JPH1031785A - 遠隔印刷装置及び遠隔印刷システム - Google Patents

遠隔印刷装置及び遠隔印刷システム

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JPH1031785A
JPH1031785A JP44297A JP44297A JPH1031785A JP H1031785 A JPH1031785 A JP H1031785A JP 44297 A JP44297 A JP 44297A JP 44297 A JP44297 A JP 44297A JP H1031785 A JPH1031785 A JP H1031785A
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フォイ・シー・スパーリング
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リチャード・ジー・レンジャー
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マークス・エス・コロナ
Murad S Velani
ムラド・エス・ベラーニ
David O'neill
デイビッド・オニール
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アプリケーションプログラムによって生成され
た文書を種々の印刷及び製本オプションを提供する遠隔
地にある印刷施設に、ユーザ所望の印刷及び製本嗜好と
ともに送信することができる遠隔印刷システムを提供す
る。 【解決手段】デスクトップ印刷システム(DPS)は、
アプリケーションプログラムによって生成された文書の
遠隔地にある印刷施設(RPF)での印刷を可能にす
る。DPSは、前記文書からフォーマット情報を取得
し、用紙タイプ、バインダタイプ、及びカラーを含む所
望のユーザ印刷及びバインディング好みと、文書の一部
を分離するためのデバイダとを取得する。データプロセ
ッサに記憶されたコスト及び税金表はコスト及び税金情
報を生成するために使用され、ユーザによる検討に用い
られる。DPSは文書及びユーザ印刷、バインデイング
好みをRPFに送信するためのいくつかのオプションを
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は概して電子データ
処理に関し、特に、コンピュータ装置によって生成され
た文書の印刷を遠隔的に行なう方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テキスト、グラフィカルイメージ、チャ
ート、テーブルあるいはそれらの組合せを含む商業上の
プレゼンテーションあるいは広告、学会論文、ニューズ
レターあるいは他のタイプの文書の生成を可能にする種
々のソフトウェアが利用可能である。一旦生成される
と、文書はローカルのプリンタでユーザによって印刷さ
れる。
【0003】家庭やオフィス環境において一般に見られ
るプリンタは高品質の印刷物を提供するが、概して印刷
所において利用可能な高品質印刷及び文書の製本機能を
得ることはできない。このような印刷所は、黒及び白、
及びフルカラー印刷のための種々の専用装置や、サーモ
グラフィ、フォイルスタンピング、シルクスクリーニン
グ、エンボス加工、ダイカッティング、さらには文書製
本などの他の複写方法を用いている。すなわち、レーザ
プリンタや他のタイプの印刷装置によって達成できるも
のより高品質の印刷が望まれるときは、多くの家庭やオ
フィス環境において生成される文書を遠隔地にある印刷
所に送ることを余儀なくされる。
【0004】印刷のために印刷所に送る1つの方法は、
文書を用紙に印刷し、印刷した文書を印刷指示とともに
印刷所に送ることである。より効率のよい方法は、印刷
装置によって直接的あるいは間接的に読み取れる機械読
み取り可能な形で文書を送信することである。機械読み
取り可能な形で文書を送信する方法には、まず印刷すべ
き生データのみを送り、フォーマット指示は別個に送る
方法と、フォーマット指示を文書に含めて文書といっし
ょに送る方法がある。
【0005】また、モデムを用いて電話回線を介した送
信によって電子的に文書を送信したり、文書を磁気的デ
ィスケットにフォーマットコード及び印刷オプションに
関する情報とともに記憶する方法がある。このようなシ
ステムはデータと正しい印刷に要するフォーマット情報
とを送信する方法を自動化かつ簡略化することによっ
て、遠隔施設でのデータの印刷をさらに簡単にすること
ができる。しかしながら、そのような従来のシステムは
概して一般に使用されている多くの文書生成プログラム
ではなく、専用のアプリケーションプログラムに対して
のみに利用可能である。さらに、そのようなシステムは
限られた数の印刷オプションしか提供しておらず、印刷
所において利用可能な広い範囲に渡る印刷及び製本オプ
ションを提供することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、電子
的にオーダを受ける印刷施設は概して種々の印刷オーダ
を自動的に処理するのに限られた能力しか有していな
い。そのような施設は概して人間による高度の介入を利
用しており、印刷オーダを受けて、複写枚数、用紙のタ
イプ、色、そして製本のタイプ、さらには発送及び製本
情報などの印刷オーダの詳細を決定している。ある印刷
施設は高度の自動化を行なっているが限られたタイプの
印刷オーダに対してのみである。種々の異なる印刷作業
を実行する印刷施設における自動化の欠如は、オーダさ
れた印刷を完成させる場合にコストと時間の増加を招
き、さらには従業員がオーダを受けるときのオーダミス
や手動処理上のエラーを引き起こす。
【0007】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、データ処理装
置上で動作可能であり、アプリケーションプログラムに
よって生成された文書を一般の家庭やオフィス環境では
利用できない種々の印刷及び製本オプションを提供する
遠隔地にある印刷施設に、ユーザ所望の印刷及び製本嗜
好とともに、送信することができる遠隔印刷システムを
提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、コンピュータ化され
た印刷オーダを効率的に受け、オーダとともに受けたコ
ンピュータ化された印刷指示に従ってオーダの印刷を管
理し、必要な支払いおよびクレジット認可情報を獲得
し、印刷オーダの状態に関するステータス情報を維持す
ることができる自動印刷施設を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、データ処理システムに関して動作
可能な遠隔印刷装置であって、遠隔印刷施設で前記デー
タ処理システムに記憶された文書の印刷を行ない、 前
記データ処理システムのユーザに対して印刷オプション
情報を提供し、印刷オプションのユーザ選択を記憶する
手段と、前記ユーザによって選択された印刷オプション
と文書フォーマット情報とに応答して、前記遠隔印刷施
設での前記文書の印刷のコストを示すコスト情報を前記
ユーザに対して生成する手段と、前記文書の印刷に対す
るクレジットカードによる支払いのオプションを含む支
払いオプションを前記ユーザに提供する手段と、クレジ
ットカード情報のユーザ入力に応答して、データ送信手
段による前記クレジットカード情報の認可施設への転送
と前記データ送信手段からの認可情報の受信によって、
遠隔地にある前記認可施設からの前記認可情報を取得す
る手段と、前記文書に応答して、前記文書と前記ユーザ
によって選択された印刷オプションとを含む送信ファイ
ルを生成する手段と、前記送信ファイルを電話回線を介
して前記印刷施設に送信する手段とを具備する。
【0010】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記データ処理システムの印刷オプション情報をユ
ーザに提供して印刷オプションのユーザ選択を記憶する
前記手段は、前記データ処理システムに記憶された用紙
タイプ情報に応答して、複数の用紙タイプオプションを
提供して、選択された用紙タイプオプションを記憶する
ために用紙タイプオプションのユーザ選択に応答する手
段と、前記データ処理システムに記憶された用紙カラー
情報に応答して、複数の用紙カラーオプションを提供し
て、選択された用紙カラーオプションを記憶するために
用紙カラーオプションのユーザ選択に応答する手段と、
前記データ処理システムに記憶されたバインダタイプ情
報に応答して、複数のバインダタイプオプションを提供
して、選択されたバインダタイプオプションを記憶する
ために、バインダタイプオプションのユーザ選択に応答
する手段と、前記データ処理システムに記憶されたバイ
ンダカラー情報に応答して、選択されたバインダカラー
オプションを記憶するために、バインダカラーオプショ
ンのユーザ選択に応答する手段と、前記文書内のタブの
存在を検出して、前記文書内のタブの位置を記憶するこ
とによって、前記文書内のタブの存在に応答する手段
と、を具備する。
【0011】また、第3の発明は、第1の発明におい
て、前記遠隔印刷施設で前記文書の印刷のコストを示す
コスト情報を前記ユーザに対して生成する前記手段は、
前記ユーザによって選択された印刷オプションと前記文
書フォーマット情報とに応答して、前記データ処理シス
テムに記憶されたコスト情報の関数として課税前のコス
トデータを生成する手段と、前記データ処理システムに
記憶された税金情報と前記課税前コストデータとに応答
して、前記遠隔印刷施設での前記文書の印刷のコストを
前記ユーザに示す最終コストデータを生成する手段と、
前記最終コストデータの生成に応答して、前記データ処
理システムのユーザによる検討のために前記最終コスト
データを表示する手段と、ユーザコマンドに応答して、
前記データ処理システムに対してローカルな位置に設け
られたプリンタによって前記最終コストデータの印刷を
行なう手段とを具備する。
【0012】また、第4の発明は、ユーザ端末と、この
ユーザ端末から離れた位置にある印刷施設と、前記ユー
ザ端末と前記印刷施設との間でデータを送信する通信リ
ンクとを具備する遠隔印刷システムであって、前記ユー
ザ端末は、プログラム可能なプロセッサと、このプロセ
ッサによって実行可能なプログラムを記憶するためのメ
モリシステムと、前記プログラムによって処理されるデ
ータファイルとを具備し、前記プログラムは1つ以上の
アプリケーションプログラムと、印刷ジョブ制御プログ
ラムとを組み合わせて具備し、前記1つ以上のアプリケ
ーションプログラムは、印刷すべきワークの視覚的内容
を指定するデータを含むアプリケーション出力データフ
ァイルを生成し、前記印刷ジョブ制御プログラムは、
1つ以上の前記アプリケーション出力データファイルが
前記印刷施設によって印刷されるべき方法を指定するユ
ーザからのオーダ仕様データを受信する手段と、前記ワ
ークの前記印刷施設から特定の目的地への発送の方法を
指定するユーザからの発送仕様データを受信する手段
と、前記オーダ仕様データに応答して、ジョブコスト値
を算出する手段と、印刷ジョブ情報を前記ユーザに表示
すべく、前記仕様データに基づいて、前記印刷ジョブコ
スト情報を算出する手段を含む手段と、前記ユーザから
ジョブ認可コマンドを受信する手段と、前記ジョブ認可
コマンドに応答して、前記通信リンクを介しての前記ユ
ーザから前記印刷施設への接続を確立する手段と、前記
印刷ジョブコスト情報と前記ユーザを識別するデータと
を含む印刷ジョブ承認要求を前記印刷施設に送信する手
段と、前記通信リンクを介して前記印刷施設からの印刷
ジョブ承認要求を受信する手段と、前記印刷ジョブ承認
に応答して、前記オーダ仕様データと、前記発送仕様デ
ータと、前記アプリケーション出力ファイルの選択され
たものとを含む所定のフォーマットを有するメッセージ
を、前記ユーザ端末から前記印刷施設に送信する手段と
を組み合わせて具備する。
【0013】また、第5の発明は、第4の発明におい
て、オーダ仕様データを受信する前記手段は、前記ワー
クの複写の所望の数の仕様を前記ユーザから受け入れる
手段と、複数の対の確立されたオプションをユーザに表
示する手段と、前記対から選択された所望のオプション
の指定を前記ユーザから受け入れる手段とを組み合わせ
て具備する。
【0014】また、第6の発明は、第5の発明におい
て、前記対は、前記ワークに対する一対の所定の利用可
能なバインディングと、前記ワークが印刷される一対の
所定の利用可能な用紙タイプと、前記用紙タイプの少な
くとも選択されたものに対する一対の利用可能な用紙カ
ラーとを組み合わせて具備する。
【0015】また、第7の発明は、第6の発明におい
て、前記ワークに組み込むべきタブ挿入物の仕様を前記
ユーザから受け入れる手段をさらに具備する。
【0016】また、第8の発明は、第4の発明におい
て、前記印刷ジョブ制御プログラムはさらに、前記ジョ
ブ認可コマンドに応答して、前記オーダ仕様データと前
記発送仕様データと前記アプリケーション出力データフ
ァイルの選択されたものを含む所定のフォーマットを有
する前記メッセージを、磁性データディスケットに記憶
する手段を具備する。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本実施形態の概略を説明す
る。
【0018】本発明におけるデスクトップ印刷システム
(DPS)はアプリケーションプログラムによって生成
された文書の印刷を遠隔印刷施設(RPF)におけるデ
スクトップコンピュータ上で行なうことを可能にする。
DPSは、RPFへの送信のための印刷オーダを生成す
るために印刷文書のフォーマット等の種々の印刷オプシ
ョンを特定するための複数のオプションをユーザに提供
する。例えば印刷文書は未製本の8.5×11のシート
かあるいは、多種類のバインダで製本されたものであ
る。印刷文書は郵便はがき、グリーティングカード、ビ
ジネスカード、ポスタなどの形態を有している。DPS
は好ましくはユーザのために、所望の複写枚数と、用紙
の色及びスタイルと、支払い及び発送情報の入力を行な
う手段を含む。DPSはクレジット/デビットカード及
びあらかじめ設けられた口座を含む、印刷オーダを行な
うユーザの支払いのための多くの異なる支払いオプショ
ンを提供する。必要な情報が入力されると、DPSは、
内部あるいは外部ソースから必要なクレジット認可情報
を獲得し、必要な情報をDPSに送信するRPFとコン
タクトをとる。必要なクレジット認可を受け取ると、D
PSはユーザによる適切なコマンドを受けて印刷オーダ
を電子的にRPFに送信する。あるいは、印刷オーダは
ディスケットに記憶されて夜間配送によりRPFに送信
される。
【0019】DPSは好ましくは印刷のために印刷施設
に電子的に送信可能な印刷オーダを生成するために、ユ
ーザに使用しやすい機構を提供する。多種の印刷オプシ
ョンが多くのタイプの印刷材料の印刷を可能にするため
に提供される。高品質の印刷装置により多くのタイプの
印刷材料の印刷を可能にすることによって、DPSは特
定され電子的に送信される印刷のタイプを制限する従来
の自動システムと比べて大きな利点を提供する。さらに
は、印刷オプションの仕様を自動にすることによって、
DPSは高品質の印刷物を得るための詳細をよく知って
いないものによるエラーの可能性を低減する。
【0020】本発明のさらなる特徴は、上記したRPF
は多数のDPSからの印刷オーダを同時に受けることが
できる高度に自動化された施設である。RPFはDPS
から受けた印刷オーダを受けて確認し、印刷オーダの受
信に先だって、印刷オーダの支払いのための必要なクレ
ジット認可情報を獲得する。RPFはまたディスケット
により受けた印刷オーダを受けて処理する自動化施設を
含む。印刷オーダを受けるとRPFは、受信ファイルを
解読して必要な大きさに伸長し、受信オーダのルーティ
ング、印刷、発送を制御する。カラー変換、トラッピン
グ、グループ化、インポジッション、カラー分離などの
印刷前操作は自動化された機構を用いて行われる。必要
な印刷前操作が印刷ジョブに関して実行されると、適当
な印刷機による印刷を待つためにキューとして記憶され
る。印刷後、印刷ジョブは用紙を必要な大きさに切断し
て終了する。印刷ジョブはその後ユーザの特定の発送ア
ドレスに発送される。
【0021】以下に添付の図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。まず、システムの概要について
述べる。
【0022】図1は印刷物の生成及び印刷において使用
される好ましい印刷システムの高度のブロック図であ
る。デスクトップコンピュータ102の形態のデータプ
ロセッサはモニタ103、レーザプリンタなどのオフィ
スタイプのプリンタ、キーボード105及びマウス10
6などの入力装置を含み、1つ以上のアプリケーション
プログラムと、ユーザが印刷可能な原稿を生成するのを
補助するためのデスクトップ印刷システム(DPS)
(図2の218で示される)とを具備している。モニタ
103により表示されたイメージの拡大図である108
に示すように、123で示されるような1つ以上のウイ
ンドウを含むグラフィカルユーザインタフェースがユー
ザに対して提供される。ユーザは原稿を生成あるいは変
更するためにアプリケーションプログラムを使用し、D
PS218を起動して原稿の印刷を開始する。DPS2
18は、データと、デスクトップコンピュータによって
表示される印刷可能な原稿と一致する印刷物を生成する
のに用いられるコマンドとを含むイメージファイルを生
成する。イメージファイルはDPSの制御の基に印刷物
の生成を開始する遠隔印刷施設(RPF)150に送信
される。イメージファイルを生成して送信することに加
えて、DPS218はRPF150に送信されて印刷物
の生成時にRPF150によって使用される印刷オーダ
情報を生成する。以下に詳細に述べるように、印刷オー
ダ情報は、印刷すべき複写枚数などの印刷オーダの印刷
において用いられる情報と、発送及び支払い情報と、印
刷オーダの追跡に用いられる情報を含む。ここで、術
語”印刷オーダ”は、所望の印刷物の印刷を開始すべく
DPSによって送信されるイメージ情報及び印刷オーダ
情報を意味している。また、術語”印刷物”はDPS2
18から受けた印刷オーダに従ってRPF150によっ
て生成される仕上げ製品を意味する。術語”印刷可能な
媒体”は印刷物を生成するためにRPF150によって
印刷される媒体を意味している。印刷可能な媒体は種々
のタイプの用紙、シャツ、帽子等の布材料、ステッカ
ー、コーヒーマグを含むがこれらのものに限定されな
い。術語”ユーザ”は印刷オーダを生成するためにDP
Sを使用する個人を意味する。術語”印刷”は布へのシ
ルクスクリーニング、エンボス加工、リソグラフィな
ど、イメージを物理的オブジェクトに付加する他の方法
を含むことを意図している。
【0023】RPFは、印刷オーダを受けて印刷可能な
物体に正しく印刷するのに必要な情報があることを確認
するために、オーダ処理サーバ(OPS)モジュール1
54を介してDPSとインタラクテイブに動作する。O
PSモジュール154はエラー検出及び訂正機能と、イ
ンタラプトされたときに通信を再開するためのチェック
ストップ機能を含む。印刷オーダをモジュール154か
ら受けたとき、イメージ情報はモジュール158に記憶
され、オーダ情報はCOPモジュール164に記憶さ
れ、さらに必要に応じて、RPFから遠隔地にある施設
152からクレジット認可を獲得する。さらに、RPF
は(以下に述べる)ディスケットを含むパッケージのR
PFへの発送と、RTFからの完了した印刷ジョブの発
送のスケジュールを管理する。印刷前及び印刷モジュー
ル160はオーダ情報とイメージ情報とを受けて1つ以
上の印刷機162についての印刷オーダの印刷を開始す
る。最後に、印刷物は印刷オーダに含まれる発送情報に
従って発送される。
【0024】DPSとRPFとの間の通信は、DPSと
RPFに設けられたモデム間に確立された電話回線を介
した直接通信リンク、インターネットなどの広い領域の
ネットワークの使用、コンピュサーブなどの商用のオン
ラインサービスの使用を含むいくつかの既知の通信形態
110の1つか、あるいは、自動化されたディスクリー
ダ156によって自動的に読み取られる107で示され
る1つ以上の磁気的ディスケットの物理的配送を利用す
る。ディスクリーダ156は印刷オーダをOPSに行な
うディスクワークステーションの制御の基に動作する。
【0025】次にデスクトップ印刷システム(DPS)
について説明する。
【0026】図2はDPS218を備えたデスクトップ
コンピュータ102を示す図である。コンピュータ10
2は好ましくは、ウインドウズ95(登録商標)オペレ
ーティングシステムとこの環境で動作するアプリケーシ
ョンプログラムをランするのに必要な処理及び記憶能力
を備えた標準のIBM−PC両立のコンピュータシステ
ムである。コンピュータ102は好ましくはシステムに
接続されたモデムを有する。デスクトップコンピュータ
102によって実行されるオペレーティングシステムは
好ましくはデスクトップコンピュータ102に対して入
力及び出力制御やアプリケーションプログラムの実行な
どのシステム管理機能を実行する。モデムは従来のもの
であり、デスクトップコンピュータ102とRPF15
0でのデータプロセッサとの間の通信を可能にする。デ
スクトップコンピュータ102はモニタ108上に表示
してプリンタ104上に印刷されるべき形態の出力デー
タを生成する。デスクトップコンピュータ102に対す
る入力は好ましくは222で示されるキーボード、マウ
ス手段によって生成される。
【0027】デスクトップコンピュータ102はアプリ
ケーションプログラムのユーザによって選択される方法
で構成されたデータファイル215を生成可能な1つ以
上のアプリケーションプログラム216を記憶装置21
4内に含む。このようなアプリケーションプログラムの
例はマイクロソフトワードなどのワードプロセッサプロ
グラムとマイクロソフトパブリッシャーなどのデスクト
ップパブリッシングプログラムを含み、これらはマイク
ロソフト社から入手できる。あるいはノーベル社から入
手できるワードパーフェクトでもよい。よく知られてい
るように、これらのプログラムは多数タイプのフォント
及び多数セクションを含む種々のフォーマットオプショ
ンと、各セクションに対する複数ページ番号付けオプシ
ョンを含む文書を生成することができる。そのようなプ
ログラムの使用についての詳細な説明は各プログラムに
添付されているユーザーズマニュアルに記載されてい
る。前記したアプリケーションプログラムの操作あるい
は使用は、商用のプログラム及びそのようなプログラム
に添付されたユーザーズマニュアルに記載されている特
徴を引用している。記憶装置214は好ましくは従来の
磁性ハードディスクの形態を有する。
【0028】DPS218は記憶装置214に記憶され
ており、好ましくは1つ以上のアプリケーションプログ
ラム216によって生成された文書がRPFで印刷でき
る。RPF150は好ましくは情報をデスクトップコン
ピュータ102に対して送受信するためのモデムと、R
PFから遠隔地にある他の類似のタイプのデータプロセ
ッサとを含む。さらに記憶装置214にはユーザによっ
て選択可能なテンプレート217が記憶されている。
【0029】図2に示すように、デスクトップコンピュ
ータ102はシステム管理機能を実行するオペレーティ
ングシステム201との同時実行のためのDPS218
とアプリケーションプログラムとをそのメモリ内に具備
している。オペレーティングシステム201は好ましく
はマイクロソフト社から入手できるウインドウズ95オ
ペレーティングシステムの形態を有する。デスクトップ
コンピュータ102によって実行されるプログラムは2
02で示されるウインドウによってモニタ108への出
力を生成する。ウインドウは”ダイアログボック
ス”、”ボタン”及びデータエントリフィールドを用い
た、情報の表示及び/またはキーボードまたはマウスを
介してのユーザ選択の入力を行なうための種々の形態を
有している。説明を容易にするために、添付の図面に例
示されているウインドウは簡略化された形で示されてい
る。
【0030】図3乃至図12はDPSの動作を示すフロ
ーチャートである。図3はデスクトップコンピュータへ
のDPSシステムのインストールのときにDPSによっ
て実行される機能を示している。DPSは磁性フロッピ
ーディスクあるいは光CD−ROMなどの持ち運び可能
な記憶媒体に含まれている。ウインドウズデスクトップ
環境302においてユーザは適当なアイコンをクリック
することによってインストールシーケンスを起動する。
起動されると、ステップ304でDPSは印刷システム
を正しく構成するためにデスクトップコンピュータの構
成を決定する。特に、モデムの存在及びモデムのタイプ
が確認され、モデムが接続されるポート、モデムの速
度、コンピュータに接続されているローカルプリンタの
タイプ、プリンタが接続されるポートが決定される。上
記の確認の各々は好ましくは以下に詳細に述べるウイン
ドウズ95オペレーティングシステム内のレジストリの
適当な探索によって実行される。ブロック314乃至3
22で示されるように、ユーザが選択された位置に印刷
システムをインストールするのに十分な権限を有してお
り、十分なスペースが存在し、フロッピーディスクまた
はCD−ROMが読み取られ、DPSがインストールさ
れなかった(320)場合、かつ、フロッピーディスケ
ット/CD−ROMがインストールされている場合はス
テップ306でDPSは選択された位置に複写され、ス
テップ308でDPSはユーザからのユーザ特定データ
の入力を要求する。ユーザ特定データは後で使用すべく
記憶され、DPSの登録のためのテンプレートとして機
能する。ユーザ特定データはユーザの姓名と、ユーザの
会社、地位、メールアドレス、電話番号、ファックス番
号及び電子メールアドレスを含む。DPSはユーザ特定
データの各項目に対するレジストリ変数を生成して対応
するレジストリ変数にデータを書き込む。当業者にとっ
てよく知られているように、ウィンドウズ95オペレー
ティングシステムはシステム及びアプリケーションコン
フィギュレーションデータを階層的に記憶するための一
様なデータベースを提供する。ウインドウズ95におけ
るレジストリの付加的側面、ウインドウズ95オペレー
ティングシステムの付加的側面については、ウィンドウ
ズ95用WIN32ソフトウェア開発キット及びウインド
ウズNT(SDK)に記載されている。これらはいずれ
もワシントン州、レッドモンドのマイクロソフト社から
入手できる。例としてDPSは以下のレジストリ変数を
使用する。姓、名前、会社、地位、2つのストリートア
ドレス変数、市、州、郵便番号、国、電話番号、電話の
内線、ファックス番号、ファックスの内線、電子メール
アドレス、キーコード、使用するアプリケーションソフ
トウェア、カスタマアカウント番号、RPFアクセス電
話番号、RPFアクセスバックアップ電話番号、モデム
ポート、モデム速度、モデム装置、モデム構成。
【0031】情報の入力があったとき、ユーザはDPS
ソフトウェアを登録してカスタマアカウント番号を獲得
するために、ポップアップスクリーン310を介してR
PFでのカスタマアシスタンスリプレゼンテーテイブ
(CAR)を読み出すことをDPSによって要求され
る。ユーザはCARからカスタマアカウント番号を受け
てDPSに当該番号を入力する。DPSはDPSソフト
ウェアを備えたソフトウェア識別番号によってカスタマ
アカウント番号を検証するために検証アルゴリズムを使
用する。番号が入力されると、DPSソフトウェアはカ
スタマアカウント番号をレジストリに記憶し、価格表、
テンプレート、プリンタドライバ、アイコンなどの他の
情報はデスクトップコンピュータに複写されて伸長され
る。図3の314乃至322に示すように、DPSは以
下の場合にはエラーメッセージを表示する。すなわち、
ユーザがDPSをインストール、更新、削除する適正な
権限、あるいはレジストリを読み出したり更新したりす
る適正な権限を有していない、ハードディスク(31
6)には十分なスペースが存在する、DPSソフトウェ
ア(318)を含むディスケット/CDの読み取りにエ
ラーがある、DPSソフトウェアはすでにハードディス
ク(320)に存在する、あるいは、ディスケットがデ
スクトップコンピュータ(322)内に挿入されていな
い(DPSソフトウェアが1つ以上のディスケットに含
まれている)。
【0032】ブロック324において、ユーザに対して
メインメニュースクリーンが提示され、ユーザに3つの
オプションを提示する:アンインストール、更新、モデ
ムの構成。アンインストールオプションが選択されたと
き、DPSはブロック328でユーザに対してDPSは
削除すべきであることを確認し、330で適正な確認が
得られたとき、DPS及びDPSのみによって要求され
た他のファイルはハードディスクから削除される。更新
のオプションが選択されたときは、ユーザによる適正な
確認の後、必要なファイルがハードディスクに複写され
て伸長される。更新は好ましくは、価格表、などのDP
Sによって用いられるデータを更新したり、DPSによ
って実行される機能を変更すべく実行される。各更新が
あったとき、ここでは”カレントバージョン変数”と呼
ばれるレジストリ変数がDPSのバージョンを示すため
に更新される。構成モデムオプションが選択されたとき
は、DPSはモデムタイプやモデム速度などのモデム変
数と、ブロック308で入力された電話番号をレジスト
リから取り出して、その情報を表示する。ユーザはDP
SがRPFに対する適正な電話番号を取り出すためのオ
プションが与えられており、このオプションが選択され
たときは、エリアコードとユーザの電話番号の先頭の3
つの数字とが取り出され、ユーザに対してローカルにな
る第1及び第2のアクセス電話番号を獲得すべくRPF
に料金フリーの電話をかけるべくモデムが利用される。
RPFは第1及び第2の電話番号を獲得して獲得した番
号をDPSに送るためにエリアコードと先頭の3つの数
字を用いる。これらの番号はその後レジストリに記憶さ
れる。
【0033】DPSが上記したとおり正しくインストー
ルされると、これによってアプリケーションプログラム
の内部からアプリケーションプログラムの使用によって
生成される文書のRPFでの印刷が開始される。図4の
400に示すように、DPSはアプリケーションプログ
ラムの内部から起動され、以後これを”文書生成アプリ
ケーション”と呼び、印刷可能な文書を生成するのに用
いる。図4、図6、図7に示すように、印刷可能な文書
の異なる側面を特定するために種々のオプションが選択
される一連のスクリーンがユーザが対して提示される。
スクリーンの各々において入力された選択は、OKボタ
ンあるいはそれと同等なものとして指定されたスクリー
ン上のボタンが選択されたときにDPSによって記憶さ
れる。スクリーンの各々によって提供されるオプション
及びスクリーンの各々内でDPSによって実行される機
能を以下に別個に説明する。
【0034】DPSはユーザに対して図4乃至図12に
示すようなオプションを提供するために、テキストフォ
ーマットで記憶されている種々のファイルを使用する。
これらの各ファイルは図3に関して実行される動作時に
インストールあるいは更新される。これらの各ファイル
はリスト化されてこれらのファイルを用いるスクリーン
に関連して以下に説明する。DPSはユーザによって入
力されたオーダ情報を以下にその詳細が説明されるオー
ダ情報ファイル(OIF)に記憶する。
【0035】DPS218による印刷のための文書を生
成するために、ユーザは図4に示すスクリーンを使用す
る。図4はマイクロソフトワード95アプリケーション
プログラム内からのDPS218の起動を示している。
DPS218の起動の変形は以下の記載により当業者に
明らかである。
【0036】図4の402に示すように、ユーザはまず
アプリケーションプログラムの内部からテンプレートを
選択する。テンプレートはRPFによってサポートされ
ている複数の文書スタイルのうちの1つである。好まし
くはユーザによって選択可能なテンプレートはビジネス
カード、郵便はがき、グリーティングカード、子冊子、
及び複数のタイプの製本文書を含む。アプリケーション
プログラム216によって文書が生成(404)される
と、ユーザは406で文書の校正刷りを検査のために印
刷して変更を加える。408でユーザはアプリケーショ
ンプログラム内のメニューからプリンタとしてのDPS
を選択する。当該DPSを指定のプリンタに選択する
と、文書はセーブされたことを確認するためにDPSに
よって検査される。文書がセーブされなかったときは、
文書をセーブすることをユーザに通知するためのポップ
アップメニューが表示され(411)、ユーザに対して
次の操作を行なうための許可が与えられる。文書がセー
ブされるとDPS内のプリンタドライバモジュールがロ
ードされ(410)、文書がDPSによって解釈され、
ページ上の文書の印刷境界を示す寸法が選択されたテン
プレートに対応する期待値と比較される。例えば、テン
プレートが1インチのマージンを周囲に有する4インチ
×6インチのカードを用いる場合は、その文書の印刷可
能な領域は2インチ×4インチである。ユーザはアプリ
ケーションプログラムのメニュー上の”印刷”オプショ
ンを選択する。文書上のマージンがテンプレートによっ
て許可されたマージンを越えるとき、すなわち、印刷可
能な領域が特定の印刷可能領域を越える場合は、そのマ
ージンは無効であることを示すためにエラーメッセージ
が表示される(412)。印刷可能な領域が選択された
テンプレートによって指定されたものに一致すると、文
書を生成するために用いられるアプリケーションプログ
ラムのためのコードはレジストリに書き込まれる。その
後、制御は416に示すアプリケーションプログラム
の”印刷プレビュー”モードに渡される。
【0037】当業者にとって明らかなように、”印刷プ
レビュー”モードにおいてアクティブ文書が”あなたが
見ているものはあなたが得るものである”(WYSIW
YG)の方法で表示される。WYSIWYG環境では、
文書の外見が印刷されたときとほぼ同じになるような方
法で文書が表示される。例えば、文書の実際の印刷に先
だって、印刷されたときとまったく同じ状態の文書がユ
ーザに見えるようにページレイアウトが表示される。D
PS218はRPFで印刷されたときに現れる文書を”
印刷プレビュー”モードが表示するのに必要な情報を含
む。
【0038】文書を検査したときにユーザはさらなる変
更を行なうかあるいは選択されたプリンタ(422)を
変更するか、あるいはRPFを使用しないことを要求す
ることがある。ユーザが文書の外見に満足したときは2
06における”印刷”オプションが印刷プレビューモー
ド内で選択される。”印刷”オプションを選択するとD
PS218は419、420で示す検査を実行する。こ
れは、411、412で示される検査について説明した
のと同じ方法で実行される。さらに、文書のページ数が
選択されたテンプレートの範囲内であることを確認する
ために検査される。ページ数がページの最大数を越えた
ときはユーザに知らせるためにポップアップウインドウ
が生成される。419での検証が終わると、420及び
421が実行される。ここではDPSは印刷すべき文書
を含むアプリケーションプログラムによって生成された
ファイルから、ポストスクリプトファイル(以下ではP
Sファイルと呼ばれる)が生成される。
【0039】図4に示すステップの後、図5に示すスク
リーンがユーザに対して提示される。図5(a)、図4
に示すステップの後、図5に示すスクリーンがユーザに
対して提示される。図6、7、8、9、10及び図11
に示すようなDPSによって表わされるスクリーンにつ
いて以下に別個に説明する。
【0040】歓迎スクリーン(503) このスクリーンは図4に示すスクリーン408から開始
される。このスクリーンはユーザが印刷すべき文書の5
5文字の記載の入力を可能にする出版記載フィールドを
提供する。印刷すべき文書に対応するPSファイルを探
すために適当なレジストリキーが探索される。
【0041】コンピュータ102はユーザによって生成
された印刷可能な文書を含むファイルを探す。好ましく
は印刷可能な文書を含むファイルはポストスクリプトタ
イプのファイル(ここではPSファイルと呼ぶ)の形態
を有する。スクリーン内における、ユーザが文書の50
文字記載を入力できる文書記載フィールド が起動され
る。次に文書はファイルのパラメータを検査するために
504で示すようにDPSによって解析される。PSフ
ァイルは次の項目を決定するために分析される。すなわ
ち、使用されるプリンタドライバ、文書に対する印刷可
能領域、文書のページ数、文書で使用されるカラーの
数、使用されるプリンタドライバはDPSプリンタドラ
イバ(プリントベーションプリンタバージョン3.3)
が現在ロードされていることを確認するために用いられ
る。カスタマによって用いられるテンプレートを識別す
るレジストリ変数が読み出されてテンプレート定義ファ
イルと比較される。以下にその構造を説明する。テンプ
レート定義ファイルは印刷可能領域の長さと幅に一致す
るものを見つけるために探索される。テンプレート定義
ファイルはその出版タイプに適合するマージンを含んで
いる。PSファイルの印刷可能領域から集められた長さ
と幅はテンプレートファイルの定義と比較される。値が
一致したときは制御は文書選択スクリーン(505)に
戻される。
【0042】文書選択スクリーン(505) このスクリーンはユーザが印刷したい文書のタイプを選
択するのを可能にする。このスクリーンは歓迎スクリー
ンによって開始され、好ましくは、製本文書と、ビジネ
スカード、郵便はがき、グリーティングカード、8.5
インチ×11インチの折り畳み文書、小冊子、大型冊子
などの未製本文書を含むすべての利用可能な文書タイプ
を表示する。上記したように、利用可能な文書タイプの
各々に対するテンプレートはDPSによって提供され、
文書の生成を行なうためにユーザによって選択可能であ
る。好ましい文書タイプの各々について以下に詳細に説
明する。
【0043】 文書タイプ 記載 製本文書 現在のアクティブ文書を収納するために3リング、 コーム、ブック及びグリップバインダを生成する。 文書は黒及び白あるいは黒と1つのハイライトカラ ーを用いて片面あるいは両面に印刷される。
【0044】 ビジネスカード 黒及び白、黒と1つのハイライトカラー、及びフル カラーのビジネスカードを印刷する。片面または両 面に印刷される。
【0045】 郵便はがき 黒及び白、黒と1つのハイライトカラー、及びフル カラーの郵便はがきを印刷する。片面または両面に 印刷される。 グリーティングカード 黒及び白、黒と1つのハイライトカラー、及びフル カラーのグリーティングカードを印刷する。肖像画 あるいは風景画が印刷され、折り畳み可能である。
【0046】 8.5×11の用紙 8 1/2×11のすべての文書を黒及び白、黒と1 つのハイライトカラー、及びフルカラーで印刷する パンフレット、フライヤー、セールスシート)。二 重あるいは三重に折り畳み可能。肖像画あるいは風 景画が印刷される。片面あるいは両面に印刷可能で ある。
【0047】 小冊子 黒及び白、黒と1つのハイライトカラー、及びフル カラーでホッチキスとじ(鞍形とじ)の小冊子を製 造する。片面あるいは両面に印刷可能である。
【0048】 大型冊子 黒及び白、黒と1つのハイライトカラー、及びフル カラーで8.5インチ×11インチのホッチキスと じ(鞍形とじ)の冊子を製造する。片面あるいは両 面に印刷可能である。
【0049】所望の文書タイプを選択すると、DPSは
製本、あるいは非製本文書を個々に生成するために行な
う工程を示す図6、図7の印刷オプションを提供する。
【0050】製本文書 メインバインダスクリーン(506) このスクリーンは所望する製本文書の複写枚数をユーザ
が入力し、スクリーン510、512、514、516
にアクセスするのを可能にする。このスクリーンはま
た、完了次第スクリーン506に制御を戻すスクリーン
510、512、514、516で入力された選択に対
する単価及び全体のコストを表示する。そのような選択
が入力されると、選択されたバインダスタイル及び色を
示すイメージがモニタ上に表示される。さらに、選択に
対する単価及び全体のコストも表示される。文書のペー
ジ数はPSを解析することでDPSによって自動的に決
定されて表示される。スクリーン510、512、51
4、516の必要な選択がなされると制御は図6、図
9、図10に示すコモンオーダエンジンに渡される。
【0051】バインダ選択(510) このスクリーンはユーザが製本文書とともに使用するこ
とを望むバインダタイプを選択するのを可能にする。D
PSは当該文書のページ数を含む文書とともに用いられ
る利用可能なすべてのバインダタイプを表示し、所望の
バインダタイプを選択するための”ボタン”などの手段
を提供する。DPSは好ましくは印刷可能な文書におけ
る印刷可能なページ数に基づいて、利用可能なバインダ
タイプを決定して、ユーザによる適当な選択があるとバ
インダタイプコードを記憶する。デフォールトでは片面
印刷がDPSによって選択される。両面印刷が選択され
た場合は、製本文書に対するページ数が、片面印刷ペー
ジの数を示す変数を2で割り算して次の整数に丸める再
計算が行われる。次に利用可能なバインダタイプが再計
算されて適合するバインダが起動される。バインダタイ
プが選択されると、カバーカラー選択手段が製本文書に
対するカバーカラーの選択を可能にすべく提供される。
バインダタイプが選択されると、バインダカラー、バイ
ンダスタイル、片面あるいは両面印刷、各選択を示す変
数が製品番号を決定するために記憶される。
【0052】バインダスタイル選択(512) このスクリーンはユーザが選択したバインダタイプに対
するスタイルを選択することを可能にする。スタイルは
好ましくはペーバーボード、レザーレット、コーポレッ
ト、コンテンポラリを含む。このスクリーンはバインダ
スタイル選択スクリーン510上でスパイラル、3リン
グ、あるいはパーフェクトバインダタイプが選択された
ときに開始される。バインダタイプを選択するための手
段を提供するために選択可能ボタンが表示される。バイ
ンダタイプが選択されると、バインダタイプコードは選
択されたバインダスタイルを反映するために変更され
る。次にバインダタイプコードはバインダ毎のコスト値
を決定するために複写枚数とともに用いられる。コスト
値は計算増分原価フィールドに記憶される。次に増大原
価及び全体コストが決定され、ユーザに印刷オーダのコ
ストを提示するために各々が表示される。このようにし
て、ユーザはコストを検討し、場合によってはより望ま
しい全体コストあるいは増分原価を得るために選択され
たバインダを変更する。
【0053】用紙タイプ選択(514) このスクリーンはユーザが製本文書に用いる所望の用紙
タイプと用紙カラーとを選択する。バインダタイプ選択
スクリーン410上で選択したバインダカラーに基づい
て、利用可能なすべての用紙の選択のリストボックスが
表示される。利用可能なインク選択のメニューも表示さ
れ、好ましくは黒及び白、及び黒と1つのハイライトカ
ラーを含む。ユーザが用紙タイプを選択すると用紙タイ
プコードが記憶され、用紙カラーが選択されると用紙カ
ラーコードが記憶される。この表示は選択された用紙タ
イプ及びカラーを決定するために更新され、ページ毎の
コスト値が更新増分原価及び全体コストを決定するため
に生成される。増分原価及び全体コストはともに表示さ
れる。
【0054】タブタイプ選択(516) このスクリーンはユーザが製本文書にタブを希望するか
どうかを選択することを可能にし、タブが所望される
と、製本文書に所望されたタブのタイプを選択する処理
が行なわれる。スクリーンはスクリーン506の適当な
位置をクリックすることで開始される。スクリーン51
6はすべての利用可能なタブ選択及びタブが配置される
ページ番号を入力するためのリストボックスと、ユーザ
タブラベルを入力するためのテキスト入力ラインを表示
する。ユーザがタブ選択ボタンを選択すると、リストボ
ックスが各ライン上に表示されたタブタイプテキストと
ともに起動される。カスタムタブが選択された場合は各
ラインは黒である。次にユーザはタブに対するテキスト
とタブが現れるページとをこのリストボックス内で入力
する。ページ番号が入力されると、それらは、各番号が
以前の番号よりも大きいこと、二重に入力されていない
こと、ページ番号が文書の印刷ページ数を越えていない
ことを確認するためにDPSによって検証される。ユー
ザがOKボタンを押すと、タブタイプはオーダに対する
製品番号を決定するために変数に記憶され、タブテキス
ト及びタブページ番号がコンマで区切られてOIFにお
けるシーケンシャルASCIIフォーマットで記憶され
る。タブの全数は、増分原価値を更新するのに用いられ
るタブ毎のコスト値を決定するためにDPSによって使
用される。タブ毎のコスト値は増分原価値を更新するの
に使用される。次にこの値は新たなコスト値を生成する
ために複写全数によって乗算される。新たなコスト値は
増分原価とともに表示される。
【0055】非製本文書 図5(b)は非製本文書を印刷するのに利用可能な種々
のオプションをユーザが選択するために表示される一連
のスクリーンを示している。
【0056】メイン出版フォーマットスクリーン(53
0) このスクリーンはユーザが所望の非製本文書の複写枚数
と特定の文書印刷選択を入力するのを可能にする。この
スクリーンはまた、選択に対する単価とオーダに対する
全体コストとを表示する。このスクリーンはビジネスカ
ード、郵便はがき、グリーティングカード、8.5×1
1の用紙、小冊子、または冊子注釈を文書選択スクリー
ン上で選択することで開始される。非製本文書のページ
数はPSファイルを分析することによって決定される。
決定がなされた後、ページ数がスクリーン上に表示され
る。ユーザが小冊子あるいは大型冊子を選択した場合
は、冊子の各タイプに対する一対の所定数に対応するか
どうかを決定するために文書におけるページ数が検査さ
れる。例えば、小冊子タイプの文書において、ページ数
が8、16、あるいは24ページでない場合は、文書が
白紙のページを含むことがユーザに知らされ、文書のタ
イプを変更するためのオプションが提供される。
【0057】制御がこのスクリーンに戻ったとき、DP
Sはオーダに対する単価あるいは全体コストを計算して
表示する。4、8、12、16、20、24ではないペ
ージ数を含む冊子であるときは、ページ数は価格表を探
索するためにこれらの値の1つに丸められる。ユーザが
スクリーン上のプルーフチェックボックスをマークする
と、全体コストフィールドを複写枚数で割り算すること
によってプルーフコストフィールドがユーザのオーダの
量を反映するために更新される。OIFのプルーフフィ
ールドも更新される。他に特定しない限り、増分及び全
体コストが非製本文書における各オプションの選択に対
して製本文書について前記した方法で計算されて表示さ
れる。
【0058】カラー選択(534) このスクリーンはユーザが非製本文書を生成するための
印刷カラーパラメータを選択可能にする。このスクリー
ンは文書に対するインクを選択するためのボタン、スポ
ットカラーのリストボックスと、片面か両面印刷かを選
択するためのラジオボタンとを含む。選択された文書タ
イプがビジネスカードあるいはページ数が1に等しいグ
リーティングカードである場合は、片面印刷のためのボ
タンが駆動され、かつ、両面印刷のためのボタンが起動
停止状態になる。選択された文書タイプが小冊子、大型
冊子、あるいはページ数が1より大きいグリーティング
カードである場合は両面印刷ボタンが選択されて片面印
刷のボタンは不作動状態になる。文書タイプが郵便はが
き又は8.5×11の用紙である場合は、両方のボタン
がアクティブになりデフォールトとして片面が設定され
る。さらにスクリーンは黒及び白、黒と1つのハイライ
トカラー、フルカラーの3つのインクの選択を含む。利
用可能なスポットカラーのドロップダウンリストボック
スもまた表示される。各オプションが選択されると、表
示は選択を反映するために更新される。
【0059】用紙タイプ選択(536) このスクリーンはユーザが非製本文書とともに使用する
用紙を選択することを可能にする。利用可能な用紙選択
を含むリストボックスが表示される。ウインドウはまた
仕上げ文書に対して肖像画にするかあるいは風景画にす
るかの好みの選択のためのラジオボタンも含む。文書タ
イプが小冊子あるいは大型冊子であるときは、肖像画が
選択され、風景画ボタンは不作動状態になる。他のすべ
ての文書タイプについては、両方のボタンがアクティブ
になり、デフォルトとして肖像画が好みとして設定され
る。ユーザが選択を完了したとき、用紙タイプと好みが
OIFに記憶され、表示が選択された好みを反映するた
めに更新される。
【0060】折り畳みタイプの選択(538) このスクリーンはユーザが当該文書に対して所望する折
り畳みのタイプを選択することを可能にする。スクリー
ンは利用可能な折り畳み選択に対して選択可能なボタン
を表示する。例えば、8.5×11の用紙に対しては二
重折り畳み、三重折り畳み、あるいは折り畳みなしであ
る。ユーザがOKボタンを押した場合に折り畳みタイプ
がOIFに記憶される。
【0061】図5及び図6、図7に示すスクリーンが完
了すると、DPSはPSファイルを検査してPSファイ
ルがRPFによって要求されるある種の基準を満たすこ
とを確認するためにいくつかの後選択機能を実行する。
さらに、DPSはPSファイルを検査して当該ファイル
において特定された赤、緑、青(RGB)を識別し、選
択されたスポットカラーに対してファイルにおいて特定
されたスポットカラーをRBG値に設定する。次にPS
ファイルはRPFに送信するために通常の方法で暗号化
されかつ圧縮される。
【0062】印刷オーダの設定 図4、図8、図9、図10に示すオプションが選択され
ると、ユーザはオーダエンジンを実行する図5乃至図1
1に示すスクリーンに応答して印刷オーダを設定する。
DPSのオーダエンジンは請求及び発送情報を入力及び
/または検証するための手段を提供し、印刷オーダの要
約を提供し、次に、ユーザがこの要約に含まれている情
報を確認すると、ユーザに対して複数のオーダ送信オプ
ションを提供する。オーダ送信オプションの選択がなさ
れると、DPSは必要な情報をRPFに送信する動作に
入る。一度オーダが設定されると、オーダマネージャは
ユーザがRPFで中断している印刷オーダの状態に関す
るステータス情報を獲得するのを可能にする。
【0063】DPS及びRPFはDPSからRPFへ必
要な情報を送信して所望の文書の印刷を開始させる2つ
の送信機構を提供する。1つの機構はデスクトップコン
ピュータ102からRPFに必要なデータを電子的に送
信することである。他の機構は必要なデータを磁性フロ
ッピーディスケットなどの持ち運び可能な記憶媒体に記
憶してそれをRPFに発送することである。RPFはデ
ィスケット上の情報を読み取る。いずれも送信機構でも
2つのファイルが送信される。第1のファイルは図2の
220で示すようなイメージ情報ファイル(IIF)で
あり、これはデータファイル215からのDPSによっ
て生成されたポストスクリプトタイプのファイルであ
る。第2のファイルは図2の221で示すようなオーダ
情報ファイル(OIF)であり、これは以下の詳述す
る、文書の印刷のために必要な他の情報を含む。印刷オ
ーダの送信がフロッピーディスケットの発送によって行
われる場合は、フロッピーディスケット上の記憶のため
に第3のファイルが生成される。ここではヘッダーファ
イルと呼ぶことにする。このファイルは印刷オーダを個
別に識別するオーダ番号、日付印、ディスケット識別子
を含む。例えば印刷オーダが3つのディスケットを必要
とする場合は、第1のディスケットはディスケットを3
つのディスケットのうちの第1のものであると識別する
ディスケット識別子を含む。ヘッダーファイルは好まし
くはRPFがディスケットを回収してそれを読み取りの
ために正しく位置付けするために、ビンソータを用いる
自動化されたディスクリーダを使用することを可能にす
る。多数のディスケットがこのようなソータに挿入され
てランダムに読み取られる。ヘッダーファイルはRPF
がどの印刷オーダが各ディスケットに対応しているのか
を決定することを可能にする。
【0064】図8はRPFに印刷オーダを設定するため
の工程を示している。図8に示す工程は図6あるいは図
7に示されるオプションの選択の後に実行される。スク
リーンの各々によって提供されるオプション及び図8に
示すスクリーンの各々内でDPSによって実行される機
能について以下に別個に説明する。
【0065】製品サービス及び要約スクリーン(60
4) このスクリーンはカスタマに対して製品選択についての
情報を提供し、カスタマがオーダを処理するためにある
種のDPSサービスを選択することを可能にする。スク
リーンはカスタマによって選択されたすべての製品の詳
細なリストを表示する。さらに、このスクリーンはカス
タマが印刷オーダの印刷に先だってRPFからプルーフ
をオーダすることを可能にする。プルーフが選択された
ときはこのプルーフに対する別個の料金が表示され、印
刷オーダに対するサブトータルが更新される。
【0066】カスタマがスクリーン上の情報を検討した
後、DPSはIIFを圧縮かつ暗号化して、この操作を
ユーザに通知する。制御は次にスクリーン610に移行
する。
【0067】オーダ方法のスクリーン(610) このスクリーンはユーザがRPFに印刷オーダを配送す
るためのオーダ送信機構を選択することを可能にする。
好ましくはDPS及びRPFによって支持される配送機
構はモデムを介して電子的送信かあるいは、印刷オーダ
を含むディスケットのRPFへの夜間配送を含む。最初
に、スクリーンを表示するに先だって、モデムタイプレ
ジストリ変数についての検証がなされる。当該変数が存
在するときはモデム及び夜間ディスケット配送の両方が
起動される。変数が存在しないときは、夜間ディスケッ
ト配送方法のみが起動される。送信すべき圧縮ファイル
のサイズとモデム速度のレジストリ変数が取り出され
る。ファイルのサイズはモデムを介しての送信が要する
おおよその時間を決定するためにモデムの速度に分割さ
れる。ファイルのサイズはさらに夜間ディスケット配送
方法が要するディスケットの数を決定するために1.4
Mbに分割される。スクリーンは好ましくは利用可能な
すべての送信オプションを選択可能なボタンとして表示
するとともに、おおよその時間及び送信を実行するため
に必要とするディスケットとを表示する。IIFを送信
するのに必要な時間が所定の最大送信時間(ここでは3
00分が望ましい)よりも大きい場合は、モデムを介し
ての送信を許可するオプションは不作動にされる。62
5及び626で示すように、必要に応じてディスクエラ
ー及び不十分な権限に対するエラーメッセージが提供さ
れる。モデムによる送信が選択された場合は、スクリー
ンはユーザに対してRPFに必要な情報を送信するのに
必要とするおおよその時間を通知する。
【0068】請求情報スクリーン617はユーザ情報を
収集、表示及び検証する。それは請求情報を変更するオ
プションのユーザによるスクリーン616内での選択に
よって開始される。ユーザによるデータ入力を減らすた
めに、スクリーンは好ましくはレジストリから収集した
以前のオーダ請求情報を表示する。以前の請求情報がな
い場合は収集すべき情報としては、名前、会社、RPF
によって生成されるユーザアカウント番号、住所、電話
番号及び免税認証を含む。第1のチェックボックスはユ
ーザがユーザアドレス情報の変更を指示するのを可能に
し、第2のチェックボックスは請求情報の変更を指示す
るのを可能にし、第3のチェックボックスは発送アドレ
スが請求アドレスと異なっていることを指示するのを可
能にする。前記のボックスはデフォールトではチェック
マークがついていない。夜間配送、地上配送あるいは他
の仲介優先配送サービスなどのオーダ配送サービスを選
択するために3つのラジオボタンが提供される。スクリ
ーンが完了すると、すべての更新されたフィールドは関
連するレジストリ変数に書き込まれる。
【0069】発送情報スクリーン618は発送情報を収
集、表示及び検証する。それは発送情報を変更するオプ
ションのユーザによるスクリーン616内での選択によ
って開始される。スクリーンは、当該スクリーン内の同
じ発送アドレスチェックボックスがマークされていない
場合は、請求情報スクリーンによって開始される。スク
リーンにはレジストリから収集された以前のオーダ発送
情報から収集したデフォールト情報が表示される。スク
リーン504において、エラーメッセージ511乃至5
14がスクリーン504に関して説明したときと同じ方
法で生成される。
【0070】このスクリーンはオーダについての情報を
ユーザに対して提供し、ユーザがRPFによって課せら
れた条件と制限とを受け入れることを可能にする。さら
に、このスクリーンはユーザのオーダ情報の要約とオー
ダのコストとを発送及び請求情報とともに表示する。示
されるコストはプルーフが選択されている場合はプルー
フに対する価格、発送コスト、オーダと発送との総計に
基づいた州オーダ税金からの全体コストである。スクリ
ーン上の許可ボタンはユーザがオーダを確認することを
可能にする。
【0071】スクリーン616に続いて、モデム配送が
所望されている場合は図9のスクリーンが、夜間ディス
ケット配送が所望されている場合は図10のスクリーン
がユーザに対して提示される。
【0072】モデム配送 クレジット情報スクリーン(704) このスクリーンはクレジット認可に要するデータを収集
する。このデータはクレジットカードのタイプ、クレジ
ットカード保持者の名前、クレジットカードのアカウン
ト番号、クレジットカード支払いに対する期限日、イン
ボイスオーダに対するユーザ番号を含む。商用で使用可
能な複数のクレジットカードの1つによる支払いが支持
されるとともに、RPFに前もって作成されたユーザア
カウントによる支払いが支持される。このユーザアカウ
ントによる支払いが選択されたときは、DPSはユーザ
アカウント番号、全体のオーダ量を含むユーザの現在の
請求情報を表示する。DPSはユーザの個人識別番号
(PIN)番号を入力するためのフィールドを提供す
る。PIN番号が入力、再入力されたときは、OIFの
支払い部分がユーザ番号、PIN番号、オーダの全体量
によって満たされる。商用上利用可能なクレジット/料
金カードが所望される場合は、クレジットカード保持者
の名前、クレジットカード番号を入力するためのフィー
ルドと、クレジットカード消滅日フィールドとがオーダ
の全量とともに表示される。
【0073】要求されたクレジット情報が入力される
と、DPSは708で示すようにモデムを介して、クレ
ジット認可及びユーザの印刷オーダを個別に識別するオ
ーダ番号とを獲得するために、RPFのOPS部と接続
を開始する。DPSからOPSへの情報の送信に関する
ステータス情報を表示するためにプログレスバーが提供
される。オーダ番号に対する要求を受けると、OPSは
以下の4つのクラスのメッセージのうちの1つを用いて
応答する。すなわち(1)お知らせ、(2)オーダを処
理するために変更が必要、(3)オーダは処理できな
い、あるいは(4)オーダ番号。前記メッセージの最初
の3つのいずれかを受信したときは、ユーザは任意の情
報を変更することができる。
【0074】オーダ番号がOPSによって返されたとき
は、オーダ番号はOIFに記憶され、OIFは圧縮かつ
暗号化される。RPFによって印刷オーダを印刷するた
めに必要な情報(OIFとIIFとからなる)はOPS
に送信され、ユーザはそのような動作についてスクリー
ン706によって知らされる。このスクリーンはオーダ
ファイルを送信するのに必要な残りの時間を計算するの
に用いられるプログレスバーを含む。プログレスバーは
全取り引きの各1/10が発生するたびに加算される1
0ブロックを含む。最初にOIFが送信され、OPSか
ら正常な返答が得られたときにはイメージ送信の要求
が、OIFを送信するための権限を要求するためにOI
Fの名前とともに送信される。OIFから正当な承認を
受けたときはOIFが送信される。イメージファイルの
送信が完了した後、停止メッセージが送信され、制御は
モデムオーダお祝いスクリーン720に移行する。
【0075】OPSからの応答がお知らせに関するメッ
セージであった場合は、DPSソフトウェアが期限切れ
であり、RPFへのオーダを行なう前に更新しなければ
ならないことをユーザに知らせるスクリーン710が提
示される。DPSの期限切れバージョンからのオーダを
排除することにより、DPSは好ましくはRPFが各D
PSは新しい価格と、税金表と、文書フォーマットオプ
ションとを有していることを確認することを可能にする
とともに、RPFによって使用されている通信機能とフ
ォーマットとを支持することができる。
【0076】711乃至719で示すように、印刷オー
ダ(714)の無効フォーマット、ディスクエラー(7
12)、通信エラー(713)、モデムによる接続なし
(714)、無効クレジットカード(715)、流行遅
れのソフトウェア(カタログ)(716)、IIFまた
はOIF(717)の送信エラー、カスタマのアカウン
トあるいは所定の最大金額(718)に依存する限度を
越えたインボイス量、IIFまたはOIF(719)の
暗号化時の暗号化エラーなどについてのエラーメッセー
ジが必要に応じてユーザに提供される。
【0077】モデムオーダお祝いスクリーン(720) このスクリーンはオーダが設定されてオーダステータス
ファイルが更新されたことをユーザに知らせる。また、
スクリーンはオーダに関する情報と、オーダの詳細を将
来検討するためにオーダマネジャーをどのように使用す
るのかについてユーザに提供する。このスクリーンにお
いてユーザはDPSから出る。
【0078】夜間ディスケット配送 上記したように、ディスケットを介しての印刷オーダの
配送が所望されたときには、スクリーン610にそのよ
うな表示をすることで図10に示すスクリーンがユーザ
に提示される。以下に各スクリーンについて別個に説明
する。
【0079】クレジット情報スクリーン(754) このスクリーンはスクリーン704について上記した機
能と同じ機能を実行し、そのような記載はここに含まれ
ている。必要な情報が入力されると、DPSは文書がデ
ィスケットに複写されていることをユーザに知らせると
ともに、ユーザを複写工程へ導くスクリーン755を生
成する。圧縮されたイメージファイルは1つ以上のディ
スクの記憶要件を持っている。したがって、ディスクビ
ルドポップアップと呼ばれるポップアップウインドウは
ユーザに対して適当な時間に適当なディスクをディスク
ドライブに挿入することを促し、プログレスバーの形態
でユーザにビルドステータスを提示する。要求された各
ディスケットに対する更新テキストメッセージが提供さ
れる。最初に、ディスクビルドアップが必要なラベル付
きディスクの全数をユーザに知らせる。このスクリーン
は文書がXXディスケットに複写され、これらのディス
ケットはフォーマットされ、ディスク#1乃至ディスク
#XXとラベルが付けられることをユーザに知らせる。
ユーザはDPSからフォーマットディスケットへ切り替
えることができ、その後に戻る。スクリーンはさらに、
データをドライブ内のディスケットに複写するための残
りの時間を計算するのに用いられるプログレスバーを含
む。プログレスバーは全ディスケットサイズの各1/1
0が複写されるたびに加算される10ブロックを含む。
各新しいディスケットについてはプログレスバーがリセ
ットされる。ユーザが適当なボタンを押したとき、書き
込み可能なディスケットが存在するかどうかディスケッ
トドライブが検査され、プログレスバーが起動され、イ
メージファイルの最初の部分が複写される。ユーザはい
つでもキャンセルできる。圧縮されたファイルの1.2
Mb部分はディスケット上のファイルにビルドされる。
ディスケットがいっぱいになったときには、DPSは音
声表示を行ない、当該処理が残りのディスクに対して反
復される。ファイルが複写された後、制御は呼び出しC
ARスクリーン760に渡される。756、757、7
58で示すように、使用されているディスケットが空か
どうか(756)、ディスケットがフォーマットされて
いない(757)、あるいはディスクエラーが発生した
かどうか(758)についてユーザに知らせるためにエ
ラーメッセージが提示される。
【0080】CARスクリーン(760)の呼び出し このスクリーンはユーザのオーダを確認するための一連
のステップを実行するCARを呼び出すことをユーザに
知らせる。このステップはクレジット認可、ユーザ及び
オーダ番号の割り当て、処理番号を用いたオーダの認
証、オーダディスケットの取り出しに関する計画を含
む。スクリーンはオーダ番号のためのフィールド、オー
ダ番号音声確認コード、検証ボタン及び次のボタンを表
示する。検証及び次のボタンは不作動である。ユーザは
CARを呼び出し、CARによってそれらに与えられる
オーダ番号と検証番号とを入力する。番号が両方のフィ
ールドに入力されたときに検証ボタンが起動される。次
にユーザがオーダ番号に対するベース26値を生成する
検証ボタンを押すことにより、ユーザによって入力され
た検証番号と比較される。両方が一致したときにはユー
ザは次に進むことを許される。両者が一致しなかったと
きには、両方の番号をもう一度入力すべきであることを
示すメッセージが表示される。次に、CARはユーザが
正しいオーダ番号を入力したことを検証する。当該番号
が正しく入力されなかったときにはユーザは再度番号を
入力することができる。
【0081】ディスケットオーダお祝いスクリーン(7
62) このスクリーンはオーダが設定されてオーダステータス
ファイルが更新されたことをユーザに知らせる。また、
スクリーンはオーダに関する情報と、オーダの詳細を将
来検討するためにオーダマネージャをどのように用いる
かについてユーザに知らせる。このスクリーンからユー
ザはDPSを出る。
【0082】オーダマネージャ 上記したように、オーダマネージャはユーザが以前に設
定された印刷オーダのステータスに関するRPFからの
ステータス情報を獲得することを可能にする。オーダマ
ネージャはDPSの起動時に最初に表示された歓迎スク
リーンから入力される。図11はオーダマネージャによ
って提供されたスクリーンを示す。
【0083】オーダマネージャメインスクリーン(80
2) このスクリーンはユーザが以前にRPFに設定したオー
ダを検討し、これらのオーダの製造ステータスを更新
し、すでに受信したオーダをリストから除去することを
可能にする。スクリーンは、オーダ番号、オーダステー
タス、関連するステータス日(提出された日、受信日、
製造日、発送日)によって、以前に行われたすべてのオ
ーダのリストボックスを表示する。ボタンはユーザが強
調されたオーダ番号の詳細を観察し、選択されたオーダ
を削除し、オーダファイル内のすべてのオーダを除去
し、あるいはオーダファイル内のすべてのステータスを
更新することを可能にする。ユーザが出力ボタンを押す
とアプリケーションは制御をウインドウデスクトップに
渡す。
【0084】オーダ詳細スクリーン(804) このポップアップスクリーンはインボイスフォーマット
における以前に行われたオーダの詳細を表示する。オー
ダ番号変数はオーダファイルにおける選択されたオーダ
を探索するのに用いられる。
【0085】削除オーダ警告スクリーン(806) このスクリーンはオーダマネージャからオーダの記録を
除去されようとしていることをユーザに知らせて、この
考えを変更するための機会をユーザに与える。このスク
リーンはユーザが選択されたオーダの削除を取りやめる
ことを可能にする警告メッセージを表示する。ユーザが
NOボタンを押したときには、制御は削除を実行するこ
となしにオーダマネージャメインスクリーンに戻る。ユ
ーザがYESボタンを押したときには、オーダ番号変数
が検査され、オーダ番号がALLであればすべてのオー
ダ記録が抹消される。一方、オーダ番号変数によって識
別されたオーダが削除される。いずれの場合も、削除の
後は制御がオーダマネージャメインスクリーンに戻され
る。
【0086】RPFスクリーンに接続(808) このスクリーンは接続がRPFと確立されつつあること
をユーザに知らせる。このスクリーンはステータス更新
を終了するための残りの時間を計算するのに使用される
プログレスバーを含む。プログレスバーは全システムサ
イズの各1/10がハードドライブに複写されるたびに
加算される10ブロックを含む。RPFとの接続がなさ
れてオーダステータスメッセージがOPSに送られる。
OPSは入力された更新ステータス日とともにオーダス
テータスメッセージを返す。次にこのメッセージはオー
ダファイル及びオーダマネージャメインスクリーンを更
新するのに用いられる。メッセージが送信及び受信され
る間、ステータスバーが更新される。更新が完了すると
制御はオーダマネージャメインスクリーンに戻る。
【0087】オーダ情報ファイル(OIF) OIF220のフォーマットが以下に示されており、O
IFに含まれるフィールドを各フィールドのバイト長と
ともに提供している。DPSは図4乃至図10に示す適
当なスクリーンに応答してユーザによって入力された必
要な情報を記憶する。
【0088】 フィールド名 バイト長 オーダ番号 8 獲得コード 1 元のID 2 クレジット保持者 25 クレジットアカウント 16 クレジット消滅日 4 支払いタイプ 2 小切手番号 5 P.O.番号 16 キーコード 6 免税フラグ 1 PIN番号 8 ユーザ番号 10 名前 12 名字 18 ファックス番号 10 ファックス内線 4 電話番号 10 電話内線 4 電子メールアドレス 50 ソフトウェアコード 6 親会社 30 親ライン1 30 親ライン2 30 親会社の市 25 親会社の州 2 親会社の郵便番号 9 親会社の県 25 親会社の郵便番号 9 更新マスタ 1 請求名前 12 請求名字 18 請求会社 30 請求ライン1 30 請求ライン2 30 請求市 25 請求州 2 請求郵便番号 9 請求地方 25 請求郵便番号 9 更新請求 1 割引量 8 プロモーションキー 12 全重量 4 全料金 10 発送方法 2 ライン項目番号 2 ユーザ参照 30 製品番号 8 オーダ量 4 ページ数 3 バインダタイプ 3 バインダカラー 1 バインダサイズ 2 バインダスタイル 2 文書コード 3 非製本ページの数 2 用紙タイプ 2 アカウントシートフラグ 1 インクカラー量−フロント 2 インクカラー量−バック 2 好み 1 単一/二重 1 折り畳みタイプ 1 プルーフフラグの送信 1 DPMSフラグ 1 アカウント/タブコード 2 タブ数 2 タブページ 3 タブテキストライン1 15 タブテキストライン2 15 カバーテキストフラグ 1 カバ−テキストライン1 15 カバーテキストライン2 15 カバーテキストライン3 15 カバーフロント カバーサイズ 2 割引量 8 税金 8 プロモーションキー 12 全料金 10 プルーフ料金 10 プルーフ税金 4 重量 4 請求コード 2 発送料金 2 基本料金 10 名前への発送 12 名字への発送 18 会社への発送 30 ライン1への発送 30 ライン2への発送 30 市への発送 25 州への発送 2 電話番号への発送 10 郵便番号への発送 9 地方への発送 25 郵便番号への発送 9 発送の更新 1 ソフトウェアバージョン 6 カタログバージョン 16 DPSのIBMコンパチブルコンピュータ上での実装の
ために、添付のマイクロフィッシェ付属物にリスト化さ
れた後述のモジュールに含まれているソースコードは、
必要なサポートコードと組み合わせればマイクロソフト
2.2又は4.0から入手可能なC/C++コンパイラ
を用いることによって実行可能なモジュールに変換して
実行できる。印刷システムのアップル社から入手可能な
マッキントッシュコンピュータ上での実装のために、添
付のマイクロフィッシェ付属物にリスト化されているソ
ースコードは、必要なサポートコードと組み合わせれば
適当なC/C++コンパイラを用いることによって実行
可能なモジュールに変換して実行できる。上記のDPS
の機能を実行する添付のマイクロフィッシェリストに含
まれているソースコードモジュールは参照のためにここ
に含まれている。DPSは好ましくはクラスの形態を有
する複数のオブジェクトによって実行される。当業者に
よって明らかなように、クラスを使用することはしばし
ばクラスの継承と呼ばれているクラス間の関係を表わす
ことを含めて多くの利点を有する。関連タイプのクラス
を共に用いることは多重継承と呼ばれる。添付の付属物
で提供されDPSによって用いられるソースコードにお
いて実行されるクラスの詳細について以下に説明する。
【0089】オーダエンジン 図4乃至図10に示され、請求及び発送情報を入力及び
/又は検証するための手段を提供するオーダエンジン
は、以前のオーダの要約を提供し、この要約に含まれて
いる情報がユーザによって確認されたときに複数のオー
ダ発送オプションをユーザに提供する。このオーダ発送
オプションは次のクラスによって実行される。
【0090】CBillToInfo:このクラスは請求情報を記憶
して、これをダイアログボックス及びレジストリに対し
てやり取りする役目をもつ。
【0091】CCustInfo:このクラスはカスタマ情報を記
憶して、これをダイアログボックス及びレジストリに対
してやり取りする役目をもつ。
【0092】CShipToInfo:このクラスは発送情報を記憶
して、これをダイアログボックス及びレジストリに対し
てやり取りする役目をもつ。
【0093】COCSS:このクラスはOIFファイルを生成
するための情報を記憶する役目をもつ。
【0094】CTabList:このクラスはタブについての情
報を記憶する役目をもつ。
【0095】CTabObi:このクラスはタブについての情報
を記憶する役目をもつ。
【0096】Cmisc:このクラスはOIFファイルを生成
するための種々の情報を記憶する役目をもつ。
【0097】CPriceInfo:このクラスは価格に対する税
金と重量についての情報を記憶する役目をもつ。
【0098】CPRINTINFO:このクラスはバインダタイ
プ、インクタイプ、複写枚数などの情報を記憶する役目
をもつ。
【0099】CCOVERINFO:このクラスはカバーシートに
ついてのデータを記憶する役目をもつ。
【0100】CCOMPRESS:このクラスは送信元及び送信先
ファイル名の記憶とDIF及びIIFを圧縮及び伸長す
る役目をもつ。
【0101】CEncrypt:このクラスは送信元及び送信先
ファイル名の記憶とOIF及びIIFを暗号化及び復号
する役目をもつ。
【0102】インストール DPSをインストールしかつ更新するのに用いられる図
3に示すスクリーンは次のクラスによって実行される。
【0103】CCallRPF インストールされたソフトウェアに対する登録IDを取
得して新たなIDを生成するためにRPFを呼ぶことを
ユーザに促す。
【0104】CFileCopy ファイルがハードディスクに複写されているときにプロ
グレスバーを表示する。
【0105】CInstallPop インストールすべきソフトウェアのサイズとハードディ
スクにおける利用可能なスペースについてユーザに知ら
せる。ソフトウェアをインストールするためにディレク
トリの選択のためのブラウザを提供する。
【0106】CSearchPop プログラムは現在システム構成を探していることをユー
ザに知らせる。
【0107】CSplashDlg ソフトウェアのインストールが完了したことをユーザに
知らせる。
【0108】CStartingPop DPSがインストールされつつあることをユーザに知ら
せる。
【0109】CUserReg 名前、アドレス、電話番号などのフィールドによってイ
ンストールされたソフトウェアに対する登録フォームを
表示する。
【0110】CMainScreen アンインストール、更新及びモデムの構成の次の3つの
オプションによってアプリケーションのための歓迎スク
リーンを表示する。
【0111】CModemSetup インストールされたモデムについての情報を表示して、
現在のカスタマ電話番号と市内局番とを変更することを
ユーザに促す。
【0112】CInstUpdate インストールされたソフトウェアについての情報を提供
して継続のボタンを押すことによりソフトウェアを更新
することをユーザに促す。
【0113】CDestInstall インストールされたソフトウェアについての情報を表示
して継続のボタンを押してそれを再インストールするこ
とをユーザに促す。
【0114】オーダマネージャ 図8に示すスクリーンは次のクラスによって実行され
る。
【0115】CMyListFormView リストの形態のオーダについての情報を表示する。
【0116】文書名/ステータス/提出日/受信日/処
理日/発送日 CDetails オーダリスト内のオーダをダブルクリックすることによ
って起動される現在のオーダについての詳細を表示す
る。情報は請求先、発送先、製品情報、量/説明/単価
/コスト CtextMaster テキストのフォント及びアライメントを選択することを
可能にするエディットコントロールを表わす。CcommonB
aseObject CObjectから引き出されたベースクラスをアブストラク
トにする。
【0117】CnameAddress 請求及び発送のためのアドレスについての情報を含み、
CbillTo,CshipToに対するベースクラスとして用いられ
る。
【0118】CshipTo 発送に関する情報を含む。
【0119】CbillTo 請求に関する情報を含む。オーダ番号データフィールド
のみを名前アドレスに追加する。
【0120】CorderDetail 製品に関する情報を含む。量、説明、単価 CorderDetailList COrderDetailに対するクラスを含む。これは追加、削
除、探索などの機能を有するCOrderDetailオブジェクト
の列である。 CorderSummary オーダ要約に関する情報を含む。オーダ名、提出日、受
信日、処理日、発送日 Corder このクラスはオーダ(実際にはオーダのサブセット)の
概念を表わす。これはオーダ要約(オーダ名、提出日、
受信日、処理日、発送日)と、請求先情報と、発送先情
報と、オーダ詳細リスト(製品リスト)についてのデー
タを含む。
【0121】CorderList これはオーダオブジェクトに対するコンテナクラスであ
る。これは追加、探索、削除などを有するCorderの列で
ある。
【0122】CcoverText CtexMasterクラスによって要求される情報に対するクラ
スを記憶する。テキスト、フォント、アライメントな
ど。この情報をCtexMasterクラスから取得してそれをCr
edit/CTextMasterに設定する。
【0123】次に遠隔印刷施設(RPF)について説明
する。
【0124】印刷オーダを受けると、RPFは受信した
ファイルを復号かつ伸長して、クレジットカード認可を
含む必要請求項目とともに受信オーダのルーティング、
印刷、発送を制御する。印刷施設は好ましくはDPSに
よって支持される印刷可能な媒体のタイプの各々に印刷
するための装置を含む。最後に印刷製品は印刷オーダを
満たす印刷の完了と同時にユーザに発送される。RPF
は好ましくは人間による干渉をほとんど必要としない自
動化された方法で複数のDPSからのオーダを受ける能
力を含む。
【0125】RPFは4つの主なサブシステムを含む。
すなわち、オーダ処理サーバ(OPS)、イメージ記憶
システム(ISS)、カスタマオーダプロセッサ(CO
P)、そして、プラント製造システム(PPS)。これ
らのシステムの各々はRPFの構成要素についての概念
図である図12に詳細に示されている。一般に、OPS
は複数のDPSとの通信を処理し、DPSから印刷オー
ダを受けて印刷オーダの必要な部分をISSとCOPに
送信する。ISSはイメージファイルを記憶して操作
し、COPはオーダ情報を記憶して操作し、以前のオー
ダについてのステータス情報を維持し、必要なクレジッ
ト認可を取得し、どのPPSを使用するかを決定する。
PPSはCOP及びISSから受信したデータによっ
て、適当なプリンタによる印刷オーダの実際の印刷を開
始する。
【0126】印刷オーダの処理 DPSによって送られた印刷オーダはOPSによって受
信され、当該オーダが、OIFの内容を示す表に示され
る必要な情報を含むことを確認するためにOPSによっ
て検証される。検証が終わると、オーダのイメージ情報
成分はISS920に送信され、オーダの印刷オーダ情
報成分はCOP904に送信される。オーダが検証され
ると、ワークシート及びプレート情報ファイルが生成さ
れ、印刷オーダを印刷すべくプリンタによって読み取り
可能なプリンタレディポストスクリプト(PRP)ファ
イルを生成するために、印刷前処理が実行される。印刷
前処理が終わると、プリンタレディファイルは印刷キュ
ーに送られ、必要なプリンタのタイプを決定してプリン
タレディファイルを適当なプリンタに送る。印刷が終わ
ると、印刷物は仕上げセルに送られて、用紙を適当なサ
イズに切断したり、折り畳み処理、梱包処理などの仕上
げ処理が行なわれる。最後に仕上げ材料は発送に送られ
て、アドレスが付けられて適当な場所に発送される。上
記した処理の各々について以下にRPFの構成要素の説
明とともにより詳細に説明する。
【0127】OPS OPSは好ましくはTCP/IPタイプの通信機能を有
するコンピュータ上で動作する記憶プログラムとして実
装される。機能的にはOPSは3つの一般的機能を実行
する。(1)クライアントインタフェース、すなわち、
1つ以上のDPSとの通信、(2)OPSサービス、そ
して(3)RPFサービスである。
【0128】クライアントインタフェースはオーダを設
定するのに必要なすべての情報を収集するためにユーザ
と交信する役目をもつ。クライアントはDPSなどのユ
ーザアプリケーションである。あるいは、夜間ディスケ
ット配送によって送られたオーダのための、図1の15
6で示すようなディスクワークステーションなどの内部
システムである。すべての必要な情報を有したときクラ
イアントは、OPSと通信を開始する。クライアントと
OPSは一組の取り引きによってオーダとオーダを完了
するのに必要なイメージ情報を送信する。図13はクラ
イアント/OPSアーキテクチャの構成要素を示す。O
PSから見たときにクライアントアーキテクチャすなわ
ちDPSは、クライアントグラフィックインタフェース
1002と、OPS.DLL1004と、通信層100
6の3つの層からなる。クライアントインタフェースは
DPSを介してオーダを設計及び入力するために必要な
情報を入力するためにユーザによって用いられるスクリ
ーンからなる。クライアントインタフェース1002が
オーダをRPFに送るのに必要なすべての情報を持つ
と、必要なファイルを転送するのに必要な処理を実行す
るために、OPS.DLL1004を呼び出す。クライ
アントはまた、再開始におけるRPFでのオーダの開始
を決定するためにOPS.DLLを使用する。OPS.
DLLは種々のOPS取り引きを表わす一組のオブジェ
クトを提供し、取り引きを成立させるために必要なメッ
セージ及びファイルの転送機能を実行する取り引きオブ
ジェクトメソッドを実行する。
【0129】通信層1006はOPSシステムにアクセ
スするための通信オブジェクトを提供し、複数の通信プ
ロトコルを実行するために、2つのモジュール、DLXCOM
M.DLLとTCP/IPとからなる。通信プロトコルは好ましく
はTCP/IP、多数のモデム対モデムタイプの接続、
商用のオンラインサービスによって実行されるようなオ
ンラインサーバータイプの通信を含む。通信機能は好ま
しくは実際の取り引き処理から抽象化されている。これ
によって取り引き処理が通信媒体から独立したものとな
る。クライアント(DPSまたはディスクワークステー
ション)は要求されたタイプの通信オブジェクトを開始
し、接続を確立するのに必要な情報を挿入する役目を持
っている。このような情報の例としては、通信ポート番
号、及びモデム速度である。OPS.DLLモジュール
1004は好ましくは、モデム対モデムの直接通信によ
ってあるいは、コンピュサーブなどの商用のオンライン
サービスを介しての非同期通信を実行するために実装さ
れる。TCP/IPオブジェクトはまた、ディスクワー
クステーションクライアントによって使用すべく実装さ
れる。
【0130】機能的に、OPSはインバウンド通信10
08、ポート処理1010、メッセージルーティング1
012、取り引き処理1014、サービスDLL101
6、アウトゴーイングTCP/IP1008の6つの層
からなる。インバウンド層1008はクライアントから
の到来接続を受ける役目をもつ。非同期接続のために、
各接続/ポートは自身のスレッドによって実装される。
TCP/IPに対して1つのリスニングスレッドがあ
り、接続が受け入れられるたびに新たなスレッドが生成
される。ポート処理層1010はスレッドに対するハイ
レベルの管理機能を含む。例えば、前のセッションが中
止された後に新たなコールを受け入れるためにポートを
リセットするためのロジックを含む。コールが受け入れ
られた後、ロジックフローは取り引きハンドラ1014
に渡る。メッセージルータ1012は取り引きシーケン
スの最初のメッセージを受けるためのリード命令を発行
し、次にこのメッセージを解釈し、制御を層1014の
適当な取り引きハンドラに渡す。OPS.DLLにおけ
る各取り引きオブジェクトに対して、対応する取り引き
ハンドラ1014がOPS内に存在する。このハンドラ
は取り引きを完了するために要求されたサービスDL
L、ISS.DLL及びCOP.DLL及びクライアン
トOPS.DLLと通信を行なう役目を有する。サービ
スDLL、ISS.DLL及びCOP.DLLは図12
のそれぞれ922、906で示されるように、関連する
サーバの取り引きサービスへのアクセスを提供する。
【0131】OPSは取り引きを完成するために要求さ
れたサービスを呼び出すべくこれらのインタフェースを
使用する。ISS.DLL及びCOP.DLLは好まし
くは関連するサーバと通信を行なうために1018で示
すように、TCP/IPを用いる。
【0132】OPS/DPS取り引き OPSとDPSとの間の取り引きについて以下に別個に
説明する。取り引き名はイタリック体で提供され、その
後に取り引きの説明が続く。
【0133】OPS_開始_セッション(新たなオーダ) この取り引きは新たなオーダ番号を要求するためにDP
Sによって使用される。取り引きを受信すると、OPS
はBE_API_開始_セッション取り引きを発行し、ゼ
ロオーダ番号を渡す。OPS内のバックエンドAPIは
次に新たなオーダ番号を取得するために必要なバックエ
ンドサーバにコンタクトする。バックエンドAPIは新
たに発行されたオーダ番号に対して、Nのオーダ状態を
返す。バックエンドAPIは適当なサーバを介して新た
なオーダ番号を発行する前に渡されたユーザ番号を検証
する。バックエンドAPIが新たなオーダ番号を取得す
るために必要なサーバに到達できないときは、あるい
は、オーダ番号がどのオンラインサーバにも存在しない
場合は、返されたオーダ状態は”U”に設定され、オー
ダ番号は0に設定される。OPSのバックエンドAPI
部分はOPSとCOPとの間の通信を実行する。”OP
S/COP取り引き”というタイトルの基にバックエン
ドAPIの動作について以下に詳細に説明する。
【0134】OPS_開始_セッション(再スタート) この取り引きは進行中のオーダのオーダ状態を決定する
ためにDPSによって用いられる。返されたオーダ状態
に基づいて、DPSはオーダプロセスのどの工程を実行
すべきかを決定する。この取り引きは通常は中断された
オーダ提出プロセスを再スタートするのに用いられる。
オーダ/ユーザ番号対はオーダ状態コードを取得するた
めのキーである。OPSはオーダ番号とユーザ番号とを
渡すBE_API_開始_セッション取り引きを発行す
る。バックエンドAPIはオーダ/ユーザ番号対に対す
るオーダ状態を取得するために必要なサーバとコンタク
トする。
【0135】OPS_開始_ディスク_セッション この取り引きはオーダの状態を決定するためにディスク
ワークステーションによって用いられる。返された状態
に基づいて、ディスクワークステーションはオーダ提出
プロセスを完成させるためにOPSに対してどのファイ
ルを送信すべきなのかを決定する。OPSはBE_AP
I_開始_ディスク_セッション取り引きを発行する。バ
ックエンドAPIはオーダ状態を取得するために適当な
サーバにコンタクトする。バックエンドサーバによって
オーダ/ユーザ番号対が知られていない場合は、オーダ
番号は電話を介してCARによって割り当てられたもの
と仮定する。次にバックエンドサーバはオーダ番号を新
たな番号として受け入れ、オーダ番号を実現するために
必要な入力を行なって”N”のオーダ番号を返す。
【0136】OPS_停止_セッション この取り引きは処理が終了したときにDPSによって送
信される。これはDPSが通信セッションを停止するこ
とをOPSに知らせるものである。この取り引きを受け
ると、OPSは通信接続の欠如がエラーでないことを示
すフラグを設定する。
【0137】OPS_提出_オーダ この取り引きはOCSS文書をOPSに送るためにDP
Sによって使用され、イメージファイルを送る前にオー
ダ受諾を受け取る。この取り引きを発行する前に、DP
Sはオーダ状態が”N”に等しいことを確認する。最初
にOPSはイメージファイルを記憶するためのネットワ
ーク位置を取得するためにBE_API_取得_オーダ_位
置取り引きを発行する。バックエンドAPIはファイル
ステージングエリアサーバにコンタクトし、オーダ/ユ
ーザ番号対を探索する。対が見つかったときは、オーダ
状態とネットワーク記憶位置が返される。オーダが見つ
からないときは、例外状態が返される。例外がBE_A
PI_取得_オーダ_位置取り引きに返された場合には、
OPSはOPS_提出_オーダ_遂行メッセージを否定の
結果コードとともにクライアントに返す。次にクライア
ントは問題を解決するために必要な処理を行なう。オー
ダば見つかった場合には、オーダ状態はOPSによっ
て”N”として検証される。状態が”N”でない場合は
例外が返される。状態が正しい場合にはOPSはネット
ワーク位置を返すためにファイル受信に対するターゲッ
トを設定して、肯定のOPS_提出_オーダ_遂行メッセ
ージをクライアントに送信する。次にクライアントはO
PSにOCSSファイルを送信する動作を開始する。O
CSSファイルの受信が成功したときには、OPSはB
E_API_提出_オーダ取り引きをバックエンドAPI
に発行する。次にAPIは当該オーダに対するクレジッ
ト認可を取得するために必要なサーバにコンタクトす
る。認可サーバが存在しない場合でもオーダは受信され
て後で検証を行なうためのマークが付けられる。オーダ
は拒絶に対する肯定の理由が得られた場合にのみ拒絶さ
れる。オーダ受諾を受けた後、バックエンドはオーダ状
態を”O”に設定する。バックエンドAPIがオーダ番
号及び/又は記憶位置の検証を取得するために必要なサ
ーバにコンタクトできない場合、あるいは、どのバック
エンドサーバにも利用可能な記憶スペースがない場合に
は例外が返される。
【0138】OPS_提出_ディスク_オーダ この取り引きはOCSS文書ファイルをOPSに送るた
めにディスクワークステーションクライアントによって
用いられ、イメージファイルを送信する前に、クレジッ
ト認可を受信する。この取り引きを発行する前に、クラ
イアントプログラムはオーダ状態が”N”に等しいこと
を確認する。OPSはまずイメージファイルするための
ネットワーク位置を取得するためにBE_API_取得_
オーダ_位置取り引きを発行する。バックエンドAPI
はファイルステージングエリアサーバにコンタクトして
オーダ/ユーザ番号対を探索する。対が見つかったと
き、かつ、十分なディスクスペースがある場合には、オ
ーダ状態とネットワーク記憶位置とが返される。ディス
クスペースが利用可能でない場合には、例外状態が返さ
れる。例外がBE_API_取得_オーダ_位置取り引きに
返されたときには、OPS_提出_ディスク_オーダ_遂行
メッセージを否定の結果コードとともにクライアントに
返す。オーダが見つかったときには、オーダ状態は”
N”として検証される。状態が”N”でないときには、
例外が返される。状態が正しい場合には、OPSはネッ
トワーク位置を返すためにファイル受信に対するターゲ
ットを設定し、肯定のOPS_提出_ディスク_オーダ_遂
行メッセージをクライアントに送信する。クライアント
はOCSSファイルをOPSに送ることを開始する。O
CSSファイルの受信が成功したときには、BE_AP
I_提出_ディスク_オーダ取り引きをバックエンドAP
Iに発行する。ディスクワークステーションオーダは常
に受諾される。クレジット検証は免除されたプロセスで
ある。バックエンドはオーダ状態を”O”に設定する。
バックエンドAPIがオーダ番号及び/又は記憶位置を
取得するために必要なサーバにコンタクトすることがで
きない場合がありうる。この場合には、ディスクワーク
ステーションは例外をコンソール/プリンタに発行せず
に成功するまで取り引きを周期的に繰り返す。
【0139】OPS_提出_イメージ この取り引きはイメージファイルをOPSに転送して、
オーダ提出プロセスを完成するためにDPSによって送
信される。この取り引きを発行する前に、クライアント
プログラムはオーダ状態が”O”に等しいことを確認す
る。取り引きの受信があると、OPSはBE_API_取
得_イメージ_位置取り引きをバックエンドAPIに送信
する。バックエンドAPIはオーダ状態とネットワーク
位置を取得するのに必要なサーバにコンタクトする。サ
ーバはオーダ/ユーザ番号対を検証して、イメージファ
イルを供給するために必要なディスクスペースを確保す
る。オーダが見つからなかった場合、あるいは、スペー
スが利用可能でない場合には、例外が返される。一方、
ネットワーク記憶位置及びオーダ状態は返される。次に
OPSはオーダ状態が”O”であることを検証する。ネ
ットワーク記憶位置が利用可能であり、かつ、状態が”
O”である場合には、肯定のOPS_提出_イメージ_遂
行メッセージがクライアントに返される。例外状態が見
つかった場合には、否定のOPS_提出_イメージ_遂行
メッセージがクライアントに返される。OPSはターゲ
ットディレクトリをファイル受信に対するネットワーク
記憶位置に設定する。肯定のOPS_提出_イメージ_遂
行メッセージを受け取ると、次にクライアントは第1の
イメージファイルの送信を開始する。OPSはすべての
イメージファイルが転送されるまで、OPS_提出_イメ
ージ_遂行メッセージをクライアントに送り続ける。す
べてのファイルを受け取ったとき、OPSはBE_AP
I_提出_イメージ取り引きを発行する。バックエンドA
PIは次に最後のオーダ処理を始めるために必要なサー
バにコンタクトし、オーダ状態を”C”に設定する。
【0140】OPS_提出_ディスク_イメージ この取り引きはイメージファイルをOPSに転送するた
めにディスクワークステーションによって送信される。
この取り引きを発行する前に、ワークステーションはオ
ーダ状態が”O”に等しいことを確認する。取り引きを
受信すると、OPSはBE_API_取得_イメージ_位置
取り引きをバックエンドAPIに送信する。バックエン
ドAPIはオーダ状態とネットワーク位置とを取得する
ために必要なサーバにコンタクトする。サーバはオーダ
/ユーザ番号対を検証して、イメージファイルを供給す
るために必要なディスクスペースを確保する。オーダが
見つからない場合あるいは、スペースが利用可能でない
場合には、例外が返される。一方、ネットワーク記憶位
置及びオーダ状態は返される。OPSは次にオーダ状態
が”O”であることを検証する。ネットワーク記憶位置
が利用可能であり、かつ、状態が”O”である場合に
は、肯定のOPS_提出_ディスク_遂行メッセージがク
ライアントに返される。例外状態が見つかった場合に
は、否定のOPS_提出_ディスク_遂行メッセージがク
ライアントに返され、OPSはファイル受信のためにタ
ーゲットディレクトリを通信記憶位置に設定する。肯定
のOPS_提出_ディスク_遂行メッセージを受けると、
ワークステーションは次にイメージファイルの送信を開
始する。OPSはすべてのファイルを受信するまで、O
PS_提出_ディスク_イメージ_遂行メッセージによって
各ファイルを認証する。すべてのファイルを受信する
と、BE_API_提出_ディスク_イメージ取り引きが発
行される。次にバックエンドAPIは最後のオーダ処理
を始めるために必要なサーバにコンタクトしてオーダ状
態を”C”に設定する。次にOPSはOPS_提出_ディ
スク_オーダ_応答メッセージとともに、この取り引きは
イメージファイルをOPSに転送するためにディスクワ
ークステーションによって送信される。この取り引きを
発行する前に、ワークステーションはオーダ状態が”
O”に等しいことを確認する。取り引きを受信すると、
OPSはBE_API_取得_イメージ_位置取り引きをバ
ックエンドAPIに送信する。バックエンドAPIはオ
ーダ状態とネットワーク位置とを取得するために必要な
サーバにコンタクトする。サーバはオーダ/ユーザ番号
対を検証して、イメージファイルを供給するために必要
なディスクスペースを確保する。オーダが見つからない
場合あるいは、スペースが利用可能でない場合には、例
外が返される。一方、ネットワーク記憶位置及びオーダ
状態は返される。OPSは次にオーダ状態が”O”であ
ることを検証する。ネットワーク記憶位置が利用可能で
あり、かつ、状態が”O”である場合には、肯定のOP
S_提出_ディスク_遂行メッセージがクライアントに返
される。例外状態が見つかった場合には、否定のOPS
_提出_ディスク_遂行メッセージがクライアントに返さ
れ、OPSはファイル受信のためにターゲットディレク
トリを通信記憶位置に設定する。肯定のOPS_提出_デ
ィスク_遂行メッセージを受けると、ワークステーショ
ンは次にイメージファイルの送信を開始する。OPSは
すべてのファイルを受信するまで、OPS_提出_ディス
ク_イメージ_遂行メッセージによって各ファイルを認証
する。すべてのファイルを受信すると、BE_API_提
出_ディスク_イメージ取り引きが発行される。次にバッ
クエンドAPIは最後のオーダ処理を始めるために必要
なサーバにコンタクトしてオーダ状態を”C”に設定す
る。次にOPSはOPS_提出_ディスク_オーダ_応答メ
ッセージとともに、BE_API_提出_ディスク_イメー
ジ取り引きの結果を送信する。
【0141】OPS_検証_バージョン この取り引きはソフトウェア/価格/製品バンドルの流
通を決定するためにDPSクライアントによって使用さ
れる。取り引きを受信すると、OPSはBE_API_検
証_バージョン取り引きを呼び出して、クライアントか
らのユーザ番号とバージョンIDとを渡す。バックエン
ドAPIはクライアントのバージョンIDを最新のバー
ジョンと比較するために必要なサーバにコンタクトす
る。クライアントのバージョンが最新のものであるなら
ば、APIは最新のバージョンIDをクライアントと同
じに設定して、製品コードをヌルストリングに設定し、
さらにソフトウェアサイズを0に設定する。クライアン
トのバージョンが古いものであるならば、ソフトウェア
IDが現在のIDに設定され、製品コードが返され、交
信の全サイズが返される。必要なサーバが利用可能でな
い、渡されたクライアントバージョンIDが無効であ
る、あるいは、ユーザ番号が無効である場合がありう
る。
【0142】OPS_オーダ_ステータス この取り引きは1つ以上の未処理のクライアントオーダ
のステータスを決定するためにOPSによって使用され
る。オーダステータスは要求されたすべてのオーダ番号
についてのステータスを有するファイルを要求する。提
出した、受信した、製造された及び発送した日付け/時
間は各オーダ番号に対して返される。バックエンドで1
つ以上の番号が未知であり、”見付かった”フィールド
がステータスオブジェクトに含まれている場合がありう
る。取り引きを受信すると、OPSは一続きのオーダス
テータスファイルを受信するために十分なローカル記憶
部があるかどうかを確認する。十分な記憶部がない場合
には、OPS_オーダ_ステータス_遂行メッセージがク
ライアントに送信される。スペースがある場合には、肯
定のPOS_オーダ_ステータス_遂行メッセージが送信
される。肯定の遂行メッセージを受信すると、クライア
ントはファイルを送信する。OPSがファイルを受信し
たとき、それを開いてオブジェクトを分解する。次にB
E_API_オーダステータスAPIがOPSによって発
行される。バックエンドAPIは各要求されたオーダの
ステータスを取得するためにバックエンドサーバに要求
を発行する。要求されたバックエンドサーバにアクセス
できない、ユーザ番号が無効である、あるいは1つ以上
のオーダ番号が未知である場合がありうる。バックエン
ドAPIから戻ると、OPSはオーダステータスオブジ
ェクトを更新して、それらを一列にならべてファイルに
する。次にOPS_オーダ_ステータス_応答メッセージ
がクライアントに送信される。応答が肯定である場合に
はOPSは次に更新された一続きのオーダステータスフ
ァイルをクライアントに送信する。
【0143】OPS/COP取り引き 次の記載はOPSとCOPとの間で実行される取り引き
の各々について別個に説明するものである。次の機能は
以下に述べる種々のパラメータを使用する。
【0144】オーダ# これは情報が所望される印刷
オーダに対する番号である。
【0145】カスタマ# これは情報が所望される印刷
オーダに関連するカスタマである。
【0146】IPアドレス リスト これはOPSによって保持されているIPアドレスのリ
ストである。各アドレスはCOPゲートウェイの候補で
ある。リストの最初のゲートウェイが失敗したときに
は、OPSは不良とマークして次の候補とともに処理を
返す。このプロセスは良好な通信が起こるまで、あるい
は、すべての候補がなくなるまで継続される。すべての
候補がなくなった場合には施設が利用不可能のエラーが
返される。
【0147】オーダ状態 これは印刷オーダに対するファイル転送へ行くの状態を
示している。このパラメータは常に出力のみである。こ
のパラメータに対する値は以下の通りである。”U”定
義されていない−COPはオーダの記録を有していない
か、または、新たなオーダ番号を提供することができな
い。
【0148】”N”新しい−COPゲートウェイはオー
ダ番号を割り当てたが、このオーダに対してファイルが
受信されなかった。
【0149】”O”オーダ−オーダファイルはこのオー
ダに対して受信された。
【0150】”C”完了−すべてのファイルはこのオー
ダに対して受信された。
【0151】結果コード−どのエラーが発生したかを示
すコード。
【0152】結果メッセージ−カスタマに対するエラー
に関するメッセージ。
【0153】BE_API_開始_セッション この機能は新たなオーダに対する新しいオーダ番号を取
得するか、あるいは、現存するオーダに対するオーダフ
ァイル送信状態を取り出すために、OPSによって呼び
出される。新たなオーダに対するオーダ番号を得るため
に、OPSは0のオーダ番号と有効なカスタマ番号によ
ってこの機能を読み出す。現存するオーダに対するオー
ダ送信状態にアクセスするために、OPSは現存するオ
ーダとこのオーダに対するカスタマとによってこの機能
を呼び出す。いずれの場合であっても、オーダ状態が結
果コードとともに返される。
【0154】BE_API_開始_セッション この取り引きはディスケットを介して受信したオーダ入
力に対してディスクワークステーションによって使用さ
れる。オーダはCOPがオーダ番号を発行する開始セッ
ション取り引きを用いてモデムを介して開始してもよ
い。あるいは、オーダは完全にディスケットによって提
出してもよい。この場合、CARはCARによって発行
されたコマンドを実行するオーダプロセッサインタフェ
ース(OPI)を介してオーダ番号を発行する。オーダ
ディスクはイメージファイルのみならずオーダファイル
をも含む。この取り引きの目的はオーダステータスと同
期させることである。この機能はCOPゲートウェイか
らのオーダに関する情報にアクセスすることである。オ
ーダが見つからない場合には、オーダはCARによって
手動で入力されたものと仮定され、COPゲートウェイ
を現存するオーダに同期させる処理が行なわれる。
【0155】BE_API_取得_オーダ_位置 イメージ及びこのオーダに対するオーダファイルを記憶
する位置を提供する。この機能はゲートウェイからのオ
ーダに関する状態情報にアクセスすることを開始する。
フィールドに対して必要なスペースがディスク上に残っ
ているスペースよりも大きい場合には、”ディスクスペ
ースがない”のエラーが発生される。
【0156】BE_API_提出_オーダ この取り引きはオーダファイルをステージングエリアに
提出するためにクライアント(DPSあるいはディスク
ワークステーション)によって使用される。オーダ番号
は以前の開始セッションによって割り当てられたものと
仮定される。COPはステージングエリアから直接オー
ダファイルにアクセスする。オーダファイルをオーダデ
ータベース(ODB)に提出する試みがなされる。これ
が成功すると、クレジット検証がなされる。ODBがダ
ウンしている場合にはオーダは延期される。
【0157】BE_API_提出_ディスク_オーダ この取り引きはオーダファイルをディスクオーダから送
信するためにディスクワークステーションによって使用
される。これはオーダがモデムなしに提出され、ODB
におけるオーダがCARを介して発信されたときに実行
される。開始ディスクセッションはすでに完了したもの
と仮定される。オーダファイルはステージングエリアを
ODBと同期させるために第1のディスケットから送信
される。COPはステージングエリアから直接オーダフ
ァイルにアクセスする。オーダを復号して初期化した
後、ODBに提出する試みがなされる。ODBに対する
提出が成功であった場合には、クレジットの検証がなさ
れる。
【0158】BE_API_取得_イメージ_位置 イメージファイルを送信するために位置を要求する。イ
メージファイルが記憶される過程はオーダ番号とカスタ
マ番号とに従って決定される。ファイルサイズが特定さ
れたときに、スペースが利用可能でないときはエラーが
返される。ファイルを記憶すべきディレクトリのフルパ
スは位置パラメータ内に提供されている応答である。
【0159】BE_API_提出_イメージ ディスクワークステーションからのイメージファイルが
受信されたことをCOPゲートウェイに知らせる。オー
ダ送信状態は”C”に設定される。状態が”C”に設定
された後、オーダは開放プロセスによって開放されるの
に利用可能となる。
【0160】BE_API_検証_バージョン DPSの現在のバージョン番号(一定サイズの列)とユ
ーザバージョンが与えられたとき最も最新のバージョン
をダウンロードするのに必要なバイト数とを提供する。
【0161】BE_API_オーダ_ステータス リスト内の各入力の現在のステータスを用いてオーダリ
ストを更新する。オーダリストにおける各オーダ番号の
ステータスについてCOPに尋問がなされる。ステータ
スフィールドは返された結果によって更新される。
【0162】BE_API_初期化_API OPSが内部パラメータを設定するために必要とする初
期化ファイルの名前を渡す。内部初期化を実行する。こ
れはデバッグモードのときにOPSによって必要とされ
るデバッグデータの設定を含む。
【0163】OPS実行 IBMPCに両立するコンピュータの実行のためには、
添付のマイクロフィッシェ付属物にリスト化された以下
のモジュールに含まれているソースコードが、必要な支
持コードと組み合わされたときにマイクロソフト社から
入手可能なC/C++コンパイラを用いて実行可能なモ
ジュールに変換することにより実行可能である。上記し
たOPSの機能を実行する添付のマイクロフィッシェリ
ストに含まれているソースコードモジュールは参考のた
めにここに組み込まれている。
【0164】カスタマオーダプロセッサ 図12の点線904で示されるCOPはCOPゲートウ
ェイモジュール906の制御の基に動作する多数の構成
要素を含む。COPゲートウェイモジュール906は好
ましくはコンピュータの通信及び処理機能を制御する記
憶プログラムを実行する汎用コンピュータとして実装さ
れる。好ましくはコンピュータはIBMOS/2オペレ
ーティングシステムの制御の基に動作するIBM PC
両立のコンピュータの形態を有する。COPゲートウェ
イは好ましくはTCP/IPプロトコルに従ってOPS
902及びISSサーバ922と通信を行なうととも
に、IBM社によって特定されたLU6.2プロトコル
に従ってODBモジュールと通信を行なう。COPゲー
トウェイはオーダ番号と、配送情報とクレジット情報と
をODBモジュール908に提供する。製造インタフェ
ースモジュール928は、複数のPPSが使用されてい
るときに、印刷のための印刷オーダをどの経路で送信す
るかを決定するために、1つ以上のPPSと通信を行な
う。例えばすべてのカラープリンタは1つの工場に配置
され、すべての黒及び白のプリンタは他の工場に配置さ
れる。製造インタフェースモジュール928はこのよう
な属性をODBモジュールに記憶されたデータから決定
し、すべてのカラー印刷オーダを第1の工場に送信し、
すべての黒及び白の印刷オーダを第2の工場に送信す
る。製造インタフェースが印刷オーダをどのPPSに送
るかを決定したならば、PPSに設けられた印刷前及び
製造スケジュール(PPMS)クライアントモジュール
926にオーダ番号を送信する。COPは好ましくは以
下に別個に説明されるような機能を実行する。
【0165】オーダ番号の割り当て このCOPゲートウェイ機能はゲートウェイがODBに
挿入すべきオーダを受け入れることを可能にする資源を
生成し、メデイアデータベース(MDB)へのファイル
の転送を管理する。
【0166】記録オーダ番号 このCOPゲートウェイ機能はゲートウェイがゲートウ
ェイ以外のいくつかのエンティティによってODBに入
力されたオーダに対するメディアデータベースへのファ
イルの転送を管理することを可能にする。
【0167】オーダディレクトリの取得 取得オーダ#及びカスタマ#に対しては、提出オーダま
たは提出ディスクオーダの間、COPゲートウェイによ
って割り当てられるオーダに対するファイルの位置を返
す。
【0168】オーダの提出 この機能はオーダファイルが受信されたことをCOPゲ
ートウェイに知らせるために用いられる。COPゲート
ウェイは、オーダファイルが記憶されているディレクト
リを見つけてオーダをセーブをするために、カスタマ#
及びオーダ#を使用する。
【0169】延期されたオーダの提出 このCOPゲートウェイ機能は延期された処理に対する
オーダを手動で並べるために用いられる。この機能を使
用する例はディスクオーダ、言い換えると、磁性ディス
ケットによって送信される印刷オーダである。このよう
なオーダはオンラインオーダに対する帯域を確保してC
ARにエラー通知を再送するために延期される。これは
適正化する処理を行なうオンラインユーザが存在しない
からである。
【0170】イメージの提出 この機能はオーダに対してイメージファイルが受信され
たことをCOPゲートウェイに知らせるために使用され
る。ファイルはCOPゲートウェイによって受信された
とマーキングされる。これはメデイアデータベース移動
プロセッサがファイルをMDBに移動することを可能に
する。
【0171】オーダステータスの取得 オーダ番号をODBに渡すことによってオーダのステー
タスを取得するためにODBを呼び出す。
【0172】延期されたオーダプロセッサ オーダを受信したとき、またはディスクオーダであった
ときにODBが故障している場合にはオーダは延期され
る。この機能はホスト上のオーダをセーブする。
【0173】オーダ完了プロセッサ オーダがホスト上にセーブされ、すべてのファイルが受
信され、これらのファイルがメデイアデータベースに移
動されたならば、印刷オーダを受信した時間を示す”イ
メージファイル受信タイプスタンプ”が完了する。この
機能は上記の基準に従ってタイプスタンプを完了する。
【0174】メデイアデータベース移動プロセッサ ファイルをオーダステージングエリアからメデイアデー
タベースに移動する。少なくともすべてのファイルがオ
ーダステージングエリアに受信されたとき、ファイルは
移動可能となる。
【0175】オーダ例外プロセッサ この機能は例外状態に置かれたオーダを”きれいにす
る”。例外状態はオーダが処理できなかった失敗の状態
である。このような状態を起こした例外が克服されたな
らば、オーダは有効な処理状態に置かれる。
【0176】オーダの掃除 この機能は”新しい”、”セーブされた”、”拒絶され
た”、”完了した”、あるいは”キャンセルされた”状
態にある古いオーダを”きれいにする”。
【0177】COP_提出_オーダ この機能はオーダ番号に応答し、DPSクライアントと
通信するときに通常OPSによって 呼び出される。C
OPは印刷オーダの位置を返すために要求をISSに送
信する。ISSは位置を返し、COPはOCSSファイ
ルを取得し、必要な情報を取得するためにフィールドを
解析する。ODBが動作可能である場合にはCOPはク
レジット情報を取得することを開始する。ODBが故障
している場合にはCOPが延期オーダプロセッサ読み出
しをISSに送る。COPは次にISS内の取り引き状
態を更新して印刷オーダをODBに追加するかあるいは
更新することを開始すべく、ISSにメッセージを送
る。次に肯定応答が成功あるいは失敗を示すためにOP
Sに送信される。
【0178】COP_充足オーダ この機能はオーダ番号を受信してオーダの状態を待機中
あるいは開放から変更する。このことが起こると、オー
ダは完了のためにRPFによって処理可能になる。
【0179】ODB ODBモジュール908はOPS902によって受信さ
れた印刷オーダに含まれるオーダ情報を記憶するために
動作する高スループットの高信頼性のリレーショナルデ
ータベースの形態を有する。好ましくはODBモジュー
ルはMVSオペレーティングシステムによって制御され
るIBM3090シリーズのメインフレームの形態を有
する。リレーショナルデータベースは好ましくはIBM
社から入手可能なDB2タイプのデータベースとして実
装される。ODBモジュールはオーダ記憶モジュール9
14に印刷オーダ情報を記憶する。印刷オーダに関する
ステータス情報はODBモジュールにも保持されてい
る。ODBモジュールはクレジットカード認可モジュー
ル912からのクレジット認可の取得を制御し、オーダ
要求の発送の取得を制御し、急送ゲートウェイ910を
介して商用配送サービスからのパッケージステータスを
発送する。クレジットカード認可モジュール912は、
クレジットカード番号、消滅日、取り引きの量などのク
レジット認可情報を電子的に遠隔地にあるクレジット認
可施設に送信する。モジュール912は、使用が許可さ
れたか、あるいは、クレジットコードが否定された場合
には、認可番号の形態でクレジット認可施設から情報を
受信し、受信した情報をODBモジュールに送信し、O
DBモジュールはこの情報を適当なDPSへの転送のた
めにOPSに送信する。急送ゲートウェイモジュール9
10は、ユーザからRPFへの夜間配送サービスを介し
て印刷オーダの配送をスケジューリングするために、O
DBモジュール908の制御の基に動作する。特にこの
点において、配送要求を送信して、空輸請求番号を取得
しかつオーダの配送ステータスを取得する。さらに、モ
ジュール910はRPFからユーザによって指定された
アドレスへの完了した印刷オーダの取得及び配送を電子
的にスケジューリングすべく動作する。
【0180】イメージ記憶システム(ISS) 機能的にはISSはISSサーバ922とイメージ記憶
モジュール924との2つのモジュールを含む。ISS
の動作は、好ましくはIBM社から入手可能なOS/2
オペレーティングシステムをランするIBM PCタイ
プのコンピュータによって制御されるISSサーバモジ
ュール922によって制御される。ISSサーバ922
は印刷オーダからのイメージ情報を受信して、モジュー
ル922の制御の基に動作するイメージ記憶モジュール
924(メデイアデータベースと呼ばれる)にイメージ
情報を記憶する。
【0181】工場製造システム(PPS) RPFは好ましくはOPSによって受信されたオーダを
OPSから遠隔地に設けられた施設で印刷することを可
能にする。工場製造システム(PPS)931はOPS
に対してローカルの位置に設けられるが、あるいは、O
PSから地理的に離れた位置に設けられている。RPF
はまた、印刷オーダの発送を行なうことを含む多くの理
由で広範囲の地理的位置に分散される複数のPPSを含
む。
【0182】PPMSクライアント926はISS及び
COPから個々にイメージ情報とオーダ情報を取得し
て、プレート情報ファイルとワークシートとを生成する
プレート及びワークシート生成(PWG)モジュール9
30に当該情報を送信するために、製造インタフェース
928から受信したオーダ番号を利用する。”プレート
情報ファイル”は、イメージを印刷可能な媒体に印刷す
るために、プリンタに送信された情報を意味する。プレ
ート情報ファイルは、通常”バッチング”あるいは”グ
ルーピング”として知られる機能を獲得するために、特
定のプリンタの効率を最適化するような方法で配置され
た多数のイメージを含む。例えば、印刷オーダがビジネ
スカードの印刷を特定するならば、プレート情報ファイ
ルは多数のイメージのビジネスカードをプリンタに対す
る用紙の最適なサイズに印刷すべく配列する。印刷時に
おいて、次にビジネスカードは仕上げセル940(以下
に述べる)において適当なサイズに切断される。術語”
ワークシート”はここではPWGの制御の基に印刷され
る情報を含む文書を意味し、印刷オーダ情報とともに、
印刷オーダの印刷されたイメージを含む。複数ページの
文書である場合、ワークシートは文書のイメージを含む
のではなく、ページ数、フォーマットなどの文書の記述
的属性を含む。ワークシートは印刷オーダを完成するた
めに、印刷及び仕上げ工程において多数の個人によって
使用される。例えば、ビジネスカードの場合、PWGが
ビジネスカードに対する1つ以上の印刷オーダをプレー
ト情報ファイルにグループ分けしたならば、プレート情
報ファイルの印刷にあたって、オペレータは、印刷オー
ダに対応する印刷されたカードを識別するために、印刷
オーダに対応するワークシートを用いる。PWGはワー
クシートの印刷に対する情報を含むワークシートファイ
ルと、プレート情報ファイルとを保管のためにISSに
送信し、引き続いて適当なPPMSサーバ932に送信
する。
【0183】PWG930は印刷オーダとイメージ情報
とあらかじめ用意されたテンプレートとの組合せからポ
ストスクリプトファイルを生成する高度な合成エンジン
である。例えば、合成エンジンはタブとカバー情報とか
らポストスクリプトファイルを生成する。合成エンジン
はまた、プリンタによる使用のためのプリンタレディポ
ストスクリプト(PRP)ファイルを生成するために、
情報をテンプレートと合成する。
【0184】PPMSサーバ932は好ましくはIBM
OS/2オペレーティングシステムを実行する汎用プ
ログラムコンピュータとして実装される。PPMSサー
バ932はプレート情報ファイル及びワークシートの形
態でイメージ情報をイメージ記憶装置924から受信す
る。PPMSサーバとISSとの間の通信は好ましくは
LU6.2プロトコルに従って実行される。PPMSサ
ーバは次に必要な情報を印刷前モジュール934に送信
する。
【0185】印刷前モジュール934は、カラー変換、
トラッピング、グループ化、インポジッション、カラー
分離を実行し、イメージコンテンツを検証してタブとカ
バーシートとを生成する。イメージコンテンツの検証は
好ましくはアドビー社から入手可能なアドビーアクロバ
ットによって実行される。プリンタレディポストスクリ
プトファイルの生成は好ましくは、アドビー社から入手
可能なアドビープレスワイズ/オープンによって実行さ
れる。印刷前モジュール934によってイメージがカス
タマイズされると、イメージを記憶するキューモジュー
ル936に送信される。好ましくはキューモジュール9
36はプリンタオペレータによって実行されるタスクを
最適化するために印刷オーダをグループ化する。例え
ば、類似の用紙を使用する印刷オーダはプリンタでの用
紙の変更を最小にするためにグループ化される。印刷が
完成すると、各印刷オーダに対して、例えば、印刷オー
ダで指定された文書のサイズに印刷された用紙を切断す
ることを含む仕上げが施される。仕上げは手動あるいは
ある程度の自動化による束ね作業を含む。印刷オーダが
終わると、パッケージ化されて、カスタマによって指定
された発送情報に従ってカスタマに発送される。
【0186】以上、本発明の原理の単なる1つの応用例
として特定の構成について説明したが、本発明の真の精
紳と範囲とを逸脱することなしに、当業者は種々の変更
を行なうことができる。
【0187】なお、この特許文書の開示の一部は著作権
による保護を受けるべき部分を含む。この著作権の所有
者は、特許文書または特許開示が特許商標局の特許ファ
イルまたは記録に現れるとき、第三者がこの特許文書ま
たは特許開示の複写を行なうことに対して何ら異議を申
し立てないが、そのすべてに対して著作権を有してい
る。
【0188】また、この明細書は各々が98フレームを
含む24シートのマイクロフィッシェからなるマイクロ
フィッシェ付属物を含む。
【0189】
【発明の効果】本発明によれば、データ処理装置上で動
作可能であり、アプリケーションプログラムによって生
成された文書を一般の家庭やオフィス環境では利用でき
ない種々の印刷及び製本オプションを提供する遠隔地に
ある印刷施設に、ユーザ所望の印刷及び製本嗜好ととも
に、送信することができる遠隔印刷システムを提供する
ことができる。
【0190】また、コンピュータ化された印刷オーダを
効率的に受け、オーダとともに受けたコンピュータ化さ
れた印刷指示に従ってオーダの印刷を管理し、必要な支
払いおよびクレジット認可情報を獲得し、印刷オーダの
状態に関するステータス情報を維持することができる自
動印刷施設を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を実施するシステムの概要図であ
る。
【図2】図1に示すシステムの一部のブロック図であ
る。
【図3】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロー
チャートである。
【図9】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロー
チャートである。
【図10】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図1に示すシステムの一部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図1に示すシステムの一部のブロック図であ
る。
【図13】図9に示すシステムの一部の構成要素を詳細
に示す図である。
【符号の説明】
102…デスクトップコンピュータ、103…モニタ、
104…プリンタ、105…キーボード、106…マウ
ス、107…磁性ディスケット、110…通信網、15
0…印刷施設、152…クレジット認可、154…OP
S、158…イメージ記憶、159…ISS、160…
印刷前モジュール、162…プリンタ、164…CO
P。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 11/00 302 H04N 1/00 107Z H04N 1/00 107 1/21 1/21 1/32 Z 1/32 1/387 1/387 H04Q 9/00 301Z H04Q 9/00 301 G07F 7/08 E (72)発明者 リチャード・ジー・レンジャー アメリカ合衆国、ミネソタ州 55372、プ ライアー・レイク、ミラー・サークル 5926 (72)発明者 マークス・エス・コロナ アメリカ合衆国、ミネソタ州 55127、バ ドナーズ・ハイツ、ハニーサックル・コー ト 4187 (72)発明者 ムラド・エス・ベラーニ アメリカ合衆国、ミネソタ州 55125、ウ ッドベリー、クゥアイル・リッジ・サーク ル 1630 (72)発明者 デイビッド・オニール アメリカ合衆国、ニュージャージ州 10990、ウォーウィック、ジョサップ・ロ ード 199

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理システムに関して動作可能な
    遠隔印刷装置であって、遠隔印刷施設で前記データ処理
    システムに記憶された文書の印刷を行ない、 前記データ処理システムのユーザに対して印刷オプショ
    ン情報を提供し、印刷オプションのユーザ選択を記憶す
    る手段と、 前記ユーザによって選択された印刷オプションと文書フ
    ォーマット情報とに応答して、前記遠隔印刷施設での前
    記文書の印刷のコストを示すコスト情報を前記ユーザに
    対して生成する手段と、 前記文書の印刷に対するクレジットカードによる支払い
    のオプションを含む支払いオプションを前記ユーザに提
    供する手段と、 クレジットカード情報のユーザ入力に応答して、データ
    送信手段による前記クレジットカード情報の認可施設へ
    の転送と前記データ送信手段からの認可情報の受信によ
    って、遠隔地にある前記認可施設からの前記認可情報を
    取得する手段と、 前記文書に応答して、前記文書と前記ユーザによって選
    択された印刷オプションとを含む送信ファイルを生成す
    る手段と、 前記送信ファイルを電話回線を介して前記印刷施設に送
    信する手段と、を具備することを特徴とする遠隔印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記データ処理システムの印刷オプショ
    ン情報をユーザに提供して印刷オプションのユーザ選択
    を記憶する前記手段は、 前記データ処理システムに記憶された用紙タイプ情報に
    応答して、複数の用紙タイプオプションを提供して、選
    択された用紙タイプオプションを記憶するために用紙タ
    イプオプションのユーザ選択に応答する手段と、 前記データ処理システムに記憶された用紙カラー情報に
    応答して、複数の用紙カラーオプションを提供して、選
    択された用紙カラーオプションを記憶するために用紙カ
    ラーオプションのユーザ選択に応答する手段と、 前記データ処理システムに記憶されたバインダタイプ情
    報に応答して、複数のバインダタイプオプションを提供
    して、選択されたバインダタイプオプションを記憶する
    ために、バインダタイプオプションのユーザ選択に応答
    する手段と、 前記データ処理システムに記憶されたバインダカラー情
    報に応答して、選択されたバインダカラーオプションを
    記憶するために、バインダカラーオプションのユーザ選
    択に応答する手段と、 前記文書内のタブの存在を検出して、前記文書内のタブ
    の位置を記憶することによって、前記文書内のタブの存
    在に応答する手段と、を具備することを特徴とする請求
    項1記載の遠隔印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記遠隔印刷施設で前記文書の印刷のコ
    ストを示すコスト情報を前記ユーザに対して生成する前
    記手段は、 前記ユーザによって選択された印刷オプションと前記文
    書フォーマット情報とに応答して、前記データ処理シス
    テムに記憶されたコスト情報の関数として課税前のコス
    トデータを生成する手段と、 前記データ処理システムに記憶された税金情報と前記課
    税前コストデータとに応答して、前記遠隔印刷施設での
    前記文書の印刷のコストを前記ユーザに示す最終コスト
    データを生成する手段と、 前記最終コストデータの生成に応答して、前記データ処
    理システムのユーザによる検討のために前記最終コスト
    データを表示する手段と、 ユーザコマンドに応答して、前記データ処理システムに
    対してローカルな位置に設けられたプリンタによって前
    記最終コストデータの印刷を行なう手段と、を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔印刷装置。
  4. 【請求項4】 ユーザ端末と、このユーザ端末から離
    れた位置にある印刷施設と、前記ユーザ端末と前記印刷
    施設との間でデータを送信する通信リンクとを具備する
    遠隔印刷システムであって、 前記ユーザ端末は、プログラム可能なプロセッサと、こ
    のプロセッサによって実行可能なプログラムを記憶する
    ためのメモリシステムと、前記プログラムによって処理
    されるデータファイルとを具備し、 前記プログラムは1つ以上のアプリケーションプログラ
    ムと、印刷ジョブ制御プログラムとを組み合わせて具備
    し、 前記1つ以上のアプリケーションプログラムは、印刷す
    べきワークの視覚的内容を指定するデータを含むアプリ
    ケーション出力データファイルを生成し、 前記印刷ジョブ制御プログラムは、 1つ以上の前記アプリケーション出力データファイルが
    前記印刷施設によって印刷されるべき方法を指定するユ
    ーザからのオーダ仕様データを受信する手段と、 前記ワークの前記印刷施設から特定の目的地への発送の
    方法を指定するユーザからの発送仕様データを受信する
    手段と、 前記オーダ仕様データに応答して、ジョブコスト値を算
    出する手段と、 印刷ジョブ情報を前記ユーザに表示すべく、前記仕様デ
    ータに基づいて、前記印刷ジョブコスト情報を算出する
    手段を含む手段と、 前記ユーザからジョブ認可コマンドを受信する手段と、 前記ジョブ認可コマンドに応答して、前記通信リンクを
    介しての前記ユーザから前記印刷施設への接続を確立す
    る手段と、 前記印刷ジョブコスト情報と前記ユーザを識別するデー
    タとを含む印刷ジョブ承認要求を前記印刷施設に送信す
    る手段と、 前記通信リンクを介して前記印刷施設からの印刷ジョブ
    承認要求を受信する手段と、 前記印刷ジョブ承認に応答して、前記オーダ仕様データ
    と、前記発送仕様データと、前記アプリケーション出力
    ファイルの選択されたものとを含む所定のフォーマット
    を有するメッセージを、前記ユーザ端末から前記印刷施
    設に送信する手段と、 を組み合わせて具備することを特徴とする遠隔印刷シス
    テム。
  5. 【請求項5】 オーダ仕様データを受信する前記手段
    は、 前記ワークの複写の所望の数の仕様を前記ユーザから受
    け入れる手段と、 複数の対の確立されたオプションをユーザに表示する手
    段と、 前記対から選択された所望のオプションの指定を前記ユ
    ーザから受け入れる手段と、 を組み合わせて具備することを特徴とする請求項4記載
    の遠隔印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記対は、前記ワークに対する一対の
    所定の利用可能なバインディングと、 前記ワークが印刷される一対の所定の利用可能な用紙タ
    イプと、 前記用紙タイプの少なくとも選択されたものに対する一
    対の利用可能な用紙カラーと、を組み合わせて具備する
    ことを特徴とする請求項5記載の遠隔印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記ワークに組み込むべきタブ挿入物
    の仕様を前記ユーザから受け入れる手段をさらに具備す
    る請求項6記載の遠隔印刷システム。
  8. 【請求項8】 前記印刷ジョブ制御プログラムはさら
    に、 前記ジョブ認可コマンドに応答して、前記オーダ仕様デ
    ータと前記発送仕様データと前記アプリケーション出力
    データファイルの選択されたものを含む所定のフォーマ
    ットを有する前記メッセージを、磁性データディスケッ
    トに記憶する手段を具備することを特徴とする請求項4
    記載の遠隔印刷システム。
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