JPH10321692A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JPH10321692A JPH10321692A JP9125597A JP12559797A JPH10321692A JP H10321692 A JPH10321692 A JP H10321692A JP 9125597 A JP9125597 A JP 9125597A JP 12559797 A JP12559797 A JP 12559797A JP H10321692 A JPH10321692 A JP H10321692A
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Abstract
基板処理装置を提供する。 【解決手段】 基板9に所定の処理を施す基板処理装置
において、下方にコータユニット2Uを配置し、その上
方に基板9を起立姿勢にて処理する熱処理ユニット3U
を配置する。さらにコータユニット2Uと熱処理ユニッ
ト3Uとの間の空間である搬送空間7にて保持手段42
が上下および水平方向に移動可能となるよう搬送ロボッ
ト4aを設け、コータユニット2Uと熱処理ユニット3
Uとの間の基板9の搬送を搬送空間7にて行う。これに
より、コータユニット2Uの上方に搬送ロボット4aお
よび熱処理ユニット3Uを全て配置することができると
ともにコータユニット2Uや熱処理ユニット3Uへの基
板9の出入もコータユニット2U上の搬送空間7にて行
うことが可能となり、基板処理装置のフットスペースを
ほぼコータユニット2Uが占める面積に抑えることがで
きる。
Description
の半導体基板や液晶表示器製造用などのガラス基板(以
下、単に「基板」という。)に所定の処理を施す基板処
理装置に関する。
は、従来より1つの基板処理装置の内部に複数の異なっ
た処理を施すための複数の処理部を設けたものがある。
これは、複数の異なった処理ごとに基板処理装置を構成
していたのでは、各基板処理装置を配置するために必要
な床面積(装置を上方からみたときに装置が占める床の
面積をいい、以下、「フットスペース」という。)が大
きくなってしまい、装置全体の維持費が増大してしまう
からである。
けると、1つの処理が完了した基板に次の処理を行うた
めにはこの基板を装置間で搬送する必要が生じ、この搬
送過程における汚染物質の基板への付着が基板の品質の
低下を招くこととなってしまう。さらに、このような長
い距離の基板の搬送は基板1枚当たりに要する全工程の
処理時間を長くしてしまい、効率的な基板の製造がさら
に困難となってしまう。
の低下防止のために1つの基板処理装置の内部に複数の
異なった処理を行う処理部を設けた基板処理装置が多く
用いられるようになっている。
複数の異なった処理を行う処理部を有する基板処理装置
の構成としては従来より、図12(a)に示すように搬送
ロボット112を有する搬送室111の水平方向周囲に
放射状に複数の処理部121や基板受入部131を設け
たタイプ(以下、「クラスタ型」という。)と、図12
(b)に示すように搬送ロボット142の通路である搬送
路141に沿って対向して複数の処理部121を設けた
タイプ(以下、「対向配置型」という。)とが知られて
いる。
にて囲む領域100は実際には活用できない無駄な領域
となってしまい、装置が事実上占有している床面積が装
置のフットスペース以上に大きくなってしまう。
が直線状に長くなってしまうことから搬送路141の占
める面積が大きくなってしまい、装置全体のフットスペ
ースが必要以上に大きくなってしまうという課題を有し
ている。
たもので、基板処理装置のフットスペースをさらに減少
させて基板の製造をさらに効率的に行うことができる基
板処理装置を提供することを目的とする。
に所定の処理を施す基板処理装置であって、(a) 水平姿
勢の前記基板に第1の処理を施す第1処理部と、(b) 前
記第1処理部の上方に配置され、起立姿勢の前記基板に
第2の処理を施す第2処理部と、(c) 前記第1処理部と
前記第2処理部との間の空間である搬送空間において、
前記第1処理部と前記第2処理部との間で前記基板を搬
送する搬送手段とを備える。
理装置であって、前記第2の処理が前記基板の加熱を伴
う処理である。
の基板処理装置であって、前記第2処理部において、前
記基板が鉛直方向に起立した姿勢で処理される。
の基板処理装置であって、前記第2処理部において、前
記基板が傾斜した起立姿勢で処理される。
ずれかに記載の基板処理装置であって、前記搬送手段
が、前記搬送空間にて前記基板を水平姿勢と起立姿勢と
の間で姿勢変更する手段を有する。
ずれかに記載の基板処理装置であって、前記第1処理部
が、前記基板に向けて所定の処理液を供給する手段と、
前記基板を水平面内にて回転する手段とを有する。
ずれかに記載の基板処理装置であって、前記搬送手段
が、鉛直方向を向く軸を中心として水平面内にて回転可
能な搬送アームを有する。
施の形態である基板処理装置1の全体を示す斜視図であ
る。なお、以下の説明において必要な場合は図1中に示
す方向X、Y、Zを参照して説明する。
(−Y)方向に向かって順に、装置外部と基板9の受け
渡しを行うインデクサ部5、インデクサ部5からの基板
9に所定の処理を施す前方処理部1aおよび後方処理部
1bを有している。前方処理部1aと後方処理部1bと
は説明の便宜上分けて示しているものであり、それぞれ
はほぼ同様の構成となっている。
所定の塗布液を塗布するコータユニット2U、コータユ
ニット2Uの上方に位置する熱処理ユニット3U、およ
びコータユニット2Uと熱処理ユニット3Uとの間の空
間において基板9の搬送を行う搬送系4Sを有してい
る。また、後方処理部1bにおいてもこれらの各構成の
配置は同様のとなっており、下から順にコータユニット
2U、搬送系4S、熱処理ユニット3Uとなっている。
サ部5を上方からみた平面図であり、図3は図2中に示
す矢印A−Aにて示す方向からみた前方処理部1aの縦
断面図である。以下、インデクサ部5、前方処理部1a
および後方処理部1bの各構成について図1ないし図3
を用いて説明する。
数の基板9を水平姿勢にて上下方向に平行配置して収容
するキャリア8がX方向に配列配置されるキャリア載置
部51と、キャリア8から基板9を1枚ずつ出し入れす
る基板搬出入ロボット52とを有している。
るためのハンド部53を有しており、図示しない駆動源
によりハンド部53は矢印52Sにて示すようにX方向
に移動可能とされている。またキャリア8に対する基板
9の搬出入を行うことができるようにハンド部53はキ
ャリア8に向かうY方向にも移動可能とされ、さらにZ
方向に昇降可能とされている。
基板9を水平面内にて回転させながら所定の塗布液を塗
布するスピンコータ部2を2つX方向に並べるように有
している。また後方処理部1bのコータユニット2Uも
スピンコータ部2を2つX方向に並べるように有してお
り、前方処理部1aと後方処理部1bとを合わせると図
2に示すように4つのスピンコータ部2が2行2列に配
置されている。これらの4つのスピンコータ部2の間に
は基板9を一時的に載置するための受渡台6が設けられ
ている。
1R方向に回動することにより基板9を横切るように運
動するノズル22、図3に示す基板9を保持するチャッ
ク23、軸24を介してチャック23を回転させる回転
駆動源25、チャック23の周囲を取り囲むカップ26
を有している。これらの構成によりスピンコータ部2で
は基板9をチャック23に保持した状態で図2中矢印2
3Rにて示すように基板9を水平面内で回転させるとと
もにノズル22から所定の塗布液を基板9に向けて吐出
し、基板9の表面に塗布液の塗布膜を形成するようにな
っている。また、図3中矢印24Sにて示すように、基
板9を保持するチャック23は上下に移動するようにな
っている。また、基板9から飛散する余剰の塗布液はカ
ップ26に受け止められて回収される。
ータユニット2Uにて塗布処理が行われた基板9に所定
の熱処理および冷却を施すユニットであり、図1に示す
ようにX方向に隣接する2つのスピンコータ部2の上方
に配置されている。また、図3に示すように熱処理ユニ
ット3Uは5つの熱処理部31と3つの冷却部32とを
有しており、各熱処理部31、冷却部32内部では基板
9を起立姿勢に支持して処理を行うようになっている。
また、2つのスピンコータ部2からは搬送系4Sを介し
て基板9が次々と送られてくるようになっており、送ら
れてきた基板9はいずれかの熱処理部31、冷却部32
において順に熱処理されて冷却されるようになってい
る。
の配分は下方の2つのスピンコータ部2から次々と送ら
れてくる基板9を効率よく処理できるように定められる
ものであり、図3に示す配分に限定されるものではな
い。さらに複数の熱処理部31は全て同一の処理内容で
ある必要はなく、必要な処理内容に応じて異なった熱処
理部31を適宜配置するようにしてもよい。この場合に
おいてはスピンコータ部2から送られてくる基板9は複
数の熱処理部31を経由して冷却部32に送られること
となる。
ット3Uも前方処理部1aと同様の構成となっており、
基板処理装置1全体としては図1に示すように熱処理部
31や冷却部32がX方向に2列に並んで配置されるよ
うになっている。
サ部5、前方処理部1aのコータユニット2U、および
熱処理ユニット3Uの相互間における基板9の搬送を行
う第1搬送ロボット4aを有しており、第1搬送ロボッ
ト1aはさらにインデクサ部5と受渡台6との間の基板
9の搬送も行うようになっている。後方処理部1bの搬
送系4Sも第1搬送ロボット1aと同様の第2搬送ロボ
ット4bを有しているが、第2搬送ロボット4bは、受
渡台6、後方処理部1bのコータユニット2U、および
熱処理ユニット3Uの相互間の基板9の搬送を行うよう
になっている。
送ロボット4bはそれぞれコータユニット2Uと熱処理
ユニット3Uとの間の空間において基板9の搬送を行う
が、これらの空間は前方処理部1aと後方処理部1bと
の間で繋がって1つの搬送空間7を形成している。
ット4b(以下、両搬送ロボットを区別しない場合に
「搬送ロボット4」という。)は同様の構成となってお
り、図3に示すように保持手段42にて基板9を保持す
るようになっている。また、この保持手段42はアーム
411などを介して移動可能とされている。
る。保持手段42は鉛直方向を向くアーム411(図3
参照)から水平方向に伸びるアーム412とアーム41
2の先端に回動自在に連結されたアーム413とを介し
て支持されており、アーム412はアーム411を介し
て図3に示す駆動源43の作用により矢印411Sにて
示すように昇降可能とされており、また図4中矢印41
2Rにて示すように駆動源43の作用によりアーム41
1を中心に水平面内にて回転可能とされている。また、
アーム413はアーム412の先端の鉛直方向を向く軸
413Jを中心に図示しない駆動源により回動可能とさ
れている。これにより、保持手段42の位置は搬送空間
7内にて上下および水平方向に移動可能となっている。
形状のハンド部421を2つ有しており、一方のハンド
部421はハンド本体部422上に設けられた3つの支
持部材423にて基板9を水平姿勢で支持して保持する
ようになっている。他方のハンド部421も同様にハン
ド本体部422上に3つの支持部材423を有してお
り、基板9をほぼ鉛直方向に起立した姿勢で支持して保
持するようになっている。なお、支持部材423には基
板9を起立した姿勢にて支持できるように基板9の外縁
部がはまり込む溝が形成されている。
ンド本体部422において接続されて一体となってお
り、回転駆動源428の作用により傾斜した軸42Jを
中心に矢印42Rにて示すように回転するようになって
いる。これにより2つのハンド部421が180゜回転
するとこれらのハンド部421の位置が入れ替わるよう
になっている。すなわち2つのハンド部421が回転す
ることにより、一方のハンド部421に水平姿勢にて保
持されていた基板9が起立姿勢にて保持されるようにな
り、他方のハンド部421に起立姿勢にて保持されてい
た基板9が水平姿勢にて保持されるようになる。
ある基板処理装置1の構成について説明してきたが、次
にこの基板処理装置1の動作について前方処理部1aに
よる基板9の処理と後方処理部1bによる基板9の処理
とに分けて説明する。
ず、処理すべき所定数の基板9を水平姿勢にて上下に収
容するキャリア8が図2に示すようにキャリア載置部5
1上にX方向に配列して載置される。キャリア8の載置
は図示しない無人搬送車や作業者によって行われる。
のキャリア8から1枚の基板9を取り出し、X方向のロ
ボット移動範囲の中央である受渡位置52Cまで基板9
を搬送する。なお、図2にはこのときの基板搬出入ロボ
ット52の状態を示している。
と、前方処理部1aの第1搬送ロボット4aが基板搬出
入ロボット52のハンド部53から基板9を受け取る。
このときの受け渡しにおいて基板9は水平姿勢であり、
第1搬送ロボット4aの2つのハンド部421のうち基
板9を水平姿勢にて保持可能なハンド部421を用いて
基板9の受け取りが行われる(図4参照)。
ると、前方処理部1aの2つのスピンコータ部2のうち
のいずれか一方(塗布処理中でないもの)へ向けて搬送
される。基板9がスピンコータ部2の上方まで搬送され
ると、図3に示すようにチャック23が矢印24Sに示
すように上昇して第1搬送ロボット4aから基板9を突
き上げるようにして受け取り吸着保持する。そして、第
1搬送ロボット4aのハンド部421がチャック23か
ら遠ざかった後、チャック23が矢印24Sに示すよう
に下降して基板9がカップ26内部へと導かれる。
と、基板9は回転駆動源25の作用により水平面内にて
回転し、ノズル22からの塗布液を受けて所定の塗布処
理が施される。
処理が完了すると、基板9の回転を止めるとともにチャ
ック23を上昇させて基板9を上昇させる。次に上昇し
た基板9の下方に第1搬送ロボット4aのハンド部42
1が移動し、チャック23の吸着を解除した後チャック
23が下降し、ハンド部421に基板9が渡される。
を受け取ると、搬送空間7において図4中矢印42Rに
て示すようハンド部421が軸42Jを中心に180゜
回転し、基板9が起立姿勢に保持されるようになる。そ
の後、前方処理部1aの熱処理ユニット3Uのいずれか
の熱処理部31へと搬送される。
搬送されてくると、図3中2点鎖線にて示すように、基
板9は起立姿勢のまま熱処理部31に挿入されるように
して搬入される。このときの基板9の周囲を拡大して図
5および図6に示す。なお、図5は図3にて2点鎖線に
て示すのと同様の方向からみた状態を示すものであり、
図5中矢印Bの方向からみた場合の様子を図6に示して
いる。
熱するためにヒータ部312が設けられており、ヒータ
部312上には基板9を支持するための支持部材311
と、基板9とヒータ部312との接触を防止するための
スペーサ313とが設けられている。
部の支持部材311に渡す際には矢印42Lにて示すよ
うに上昇、支持部材313側への移動、下降を行う。こ
れにより基板9が支持部材311に形成された溝にはま
り込むとともにハンド部421の支持部材423の溝か
ら外れる。なお、図6に示すように支持部材311と支
持部材423の配置は基板9の受渡動作において互いに
干渉しない配置とされている。
9を渡し終えるとハンド部421が熱処理部31外部へ
と退避し、熱処理部31の基板出入口(ハンド部421
が出入りする開口)の扉(図示省略)が閉じてヒータ部
312が基板9を加熱する。このとき必要ならば所要の
ガスが基板9の周囲に供給される。
の扉が開き、ハンド部421が熱処理部31内部から基
板9を取り出す。このときのハンド部421の動作は図
5に示す矢印42Lと全く逆の動作となる。
は次に冷却部32の内部へと搬送される。冷却部32の
内部は図5および図6に示した熱処理部31の内部と同
様に支持部材とスペーサとが設けられており、熱処理部
31への搬入と同様の動作によりハンド部421から冷
却部32内部へと基板9が受け渡される。
の温度を制御する機構が必要に応じて設けられており、
基板9は冷却部32内部において強制的に冷却または自
然冷却される。基板9の冷却が完了すると基板9の冷却
部32への搬入と逆の動作をしてハンド部421が基板
9を冷却部32内部から取り出す。これにより熱処理お
よび冷却が施された基板9がハンド部421に起立姿勢
にて保持された状態となる。
送空間7においてハンド部421は図4に示す軸42J
を中心に180゜回転し、基板9は水平姿勢にて保持さ
れる状態となる。その後基板9は受渡位置52C(図2
参照)へと搬送されて受渡位置52Cに位置する基板搬
出入ロボット52のハンド部53に基板9を受け渡す。
基板搬出入ロボット52は第1搬送ロボット4aから受
け取った基板9を所定のキャリア8の所定位置に格納す
る。これにより1枚の基板9についての基板処理が完了
する。
理の動作の説明であるが、次に後方処理部1bにおける
基板9の処理の動作について説明する。
ても前方処理部1aにおける基板の処理と同様にまず、
キャリア8から基板9が基板搬出入ロボット52のハン
ド部53により取り出され、受渡位置52Cにて水平姿
勢の基板9が第1搬送ロボット4aに渡される。基板9
は水平姿勢のままキャリア載置部51からみて手前側の
スピンコータ部2を通過するように搬送され、4つのス
ピンコータ部2の間に設けられた受渡台6上に載置され
る。
1bの第2搬送ロボット4bのハンド部421に水平姿
勢のまま受け取られる。受け取られた基板9は第2搬送
ロボット4bの下方の2つのスピンコータ部2のいずれ
かに渡され所定の塗布処理が行われる。塗布処理が完了
するとスピンコータ部2から第2搬送ロボット4bが基
板9を受け取り、ハンド部421を180゜回転するこ
とにより搬送空間7において基板9の姿勢が水平姿勢か
ら起立姿勢へと変更される。
ト4bにより第2処理部1bの熱処理ユニット3Uのい
ずれかの熱処理部31へと搬送されて所定の熱処理が施
される。熱処理後の基板9は第2搬送ロボット4bによ
り取り出され、第2処理部1bのいずれかの冷却部32
内部へと搬入されて冷却される。冷却後の基板9は第2
搬送ロボット4bにより取り出され、搬送空間7におい
てハンド部421の回転により再び水平姿勢とされる。
より受渡台6に載置され、載置された基板9を第1搬送
ロボット4aが受け取って搬送し、受渡位置52Cに位
置する基板搬出入ロボット52のハンド部53に渡され
る。そして、処理が完了した基板9が基板搬出入ロボッ
ト52により所定のキャリア8内部へと収容される。な
お、受渡台6から受渡位置52Cへの基板9の搬送は前
方処理部1aにおける基板の処理中などの間の第1搬送
ロボット4aの待機時間を利用して行われる。
基板処理装置1の構成および動作について説明してきた
が、基板処理装置1では前方処理部1aや後方処理部1
bにおいてコータユニット2Uの上方に熱処理ユニット
3Uを配置し、コータユニット2Uと熱処理ユニット3
Uとの間の空間を搬送系4Sが利用する搬送空間7とし
ているので、装置のフットスペースには基板9の搬送の
ためだけに必要となる領域は存在しないこととなる。す
なわち、基板処理装置1ではインデクサ部5および4つ
のスピンコータ部2を配置するだけの床面積が存在すれ
ば装置の設置が可能となる。これにより基板処理装置1
の設置のために要する経費を節約することができ、その
結果として基板の製造コストの低減を図ることができ
る。
冷却部32において基板9が起立姿勢にて処理されるよ
うになっているので、水平姿勢にて基板9を処理する場
合と異なり熱処理部31や冷却部32に基板9を出し入
れするために要する領域が水平方向には広がらない。し
たがって、コータユニット2U直上の領域に熱処理部3
1や冷却部32を効率よく配置することができる。ま
た、熱処理部31や冷却部32を縦型とすることにより
メンテナンスも容易となる。なお、水平姿勢にて基板9
を処理するスピンコータ部2と起立姿勢にて基板9を処
理する熱処理部31や冷却部32との間の基板9の搬送
は、基板9の姿勢を変更する搬送ロボット4のハンド部
421の回転により容易に実現されている。
や後方処理部1bにおける基板9の搬送はアーム411
や駆動源43などによる極座標的な移動により実現され
ているので、直動駆動源に比べて搬送ロボット4の装置
への固定部位の面積が少なくて済み、熱処理部31や冷
却部32の配置スペースが十分に確保されるようになっ
ている。
2Uのフットスペース上の領域に熱処理ユニット3Uや
搬送ロボット4が完全に入り込むようになっているが、
完全に入り込まない場合であっても搬送のためだけに占
有されるフットスペースを従来の基板処理装置に比べて
大幅に減少させることができるので装置全体としてのフ
ットスペースを小さく抑えることが実現される。
明の第2の実施の形態である基板処理装置の保持手段4
2aと熱処理部31a、冷却部32aとの関係を示す図
であり、図3に示した第1の実施の形態における保持手
段42が基板9を熱処理部31へ渡そうとしてる状態に
相当する図である。なお、その他の部分については第1
の実施の形態と同様となっている。
1の実施の形態と異なり基板9を鉛直方向に起立姿勢に
て保持するのではなく傾斜した起立姿勢(以下、「傾斜
姿勢」という。)で基板9を保持するようになってい
る。すなわち、保持手段42aは基板9を水平姿勢にて
保持するハンド部421aと傾斜姿勢にて保持するハン
ド部421aとを有しており、これらのハンド部421
aが傾斜した軸42Jaを中心に回転することにより基
板9を水平姿勢と傾斜姿勢との間で姿勢変更するように
なっている。
部31aや冷却部32aも傾斜した状態で配置されるよ
うになっている。したがって、ハンド部421aから熱
処理部31aや冷却部32aへの基板9の受け渡しにお
いて基板9は矢印42Sにて示すように斜め方向に送ら
れるようになっている。なお、熱処理部31aや冷却部
32aは内部構造のみが傾斜して配置されるようになっ
ていてもよい。
に基板9を渡す際の基板9近傍を拡大して示した図であ
り、図9は図8中矢印Cにて示す方向からみた様子を示
す図である。
ンド本体部422a上に設けられた2つの支持部材42
4と3つのスペーサ425により基板9が支持される。
支持部材424は基板9の下部の側面に当接して基板9
が下方へずれ落ちないようにしており、スペーサ425
は基板9の裏面をハンド本体部422aと接触させない
役割を果たしている。
が熱処理部31a内部にて支持される状態においても基
板9は2つの支持部材315と3つのスペーサ316に
より支持されるようになっており、支持部材315は基
板9の下部の側面に当接して基板9が下方へずれ落ちな
いようにしており、スペーサ316は基板9の裏面がヒ
ータ部312aに接しないようにしている。なお、これ
らの支持部材315、316は熱処理部31aの傾斜し
た内壁314aに設けられたヒータ部312a上に配置
されており、スペーサ425は支持部材315より長い
部材となっている。また、冷却部32a内部においても
同様の構成により基板9が傾斜姿勢にて支持されるよう
になっている。
却部32aへの基板9の受け渡しにおいては矢印42L
aにて示すように基板9の主面に沿った上昇、支持部材
315側への移動、基板9の主面に沿った下降を行う。
これにより基板9は支持部材315およびスペーサ31
6に支持されるようになるとともに、基板9を渡し終え
たハンド部421aが基板9の裏面側(ヒータ部312
a側)から下方へ引き抜かれるようにして熱処理部32
a内部から外部へと移動する。なお、図9に示すように
この受渡動作においてハンド部421aと熱処理部31
a内部とが干渉しないように支持部材315、316、
および支持部材424、425の配置やハンド本体部4
22aの形状が定められている。
理装置では、保持手段42aにおいて基板9の姿勢が水
平姿勢と傾斜姿勢との間で姿勢変更されるようになって
おり、これに合わせて熱処理部31aや冷却部32a
(あるいはこれらの内部構造)も傾斜するように配置さ
れている。これにより基板9の支持方法が支持部材やス
ペーサに当接させるだけという簡素なものになるととも
に基板9の受け渡しにおけるハンド部421aの位置制
御の誤差にゆとりをもたせることができる。
実施の形態では4つのスピンコータ部2を配置しその中
心に受渡台6を設ける構成となっているが、この構成を
図2中(±X)方向に繰り返し配置することにより基板
処理装置をさらに処理能力のあるものとすることができ
る。この場合の構成の概略を図10に示す。図10では
基板9が(±X)方向に搬送できるよう各搬送ロボット
4のX方向側にも受渡台6を設けている。したがって、
各搬送ロボット4がいずれかの搬送ロボット4に基板9
を渡す際には渡す方向に存在する受渡台6に一度基板9
を載置し、受け取るべき搬送ロボット4が基板9を受渡
台6から受け取って基板9が搬送されることとなる。
置を示す図である。図11では第1の実施の形態にて示
した4つのスピンコータ部2の組合せをY方向に繰り返
すように配置する場合を示す図である。この場合におい
ても各搬送ロボット4の間に受渡台6を設け基板9がY
方向に搬送できるようになっている。なお、図11に示
す例では2つのインデクサ部5a、5bを設けてインデ
クサ部5aを基板9を基板処理装置に受け入れる専用の
インデクサ部として用い、インデクサ部5bを基板9を
基板処理装置から取り出すための専用のインデクサ部と
して用いるようになっている。
は搬送ロボット4を鉛直方向を向く軸を中心として回転
するロボットを使用しているので、2つのスピンコータ
部2(コータユニット2U)とその上方に配置された熱
処理部31や冷却部32(熱処理ユニット3U)、およ
び搬送ロボット4(搬送系4S)を1つの処理ユニット
(第1の実施の形態の説明における前方処理部1aまた
は後方処理部1bに相当する部分)として容易に取り扱
うことが可能となる。すなわち、この1つの処理ユニッ
トを複数配列して基板処理装置を構成する場合において
基板の受け渡しの機械的構成や制御について厳密に検討
を行うことは不要であり、受渡台6に対する基板9の載
置および受け取りのタイミングだけを検討するだけで基
板処理装置を構成することができる。これにより、スピ
ンコータ部2の配置に自由度をもたせることができ、図
10や図11に示すように処理内容や処理速度に応じた
適切な構成を容易に決定、変更することができる。
処理装置について説明してきたが、この発明は上記実施
の形態に限定されるものではない。
ユニット2Uを配置し、上方に熱処理ユニット3Uを配
置しているが、これらのユニットにおける処理内容は他
の処理であってもよい。例えば、スピンコータ部2に代
えてデベロッパを配置するようにしてもよい。また、処
理内容によっては処理の順序も上方の処理ユニットにて
処理された後、下方の処理ユニットにて処理が施される
順序であってもよい。
都合上、熱処理ユニット3Uの配置位置に搬送ロボット
4の回転の駆動源43が配置されているが、搬送ロボッ
ト4全体を搬送空間7内部に納めることができる場合に
はより多くの熱処理部31や冷却部32を搬送系4Sの
上方に配置することができる。
処理ユニット(コータユニット2U)にて基板9が水平
姿勢にて処理されるようになっているが、起立姿勢にて
処理可能な処理内容の場合は下方の処理ユニットにおい
ても基板を起立姿勢にて処理するようにしてもよい。こ
の場合、搬送ロボット4の保持手段42に基板9の姿勢
を変更する機構が不要となる。
記載の発明では、第1処理部の上方に搬送手段および第
2処理部を順に備えるので基板処理装置が占有する床面
積(フットスペース)を小さく抑えることができる。ま
た第2処理部において基板を起立姿勢にて処理するの
で、第2処理部への基板の出し入れに必要なスペースが
水平方向に広がることがなく、基板処理装置のフットス
ペースをさらに効率よく小さく抑えることができる。そ
の結果、効率的な基板の製造を図ることができる。
起立姿勢で処理を行うので基板の支持が容易となる。
段が基板を水平姿勢と起立姿勢との間で姿勢変更を行う
ので、第1処理部が基板を水平姿勢にて処理し、第2処
理部が基板を起立姿勢にて処理する場合であってもフッ
トスペースを抑えた基板処理装置が実現される。
方向を向く軸を中心として水平面内で回転可能な搬送ア
ームを有しているので、基板処理装置の各構成の配置を
容易に決定、変更することができる。
置を示す斜視図である。
ンデクサ部との平面図である。
る。
図である。
図である。
置における保持手段と熱処理部とを示す図である。
図である。
図である。
る。
である。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 基板に所定の処理を施す基板処理装置で
あって、 (a) 水平姿勢の前記基板に第1の処理を施す第1処理部
と、 (b) 前記第1処理部の上方に配置され、起立姿勢の前記
基板に第2の処理を施す第2処理部と、 (c) 前記第1処理部と前記第2処理部との間の空間であ
る搬送空間において、前記第1処理部と前記第2処理部
との間で前記基板を搬送する搬送手段と、を備えること
を特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置であって、 前記第2の処理が前記基板の加熱を伴う処理であること
を特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の基板処理装置で
あって、 前記第2処理部において、前記基板が鉛直方向に起立し
た姿勢で処理されることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の基板処理装置で
あって、 前記第2処理部において、前記基板が傾斜した起立姿勢
で処理されることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の基
板処理装置であって、 前記搬送手段が、 前記搬送空間にて前記基板を水平姿勢と起立姿勢との間
で姿勢変更する手段、を有することを特徴とする基板処
理装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の基
板処理装置であって、 前記第1処理部が、 前記基板に向けて所定の処理液を供給する手段と、 前記基板を水平面内にて回転する手段と、を有すること
を特徴とする基板処理装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の基
板処理装置であって、 前記搬送手段が、 鉛直方向を向く軸を中心として水平面内にて回転可能な
搬送アーム、を有することを特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9125597A JPH10321692A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9125597A JPH10321692A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10321692A true JPH10321692A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14914089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9125597A Pending JPH10321692A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10321692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100927301B1 (ko) | 2006-12-27 | 2009-11-18 | 다이닛뽕스크린 세이조오 가부시키가이샤 | 기판처리장치 및 기판처리방법 |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP9125597A patent/JPH10321692A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100927301B1 (ko) | 2006-12-27 | 2009-11-18 | 다이닛뽕스크린 세이조오 가부시키가이샤 | 기판처리장치 및 기판처리방법 |
US10040102B2 (en) | 2006-12-27 | 2018-08-07 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Substrate processing method |
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