JPH10320666A - 炎感知器 - Google Patents

炎感知器

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JPH10320666A
JPH10320666A JP14603097A JP14603097A JPH10320666A JP H10320666 A JPH10320666 A JP H10320666A JP 14603097 A JP14603097 A JP 14603097A JP 14603097 A JP14603097 A JP 14603097A JP H10320666 A JPH10320666 A JP H10320666A
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mesh
conductive
detecting
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Atsushi Komachi
淳 小町
Shintaro Nomura
慎太郎 野村
Katsuhiro Akimoto
克裕 秋元
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Nittan Co Ltd
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Nittan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な加工を要さず且つ簡単な作業で電磁シ
ールドを施すことができるようにする。 【解決手段】 シールドケース4内の電気回路基板に取
り付けられた検出素子としての焦電素子5を覆うよう
に、高い導電性を有し且つ柔軟性の高いメッシュ材7を
被せる。そして該メッシュ材7を導電性テープ8で止め
る。また、前記メッシュ材7としては、高い導電性を有
する導電物質によりコーティングされた繊維を編んで形
成したものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炎の存在を検出素
子で検出して火災信号を発する炎感知器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】炎の存在を検出素子で検出して火災信号
を発する炎感知器としては、赤外線式炎感知器と紫外線
式炎感知器がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、赤外線式炎感
知器で使用している検出素子としての焦電素子は、電波
や静電気等の電磁波の影響を受けやすい。また炎から得
られる信号そのものがきわめて微弱であることから、電
磁波によるノイズは極力抑える必要がある。
【0004】このため、従来は図11及び図12に示す
如く、焦電素子100の缶状の筐体101の窓102に
シリコンやゲルマニウム等からなる導電性の窓材103
を取り付け、電磁波の焦電素子100内への侵入を防い
でいる。尚、104は導電性の窓材103を固定するた
めの導電性接着剤、105は焦電体である。
【0005】然しながら、導電性の窓材103が物理的
なストレスに弱いこと、加工時における導電性の窓材1
03の表面の酸化により接着面との導通がとりにくいこ
とと、導電性をとるために使用する接着材の接着力が弱
いこと、導電性が低いため強力な電磁波に充分な遮蔽効
果を持たないこと等の問題点があった。
【0006】また、上記の導電性等の問題点を改善する
ために、図13に示す如く導電性の窓材103′として
サファイアなどの絶縁性の窓材の表面にITO膜フィル
ターや金属膜フィルター等を蒸着して使用したものであ
る。この場合にはフィルターにおける波長特性の計算
や、フィルター作成時の操作の煩わしさ等の問題があ
る。
【0007】また一方、紫外線式炎感知器では、帯電物
接触による静電ノイズを抑えるために、検出素子として
の紫外線検出管を、金属網をキャップ状に形成して製作
した透光性導体キャップで覆うようにしたものもある
(実開昭55−170625号)。
【0008】しかし、斯かる場合には、金属網を用いる
ために剛性が高く、検出素子を覆うようにキャップ状に
特別な加工をしなければならない。また、取り付けると
きにも半田付け等によって行わなければならず、面倒で
ある。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、例えば銀、金、銅あるいは鉄等の金属と同等の高
い導電性を有し且つ布の如く柔軟性の高いメッシュ材を
用いることにより、従来の如き特別な加工を要さず、且
つ簡単な作業で電磁シールドを施すことができ、而も感
度や視野角にほとんど影響を与えることなく電磁波ある
いは静電気によるノイズを軽減することができ、加えて
導通性も良好とした炎感知器を提供せんとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】而して、本発明の要旨と
するところは、炎の存在を検出素子で検出する炎感知器
において、検出素子を高い導電性を有し且つ柔軟性の高
いメッシュ材で覆ったことを特徴とする炎感知器にあ
る。
【0011】また、上記炎感知器は複数種類の炎感知器
を含むものであり、赤外線を検出する焦電素子を検出素
子とする場合には赤外線式炎感知器、紫外線を検出する
紫外線検出管が検出素子である場合には紫外線式炎感知
器である。また、両方の検出素子を利用する場合には赤
外線・紫外線式炎感知器である。
【0012】また、メッシュ材は、高い導電性を有する
導電物質によりコーティングされた繊維を編んで形成し
たメッシュ材を用いてもよい。この場合には特に布の如
くきわめて柔らかく且つ薄いメッシュ材とすることがで
きる。そしてまた、繊維は細く且つまたメッシュ材全体
が薄いことにより、網目から赤外線と紫外線をより通過
させやすくすることができる。
【0013】また、メッシュ材は、その周囲の全部又は
一部を導電性テープ又は導電性接着剤を用いて固定する
ことにより、簡単に止めることができる。
【0014】また、メッシュ材は上記の如く導電性テー
プ等を用いて直接検出素子支持部材等に接続され、而も
柔らかくて機器との密着性も高いから、導通性も良好で
ある。
【0015】また、メッシュ材を止めるには、上記の如
き導電性テープ等を用いないで、その外周部を検出素子
支持部材に挟持して止めるようにしてもよい。
【0016】また、メッシュ材は、その電子部品に接す
る部分を絶縁材でコーティングしてもよい。この場合に
は、メッシュ材が導電性を有するため、組み立て時に炎
感知器内部で内部電子部品と電気的に接触導通して感知
器が作動不良となることを防止することができる。そし
て組み立て時にこのようなトラブルが起こることを気に
することなく作業することができるため、作業能率を向
上させることができ、また製品完成後においても内部電
子部品が接地部位へ接触することにより引き起こされる
トラブルを未然に防止することができる。
【0017】また、メッシュ材は目立たなくするため
に、これに着色を施してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1実施形
態の分解した状態における斜視図である。
【0019】本実施形態は赤外線式炎感知器に係り、本
体2とカバー3とからなる筐体1と、該筐体1内に設け
られたシールドケース4と、該シールドケース4内の電
気回路基板(図示せず。)に取付けられた検出素子とし
ての焦電素子5と、クッションラバー6とからなる。
【0020】そして、本実施形態にあっては、焦電素子
5を覆うように高い導電性を有し且つ柔軟性の高いメッ
シュ材7を被せている。また、本実施形態ではメッシュ
材として導電物質によりコーティングされた繊維を編ん
で形成したものを用いている。そして該メッシュ材7は
外周を導電性テープ8によって止めている。
【0021】また、メッシュ材7の止め方としては、図
2に示す如く、導電性テープ8を用いてメッシュ材7の
全周を止めるようにしても、或いは図3に示す如く部分
的に止めるようにしてもよい。
【0022】また、図4に示す如く、導電性接着剤9を
用いてメッシュ材7の全周を止めるようにしても、或い
は図5に示す如く部分的に止めるようにしてもよい。
【0023】更にまた、図6に示す如く、クッションラ
バー6を利用して挟み込んで止めるようにしてもよい。
【0024】次に、図7に示した本発明の第2実施形態
について説明する。本実施形態は紫外線式炎感知器に係
り、基板10に取り付ける検出素子ホルダー11に検出
素子としてのUVトロン12を固定している。検出素子
ホルダー11には導電性を持たせてあり、基板10のグ
ランド面と電気的に接触している。尚、図上筐体は省略
している。
【0025】そして、本実施形態にあってはUVトロン
12を覆うように高い導電性を有し且つ柔軟性の高いメ
ッシュ材13を被せている。また、本実施形態ではメッ
シュ材として導電物質によりコーティングされた繊維を
編んで形成したものを用いている。そして該メッシュ材
13は外周を導電性テープ14或いは後述する手段によ
って止めている。
【0026】即ち、メッシュ材13の止め方としては、
図8に示す如く、検出素子ホルダー11の上面を覆うよ
うに被せた後、導電性テープ14又は導電性接着剤(図
示せず。)を用いて、外周を該検出素子ホルダー11の
側面に止めるか、或いは図9に示す如く、UVトロン1
2を包むようにして両端を導電性テープ14で接続し、
その状態で検出素子ホルダー11にセットして止める。
また、この他図10に示す如く、検出素子ホルダー11
の上面を覆うように被せた後、外周を検出素子ホルダー
11と基板10との間に挟み込んで止めるようにしても
よい。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上記の如き構成であり、検出
素子を覆ってシールドする部材として高い導電性を有し
且つ布の如く柔軟性の高いメッシュ材を用いている。し
たがって、メッシュ材は従来の如く特別な形状に加工す
る必要がなく、また止めるのに半田付けする必要がな
い。即ち、単に被せて導電性テープや接着剤等で止める
だけで済む。
【0028】また、シールド材は検出素子に被さる薄い
メッシュ材だけであり、且つ導電物質によりコーティン
グされた繊維を編んで形成したメッシュ材は、細く且つ
薄いから、網目から赤外線と紫外線を通過させやすい。
したがって、感度や視野角にほとんど影響を与えること
なく電磁波あるいは静電気によるノイズを軽減すること
ができる。
【0029】また、メッシュ材は検出素子部材等に直に
接触し、且つまた布の如く柔らかいから、機器との密着
性が高く、もって導電性テープや接着剤で止めたとき導
通性が良好である。
【0030】また、メッシュ材の電子部品に接する部分
を絶縁材でコーティングした場合には、組み立て時に炎
感知器内部で内部電子部品と電気的に接触導通して感知
器が作動不良となることを防止することができる。そし
て組み立て時にこのようなトラブルが起こることを気に
することなく作業することができるため、作業能率を向
上させることができ、また製品完成後においても内部電
子部品が接地部位へ接触することにより引き起こされる
トラブルを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の分解した状態における
斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるメッシュ材の止
め方の第1例の説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるメッシュ材の止
め方の第2例の説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態におけるメッシュ材の止
め方の第3例の説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態におけるメッシュ材の止
め方の第4例の説明図である。
【図6】本発明の第1実施形態におけるメッシュ材の止
め方の第5例の説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態の分解した状態における
斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態におけるメッシュ材の止
め方の第1例の説明図である。
【図9】本発明の第2実施形態におけるメッシュ材の止
め方の第2例の説明図である。
【図10】本発明の第2実施形態におけるメッシュ材の
止め方の第3例の説明図である。
【図11】焦電素子の斜視図である。
【図12】従来の炎感知器で使用している焦電素子の説
明図である。
【図13】従来の炎感知器で使用している焦電素子の他
の例の説明図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 本体 3 カバー 4 シールドケース 5 焦電素子 6 クッションラバー 7 導電性のメッシュ材 8 導電性テープ 9 導電性接着剤 10 基板 11 検出素子ホルダー 12 UVトロン 13 導電性のメッシュ材 14 導電性テープ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炎の存在を検出素子で検出する炎感知器
    において、検出素子を高い導電性を有し且つ柔軟性の高
    いメッシュ材で覆ったことを特徴とする炎感知器。
  2. 【請求項2】 検出素子が、赤外線を検出する焦電素子
    である請求項1記載の炎感知器。
  3. 【請求項3】 検出素子が、紫外線を検出する紫外線検
    出管である請求項1記載の炎感知器。
  4. 【請求項4】 メッシュ材が、導電物質によりコーティ
    ングされた繊維を編んで形成したメッシュ材である請求
    項1、2又は3記載の炎感知器。
  5. 【請求項5】 メッシュ材が、その内部電子部品に接す
    る部分を絶縁材でコーティングしてなるメッシュ材であ
    る請求項1、2、3又は4記載の炎感知器。
  6. 【請求項6】 メッシュ材が、目立たなくするため着色
    を施したメッシュ材である請求項1、2、3、4又は5
    記載の炎感知器。
  7. 【請求項7】 メッシュ材を、導電性テープ又は導電性
    接着剤を用いて止めてなる請求項1、2、3、4、5又
    は6記載の炎感知器。
  8. 【請求項8】 メッシュ材を、その外周部を検出素子支
    持部材に挟持させることにより止めてなる請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載の炎感知器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258000A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Oki Semiconductor Co Ltd 複合センサ及びこれを用いた炎センサ

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