JPH10319707A - トナーレベル検出システムおよびトナーレベルの検出方法 - Google Patents

トナーレベル検出システムおよびトナーレベルの検出方法

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JPH10319707A
JPH10319707A JP10142309A JP14230998A JPH10319707A JP H10319707 A JPH10319707 A JP H10319707A JP 10142309 A JP10142309 A JP 10142309A JP 14230998 A JP14230998 A JP 14230998A JP H10319707 A JPH10319707 A JP H10319707A
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】画像形成装置に使用する高能力のトナーレベル
検出システムおよびトナーレベルの検出方法を提供す
る。 【解決手段】 トナーレベル検出システムは、トナー貯
蔵容器３１を有する画像形成装置１０、トナー貯蔵容器
３１内部のトナーの量を検出するよう設置されているト
ナー検知要素を有するトナーセンサ３０、画像を形成す
るとき使用される画素を計数するよう構成されている画
素カウンタ、および画素計数値を前のトナー使用量に関
係づけるプロセッサであって、関係づけられた画素計数
値および前のトナー使用量により残存する利用可能なト
ナーレベルのトナーレベル記述を増強できるプロセッサ
３６を備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にプリンタの
ような画像形成装置に関するものであり、更に詳細に記
せば、画像形成装置内部のトナーレベルの検出を強化す
るシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】電子写真式、イオノグラフ式、または磁
気記録式技術を使用するプリンタまたは複写機のような
通常の画像形成装置は、形成プロセスで作られた中間画
像の粉末トナー現像を頻繁に使用している。これらすべ
ての画像形成技術の場合には、粉末トナーの供給品をト
ナー貯蔵容器に貯え、そこから現像剤ロールおよび計量
ブレードによりフォトコンダクタドラムに分配してい
る。
【０００３】電子写真式プリントの場合には、フォトコ
ンダクタドラムは最初、静電的にチャージされ、次に画
像光パターンに露出され、それにより先にチャージされ
たドラムの領域が選択的にディスチャージし、静電的に
チャージされたトナー粒子が、ドラムの表面の、帯電粒
子が適切にチャージされた領域に付着する場所に配給さ
れることにより現像され、ドラム上に静電的に移された
トナー画像は、紙（または他のキャリア媒体）に移さ
れ、トナーは紙に融着し、残余トナーはプロセスの再開
前にフォトコンダクタドラムの表面から清掃される。こ
のようなプロセスは、黒書込みプリンタの他に白書込み
プリンタにも適用される。
【０００４】上記のステップによれば、フォトコンダク
タドラムへの粉末トナーの分配を現像という。二つの異
なる現像法、すなわち、２成分現像法および単成分現像
法、が粉末トナーを利用している。２成分法は、パーソ
ナルコンピュータおよびワークステーションコンピュー
タ用に設計された電子写真式プリンタが出現する前には
最も普通に利用されていた。しかし、この技法はなお、
ハイエンドプリンタで見られる。この技法では供給貯蔵
容器の中に設けなければならないトナー粒子およびキャ
リアビードを使用する必要がある。他の技法は、単成分
現像というが、キャリアビードを使用する必要がないの
で、ローエンドプリンタにほとんど独占的に使用されて
いる。しかし、このようなシステムは共に、粉末トナー
を利用しており、粉末トナーは通常、取替え可能な、ト
ナー／現像剤カートリッジに入れて供給される。したが
って、粉末トナーは、通常トナー貯蔵容器により供給さ
れる。
【０００５】二つの現像技法の場合、画像現像装置が使
用するために貯蔵容器内の利用可能なトナーのレベルを
正確に検知する能力を高める必要がある。利用可能なト
ナーレベルを更に正確に検知することにより、ユーザ
は、それぞれ、利用可能なトナーのレベルおよび利用可
能なプリント寿命を監視し、更に良く予測することがで
きる。しかし、全体の費用が比較的低い検知システムを
用いて正確なトナーレベルを検知する必要性もある。プ
リンタの利用可能なトナーレベルを検知するこれまで利
用された技法の一つは、アンテナの形で実施されてき
た。この技法によれば、金属棒がトナー貯蔵容器の中に
現像スリーブと平行に約５ミリメートルの距離にあるよ
うに設置される。棒とスリーブとの間のトナーレベルの
減少から生ずる界強度の変化を検知する関連回路も設け
られている。このようなシステムは、比較的廉価である
ことが知られているが、トナーカートリッジの寿命の終
わり、またはその近くでトナーを検知できるだけであ
る。通常、このようなシステムは、５パーセント未満の
トナーがなおカートリッジ内に残っているトナーカート
リッジの寿命の終わりを検知できるだけである。その他
に、アンテナを現像スリーブに隣接して、または近く
に、留めておく必要があり、そうしないとアンテナが現
像スリーブから遠くに、またははるかに離れて設置され
ているとき、信号強度が失われる。
【０００６】トナーレベルを検知する代わりの技法に
は、トナー供給貯蔵容器内部のトナーの有無を光学的に
検知するよう構成された発光器・検出器対の形をした光
学システムの使用がある。このような技法では、観察窓
およびワイパーを使用する必要があり、ワイパーは窓か
らトナーを頻繁に清掃するのに使用される。発光器・検
出器対は、窓を通してトナーの有無を検出するのに使用
される。しかし、このようなシステムの光センサは通常
粗い２０％の間隔でトナーレベルを測定し記録すること
ができるだけである。たとえば、１００％、８０％、６
０％、４０％、および２０％のトナーレベルを検出でき
る。
【０００７】更に他の代わりの技法には、レーザプリン
タのレーザによりビット画像および画素画像を作るのに
使用される画素を計数しようとする方法がある。しか
し、画素を正確に数量化しようとするには、ユーザ利用
可能なトナーの量が不正確であることを認知した状態で
使用する。利用可能なトナーの量に対する画素使用量の
校正は、ドリフトを生ずる傾向があり、不正確さを生ず
る。ユーザが利用できるトナーレベルを正確に監視する
ことができないという結果を生じている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述の検知システムは
共に、トナーの有無を検出することができる。しかし、
トナー容量が増大し、プリンタがネットワークに設置さ
れるにつれて、利用可能なトナーを予測するために利用
可能なトナーレベルを正確に監視することはプリンタ性
能を管理する上で重要な課題になってきている。したが
って、特に利用可能なトナーのレベルが下がるにつれ
て、トナーカートリッジの寿命の終わり近くでトナーレ
ベル検知を改善し、且つこれをコストの面で効果的に行
なう必要性が存在する。このような情報を搭載すること
により、何時カートリッジを交換／補給しなければなら
ないか、および残存する利用可能トナーに対してどれだ
けのページプリント能力があるかに関する予測を行なう
ことができる。
【０００９】したがって本発明の目的は、従来技術の上
述の欠点および短所を克服し、画像形成装置に使用する
高能力のトナーレベル検知法を提供することであり、こ
のトナーレベル検知装置は、トナーレベルを粗く測定す
る能力、およびトナーレベルの一層正確な監視を可能と
する画素計数レベルの監視強化する特徴を持つトナーセ
ンサを備えている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、トナー貯蔵容器を有する画像形成装置のためのトナ
ーレベル検出システムが提供されている。検出システム
は、トナー貯蔵容器内部のトナーの量を検出するよう設
置されたトナー検知要素を有するトナーセンサを備えて
いる。検出システムは、画像を形成するとき使用される
画素を計数するよう構成された画素カウンタをも備えて
いる。更に、システムは、画素計数値を前のトナー使用
量と関係づけるプロセッサを備えており、関連付けられ
た画素計数値および前のトナー使用量が残存する使用可
能なトナーレベルのトナーレベル記述を高めることがで
きる。
【００１１】本発明の他の局面によれば、潜像を移す静
電画像移動装置を備えたプリント装置が提供される。プ
リント装置は、潜像を現像する現像ユニットをも備えて
いる。更に、プリント装置は、トナーを供給するための
トナー供給貯蔵容器を備えている。なお更に、プリント
装置は、トナー貯蔵容器を有する画像形成装置、トナー
貯蔵容器内のトナー量を検出するよう設置されたトナー
検知要素を有するトナーセンサ、画像を形成するとき使
用される画素を計数するよう構成された画素カウンタ、
および画素計数値を前のトナー使用量と関係づけるプロ
セッサ、を備えており、関連付けられた画素計数値およ
び前のトナー使用量が残存する利用可能なトナーレベル
のトナーレベル記述を強化する。
【００１２】本発明のなお更に他の局面によれば、画像
形成装置のトナー貯蔵容器内のトナーレベルを検出する
ための方法が提供されている。方法は、画像形成装置の
トナー貯蔵容器内にトナーセンサを設けるステップ、ト
ナーセンサによりトナー貯蔵容器内のトナー量を漸次に
検出するステップ、トナー貯蔵容器から所定量のトナー
を除去した状態で画像を形成するのに使用された画素を
計数するステップ、および漸次に検出されたトナー量
を、少なくとも部分的に計数画素の数に基づく除去トナ
ーの予想量を用いて調節することによりトナー量を計算
するステップ、を備えている。
【００１３】本発明の他の目的、特徴、および長所は、
下記説明および付図により明らかになるであろう。
【００１４】
【発明の実施の態様】本発明の開示は、合衆国特許法
「科学および有用技術の進歩を促進する」という憲法の
目的を推進するために提出する（合衆国憲法第１条、第
８項）。
【００１５】図１は、レーザ作製の画像を紙片の上に定
着させるための、電子写真式プリント装置、またはプリ
ンタ１０の形を成す画像形成装置を示す。他の構成で
は、画像形成装置は、普通紙複写機である。レーザプリ
ンタ１０は、数台のコンピュータ１２、１４、および１
６が、コンピュータネットワーク環境２０のネットワー
クバス１８の形を成す接続の配列を介してプリンタ１０
に接続されているマルチユーザ構成として示してある。
図示したように、コンピュータネットワークの環境２０
は、ローカルエリアネットワークの形をしている。コン
ピュータ１２、１４、および１６およびプリンタ１０を
ともに、ヒューレット・パッカードから入手できるＪＥ
ＴＡＤＭＩＮＴＭＬＡＮイーサネット接続により接続す
ることができる。好ましくは、対応するハードウェア
は、ネットワークからプリントジョブをスプールアウト
するイーサネットカードである、ヒューレット・パッカ
ードから入手できる、ＪｅｔＤｒｉｖｅＴＭマルチプロ
トコルＥＩＯを備えている。コンピュータ１２、１４、
および１６のいずれか一つは、各プリンタがプリンタ１
０に分配するプリントジョブをフォーマットするプリン
タドライバ（図示せず）を備えているプリンタ１０にプ
リントジョブを送ることができる。プリンタ１０は、ヒ
ューレット・パッカードのＰＣＬＴＭ（プリンタ・コン
トロール・ランゲージ）を使用するよう構成されてい
る。他に、プリンタ１０は、ヒューレット・パッカード
ＰＣＬフォーマッタを備えている。
【００１６】図２によれば、コンピュータ１２は、表示
装置２２、中央処理装置（ＣＰＵ）および記憶装置を備
えたホストコンピュータ２４、および入力／出力（Ｉ／
Ｏ）ポート２６を備えている。コンピュータ１２は、プ
リンタおよびバス３２の別々のＩ／Ｏポート（図示せ
ず）を経由してプリンタ１０に接続される。好適には、
Ｉ／Ｏ接続は、ヒューレット・パッカードから入手でき
るＢｉＴｒｏｎｉｃｓＴＭのような、双方向並列通信が
可能なケーブルで作られる。プリンタ１０のバス３２
は、プリンタ１０の装置間の通信のための内部コントロ
ール通路を形成している。たとえば、コントロールパネ
ル表示装置２８、トナーセンサ３０、フォーマッタボー
ド３４、およびＲＯＭ４２がバス３２を介して通信す
る。バス３２には、データバス、アドレスバス、コント
ロールバス、および電源（図示せず）からの供給電圧が
ある。
【００１７】図２のフォーマッタ３４は、データをコン
ピュータ１２と送受するようプリンタを準備する。ボー
ド３４は、プロセッサ３６、ＲＡＭ３８、ＡＳＩＣコン
ピュータチップ４０、およびＲＯＭ４２を備えている。
ＲＯＭ４２は、コンピュータ１２のプリントジョブから
受取った特定のプリント特性を規定するデータストリー
ムについての画素情報に関する情報が入っているルック
アップテーブル４４を格納するのに使用される。随意
に、ルックアップテーブル４４はそれ自身のトナー使用
量の校正値を備えている各プリンタを用いて特定のプリ
ント特性を達成するためのレーザ変調に関する情報を備
えることができる。たとえば、ルックアップテーブル４
４は、半変調、４分の１変調などのようなトナー使用量
を規定するレーザ変調情報を備えることができる。その
他に、または代わりに、ルックアップテーブル４４をＡ
ＳＩＣ４０に設けることができる。
【００１８】動作中、フォーマッタボード３４は、プリ
ンタコントロール言語（ＰＣＬ）コードを受け取り、こ
れを異なるデータストリームに分割することにより、当
該ＰＣＬを翻訳する。通常、ほとんどのプリンタ記憶装
置はフォーマッタボード３４に設置されている。ＰＣＬ
コードは、レーザプリンタに対するグレースケールレベ
ルを、２進データストリームモードにより、または随意
に、レーザパルス変調モードにより、フォーマットす
る。同様に、ＰＣＬコードは、カラープリンタに対する
色の分布をフォーマットする。
【００１９】図２に示したとおり、プリンタ１０は、主
要作業組立体を形成するプリントエンジン（図示せず）
を備えている。プリントジョブは、コンピュータ１２に
よりＩ／Ｏ２６によりプリンタ１０に送られる。プリン
トジョブは、コンピュータ１２からデータストリームの
形でプリンタ１０に送られる。データストリームは、プ
リントすべき文書の各ページの中にどれだけ画素がある
かということの他に、画素の位置をも規定する。したが
って、この画素量および位置情報は、プリントすべき各
ページに写像される画素配列の形で提供される。
【００２０】トナーセンサ３０は、プリンタのトナー貯
蔵容器３１に使用するために設けられ、貯蔵容器３１の
中に存在するトナーレベルを粗く、またはざっと、検出
する。好適には、トナーセンサ３０は、貯蔵容器３１の
内部に存在するトナーの漸次のレベルを測定する発光器
および検出器の配列により形成された光学センサであ
る。一つの構成によれば、反射要素がトナー貯蔵容器３
１の内部に、観察窓に隣接して支持されている。光源、
または発光器の配列はトナーカートリッジの外側に、カ
ートリッジの観察窓と並んでカートリッジを受けるプリ
ンタの空洞内に設けられている。他に、検出器の配列が
発光器配列に隣接して設けられている。光は、発光器か
ら窓を通して伝えられ、反射要素で反射される。反射光
は次に窓を通過して関連検出器により検出され、反射が
検出されなければ、トナーが反射体を隠しているから、
カートリッジの貯蔵容器内のその特定のレベルにトナー
が存在することを示している。このようにして、トナー
をトナー貯蔵容器３１の内部の色々な高さ位置で検出す
ることができ、関連検出器で見ることができない発光器
はトナーで隠されている。発光器からの光が隠される程
度は、トナーレベルを漸次的に示すように検出器で検出
される。随意に、トナーカートリッジに、高さ方向に設
置した発光器の配列を一端でカートリッジの外側に支持
し、検出器の関連配列をカートリッジの他端の高さ方向
外側に設置して、各端に一つずつ一対の窓を設けること
ができる。
【００２１】他の構成によれば、トナーセンサ３０は、
トナー貯蔵容器３１の完全に内部に設けられている。た
とえば、トナーセンサ３０をワイヤセンサの配列から形
成し、各ワイヤセンサがトナー貯蔵容器３１の内部の独
自の位置に設置されて各それぞれのレベルでトナーの有
無を検知することができる。代わりに、容量性センサを
使用してプリンタが使用するのに利用できるよう残存し
ているトナーレベルを概略検出することができる。
【００２２】プリンタの実施例によれば、電子写真式プ
リンタは、潜像をその上に作るフォトコンダクタドラム
を走査して露出させる固体レーザを利用している。続い
て、粉末トナーカートリッジがドラムの潜像に沿ってト
ナーを付着させる。プリンタ１０のトナーカートリッジ
は静電的に帯電した粉末トナー粒子（黒または着色）を
フォトコンダクタドラムのフォトコンダクタ面上の帯電
潜像に分配し、フォトコンダクタを現像し、粒子が適切
な帯電領域に選択的に付着する。帯電コロナ、または随
意選択的に電荷移転ローラ、が紙の裏側にチャージして
トナーが、フォトコンダクタドラムから紙に移され、こ
の場合紙およびドラムは、帯電コロナの領域で接触す
る。続いて、融着ステーションが移された粉末トナーを
紙に熱的に融着する。最後に、清掃ステーションがフォ
トコンダクタドラムの表面から残留トナーを清掃し、プ
ロセス開始点でサイクルの始まりを再開できるようにす
る。
【００２３】特にローエンドプリンタに使用されている
単成分現像の場合に、トナーカートリッジは、カートリ
ッジが空になったときユーザがトナーを取替えることが
できるようにする取替え可能な、トナー／現像剤カート
リッジを形成する。カートリッジはユ ーザによる比較
的迅速且つ容易な取替えを可能とする。プリンタに使用
するこのような取替え可能トナーカートリッジは、好適
にはプラスチック材料から形成されたカートリッジハウ
ジングを備えている。センサにより検出されたトナーレ
ベルに関する情報の他に、ユーザのプリントジョブ特性
を記述するのに使用される画素計数値情報をも一時的
に、または永続的にも、格納するための、別々の記憶装
置をトナーカートリッジに設けることができる。粉末ト
ナーの供給品を後の使用のため貯蔵するトナー供給貯蔵
容器がハウジング内に形成されている。計量ブレードが
現像剤ロールと協働して計量した量の粉末トナーを現像
剤ロールに沿って分配し、そこでその粉末トナーはフォ
トコンダクタドラムの表面に帯電領域に沿って移され
る。現像剤ロールは好適にトナーを触れ擦り接触により
トナーをチャージするのに使用される適切なチャージ特
性を有する回転トナー／現像ロールを備えることができ
る。したがって、トナーはロールに静電的に付着し、ロ
ールに沿って運ばれてドラムとロールのニップでフォト
コンダクタドラムに接触する。随意選択的に、トナー／
現像ロールを隙間によりフォトコンダクタドラムから分
離し、トナーは電荷飛び越しにより隙間を飛び越してド
ラムに移る。電荷バイアス現像電界が存在する場合に
は、分配されたトナーは、反対符号の電荷を有するフォ
トコンダクタドラムのそれらの区域に選択的に移され
る。
【００２４】図３は、本発明によるプリンタ１０および
コンピュータ１２により採用される経験データベース、
および画素計数の特徴を示す。更に詳細に述べれば、コ
ンピュータ１２は、プリンタドライバーが設置されてい
るプリントプロセッサを利用している。プリンタ１０
は、プロセッサ３６および記憶装置３８／４２を備えて
本発明を機能的に実現している。ユーザプリントジョブ
特性４６は、前のプリントジョブおよび／またはユーザ
の経験的プリントジョブデータから編集されたプリント
ジョブ特性から構成されている。経験データベース４８
は、使用の期間および時間にわたりユーザまたは各ユー
ザおよび／またはコンピュータに対するプリントジョブ
特性を指示するコンピュータにより編集される。人口知
能モデルはこのとき更に、トナーレベルの正確な見積り
を行い、また残りのおよび／または将来のプリントジョ
ブを行うのに必要なトナーレベルに関する予測を行うた
めに、特徴づけられたプリントジョブおよび／またはユ
ーザに関する情報を組み合わせる。簡単な人口知能モデ
ルの一つは、各プリント済みページおよび各ユーザに対
する画素計数値情報を単に追加して、プリントページあ
たりの平均の、全体画素計数値に到達する。プロセッサ
３６、ユーザプリントジョブ特性４６、経験データベー
ス４８、および人工知能モデル５０は、結合してトナー
レベルフィードバックシステムを形成し、画素カウンタ
５２がデータベース４８およびプリントジョブ特性４６
のための経験的データのソースを提供している。
【００２５】経験データベース４８は、トナーカートリ
ッジの容量の最初の８５％の期間中、実施される各プリ
ントジョブから編集されるプリント済み文字列／図形の
ページあたりに使用された画素の数に関する履歴情報を
備えることができる。代わりに、前の使用量の或る他の
割合を使用することができる。たとえば、最初の５０
％、６０％、７０％、８０％、または或る他の割合を８
５％の代わりに使用することができ、選択は、幾分、使
用量の如何なる割合が画素／トナー使用量の良好な予測
者として実際に働くかに、経験的に任意に基づいてい
る。更に、前のトナーカートリッジからの使用量を使用
してこのような履歴情報を集めることもできる。このよ
うな経験的データを使用して、トナーカートリッジの容
量、または寿命、の残りの１５％の期間中にどれだけの
トナーを使用することになるかに関するプランを実行す
ることができる。たとえば、予測を行うために、および
／またはトナーの残りの１５％の使用中にその特定のプ
リントジョブソースから後に受取ることになるプリント
ジョブに必要になるトナーのレベルを予測する傾向を明
らかにするために、特定のプリントジョブに関する情報
をジョブのソースと関係付けることができる。たとえ
ば、スマートアルゴリズムまたは人工知能ルーチンを使
用することができる。トナーカートリッジの最初の８５
％の使用期間により集められた特徴づけられたトナー使
用量傾向を組み合わせることにより、または前のトナー
カートリッジの使用の期間中に集められたデータから、
将来の使用量について予測を行うことができる。
【００２６】人工知能モデル５０を、簡略実施例におい
て、経験データベースにおける各プリントジョブおよび
／またはユーザに対するトナー使用量傾向を組み合わせ
る一組の簡単な代数方程式として形成することができ
る。たとえば、特定のユーザ１２のプリントプロセッサ
５５から発するプリントジョブからページあたり使用さ
れる画素の平均数をトナーカートリッジの使用の最初の
８５％にわたり監視することができる。一つの場合に、
ユーザを識別されたコンピュータとすることができる。
他の場合には、ユーザを識別可能なＩＤを有する人物と
して識別できる。モデル５０はこのとき、それを用いて
プリントジョブをこのユーザ１２から受取り、カートリ
ッジの残りの１５％の期間中にユーザが使用する頻度を
予測して記録することができる。使用の最初の８５％の
期間中にデータベース４８に集められたそのユーザのプ
リントジョブ特性４６の他に他のユーザのプリントジョ
ブ特性から学んだ情報をも人工知能モデル５０で組み合
わせてカートリッジ使用の最後の１５％の期間中のトナ
ー使用量の予測を一層正確にすることができる。たとえ
ば、予測を、週間ごとの、および／または時間ごとの作
業時間スケジュールの期間中どのユーザがどの形式のジ
ョブをプリントするかという知識に基づく将来のプリン
トジョブに基づき、次にユーザによりプリンタに提示さ
れたプリントジョブの特性に基づき、関連画素ユーザを
相関させることにより行うことができる。
【００２７】特定のユーザから発するプリントジョブに
含まれている図形対文字列の割合のような他のプリント
ジョブ特性をも監視することができる。この情報を各識
別された形式の図形ページまたは文字列ページをプリン
トするのにどれだけの画素が必要であるかに関する知識
と組み合わせることができる。更に、この情報を使用し
て文字列および図形の識別された組み合わせを有する特
定のページを作るのに必要な画素使用量に関する予測を
行うことができる。なお更に、識別された形式の図形を
作るのに必要な特定の画素の必要性をも監視して記憶装
置に格納することができる。したがって、予測された残
存プリンタ容量をユーザに表示することができる。たと
えば、トナーカートリッジによりプリンタでプリントで
きる残りの利用可能ページをユーザにプリンタ上で、ま
たはユーザコンピュータの表示端末で、表示できる。
【００２８】画素カウンタ５２は、プロセッサ３６によ
り実行され、プリンタ１０で各ページ、または紙のシー
ト、にプリントするのに使用される画素を計数する。画
素カウンタ５２の結果は、好適には、経験的データベー
スを構築するとき使用される。好適には、画素カウンタ
５２は、プリントされている各ページを形成する２進デ
ータストリームをプリントするのに必要な画素を計数す
る。代わりに、画素カウンタ５２は、トナーパルス変調
でプリントされる写像ページをプリントするのに必要な
画素を計数するが、この場合特徴をプリントするのに必
要な画素の数は、４分の１、２分の１、４分の３、また
は全パルス変調を使用するかによって変わる。通常のト
ナーパルス変調機構は、８つの程度の異なる画素使用量
を有している。
【００２９】続いて、ユーザにトナーカートリッジの残
存寿命を示す更に正確な可視出力を表示するために使用
の最後の１５％の期間中にも画素カウンタ５２を使用す
る。一つの場合では、プリントすべき利用可能な残りの
ページ数を、それについてユーザが使用の残りの１５％
の期間中ジョブを提出するデータベース４８に集められ
格納されている履歴データからの予測を使用し、そのユ
ーザの代表的プリントジョブに必要な画素使用量に関す
る履歴基準の予測に基づき、計算し、表示することがで
きる。このような予測能力を各々がページあたり規定可
能な画素使用量を有する特定の形式のプリントジョブに
ついての情報を履歴的に監視して記述し、これをジョブ
がどこから発したか、または日の何時にジョブが提出さ
れたかに基づいて傾向と関係づけることにより更に拡張
することさえできる。
【００３０】大型図形のプリントジョブを特定技術部門
図形コンピュータ端末により火曜日の夕方、午後６時過
ぎにだけ提出するだけという場合がある。多分、特定の
ユーザ、または技術部門管理者が、システム、またはネ
ットワークを極小にする、またはプリンタを通常の勤務
時間中低速にするという政策のため、火曜日の夕方にこ
れらのジョブを意識して送るであろう。多分、プリント
した図形出力が毎週水曜日の朝の会合に必要であろう。
残存する利用可能トナーが、プリントジョブにより予測
される使用量に基づき、ジョブを完了するのに十分でな
ければ、警告をユーザに対して表示することができる。
したがって、彼らが朝作業に戻るとき、それら大型の夜
通しのプリントジョブが彼らを待っていなければ、ユー
ザは警告を受けることがある。
【００３１】いずれの場合であっても、この情報を装備
して、プリンタ１０は、すべてのユーザについて人工知
能（ＡＩ）モデル５０によりこのような履歴情報を組み
合わせて、どんなレベルのトナーがトナーカートリッジ
内に残存しているかに関して、トナーセンサにより既に
検出されていることについて、一層正確な予測を行うこ
とができる。この情報は、トナーカートリッジが取替え
を必要とすることを予測するときに関してユーザに可視
的／可聴的に警告することができ、または追加して／代
わりに、トナーカートリッジでプリントできるページの
残存数を予測することができる。
【００３２】図４は、図１〜図３のトナーレベルフィー
ドバックシステムを実施する例示シナリオを示す。更に
詳細に記せば、トナーレベルフィードバックシステムを
（図３の）プロセッサ３６のプログラミングに対する第
１レベルの論理流れ図として開示してある。フィードバ
ックシステムは、トナーカートリッジに残っている使用
量の最終の１５％の期間中、精度を上げてトナーの残存
レベルを監視し表示するためのソフトウェアルーチンを
形成している。
【００３３】図４の論理流れ図は、プリンタ１０の動作
に応答しておよび（図２の）トナーセンサ３０により検
知されたままの残存するトナーのレベルに関する情報を
受取ったことに基づき、自動的に開始される。他に、画
素カウンタ５２は、（図３の）トナーカートリッジの使
用の最初の８５％の期間中に経験するプリントジョブを
規定するのに使用される情報を提供する。同様に、経験
データベース４８は、特定ユーザのプリントジョブ必要
事項の履歴記録を作り、トナーユーザがカートリッジ使
用の残りの１５％についてそのユーザに対して予測でき
るようにするために終始、それらプリントジョブ特性４
６に関するデータを集める。
【００３４】図４によれば、トナーカートリッジ容量を
可視表示する表示ステップ（Ｓ１〜Ｓ９）は、プリンタ
１０のコントロールパネル表示装置２８によりユーザに
可視表示される（図２を参照）。代わりに、容量を各コ
ンピュータ１２の表示装置２２によりユーザに表示する
ことができる。画素計数値は記憶装置３８／４２の内部
に格納されている計数機構５６を形成しており、各表示
パネルの画面に対応するそれぞれの値（Ｍ１〜Ｍ９）を
記憶装置に格納されているとして、それぞれのコントロ
ールパネル表示画面に直接隣接して描いてある。
【００３５】図４の表示ステップ「Ｓ１」において、論
理流れ図は、満杯のトナーカートリッジを装填すること
から始まる。画素計数「Ｍ１」が０として始まる。トナ
ーセンサ３０（図２を参照）は、トナーレベルが７５％
レベルで検知されたときトリガされる出力を発生し、そ
れにより表示ステップ「Ｓ２」が始まる。画素計数「Ｍ
２」は２．５の値にあるとして監視される。画素計数値
は、線形尺度に基づく或る任意の基準値に設定される。
次にプロセッサ３６は次に、記憶装置に、データベース
４８の中の経験的データとして４分の１カートリッジ使
用量が２．５の相対画素値使用量を必要とすることを割
り当てる。ステップ「Ｓ２」を行ってから、プロセッサ
はステップ「Ｓ３」に進む。
【００３６】ステップ「Ｓ３」で、（図２の）トナーセ
ンサ３０が、トナーレベルがセンサにより認識される次
の検出可能なレベル変化に到達するとトリガされる、５
０％のトナーレベルである、出力を発生する。画素計数
「Ｍ３」は、相対計数値５．５を有するように監視され
ている。（図３の）プロセッサ３６は、記憶装置に、デ
ータベース４８の中にある経験的データとして、トナー
の最後の４分の１カートリッジ使用量が２．７５の相対
画素値使用量を必要としたということを割り当てる。ス
テップ「Ｓ３」を行ってから、プロセスはステップ「Ｓ
４」に進む。
【００３７】ステップ「Ｓ４」で、（図２の）トナーセ
ンサ３０が、トナーレベルがセンサにより認識される次
の検出可能なレベル変化に到達するとトリガされる、２
５％のトナーレベルである、出力を発生する。画素計数
「Ｍ３」は、相対計数値８．２を有するように監視され
ている。（図３の）プロセッサ３６は、記憶装置に、デ
ータベース４８の中にある経験的データとして、トナー
の最後の４分の１カートリッジ使用量が２．７５の相対
画素値使用量を必要としたということを割り当てる。ス
テップ「Ｓ４」を行ってから、プロセスはステップ「Ｓ
５」に進む。
【００３８】ステップ「Ｓ５」で、（図２の）トナーセ
ンサ３０が、トナーレベルがセンサにより認識される次
の検出可能なレベル変化に到達するとトリガされる、１
５％のトナーレベルである、出力を発生する。画素計数
「Ｍ３」は、相対計数値８．２を有するように監視され
ている。（図３の）プロセッサ３６は、記憶装置に、デ
ータベース４８の中にある経験的データとして、トナー
の最後の４分の１カートリッジ使用量が２．７３５の相
対画素値使用量を必要としたということを割り当てる。
ステップ「Ｓ５」を行ってから、プロセスはステップ
「Ｓ６」に進む。
【００３９】ステップ「Ｓ６」で、（図３の）プロセッ
サ３６は、人工知能モデル５０を使用し、４分の１カー
トリッジ使用量に対する２．７３５の画素値の前に検出
した画素使用量に基づき、画素使用量を計数する。更に
詳細に述べれば、画素を計数し、記憶場所「Ｍ６」に格
納されている前に相関させたトナー使用利用／画素使用
量情報を使用することにより、新しい画素計数が、画素
計数が９．８４６に到達したとき、ステップ「Ｓ６」で
１０％残存という表示をトリガできる。（図３の）プロ
セッサ３６は次に、データベース４８のメモリに更新画
素計数９．８４６を割り当てる。画素計数９．８４６が
生ずると、プロセッサ３６は「１０％残存」を表示する
ようトリガされ、トナーカートリッジ内の利用可能トナ
ーレベルの正確な予測を表示装置２８によりユーザに示
す。ステップ「Ｓ６」を行ってから、プロセスはステッ
プ「Ｓ７」に進む。
【００４０】ステップ「Ｓ７」で、プロセッサ３６は、
人工知能モデル５０を使用し、４分の１カートリッジ使
用量に対する２．７３５の画素値の前に検出した画素使
用量に基づき、画素使用量を計数する。更に詳細に述べ
れば、画素を計数し、記憶場所「Ｍ７」に格納されてい
る前に相関させたトナー使用利用／画素使用量情報を使
用することにより、新しい画素計数が、画素計数が１
０．０６５に到達したとき、ステップ「Ｓ６」で８％残
存という表示をトリガできる。（図３の）プロセッサ３
６は次に、データベース４８のメモリに更新画素計数１
０．０６５を割り当てる。画素計数１０．０６５が生ず
ると、プロセッサ３６は「１０％残存」を表示するよう
トリガされ、トナーカートリッジ内の利用可能トナーレ
ベルの正確な予測を表示装置２８によりユーザに示す。
ステップ「Ｓ７」を行ってから、プロセスはステップ
「Ｓ８」に進む。
【００４１】ステップ「Ｓ８」で、プロセッサ３６は、
人工知能モデル５０を使用し、４分の１カートリッジ使
用量に対する２．７３５の画素値の前に検出した画素使
用量に基づき、画素使用量を計数する。更に詳細に述べ
れば、画素を計数し、記憶場所「Ｍ８」に格納されてい
る前に相関させたトナー使用利用／画素使用量情報を使
用することにより、新しい画素計数が、画素計数が１
０．２８４に到達したとき、ステップ「Ｓ６」で６％残
存という表示をトリガできる。（図３の）プロセッサ３
６は次に、データベース４８のメモリに更新画素計数１
０．２８４を割り当てる。画素計数１０．２８４が生ず
ると、プロセッサ３６は「６％残存」を表示するようト
リガされ、トナーカートリッジ内の利用可能トナーレベ
ルの正確な予測を表示装置２８によりユーザに示す。ス
テップ「Ｓ８」を行ってから、プロセスはステップ「Ｓ
９」に進む。
【００４２】ステップ「Ｓ９」で、プロセッサ３６は、
人工知能モデル５０を使用し、４分の１カートリッジ使
用量に対する２．７３５の画素値の前に検出した画素使
用量に基づき、画素使用量を計数する。更に詳細に述べ
れば、画素を計数し、記憶場所「Ｍ９」に格納されてい
る前に相関させたトナー使用量／画素使用量情報を使用
することにより、新しい画素計数が、画素計数が１０．
５０４２に到達したとき、ステップ「Ｓ９」で４％未満
残存という表示をトリガできる。（図３の）プロセッサ
３６は次に、データベース４８のメモリに更新画素計数
１０．５０４２を割り当てる。画素計数１０．５０４２
が生ずると、プロセッサ３６は「４％未満残存（最初の
褪色でカートリッジを取替えよ）」を表示するようトリ
ガされ、トナーカートリッジ内の利用可能トナーレベル
の正確な予測を表示装置２８によりユーザに示す。ステ
ップ「Ｓ９」を行ってから、プロセスは完了する。
【００４３】図５は、図３のモデル５０に使用するのに
適する適切な人工知能（ＡＩ）モデルを示す。更に詳細
に述べれば、モデル５０をカートリッジの寿命の後期に
使用中にトナーカートリッジ内部の残存トナーを更に正
確に反映する投影プリントジョブ画素使用量分類機構と
して使用されるニューラルネットワークの形で図示して
ある。投影は、多数ユーザの連合に対するユーザプリン
トジョブ特性に基づいている。ユーザによるプリントジ
ョブあたりの画素使用量に関する先に集められた履歴情
報は、トナーレベルの変化を検出する粗い能力（たとえ
ば、「全部」、「７４％残存」、「５０％残存」、「２
５％残存」、および「１５％残存」の状態でのトナーレ
ベルの変化だけ）を有するだけのトナーセンサにより検
出されたトナーレベル情報を補足するためにその後の使
用を可能とするように表に作られる。
【００４４】図５のニューラルネットワークの実施例に
よれば、プリント業務の数を記述するプリントジョブ特
性ベクトルの配列が各ユーザごとに設けられている。こ
れらベクトルは、ニューラルネットワーク画素計数値プ
リントジョブ分類器に送られ、この分類器は、所定形式
の多層パーセプトロンを形成している。図５に描いた実
施例によれば、ニューラルネットワーク対象分類器は、
ｎ個の特徴の各々について１個のニューロン単位から成
る入力層、ｘ１〜ｘ２、ｎ個のニューロン単位から成る
隠蔽層、およびその中に各対象を分類することになるｍ
個のクラスに対応するｍ個の出力クラス、Ｏ１〜Ｏｍ、
の各々について１個の出力層、を有する３層の逆伝播ネ
ットワークから構成されている。ニューロン単位は好適
には、非線形のシグマ状アクティベイション機能を備え
ている。このような逆伝播ネットワークは、出力層から
の誤差信号が入力層および隠蔽層のシナプス重量を調節
するのに使用される確定された構成である。
【００４５】入力パターン一連の集合、ｘ１、ｘ２、ｘ
３、・・・ｘｎ、を提示することにより、信号の前向き
伝播が、ｍ個の可能なコントロールパネル表示メッセー
ジ、Ｓ１〜Ｓ９、の各々に対応する一組の出力値、Ｏ
１、Ｏ２、Ｏ３、・・・Ｏｍ、を生ずるニューラルネッ
トワークによりトリガされる。学習中、出力値、Ｏ１、
Ｏ２、Ｏ３、・・・Ｏｍ、の間の誤差は、ニューラルネ
ットワークにより逆伝播されて、ニューロン単位に関す
るシナプス重量を、入力パターンの一連の訓練がニュー
ラルネットワークに提示されるにつれて、シナプス重量
が、入力層に提示される入力値、ｘ１、ｘ２、ｘ３、・
・・ｘｎ、の正しい分類を生ずる安定な値に収斂するよ
うな仕方で、調節される。したがって、ニューラルネッ
トワークにより逆伝播される誤差がこのようにして極小
になる。
【００４６】このような逆伝播ネットワークは、良く確
立されており、幾つかは、ハードウェア、ソフトウェ
ア、または、ペンシルバニア州、ピッツバーグのニュー
ラルウェーブからニューラルワークスＴＭプロフェッシ
ョナルＩＩ／Ｐｌｕｓのようなハードウェア／ソフトウ
ェア混成体として、市販品の形態で入手可能であるるこ
とを理解する。逆伝播ネットワークの重要な長所は、一
般化するその能力である。それらをニューラルネットワ
ークの訓練中に各可能な入力パターンとともに提示する
必要はない。
【００４７】法令に従って、本発明を多かれ少なかれ構
造および方法の特徴に関して特有の言語で説明してき
た。しかし、本発明は、ここに開示した手段が本発明を
有効ならしめる好適形態から構成されているので、図示
し説明した特定の特徴に限定されるものではないことを
理解すべきである。本発明は、したがって、同等性の原
理に従って適切に解釈される付記した「特許請求の範
囲」の正しい範囲内にあるその如何なる形態または修正
案に関しても権利を主張するものである。
【００４８】以上述べたように、本発明のトナーレベル
検出システムは、 〔１〕トナー貯蔵容器（３１）を有する画像形成装置
（１０）、トナー貯蔵容器（３１）内部のトナーの量を
検出するよう設置されているトナー検知要素を有するト
ナーセンサ（３０）、画像を形成するとき使用される画
素を計数するよう構成されている画素カウンタ（５
２）、および画素計数値を前のトナー使用量に関係づけ
るプロセッサであって、関係づけられた画素計数値およ
び前のトナー使用量により残存する利用可能なトナーレ
ベルのトナーレベル記述を増強できるプロセッサ（３
６）、を備えていることを特徴とすし、〔２〕〜
〔９〕
のような好適な実施形態を有する。
【００４９】〔２〕画素カウンタ（５２）は、黒および
白から成る２進画素値を計数するよう構成されているこ
とを特徴とする請求項１に記載のトナーレベル検出シス
テム。
【００５０】〔３〕更に、プロセッサ（３６）、記憶装
置（３８、４０、４２）、ユーザのプリントジョブ特性
（４６）の経験データベース（４８）、および人工知能
モデル（５０）、を備え、トナーセンサ（３０）が検出
された画素計数値トナー使用量を校正するのに使用でき
るトナーレベルフィードバックを与えることを特徴とす
る〔１〕に記載のトナーレベル検出システム。
【００５１】〔４〕更に、画素計数値を、記述されたプ
リントジョブに関係づけるユーザプリントジョブ特性
（４６）の経験データベース（４８）を備えていること
を特徴とする〔１〕に記載のトナーレベル検出システ
ム。
【００５２】〔５〕更に、トナー使用量を数量化するの
に使用できる各ユーザの個別プリントジョブ特性を学習
するよう構成された人工知能モデル（５０）を備えてい
ることを特徴とする〔１〕に記載のトナーレベル検出シ
ステム。
【００５３】〔６〕人工知能モデル（５０）は、プリン
トジョブの画素使用量を計画するよう構成されたニュー
ラルネットワークモデル（５８）を備え、計画された使
用量が検出されたトナー量および計画された使用量に基
づき、将来のプリントジョブ能力の計画を可能とするこ
とを特徴とする〔５〕に記載のトナーレベル検出システ
ム。
【００５４】〔７〕更に、記述された残存トナーレベル
を表示するのに使用できるプリンタ（１２）のコントロ
ールパネル表示装置（２８）を備えていることを特徴と
する〔１〕に記載のトナーレベル検出システム。
【００５５】〔８〕更に、プリントジョブの要求をプリ
ンタ（１０）に送るのに使用されるコンピュータ（１
２）の表示装置（２２）を備えていることを特徴とする
〔１〕に記載のトナーレベル検出システム。
【００５６】
〔９〕トナーレベル検出システムは、コン
ピュータネットワークの環境（２０）で実施されている
ことを特徴とする〔１〕に記載のトナーレベル検出シス
テム。
【００５７】また、本発明のトナーレベルの検出方法
は、 〔１０〕画像形成装置（１０）のトナー貯蔵容器（３
１）内部のトナーレベルを検出する方法において、画像
形成装置（１０）のトナー貯蔵容器（３１）内部にトナ
ーセンサ（３０）を設けるステップ、トナーセンサ（３
０）によりトナー貯蔵容器（３１）内部のトナー量を漸
次に検出するステップ、所定量のトナーをトナー貯蔵容
器（３１）から除去した状態で画像を形成するのに使用
された画素を計数するステップ、および漸次に検出した
トナー量を、少なくとも部分的に画素の計数値に基づい
て除去トナーの予想量で調節することによりトナー量を
計算するステップ、から成ることを特徴とする。
【００５８】
【発明の効果】本発明によれば、画像形成装置に使用す
る高能力のトナーレベル検出システムおよびトナーレベ
ルの検出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のシステムおよび方法を行うようになっ
ているプリンタを有するネットワーク動作環境の高レベ
ル概略ブロック図である。
【図２】本発明を実施するよう構成されたコンピュータ
およびプリンタの種々の構成要素を更に詳細に示すブロ
ック図である。
【図３】本発明の一局面に従って採用された経験データ
ベースおよび画素計数特徴を示すブロック図である。
【図４】本発明の一局面に従う画素計数特徴を有する増
強トナーレベルフィードバックシステムを示す高レベル
論理流れ図である。
【図５】３層逆伝播ネットワークに対するニューラルネ
ットワークトナー利用分類器の形を成す人工知能モデル
の簡略概要図である。
【符号の説明】
１０ プリンタ、 １２ コンピュータ ２２ コンピュータの表示装置 ２８ コントロールパネルの表示装置 ３０ トナーセンサ ３１ トナー貯蔵容器 ３６ プロセッサ ４０ 記憶装置 ４６ ユーザプリントジョブ特性 ４８ 経験データベース ５０ 人工知能モデル ５２ 画素カウンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 トナーレベル検出システムにおいて、 トナー貯蔵容器（３１）を有する画像形成装置（１
    ０）、 トナー貯蔵容器（３１）内部のトナーの量を検出するよ
    う設置されているトナー検知要素を有するトナーセンサ
    （３０）、 画像を形成するとき使用される画素を計数するよう構成
    されている画素カウンタ（５２）、および画素計数値を
    前のトナー使用量に関係づけるプロセッサであって、関
    係づけられた画素計数値および前のトナー使用量により
    残存する利用可能なトナーレベルのトナーレベル記述を
    増強できるプロセッサ（３６）、を備えていることを特
    徴とするトナーレベル検出システム。
  2. 【請求項２】 画像形成装置（１０）のトナー貯蔵容器
    （３１）内部のトナーレベルを検出する方法において、 画像形成装置（１０）のトナー貯蔵容器（３１）内部に
    トナーセンサ（３０）を設けるステップ、 トナーセンサ（３０）によりトナー貯蔵容器（３１）内
    部のトナー量を漸次に検出するステップ、 所定量のトナーをトナー貯蔵容器（３１）から除去した
    状態で画像を形成するのに使用された画素を計数するス
    テップ、および漸次に検出したトナー量を、少なくとも
    部分的に画素の計数値に基づいて除去トナーの予想量で
    調節することによりトナー量を計算するステップ、から
    成ることを特徴とするトナーレベルの検出方法。
JP10142309A 1997-05-08 1998-05-08 トナーレベル検出システムおよびトナーレベルの検出方法 Withdrawn JPH10319707A (ja)

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