JPH10319144A - 電池収納構造 - Google Patents

電池収納構造

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JPH10319144A
JPH10319144A JP9142938A JP14293897A JPH10319144A JP H10319144 A JPH10319144 A JP H10319144A JP 9142938 A JP9142938 A JP 9142938A JP 14293897 A JP14293897 A JP 14293897A JP H10319144 A JPH10319144 A JP H10319144A
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Japan
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battery
housing
watch
fixing
holding
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JP9142938A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Suzuki
俊幸 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの電池を内蔵する場合、機器全体が大型
化せず、簡単な構造で確実に電池を固定でき、かつ電池
交換が容易にできるようにする。 【解決手段】 時計用電池収納部6が形成された上部ハ
ウジング1と、EL用電池収納部11が形成された下部
ハウジング2とを積層させた状態で地板3によって固定
したから、2つの電池を内蔵する場合に、機器全体が大
型化することがなく、また下部ハウジング2に時計用電
池10の一端部を係止する鍔部13を形成し、地板3に
時計用電池10の側面を押圧する弾性片19を形成した
から、固定手段としての部品点数が増大せず、構造が簡
単で、かつ鍔部13と弾性片19とで時計用電池10を
確実に固定できるとともに、弾性片19の押圧力に抗し
て時計用電池10を長円形の時計用電池収納部6内で移
動させることにより、時計用電池10を簡単に交換する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器に用い
られる電池収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子機器である電子腕時計にお
いては、デジタル表示部として液晶表示パネルを備え、
この液晶表示パネルのバックライト装置としてエレクト
ロルミネッセンス(EL)パネルを設け、このELパネ
ルを点灯させて液晶表示パネルを照明することにより、
暗い所でも液晶表示パネルに表示された時刻などの情報
を知ることができるようにしたものが製品化されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子腕時計では、ELパネルによる消費電流が多い
ため、電池がすぐに消耗してしまうという問題がある。
そこで、従来では、消費電流の少ない時計用の電池のほ
かに、消費電流の多いELパネル専用の電池を内蔵する
ことが検討されているが、2つの電池を単に平面的に配
置したのでは、機器全体が大型化するとともに、2つの
電池をそれぞれ固定する固定手段が必要となり、部品点
数が増大し、構造が複雑になるという不都合が生じる。
【0004】この発明の課題は、2つの電池を内蔵する
場合に、機器全体が大型化することなく、簡単な構造で
確実に電池を固定でき、かつ電池交換が容易にできるよ
うにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1の電池を収納する第1電池収納部が形成された第1
のハウジングと、この第1のハウジングに積層され、第
2の電池を収納する第2電池収納部が形成された第2の
ハウジングと、第1のハウジングと第2のハウジングと
を固定するための固定部材とを有し、第1のハウジング
の第1電池収納部は長円形に形成され、第2のハウジン
グには長円形の第1電池収納部の長手方向一端に突出す
る鍔部が形成され、固定部材には第1電池収納部の長手
方向他端に位置し、第1の電池の側面を押圧する弾性片
が形成されていることを特徴とする。
【0006】したがって、この請求項1記載の発明によ
れば、第1の電池を収納する第1電池収納部が形成され
た第1のハウジングと、第2の電池を収納する第2電池
収納部が形成された第2のハウジングとを積層させた状
態で固定部材によって固定したから、2つの電池を内蔵
する場合に、機器全体が大型化することがなく、また第
2のハウジングに鍔部を形成し、固定部材に第1の電池
の側面を押圧する弾性片を形成したから、2つの電池を
内蔵する場合に、固定手段としての部品点数が増大せ
ず、構造が簡単で、かつ第2のハウジングの鍔部と固定
部材の弾性片とで第1の電池を確実に固定することがで
き、さらに固定部材の弾性片の押圧力に抗して第1の電
池を長円形の第1電池収納部内で移動させることによ
り、第1の電池を取り外すことができるので、電池を簡
単に交換することができる。
【0007】また、請求項4記載の発明は、第1の電池
を収納する第1電池収納部が形成された第1のハウジン
グと、この第1のハウジングに積層され、第2の電池を
収納する第2電池収納部が形成された第2のハウジング
と、第1のハウジングと第2のハウジングとを固定する
ための固定部材とを有し、第2のハウジングには、第1
の電池を第1電池収納部に挿入するための電池挿入口が
形成されているとともに、この電池挿入口に位置して第
1の電池を押える電池押え部がヒンジ部を介して開閉可
能に一体に形成されていることを特徴とする。
【0008】したがって、この請求項4記載の発明によ
れば、請求項1記載の発明と同様、第1の電池を収納す
る第1電池収納部が形成された第1のハウジングと、第
2の電池を収納する第2電池収納部が形成された第2の
ハウジングとを積層させた状態で固定部材によって固定
したから、2つの電池を内蔵する場合に、機器全体が大
型化することがなく、また第2のハウジングに形成され
た電池挿入口に位置して第1の電池を押える電池押え部
を第2のハウジングにヒンジ部を介して開閉可能に形成
したから、2つの電池を内蔵する場合に、固定手段とし
ての部品点数が増大せず、構造が簡単となり、かつ電池
押え部によって第1の電池を確実に押えて固定すること
ができ、さらにヒンジ部を介して電池押え部を開くこと
により、第1の電池を取り外すことができるので、電池
を簡単に交換することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1〜図4を参照して、この発
明の電池収納構造を電子腕時計の時計モジュールに適用
した場合の第1実施形態について説明する。図1は時計
モジュールの平面図、図2はその底面図、図3は図1お
よび図2のA−A断面図、図4(a)〜図4(c)は図
3を上下反転した状態での図2のB−B断面における電
池の取付状態を示した図である。この時計モジュール
は、電子腕時計に組み込まれるものであり、合成樹脂製
の上部ハウジング(第1のハウジング)1と合成樹脂製
の下部ハウジング(第2のハウジング)2とを備え、図
3に示すように、上部ハウジング1の下に下部ハウジン
グ2が積層された状態で、下部ハウジング2の下面に配
置された金属製の地板(固定部材)3によって上部ハウ
ジング1と下部ハウジング2とが固定されるように構成
されている。
【0010】上部ハウジング1には、図1および図3に
示すように、アナログ収納部4およびデジタル収納部5
が上面および下面に貫通して形成されているとともに、
時計用電池収納部(第1電池収納部)6が下面側のみに
開放されて形成されている。アナログ収納部4内には、
時針、分針などの指針を運針させて時刻を指示するアナ
ログムーブメントからなるアナログブロック7が配置さ
れている。デジタル収納部5内には、デジタルブロック
8が配置されている。デジタルブロック8は、時刻など
の情報を表示する液晶表示パネル8aと、この液晶表示
パネル8aの下面側に配置されて液晶表示パネル8aの
背面を照明するELパネル8bとからなっている。時計
用電池収納部6は、アナログ収納部4の近傍に位置して
長円形に形成されている。この時計用電池収納部6内に
は、電極板9が配置されているとともに、円形状の時計
用電池(第1の電池)10が移動可能に収納されてい
る。この時計用電池10は、アナログブロック7および
デジタルブロック8の液晶表示パネル8aを駆動するた
めの低消費電力用の電源である。
【0011】下部ハウジング2には、図2および図3に
示すように、上部ハウジング1のアナログ収納部4およ
び時計用電池収納部6に対応してEL用電池収納部(第
2電池収納部)11が下面側に開放されて形成されてい
る。このEL用電池収納部11は、時計用電池収納部6
よりも大きく形成され、かつ時計用電池収納部6のほぼ
半分と重なり合っている。この重なり合う部分のEL用
電池収納部11には、時計用電池10を時計用電池収納
部6内に挿入するための電池挿入口12が形成されてい
る。そして、電池挿入口12の口縁の所定個所には、長
円形の時計用電池収納部6の長手方向における一端、つ
まりEL用電池収納部11の中心部側における時計用電
池収納部6の端部に突出する鍔部13が形成されてい
る。さらに、EL用電池収納部11内には、EL用電池
14が収納されている。このEL用電池14は、アナロ
グブロック7およびデジタルブロック8の液晶表示パネ
ル8aよりも消費電力の多いELパネル8bを駆動する
ための高消費電力用の電源であり、時計用電池10より
も大きく形成されている。
【0012】また、下部ハウジング2には、図2および
図4(a)に示すように、EL用電池収納部11と時計
用電池収納部6とが重なり合わない個所に、これと対応
する時計用電池収納部6の一部を露出させるための切欠
き部2aが形成されている。また、下部ハウジング2に
は、図2および図3に示すように、上部ハウジング1の
デジタル収納部5に対応して部品収納部15が上面と下
面とに貫通して形成されている。この部品収納部15内
には、回路基板16に設けられた電圧を高めるための昇
圧コイル17が収納されている。この場合、回路基板1
6は、デジタルブロック8と対応する個所における上部
ハウジング1と下部ハウジング2との間に配置され、イ
ンターコネクタ18によって液晶表示パネル8aと電気
的に接続されているとともに、ELパネル8bとも電気
的に接続されている。
【0013】一方、地板3は、図2および図3に示すよ
うに、下部ハウジング2の下面に配置される金属板であ
り、EL用電池収納部11および部品収納部15と対応
する個所に開口部3aが形成され、その周縁部の所定個
所に複数のフック部3bが下部ハウジング2および上部
ハウジング1の外側面に沿って折り曲げられ、各フック
部3bの先端が図3に示す上部ハウジング1の外側面に
設けられた係止部1aに係止されることにより、上部ハ
ウジング1と下部ハウジング2とを固定するように構成
されている。この場合、地板3には、図4(a)に示す
ように、上部ハウジング1の時計用電池収納部6の一
部、つまり上部ハウジング1の外周側に位置する時計用
電池収納部6の端部に対応する個所に、下部ハウジング
2の切欠き部2aを通り、上部ハウジング1の時計用電
池収納部6内に挿入して時計用電池10の側面を押圧す
る弾性片19が一体に形成されている。なお、時計用電
池10の側面電極(+極)は、弾性片19を介して地板
3に導通することにより、グランドに接続されている。
【0014】さらに、下部ハウジング2には、図2に示
すように、EL用電池収納部11内に収納されたEL用
電池14を押える電池押え板(電池押え部材)20が取
り付けられている。すなわち、この電池押え板20は、
細長い帯び状の金属板であり、その両端部にフック部2
0aが設けられ、これらフック部20aが下部ハウジン
グ2の切欠き部2aに設けられた係止部2bおよびEL
用電池収納部11を挾んで対向する個所に設けられた凹
部2cの内壁面に形成された係止部2dにそれぞれ係止
され、これによりEL用電池14をEL用電池収納部1
1内に押えて固定するように構成されている。また、こ
の電池押え板20における下部ハウジング2の切欠き部
2a側の端部には、図3および図4(a)に示すよう
に、切欠き部2aを通り、上部ハウジング1の時計用電
池収納部6内に挿入して地板3の弾性片19を固定する
ための固定部20bが一体に形成されている。
【0015】次に、このような時計モジュールに時計用
電池10およびEL用電池14を取り付ける場合につい
て説明する。まず、時計用電池10を取り付ける場合に
は、予め、図4(b)に示すように、下部ハウジング2
のEL用電池収納部11内からEL用電池14を取り出
し、EL用電池収納部11内に電池挿入口12を露出さ
せ、この状態でEL用電池収納部11を通して時計用電
池10を電池挿入口12から上部ハウジング1の時計用
電池収納部6内に挿入する。このときには、時計用電池
収納部6が長円形に形成されているので、時計用電池収
納部6内に時計用電池10を移動させながら挿入するこ
とができるとともに、図4(b)に示すように、挿入す
る時計用電池10の側面が地板3の弾性片19を押圧し
て弾性変形させることにより、時計用電池10を時計用
電池収納部6内に容易に挿入することができる。
【0016】このように時計用電池10が挿入された後
は、時計用電池10が弾性片19の弾性力によって押圧
され、時計用電池10が図4(b)に矢印Yで示す方向
に移動するので、時計用電池10の端部が下部ハウジン
グ2の鍔部13によって係止されることになり、これに
より時計用電池10の上下方向の位置が規制され、時計
用電池10が時計用電池収納部6内の所定位置に確実に
収納される。この状態では、下部ハウジング2のEL用
電池収納部11が開放されているので、このEL用電池
収納部11内にEL用電池14を簡単に収納することが
できる。
【0017】この後、電池押え板20を下部ハウジング
2に取り付けると、この電池押え板20によってEL用
電池14がEL用電池収納部11内に押えられるので、
EL用電池14をEL用電池収納部11内に確実に固定
することができる。このときには、電池押え板20の端
部に形成された固定部20bが、図4(a)および図4
(c)に示すように、下部ハウジング2の切欠き部2a
を通り、上部ハウジング1の時計用電池収納部6内に挿
入して地板3の弾性片19を固定するので、時計用電池
10を時計用電池収納部6内に確実に固定することがで
きる。なお、時計用電池10およびEL用電池14を取
り外す場合には、上記とは逆の操作を行えば良いので、
時計用電池10およびEL用電池14を簡単に交換する
ことができる。
【0018】このように、この時計モジュールでは、時
計用電池10を収納する時計用電池収納部6が形成され
た上部ハウジング1と、EL用電池14を収納するEL
用電池収納部11が形成された下部ハウジング2とを積
層させた状態で地板3によって固定したから、時計用電
池10とEL用電池14とを内蔵する場合、機器全体が
大型化することがない。また、下部ハウジング2に長円
形の時計用電池収納部6の長手方向一端に突出する鍔部
13を形成するとともに、時計用電池収納部6の長手方
向他端に位置して時計用電池10の側面を押圧する弾性
片19を地板3に形成したから、固定手段としての部品
点数が増大せず、簡単な構造で、確実に2つの電池1
0、14を固定することができる。
【0019】[第2実施形態]次に、図5および図6を
参照して、この発明の電池収納構造を電子腕時計の時計
モジュールに適用した第2実施形態について説明する。
なお、図1〜図4に示された第1実施形態と同一部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。この時計モジ
ュールは、第1実施形態とほぼ同様、時計用電池10を
収納する時計用電池収納部25が形成された上部ハウジ
ング1と、EL用電池14を収納するEL用電池収納部
11が形成された下部ハウジング2とを備え、上部ハウ
ジング1の下に下部ハウジング2を配置した状態で、地
板3によって上部ハウジング1と下部ハウジング2とを
固定した構成になっている。
【0020】上部ハウジング1の時計用電池収納部25
は、第1実施形態とほぼ同じ位置に設けられているが、
その形状は時計用電池10の外形とほぼ同じ円形状に形
成されている。下部ハウジング2のEL用電池収納部1
1は、上部ハウジング1の時計用電池収納部25のほぼ
半分と重なり合っている。この重なり合う部分のEL用
電池収納部11には、時計用電池10を時計用電池収納
部25内に挿入するための電池挿入口26が形成されて
おり、この電池挿入口26の口縁の所定個所には、電池
挿入口26に対応する電池押え部27がヒンジ部28を
介して開閉可能に一体に形成されている。
【0021】この場合、ヒンジ部28は、下部ハウジン
グ2の電池挿入口26の口縁に一体に形成された屈曲可
能な薄肉部であり、図6(b)に示すように、時計用電
池10が時計用電池収納部25に挿入可能な状態となる
ように電池押え部27を斜め上方に向けて支持し、EL
用電池14がEL用電池収納部11に収納された際に図
6(c)に示すようにヒンジ部28が屈曲して、電池押
え部27を時計用電池10とEL用電池14との間に介
在するように構成されている。また、電池押え部27
は、下部ハウジング2と同じ合成樹脂からなる絶縁性を
有するものであり、EL用電池14がEL用電池収納部
11に収納されてヒンジ部28が屈曲した際に、時計用
電池10とEL用電池14との間に介在することによ
り、時計用電池10を時計用電池収納部25内に押えて
固定するように構成されている。
【0022】なお、下部ハウジング2には、第1実施形
態と同様、EL用電池収納部11と時計用電池収納部2
5とが重なり合わない個所に、時計用電池収納部25の
端部を露出させるための切欠き部2aが形成されてい
る。また、地板3に形成された弾性片19は、図5に示
すように、下部ハウジング2の切欠き部2aを通り、上
部ハウジング1の時計用電池収納部25内に挿入して時
計用電池10の側面に弾接するように構成されている。
【0023】次に、このような時計モジュールに時計用
電池10およびEL用電池14を取り付ける場合につい
て説明する。まず、時計用電池10を取り付ける場合に
は、第1実施形態と同様、予め、下部ハウジング2のE
L用電池収納部11内からEL用電池14を取り出し、
EL用電池収納部11内を露出させる。この状態では、
図6(b)に示すように、電池挿入口26に位置する電
池押え部27がヒンジ部28によって斜め上方に向けて
支持されるので、EL用電池収納部11内に電池挿入口
26が露出することになり、この電池挿入口26を通し
て時計用電池10を上部ハウジング1の時計用電池収納
部25内に挿入することができる。
【0024】この後、EL用電池収納部11内にEL用
電池14を収納すると、このEL用電池14によって電
池押え部27が押し下げられるので、ヒンジ部28が屈
曲し、電池押え部27が時計用電池10とEL用電池1
4との間に介在され、この電池押え部27によって時計
用電池10が時計用電池収納部25内に押し付けられ
る。この状態で、電池押え板20を下部ハウジング2に
取り付けると、第1実施形態と同様、EL用電池14が
EL用電池収納部11内に確実に固定され、このEL用
電池14によって電池押え部27が押えられ、時計用電
池10を時計用電池収納部25内に確実に固定すること
ができる。なお、時計用電池10およびEL用電池14
を取り外す場合には、上記とは逆の操作を行えば良いの
で、時計用電池10およびEL用電池14を簡単に交換
することができる。
【0025】このように、この時計モジュールでは、時
計用電池10を収納する時計用電池収納部25が形成さ
れた上部ハウジング1と、EL用電池14を収納するE
L用電池収納部11が形成された下部ハウジング2とを
積層させた状態で地板3によって固定したから、第1実
施形態と同様、時計用電池10とEL用電池14とを内
蔵する場合、機器全体が大型化することがない。また、
下部ハウジング2の電池挿入口26の口縁の所定個所
に、時計用電池10を押える電池押え部27をヒンジ部
28を介して開閉可能に一体に形成したから、2つの電
池10、14を内蔵する場合でも、固定手段としての部
品点数が増大せず、簡単な構造で、確実に2つの電池1
0、14を固定することができる。
【0026】なお、上記第1、第2実施形態では、電子
腕時計の時計モジュールに適用した場合について述べた
が、これに限らず、トラベルウオッチなどの電子時計の
時計モジュールにも適用できるほか、ページャ(ポケッ
トベル)などの小型電子機器にも広く適用することがで
きる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、第1の電池を収納する第1電池収納部が形
成された第1のハウジングと、第2の電池を収納する第
2電池収納部が形成された第2のハウジングとを積層さ
せた状態で固定部材によって固定したから、2つの電池
を内蔵する場合に、機器全体が大型化することがなく、
また第2のハウジングに第1の電池の一端を係止する鍔
部を形成し、固定部材に第1の電池の他端の側面を押圧
する弾性片を形成したから、2つの電池を内蔵する場合
に、固定手段としての部品点数が増大せず、構造が簡単
で、かつ第2のハウジングの鍔部と固定部材の弾性片と
で第1の電池を確実に固定することができ、さらに固定
部材の弾性片の押圧力に抗して第1の電池を長円形の第
1電池収納部内で移動させることにより、第1の電池を
取り外すことができるので、電池を簡単に交換すること
ができる。
【0028】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1記載の発明と同様、第1の電池を収納する第1電池
収納部が形成された第1のハウジングと、第2の電池を
収納する第2電池収納部が形成された第2のハウジング
とを積層させた状態で固定部材によって固定したから、
2つの電池を内蔵する場合に、機器全体が大型化するこ
とがなく、また第2のハウジングに形成された電池挿入
口に位置して第1の電池を押える電池押え部を第2のハ
ウジングにヒンジ部を介して開閉可能に形成したから、
2つの電池を内蔵する場合に、固定手段としての部品点
数が増大せず、構造が簡単となり、かつ電池押え部によ
って第1の電池を確実に押えて固定することができ、さ
らにヒンジ部を介して電池押え部を開くことにより、第
1の電池を取り外すことができるので、電池を簡単に交
換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を電子腕時計の時計モジュールに適用
した第1実施形態の平面図。
【図2】図1の底面図。
【図3】図1および図2のA−A断面図。
【図4】図3を上下反転した状態での図2のB−B断面
における電池の取付状態を示し、(a)は時計用電池お
よびEL用電池を取り付けた状態の断面図、(b)は時
計用電池を時計用電池収納部に収納する状態の断面図、
(c)はEL用電池をEL用電池収納部に収納して電池
押え板を取り付ける状態の断面図。
【図5】この発明を電子腕時計の時計モジュールに適用
した第2実施形態の底面図。
【図6】図5のC−C断面における電池の取付状態を示
し、(a)は時計用電池およびEL用電池を取り付けた
状態の断面図、(b)は時計用電池を時計用電池収納部
に収納する状態の断面図、(c)はEL用電池をEL用
電池収納に収納した状態の断面図。
【符号の説明】
1 上部ハウジング 2 下部ハウジング 3 地板 6、25 時計用電池収納部 10 時計用電池 11 EL用電池収納部 12、26 電池挿入口 13 鍔部 14 EL用電池 19 弾性片 20 電池押え板 27 電池押え部 28 ヒンジ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電池を収納する第1電池収納部が形
    成された第1のハウジングと、 この第1のハウジングに積層され、第2の電池を収納す
    る第2電池収納部が形成された第2のハウジングと、 前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを固定
    するための固定部材とを有し、 前記第1のハウジングの前記第1電池収納部は長円形に
    形成され、 前記第2のハウジングには、前記長円形の第1電池収納
    部の長手方向一端に突出する鍔部が形成され、 前記固定部材には、前記第1電池収納部の長手方向他端
    に位置し、前記第1の電池の側面を押圧する弾性片が形
    成されていることを特徴とする電池収納構造。
  2. 【請求項2】前記第2のハウジングには、前記第2電池
    収納部内に収納された前記第2の電池を押える電池押え
    部材が取り付けられ、 この電池押え部材には、前記固定部材に形成された前記
    弾性片を固定するための固定部が一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電池収納構造。
  3. 【請求項3】前記第2電池収納部は、前記第1電池収納
    部の少なくとも一部に重なり合い、この重なり合う部分
    に前記第1の電池を前記第1電池収納部に挿入するため
    の電池挿入口が形成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の電池収納構造。
  4. 【請求項4】第1の電池を収納する第1電池収納部が形
    成された第1のハウジングと、 この第1のハウジングに積層され、第2の電池を収納す
    る第2電池収納部が形成された第2のハウジングと、 前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを固定
    するための固定部材とを有し、 前記第2のハウジングには、前記第1の電池を前記第1
    電池収納部に挿入するための電池挿入口が形成されてい
    るとともに、この電池挿入口に位置して前記第1の電池
    を押える電池押え部がヒンジ部を介して開閉可能に一体
    に形成されていることを特徴とする電池収納構造。
  5. 【請求項5】前記第1電池収納部と前記第2電池収納部
    とは、少なくとも一部が重なり合い、 前記電池挿入口は、前記第1電池収納部と重なり合う部
    分の前記第2電池収納部に形成されていることを特徴と
    する請求項4記載の電池収納構造。
  6. 【請求項6】前記ヒンジ部は、前記第2のハウジングに
    一体に形成された屈曲可能な薄肉部であり、前記第1の
    電池が前記第1電池収納部に挿入可能な状態となるよう
    に前記電池押え部を斜め上方に向けて支持し、前記第2
    の電池が前記第2電池収納部に収納された際に前記ヒン
    ジ部が屈曲して、前記電池押え部が前記第1の電池と前
    記第2の電池との間に介在されることを特徴とする請求
    項4または5記載の電池収納構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218870A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Seiko Instruments Inc 電子時計
CN110967965A (zh) * 2019-12-16 2020-04-07 惠州市尼索智能科技有限公司 一种具有高续航能力的智能手表

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JP2007218870A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Seiko Instruments Inc 電子時計
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