JPH10320664A - 避難誘導システム - Google Patents
避難誘導システムInfo
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- JPH10320664A JPH10320664A JP12606097A JP12606097A JPH10320664A JP H10320664 A JPH10320664 A JP H10320664A JP 12606097 A JP12606097 A JP 12606097A JP 12606097 A JP12606097 A JP 12606097A JP H10320664 A JPH10320664 A JP H10320664A
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- guidance
- control unit
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】混乱を招かないよう安全な誘導ができる避難誘
導システムを提供するにある。 【解決手段】主制御盤1は、誘導動作を開始した後でも
自火報装置6から火災範囲拡大に伴い、新たに発報した
感知器の情報が順次出力されてくるが、メモリ部に記憶
されているデータを参照し、既に動作を開始した防火区
画と同ー防火区画内の感知器が発報した場合には、たと
え既に動作している誘導動作パターンと別の誘導動作パ
ターン情報が記憶されているも誘導動作パターンの変更
は行わないようにし、受信した感知器情報を破棄する。
また、別の防火区画の感知器惰報であった揚合には誘導
動作範囲の拡大を行う、行わないに限らず既に動作して
いる範囲においては、誘導動作パターンの変更は行わな
いようにする。
導システムを提供するにある。 【解決手段】主制御盤1は、誘導動作を開始した後でも
自火報装置6から火災範囲拡大に伴い、新たに発報した
感知器の情報が順次出力されてくるが、メモリ部に記憶
されているデータを参照し、既に動作を開始した防火区
画と同ー防火区画内の感知器が発報した場合には、たと
え既に動作している誘導動作パターンと別の誘導動作パ
ターン情報が記憶されているも誘導動作パターンの変更
は行わないようにし、受信した感知器情報を破棄する。
また、別の防火区画の感知器惰報であった揚合には誘導
動作範囲の拡大を行う、行わないに限らず既に動作して
いる範囲においては、誘導動作パターンの変更は行わな
いようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の点滅用照明
器具の点滅走行による誘導や、複数の音発生器具でハー
ス効果による誘導を行う避難誘導システムに関する。
器具の点滅走行による誘導や、複数の音発生器具でハー
ス効果による誘導を行う避難誘導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】大規模な避離誘導システムに関しては、
これまでに特開平6−111168号や特開平5−12
0575号にに示されるようなものがある。前者は大規
模な避難誘導システムの制御方法について述べたもの
で、後者は、例えば大規模地下街などで交差点が存在す
る場合に、その中心にカウント数の基準となる共通点滅
用照明器具を配置させ、制御装置から切り替え可能にア
ップカウント又はダウンカウントさせるべく信号を出力
して誘導動作を行なうものである。特に特開平5−12
0575号においては、避難経路に交差点が存在する場
合を例にして説明がなされている。動作的には、誘導動
作関始後に避難経路が煙で汚染された場合などはその方
向に導かないように誘導方向を変更し、逐次安全な避雛
口へ誘導を切り替えていくというものである。
これまでに特開平6−111168号や特開平5−12
0575号にに示されるようなものがある。前者は大規
模な避難誘導システムの制御方法について述べたもの
で、後者は、例えば大規模地下街などで交差点が存在す
る場合に、その中心にカウント数の基準となる共通点滅
用照明器具を配置させ、制御装置から切り替え可能にア
ップカウント又はダウンカウントさせるべく信号を出力
して誘導動作を行なうものである。特に特開平5−12
0575号においては、避難経路に交差点が存在する場
合を例にして説明がなされている。動作的には、誘導動
作関始後に避難経路が煙で汚染された場合などはその方
向に導かないように誘導方向を変更し、逐次安全な避雛
口へ誘導を切り替えていくというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−12057
5号に記載されているように、誘導動作を開始した後に
誘導方向を変更するとなると、変更する時点でそこに人
がいない場合は問題にならないが、その方向に逃げよう
とした人がいた場合には急に方向が変わり、却って混乱
を招く恐れがある。
5号に記載されているように、誘導動作を開始した後に
誘導方向を変更するとなると、変更する時点でそこに人
がいない場合は問題にならないが、その方向に逃げよう
とした人がいた場合には急に方向が変わり、却って混乱
を招く恐れがある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは混乱を招かないよう安全な
誘導ができる避難誘導システムを提供するにある。
で、その目的とするところは混乱を招かないよう安全な
誘導ができる避難誘導システムを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、少なくとも自火報装置からの発
報を受け、該発報の内容に応じて発報発生地域から遠ざ
けるような避難誘導を行うために制御ユニットに対し、
制御対象となる制御ユニットアドレスと誘導動作パター
ンを指定する信号を送信する機能を持つ主制御盤と、少
なくとも主制御盤から誘導動作パターンを指定する信号
を受信した際に、指定された誘導動作パターンに対応し
た光制御信号を点滅用照明器具に対して送信する機能を
持つ光制御ユニット若しくは主制御装置から誘導動作パ
ターンを指定する信号を受信した際に、指定された誘導
動作パターンに応じた音声信号を音発生器具に対して出
力する機能を持つ音声制御ユニットの内、少なくとも何
れか一方が2台以上ある制御ユニット群と、少なくとも
光制御ユニットからの制御信号の内容に応じて、点灯又
は消灯できる機能を持つ点滅用照明器具、若しくは音声
制御ユニットからの音声信号を基に、誘導メッセージを
出力する音発生器具の内、少なくとも何れか一方が2台
以上ある誘導器具群により構成された避難誘導システム
において、最初の発報に次いで、2番目以降の発報を受
けても、既に誘導動作を行っている区域では最初の発報
を受けた時に決定した誘導動作パターンで誘導器具群の
動作を継続させることを特徴とする。
に請求項1の発明では、少なくとも自火報装置からの発
報を受け、該発報の内容に応じて発報発生地域から遠ざ
けるような避難誘導を行うために制御ユニットに対し、
制御対象となる制御ユニットアドレスと誘導動作パター
ンを指定する信号を送信する機能を持つ主制御盤と、少
なくとも主制御盤から誘導動作パターンを指定する信号
を受信した際に、指定された誘導動作パターンに対応し
た光制御信号を点滅用照明器具に対して送信する機能を
持つ光制御ユニット若しくは主制御装置から誘導動作パ
ターンを指定する信号を受信した際に、指定された誘導
動作パターンに応じた音声信号を音発生器具に対して出
力する機能を持つ音声制御ユニットの内、少なくとも何
れか一方が2台以上ある制御ユニット群と、少なくとも
光制御ユニットからの制御信号の内容に応じて、点灯又
は消灯できる機能を持つ点滅用照明器具、若しくは音声
制御ユニットからの音声信号を基に、誘導メッセージを
出力する音発生器具の内、少なくとも何れか一方が2台
以上ある誘導器具群により構成された避難誘導システム
において、最初の発報に次いで、2番目以降の発報を受
けても、既に誘導動作を行っている区域では最初の発報
を受けた時に決定した誘導動作パターンで誘導器具群の
動作を継続させることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、複数の防火区画において、火災範囲拡大に伴い最
初に発報した防火区画とは別の防火区画から2番目以降
の発報があって、避難誘導範囲を拡大する必要が生じた
場合、新たに誘導動作を開始する区域においては、火災
拡大方向を判断し、その方向に応じて誘導動作パターン
を決定することを特徴とする。
いて、複数の防火区画において、火災範囲拡大に伴い最
初に発報した防火区画とは別の防火区画から2番目以降
の発報があって、避難誘導範囲を拡大する必要が生じた
場合、新たに誘導動作を開始する区域においては、火災
拡大方向を判断し、その方向に応じて誘導動作パターン
を決定することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明では、請求項1又は2記載
の最終避難口に取り付けられた感知器が作動した際に
は、最終避難口から最短の避難経路の分岐先までの誘導
動作を停止させることを特徴とする。
の最終避難口に取り付けられた感知器が作動した際に
は、最終避難口から最短の避難経路の分岐先までの誘導
動作を停止させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て説明する。 (実施形態1)本実施形態1は請求項1の発明に対応す
るもので、全体の構成としては図1で枠X内に示すよう
に、主制御盤1と、2台以上の光制御ユニット2及び2
台以上の音声制御ユニット3からなる制御ユニット群
と、光制御ユニット2により制御される2台以上の点滅
用照明器具4及び音声制御ユニット3により制御される
スピーカのような2台以上の音発生器具5とからなる誘
導器具群とから構成され、各々は以下のような機能を持
つ。
て説明する。 (実施形態1)本実施形態1は請求項1の発明に対応す
るもので、全体の構成としては図1で枠X内に示すよう
に、主制御盤1と、2台以上の光制御ユニット2及び2
台以上の音声制御ユニット3からなる制御ユニット群
と、光制御ユニット2により制御される2台以上の点滅
用照明器具4及び音声制御ユニット3により制御される
スピーカのような2台以上の音発生器具5とからなる誘
導器具群とから構成され、各々は以下のような機能を持
つ。
【0009】主制御盤1は図2(a)に示すように防災
盤等の自火報装置6との自火報1/F部10、制御ユニ
ット2との間のデータ授受を行うための通信部11、メ
モリ部12、CPU部13から構成され、自火報装置6
から発報(警報)の情報を受信すると、予めメモリ部1
2に設定された誘導動作パターンのテーブル(図3)か
ら最適な誘導動作パターンを選定し、通信部11から各
制御ユニット2に対し誘導動作パターンを指定する信号
を送信する。
盤等の自火報装置6との自火報1/F部10、制御ユニ
ット2との間のデータ授受を行うための通信部11、メ
モリ部12、CPU部13から構成され、自火報装置6
から発報(警報)の情報を受信すると、予めメモリ部1
2に設定された誘導動作パターンのテーブル(図3)か
ら最適な誘導動作パターンを選定し、通信部11から各
制御ユニット2に対し誘導動作パターンを指定する信号
を送信する。
【0010】図3の誘導動作パターンのテーブルは感知
器アドレスと防火区画情報に対応して、制御ユニットア
ドレスと誘導動作パターンNoとを対応付けして構成さ
れている。制御ユニットとしては光制御ユニット2と音
声制御ユニット3とがあり、光制御ユニット2は図2
(b)に示すように主制御盤1との間でデータの授受を
行うための通信部20、点滅用照明器具4との間でデー
タの授受を行うための通信部21、メモリ部22、CP
U部23から構成されている。
器アドレスと防火区画情報に対応して、制御ユニットア
ドレスと誘導動作パターンNoとを対応付けして構成さ
れている。制御ユニットとしては光制御ユニット2と音
声制御ユニット3とがあり、光制御ユニット2は図2
(b)に示すように主制御盤1との間でデータの授受を
行うための通信部20、点滅用照明器具4との間でデー
タの授受を行うための通信部21、メモリ部22、CP
U部23から構成されている。
【0011】点滅用照明器具4は図2(d)に示すよう
に光制御ユニット2との間でデータの授受を行う通信部
40、メモリ部41、点灯制御部42、ランブ43、C
PU部44から構成されており、光制御ユニット2の後
述する処理により点滅制御される。音声制御ユニット3
は図2(c)に示すように主制御盤1との間でデータの
授受を行うための通信部30、ハース設定部31、音声
信号生成部32、メモリ部33、CPU部34から構成
され、スピーカからなる音発生器具5が接続される。
に光制御ユニット2との間でデータの授受を行う通信部
40、メモリ部41、点灯制御部42、ランブ43、C
PU部44から構成されており、光制御ユニット2の後
述する処理により点滅制御される。音声制御ユニット3
は図2(c)に示すように主制御盤1との間でデータの
授受を行うための通信部30、ハース設定部31、音声
信号生成部32、メモリ部33、CPU部34から構成
され、スピーカからなる音発生器具5が接続される。
【0012】次に本実施形態における誘導方法について
説明する。まず自火報装置6からの発報(警報)に基づ
く移報信号を受信した主制御盤1は、CPU部13の制
御処理の下で予めメモリ部12に設定記憶されている誘
導動作パターンから、最適な誘導動作パターンを選定
し、通信部11から各制御ユニット2…、3…へ誘導動
作パターンを指定する信号を送信する。
説明する。まず自火報装置6からの発報(警報)に基づ
く移報信号を受信した主制御盤1は、CPU部13の制
御処理の下で予めメモリ部12に設定記憶されている誘
導動作パターンから、最適な誘導動作パターンを選定
し、通信部11から各制御ユニット2…、3…へ誘導動
作パターンを指定する信号を送信する。
【0013】この信号を受信した音声制御ユニット3で
はCPU部34の制御処理の下でメモリ部34に記憶さ
れている誘導動作パターンに従い、ハース設定部31に
て設定された内容で出口に近い音発生器具5から順番に
誘導音を出力させる。この出力間隔はJILにて定めら
れた範囲内で調整が可能となっている。また上記信号を
受信した光制御ユニット2ではCPU部23の制御の下
で次の手順により点滅用照明器具4…を制御する。尚光
制御ユニット2による点滅用照明器具4の点滅制御につ
いて、点滅パターンが、4つの点滅用照明器具4群を1
グループとし、その内の1灯が点灯残りが消灯という1
点3滅の点滅パターンの場合を例にして説明する。
はCPU部34の制御処理の下でメモリ部34に記憶さ
れている誘導動作パターンに従い、ハース設定部31に
て設定された内容で出口に近い音発生器具5から順番に
誘導音を出力させる。この出力間隔はJILにて定めら
れた範囲内で調整が可能となっている。また上記信号を
受信した光制御ユニット2ではCPU部23の制御の下
で次の手順により点滅用照明器具4…を制御する。尚光
制御ユニット2による点滅用照明器具4の点滅制御につ
いて、点滅パターンが、4つの点滅用照明器具4群を1
グループとし、その内の1灯が点灯残りが消灯という1
点3滅の点滅パターンの場合を例にして説明する。
【0014】つまり図4に示すように光制御ユニット3
は制御信号線7を介して複数の点滅用照明器具4が接続
され、それぞれの点滅用照明器具4には論理アドレスが
設定され、論理アドレスは上位がそのグループのアドレ
スを示し、下位がグループ内の点灯順位を示すようにな
っており、図4では各点滅用照明器具4のブロックに付
した「0−0」…がその論理アドレスを示し、例えば
「0−0」の場合には「0」のグループに属し、点灯順
が「0」で最後であることを示す。同様に「1−1」の
場合には「1」のグループに属し点灯順が「1」で1番
目を示す。
は制御信号線7を介して複数の点滅用照明器具4が接続
され、それぞれの点滅用照明器具4には論理アドレスが
設定され、論理アドレスは上位がそのグループのアドレ
スを示し、下位がグループ内の点灯順位を示すようにな
っており、図4では各点滅用照明器具4のブロックに付
した「0−0」…がその論理アドレスを示し、例えば
「0−0」の場合には「0」のグループに属し、点灯順
が「0」で最後であることを示す。同様に「1−1」の
場合には「1」のグループに属し点灯順が「1」で1番
目を示す。
【0015】さて主制御盤1から誘導動作パターンN
o.を指定する信号を光制御ユニット2が通信部20
で受信すると、当該光制御ユニット2ではCPU部23
の制御処理の下で、メモリ部22に格納している図5に
示すパターンテーブルから指定された誘導動作パターン
No.の方向データを取り出し、通信部21から誘導
の動作にする「E」というモード信号を各点滅用照明器
具4…へ制御信号線7を介して送信する。
o.を指定する信号を光制御ユニット2が通信部20
で受信すると、当該光制御ユニット2ではCPU部23
の制御処理の下で、メモリ部22に格納している図5に
示すパターンテーブルから指定された誘導動作パターン
No.の方向データを取り出し、通信部21から誘導
の動作にする「E」というモード信号を各点滅用照明器
具4…へ制御信号線7を介して送信する。
【0016】ここで図5のテーブルの各欄における「論
理アドレス上位…の方向」という記述は、…の個所の数
字で示されるグループの方向データを示し、2ビット構
成となっている。上記「E」のモード信号を通信部40
を通じて受信した各点滅用照明器具4…(図4の点滅用
照明器具4のブロック内に「E」と記述しているのは当
該点滅用照明器具4が「E」のモード信号を受信したこ
とを示す。)では、CPU部44の制御処理の下で、メ
モリ部41へ「E」のモード信号を受信したことを記憶
する。
理アドレス上位…の方向」という記述は、…の個所の数
字で示されるグループの方向データを示し、2ビット構
成となっている。上記「E」のモード信号を通信部40
を通じて受信した各点滅用照明器具4…(図4の点滅用
照明器具4のブロック内に「E」と記述しているのは当
該点滅用照明器具4が「E」のモード信号を受信したこ
とを示す。)では、CPU部44の制御処理の下で、メ
モリ部41へ「E」のモード信号を受信したことを記憶
する。
【0017】次にモード信号「E」の送信処理が終了す
ると、光制御ユニット2ではCPU部23の制御処理の
下で、通信部21を通じて動作信号(回数を示す数値1
〜10のデータ)を制御信号線7を通じて各点滅用照明
器具4へ送信する。各点滅用照明器具4ではこの動作信
号を通信部40で受信すると、これをメモリ部41へ記
憶する。図6は光制御ユニット2から送信された動作信
号が「1」という数値データの場合を示し、この動作信
号が夫々の点滅用照明器具4で受信されたことを示す。
ると、光制御ユニット2ではCPU部23の制御処理の
下で、通信部21を通じて動作信号(回数を示す数値1
〜10のデータ)を制御信号線7を通じて各点滅用照明
器具4へ送信する。各点滅用照明器具4ではこの動作信
号を通信部40で受信すると、これをメモリ部41へ記
憶する。図6は光制御ユニット2から送信された動作信
号が「1」という数値データの場合を示し、この動作信
号が夫々の点滅用照明器具4で受信されたことを示す。
【0018】動作信号を受信した各点滅用照明器具4…
のCPU部44は最初に受信したモード信号「E」に基
づいて、この動作信号を回数信号であると判断して、次
のような演算を行う。つまり送られてきた数値を4で乗
算し、その乗算値から4を減算した値と、送られてきた
数値を4で乗算した値とを求め、この求めた両者の値の
間に自己の論理アドレスの上位の値が含まれているか否
かの判断を行い、含まれている場合には方向信号の受信
準備を行う。
のCPU部44は最初に受信したモード信号「E」に基
づいて、この動作信号を回数信号であると判断して、次
のような演算を行う。つまり送られてきた数値を4で乗
算し、その乗算値から4を減算した値と、送られてきた
数値を4で乗算した値とを求め、この求めた両者の値の
間に自己の論理アドレスの上位の値が含まれているか否
かの判断を行い、含まれている場合には方向信号の受信
準備を行う。
【0019】ここで「1」という数値が送られてきた場
合、0≦論理アドレス上位の値<4となって、論理アド
レス上位の値が0〜3の各点滅用照明器具4…が受信準
備を行うことになる。尚図7(a)は各点滅用照明器具
4…は「1」の数値を持つ動作信号を受信した状態を示
し、その各点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値がその点滅用照明器具4の論理アドレスの上位の値
を示しており、この図では、論理アドレスの上位の値が
「0」又は「1」又は「3」の点滅用照明器具4…が方
向信号の受信準備を行うものであることを示す。
合、0≦論理アドレス上位の値<4となって、論理アド
レス上位の値が0〜3の各点滅用照明器具4…が受信準
備を行うことになる。尚図7(a)は各点滅用照明器具
4…は「1」の数値を持つ動作信号を受信した状態を示
し、その各点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値がその点滅用照明器具4の論理アドレスの上位の値
を示しており、この図では、論理アドレスの上位の値が
「0」又は「1」又は「3」の点滅用照明器具4…が方
向信号の受信準備を行うものであることを示す。
【0020】さてここで光制御ユニット1から送られて
くる方向信号は8ビット構成で、その8ビットは、図5
に示すテーブルにおいて、各論理アドレスの上位の値毎
に2ビットで記述されたデータ(例えば”01”であれ
ば右方向、”10”であれば右方向、”00”であれば
消灯という意味を持たせている)が4つの論理アドレス
分が集まったものである。従って方向信号の受信準備と
は、光制御ユニット2から送信されてくる方向信号のど
のビットの信号を取り込むかを決定する処理であり、そ
の処理は次のようになる。
くる方向信号は8ビット構成で、その8ビットは、図5
に示すテーブルにおいて、各論理アドレスの上位の値毎
に2ビットで記述されたデータ(例えば”01”であれ
ば右方向、”10”であれば右方向、”00”であれば
消灯という意味を持たせている)が4つの論理アドレス
分が集まったものである。従って方向信号の受信準備と
は、光制御ユニット2から送信されてくる方向信号のど
のビットの信号を取り込むかを決定する処理であり、そ
の処理は次のようになる。
【0021】方向信号取り出しビット数の下位=(自己
の論理アドレスの上位の値÷4の余り)×2 方向信号取り出しビット数の上位=(自己の論理アドレ
スの上位の値÷4の余り)×2+1 の演算を行って、8ビット構成の方向信号のどの位置の
2ビットのデータを取り込むかを決める。
の論理アドレスの上位の値÷4の余り)×2 方向信号取り出しビット数の上位=(自己の論理アドレ
スの上位の値÷4の余り)×2+1 の演算を行って、8ビット構成の方向信号のどの位置の
2ビットのデータを取り込むかを決める。
【0022】図7(b)の各点滅用照明器具4のブロッ
ク内に示した2つの数値はその演算結果を示し、前の数
値が0乃至7のビットの位置の内の取り込む下位ビット
の位置を、また後の数値が0乃至7のビットの位置の内
の取り込む上位ビットの位置を夫々示す。つまり論理ア
ドレスの上位が「0」の点滅用照明器具4…では8ビッ
トの方向信号の内0の位置と、1の位置に対応する2ビ
ットを方向信号として取り込み、論理アドレスの上位が
「1」の点滅用照明器具4…では8ビットの方向信号の
内2の位置と、3の位置に対応する2ビットを方向信号
として取り込み、論理アドレスの上位が「3」の点滅用
照明器具4…では8ビットの方向信号の内6の位置と、
7の位置に対応する2ビットを方向信号として取り込む
ことが準備されたことを示す。
ク内に示した2つの数値はその演算結果を示し、前の数
値が0乃至7のビットの位置の内の取り込む下位ビット
の位置を、また後の数値が0乃至7のビットの位置の内
の取り込む上位ビットの位置を夫々示す。つまり論理ア
ドレスの上位が「0」の点滅用照明器具4…では8ビッ
トの方向信号の内0の位置と、1の位置に対応する2ビ
ットを方向信号として取り込み、論理アドレスの上位が
「1」の点滅用照明器具4…では8ビットの方向信号の
内2の位置と、3の位置に対応する2ビットを方向信号
として取り込み、論理アドレスの上位が「3」の点滅用
照明器具4…では8ビットの方向信号の内6の位置と、
7の位置に対応する2ビットを方向信号として取り込む
ことが準備されたことを示す。
【0023】さて光制御ユニット2から方向信号が動作
信号として送られてくると、例えば方向信号の8ビット
が「A9H 」、つまり「10101001」という内容
であれば、論理アドレスの上位が「0」の点滅用照明器
具4では上記の準備に基づいて「”01”」の2ビット
を方向信号として取り込み、論理アドレスの上位が
「1」の点滅用照明器具4では上記の準備に基づい
て「”10”」の2ビットを方向信号として取り込み、
論理アドレスの上位が「3」の点滅用照明器具4では上
記の準備に基づいて「”10”」の2ビットを方向信号
として取り込む。この状態を図8(a)に示す。
信号として送られてくると、例えば方向信号の8ビット
が「A9H 」、つまり「10101001」という内容
であれば、論理アドレスの上位が「0」の点滅用照明器
具4では上記の準備に基づいて「”01”」の2ビット
を方向信号として取り込み、論理アドレスの上位が
「1」の点滅用照明器具4では上記の準備に基づい
て「”10”」の2ビットを方向信号として取り込み、
論理アドレスの上位が「3」の点滅用照明器具4では上
記の準備に基づいて「”10”」の2ビットを方向信号
として取り込む。この状態を図8(a)に示す。
【0024】さて方向信号を取り込んだ点滅用照明器具
4…では、取り込んだ方向信号及び自己の論理アドレス
の下位の値に基づいて点灯制御に対応するための点灯数
を決定する。つまり方向信号が「”01”」の右方向で
あれば、自己の論理アドレスの下位をそのまま点灯数と
し、方向信号が「”10”」の左方向であれば、自己の
論理アドレスの下位のビットを反転した値を点灯数とす
る。図8(b)は各点滅用照明器具4…で点灯数が決定
された状態を示す。
4…では、取り込んだ方向信号及び自己の論理アドレス
の下位の値に基づいて点灯制御に対応するための点灯数
を決定する。つまり方向信号が「”01”」の右方向で
あれば、自己の論理アドレスの下位をそのまま点灯数と
し、方向信号が「”10”」の左方向であれば、自己の
論理アドレスの下位のビットを反転した値を点灯数とす
る。図8(b)は各点滅用照明器具4…で点灯数が決定
された状態を示す。
【0025】而して上記のように点灯数が決定された
後、光制御ユニット2はCPU部23の制御の下で、通
信部21を通じて動作信号として数値データからなる点
灯信号を送信する。ここで先ず「1」の数値データから
なる点灯信号が送信されると、各点滅用照明器具4…の
CPU部44では受信した点灯信号の数値が上記で決定
した点灯数と一致するか否かを判断し、一致する場合に
は点灯制御部42を通じてランプ43を点灯させ、一致
しない場合にはランプ43を消灯させる。
後、光制御ユニット2はCPU部23の制御の下で、通
信部21を通じて動作信号として数値データからなる点
灯信号を送信する。ここで先ず「1」の数値データから
なる点灯信号が送信されると、各点滅用照明器具4…の
CPU部44では受信した点灯信号の数値が上記で決定
した点灯数と一致するか否かを判断し、一致する場合に
は点灯制御部42を通じてランプ43を点灯させ、一致
しない場合にはランプ43を消灯させる。
【0026】図9(a)は「1」の点灯信号が送信され
た場合で、点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値「1」の点滅用照明器具4…が点灯し、他の点滅用
照明器具4…が消灯することを示す。次に光制御ユニッ
ト2は上記の動作が終了すると、一定時間間隔を開けて
から「2」の数値データからなる点灯信号を通信部21
を通じて送信する。「2」の数値データからなる点灯信
号が送信されると、各点滅用照明器具4…のCPU部4
4では受信した点灯信号の数値が上記で決定した点灯数
と一致するか否かを判断し、一致する場合には点灯制御
部42を通じてランプ43を点灯させ、一致しない場合
にはランプ43を消灯させる。
た場合で、点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値「1」の点滅用照明器具4…が点灯し、他の点滅用
照明器具4…が消灯することを示す。次に光制御ユニッ
ト2は上記の動作が終了すると、一定時間間隔を開けて
から「2」の数値データからなる点灯信号を通信部21
を通じて送信する。「2」の数値データからなる点灯信
号が送信されると、各点滅用照明器具4…のCPU部4
4では受信した点灯信号の数値が上記で決定した点灯数
と一致するか否かを判断し、一致する場合には点灯制御
部42を通じてランプ43を点灯させ、一致しない場合
にはランプ43を消灯させる。
【0027】図9(b)は「2」の点灯信号が送信され
た場合で、点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値「2」の点滅用照明器具4…が点灯し、他の点滅用
照明器具4…が消灯するすることを示す。更に光制御ユ
ニット2は上記の動作が終了すると、一定時間間隔を開
けてから「3」の数値データからなる点灯信号を通信部
21を通じて送信する。「3」の点灯信号が送信される
と、各点滅用照明器具4…のCPU部44では受信した
点灯信号の数値が上記で決定した点灯数と一致するか否
かを判断し、一致する場合には点灯制御部42を通じて
ランプ43を点灯させ、一致しない場合にはランプ43
を消灯させる。
た場合で、点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値「2」の点滅用照明器具4…が点灯し、他の点滅用
照明器具4…が消灯するすることを示す。更に光制御ユ
ニット2は上記の動作が終了すると、一定時間間隔を開
けてから「3」の数値データからなる点灯信号を通信部
21を通じて送信する。「3」の点灯信号が送信される
と、各点滅用照明器具4…のCPU部44では受信した
点灯信号の数値が上記で決定した点灯数と一致するか否
かを判断し、一致する場合には点灯制御部42を通じて
ランプ43を点灯させ、一致しない場合にはランプ43
を消灯させる。
【0028】図9(c)は「3」の点灯信号が送信され
た場合で、点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値が「3」の点滅用照明器具4…が点灯し、他の点滅
用照明器具4…が消灯するすることを示す。更にまた光
制御ユニット2は上記の動作が終了すると、一定時間間
隔を開けてから「0」の数値データからなる点灯信号を
通信部21を通じて送信する。「0」の数値データから
なる点灯信号が送信されると、各点滅用照明器具4…の
CPU部44では受信した点灯信号の数値が上記で決定
した点灯数と一致するか否かを判断し、一致する場合に
は点灯制御部42を通じてランプ43を点灯させ、一致
しない場合にはランプ43を消灯させる。
た場合で、点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値が「3」の点滅用照明器具4…が点灯し、他の点滅
用照明器具4…が消灯するすることを示す。更にまた光
制御ユニット2は上記の動作が終了すると、一定時間間
隔を開けてから「0」の数値データからなる点灯信号を
通信部21を通じて送信する。「0」の数値データから
なる点灯信号が送信されると、各点滅用照明器具4…の
CPU部44では受信した点灯信号の数値が上記で決定
した点灯数と一致するか否かを判断し、一致する場合に
は点灯制御部42を通じてランプ43を点灯させ、一致
しない場合にはランプ43を消灯させる。
【0029】図9(d)は「0」の点灯信号が送信され
た場合で、点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値が「0」の点滅用照明器具4…が点灯し、他の点滅
用照明器具4…が消灯するすることを示す。図9(a)
から(d)に示す動作を繰り返すことにより、最初に発
報した地域から遠ざかる方向にひ光点滅による誘導動作
が行えることになる。尚図9(a)乃至(d)に示す矢
印は光点滅による誘導方向を示す。
た場合で、点滅用照明器具4…のブロックの下部に示す
数値が「0」の点滅用照明器具4…が点灯し、他の点滅
用照明器具4…が消灯するすることを示す。図9(a)
から(d)に示す動作を繰り返すことにより、最初に発
報した地域から遠ざかる方向にひ光点滅による誘導動作
が行えることになる。尚図9(a)乃至(d)に示す矢
印は光点滅による誘導方向を示す。
【0030】以上のような光制御ユニット2による点滅
用照明器具4…の点滅制御と、音声制御ユニット3によ
る音発音器具5の制御により光点滅走行及び音声による
誘導動作ができ、迅速且つ安全な避難誘導が可能とな
る。ここで誘導動作を開始した後でも自火報装置6から
は火災範囲拡大に伴い、新たに発報した感知器の情報が
順次出力されてくるが、主制御盤1では図4(a)に示
すようなメモリ部12に記憶されているデータと参照
し、既に動作を開始した防火区画と同ー防火区画内の感
知器が発報した場合には、例え既に動作している誘導動
作パターンと別の誘導動作パターン情報が記憶されてい
るも誘導動作パターンの変更は行わないようにし、受信
した感知器情報は破棄する。
用照明器具4…の点滅制御と、音声制御ユニット3によ
る音発音器具5の制御により光点滅走行及び音声による
誘導動作ができ、迅速且つ安全な避難誘導が可能とな
る。ここで誘導動作を開始した後でも自火報装置6から
は火災範囲拡大に伴い、新たに発報した感知器の情報が
順次出力されてくるが、主制御盤1では図4(a)に示
すようなメモリ部12に記憶されているデータと参照
し、既に動作を開始した防火区画と同ー防火区画内の感
知器が発報した場合には、例え既に動作している誘導動
作パターンと別の誘導動作パターン情報が記憶されてい
るも誘導動作パターンの変更は行わないようにし、受信
した感知器情報は破棄する。
【0031】また、別の防火区画の感知器惰報であった
揚合には誘導動作範囲の拡大を行う、行わないに限らず
既に動作している範囲においては、誘導動作パターンの
変更は行わないようにする。 (実施形態2)本実施形態は請求項2の発明に対応する
もので、本実施形態における構成及び誘導勘作を開始す
るまでの動作については実施例1と同様であるため省略
する。
揚合には誘導動作範囲の拡大を行う、行わないに限らず
既に動作している範囲においては、誘導動作パターンの
変更は行わないようにする。 (実施形態2)本実施形態は請求項2の発明に対応する
もので、本実施形態における構成及び誘導勘作を開始す
るまでの動作については実施例1と同様であるため省略
する。
【0032】まず本実施形態を誘導動作開始後から説明
すると、主制御盤1のCPU部13は最初に受信した感
知器情報をメモリ部12から検索した際、メモリ部12
に誘導動作パターンNo.と同様に格納されている区画
情報をCPU部13内部のメモリ(図示せず)に記憶し
ておく。その後、火災範囲拡大に伴い自火報装置6から
新たに発報される感知器情報が順次出力されてくるが、
誘導動作を開始した後は図10のパターンテーブルの感
知器情報群から参照し、既に記憶している動作防火区画
と同じ区画内の感知器であれば、その情報は破棄する。
ここで、別の防火区画の感知器が発報した場合には既に
CPU部12の内蔵メモリ部12に記憶されている区画
情報と比較して、誘導方向が連続的に右方向の防火区画
か、左方向の防火区画かを判断する。もしここで、別の
防火区画の情報でも連続しない防火区画の情報を受信し
た場合には、別の防火区画での同時火災と判断し、誘導
動作範囲の拡大は行わないものとする。つまり火災が拡
大するときには、順次連続した防火区画の感知器が発報
する筈である。
すると、主制御盤1のCPU部13は最初に受信した感
知器情報をメモリ部12から検索した際、メモリ部12
に誘導動作パターンNo.と同様に格納されている区画
情報をCPU部13内部のメモリ(図示せず)に記憶し
ておく。その後、火災範囲拡大に伴い自火報装置6から
新たに発報される感知器情報が順次出力されてくるが、
誘導動作を開始した後は図10のパターンテーブルの感
知器情報群から参照し、既に記憶している動作防火区画
と同じ区画内の感知器であれば、その情報は破棄する。
ここで、別の防火区画の感知器が発報した場合には既に
CPU部12の内蔵メモリ部12に記憶されている区画
情報と比較して、誘導方向が連続的に右方向の防火区画
か、左方向の防火区画かを判断する。もしここで、別の
防火区画の情報でも連続しない防火区画の情報を受信し
た場合には、別の防火区画での同時火災と判断し、誘導
動作範囲の拡大は行わないものとする。つまり火災が拡
大するときには、順次連続した防火区画の感知器が発報
する筈である。
【0033】而して、動作範囲の拡大が決定した場合に
は、右方向であれば図10の右方向のデータを、左方向
であれば図10の左方向のデータを取り出し各制御ユニ
ット2、3に送信すると同時にその感知器の防火区画情
報もCPU部12の内蔵メモリに記憶しておく。以降の
動作範囲の拡大動作においても同様の処理が行える。 (実施形態3)本実施形態は、図11に示すように全体
の構成は実施形態1と略同様な構成であるが、最終の避
難口に設けられた煙感知器9の信号送り線8を、その防
火区画(図11ではYの枠内)を制御する制御ユニット
たる光制御ユニット2及び音声制御ユニット3に接続し
てあり、その信号送り線8を介して送られてくる煙感知
器情報をこれら光制御ユニット2及び音声制御ユニット
3が直接取り込むようになっている。
は、右方向であれば図10の右方向のデータを、左方向
であれば図10の左方向のデータを取り出し各制御ユニ
ット2、3に送信すると同時にその感知器の防火区画情
報もCPU部12の内蔵メモリに記憶しておく。以降の
動作範囲の拡大動作においても同様の処理が行える。 (実施形態3)本実施形態は、図11に示すように全体
の構成は実施形態1と略同様な構成であるが、最終の避
難口に設けられた煙感知器9の信号送り線8を、その防
火区画(図11ではYの枠内)を制御する制御ユニット
たる光制御ユニット2及び音声制御ユニット3に接続し
てあり、その信号送り線8を介して送られてくる煙感知
器情報をこれら光制御ユニット2及び音声制御ユニット
3が直接取り込むようになっている。
【0034】尚本実施形態における誘導動作を開始する
までの動作については実施形態1と同様であるため省略
する。次に図12(a)に示すように最終的な避難口B
1 …が設けられた区画(楕円枠で示す)において、誘導
動作の制御を行う光制御ユニット2がある場合について
説明する。
までの動作については実施形態1と同様であるため省略
する。次に図12(a)に示すように最終的な避難口B
1 …が設けられた区画(楕円枠で示す)において、誘導
動作の制御を行う光制御ユニット2がある場合について
説明する。
【0035】図12(a)の場合、楕円枠の範囲が一つ
の光制御ユニット2で制御する範囲であって、当該光制
御ユニット2は、主制御盤1からの動作信号に基づい
て、縦横に設けられた避難経路Aに沿って配置された点
滅用照明器具4…を各避難経路Aの最終避難口B1 …に
向けて矢印方向に点滅走行するように点滅用照明器具4
…を点滅制御している。図12(a)において斜線を記
入して示す●は点滅誘導する点滅用照明器具を示す。こ
のとき最初避難口B1 …に設けた煙感知器9が発報して
いない状態、つまりどの避難口B1 …においても避難で
きる状態にある。
の光制御ユニット2で制御する範囲であって、当該光制
御ユニット2は、主制御盤1からの動作信号に基づい
て、縦横に設けられた避難経路Aに沿って配置された点
滅用照明器具4…を各避難経路Aの最終避難口B1 …に
向けて矢印方向に点滅走行するように点滅用照明器具4
…を点滅制御している。図12(a)において斜線を記
入して示す●は点滅誘導する点滅用照明器具を示す。こ
のとき最初避難口B1 …に設けた煙感知器9が発報して
いない状態、つまりどの避難口B1 …においても避難で
きる状態にある。
【0036】さて避難口、例えばB1 が煙により汚染さ
れ、当該避難口B1 に設けられた煙感知器9が発報する
と、この区画の誘導動作を担う光制御ユニット2は煙感
知器9から発報情報を受け取り、この情報に基づいてメ
モリ部22から新たに最終の避難口B1 が汚染された場
合の誘導動作パターンデータを取り出し、その誘導動作
パターンで点滅用照明器具4…を制御する。
れ、当該避難口B1 に設けられた煙感知器9が発報する
と、この区画の誘導動作を担う光制御ユニット2は煙感
知器9から発報情報を受け取り、この情報に基づいてメ
モリ部22から新たに最終の避難口B1 が汚染された場
合の誘導動作パターンデータを取り出し、その誘導動作
パターンで点滅用照明器具4…を制御する。
【0037】図12(b)は最終の避難区B1 が煙で汚
染された場合の誘導動作パターンを示しており、図にお
いて○は点滅誘導しない点滅用照明器具4を示す。とこ
ろで一つの制御ユニット、図12では光制御ユニット2
が制御する範囲Zに、複数の最終の避難口B1 …が存在
しているため、当該光制御ユニット2のメモリ部22に
は最終避難口B1 …の数の組み合わせの数だけ誘導動作
パターンのデータが書き込まれている。
染された場合の誘導動作パターンを示しており、図にお
いて○は点滅誘導しない点滅用照明器具4を示す。とこ
ろで一つの制御ユニット、図12では光制御ユニット2
が制御する範囲Zに、複数の最終の避難口B1 …が存在
しているため、当該光制御ユニット2のメモリ部22に
は最終避難口B1 …の数の組み合わせの数だけ誘導動作
パターンのデータが書き込まれている。
【0038】尚上記説明では光制御ユニット2と点滅用
照明器具4による誘導動作について説明したが、音声制
御ユニット2と音発生器具5による誘導動作についても
同様な処理を行うのは勿論である。
照明器具4による誘導動作について説明したが、音声制
御ユニット2と音発生器具5による誘導動作についても
同様な処理を行うのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明は、少なくとも自火報装
置からの発報を受け、該発報の内容に応じて発報発生地
域から遠ざけるような避難誘導を行うために制御ユニッ
トに対し、制御対象となる制御ユニットアドレスと誘導
動作パターンを指定する信号を送信する機能を持つ主制
御盤と、少なくとも主制御盤から誘導動作パターンを指
定する信号を受信した際に、指定された誘導動作パター
ンに対応した光制御信号を点滅用照明器具に対して送信
する機能を持つ光制御ユニット若しくは主制御装置から
誘導動作パターンを指定する信号を受信した際に、指定
された誘導動作パターンに応じた音声信号を音発生器具
に対して出力する機能を持つ音声制御ユニットの内、少
なくとも何れか一方が2台以上ある制御ユニット群と、
少なくとも光制御ユニットからの制御信号の内容に応じ
て、点灯又は消灯できる機能を持つ点滅用照明器具、若
しくは音声制御ユニットからの音声信号を基に、誘導メ
ッセージを出力する音発生器具の内、少なくとも何れか
一方が2台以上ある誘導器具群により構成された避難誘
導システムにおいて、最初の発報に次いで、2番目以降
の発報を受けても、既に誘導動作を行っている区域では
最初の発報を受けた時に決定した誘導動作パターンで誘
導器具群の動作を継続させるので、最初の誘導動作パタ
ーンにより示される方向に避難しようとしている人がい
たとしても、戸惑うことなく避難口へ避難することがで
き、その結果混乱なく迅速且つ安全な避難誘導ができる
避難誘導システムを実現できるという効果がある。
置からの発報を受け、該発報の内容に応じて発報発生地
域から遠ざけるような避難誘導を行うために制御ユニッ
トに対し、制御対象となる制御ユニットアドレスと誘導
動作パターンを指定する信号を送信する機能を持つ主制
御盤と、少なくとも主制御盤から誘導動作パターンを指
定する信号を受信した際に、指定された誘導動作パター
ンに対応した光制御信号を点滅用照明器具に対して送信
する機能を持つ光制御ユニット若しくは主制御装置から
誘導動作パターンを指定する信号を受信した際に、指定
された誘導動作パターンに応じた音声信号を音発生器具
に対して出力する機能を持つ音声制御ユニットの内、少
なくとも何れか一方が2台以上ある制御ユニット群と、
少なくとも光制御ユニットからの制御信号の内容に応じ
て、点灯又は消灯できる機能を持つ点滅用照明器具、若
しくは音声制御ユニットからの音声信号を基に、誘導メ
ッセージを出力する音発生器具の内、少なくとも何れか
一方が2台以上ある誘導器具群により構成された避難誘
導システムにおいて、最初の発報に次いで、2番目以降
の発報を受けても、既に誘導動作を行っている区域では
最初の発報を受けた時に決定した誘導動作パターンで誘
導器具群の動作を継続させるので、最初の誘導動作パタ
ーンにより示される方向に避難しようとしている人がい
たとしても、戸惑うことなく避難口へ避難することがで
き、その結果混乱なく迅速且つ安全な避難誘導ができる
避難誘導システムを実現できるという効果がある。
【0040】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、複数の防火区画において、火災範囲拡大に伴い最初
に発報した防火区画とは別の防火区画から2番目以降の
発報があって、避難誘導範囲を拡大する必要が生じた場
合、新たに誘導動作を開始する区域においては、火災拡
大方向を判断し、その方向に応じて誘導動作パターンを
決定するので、火災範囲拡大に伴う動作範囲の拡大時の
処理が、防火区画情報の比較と、誘導方向の判断だけで
決定できるので、非常に処理が簡単になり、しかもメモ
リ部の容量も削減できるという効果がある。
て、複数の防火区画において、火災範囲拡大に伴い最初
に発報した防火区画とは別の防火区画から2番目以降の
発報があって、避難誘導範囲を拡大する必要が生じた場
合、新たに誘導動作を開始する区域においては、火災拡
大方向を判断し、その方向に応じて誘導動作パターンを
決定するので、火災範囲拡大に伴う動作範囲の拡大時の
処理が、防火区画情報の比較と、誘導方向の判断だけで
決定できるので、非常に処理が簡単になり、しかもメモ
リ部の容量も削減できるという効果がある。
【0041】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
最終避難口に取り付けられた感知器が作動した際には、
最終避難口から最短の避難経路の分岐先までの誘導動作
を停止させるので、安全な誘導動作を行うことができる
という効果がある。
最終避難口に取り付けられた感知器が作動した際には、
最終避難口から最短の避難経路の分岐先までの誘導動作
を停止させるので、安全な誘導動作を行うことができる
という効果がある。
【図1】本発明の実施形態1のシステム構成図である。
【図2】(a)は同上に用いる主制御盤の構成図であ
る。(b)は同上に用いる光制御ユニットの構成図であ
る。(c)は同上に用いる音声制御ユニットの構成図で
ある。(d)は同上に用いる点滅用照明器具の構成図で
ある。
る。(b)は同上に用いる光制御ユニットの構成図であ
る。(c)は同上に用いる音声制御ユニットの構成図で
ある。(d)は同上に用いる点滅用照明器具の構成図で
ある。
【図3】同上の主制御盤のメモリ部に格納されているパ
ターンテーブルの説明図である。
ターンテーブルの説明図である。
【図4】同上の誘導動作時の動作説明図である。
【図5】同上の光制御ユニットのメモリ部に格納されて
いるパターンテーブルの説明図である。
いるパターンテーブルの説明図である。
【図6】同上の誘導動作時の動作説明図である。
【図7】同上の誘導動作時の動作説明図である。
【図8】同上の誘導動作時の動作説明図である。
【図9】同上の誘導動作時の動作説明図である。
【図10】本発明の実施形態2の動作説明に用いた動作
範囲拡大時に使用する主制御盤のメモリ部に格納されて
いるパターンテーブルの説明図である。
範囲拡大時に使用する主制御盤のメモリ部に格納されて
いるパターンテーブルの説明図である。
【図11】本発明の実施形態3のシステム構成図であ
る。
る。
【図12】同上の誘導動作例の説明図である。
1 主制御盤 2 光制御ユニット 3 音声制御ユニット 4 点滅用照明器具 5 音発生器具 6 自火報装置 7 制御信号線
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも自火報装置からの発報を受け、
該発報の内容に応じて発報発生地域から遠ざけるような
避難誘導を行うために制御ユニットに対し、制御対象と
なる制御ユニットアドレスと誘導動作パターンを指定す
る信号を送信する機能を持つ主制御盤と、少なくとも主
制御盤から誘導動作パターンを指定する信号を受信した
際に、指定された誘導動作パターンに対応した光制御信
号を点滅用照明器具に対して送信する機能を持つ光制御
ユニット若しくは主制御装置から誘導動作パターンを指
定する信号を受信した際に、指定された誘導動作パター
ンに応じた音声信号を音発生器具に対して出力する機能
を持つ音声制御ユニットの内、少なくとも何れか一方が
2台以上ある制御ユニット群と、少なくとも光制御ユニ
ットからの制御信号の内容に応じて、点灯又は消灯でき
る機能を持つ点滅用照明器具、若しくは音声制御ユニッ
トからの音声信号を基に、誘導メッセージを出力する音
発生器具の内、少なくとも何れか一方が2台以上ある誘
導器具群により構成された避難誘導システムにおいて、
最初の発報に次いで、2番目以降の発報を受けても、既
に誘導動作を行っている区域では最初の発報を受けた時
に決定した誘導動作パターンで誘導器具群の動作を継続
させることを特徴とする避難誘導システム。 - 【請求項2】複数の防火区画において、火災範囲拡大に
伴い最初に発報した防火区画とは別の防火区画から2番
目以降の発報があって、避難誘導範囲を拡大する必要が
生じた場合、新たに誘導動作を開始する区域において
は、火災拡大方向を判断し、その方向に応じて誘導動作
パターンを決定することを特徴とする請求項1記載の避
難誘導システム。 - 【請求項3】最終避難口に取り付けられた感知器が作動
した際には、最終避難口から最短の避難経路の分岐先ま
での誘導動作を停止させることを特徴とする請求項1又
は2記載の避難誘導システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12606097A JPH10320664A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 避難誘導システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12606097A JPH10320664A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 避難誘導システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10320664A true JPH10320664A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14925644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12606097A Pending JPH10320664A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 避難誘導システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10320664A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006129539A1 (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 音声誘導装置および音声誘導方法 |
JP2007082688A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Yamaha Corp | 誘導装置 |
JP2013109388A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Hochiki Corp | 避難誘導システム及び避難誘導方法 |
JP2014127147A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Japan Radio Co Ltd | 方向案内装置および方向統制装置 |
JP2016035765A (ja) * | 2015-10-14 | 2016-03-17 | 株式会社ティーエヌケー | 避難誘導システム |
JP2017027610A (ja) * | 2016-09-20 | 2017-02-02 | ホーチキ株式会社 | 避難誘導システム |
JP2018077894A (ja) * | 2018-01-09 | 2018-05-17 | ホーチキ株式会社 | 避難誘導システム |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12606097A patent/JPH10320664A/ja active Pending
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WO2006129539A1 (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 音声誘導装置および音声誘導方法 |
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