JPH10319848A - シュリンクラベル - Google Patents

シュリンクラベル

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Publication number
JPH10319848A
JPH10319848A JP14852997A JP14852997A JPH10319848A JP H10319848 A JPH10319848 A JP H10319848A JP 14852997 A JP14852997 A JP 14852997A JP 14852997 A JP14852997 A JP 14852997A JP H10319848 A JPH10319848 A JP H10319848A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
shrink label
shrinkable sheet
opening edge
band
Prior art date
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Pending
Application number
JP14852997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tokita
義明 時田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Shiko Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Shiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベルの表示面積の増大を図るとともに、ラ
ベルの表示内容の全てを容易に見ることができるように
する。 【解決手段】 熱収縮性シート1が1周より多く巻回さ
れて扁平した状態の筒状体をなす。シート1の巻始め端
部4付近の帯状部分5とこれに相対する帯状部分6とが
接着される。シート1の巻終り端部8付近の帯状部分9
とこれに相対する帯状部分10とが接着される。帯状部
分6,9間において外部に露出する部分において、前記
筒状体の両開口縁に達する帯状領域12を画成する2本
の線L1,L2を想定したときに、領域12を上側領域
12aと下側領域12bとに分けるとともに上側領域1
2aの下側部分120a及び下側領域12bの上側部分
120bが捲り上がり得るように、切れ目13がH字状
に形成される。線L1,L2のうちの切れ目13を除く
部分には、ミシン目14が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の内容物の
商品名や使用説明等の所定内容が表示され、容器に取り
付けられるラベル、特に、所定箇所に所定内容が表示さ
れた熱収縮性シートからなるシュリンクラベルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】粉末、顆粒あるいは液体等の内容物(例
えば、薬剤、農薬等)を容器に入れて販売する場合、容
器をボトル等として構成し、内容物の商品名、成分そし
て使用説明等を表示したラベルを前記容器に付着してい
る。このような容器に付着するラベルは従来から種々の
ものが提供されているが、その1つとして、シュリンク
ラベルが提供されている。
【0003】従来のシュリンクラベルは、表面に所定内
容が表示された熱収縮性シートからなり、該熱収縮性シ
ートがほぼ1周巻回されて扁平した状態の筒状体をな
し、前記熱収縮性シートの巻始め端部付近の部分と前記
熱収縮性シートの巻終り端部付近の部分とが接着されて
いる。
【0004】この従来のシュリンクラベルを容器に付着
する場合には、当該シュリンクラベルを円筒状等に拡げ
て容器の外周を覆うように当該容器に装着し、これを加
熱する。その結果、当該シュリンクラベルが熱収縮性シ
ートにより構成されていることから、当該シュリンクラ
ベルが収縮し、これによりシュリンクラベルが容器の外
周に密着し、当該シュリンクラベルが容器の外周に付着
されることになる。
【0005】このようなシュリンクラベルは、熱収縮に
より容器の形状に合わせて変形するので、複雑な形状を
有する容器に対して容易に付着することができ、また、
付着したシュリンクラベルが容器から外れ難いという利
点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ラベルに
は、商品名、製造会社名、商品の成分や原材料名の他
に、使用方法等が表示されているが、PL法の施行によ
り、使用者に安全に使用してもらうための注意事項や保
管方法等も詳細に表示する必要が生じている。
【0007】しかしながら、前記従来のシュリンクラベ
ルでは、熱収縮性シートがほぼ1周巻回されたものであ
るため、ラベルの面積は容器の大きさによって決まって
しまってそれ以上増加させることはできず、所望の表示
内容を表示しきれない欠点があった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ラベルの表示面積の増大を図ることができ、
しかも、ラベルの表示内容の全てを極めて容易に見るこ
とができるシュリンクラベルを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様によるシュリンクラベルは、所
定箇所に所定内容が表示された熱収縮性シートからなる
シュリンクラベルであって、前記熱収縮性シートが1周
より多く巻回されて扁平した状態の筒状体をなし、前記
熱収縮性シートの巻始め端部付近の部分と当該部分に相
対する部分とが接着され、前記熱収縮性シートの巻終り
端部付近の部分と当該部分に相対する部分とが接着さ
れ、前記巻始め端部付近の部分に相対する前記部分と前
記巻終り端部付近の部分との間において外部に露出する
部分において、前記筒状体の一方の開口縁及び他方の開
口縁に達する帯状領域を画成する2本の線を想定したと
きに、当該帯状領域を前記一方の開口縁の側の領域と前
記他方の開口縁の側の領域とに分けるとともに前記一方
の開口縁の側の前記領域の前記他方の開口縁の側の部分
及び前記他方の開口縁の側の前記領域の前記一方の開口
縁の側の部分が捲り上がり得るように、切れ目が形成さ
れ、前記2本の線のうちの前記切れ目を除く部分にはミ
シン目が形成されたものである。
【0010】この第1の態様によるシュリンクラベルを
容器に付着する場合には、前述した従来のシュリンクラ
ベルと同様に、当該シュリンクラベルを円筒状等に拡げ
て容器の外周を覆うように当該容器に装着し、これを加
熱する。その結果、当該シュリンクラベルが熱収縮性シ
ートにより構成されていることから、当該シュリンクラ
ベルが収縮し、これによりシュリンクラベルが容器の外
周に密着し、当該シュリンクラベルが容器の外周に付着
されることになる。
【0011】そして、前記第1の態様によるシュリンク
ラベルでは、前記切れ目が形成されているので、前記加
熱によって、前記帯状領域における筒状体の一方の開口
縁側の領域の他方の開口縁側の部分が熱収縮により縮ん
で浮き上がるとともに、前記帯状領域における筒状体の
他方の開口縁側の領域の一方の開口縁側の部分が熱収縮
により縮んで浮き上がることとなる。したがって、これ
らの浮き上がり部分を引っ張ることにより、前記帯状領
域を画成する2本の線の前記切れ目を除く部分にミシン
目が形成されていることから、当該ミシン目に沿って前
記帯状領域の全体を引きちぎることができる。このよう
して帯状領域の全体を引きちぎると、前記第1の態様に
よるシュリンクラベルでは、熱収縮性シートが1周より
多く巻回され、当該熱収縮性シートの巻始め端部付近の
部分と当該部分に相対する部分とが接着されるとともに
当該熱収縮性シートの巻終り端部付近の部分と当該部分
に相対する部分とが接着されているので、1周以上巻回
された部分を捲ることができ、熱収縮性シートの重なっ
た部分を見ることができる。したがって、前記第1の態
様によれば、熱収縮性シートの重なった部分を表示領域
として利用することができるので、前述した従来のシュ
リンクラベルに比べて表示面積の大きいラベルを提供す
ることができる。しかも、前記第1の態様では、前述し
たように浮き上がり部分を前記帯状領域を引きちぎるき
っかけとして利用することができるので、前記2本の線
に単にミシン目を形成した場合に比べて、前記帯状領域
を引きちぎり易く、したがって、熱収縮性シートの重な
った部分に表示された所定内容を極めて容易に読み取る
ことができる。なお、重なった部分に表示された内容を
読み取った後には、例えば、輪ゴムや粘着テープ等を用
いて熱収縮性シートの1周以上の部分が容器に対して巻
き付いた状態となるようにこの部分を保持すればよい。
【0012】本発明の第2の態様によるシュリンクラベ
ルは、前記第1の態様によるシュリンクラベルにおい
て、前記切れ目がH字状、T字状、X字状、N字状、ク
ランク状、蝶々型又は梯子型に形成されたものである。
【0013】この第2の態様のように前記切れ目をH字
状、T字状、X字状、N字状、クランク状、蝶々型又は
梯子型に形成することができるが、前記第1の態様で
は、前記切れ目の形状はこれらの形状に限定されるもの
ではない。
【0014】本発明の第3の態様によるシュリンクラベ
ルは、所定箇所に所定内容が表示された熱収縮性シート
からなるシュリンクラベルであって、前記熱収縮性シー
トが1周より多く巻回されて扁平した状態の筒状体をな
し、前記熱収縮性シートの巻始め端部付近の部分と当該
部分に相対する部分とが接着され、前記熱収縮性シート
の巻終り端部付近の部分と当該部分に相対する部分とが
接着され、前記巻始め端部付近の部分に相対する前記部
分と前記巻終り端部付近の部分との間において外部に露
出する部分において、前記筒状体の一方の開口縁及び他
方の開口縁に達する帯状領域を画成する2本の線を想定
したときに、当該帯状領域の前記一方の開口縁の側の端
部分及び前記他方の開口縁の側の端部分のうちの少なく
とも一方の端部分が捲り上がり得るように、切れ目が形
成され、前記2本の線のうちの前記切れ目を除く部分に
はミシン目が形成されたものである。
【0015】この第3の態様によるシュリンクラベルを
容器に付着する場合には、前述した従来のシュリンクラ
ベルと同様に、当該シュリンクラベルを円筒状等に拡げ
て容器の外周を覆うように当該容器に装着し、これを加
熱する。その結果、当該シュリンクラベルが熱収縮性シ
ートにより構成されていることから、当該シュリンクラ
ベルが収縮し、これによりシュリンクラベルが容器の外
周に密着し、当該シュリンクラベルが容器の外周に付着
されることになる。
【0016】そして、前記第3の態様によるシュリンク
ラベルでは、前記切れ目が形成されているので、前記加
熱によって、前記帯状領域における筒状体の一方の開口
縁側の端部分及び他方の開口縁側の端部分のうちの少な
くとも一方の端部分が、熱収縮により縮んで浮き上がる
こととなる。したがって、その浮き上がり部分を引っ張
ることにより、前記帯状領域を画成する2本の線の前記
切れ目を除く部分にミシン目が形成されていることか
ら、当該ミシン目に沿って前記帯状領域の全体を引きち
ぎることができる。このようして帯状領域の全体を引き
ちぎると、前記第3の態様によるシュリンクラベルで
は、熱収縮性シートが1周より多く巻回され、当該熱収
縮性シートの巻始め端部付近の部分と当該部分に相対す
る部分とが接着されるとともに当該熱収縮性シートの巻
終り端部付近の部分と当該部分に相対する部分とが接着
されているので、1周以上巻回された部分を捲ることが
でき、熱収縮性シートの重なった部分を見ることができ
る。したがって、前記第3の態様によれば、熱収縮性シ
ートの重なった部分を表示領域として利用することがで
きるので、前述した従来のシュリンクラベルに比べて表
示面積の大きいラベルを提供することができる。しか
も、前記第3の態様では、前述したように浮き上がり部
分を前記帯状領域を引きちぎるきっかけとして利用する
ことができるので、前記2本の線に単にミシン目を形成
した場合に比べて、前記帯状領域を引きちぎり易く、し
たがって、熱収縮性シートの重なった部分に表示された
所定内容を極めて容易に読み取ることができる。なお、
重なった部分に表示された内容を読み取った後には、例
えば、輪ゴムや粘着テープ等を用いて熱収縮性シートの
1周以上の部分が容器に対して巻き付いた状態となるよ
うにこの部分を保持すればよい。
【0017】本発明の第4の態様によるシュリンクラベ
ルは、前記第1乃至第3のいずれかの態様によるシュリ
ンクラベルにおいて、前記熱収縮性シートの表面の所定
箇所及び裏面の所定箇所に所定内容が表示されたもので
ある。
【0018】この第4の態様のように、熱収縮性シート
の表面の所定箇所のみならず、裏面の所定箇所も表示領
域とすれば、表示面積が一層増大するので、好ましい。
もっとも、本発明では、必ずしも、熱収縮性シートの裏
面を所定内容の表示領域とする必要はない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
るシュリンクラベルについて、図1を参照して説明す
る。
【0020】図1は本実施の形態によるシュリンクラベ
ルを模式的に示す図であり、図1(a)はその正面図、
図1(b)は図1(a)中の要部拡大図、図1(c)は
図1(a)中のA−A’矢視図、図1(d)は本実施の
形態によるシュリンクラベルの表側から見た展開図であ
る。
【0021】本実施の形態によるシュリンクラベルは、
所定箇所に所定内容(図示せず)が表示された長方形状
の熱収縮性シート1を用いて構成されている。熱収縮性
シート1は、塩化ビニルデンフィルム、ポリエステルフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム等の熱収縮性フィルム
を基材とし、当該基材に印刷等により所定内容を表示す
ることにより構成されている。
【0022】本実施の形態によるシュリンクラベルで
は、熱収縮性シート1が線2,3でそれぞれ順次山折り
されることにより、熱収縮性シート1が約1周半巻回さ
れて扁平した状態の筒状体をなしている。もっとも、本
発明では、熱収縮性シート1は1周より多く巻回すれば
よく、例えば、2周以上巻回してもよい。そして、本実
施の形態では、熱収縮性シート1の巻始め端部4付近の
部分としての巻始め端部4に沿った帯状部分5と、この
帯状部分5に相対する帯状部分6とが、接着剤7により
接着されている。なお、帯状部分5の図1(d)中の紙
面手前側の面と帯状部分6の図1(d)中の紙面奥側の
面とが接着されている。また、熱収縮性シート1の巻終
り端部8付近の部分としての巻終り端部8に沿った帯状
部分9と、この帯状部分9に相対する帯状部分10と
が、接着剤11により接着されている。なお、帯状部分
9の図1(d)中の紙面奥側の面と帯状部分10の図1
(d)中の紙面手前側の面とが接着されている。なお、
本実施の形態では、部分5,6間の接着及び部分9,1
0間の接着は、接着剤7,11により行われているが、
接着剤を用いずに熱溶着(ヒートシール)により行って
もよい。
【0023】そして、本実施の形態では、巻始め端部4
付近の帯状部分5に相対する帯状部分6と巻終り端部8
付近の帯状部分9との間において外部に露出する部分に
おいて、前記筒状体の一方の開口縁及び他方の開口縁
(図1(a)(d)中の上辺及び下辺)に達する帯状領
域12を画成する2本の線L1,L2を想定したとき
に、当該帯状領域12を前記一方の開口縁の側(上辺
側)の領域12aと前記他方の開口縁の側(下辺側)の
領域12bとに分けるとともに前記一方の開口縁の側
(上辺側)の領域12aの前記他方の開口縁の側(下辺
側)の部分120a及び前記他方の開口縁の側(下辺
側)の領域12bの前記一方の開口縁の側(上辺側)の
部分120bが捲り上がり得るように、切れ目13が形
成されている。本実施の形態では、この切れ目13は、
図1(b)に示すようにH字状に形成されているが、後
述するようにその形状は限定されるものではない。本実
施の形態では、帯状領域12は、帯状部分9に近接する
ように配置されているが、これに限定されるものではな
く、例えば、帯状部分6に近接するように配置してもよ
いし、帯状部分6,9間の中央に配置してもよい。ま
た、本実施の形態では、前記2本の線L1,L2のうち
の前記切れ目13を除く部分にはミシン目14が形成さ
れている。
【0024】本実施の形態によるシュリンクラベルの容
器20への付着について、図2を参照して説明する。
【0025】図2は本実施の形態によるシュリンクラベ
ルを容器20に付着した状態を模式的に示す図であり、
図2(a)はその斜視図、図2(b)はその横断面図、
図2(c)はその要部拡大正面図、図2(d)は図2
(c)中のB−B’矢視図である。なお、図2におい
て、図1中の要素と同一又は対応する要素には同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0026】本例では、容器20は、内容物としての粉
末、顆粒または液体等が入れられるボトルとして構成さ
れている。容器20の上部の口にはキャップ21がネジ
込み等により着脱自在に取り付けられている。なお、本
発明によるシュリンクラベルが付着される容器が前述し
たようなボトルに限定されるものではないことは、勿論
である。
【0027】本実施の形態によるシュリンクラベルを容
器20に付着する場合には、従来のシュリンクラベルと
同様に、当該シュリンクラベルを円筒状等に拡げて容器
20の外周を覆うように当該容器20に装着し、これを
加熱する。その結果、当該シュリンクラベルが熱収縮性
シート1により構成されていることから、当該シュリン
クラベルが収縮し、これにより、図2に示すように、当
該シュリンクラベルが容器20の外周に密着し、当該シ
ュリンクラベルが容器20の外周に付着されることにな
る。
【0028】そして、本実施の形態によるシュリンクラ
ベルでは、前記切れ目13が形成されているので、前記
加熱によって、図2に示すように、帯状領域12の上側
領域12aの下側部分120a及び帯状領域12の下側
領域12bの上側部分120bが熱収縮により縮んで浮
き上がることとなる。したがって、これらの浮き上がり
部分120a,120bを図2(a)中の矢印で示す方
向に引っ張ることにより、帯状領域12を画成する2本
の線L1,L2の切れ目13を除く部分にミシン目14
が形成されていることから、当該ミシン目14に沿って
帯状領域12の全体を引きちぎることができる。このよ
うして帯状領域12の全体を引きちぎると、本実施の形
態によるシュリンクラベルでは、熱収縮性シート1が1
周より多く巻回され、当該熱収縮性シート1の巻始め端
部4付近の帯状部分5と当該部分5に相対する帯状部分
6とが接着されるとともに当該熱収縮性シート1の巻終
り端部8付近の帯状部分9と当該部分9に相対する帯状
部分10とが接着されているので、図3に示すように、
1周以上巻回された部分を捲ることができ、熱収縮性シ
ートの重なった部分を見ることができる。なお、図3は
容器20に付着した本実施の形態によるシュリンクラベ
ルの開封状態を模式的に示す図であり、図3(a)はそ
の斜視図、図3(b)はその横断面図である。
【0029】したがって、本実施の形態によれば、熱収
縮性シート1の重なった部分を表示領域として利用する
ことができるので、前述した従来のシュリンクラベルに
比べて表示面積の大きいラベルを提供することができ
る。すなわち、本実施の形態では、熱収縮性シート1の
図1(d)中の紙面手前側の面の略全体、及び、熱収縮
性シート1の図1(d)中の紙面奥側の面における帯状
部分6と帯状領域12との間の領域に、所定内容を表示
し得る。
【0030】しかも、本実施の形態では、前述したよう
に浮き上がり部分120a,120bを帯状領域12を
引きちぎるきっかけとして利用することができるので、
前記2本の線L1,L2に単にミシン目14を形成した
場合に比べて、帯状領域12を引きちぎり易く、したが
って、熱収縮性シート1の重なった部分に表示された所
定内容を極めて容易に読み取ることができる。
【0031】なお、重なった部分に表示された内容を読
み取った後には、例えば、輪ゴムや粘着テープ等を用い
て熱収縮性シート1の1周以上の部分が容器20に対し
て巻き付いた状態となるようにこの部分を保持すればよ
い。
【0032】ところで、前述したように、前記切れ目1
3は、前述したH字型に限定されるものではない。例え
ば、本発明では、前記切れ目13は、図4及び図5に示
すような種々の形状に形成することができる。図4
(a)〜(f)及び図5(a)〜(e)は、それぞれ図
1(b)に対応する図である。
【0033】図4(a)は切れ目13を内側に湾曲した
H字状に形成した例、図4(b)は切れ目13を外側に
湾曲したH字状に形成した例、図4(c)は切れ目13
を内側に傾斜したH字状に形成した例、図4(d)は切
れ目13をT字状に形成した例、図4(e)は切れ目1
3をX字状に形成した例、図4(f)は切れ目13を湾
曲したX字状に形成した例、図5(a)は切れ目13を
N字状に形成した例、図5(b)は切れ目13をクラン
ク状に形成した例、図5(c)は切れ目13を蝶々型に
形成した例、図5(e)は切れ目13を梯子型に形成し
た例を示す。
【0034】なお、図4(a)(b)に示す例では、こ
れらの図において前記帯状領域12における切れ目13
の両側部分は上側領域12a及び下側領域12bのいず
れにも属さないが、このような切れ目13も、帯状領域
12を上側領域12a及び下側領域12bに分けるとと
もに上側領域12aの下側部分120a及び下側領域の
上側部分120bが捲り上がり得るように形成された切
れ目に含まれる。
【0035】また、図5(d)(e)に示す例では、切
れ目13により囲まれた部分は抜かれることとなるが、
このように帯状領域12の一部を抜くことになる切れ目
13も、帯状領域12を上側領域12a及び下側領域1
2bに分けるとともに上側領域12aの下側部分120
a及び下側領域の上側部分120bが捲り上がり得るよ
うに形成された切れ目に含まれる。
【0036】次に、本発明の他の実施の形態によるシュ
リンクラベルについて、図6を参照して説明する。
【0037】図6は本実施の形態によるシュリンクラベ
ルを模式的に示す図であり、図6(a)はその正面図、
図6(b)は図6(a)中の要部拡大図、図6(c)は
図6(a)中のC−C’矢視図、図6(d)は本実施の
形態によるシュリンクラベルの表側から見た展開図であ
る。図6において、図1中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複した説明は省略する。
【0038】図6に示すシュリンクラベルが前述した図
1に示すシュリンクラベルと異なる所は、切り目13の
代わりに、前記帯状領域12の前記筒状体の一方の開口
縁の側(上辺側)の端部分121a及び前記筒状体の他
方の開口縁の側(下辺側)の端部分121bが捲り上が
り得るように、切れ目30が形成され、また、前記2本
の線L1,L2のうちの前記切れ目30を除く部分には
ミシン目14が形成されている点のみである。
【0039】本実施の形態によるシュリンクラベルの容
器20への付着について、図7を参照して説明する。
【0040】図7は本実施の形態によるシュリンクラベ
ルを容器20に付着した状態を模式的に示す斜視図であ
る。なお、図7において、図6及び図2中の要素と同一
又は対応する要素には同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0041】本実施の形態によるシュリンクラベルを容
器20に付着する場合には、従来のシュリンクラベルと
同様に、当該シュリンクラベルを円筒状等に拡げて容器
20の外周を覆うように当該容器20に装着し、これを
加熱する。その結果、当該シュリンクラベルが熱収縮性
シート1により構成されていることから、当該シュリン
クラベルが収縮し、これにより、図6に示すように、当
該シュリンクラベルが容器20の外周に密着し、当該シ
ュリンクラベルが容器20の外周に付着されることにな
る。
【0042】そして、本実施の形態によるシュリンクラ
ベルでは、前記切れ目30が形成されているので、前記
加熱によって、図7に示すように、帯状領域12の上端
部分121a及び帯状領域12の下端部分121bが熱
収縮により縮んで浮き上がることとなる。したがって、
これらの浮き上がり部分121a,121bのうちの一
方又は両方を図7(a)中の矢印で示す方向に引っ張る
ことにより、帯状領域12を画成する2本の線L1,L
2の切れ目30を除く部分にミシン目14が形成されて
いることから、当該ミシン目14に沿って帯状領域12
の全体を引きちぎることができる。このようして帯状領
域12の全体を引きちぎると、本実施の形態によるシュ
リンクラベルでは、熱収縮性シート1が1周より多く巻
回され、当該熱収縮性シート1の巻始め端部4付近の帯
状部分5と当該部分5に相対する帯状部分6とが接着さ
れるとともに当該熱収縮性シート1の巻終り端部8付近
の帯状部分9と当該部分9に相対する帯状部分10とが
接着されているので、前述した図3に示す場合と同様
に、1周以上巻回された部分を捲ることができ、熱収縮
性シートの重なった部分を見ることができる。
【0043】したがって、本実施の形態によれば、熱収
縮性シート1の重なった部分を表示領域として利用する
ことができるので、前述した従来のシュリンクラベルに
比べて表示面積の大きいラベルを提供することができ
る。
【0044】しかも、本実施の形態では、前述したよう
に浮き上がり部分121a,121bを帯状領域12を
引きちぎるきっかけとして利用することができるので、
前記2本の線L1,L2に単にミシン目14を形成した
場合に比べて、帯状領域12を引きちぎり易く、したが
って、熱収縮性シート1の重なった部分に表示された所
定内容を極めて容易に読み取ることができる。
【0045】なお、重なった部分に表示された内容を読
み取った後には、例えば、輪ゴムや粘着テープ等を用い
て熱収縮性シート1の1周以上の部分が容器20に対し
て巻き付いた状態となるようにこの部分を保持すればよ
い。
【0046】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
い。
【0047】例えば、図6に示すシュリンクラベルで
は、前記筒状体の上辺側及び下辺側の両方に切れ目30
が形成されていたが、本発明では、いずれか一方の側に
のみ切れ目を形成してもよい。この場合、図7中の浮き
上がり部分121a,121bのうちの一方はなくなる
が、残りの一方を引っ張れば、帯状部分12の全体を引
きちぎることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラベルの表示面積の増大を図ることができ、しかも、ラ
ベルの表示内容の全てを極めて容易に見ることができる
シュリンクラベルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるシュリンクラベル
を模式的に示す図であり、図1(a)はその正面図、図
1(b)は図1(a)中の要部拡大図、図1(c)は図
1(a)中のA−A’矢視図、図1(d)は本実施の形
態によるシュリンクラベルの表側から見た展開図であ
る。
【図2】図1に示すシュリンクラベルを容器に付着した
状態を模式的に示す図であり、図2(a)はその斜視
図、図2(b)はその横断面図、図2(c)はその要部
拡大正面図、図2(d)は図2(c)中のB−B’矢視
図である。
【図3】容器に付着した図1に示すシュリンクラベルの
開封状態を模式的に示す図であり、図3(a)はその斜
視図、図3(b)はその横断面図である。
【図4】切れ目の種々の例を示す図である。
【図5】切れ目の更に他の種々の例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態によるシュリンクラベ
ルを模式的に示す図であり、図6(a)はその正面図、
図6(b)は図6(a)中の要部拡大図、図6(c)は
図6(a)中のC−C’矢視図、図6(d)は本実施の
形態によるシュリンクラベルの表側から見た展開図であ
る。
【図7】図6に示すシュリンクラベルを容器に付着した
状態を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 熱収縮性シート 2,3 折り曲げ線 4 巻始め端部 5,6,9,10 帯状部分 7,11 接着剤 8 巻終り端部 12 帯状領域 13 切れ目 14 ミシン目 20 容器 30 切れ目

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に所定内容が表示された熱収縮
    性シートからなるシュリンクラベルであって、 前記熱収縮性シートが1周より多く巻回されて扁平した
    状態の筒状体をなし、 前記熱収縮性シートの巻始め端部付近の部分と当該部分
    に相対する部分とが接着され、 前記熱収縮性シートの巻終り端部付近の部分と当該部分
    に相対する部分とが接着され、 前記巻始め端部付近の部分に相対する前記部分と前記巻
    終り端部付近の部分との間において外部に露出する部分
    において、前記筒状体の一方の開口縁及び他方の開口縁
    に達する帯状領域を画成する2本の線を想定したとき
    に、当該帯状領域を前記一方の開口縁の側の領域と前記
    他方の開口縁の側の領域とに分けるとともに前記一方の
    開口縁の側の前記領域の前記他方の開口縁の側の部分及
    び前記他方の開口縁の側の前記領域の前記一方の開口縁
    の側の部分が捲り上がり得るように、切れ目が形成さ
    れ、 前記2本の線のうちの前記切れ目を除く部分にはミシン
    目が形成されたことを特徴とするシュリンクラベル。
  2. 【請求項2】 前記切れ目がH字状、T字状、X字状、
    N字状、クランク状、蝶々型又は梯子型に形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のシュリンクラベル。
  3. 【請求項3】 所定箇所に所定内容が表示された熱収縮
    性シートからなるシュリンクラベルであって、 前記熱収縮性シートが1周より多く巻回されて扁平した
    状態の筒状体をなし、 前記熱収縮性シートの巻始め端部付近の部分と当該部分
    に相対する部分とが接着され、 前記熱収縮性シートの巻終り端部付近の部分と当該部分
    に相対する部分とが接着され、 前記巻始め端部付近の部分に相対する前記部分と前記巻
    終り端部付近の部分との間において外部に露出する部分
    において、前記筒状体の一方の開口縁及び他方の開口縁
    に達する帯状領域を画成する2本の線を想定したとき
    に、当該帯状領域の前記一方の開口縁の側の端部分及び
    前記他方の開口縁の側の端部分のうちの少なくとも一方
    の端部分が捲り上がり得るように、切れ目が形成され、 前記2本の線のうちの前記切れ目を除く部分にはミシン
    目が形成されたことを特徴とするシュリンクラベル。
  4. 【請求項4】 前記熱収縮性シートの表面の所定箇所及
    び裏面の所定箇所に所定内容が表示されたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のシュリンクラベ
    ル。
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