段差の発生を抑えることができ、ウエハの
表面をほぼ平坦な状態で吸着保持できる。よって、この
ウエハステージが露光装置内のウエハステージである場
合に、ウエハ全面に亘ってピントずれの発生を抑制でき
て均一な露光を行うことができるので、本発明を用いる
ことにより半導体装置の信頼性および製造歩留りの向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウエハステージの一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】本発明に係るウエハステージの一実施形態を示
す平面図である。
【図3】本発明に係るウエハステージの一実施形態を示
す断面図である。
【図4】従来のウエハステージの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】従来のウエハステージの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ウエハステージ 2 ステージ本体 2a 接
触部 5 溝 5a 開口部 10 ウエハ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハを載せた状態でこのウエハを吸着
    保持するステージ本体を備え、該ステージ本体の上面側
    にウエハを吸引するための溝が形成されているウエハス
    テージにおいて、 前記溝は、その開口部の面積が、前記ステージ本体の上
    面にウエハが接触する接触部の面積よりも大きくなるよ
    うに形成されていることを特徴とするウエハステージ。
  2. 【請求項2】 前記溝は、前記ステージ本体の上面に複
    数形成され、 これら複数の溝は、同心円状に設けられているとともに
    互いに連通する状態で形成されていることを特徴とする
    請求項1記載のウエハステージ。
JP9128136A 1997-05-19 1997-05-19 ウエハステージ Pending JPH10321710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9128136A JPH10321710A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 ウエハステージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9128136A JPH10321710A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 ウエハステージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10321710A true JPH10321710A (ja) 1998-12-04

Family

ID=14977302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9128136A Pending JPH10321710A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 ウエハステージ

Country Status (1)

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JP (1) JPH10321710A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024116880A1 (ja) * 2022-11-29 2024-06-06 東京エレクトロン株式会社 スピンチャック及び塗布処理装置

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