JP2003160148A - 再閉封可能な易開封包装体および包装体の再閉封・易開封方法 - Google Patents
再閉封可能な易開封包装体および包装体の再閉封・易開封方法Info
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Abstract
たものを内容物の残存状態で簡単に閉封して容器として
使用でき、かつ、内容物の使用時は簡単に開封すること
ができる再閉封可能な易開封包装体および包装体の再閉
封・易開封方法を提供する。 【解決手段】プラスチックフィルム製の第一部材1と第
二部材2とにより製袋された包装体Aにあって、第一部
材の一側部において、幅方向へ帯状に接合して該第一部
材の外面へ張り出す引きちぎり体7を形成し、該引きち
ぎり体を挟んでその両側において第一部材の外側面に、
引きちぎり体の一方側に凹条体10を突設し、引きちぎ
り体の他方側に凹条体と係合する凸条体11を突設す
る。
Description
体において、一旦開封したものを内容物の残存状態で簡
単に閉封し、かつ、使用時は簡単に開封することはでき
る再閉封可能な易開封包装体および包装体の再閉封・易
開封方法に関するものである。
て、該内容物を一度に使い切れない場合には、その包装
袋にそのまま包んで保存していたもので、該内容物が湿
気を受けやすいものや酸化しやすいもの等の場合には、
包装袋を開封したその開口部を密封する必要がある。
示すように、包装袋60の内側両面にそれぞれ凸部61
を有する凸テープ62と、凹部63を有する凹テープ6
4とをそれぞれ熱シールして固着したものだった。
において、その開口部65が比較的密着していて掴みに
くくかつ隙間ができないので開けにくいので、子供や年
輩者等に使用には不向きであった。この包装袋にあっ
て、内容物が接する部分、すなわち、袋本体の内面に凸
テープ62と凹テープ64とからなる密封手段が設けら
れているため、内容物を取り出すときに、この凸部61
および凹部63が邪魔になると共に、この凹部63に内
容物が入り込んで凸部61との嵌合にあって、その密封
を妨げることがあり、更には、内容物がこれら凸部61
と凹部63との間に挟まって取れず、不衛生となること
がある。
段が包装袋の内面に設けられているため、再閉封すると
きその密封状態がみえにくく、該密封手段における凸部
61と凹部63との嵌合が不十分か十分か確認ができに
くい。したがって、その密封に不安感があって、気づか
ないままの不十分な状態で放置すると、内容物が腐敗し
たり吸湿したりして大きな不都合を与える。等の様々な
問題点を有するものであった。
点を解決するためになされたもので、プラスチックフィ
ルム製の第一部材と第二部材とにより製袋された包装体
にあって、第一部材の一側部において、幅方向へ帯状に
接合して該第一部材の外面へ張り出す引きちぎり体を形
成し、該引きちぎり体を挟んでその両側において第一部
材の外側面に、引きちぎり体の一方側に凹条体を突設
し、引きちぎり体の他方側に凹条体と係合する凸条体を
突設することにより、内容物を包装した包装体におい
て、一旦開封したものを内容物の残存状態で簡単に閉封
して容器として使用でき、かつ、内容物の使用時は簡単
に開封することができる再閉封可能な易開封包装体およ
び包装体の再閉封・易開封方法を提供することにある。
ための本発明の手段は、プラスチックフィルム製の第一
部材と第二部材とにより製袋された包装体にあって、前
記第一部材の一側部において、幅方向へ帯状に接合して
該第一部材の外面へ張り出す引きちぎり体を形成し、該
引きちぎり体を挟んでその両側において前記第一部材の
外側面に、前記引きちぎり体の一方側に凹条体を突設
し、前記引きちぎり体の他方側に前記凹条体と係合する
凸条体を突設した再閉封可能な易開封包装体の構成にあ
る。
取付部材に取り付けられていて、該取付部材を第一部材
の内側面へ固着させ、前記凹条体および凸条体を第一部
材から外側面側へ臨むように突設させる。
取付部材に取り付けられていて、前記凹条体および凸条
体を第一部材から外側面側へ臨むように突設させ、該取
付部材を第一部材へヒートシールまたは接着剤により固
着させる。
材と第二部材とにより製袋され、その内部に内容物を密
封包装する包装体にあって、前記第一部材の一側部にお
いて、幅方向へ帯状に接合して該第一部材の外面へ張り
出す引きちぎり体を形成し、該引きちぎり体を挟んでそ
の両側において前記第一部材の外側面に、前記引きちぎ
り体の一方側に凹条体を突設し、前記引きちぎり体の他
方側に前記凹条体と係合する凸条体を突設してなり、前
記引きちぎり体をその一端部から幅方向へ引き裂いて、
前記第一部材に開口を形成させ、前記内容物が取り出せ
るように開封し、前記内容物の非使用時には、前記開口
に沿って前記包装体の一側部を内方へ折り曲げ、前記凹
条体と前記凸条体との係合により、前記開口を閉塞さ
せ、前記内容物の再使用時には、前記凹条体と前記凸条
体との係合を解除させて、前記開口を開放させた包装体
の再閉封・易開封方法にある。
体および包装体の再閉封・易開封方法の一実施例を図面
に基づいて説明する。図1〜図3および図5においてA
は、物品等の内容物を密封包装する再閉封可能な易開封
包装体であって、プラスチックフィルム製の第一部材1
と第二部材2とにより適宜な形態で製袋されている。
た包装体Aにあって、シート状で縦長に形成された第一
部材1と第二部材2とは、その両側および上側を慣用の
ヒートシール手段によりヒートシール3,4および5を
施して袋状となっており、その下側の開口部を内容物の
充填後慣用のヒートシール手段によりヒートシール6を
施して、該内容物を密封包装してある。なお、第一部材
1および第二部材2は、必ずしも二部材からなるものに
限定されないもので、例えば、一部材により折り曲げや
筒状等によって、一側面と他側面との両面の形成によっ
て設けられてもよい。
て、すなわち、第一部材1の縦長部における上部に片寄
せた位置において、幅方向(横方向)へ帯状に接合して
該第一部材1の外面へ張り出す引きちぎり体7を形成し
てある。この引きちぎり体7を、図3に示すように、そ
の一側外端部をつまんで引き裂くと、該引きちぎり体7
の接合基部7aの部分が、この基部7aに沿って略直線
状に引き裂かれるため、第一部材1に開口8が形成され
る。
ように、第一部材1の一側部において、該第一部材1を
上部材1aと下部材1bとに二分割して、その両端部を
合掌状に突き合わせて、この突き合わせ部を両側からヒ
ートシール手段9によりヒートシールする。あるいは、
図4(b)に示すように、第一部材1の一側部におい
て、該第一部材1を所定幅となるように二重に折り畳
み、この折り畳み部を両側からヒートシール手段9によ
りヒートシールする。
り開始を容易に行うことができるように、図1に示すよ
うに、切り込み等のノッチ20を形成することができ
る。
ぎり体7を挟んで、該引きちぎり体7の接合基部の両側
において、引きちぎり体7の一方側に凹条体10を突設
し、引きちぎり体7の他方側に凹条体10と係合する凸
条体11を突設してある。これら凹条体10および凸条
体11は、合成樹脂等の可撓性を有する素材により成形
してあって、比較的容易に両者10,11が係合し緊密
状態で嵌合されているから、係合後の包装体A内の密封
度は高く得られ、かつ、開封にあっては、この可撓性に
より両者10,11の係合が解除される構成となってい
る。
プ状の取付部材12,13に取り付けられていて、該取
付部材12,13を、図2および図5,図6に示すよう
に、第一部材1の内側面へヒートシールや接着等により
固着させ、これら凹条体10および凸条体11を第一部
材1に設けた切り込み14,15から、該第一部材1か
ら外側面側へ臨むように突設させてある。
は、図7に示すように、テープ状の取付部材12,13
に取り付けられていて、該取付部材12,13を第一部
材1の外側面へヒートシールや、プラスチックフィルム
の材質等により該ヒートシールがしにくい場合には、接
着等により固着させることもできる。
明の再閉封可能な易開封包装体および包装体の再閉封・
易開封方法の一実施例は、以下に述べる作用を奏する。
まず、本発明実施例の再閉封可能な易開封包装体Aは、
図1および図2に示すように、構成されているので、該
包装体Aにおける下部の開口部から内容物を充填した
後、該開口部をヒートシール手段によりヒートシール6
を施せば、内容物はこの包装体Aにより密封包装され
る。
材1の外側面に設けた引きちぎり体7をそのノッチ20
から、該引きちぎり体7に沿って引き裂くと、図2に示
すように、引きちぎり体7が第一部材1から切り剥がれ
ると共に、この引きちぎれ部跡に開口8が形成される。
そのため、この引きちぎり体7の最終形成端まで引き剥
がしを続行し、第一部材1から該引きちぎり体7を切り
取れば、内容物の取り出しに必要な取り出し開口8が成
形される。
の包装体A内に内容物が残存していて後に、更にこの内
容物を使用するときは、図6に示すように、該開口8を
中心として、あるいは、この開口8付近を中心として包
装体Aの上側部を第一部材1側へ折り曲げ、凹条体10
と凸条体11とをそれぞれ係合させて馴染むように嵌合
させる。すると、開口8は包装体Aの上側部の折れ曲が
りにより閉塞されるので、包装体Aの内部は再閉封され
た状態となり、内容物の漏れだしが無くなると共に、外
気との接触が可及的減少するため、該内容物の品質を長
い間保つことができる。このとき、凸条体11の付近に
おいて、図6に示すように、第一部材1外面に易剥離性
の粘着層21を設けておけば、包装体Aの上側部が折れ
曲がった際に、この粘着層21に当接して接着されるた
め、凹条体10と凸条体11との係合が一層確実となる
と共に、引き剥がし前の引きちぎり体7が第一部材1の
外面に折れ重なって飛び出さないので、その始末が良好
となる。
Aの上側部を外方へ引っ張って、凹条体10と凸条体1
1との係合を解除させることで、図5に示すように、開
口8が再び開放され、包装体A内の内容物をこの開口8
から取り出し使用することができる。このとき、図6に
示すように、折れ曲げられた包装体Aの上側部における
端部は、舌状となっているので、開口8の開放にあっ
て、つまみmとなって操作がし易いもので、子供や年輩
者であっても簡単に開封動作を行うことができる。
封包装体および包装体の再閉封・易開封方法は、引きち
ぎり体を引き裂いて開口させ、内容物を取り出した後、
残った内容物を保存するために、開口やその付近を中心
として包装体の上側部を折り曲げて、凹条体と凸条体と
を嵌合させる構成のため、内容物が包装体から取り出し
やすく、これら凹条体と凸条体とが包装体における第一
部材の外表面に設けられているので、該凹条体と凸条体
との嵌合が容易で確実となると共に、この嵌合が不十分
であれば、包装体の上側部の折り曲げが元に戻ってしま
うから、その不十分な現象が直ぐに発見することができ
て、高い閉封性が得られる。凹条体および凸条体が、包
装体における第一部材の外表面にあるので、内容物によ
るこれら凹条体,凸条体の汚染もなく、衛生的で安心で
ある。これら凹条体と凸条体とによる閉封および開封動
作を繰り返し行うことができる。等の格別な効果を発揮
するものである。
採用した再閉封可能な易開封包装体の一実施例を示す一
部を破断した斜視図である。
側面図である。
ちぎり体による開封状態を示す斜視図である。
ちぎり体の各例を示す説明図である。
体と凸条体との取付状態を示す断面図である。
体と凸条体との嵌合状態を示す断面図である。
例の凹条体と凸条体との取付状態を示す断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 プラスチックフィルム製の第一部材と第
二部材とにより製袋された包装体にあって、 前記第一部材の一側部において、幅方向へ帯状に接合し
て該第一部材の外面へ張り出す引きちぎり体を形成し、 該引きちぎり体を挟んでその両側において前記第一部材
の外側面に、前記引きちぎり体の一方側に凹条体を突設
し、前記引きちぎり体の他方側に前記凹条体と係合する
凸条体を突設したことを特徴とする再閉封可能な易開封
包装体。 - 【請求項2】 凹条体および凸条体は、テープ状の取付
部材に取り付けられていて、該取付部材を第一部材の内
側面へ固着させ、前記凹条体および凸条体を第一部材か
ら外側面側へ臨むように突設させたことを特徴とする請
求項1記載の再閉封可能な易開封包装体。 - 【請求項3】 凹条体および凸条体は、テープ状の取付
部材に取り付けられていて、前記凹条体および凸条体を
第一部材から外側面側へ臨むように突設させ、該取付部
材を第一部材へヒートシールまたは接着剤により固着さ
せたことを特徴とする請求項1記載の再閉封可能な易開
封包装体。 - 【請求項4】 プラスチックフィルム製の第一部材と第
二部材とにより製袋され、その内部に内容物を密封包装
する包装体にあって、 前記第一部材の一側部において、幅方向へ帯状に接合し
て該第一部材の外面へ張り出す引きちぎり体を形成し、 該引きちぎり体を挟んでその両側において前記第一部材
の外側面に、前記引きちぎり体の一方側に凹条体を突設
し、前記引きちぎり体の他方側に前記凹条体と係合する
凸条体を突設してなり、 前記引きちぎり体をその一端部から幅方向へ引き裂い
て、前記第一部材に開口を形成させ、前記内容物が取り
出せるように開封し、 前記内容物の非使用時には、前記開口に沿って前記包装
体の一側部を内方へ折り曲げ、前記凹条体と前記凸条体
との係合により、前記開口を閉塞させ、 前記内容物の再使用時には、前記凹条体と前記凸条体と
の係合を解除させて、前記開口を開放させたことを特徴
とする包装体の再閉封・易開封方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001355723A JP3935713B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 再閉封可能な易開封包装体および再閉封可能な易開封包装体に形成した開口の開閉方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003160148A true JP2003160148A (ja) | 2003-06-03 |
JP3935713B2 JP3935713B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=19167383
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001355723A Expired - Lifetime JP3935713B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 再閉封可能な易開封包装体および再閉封可能な易開封包装体に形成した開口の開閉方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3935713B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008230649A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Toppan Printing Co Ltd | 包装袋 |
JP2012101797A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-31 | C I Kasei Co Ltd | 嵌合具付き袋体 |
US20180044767A1 (en) * | 2012-03-09 | 2018-02-15 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corporation | Ferritic stainless steel sheet |
KR20180109471A (ko) * | 2017-03-28 | 2018-10-08 | 최치영 | 포장용 파우치 |
CN111874283A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-11-03 | 湖南康易达绿茵科技有限公司 | 一种制药用包装设备 |
-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001355723A patent/JP3935713B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008230649A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Toppan Printing Co Ltd | 包装袋 |
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KR20180109471A (ko) * | 2017-03-28 | 2018-10-08 | 최치영 | 포장용 파우치 |
KR102001102B1 (ko) * | 2017-03-28 | 2019-07-17 | 최치영 | 포장용 파우치 |
CN111874283A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-11-03 | 湖南康易达绿茵科技有限公司 | 一种制药用包装设备 |
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