JP2001325675A - ガス火災警報器 - Google Patents

ガス火災警報器

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JP2001325675A
JP2001325675A JP2000141894A JP2000141894A JP2001325675A JP 2001325675 A JP2001325675 A JP 2001325675A JP 2000141894 A JP2000141894 A JP 2000141894A JP 2000141894 A JP2000141894 A JP 2000141894A JP 2001325675 A JP2001325675 A JP 2001325675A
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fire
gas
sensor
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JP2000141894A
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English (en)
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Shinobu Adachi
忍 安達
Takeshi Abe
健 阿部
Hiromasa Takashima
裕正 高島
Kazuo Toyoda
和男 豊田
Hiroyuki Takaoka
浩幸 高岡
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警報の原因を知ることのできるガス火災警報
器を提供する。 【解決手段】 警報器本体1は、ガスセンサ13及び火
災センサ11を備える。そして、ガスセンサの検知結果
に基づくガス検知信号及び火災センサの検知結果に基づ
く火災検知信号に応答して優先度メモリ10aで優先度
が判定され、該判定された優先度に応じて、警報発生手
段18及び19で発生される警報の音量、言葉、音色の
少なくとも1つをマイクロコンピュータ10によって変
える。また、優先度を戸外装置2に転送して戸外装置で
も優先度に応じた警報を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス漏れや火災を
検知して警報を発生するガス火災警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス漏れや火災を検知して警報を
発生する警報器が知られている。この警報器は、例えば
図6に示すように、屋内に設置される警報器本体1と屋
外に設置される戸外装置2とから構成されている。戸外
装置2は、例えば表札付近に設置される。この戸外装置
2は、警報器本体1からの信号に応じて動作し、隣人、
通行人等にガス漏れや火災を知らせるために使用され
る。
【0003】このような警報器で、ガス漏れや火災が検
知された時には、警報器本体1で警報を発生して屋内に
居る人にその旨を知らせると共に、戸外装置2でも警報
を発生し、近所の人、通行人等にその旨を知らせる。
【0004】これにより、屋内に人が居る場合は勿論、
例えば留守により屋内に人が居ない場合であっても、発
生したガス漏れや火災等に迅速に対応することができ
る。また、近所に火災等が発生した旨を知らせることに
より、近所の人に対応を促すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
警報器は、例えばガス漏れ又は火災といった単一の現象
を報知することが目的であるため、ブザーが鳴るか鳴ら
ないかといった2通りの報知しかできない。最近は、例
えばガス漏れ及び火災の両方を検知してブザーで警告す
るガス火災警報器も開発されている。
【0006】このガス火災警報器は、例えばガス漏れ、
一酸化炭素(以下、「CO」という)及び火災の発生を
検出する。ところが、このガス火災警報器で発生される
警報も、ブザーが鳴るか鳴らないかといった2通りの報
知しかしてない。従って、ユーザは警報の原因を知るこ
とができず、適切な対応をとることができないという問
題がある。
【0007】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、その目的は、警報の原因を知る
ことのできるガス火災警報器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ガスを検知するガスセン
サと、火災を検知する火災センサと、前記ガスセンサの
検知結果に基づくガス検知信号及び前記火災センサの検
知結果に基づく火災検知信号に応答して優先度を判定
し、該判定の結果を出力する優先度判定部と、警報を発
生する警報発生手段と、前記優先度判定部で判定された
優先度に応じて前記警報発生手段で発生される警報の音
量、言葉、音色の少なくとも1つを変える制御部、とを
備えたことを特徴とする。
【0009】この請求項1に記載の発明によれば、ガス
センサからのガス検知信号及び火災センサからの火災検
知信号の発生状況に応じて優先度が決定され、この優先
度に応じて音量、言葉、音色の少なくとも1つを変えた
警報が発生される。その結果、ユーザは警報の原因を知
ることができるので、直ちに警報の原因に対する適切な
対応をとることができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、屋外に設置される戸外装置と、
前記優先度判定部で判定された優先度を前記戸外装置に
転送する転送手段、とを更に備え、前記戸外装置は、前
記転送手段から転送されて来た前記優先度に応じて、音
量、言葉、音色の少なくとも1つを変えた警報を発生す
ることを特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の発明によれば、優先
度判定部で判定された優先度が屋外に設置される戸外装
置に転送されることにより、戸外装置は、その優先度に
応じて、音量、言葉、音色の少なくとも1つを変えた警
報を発生するので、屋内に居る人のみならず、戸外に居
る人も警報の原因を知ることができ、警報の原因に対す
る適切な対応をとることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。このガス火災警報器
は、図6に示した警報器と同様に、警報器本体1と戸外
装置2とから構成されている。
【0013】まず、警報器本体1について説明する。図
1は、本発明の実施の形態に係るガス火災警報器の警報
器本体1の構成を示すブロック図である。この警報器本
体1は、マイクロコンピュータ10、火災センサ11、
火災検出回路12、ガスセンサ13、ガス検出回路1
4、LED表示器17、増幅器18、スピーカ19、リ
レー20及び断線検出回路21から構成されている。
【0014】マイクロコンピュータ10は、このガス火
災警報器の全体を制御する。本発明の制御部は、このマ
イクロコンピュータ10により構成されている。このマ
イクロコンピュータ10による制御の内容は後にフロー
チャートを参照して詳細に説明する。
【0015】マイクロコンピュータ10は、優先度メモ
リ10aを含んでいる。この優先度メモリ10aは、本
発明の優先度判定部に対応し、火災センサ11、ガスセ
ンサ13による検知状況に応じた優先度を記憶する。こ
の優先度メモリ10aは、例えばリードオンリメモリ
(ROM)で構成することができる。
【0016】なお、この実施の形態では、ガス火災警報
器は、4レベルの優先度を有するものとし、CO及び火
災の双方が同時に検知された場合の優先度を最も高い優
先度「1」、火災のみが検知された場合の優先度を次に
高い優先度「2」、メタンのみが検知された場合の優先
度を次に高い優先度「3」、そしてCOのみが検知され
た場合の優先度を最も低い優先度「4」とする。
【0017】この優先度メモリ10aの記憶内容の一例
を図2に示す。この図2に示す例では、例えばガスセン
サ13が一酸化炭素を検知し且つ火災センサ11が火災
であることを検知した場合に優先度メモリ10aは優先
度「1」を出力することを表している。なお、この実施
の形態では、図2中の「*」印で示した状態は存在しな
いものと仮定して警報器本体1は4レベルの優先度を有
するものとしているが、火災センサ11及びCO及びメ
タン検出用のガスセンサ13が取りうる全ての状態に応
じた7レベルの優先度を有するように構成することもで
きる。
【0018】また、この優先度メモリ10aはROMで
構成しているが、書換可能なROMで構成し、ユーザが
優先度メモリ10aの内容を書き換え可能に構成するこ
ともできる。この構成によれば、ユーザは、ガス火災警
報器の使用場所や目的に応じて優先度メモリ10a内の
優先度を任意に設定できるので、使い勝っ手に優れたガ
ス火災警報器を提供できる。
【0019】火災センサ11は、例えば周囲の煙や熱を
検知する。この検知結果は火災検出回路12に供給され
る。火災検出回路12は、火災センサ11からの信号が
火災警報を発すべき値を超えた場合に火災検知信号を出
力する。この火災検知信号は、マイクロコンピュータ1
0内の優先度メモリ10aに供給される。
【0020】ガスセンサ13は、例えばガス漏れによる
メタンガスの濃度を検知する。この検知結果はガス検出
回路14に供給される。ガス検出回路14は、ガスセン
サ13からの信号がメタンガス警報を発すべき値を超え
た場合にメタンガス検知信号を出力する。このメタンガ
ス検知信号は、マイクロコンピュータ10内の優先度メ
モリ10aに供給される。
【0021】また、ガスセンサ13は、例えば周囲の一
酸化炭素濃度を検知する。この検知結果はガス検出回路
14に供給される。ガス検出回路14は、ガスセンサ1
3からの信号がCO警報を発すべき値を超えた場合にC
O検知信号を出力する。このCO検知信号は、マイクロ
コンピュータ10内の優先度メモリ10aに供給され
る。
【0022】LED表示器17は、マイクロコンピュー
タ10からの表示制御信号に応答して点滅する。このL
ED表示器17は、スピーカ19からの警報音と共に点
滅するように構成される。また、このLED表示器17
は、火災センサ11、ガスセンサ13の断線を警告する
ためにも使用される。
【0023】増幅器18は、マイクロコンピュータ10
からのメッセージ信号を増幅し、スピーカ19に供給す
る。スピーカ19は、増幅器18からのメッセージ信号
を音に変換する。これら増幅器18及びスピーカ19
は、本発明の警報発生手段に対応する。
【0024】リレー20は、本発明の転送手段に対応す
る。リレー20は、電源を戸外装置2へ供給するかどう
かを制御すると共に、マイクロコンピュータ10から戸
外装置2へ転送される優先度信号(詳細は後述する)の
通過及び遮断を制御する。
【0025】断線検出回路21は、火災センサ11、ガ
スセンサ13の断線を検出し、検出結果をマイクロコン
ピュータ10に送る。
【0026】次に、このように構成された実施の形態に
係るガス火災警報器の警報器本体1の動作を、図4に示
したフローチャートを参照しながら説明する。なお、こ
の図4に示したフローチャートは、マイクロコンピュー
タ10が行う動作を示している。
【0027】この実施の形態では、音声による言葉を変
更することによって優先度に応じた警報を発生するもの
とする。音声による言葉としては、例えば、優先度
「1」の場合は「火災です。直ちに消防署に連絡して下
さい。」、優先度「2」の場合は「火災の可能性があり
ます。」、優先度「3」の場合は「ガスが漏れていませ
んか。」、優先度「4」の場合は「窓を開けて換気して
下さい。」、というフレーズを用いることができる。な
お、警報の言葉としては、上記以外に任意のフレーズを
用いることもできる。
【0028】警報器本体1は、例えば取り付け後の電源
投入により動作を開始する。警報器本体1に電源が投入
されると、マイクロコンピュータ10は、まず、優先度
が「1」であるかどうかを調べる(ステップS10)。
この処理は、優先度メモリ10aからデータを読み出
し、そのデータが「1」であるかどうかを調べることに
より行われる。以下の優先度の判断も同様の方法で行わ
れる。
【0029】ここで、優先度が「1」でないことが判断
されると、次いで、優先度が「2」であるかどうかが調
べられる(ステップS11)。ここで、優先度が「2」
でないことが判断されると、次いで、優先度が「3」で
あるかどうかが調べられる(ステップS12)。ここ
で、優先度が「3」でないことが判断されると、次い
で、優先度が「4」であるかどうかが調べられる(ステ
ップS13)。
【0030】このステップS13で、優先度が「4」で
ないことが判断されると、次いで、断線が有るかどうか
が調べられる(ステップS14)。これは、断線検出回
路21から断線であることを表す信号が来ているかどう
かを調べることにより行われる。そして、断線がないこ
とが判断されると、シーケンスはステップS10に戻
り、以下同様の処理が繰り返し実行される。警報器本体
1は、通常は、この繰り返し実行の状態で待機してい
る。
【0031】上記繰り返し実行の過程で、ステップS1
0において、優先度が「1」であることが判断される
と、火災センサ11により火災発生が検知され、且つC
Oセンサ15により所定濃度以上の一酸化炭素が検知さ
れたことが認識され、優先度1用のメッセージが増幅器
18に送られる(ステップS16)。これにより、スピ
ーカ19から、「火災です。直ちに消防署に連絡して下
さい。」という音声が放音される。その後、シーケンス
はステップS20へ分岐する。
【0032】上記繰り返し実行の過程で、ステップS1
1において優先度が「2」であることが判断されると、
火災センサ11によって火災発生が検知されたことが認
識され、優先度2用のメッセージが増幅器18に送られ
る(ステップS17)。これにより、スピーカ19か
ら、「火災の可能性があります。」という音声が放音さ
れる。その後、シーケンスはステップS20へ分岐す
る。
【0033】上記繰り返し実行の過程で、上記ステップ
S12において優先度が「3」であることが判断される
と、メタンガスセンサ13によって所定濃度以上のメタ
ンガスの発生が検知されたことが認識され、優先度3用
のメッセージが増幅器18に送られる(ステップS1
8)。これにより、スピーカ19から、「ガスが漏れて
いませんか。」という音声が放音される。その後、シー
ケンスはステップS20へ分岐する。
【0034】上記繰り返し実行の過程で、上記ステップ
S13において優先度が「4」であることが判断される
と、COセンサ15により所定濃度以上の一酸化炭素が
検知されたことが認識され、優先度4用のメッセージが
増幅器18に送られる(ステップS19)。これによ
り、スピーカ19から「窓を開けて換気して下さい。」
という音声が放音される。その後、シーケンスはステッ
プS20へ進む。
【0035】ステップS20では、LED点灯制御が行
われる。この処理では、マイクロコンピュータ10は、
例えば優先度が高くなるに従って点滅速度が早くなるよ
うにLED表示器17を制御する。
【0036】次いで、優先度が戸外装置2へ転送される
(ステップS21)。即ち、リレー20の接点が閉成さ
れ、戸外装置2へ電源が供給されると共に、優先度を表
す優先度信号がリレー20を経由して戸外装置2に転送
される。これにより、戸外装置2においても警報が発生
される(詳細は後述する)。
【0037】上記繰り返し実行の過程で、ステップS1
4において断線が有ることが判断されると、警告が発生
される(ステップS15)。この警告は、例えばLED
表示器17を点灯させることにより行うことができる。
この構成により、ガス火災警報器を常に正常な状態で使
用することができる。なお、この警告は音声又はLED
表示器17の点灯及び音声の双方で行うように構成する
こともできる。
【0038】以上の動作により、警報器本体1は、各セ
ンサが新たな検出信号を出力する都度、その検出信号に
応じた警報を発生する。従って、例えばガス漏れや火災
の事態が変わる度に、その事態に応じた警報を発生する
ので、ユーザは、ガス漏れや火災等の正確な状況を知る
ことができる。
【0039】次に、戸外装置2について説明する。図3
は、本発明の実施の形態に係るガス火災警報器の戸外装
置2の構成を示すブロック図である。この戸外装置2
は、マイクロコンピュータ30、アッテネータ31、増
幅器32及びスピーカ33から構成されている。
【0040】マイクロコンピュータ30は、この戸外装
置2の全体を制御する。このマイクロコンピュータ30
による制御の内容は後にフローチャートを参照して詳細
に説明する。
【0041】アッテネータ31は、マイクロコンピュー
タ30から送られてくるアナログのメッセージ信号の振
幅を、同じくマイクロコンピュータ30から送られてく
るアッテネータ制御信号に応じて変更(減衰)させる。
これにより、放音される音量が制御される。
【0042】増幅器32は、アッテネータ31からのメ
ッセージ信号を増幅し、スピーカ33に供給する。スピ
ーカ33は、増幅器18からのメッセージ信号を音に変
換して放音する。
【0043】次に、以上の構成において、本発明の実施
の形態に係るガス火災警報器の戸外装置2の動作を、図
5に示したフローチャートを参照しながら説明する。な
お、この図5に示したフローチャートは、マイクロコン
ピュータ30が行う動作を示している。
【0044】この実施の形態では、音色及び音量を変更
することによって優先度に応じた警報を発生するものと
する。音色及び音量による優先度に応じた警報は、例え
ば、優先度「1」の場合は「ビービービー」と短い断続
音を最大音量で鳴らし、優先度「2」の場合は「ビー」
という連続音を通常の音量で鳴らし、優先度「3」の場
合は「ピーピーピー」という短い断続音を最大音量で鳴
らし、優先度「4」の場合は「ピッ」という短い音を3
秒おきに鳴らすものとする。なお、警報の音色として
は、上記以外に任意の音色を用いるこもできる。
【0045】戸外装置2は、警報器本体1からリレー2
0を介して電源が供給されることにより動作を開始す
る。戸外装置2に電源が供給されると、マイクロコンピ
ュータ30は、先ず警報器本体1から優先度信号が受信
されたかどうかを調べる(ステップS30)。そして、
優先度信号が受信されていないことが判断されると、こ
のステップS30を繰り返し実行しながら待機状態に入
る。
【0046】この待機状態で、優先度信号が受信された
ことが判断されると、その優先度信号は優先度「1」を
表しているかどうかが調べられる(ステップS31)。
ここで、優先度「1」を表していることが判断される
と、最大音量が設定される(ステップS32)。即ち、
マイクロコンピュータ30は、最大音量を指示するアッ
テネータ制御信号をアッテネータ31に供給する。次い
で、優先度「1」用の音色を表すメッセージ信号が増幅
器32に送られる(ステップS33)。これにより、ス
ピーカ33から、「ビービービー」と短い断続音が最大
音量で発生される。その後、シーケンスはステップS3
0へ戻り、待機状態に入る。
【0047】上記ステップS31で、優先度信号は優先
度「1」を表していないことが判断されると、次いで、
優先度信号は優先度「2」を表しているかどうかが調べ
られる(ステップS34)。ここで、優先度「2」を表
していることが判断されると、通常音量が設定される
(ステップS35)。即ち、マイクロコンピュータ30
は、通常音量を指示するアッテネータ制御信号をアッテ
ネータ31に供給する。次いで、優先度2用の音色を表
すメッセージ信号が増幅器32に送られる(ステップS
36)。これにより、スピーカ33から、「ビー」とい
う連続音が通常音量で発生される。その後、シーケンス
はステップS30へ戻り、待機状態に入る。
【0048】上記ステップS34で、優先度信号は優先
度「2」を表していないことが判断されると、次いで、
優先度信号は優先度「3」を表しているかどうかが調べ
られる(ステップS38)。ここで、優先度「3」を表
していることが判断されると、最大音量が設定される
(ステップS38)。次いで、優先度3用の音色を表す
メッセージ信号が増幅器32に送られる(ステップS3
9)。これにより、スピーカ33から、「ピーピーピ
ー」という短い断続音が最大音量で発生される。その
後、シーケンスはステップS30へ戻り、待機状態に入
る。
【0049】上記ステップS37で、優先度信号は優先
度「3」を表していないことが判断されると、優先度
「4」を表しいていることが認識され、通常音量が設定
される(ステップS40)。次いで、優先度4用の音色
を表すメッセージ信号が増幅器32に送られる(ステッ
プS41)。これにより、スピーカ33から、「ピッ」
という短い音が3秒おきに通常音量で発生される。その
後、シーケンスはステップS30へ戻り、待機状態に入
る。
【0050】以上の動作により、戸外装置2は、新たな
優先度信号を受け取る都度、その優先度信号で表される
優先度に応じた警報を発生する。従って、例えばガス漏
れや火災の事態が変わる度に、その事態に応じた警報を
発生するので、近所の人や通行人は、ガス漏れや火災等
の正確な状況を知ることができる。
【0051】以上説明したように、本発明に係るガス火
災警報器の警報器本体1によれば、火災センサ11から
火災検出回路12を経由して送られてくる火災検知信
号、ガスセンサ13からガス検出回路14を経由して送
られてくるメタンガス検知信号及びCO検知信号の各状
況に応じて優先度メモリ10aにおいて優先度が決定さ
れ、この優先度に応じた言葉による警報が発生される。
その結果、ユーザは警報の原因が火災であるかガス漏れ
であるかを知ることができるので、直ちに警報の原因に
対する適切な対応をとることができる。
【0052】また、優先度判定部で判定された優先度
が、屋外に設置される戸外装置に転送されることによ
り、戸外装置は、その優先度に応じた音量及び音色で警
報を発生するので、屋内に居る人のみならず、戸外に居
る人も警報の原因を知ることができ、警報の原因に対す
る適切な対応をとることができる。
【0053】以上説明した実施の形態では、戸外装置2
はマイクロコンピュータ30を備え、このマイクロコン
ピュータ30の処理により異なる音量及び音色の警報を
発生するように構成したが、警報器本体1から直接アナ
ログのメッセージ信号及びアッテネータ制御信号を戸外
装置2のアッテネータ31に供給するように構成でき
る。この構成によれば、マイクロコンピュータ30が不
要になるので、戸外装置2を簡単に構成できるという利
点がある。
【0054】また、実施の形態では、警報器本体1は優
先度に応じて異なる言葉による警報を発生し、戸外装置
2は優先度に応じて異なる音量及び音色による警報を発
生するように構成したが、逆に、戸外装置2は優先度に
応じて異なる言葉による警報を発生し、警報器本体1は
優先度に応じて異なる音量及び音色による警報を発生す
るように構成してもよい。
【0055】また、警報器本体1及び戸外装置2の双方
とも優先度に応じて異なる言葉による警報を発生するよ
うに構成してもよいし、警報器本体1及び戸外装置2の
双方とも優先度に応じて異なる音量及び音色による警報
を発生するように構成してもよい。
【0056】更に、実施の形態では、センサとして火災
センサ11、ガスセンサ13の2つを備えたガス火災警
報器について説明したが、センサの種類及び数は上記に
限定されず、任意である。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、ガスセンサからのガス検知信号及び火災
センサからの火災検知信号の発生状況に応じて優先度が
決定され、この優先度に応じて音量、言葉、音色の少な
くとも1つを変えた警報が発生されるので、ユーザは警
報の原因を知ることができ、直ちに警報の原因に対する
適切な対応をとることができる。
【0058】また、請求項2に記載の発明によれば、優
先度判定部で判定された優先度を屋外に設置される戸外
装置に転送する転送することにより、戸外装置は、その
優先度に応じて、音量、言葉、音色の少なくとも1つを
変えた警報を発生するので、屋内に居る人のみならず、
戸外に居る人も警報の原因を知ることができ、警報の原
因に対する適切な対応をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガス火災警報器の警
報器本体の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した優先度メモリの記憶内容を説明す
るための図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るガス火災警報器の警
報器本体の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るガス火災警報器の戸
外装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るガス火災警報器の戸
外装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】従来の警報器を説明するための図である。
【符号の説明】
1 警報器本体 2 戸外装置 10、30 マイクロコンピュータ 10a 優先度メモリ 11 火災センサ 12 火災検出回路 13 ガスセンサ 14 ガス検出回路 17 LED表示器 18、32 増幅器 19、33 スピーカ 20 リレー 21 断線検出回路 31 アッテネータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高島 裕正 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 豊田 和男 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 高岡 浩幸 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 Fターム(参考) 5C086 AA01 AA02 BA01 DA40 FA02 FA06 FA20 GA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを検知するガスセンサと、 火災を検知する火災センサと、 前記ガスセンサの検知結果に基づくガス検知信号及び前
    記火災センサの検知結果に基づく火災検知信号に応答し
    て優先度を判定し、該判定の結果を出力する優先度判定
    部と、 警報を発生する警報発生手段と、 前記優先度判定部で判定された優先度に応じて前記警報
    発生手段で発生される警報の音量、言葉、音色の少なく
    とも1つを変える制御部、とを備えたことを特徴とする
    ガス火災警報器。
  2. 【請求項2】 屋外に設置される戸外装置と、 前記優先度判定部で判定された優先度を前記戸外装置に
    転送する転送手段、とを更に備え、 前記戸外装置は、前記転送手段から転送されて来た前記
    優先度に応じて、音量、言葉、音色の少なくとも1つを
    変えた警報を発生することを特徴とする請求項1に記載
    のガス火災警報器。
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