JP3002274B2 - 密封包装容器及びその開封方法 - Google Patents

密封包装容器及びその開封方法

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JP3002274B2 JP3023132A JP2313291A JP3002274B2 JP 3002274 B2 JP3002274 B2 JP 3002274B2 JP 3023132 A JP3023132 A JP 3023132A JP 2313291 A JP2313291 A JP 2313291A JP 3002274 B2 JP3002274 B2 JP 3002274B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は密封包装容器及びその
開封方法に関するもので、更に詳細には、被収容物を収
容する密封状の容器本体の開封部を有する密封包装容器
及びその開封方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スナック菓子やインスタント食
品等は紙製あるいはプラスチック製の密封包装容器内に
収容された状態で市場に流通されて消費に供されてい
る。従来のこの種の包装容器として、例えば図10に示
すように、被収容物(図示せず)を収容する密封状の容
器本体aの周方向に開封部bを設けたものが知られてい
る。この密封包装容器は、開封部における容器本体aの
内周面に一定の引裂き性及び強度を有する帯状フィルム
c(具体的には帯状の延伸フィルムにて形成される)を
貼着すると共に、延伸フィルムcの一端に、容器本体a
の外方に突出するつまみ片dを延在させた構造となって
いる。そして、容器本体aを開封するには、つまみ片d
を延伸フィルムcの長手方向に沿って引っ張ることによ
り、容器本体aの周方向に一定幅の裂け目を形成して、
容器本体aを開封している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの種の密封
包装容器においては、延伸フィルムが紙製又はプラスチ
ック製の容器本体の内周面に貼着されているため、延伸
フィルム自身の引裂き方向性が容器本体の材質すなわち
紙あるいはプラスチックにより安定しなくなり、切裂き
幅が一定でなくなる。したがって、つまみ片をもって延
伸フィルムを長手方向に引っ張ると、切裂き方向の先端
が先細りとなり、裂け目が途中で切れてしまい、容器が
開封できないという問題点がある(図11参照)。
【0004】本発明は上述するような問題点に鑑みてな
されたものであって、容器本体に設けられた開封部を一
定幅で確実に切裂けるようにした密封包装容器及びその
開封方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被収容物を収
容する密封状の容器本体の開封部を備えた密封包装容器
において、上記容器本体の内周面に適宜間隔をおいて一
対の帯状フィルムを貼着し、この帯状フィルム間に間隙
をおいて、かつ上記容器本体の内周面に開封用帯状フィ
ルムを貼着するとともに、この開封用帯状フィルムの一
端に上記容器本体の外方へ突出するつまみ片を延在した
ことを特徴とする。
【0006】被収容物を収容する密封状の容器本体の開
封部を備えた密封包装容器において、上記容器本体の内
周面に2枚の引裂き性を有する帯状フィルムの隣接部を
重合させた状態で貼着し、この帯状フィルムの重合部に
上記容器本体の外方へ突出するつまみ片を延在したこと
を特徴とする。被収容物を収容する密封状の容器本体の
開封部を備え、上記容器本体の内周面に適宜間隔をおい
て一対の帯状フィルムを貼着し、この帯状フィルム間に
間隔をおいて、かつ上記容器本体の内周面に開封用帯状
フィルムを貼着するとともに、この開封用帯状フィルム
の一端に上記容器本体の外方へ突出するつまみ片を延在
した密封包装容器の開封方法において、つまみ片をもっ
て開封用帯状フィルムを長手方向に沿って引っ張ること
により、開封用帯状フィルムの両側エッジ部にて開封用
帯状フィルムと帯状フィルムの間隙を剪断するようにし
たことを特徴とする。
【0007】被収容物を収容する密封状の容器本体の開
封部を備え、上記容器本体の内周面に2枚の引裂き性を
有する帯状フィルムの隣接部を重合させた状態で貼着
し、この帯状フィルムの重合部に上記容器本体の外方へ
突出するつまみ片を延在した密封包装容器の開封方法に
おいて、つまみ片をもって帯状フィルムを長手方向に沿
って引っ張ることにより、重合部における両帯状フィル
ムの側方エッジ部にて重合部の両側外方を剪断するよう
にしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成されるこの発明の密封包装容
器及びその開封方法によれば、開封部における容器本体
に貼着される一対の帯状フィルム間に、開封用帯状フィ
ルムを貼着すると共に、開封用帯状フィルムの一端に、
容器本体の外方へ突出するつまみ片を延在することによ
り、つまみ片をもって開封用帯状フィルムを外方へ引っ
張って開封することができる。この場合、開封用帯状フ
ィルムの両側エッジ部によって開封用帯状フィルムと帯
状フィルムの間隙が剪断されるので、一定幅の切裂きで
開封することができる。
【0009】また、開封部における容器本体の内周面
に、2枚の引裂き性を有する帯状フィルムの隣接部を重
合させた状態で貼着し、この重合部に、容器本体の外方
へ突出するつまみ片を延在することにより、つまみ片を
もって帯状フィルムを外方へ引っ張って開封することが
できる。この場合、重合部における帯状フィルムの側方
エッジ部により重合部の両側外方の輪郭に沿って剪断さ
れるので、一定幅の切裂きで開封することができる。
【0010】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明の密封包装容器の第一実
施例の一部断面斜視図、図2は密封包装容器の概略側面
図が示されている。本発明の密封包装容器は、図示しな
い被収容物を収容する密封状の容器本体1の上部側の周
方向に、この容器本体1を上下に2分割するするための
開封部2が設けられている。この場合、容器本体1は、
例えば紙製あるいはポリエチレン等のプラスチック製部
材にて形成されている。
【0011】開封部2における容器本体1の内周面に
は、適宜間隔をおいて強度性を有する一対の帯状フィル
ム3,3が貼着されると共に、これら帯状フィルム3,
3の間には帯状フィルム3,3との間に間隙8をおいて
強度性を有する開封用帯状フィルム4が貼着されている
(図3、図4参照)。また、開封用帯状フィルム4の一
端には、容器本体1の貼合せ胴部5から容器本体1の外
方へ突出するつまみ片6が延在されている。この場合、
帯状フィルム3,3及び開封用帯状フィルム4は、加熱
された状態で一定方向に張力が与えられて成形される延
伸フィルムにて形成されている。
【0012】次に、上記第一実施例の密封包装容器の開
封方法について説明する。密封包装容器を開封するに
は、つまみ片6をもって開封用帯状フィルム4を長手方
向に沿って引っ張ればよく、この引張り力が開封用帯状
フィルム4の両側エッジ部7,7に伝達され、このエッ
ジ部7,7によって開封用帯状フィルム4と帯状フィル
ム3,3の間の間隙8,8が剪断される(図5参照)。
この場合、切裂き9は開封用帯状フィルム4の内側へ入
り込んで先細りとなることはない。したがって、一定幅
の切裂き9によって容器本体1を確実かつ簡単に開封す
ることができる。
【0013】図6はこの発明の密封包装容器の第二実施
例の概略側面図、図7は第二実施例における開封部の拡
大説明図が示されている。第二実施例は2枚の帯状フィ
ルムを重合させて開封部を形成した場合である。すなわ
ち、図8に示すように、開封部2における容器本体1の
内周面に、2枚の強度性及び引裂き性を有する帯状フィ
ルム10,11の隣接部を重合させた状態で貼着し、こ
れら帯状フィルム10,11の重合部12の端部に、容
器本体1の貼合せ胴部5から容器本体1の外方へ突出す
るつまみ片6を延在した場合である。この場合、帯状フ
ィルム10,11は、上記第一実施例と同様、加熱され
た状態で一定方向に張力が与えられて成形された延伸フ
ィルムにて形成される。
【0014】次に、第二実施例の密封包装容器の開封方
法について説明する。密封包装容器を開封するには、つ
まみ片6をもって重合部12の内面側の帯状フィルム1
1を長手方向に沿って引っ張ればよく、この引張り力が
重合部12における帯状フィルム10,11の側方エッ
ジ部7,7に伝達され、このエッジ部7,7よって帯状
フィルム10,11の重合部12の両側外方の輪郭に沿
ってに剪断される(図9参照)。この場合、切裂き9は
重合部12の内側へ入り込んで先細りとなることはな
い。したがって、一定幅の切裂き9によって容器本体1
を確実かつ簡単に開封することができる。
【0015】なお、上記実施例では、容器本体1がテー
パー状の円筒状容器にて形成される場合について説明し
たが、必ずしもこの形態である必要はなく、例えば円筒
状、多角筒状あるいは箱状等任意の形態であってもよ
い。また、上記第一実施例および第二実施例で使用され
る帯状フィルム3、開封用帯状フィルム4、帯状フィル
ム10,11には、例えば延伸されたポリエチレン、あ
るいは延伸ポリプロピレン(OPP)が使用される。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したことによ
り、つまみ片をもって開封用帯状フィルムあるいは帯状
フィルムを外方へ引っ張って簡単に開封することができ
る。また、開封用帯状フィルムの両側エッジ部によって
開封用帯状フィルムと帯状フィルムの間隙が剪断される
ので、一定幅の切裂きで確実に開封することができる。
さらに、重合部における帯状フィルムの側方エッジ部に
より重合部の両側外方の輪郭に沿って剪断されるので、
一定幅の切裂きで確実に開封することができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例の密封包装容器の一部を
断面で示す斜視図である。
【図2】第一実施例の密封包装容器の概略側面図であ
る。
【図3】第一実施例における開封部の拡大説明図であ
る。
【図4】第一実施例における開封部の拡大断面図であ
る。
【図5】第一実施例における開封部の開封状態を示す拡
大断面図である。
【図6】この発明の第二実施例の密封包装容器の概略側
面図である。
【図7】第二実施例における開封部の拡大説明図であ
る。
【図8】第二実施例における開封部の拡大断面図であ
る。
【図9】第二実施例における開封部の開封状態を示す拡
大断面図である。
【図10】従来の密封包装容器の概略側面図である。
【図11】従来の密封包装容器の開封状態を示す拡大側
面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 開封部 3 帯状フィルム 4 開封用帯状フィルム 6 つまみ片 7 エッジ部 8 間隙 10 帯状フィルム 11 帯状フィルム 12 重合部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被収容物を収容する密封状の容器本体の
    開封部を備えた密封包装容器において、上記容器本体の
    内周面に適宜間隔をおいて一対の帯状フィルムを貼着
    し、この帯状フィルム間に間隙をおいて、かつ上記容器
    本体の内周面に開封用帯状フィルムを貼着するととも
    に、この開封用帯状フィルムの一端に上記容器本体の外
    方へ突出するつまみ片を延在したことを特徴とする密封
    包装容器。
  2. 【請求項2】 被収容物を収容する密封状の容器本体の
    開封部を備えた密封包装容器において、上記容器本体の
    内周面に2枚の引裂き性を有する帯状フィルムの隣接部
    を重合させた状態で貼着し、この帯状フィルムの重合部
    に上記容器本体の外方へ突出するつまみ片を延在したこ
    とを特徴とする密封包装容器。
  3. 【請求項3】 被収容物を収容する密封状の容器本体の
    開封部を備え、上記容器本体の内周面に適宜間隔をおい
    て一対の帯状フィルムを貼着し、この帯状フィルム間に
    間隔をおいて、かつ上記容器本体の内周面に開封用帯状
    フィルムを貼着するとともに、この開封用帯状フィルム
    の一端に上記容器本体の外方へ突出するつまみ片を延在
    した密封包装容器の開封方法において、 つまみ片をもって開封用帯状フィルムを長手方向に沿っ
    て引っ張ることにより、開封用帯状フィルムの両側エッ
    ジ部にて開封用帯状フィルムと帯状フィルムの間隙を剪
    断するようにしたことを特徴とする密封包装容器の開封
    方法。
  4. 【請求項4】 被収容物を収容する密封状の容器本体の
    開封部を備え、上記容器本体の内周面に2枚の引裂き性
    を有する帯状フィルムの隣接部を重合させた状態で貼着
    し、この帯状フィルムの重合部に上記容器本体の外方へ
    突出するつまみ片を延在した密封包装容器の開封方法に
    おいて、 つまみ片をもって帯状フィルムを長手方向に沿って引っ
    張ることにより、重合部における両帯状フィルムの側方
    エッジ部にて重合部の両側外方を剪断するようにしたこ
    とを特徴とする密封包装容器の開封方法。
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