JPH11263371A - 胴巻き包装体 - Google Patents

胴巻き包装体

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JPH11263371A
JPH11263371A JP8831398A JP8831398A JPH11263371A JP H11263371 A JPH11263371 A JP H11263371A JP 8831398 A JP8831398 A JP 8831398A JP 8831398 A JP8831398 A JP 8831398A JP H11263371 A JPH11263371 A JP H11263371A
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JP
Japan
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packaging sheet
article
package
wrapped
sheet
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JP8831398A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Miyata
宣義 宮田
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Kawashima Packaging Machinery Ltd
Original Assignee
Kawashima Packaging Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は,包装シートの一方の端部を物品
に付着し,包装シートの他方の端部を胴巻きした包装シ
ートに付着させることにより,完全な胴巻きでありなが
ら包装シートが移動しない胴巻き包装体を提供する。 【解決手段】 包装シート2の一方の端部3は接着剤5
によって物品1の底面等の一面に付着される。包装シー
ト2は物品1の全周を胴巻きされ,包装シート2の他方
の端部4は,包装シート2自身とオーバーラップし,包
装シート2の一方の端部3の近傍において接着剤6等で
付着される。包装シート2は,完全に胴巻きされるにも
かかわらず,物品1に対して相対的にずれることがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,物品を包装シー
トで胴巻きした胴巻き包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,物品の周りを包装紙や包装フィル
ム等の包装シートで胴巻きする胴巻き包装体が知られて
いる。胴巻き包装体の一例として,図3に示すものがあ
る。図3は,従来の胴巻き包装体の一例を示す斜視図で
ある。図3に示すように,胴巻き包装体20は,包装シ
ート22を物品21の周囲に完全に巻き付けて,包装シ
ート22の互いに重なった端部23,24のうち上に重
なった端部23と下に重なった包装シート22とに跨が
って接着テープ25を貼り付ける,又は上に重なった端
部23を下に重なった包装シート22に接着剤26で貼
り付けたものである。また,従来の胴巻き包装体の別の
例として,図5の斜視図に示す胴巻き包装体30があ
る。図5に示す胴巻き包装体30では,包装シート32
は,物品31の周囲に不完全に,即ち,覆われない部分
を残して巻き付けられ,包装シート32の各端部33,
34が物品31に接着テープ35又は接着剤36等で直
接に貼着されている。包装シート22,32は,帯び状
の包装紙又は合成樹脂製のフィルムであり,通常,物品
に関する表示や模様,広告や宣伝等が印刷されているこ
とが多い。
【0003】包装シートで胴巻きされる物品それ自体
が,包装容器の内部に内容物を収容した包装体であるこ
とも多い。即ち,特に,弁当や菓子,食肉,野菜等の食
料品の包装や熨斗紙等に見られるように,底浅の容器本
体とその蓋の組み合わせから成る容器や箱等の容器に包
装物を包装した包装体を,更に,上記のように,包装シ
ートによって胴巻きすることがある。容器としては,合
成樹脂製の容器で形成されているものがあり,例えば,
左右の中央に形成されたヒンジ部で屈曲可能に連結され
た左右対称の容器部から成り,下側の容器部に内容物を
収容した後に上側の容器部をヒンジ部で折り曲げて下側
の容器部に整合させるものや,小売店で販売される弁当
に良く見られるように,底浅の容器に内容物を入れた後
に合成樹脂製の蓋で上部を閉鎖するものがある。
【0004】図3に示すように,包装シート22を物品
21の周囲に完全に巻き付ける胴巻き包装体20では,
包装シート22と物品21とは直接に貼り付けられてい
ないので,胴巻きされた包装シート22が物品21に対
して,周囲の方向に又は胴の長手方向に相対的に移動す
る可能性がある。このような状態になると,図4に示す
ように,包装シート22に印刷されている表示や模様2
7が本来の位置(例えば,上面の中央位置)からずれ
て,消費者にとって商品の内容が分かりにくくなった
り,極端な場合には商品価値を下げることにもなる。
【0005】また,図5に示すように,包装シート32
を物品31の周囲に不完全に巻き付ける胴巻き包装体3
0では,包装シート32が胴巻き後に物品31に対して
相対的に移動するものではないので,図3に示した胴巻
き包装体20のような問題点はないが,胴巻き包装とし
ては完全な胴巻きではないので,特に物品21が透明な
容器で内容物を包装した包装体である場合には,胴巻き
されない部分から内容物が外部に晒されることもあり,
また,包装シート32を付着させることができる箇所
を,物品の一面において少なくとも2箇所確保する必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって,胴巻き包
装体においては,包装シートとして使用する包装材料を
可及的に少なくしつつ,包装シートの物品に対する付着
箇所を少なくし,且つ包装シートを物品に対して完全に
胴巻きさせる点で解決すべき課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の課題を解決することであり,部分的な胴巻きではな
く,完全に胴巻きすると共に,物品に胴巻きした包装シ
ートが物品に対して相対的に移動するのを防止し,包装
シートの物品への付着箇所を少なくした,胴巻き包装体
としての完成度が高い胴巻き包装体を提供することであ
る。
【0008】この発明は,上記の目的を達成するため
に,次のように構成されている。即ち,この発明は,包
装シートの一方の端部を物品に付着し,前記物品の周り
に胴巻きした前記包装シートの他方の端部を前記包装シ
ート上に付着させたことから成る胴巻き包装体に関す
る。
【0009】この胴巻き包装体において,前記物品は,
内容物と該内容物を収容した容器とから成る容器包装体
である。この場合,前記容器は,合成樹脂製の容器本体
と前記容器本体を閉じる合成樹脂製の蓋とから構成する
ことができる。
【0010】この胴巻き包装体において,前記包装シー
トは,紙,箔,合成樹脂製フィルム又はそれらの材料の
ラミネート材から形成することができる。また,前記包
装シートの一方の前記端部の前記包装体への付着及び前
記包装シートの他方の前記端部の前記包装シートへの付
着は,塗布された接着剤,又はヒートシールのような溶
着等の適宜の手段によって行われている。前記包装シー
トの一方の前記端部の前記包装体への付着及び前記包装
シートの他方の前記端部の前記包装シートへの付着は,
前記各端部の端縁に沿った帯状領域で行うことができ
る。
【0011】この発明による胴巻き包装体は以上のよう
に構成されているので,胴巻き包装は,物品の回りを完
全に胴巻きした包装とすることができる。包装シートの
他方の端部が包装シートと重合部分を少なくすること
で,可能な限り包装材の使用が節約される。また,包装
シートが物品に付着される箇所は,包装シートの一方の
端部が付着される1箇所で済み,物品の周囲,特に角形
の物品の場合に一つの面に平坦な複数の付着箇所を予め
確保する必要がない。また,胴巻きした包装シートは一
方の端部が物品に対して付着されているので,胴巻き後
に,物品に対して相対的に移動することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による胴巻き包装体の一実施例を説明する。図1はこの
発明による胴巻き包装体の一実施例を示す斜視図,図2
は図1に示す胴巻き包装体を得るための包装の途中を示
す斜視図である。
【0013】図1に示すように,胴巻き包装体10は,
物品1を帯状の包装シート2で胴巻きしたものである。
物品1は,ここでは,例えば,弁当のような高さの低い
略直方体であり,底浅い容器本体11と容器本体11を
閉じる蓋12とから構成される容器に内容物を収容した
包装体である。包装シート2は,包装フィルムを帯状に
切断したものである。
【0014】図2の包装途中図に示されているように,
包装シート2の一方の端部3にはその端縁に沿って接着
剤5が塗布されており,包装シート2の一端3は接着剤
5によって物品1の一面,即ち,図の例では物品1の底
面に付着される。物品1として内容物を収容したプラス
チック容器とする場合には,容器本体11の底部には,
溝や凹部等が形成される場合があるが,包装シート2の
物品1への付着部分は,包装シート2の一方の端部3の
接着剤5が塗布された部分のみであるので,物品1には
付着部分としては1箇所が確保されれば充分である。
【0015】包装シート2は,物品1を完全に胴巻きす
るのに充分な長さを有している。包装シート2は,一方
の端部3を接着剤5によって物品に付着させた状態で物
品1の周りに完全に胴巻きされ,包装シート2の他方の
端部4が一方の端部3の上に重ね合わされる。包装シー
ト2の端部3,4には,その端縁に沿って接着剤5,6
が塗布されている。包装シート2の他方の端部4は,一
方の端部3の近傍において,包装シート2上に付着され
る。包材の節約の観点からすると,両端部3,4の重な
り部分は,可能な限り少ない方か好ましい。しかしなが
ら,両端部3,4のオーバーラップする部分の長さをあ
る程度許容することによって,物品1のサイズ,即ち,
物品1の胴巻き周囲長さがある程度異なっても,同じ包
装シート2で対応することができる。周囲長さが大きく
異なる物品に対しては,寸法が異なる包装シートが採用
される。
【0016】この胴巻き包装体10は,以上のように構
成されており,包装シート2が一方の端部3の接着剤5
によって物品1に付着されているので,胴巻き後に包装
シート2が物品1に対してずれることがない。したがっ
て,内容物や商品を表示するために包装シート2上に印
刷表示部分(図4の27を付した部分と同様の印刷部分
がある)が物品に対してずれを生じることがない。ま
た,包装シート2は,物品1を完全に胴巻きするのに充
分な長さを有しているので,胴巻きが途中で終わること
もない。包装シート2が物品1に付着される箇所は,一
方の端部3の接着剤5が付着される1箇所のみで済ます
ことができる。更に,接着剤5,6としては,ホットメ
ルトのような接着剤,感圧性の接着剤,又は粘着剤を用
いることができる。
【0017】従来の胴巻き包装体20,30において,
開封時に包装シート22,32を物品21,31から取
り除くときには,胴巻き包装体20においては,包装シ
ート22が移動してしまったりして開封に手間取ること
があり,また,包装シート30においては,物品31か
ら直接に接着テープ35のみを取り除くことになるか,
或いは包装シート32を途中で破る等することになり,
包装シート32の取外しに手間取ることがあったり,物
品31に直接無理な力が加わるおそれがある。物品31
が弁当のように薄い合成樹脂シートから形成した容器の
場合には,容器に破損が生じやすい。しかしながら,こ
の発明の胴巻き包装体によれば,包装シート2の一方の
端部3が物品に付着されているので,開封時に包装シー
ト2が移動せず,且つ他方の端部4と包装シート2との
付着部分を剥がせば,物品1に対して直接に無理な力が
作用することが少ない。
【0018】包装シート2は,樹脂製の包装フィルムの
例を挙げたが,包装シートとしてはこれに限らず,包装
紙,箔,或いは積層したラミネート材でもよく,また,
必要であれば,網状のシートや布製のものであってもよ
い。また,物品としては,それ自体が箱や樹脂製の容器
であってもよいが,その形状は,略直方体に限らず,胴
巻きが可能であれば,任意の形状のものであってよい。
更に,包装シートの物品への付着を行う手段の例とし
て,帯状に塗布した接着剤を挙げたが,物品の種類や用
途によっては,ヒートシールのような溶着で付着させて
もよい。付着領域も,シート端縁に沿った全帯域に限ら
ずスポット状の領域でもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明による胴巻き包装体は,以上の
ように構成されているので,部分的な胴巻きではなく完
全な胴巻きでありながら,胴巻きした包装シートが物品
に対して相対的に移動することがなく,胴巻き包装体と
しての完成度が高い胴巻き包装体が得られる。包装シー
トが物品に付着される箇所は一方の端部が付着される1
箇所で済み,包装シートの付着のために2箇所の平坦な
領域を確保する必要がなく,その分,物品の表面の形状
に凹部や溝等の多様性が許容される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による胴巻き包装体の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1に示された胴巻き包装体の包装途中の状態
を示す斜視図である。
【図3】従来の胴巻き包装体の一例を示す斜視図であ
る。
【図4】図3に示された胴巻き包装体の包装シートがず
れた状態を示す斜視図である。
【図5】従来の胴巻き包装体の別の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 物品 2 包装シート 3 一方の端部 4 他方の端部 5,6 接着剤 10 胴巻き包装体 11 容器本体 12 蓋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装シートの一方の端部を物品に付着
    し,前記物品の周りに胴巻きした前記包装シートの他方
    の端部を前記包装シート上に付着させたことから成る胴
    巻き包装体。
  2. 【請求項2】 前記物品は,内容物と該内容物を収容し
    た容器とから成る容器包装体であることから成る請求項
    1に記載の胴巻き包装体。
  3. 【請求項3】 前記容器は,合成樹脂製の容器本体と前
    記容器本体を閉じる合成樹脂製の蓋とから構成されるこ
    とから成る請求項2に記載の胴巻き包装体。
  4. 【請求項4】 前記包装シートは,紙,箔,合成樹脂製
    フィルム,又はラミネートフィルムから形成されている
    ことから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の胴巻
    き包装体。
  5. 【請求項5】 前記包装シートの一方の前記端部の前記
    包装体への付着及び前記包装シートの他方の前記端部の
    前記包装シートへの付着は,塗布された接着剤,又は溶
    着によって行われていることから成る請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の胴巻き包装体。
  6. 【請求項6】 前記包装シートの一方の前記端部の前記
    包装体への付着及び前記包装シートの他方の前記端部の
    前記包装シートへの付着は,前記各端部の端縁に沿った
    帯状領域で行われていることから成る請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の胴巻き包装体。
JP8831398A 1998-03-18 1998-03-18 胴巻き包装体 Pending JPH11263371A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056318A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Tokyo Autom Mach Works Ltd 包装方法及び包装袋
JP2009288419A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Gunze Ltd 感熱性粘着・接着ラベルおよび容器

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JP2008056318A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Tokyo Autom Mach Works Ltd 包装方法及び包装袋
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