JP2000148844A - 保険業務処理システム、保険申込書作成装置、保険申込書作成方法、およびその方法をコンピュ―タに実行させるプログラムを記録したコンピュ―タ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

保険業務処理システム、保険申込書作成装置、保険申込書作成方法、およびその方法をコンピュ―タに実行させるプログラムを記録したコンピュ―タ読み取り可能な記録媒体

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JP2000148844A
JP2000148844A JP25464599A JP25464599A JP2000148844A JP 2000148844 A JP2000148844 A JP 2000148844A JP 25464599 A JP25464599 A JP 25464599A JP 25464599 A JP25464599 A JP 25464599A JP 2000148844 A JP2000148844 A JP 2000148844A
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insurance
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JP25464599A
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English (en)
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Masanori Azuma
正則 東
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Nissan Fire and Marine Insurance Co Ltd
Original Assignee
Nissan Fire and Marine Insurance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保険申込書等の書式に記入される情報を迅速
にかつ効率的に、電子的に処理すること。 【解決手段】 代理店等の営業担当者が、携帯型端末装
置20と携帯型のプリンタ21とを顧客先に持ち込み、
携帯型端末装置20において実行される保険情報処理プ
ログラムを用いて、顧客から与えられる顧客情報等に該
当する保険内容を提示する。顧客から、提示された保険
内容の同意を得ると、保険申込書の書式上に必要な記入
事項が記載されて完成された状態の保険申込書30を、
プリンタ21によって印刷する。さらに、前記記入事項
に対応する文字のみが記載されたOCR読み取り専用の
OCR原票35を印刷する。ホストコンピュータ10に
おいて、このOCR原票35をイメージスキャナ12に
よって読み取ることで、より誤読の少ない文字認識が達
成され、迅速な契約データの登録が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保険業務における
保険申込書の作成から保険証券発行までの処理を、コン
ピュータ等を用いて系統的に処理するための保険業務処
理システム、該保険情業務において使用される保険申込
書等の申込書を作成するための保険申込書作成装置、保
険申込書作成方法およびその方法をコンピュータに実行
させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に関し、特に、保険申込書等の申込書に記入
される情報を迅速にかつ効率的に、電子的に処理する保
険業務処理システム、保険申込書作成装置、保険申込書
作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】火災保険、車両保険等の損害保険、生命
保険、簡易保険、各種共済等の保険事業を営む保険会社
において、契約者(顧客)による保険の申込みから保険
証券の発行までの一連の業務処理は、保険申込書に記入
された保険内容および契約者情報に対する情報処理を中
心としている。ここでは、車両保険および傷害保険を含
む自動車保険を例に挙げ、現在おこなわれている保険業
務処理すなわち情報処理の流れについて説明する。
【0003】自動車保険に限らず、上記したその他保険
業務においては、保険業務を営む保険会社と、保険に加
入する契約者と、保険会社の提供する内容の保険を契約
者に提示して契約者と保険会社との保険申込みにおける
仲介をなす者(代理店のように契約を行う者であり、以
下、代理店等と称する)と、の間での種々の情報の受け
渡しを主な業務として遂行している。
【0004】まず、代理店等の営業担当者が、顧客先に
出向き、代理先である保険会社の提供する保険の斡旋を
おこなう。そして、営業担当者は、顧客情報(氏名・住
所・年齢)を基に、顧客に対して、該当する保険内容や
推奨する保険サービスまたは特約の提示をおこない、申
し込む保険内容の詳細(保険種類・金額等)を決定す
る。特に、自動車保険の新規加入においては、上記した
顧客情報と、保険対象とする自動車の車両情報とを用い
て、保険料や車両標準価格の計算をおこなう必要があ
る。
【0005】自動車保険業務においては、保険料率表/
車両標準価格表を掲載した冊子が発行されており、契約
代理者は、これら保険料率表/車両標準価格表に各種条
件を当てはめることにより、上記した保険料や車両標準
価格等の計算をおこなっている。この保険料率表/車両
標準価格表は、流通市販されている膨大な数の自動車種
のすべてに対応させるため、一般に、数冊の冊子から構
成されている。
【0006】よって、これら数冊の冊子はサイズおよび
重量もかさみ、営業担当者が顧客先に携帯して持ち出す
のに適しているとは言えなかった。また、一般に膨大な
頁数を含む冊子から、条件に合った保険料率/車両標準
価格を探し出すには、時間を要し、顧客の要求に迅速に
対応することが困難であった。
【0007】さらに、これら冊子は、新車種販売や保険
業法改正に伴う保険料率表/車両標準価格表の変更に対
して、再発行を余儀なくされ、また、再発行された冊子
数または冊子の頁数は、増加する傾向にあった。
【0008】そこで、現状では、保険料率表/車両標準
価格表の情報を電子情報として格納して、目的とする情
報の検索を容易にかつ迅速におこなうことを可能にした
保険業務用ポケットコンピュータや、保険料率表/車両
標準価格表の情報の提示をおこなうコンピュータプログ
ラムを搭載した携帯型コンピュータ(ノート型パソコン
等)が使用されている。営業担当者は、これら端末装置
(保険業務用ポケットコンピュータ、携帯型コンピュー
タ)の使用により、保険申込書を完成させるために要し
ていた労力を大幅に軽減させている。
【0009】実際には、営業担当者がまず、上記した端
末装置を顧客先に持ち込み、顧客から得られる顧客情報
と保険対象とする自動車の車両情報とを端末装置に入力
する。これによって、端末装置の表示画面上に保険料や
車両標準価格が提示され、保険内容の確認をおこなうと
ともに、提示された情報を参照して、別途用意された保
険申込書の用紙上に該当事項を記入する。こうして、最
終的な契約内容が確定した保険申込書は、顧客による記
名と捺印により完成される。なお、記名と捺印をおこな
った顧客は、以降、契約者として扱われる。
【0010】一般に、保険申込書は、各々の明細内容が
同一な「本申込書」、「代理店控」、「契約者控」の3
枚の用紙を一綴りとして提供され、営業担当者または契
約者が、最上面に綴じられた「本申込書」の記入個所に
該当事項を記入することにより、下面に綴じられた2枚
の用紙に同一の該当事項が複写される(以下、ワンライ
ティング形式と称する)。但し、通常、捺印は、「本申
込書」にのみおこなわれる。
【0011】このようにして作成された保険申込書にお
いて、「代理店控」の用紙は代理店等に保管され、「契
約者控」の用紙は、重要事項説明書(保険約款等)とと
もに契約者によって保管される。
【0012】作成された保険申込書のうち、捺印を受け
た「本申込書」は、保険会社に集められて保管されると
ともに、光学式文字読取装置(OCR)により読み取ら
れる。OCRのオペレータは、OCRによる読み取り結
果を表示する表示装置と、文字入力や読み取り操作をお
こなう入力装置とを使用して、OCRによって読み取ら
れた文字情報(文字データ)が、「本申込書」の記入事
項と一致しているかの確認処理をおこなう。
【0013】この確認処理とは、表示装置上に表示され
た読み取り結果において、OCRによって認識できなか
った文字データや誤読された文字データが存在する場合
に、そのような不正な文字データを、「本申込書」の記
入事項に基づいて正常な文字データに修正する処理のこ
とである。この際、「本申込書」の記入事項に記入され
た文字が不明瞭であるといった場合のように、保険会社
において修正することができない文字データについて
は、代理店等に記入事項の確認をおこない、代理店等の
指示に従った修正をおこなう。
【0014】確認処理を完了した後は、上記した文字デ
ータを、作成された保険申込書に対応する契約データと
して、保険会社の基幹となるホストコンピュータにアッ
プロードする。なお、契約データには、保険申込書に記
載された契約内容を示す情報とともに、当該保険申込書
を作成した代理店等の情報等も含まれる。そして、ホス
トコンピュータにおいて、保険内容に沿った正常なデー
タとして認識された保険申込書に対してのみ、保険証券
が発行される。発行された保険証券は、代理店等を介し
て契約者に発送される。また、保険証券に代わるものと
して、保険契約証が発行される場合もある。
【0015】つぎに、自動車保険の継続契約の処理につ
いて説明する。上述した自動車保険の新規加入の処理に
おいてホストコンピュータにアップロードされた契約デ
ータは、ホストコンピュータにおいて管理され、特に、
契約データに含まれる契約満期の日が確認される。ホス
トコンピュータは、契約満期の迫った契約データを磁気
テープ等にダウンロードし、これら契約データの示す内
容に基づく継続契約申込書の印刷を印刷所に依頼する。
【0016】印刷された継続契約申込書は、上記した契
約データに含まれる代理店等の情報の示す代理店等ごと
に分類され、各代理店等の単位に発送される。代理店等
の営業担当者は、その継続契約申込書を契約者先まで持
ち込み(または郵送)、自動車保険の継続契約を勧誘す
る。
【0017】継続契約申込書には、営業担当者または契
約者による最小限の記入(保険ランクの選択、捺印等)
のみで完成されるように、新規加入時において保険申込
書に記入した記入事項(顧客情報や車両情報等)、すな
わち契約データに基づいて、あらかじめ記入事項が印刷
されている。さらに、代理店等の営業担当者は、契約者
に対して、保険サービスや特約の追加を推奨する。
【0018】そして、前回と同様の内容の契約、あるい
は前回よりも1〜数ランク程度上の契約内容への変更や
特約の追加、または契約者の要望に応じた内容への変更
にともなって、ふたたび新規加入時においておこなった
保険料の計算をおこない、計算結果に応じた内容に従っ
て、継続契約申込書を完成する。この後の継続契約申込
書に対する処理の流れは、上記した保険申込書完成後の
処理の流れと同様であるが、保険会社においては、新規
加入時の契約データと比較して変更または追加された内
容のデータのみがホストコンピュータにアップロードさ
れる。
【0019】以上に説明したように、新規加入時および
継続契約時においては、これら契約の申込みをおこなう
ための申込書が必要になるが、これらの場合以外にも、
保険契約期間は一般に長期であるということから、契約
期間内において異動手続きが生じることが多く、その際
に変更届出書の作成が必要となる。たとえば、車両変
更、保険金額の変更の申し入れ、または、住所・氏名等
の変更があった場合には、それぞれの変更届出書を作成
しなければならない。
【0020】このような異動手続きをおこなう際には、
営業担当者または契約者が変更届出書に必要事項を記入
する。ここで、異動内容が、住所変更等の場合は、保険
料の計算を必要としないが、車両が変更されたときや担
保年齢の変更の場合、あるいは保険金額を変更する場合
にあっては、保険料の再計算が必要となる。これによ
り、保険料の追加徴収または返還に関する事項の記入も
また必要となる。
【0021】以上に説明したように従来の保険業務処理
システムによれば、保険の新規加入において、保険料率
表/車両価格表の情報を格納しかつ携帯可能な端末装置
を顧客先に持ち込み、条件に合った保険内容を迅速に提
示することによって、保険申込書の作成を支援できると
ともに、その保険申込書の作成時において、顧客情報や
保険内容を電子的な情報として記録することができるの
で、同一の顧客、すなわち契約者に対して後に生じる継
続契約や異動手続きの処理を迅速にかつ確実に遂行する
ことができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状の
保険業務において、保険契約処理の対象物は、保険申込
書等の書類であり、書面上の捺印に代わる契約の認証の
問題が未解決であることから、このような書類の使用を
完全に廃止して、電子データによる契約情報のみの処理
を実現することは困難である。よって、少なくとも契約
者の捺印を受けた保険申込書作成の処理が必要となる。
【0023】そこで、上述した保険業務処理システムに
おいては、保険申込書に記載された契約者情報や保険内
容の情報を、いかに迅速に効率よく保険会社のホストコ
ンピュータに蓄積するかが重要な問題となる。これらの
迅速性や効率性を妨げる要因として、特に、保険申込書
の不適切な記入(記入もれを含む)や、OCR入力時に
おいて頻繁に生じる誤読が挙げられる。
【0024】契約者への証券発行は、保険申込み情報
が、保険会社のホストコンピュータに正確に入力される
ことによって初めておこなわれるので、上記した迅速性
や効率性の問題は、証券発行処理の遅延につながる。
【0025】また、上述したように、保険申込書として
使用されるワンライティング形式の用紙は、カーボンコ
ピーを可能とする特殊な紙材により作成されており、費
用が高く、その作成も印刷所に依頼する必要があった。
特に、新規加入のための保険申込書については、印刷所
に一度に大量の印刷を依頼し、印刷された用紙を保険会
社または代理店等に保管して、顧客に対する保険申込書
の提示を早急におこなえる体制をとっていた。
【0026】これにより、保険業法の改正や保険会社に
よる特約の追加等がおこなわれる際には、それまでに使
用していた保険申込書が不要となり、印刷コストの無駄
が生じるとともに、不要となった保険申込書を処分する
ことは、資源の有効活用の観点からも好ましいことでは
なかった。
【0027】また、上記した保険申込書は、選択可能な
すべての項目内容の各々に対して、さらに詳細な項目を
記入するための欄が設けられて構成されており、選択項
目の一つを決定した場合には、その選択項目に関して必
要な詳細項目のみの記入を必要とする。よって、保険申
込書は、一般に、契約内容が完成された状態であって
も、記入する必要のない欄が多く存在する。
【0028】すなわち、保険申込書には、契約内容に直
接関係のない記載が残されたままとなり、これにより、
保険申込書の記入事項からその契約内容を迅速に把握す
ることが困難となっていた。また、保険申込書を完成さ
せる際にも、これら不要な記入欄の存在を起因とした記
入誤りが生ずる場合があった。
【0029】極論的には、契約内容に直接関係のない項
目の記入欄は、必要ないにもかかわらず、保険申込書の
紙面を占有することになり、また、その記入欄の印刷も
無駄になってしまう。一方、詳細な契約内容毎に専用の
保険申込書を用意するのは、上記したように、印刷コス
トの問題から好ましくはない。
【0030】さらに、保険会社は、一般に、自動車保険
等の一種に限らず、種々の保険を取扱っており、一の顧
客が、同一の保険会社により提供される異なる保険(火
災保険と傷害保険等)に加入する場合も少なくない。こ
の場合、異なる保険契約内容において、基本的な顧客情
報等の情報は共通となるが、保険種毎に保険申込書が用
意されているため、すでに保険会社において管理されて
いる顧客情報についても、保険申込書毎に記入する必要
があった。
【0031】このため、顧客が同一であるにもかかわら
ず、誤記や契約者による変更届出の未申請等によって、
その情報が相違する場合があった。また、一の顧客に対
して、同時に複数種の保険の新規契約をおこなう場合、
営業担当者は、上記したような重複した内容を保険申込
書毎に記入する必要があり、多大な労力を要していた。
よって、このように異種の保険申込書間において重複す
る記入項目もまた、上記したように、紙面の有効利用と
効率的な印刷とを阻害する要因にもなる。
【0032】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、保険申込書等の申込書に記入される情報を迅速に
かつ効率的に、電子的に処理するとともに、紙資源を有
効に活用できる保険業務処理システム、保険申込書作成
装置、保険申込書作成方法およびその方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、請求項1の発明にかかる保険業
務処理システムは、保険契約に関わる契約情報を電子的
に処理して保険業務を遂行する保険業務処理システムに
おいて、契約者情報、保険内容等の契約情報を入力し、
保険申込書、継続契約申込書等の申込書と同一の体裁を
示す申込書画像を表示するとともに、該申込書画像にお
いて前記申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情
報に応じて定まる保険契約内容を表示する申込書作成手
段と、前記申込書作成手段に接続され、前記申込書画像
が示す申込書を印刷する印刷手段と、前記印刷手段にお
いて印刷された申込書中の前記保険契約内容を契約デー
タとして読み取る光学式文字読取手段と、前記光学式文
字読取手段において読み取られた契約データを記憶し、
当該契約データに基づいて保険契約情報を管理する保険
契約情報管理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0034】この請求項1の発明によれば、ホストコン
ピュータ等の保険契約情報管理手段に記憶・管理させる
契約データを光学式文字読取手段によって読み取らせる
ための書面として、契約データに相当する記入事項が、
体裁を示す枠線・項目名等とともに印刷手段によって印
刷された書面を使用するので、不適切な位置、誤字また
は脱字といった手書きを起因とする光学式文字読取手段
の誤読を防止することができる。
【0035】請求項2の発明にかかる保険業務処理シス
テムは、保険契約に関わる契約情報を電子的に処理して
保険業務を遂行する保険業務処理システムにおいて、契
約者情報、保険内容等の契約情報を入力し、保険申込
書、継続契約申込書等の申込書と同一の体裁を示す申込
書画像を表示するとともに、前記申込書画像において前
記申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応
じて定まる保険契約内容を表示する申込書作成手段と、
前記申込書作成手段に接続され、前記申込書画像が示す
申込書と、前記保険契約内容のみが前記申込書画像上に
表示された表示位置で配置された原票と、を印刷する印
刷手段と、前記印刷手段において印刷された原票中の前
記保険契約内容を契約データとして読み取る光学式文字
読取手段と、前記光学式文字読取手段において読み取ら
れた契約データを記憶し、当該契約データに基づいて保
険契約情報を管理する保険契約情報管理手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0036】この請求項2の発明によれば、ホストコン
ピュータ等の保険契約情報管理手段に記憶・管理させる
契約データを、光学式文字読取手段によって読み取らせ
るための書面として、契約データに相当する記入事項の
みが書式上の該当する位置に記載された読み取り専用
で、かつ、印刷手段によって印刷された原票を使用する
ので、不適切な位置、誤字または脱字といった手書きを
起因とする光学式文字読取手段の誤読を防止することが
できるとともに、書式を構成する枠線や項目名等といっ
た読み取り障害による誤読や文字認識エラーの発生を減
らすことができる。
【0037】請求項3の発明にかかる保険業務処理シス
テムは、請求項2の発明において、さらに、前記保険契
約情報管理手段が、前記契約データを記録媒体にダウン
ロードし、前記申込書作成手段が、前記記録媒体から前
記契約データを読み取り、当該契約データに基づいて前
記申込書を表示することを特徴とする。
【0038】この請求項3の発明によれば、ホストコン
ピュータ等の保険契約情報管理手段が、自身に記憶され
た契約データを記録媒体にダウンロードし、携帯型端末
装置等の申込書作成手段が、上記した記録媒体から前記
契約データを読み取り、当該契約データに基づいて、保
険申込書等の書面を提示し、また印刷手段によって印刷
することができるので、例えば継続契約時といった過去
に契約をおこなった契約者に対しては、必要最小限の情
報の知得のみで、継続契約申込書等の書面を迅速に作成
することができる。
【0039】請求項4の発明にかかる保険業務処理シス
テムは、保険契約に関わる契約情報を電子的に処理して
保険業務を遂行する保険業務処理システムにおいて、契
約者情報、保険内容等の契約情報を入力し、保険申込
書、継続契約申込書等の申込書と同一の体裁を示す申込
書画面を表示するとともに、前記申込書画面において前
記申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応
じて定まる保険契約内容を表示し、当該保険契約内容を
契約データとして送信する申込書作成手段と、前記申込
書作成手段に接続され、前記申込書画面が示す申込書を
印刷する印刷手段と、前記申込書作成手段と通信回線に
より接続され、当該通信回線を介して申込書作成手段か
ら送信される前記契約データを受信して、当該契約デー
タを記憶するとともに、当該契約データに基づいて保険
契約情報を管理する保険契約情報管理手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0040】この請求項4の発明によれば、携帯型端末
装置等の申込書作成手段とホストコンピュータ等の保険
契約情報管理手段とが通信回線によって接続され、申込
書作成手段から保険契約情報を示す契約データを保険契
約情報管理手段に送信できるので、従来の読み取りミス
等に基づく修正作業による時間の浪費の起因となってい
た光学式文字読取装置を排除できる。
【0041】請求項5の発明にかかる保険業務処理シス
テムは、請求項4の発明において、前記保険契約情報管
理手段が、前記契約データを保険契約情報として登録し
た際、当該契約データとともに登録完了情報を前記申込
書作成手段に送信し、前記申込書作成手段が、前記登録
完了情報を受信した後、前記契約データに対応する契約
者に対して発行する保険証券と同一の体裁を示す保険証
券画像を表示し、前記印刷手段が、前記保険証券画像が
示す保険証券を印刷することを特徴とする。
【0042】この請求項5の発明によれば、ホストコン
ピュータ等の保険契約情報管理手段が、契約データの記
憶を完了するとともに当該契約データを含みかつ当該記
憶の完了を示す完了情報を上記した申込書作成手段に送
信し、申込書作成手段が、保険契約情報管理手段からの
契約データの記憶の完了を示す完了情報を受信すると、
申込書作成手段において、当該完了情報の契約データに
対応する契約者に対して保険証券を作成して発行するこ
とができるので、保険契約情報管理手段の設置された保
険会社における多量の証券発行の処理を、申込書作成手
段を所有する各代理店等へと分散することができる。
【0043】請求項6の発明にかかる保険業務処理シス
テムは、請求項1〜5のいずれか一つの発明において、
前記申込書作成手段が、前記申込書の体裁に、羅列され
た選択項目のうちの一つに選択マークを記入することに
より記入内容が確定される記入項目が含まれている場
合、前記申込書画像において前記選択マークの記入欄に
相当する位置に、前記契約情報に応じて選択マークを表
示することを特徴とする。
【0044】この請求項6の発明によれば、選択項目の
うちの一つに選択マークを記入する形式の記入項目が含
まれた体裁の申込書に対しても、その画像表示と、印刷
手段による紙媒体の出力と、を可能にする。
【0045】請求項7の発明にかかる保険業務処理シス
テムは、請求項1〜5のいずれか一つの発明において、
前記申込書作成手段が、前記申込書の体裁に、所定の選
択項目のうちの一つを記入する記入項目が含まれている
場合、前記申込書画像において前記記入項目の記入欄に
相当する位置に、前記契約情報に応じた内容の選択項目
を表示することを特徴とする。
【0046】この請求項7の発明によれば、所定の選択
項目のうちの一つを記入する形式の記入項目が含まれた
体裁の申込書に対しても、その画像表示と、印刷手段に
よる紙媒体の出力と、を可能にする。
【0047】請求項8の発明にかかる保険業務処理シス
テムは、請求項1〜7のいずれか一つの発明において、
前記申込書作成手段が、前記申込書画像として、種類の
異なる保険の各々についての前記契約情報を入力し、各
保険の契約情報において共通する情報と異なる情報とか
ら新たに申込書を構成し、構成した申込書と同一の体裁
を示す申込書画像を表示するとともに、該申込書画像に
おいて前記申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約
情報に応じて定まる保険契約内容を表示することを特徴
とする。
【0048】この請求項8の発明によれば、複数の異な
る種類の保険契約を同時におこなう場合に、複数の異な
る種類の保険契約において共通する情報と異なる情報と
から新たに申込書を構成し、その画像表示と、印刷手段
による一の申込書としての紙媒体の出力と、を可能にす
る。
【0049】請求項9の発明にかかる保険申込書作成装
置は、保険契約に関わる契約者情報、保険内容等の契約
情報を入力する契約情報入力手段と、保険申込書、継続
契約申込書等の申込書と同一の体裁を示す申込書画像を
表示するとともに、該申込書画像において前記申込書の
記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応じて定まる
保険契約内容を表示する申込書表示手段と、前記申込書
画像が示す申込書を印刷する申込書印刷手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0050】この請求項9の発明によれば、契約情報に
相当する記入事項が、枠線・項目名等の適切な位置に配
置された書面として申込書印刷手段により得ることがで
きるので、この書面を光学式文字読取手段に用いる際、
不適切な位置、誤字または脱字といった手書きを起因と
する誤読を防止することができる。
【0051】請求項10の発明にかかる保険申込書作成
装置は、請求項9の発明において、前記申込書印刷手段
が、前記保険契約内容のみが前記申込書画像上に表示さ
れた表示位置で配置された原票を印刷することを特徴と
する。
【0052】この請求項10の発明によれば、契約情報
に相当する記入事項のみが申込書上の適切な位置に配置
された状態で申込書印刷手段により印刷された原票を得
ることができるので、この書面を光学式文字読取手段に
用いる際、不適切な位置、誤字または脱字といった手書
きを起因とする誤読を防止することと、書式体裁を構成
する枠線や項目名等といった読み取り障害による誤読や
文字認識エラーの発生を減らすことができる。
【0053】請求項11の発明にかかる保険申込書作成
装置は、請求項9の発明において、前記申込書印刷手段
が、前記契約情報を表形式で印刷することを特徴とす
る。
【0054】この請求項11の発明によれば、契約情報
のみを別紙として表形式に得ることができるので、この
表を契約情報を電子データに変換する際のデータ用紙と
して有効に活用することができる。
【0055】請求項12の発明にかかる保険申込書作成
装置は、請求項9〜11のいずれか一つの発明におい
て、前記申込書表示手段が、前記申込書の体裁に、羅列
された選択項目のうちの一つに選択マークを記入するこ
とにより記入内容が確定される記入項目が含まれている
場合、前記申込書画像において前記選択マークの記入欄
に相当する位置に、前記契約情報に応じて選択マークを
表示することを特徴とする。
【0056】この請求項12の発明によれば、選択項目
のうちの一つに選択マークを記入する形式の記入項目が
含まれた体裁の申込書に対しても、その画像表示と、申
込書印刷手段による紙媒体の出力と、を可能にする。
【0057】請求項13の発明にかかる保険申込書作成
装置は、請求項9〜11のいずれか一つの発明におい
て、前記申込書表示手段が、前記申込書の体裁に、所定
の選択項目のうちの一つを記入する記入項目が含まれて
いる場合、前記申込書画像において前記記入項目の記入
欄に相当する位置に、前記契約情報に応じた内容の選択
項目を表示することを特徴とする。
【0058】この請求項13の発明によれば、所定の選
択項目のうちの一つを記入する形式の記入項目が含まれ
た体裁の申込書に対しても、その画像表示と、申込書印
刷手段による紙媒体の出力と、を可能にする。
【0059】請求項14の発明にかかる保険申込書作成
装置は、請求項9〜13のいずれか一つの発明におい
て、前記申込書入力手段が、前記申込書画像として、種
類の異なる保険の各々についての前記契約情報を入力
し、前記申込書表示手段が、各保険の契約情報において
共通する情報と異なる情報とから新たに申込書を構成
し、構成した申込書を示す申込書画像を表示するととも
に、該申込書画像において前記申込書の記入欄に相当す
る位置に、前記契約情報に応じて定まる保険契約内容を
表示することを特徴とする。
【0060】この請求項14の発明によれば、複数の異
なる種類の保険契約を同時におこなう場合に、複数の異
なる種類の保険契約において共通する情報と異なる情報
とから新たに申込書を構成し、その画像表示と、申込書
印刷手段による一の申込書としての紙媒体の出力と、を
可能にする。
【0061】請求項15の発明にかかる保険申込書作成
方法は、保険契約に関わる契約者情報、保険内容等の契
約情報を入力する契約情報入力工程と、保険申込書、継
続契約申込書等の申込書と同一の体裁を示す申込書画像
を表示するとともに、該申込書画像において前記申込書
の記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応じて定ま
る保険契約内容を表示する申込書表示工程と、前記申込
書画像が示す申込書を印刷する申込書印刷工程と、を含
んだことを特徴とする。
【0062】この請求項15の発明によれば、契約情報
に相当する記入事項が、枠線・項目名等の適切な位置に
配置された書面として申込書印刷工程により得ることが
できるので、この書面を光学式文字読取手段に用いる
際、不適切な位置、誤字または脱字といった手書きを起
因とする誤読を防止することができる。
【0063】請求項16の発明にかかる保険申込書作成
方法は、請求項15の発明において、さらに、前記保険
契約内容のみが前記申込書画像上に表示された表示位置
で配置された原票を印刷する原票印刷工程を含んだこと
を特徴とする。
【0064】この請求項16の発明によれば、申込書印
刷工程によって、契約情報に相当する記入事項のみが申
込書上の適切な位置に配置された状態の原票を得ること
ができるので、この書面を光学式文字読取手段に用いる
際、不適切な位置、誤字または脱字といった手書きを起
因とする誤読を防止することと、書式体裁を構成する枠
線や項目名等といった読み取り障害による誤読や文字認
識エラーの発生を減らすことができる。
【0065】請求項17の発明にかかる保険申込書作成
方法は、請求項15または16の発明において、さら
に、前記契約情報を表形式で印刷する契約情報印刷工程
を含んだことを特徴とする。
【0066】この請求項17の発明によれば、契約情報
のみを別紙として表形式に得ることができるので、この
表を契約情報を電子データに変換する際のデータ用紙と
して有効に活用することができる。
【0067】請求項18の発明にかかる保険申込書作成
方法は、請求項15〜17のいずれか一つの発明におい
て、前記申込書表示工程が、前記申込書の体裁に、羅列
された選択項目のうちの一つに選択マークを記入するこ
とにより記入内容が確定される記入項目が含まれている
場合、前記申込書画像において前記選択マークの記入欄
に相当する位置に、前記契約情報に応じて選択マークを
表示することを特徴とする。
【0068】この請求項18の発明によれば、選択項目
のうちの一つに選択マークを記入する形式の記入項目が
含まれた体裁の申込書に対しても、その画像表示と、申
込書印刷工程による紙媒体の出力と、を可能にする。
【0069】請求項19の発明にかかる保険申込書作成
方法は、請求項15〜17のいずれか一つの発明におい
て、前記申込書表示工程が、前記申込書の体裁に、所定
の選択項目のうちの一つを記入する記入項目が含まれて
いる場合、前記申込書画像において前記記入項目の記入
欄に相当する位置に、前記契約情報に応じた内容の選択
項目を表示することを特徴とする。
【0070】この請求項19の発明によれば、所定の選
択項目のうちの一つを記入する形式の記入項目が含まれ
た体裁の申込書に対しても、その画像表示と、申込書印
刷工程による紙媒体の出力と、を可能にする。
【0071】請求項20の発明にかかる保険申込書作成
方法は、請求項15〜19のいずれか一つの発明におい
て、前記申込書入力工程が、前記申込書画像として、種
類の異なる保険の各々についての前記契約情報を入力
し、前記申込書表示工程が、各保険の契約情報において
共通する情報と異なる情報とから新たに申込書を構成
し、構成した申込書を示す申込書画像を表示するととも
に、該申込書画像において前記申込書の記入欄に相当す
る位置に、前記契約情報に応じて定まる保険契約内容を
表示することを特徴とする。
【0072】この請求項20の発明によれば、複数の異
なる種類の保険契約を同時におこなう場合に、複数の異
なる種類の保険契約において共通する情報と異なる情報
とから新たに申込書を構成し、その画像表示と、申込書
印刷工程による一の申込書としての紙媒体の出力と、を
可能にする。
【0073】請求項21の発明にかかるコンピュータ読
み取り可能な記録媒体は、請求項15〜20のいずれか
1つに記載の保険申込書方法をコンピュータで実行させ
るためのプログラムを記録したことを特徴とする。この
請求項21の発明によれば、この発明の保険申込書作成
方法をコンピュータを用いて容易に実行することができ
る。
【0074】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる保険業務
処理システム、保険申込書作成装置および保険申込書作
成方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
特に、車両保険および傷害保険を含む自動車保険の業務
に対して、本発明を適用した場合について説明する。
【0075】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
かかる保険業務処理システムの概略構成を示すブロック
図であり、特に新規加入の処理の流れに注目したもので
ある。図1において、保険業務処理システムは、保険業
務を営む保険会社と、保険に加入する契約者と、保険会
社の提供する保険内容を契約者に提示して契約者と保険
会社との保険申込みにおける仲介をなす者(代理店のよ
うに契約を行う者であり、以下、代理店等と称する)
と、においておこなわれる各処理を示すとともに、保険
会社、代理店等および契約者との各間の処理のながれを
示している。なお、以下の説明において、契約の成立し
た顧客を特に契約者と称する。
【0076】最初に、自動車保険の新規加入の業務処理
について説明する。まず、代理店等に所属する営業担当
者は、自動車保険の新規加入を希望する顧客のもとに、
携帯型端末装置20およびプリンタ21を持ち込む。携
帯型端末装置20は、上述した保険料率表/車体価格表
等のデータと、このデータから種々の条件入力に合致す
る保険料/車体価格等を取得して提示することを可能と
したプログラム(以下、保険情報処理プログラムと称す
る)と、を格納しており、例えば、表示装置および入力
装置を搭載した携帯可能なノート型パーソナルコンピュ
ータである。
【0077】また、プリンタ21は、携帯型端末装置2
0に接続して、携帯型端末装置20上で実行されるプロ
グラムに応じて印刷出力を可能とする携帯型のプリンタ
である。なお、これら携帯型端末装置20とプリンタ2
1とからなる構成は、本発明にかかる保険申込書作成装
置に相当し、後述する実施の形態3において他の実施例
とともにその詳細な動作を説明する。
【0078】顧客先に出向いた営業担当者は、携帯型端
末装置20の入力装置を介して、住所・氏名・年齢・性
別等の顧客の個人情報と、顧客が保険対象とする自動車
の車両情報とを入力する。この入力処理は、保険情報処
理プログラムによって表示装置上に表示された項目の選
択や文字入力をおこなうものであり、従来の保険申込書
の記入項目に対応している。
【0079】保険情報処理プログラムは、例えば、顧客
の住所入力において、住所の入力後に自動的に、該住所
に対応する郵便番号を表示すること(またはこの逆)が
できるといった入力支援をおこなうことができる。ま
た、保険情報処理プログラムは、顧客の車両情報の入力
において、例えば、自動車の車種を入力する際、まず、
自動車を製造販売する社名の一覧を表示し、この一覧か
ら顧客の車両情報に対応する自動車の社名を選択する。
【0080】社名が選択されると、選択された社名の自
動車会社が製造販売する車種の一覧が表示され、営業担
当者は、この一覧から顧客の車両情報に対応する自動車
の車種を選択する。つづいて、車種が選択されると、選
択された車種の型式の一覧が表示され、営業担当者は、
この一覧から顧客の車両情報に対応する自動車の型式を
選択する。
【0081】さらに、詳細な保険種類や保険期間等の保
険内容、すなわち保険申込書上の記入項目において記入
すべき内容を、顧客の確認を得ながら入力していき、契
約内容を完成させる。このように、顧客の個人情報(契
約者情報)や保険内容等の契約情報の入力は、入力支援
や階層的な選択によっておこなわれており、営業担当者
による入力ミスを低減させている。
【0082】また、保険情報処理プログラムは、後述す
る継続契約のように、過去に今回利用する保険会社を利
用した経験があり、すでに個人情報の登録をおこなって
いる場合には、例えば、顧客固有の登録番号等を入力す
るだけで、直ちに、今回利用する保険に新規加入するの
に必要な入力項目のうち、登録済みのデータに含まれる
情報を自動的に、所定の入力欄に表示することができ
る。よって、この場合、顧客情報等を再度入力する必要
がなくなる。
【0083】営業担当者は、上記した契約情報の入力が
完了すると、顧客に対して入力項目(選択項目を含む)
を提示するとともに、その正誤を確認し、保険情報処理
プログラムに対して、入力項目に対応する最終的な契約
内容の表示をおこなうように表示指令(または確定指
令)を与える。これにより、保険情報処理プログラム
は、該当する契約内容を表示装置上に表示する。
【0084】なお、以上に説明した契約情報の入力は、
例えば表形式に表示された複数の入力フォームに、該当
する項目を入力または選択することによりおこなわれ
る。具体的には、各入力フォームに、GUI(グラフィ
カル・ユーザ・インターフェース)環境のウインドウ上
において配置されるようなボタン、テキスト・ボック
ス、ラジオ・ボタン、チェック・ボックス、リストボッ
クス、スクロールバー、メニュー等のコントロールを埋
め込み、これらを操作することによって、入力した文字
や選択した項目を確定していく。
【0085】また、上記した最終的な契約内容には、上
記した契約情報たげでなく、契約した保険についての告
知事項や重要事項等の関連情報も含まれ、その表示は、
従来の保険申込書と同様な体裁(記入のための枠線や項
目名の表示を含めて、以下、保険申込書フォーマットと
称する)により与えられる。この表示形式またはその内
容を保存するファイル形式としては、例えば、マルチメ
ディア文書フォーマットであるPDF形式(アドビシス
テムズ社開発)を利用することができる。なお、この最
終的な契約内容は、契約データとして携帯型端末装置2
0に記憶される。
【0086】よって、営業担当者は、従来、用紙である
保険申込書に記入していた契約内容のすべてを、携帯型
端末装置20への入力と表示により実現しているので、
例えば記入ミスが生じた場合であっても、迅速に変更修
正をおこなうことができるとともに、従来のように新た
な保険申込書を用意する必要がなくなるため、紙資源の
浪費を防止することもできる。
【0087】さらに、保険情報処理プログラムは、契約
情報が適切に入力されることで、初めて該当する契約内
容を表示するので、例えば、規定外の数値入力等の記入
ミスや未定入力等の記入もれがある場合に、警告メッセ
ージを表示させることで、保険申込書の作成段階でこれ
らのミスを未然に防ぐことができる。
【0088】つぎに、営業担当者は、携帯型端末装置2
0の画面上に表示された保険申込書フォーマットを顧客
に提示し、その内容の確認をおこなった後に印刷指示を
おこなう。保険情報処理プログラムは、営業担当者から
の印刷指示を受け付けると、顧客情報、車両情報および
契約内容が記入されて完成した保険申込書30(上記し
た保険申込書フォーマット)を、プリンタ21を制御す
ることにより印刷する。ここでは、特に、同内容のもの
を2枚印刷する。
【0089】営業担当者は、プリンタ21によって印刷
された保険申込書30の一方を、顧客から捺印を受けて
回収し(保険申込書31)、他方を契約者控32として
顧客に渡す。さらに、営業担当者は、あらかじめ用意し
ていた重要事項説明書33(保険約款等)を顧客に渡
す。この段階で、当保険会社への保険加入を果たしたこ
とになり、顧客を契約者として扱うことになる。
【0090】つづいて、営業担当者は、代理店等の店舗
において、携帯型端末装置20から上記した契約データ
を読み出し、プリンタ21によって再び保険申込書フォ
ーマットで表された保険申込書を印刷する。この保険申
込書は、代理店控34として代理店等において保管され
る。さらにここで、実施の形態1の特徴の一つであるO
CR原票35が印刷される。OCR原票35は、保険申
込書フォーマットにおいて、記入のための枠線や項目名
の表示がない状態の書面であり、上記した契約データの
みが印刷されている。
【0091】図2は、保険申込書31の一部とOCR原
票35の一部とを示した説明図である。図2(a)は、
保険申込書31の一部を示した図であり、保険申込書3
1は、契約内容を示す契約データだけでなく、これら事
項(文字)を項目分けするための枠線や項目名も印刷さ
れている。これに対し、図2(b)は、OCR原票35
の一部を示した図であり、図2(a)に示す枠線や項目
名を除いた、契約データの内容を示す文字または選択記
号のみが印刷されている。したがって、図2(b)にお
いて印刷された各契約データの配置は、図2(a)のも
のと変化ない。
【0092】特に、本実施の形態1において用いられる
保険申込書の体裁は、図2(a)に示すように、いくつ
かの選択項目の一つを選択する形式の記入項目を含むも
のである。例えば、性別の記入欄には、直接、「男」ま
たは「女」を記入するのではなく、「男」と「女」の欄
がともに設けられており、いずれか一方にマーク(上記
した選択記号)を記入する記入項目である。したがっ
て、OCR原票35において、この記入項目に相当する
位置にはマークのみが印刷される。
【0093】なお、OCR原票35のように、枠線や項
目名から契約データのみを取り出すには、保険情報処理
プログラムにレイヤ機能を備えることで可能となる。こ
の場合、枠線や項目名を表示するレイヤと契約データを
表示するレイヤとの2層構造となる。
【0094】そして、代理店等は、このOCR原票35
と契約者先において回収した保険申込書31とを保険会
社に郵送する。保険会社は、代理店等から郵送された保
険申込書31を保管するとともに、OCR原票35を、
OCR入力をおこなう部門に渡す。OCR原稿35は、
オペレータによって、イメージスキャナ12に入力さ
れ、その印刷内容が、端末装置11上に契約データとし
てあらためて取り込まれる。
【0095】この際、オペレータは、端末装置11の表
示装置上に表示されたOCR原稿35の読み取り結果
(文字データ)から、正しく文字認識がおこなわれたか
どうかの確認を、OCR原稿35を参照しつつおこな
う。そして、正しく文字認識がおこなわれたOCR原稿
35上の契約データは、保険会社の基幹となるホストコ
ンピュータ10にアップロードされる。なお、この契約
データには、保険申込書に記載された内容を示すデータ
とともに、当該保険申込書を作成した代理店等の情報等
も含まれる。そして、ホストコンピュータ10におい
て、上記契約データが、保険内容に沿った正常なデータ
として認識されると、その契約データの示す保険申込書
の契約者に対して保険証券39が発行される。
【0096】ここで、OCR入力をおこなう原稿、すな
わちOCR原票35は、保険申込書31をOCR入力用
原稿として兼用していた従来のシステムと比較して、図
2(b)に示したように、契約者情報や契約内容の情報
としては意味を持たずかつ読み取りの障害にもなる枠線
や項目名が存在しないため、OCRによる誤読を大幅に
低減することができる。よって、オペレータによる修正
処理を減らすことができ、保険証券の迅速な発行を図る
ことができる。
【0097】さらに、契約者の捺印を受けた保険申込書
31が、OCR入力に使用されずに別個に保管されるた
め、代理店等から保険申込書31とOCR原票35とが
郵送されてきた時点から、OCR原票35のOCR入力
処理と、保険申込書31の保管処理とを同時に進めるこ
とができ、より重要とされる保険申込書31の確実な保
管をおこなうことができる。
【0098】以上の説明は、保険の新規加入についての
処理を示すものであったが、つぎに、自動車保険の継続
契約の処理について説明する。図3は、実施の形態1に
かかる保険業務処理システムの概略構成を示すブロック
図であり、特に継続契約の処理の流れに注目したもので
ある。上述した自動車保険の新規加入の処理においてホ
ストコンピュータ10にアップロードされた契約データ
は、ホストコンピュータ10において管理され、特に、
契約満期の迫った契約データの提示が可能となってい
る。その際、ホストコンピュータ10は、契約満期の迫
った契約データに含まれる代理店等の情報を同時に提示
し、その契約データをFD(フロッピーディスク)等の
記録媒体13にダウンロードする。そして、記録媒体1
3は、その契約データが示す代理店等に向けて発送され
る。
【0099】記録媒体13を受け取った代理店等は、記
録媒体13に格納された契約データを携帯型端末装置2
0において読み出し、携帯型端末装置20に内蔵された
記憶装置に格納する。つづいて、携帯型端末装置20の
表示画面上に、従来の継続契約申込書と同様な書式(記
入のための枠線や項目名の表示を含めて、以下、継続契
約申込書フォーマットと称する)を表示させ、さらに、
その継続契約申込書フォーマット上に、記録媒体13か
ら読み込んだ契約データに基づく記入事項(契約者情
報、車両情報等)を該当する個所に表示させる。これら
契約データの読み出し処理および継続契約申込書フォー
マットの表示処理もまた、上述した保険情報処理プログ
ラムの実行によるものである。
【0100】そして、営業担当者は、携帯型端末装置2
0の表示装置上に表示された継続契約申込書フォーマッ
トを契約者に提示し、継続して契約する保険の内容の確
認を求める。なお、継続契約申込書フォーマットにおい
て、新たに必要とする入力事項(保険ランクの選択、特
約の追加等)がある場合は、契約者の了承を得て、その
入力をおこない、継続契約申込書フォーマットを完成さ
せる。
【0101】この場合、保険情報処理プログラムは、契
約内容の変更にともなって、ふたたび新規加入時におい
ておこなった保険料等の計算をおこない、計算結果に応
じた契約内容を継続契約申込書フォーマット上に表示す
る。なお、この最終的な継続契約の内容は、継続契約デ
ータとして携帯型端末装置20に記憶される。
【0102】営業担当者は、契約者から、この継続契約
申込書フォーマットに表示された内容の了承を得ると、
保険情報処理プログラムに対して印刷出力を指示する。
完成した継続契約申込書フォーマットの印刷は、新規加
入時における保険申込書の印刷と同様にプリンタ21に
おいておこなわれ、継続契約データ(契約者情報、車両
情報等の契約情報を含む契約内容)を含んだ継続契約申
込書40を得ることができる。この場合も、保険申込書
30と同様に、同内容のものが2枚印刷される。
【0103】営業担当者は、プリンタ21によって印刷
された継続契約申込書40の一方を、契約者から捺印を
受けて回収し(継続保険申込書41)、他方を契約者側
において保管するための契約者控42として契約者に渡
す。さらに、営業担当者は、あらかじめ用意していた重
要事項説明書43(保険約款等)を契約者に渡す。この
段階で、契約者は、当保険会社への保険の継続加入を果
たしたことになる。
【0104】つづいて、営業担当者は、代理店等の店舗
において、携帯型端末装置20から上記した契約データ
を読み出し、プリンタ21によって再び継続契約申込書
フォーマットで表された継続契約申込書を印刷する。こ
の継続契約申込書は、代理店控44として代理店等にお
いて保管される。さらに、図2(b)に示したように継
続契約データのみからなるOCR原票45が印刷され
る。そして、代理店等は、このOCR原票45と契約者
先において回収した継続契約申込書41とを保険会社に
郵送する。
【0105】保険会社は、代理店等から郵送された継続
契約申込書41を保管し、OCR原票45を、OCR入
力をおこなう部門に渡す。OCR原稿45は、上述した
ように、オペレータによって、イメージスキャナ12に
入力され、端末装置11上に継続契約データとしてあら
ためて取り込まれて、文字認識の正誤の確認と修正がお
こなわれる。
【0106】なお、OCR原稿45に印刷された内容の
大部分は、すでに新規加入時において作成されたOCR
原票35から取り込まれた情報と同一であるので、正し
く文字認識がおこなわれたOCR原稿45の継続契約デ
ータは、すでにホストコンピュータ10に記録された契
約データと比較され、変更または追加された情報のみが
更新データとして、ホストコンピュータ10にアップロ
ードされる。そして、ホストコンピュータ10におい
て、上記更新データが、継続契約内容に沿った正常なデ
ータとして認識されると、その更新データの示す継続契
約申込書の契約者に対して保険証券49が発行される。
【0107】以上に説明した新規加入時および継続契約
時以外に、車両変更、保険金額の変更の申し入れ、また
は、住所・氏名等の変更等の異動手続きが生じた場合
も、継続契約申込書の作成と同様な処理の流れとなる。
この場合、継続契約申込書に代えて、変更届出書が作成
される。さらに、保険情報処理プログラムは、営業担当
者による必要な入力事項の入力を受け付け、異動内容が
住所の変更等である場合は、新たな保険料の計算を必要
としないが、車両変更や担保年齢の変更の場合、あるい
は保険金額を変更する場合にあっては、保険料の再計算
が必要となる。
【0108】以上に説明したように、実施の形態1によ
れば、保険の新規加入時、継続契約時、または異動手続
き時において、顧客(または契約者)先に、携帯型端末
装置20とプリンタ21とを持ち込み、携帯型端末装置
20上で実行される保険情報処理プログラムによって、
顧客(または契約者)から与えられる情報を元に契約内
容を迅速に顧客(または契約者)に提示できるととも
に、その提示された内容を印刷することにより、保険申
込書、継続契約申込書、または変更届出書の作成を可能
としているので、従来のように印刷所に大量に印刷を依
頼する場合と比較して、各申込書または届出書の作成に
無駄がなく、紙資源の有効活用とともに、各申込書また
は届出書の作成コストの大幅な低減を図ることができ
る。
【0109】さらに、真のデータとして必要なデータの
みが印刷されたOCR原票を作成し、保険会社において
おこなわれるOCR入力のためにそれを利用しているの
で、枠線や項目名等の読み取り障害による誤読や文字認
識エラーの発生を減らすことができるとともに、OCR
原票に印刷された文字情報等のデータは、認識率の高い
書体によって適切に配置されているので、手書き文字に
対する文字認識と比較して、OCR入力における誤読を
防止することができ、迅速かつ正確な契約データの登録
が可能となる。
【0110】(実施の形態2)つぎに、実施の形態2に
かかる保険業務処理システムについて説明する。図4
は、実施の形態2にかかる保険業務処理システムの概略
構成を示すブロック図であり、特に新規加入の処理の流
れに注目して示されている。図4において図1に示す保
険業務処理システムと大きく異なる点は、保険会社のホ
ストコンピュータ10と代理店等の携帯型端末装置20
とが通信回線9によって接続されている点と、携帯型端
末装置20においてOCR原票の作成を排除した点であ
る。なお、図1と共通する部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0111】最初に、自動車保険の新規加入の業務処理
について説明する。まず、代理店等に所属する営業担当
者は、自動車保険の新規加入を希望する顧客のもとに、
携帯型端末装置20およびプリンタ21を持ち込む。
【0112】顧客先に出向いた営業担当者は、端末装置
20の保険情報処理プログラムによって上記した契約情
報の入力をおこない、該当する契約内容を上記した保険
申込書フォーマットの形で表示させる。つぎに、営業担
当者は、携帯型端末装置20の画面上に表示された契約
内容を、顧客に提示して内容の確認をおこなった後、印
刷指示をおこなう。保険情報処理プログラムは、営業担
当者から印刷指示を受け付けると、契約データが記入さ
れて完成した保険申込書50(上記した保険申込書フォ
ーマット)を、プリンタ21を制御することにより印刷
する。ここでは、特に、同内容のものを2枚印刷する。
【0113】営業担当者は、プリンタ21によって印刷
された保険申込書50の一方を、顧客から捺印を受けて
回収し(保険申込書51)、他方を契約者控52として
顧客に渡す。さらに、営業担当者は、あらかじめ用意し
ていた重要事項説明書53(保険約款等)を顧客に渡
す。この段階で、当保険会社への保険加入を果たしたこ
とになり、顧客を契約者として扱うことになる。
【0114】つづいて、営業担当者は、代理店等の店舗
において、携帯型端末装置20から上記した契約データ
を読み出し、プリンタ21によって再び保険申込書フォ
ーマットで表された保険申込書を印刷する。この保険申
込書は、代理店控54として代理店等において保管され
る。
【0115】ここで、実施の形態1において印刷された
OCR原票35(またはOCR原票45)の代わりに、
上記した契約データを、携帯型端末装置20から通信回
線9を介して、保険会社のホストコンピュータ10に送
信する。通信回線9として、例えば、専用回線を敷設し
てそれを使用してもよいが、通信インフラに費やすコス
トを考慮すると、インターネット経由の通信が可能な電
話回線を利用する方がより好ましい。また、代理店等
は、契約者先において回収した保険申込書51を保険会
社に郵送する。なお、携帯型端末装置20と通信回線9
との接続は、携帯型端末装置20の持ち出しをおこなう
場合に、容易に取り外せることが好ましい。
【0116】そして、保険会社は、代理店等から郵送さ
れた保険申込書51を保管する。また、保険会社のホス
トコンピュータ10は、代理店等から送信された契約デ
ータを受信すると、その契約データが、契約内容に沿っ
た正常なデータかどうかの確認をおこなう。
【0117】契約データに異常が認められた場合には、
ホストコンピュータ10は、エラー情報を、通信回線9
を介して代理店等の携帯型端末装置20に送信する。エ
ラー情報を受信した携帯型端末装置20は、そのエラー
情報の示す契約データの内容を確認して適宜修正をおこ
ない、修正後の契約データを、再びホストコンピュータ
10に送信する。
【0118】保険会社のホストコンピュータ10におい
て、受信した契約データが正常であると認められた場合
には、その契約データをホストコンピュータ10の記憶
装置に記憶するとともに、代理店等に向けて、保険申込
みの登録完了を示す登録完了情報を送信する。
【0119】代理店等の携帯型端末装置20は、上記し
た登録完了情報を受信すると、その登録完了情報の示す
契約データを、携帯型端末装置20の記憶装置から読み
出し、読み出した契約データに対応する契約者の保険証
券59および領収証58を印刷する。この印刷は、プリ
ンタ21からおこなってもよいが、保険証券59の価値
を考慮して、代理店等に設置されたより高精細度の印刷
出力を可能とするプリンタ(例えば、高品位レーザープ
リンタ等)を使用することが好ましい。そして、代理店
等は、印刷された保険証券59および領収証58を、上
記した契約データに対応する契約者に発送し、契約者が
これら書面を受け取ることで、保険の継続契約が達成さ
れる。
【0120】つぎに、自動車保険の継続契約の処理につ
いて説明する。図5は、実施の形態2にかかる保険業務
処理システムの概略構成を示すブロック図であり、特に
継続契約の処理の流れに注目したものである。上述した
自動車保険の新規加入の処理においてホストコンピュー
タ10の記憶装置に記憶された契約データは、ホストコ
ンピュータ10において管理され、特に、契約満期の迫
った契約データの提示が可能となっている。この際、ホ
ストコンピュータ10は、契約満期の迫った契約データ
を、契約満期が近づいていることを示す通知とともに、
通信回線9を介して、その契約データが示す代理店等の
携帯型端末装置20に送信する。
【0121】契約満期の迫った契約データを受信した携
帯型端末装置20は、その契約データを携帯型端末装置
20に内蔵された記憶装置に格納する。つづいて、携帯
型端末装置20の表示画面上に、上述した継続契約申込
書フォーマットを表示させ、さらに、記憶装置から読み
出した契約データに基づく記入事項(契約者情報、車両
情報等)を、継続契約申込書フォーマット上の該当する
個所に表示させる。これら契約データの読み出し処理お
よび継続契約申込書フォーマットの表示処理もまた、上
述した保険情報処理プログラムの実行によるものであ
る。
【0122】そして、営業担当者は、保険申込みの新規
加入時と同様に、契約者先に、携帯型端末装置20およ
びプリンタ21を持ち込み、携帯型端末装置20の表示
画面上に表示された継続契約申込書フォーマットを契約
者に提示して、継続して契約する保険の内容の確認を求
める。なお、継続契約申込書フォーマットにおいて、新
たに必要とする入力事項(保険ランクの選択、特約の追
加等)がある場合は、契約者の了承を得て、その入力を
おこない、継続契約申込書フォーマットを完成させる。
この場合、保険情報処理プログラムは、契約内容の変更
にともなって、ふたたび新規加入時においておこなった
保険料等の計算をおこない、計算結果に応じた契約内容
を継続契約申込書フォーマットとして表示する。
【0123】営業担当者は、契約者から、この継続契約
申込書フォーマットに表示された内容の了承を得ると、
保険情報処理プログラムに対して印刷出力を指示する。
完成した継続契約申込書フォーマットの印刷は、新規加
入時における保険申込書の印刷と同様にプリンタ21に
おいておこなわれ、継続契約データ(契約内容)を含ん
だ継続契約申込書60を得ることができる。この場合
も、保険申込書50と同様に、同内容のものが2枚印刷
される。
【0124】営業担当者は、プリンタ21によって印刷
された継続契約申込書60の一方を、契約者から捺印を
受けて回収し(継続契約申込書61)、他方を契約者側
において保管するための契約者控62として契約者に渡
す。さらに、営業担当者は、あらかじめ用意していた重
要事項説明書63(保険約款等)を契約者に渡す。
【0125】つづいて、営業担当者は、代理店等の店舗
において、携帯型端末装置20から上記した契約データ
を読み出し、プリンタ21によって再び継続契約申込書
フォーマットで表された継続契約申込書を印刷する。こ
の継続契約申込書は、代理店控64として代理店等にお
いて保管される。そして、上記した継続契約データを、
携帯型端末装置20から通信回線9を介して、保険会社
のホストコンピュータ10に送信する。また、代理店等
は、契約者先において回収した継続契約申込書61を保
険会社に郵送する。
【0126】保険会社は、代理店等から郵送された継続
契約申込書61を保管する。また、保険会社のホストコ
ンピュータ10は、代理店等から送信された継続契約デ
ータを受信すると、その継続契約申込みデータが、保険
内容に沿った正常なデータかどうかの確認をおこなう。
【0127】継続契約申込みデータに異常が認められた
場合には、ホストコンピュータ10は、エラー情報を、
通信回線9を介して代理店等の携帯型端末装置20に送
信する。エラー情報を受信した携帯型端末装置20は、
そのエラー情報の示す継続契約データの内容を確認して
適宜修正をおこない、修正後の継続契約データを、再び
ホストコンピュータ10に送信する。
【0128】保険会社のホストコンピュータ10におい
て、受信した継続契約データが正常であると認められた
場合には、その継続契約データを更新データとしてホス
トコンピュータ10の記憶装置に記憶するとともに、代
理店等に向けて、継続契約申込みの登録完了を示す登録
完了情報を送信する。
【0129】代理店等は、登録完了情報を受信すると、
その登録完了情報の示す継続契約データを、携帯型端末
装置20の記憶装置から読み出し、読み出した継続契約
データに対応する保険証券69および領収証68を印刷
する。この印刷もまた、上述したように、プリンタ21
からおこなってもよいが、代理店等に設置されたより高
精細度の印刷出力を可能とするプリンタを使用すること
が好ましい。そして、代理店等は、印刷された保険証券
69および領収証68を、上記した継続契約データに対
応する契約者に発送し、契約者がこれら書面を受け取る
ことで、保険の継続契約が達成される。
【0130】以上に説明した新規加入時および継続契約
時以外の異動手続きが生じた場合も、継続契約申込書の
作成と同様な処理の流れとなる。この場合、継続契約申
込書に代えて、変更届出書が作成される。さらに、保険
情報処理プログラムは、営業担当者による必要な入力事
項の入力を受け、異動内容が、住所の変更等の場合は、
新たな保険料の計算を必要としないが、車両が変更され
たときや担保年齢の変更の場合、あるいは保険金額を変
更する場合にあっては、保険料の再計算が必要となる。
【0131】以上に説明したように、実施の形態2によ
れば、端末装置20とホストコンピュータ10とが通信
回線9によって接続されているので、実施の形態1にお
ける保険申込書等の作成における効果に加えて、端末装
置20から保険契約情報を示す契約データまたは継続契
約データをホストコンピュータ10に送信できるので、
従来の読み取りミス等に基づく修正作業による時間の浪
費の起因となっていたOCR処理を排除でき、ホストコ
ンピュータ10の設置された保険会社と携帯型端末装置
20を所有する代理店等との間において契約データ等の
直接的な送受信による迅速な契約処理または更新処理を
おこなうことができる。
【0132】さらに、証券発行を代理店等において印刷
して発行することができ、保険会社における多量の証券
発行の処理を各代理店等へと分散できることから、保険
証券をより迅速に契約者のもとに届けることが可能とな
る。
【0133】(実施の形態3)つぎに、実施の形態3に
かかる保険業務処理システム、保険申込書作成装置およ
び保険申込書作成方法について説明する。実施の形態3
では、上述した携帯型端末装置20における処理、特に
保険情報処理プログラムの動作の一部を詳細に説明する
とともに、他の実施例について説明する。
【0134】他の実施例とは、実施の形態1および2に
よる保険業務処理システムが、図2(a)の一部に示し
たように、いくつかの選択項目の一つを選択する形式の
記入項目を含む体裁の保険申込書について適用されるの
に対し、記入事項のすべてを直接、記入欄に記入する体
裁の保険申込書を用いる場合の保険業務処理システムを
説明するものである。
【0135】よって、図1、図3〜5を用いて説明した
保険業務処理システムの処理の流れに変更はなく、主に
携帯型端末装置20の処理、すなわち本発明にかかる保
険申込書作成装置の動作が異なる。なお、この保険申込
書作成装置は、実施の形態1および2において説明した
携帯型端末装置20とプリンタ21とからなる構成と同
様である。
【0136】図6は、実施の形態3による保険申込書作
成装置の動作を示すフローチャートである。また、図7
および図8は、保険申込書作成装置において上記した契
約情報の入力をおこなう際に表示装置に表示される入力
画面である。まず、上述した保険情報処理プログラムを
起動することにより、図7に示す申込人(契約者)情報
を入力するための入力画面601が表示される。営業担
当者は、この入力画面601上に配置された入力項目に
従って、申込人の個人情報等を入力する(ステップS5
01)。
【0137】図7に示す入力画面601において、例え
ば、申込人の住所に関し、郵便番号入力欄602に郵便
番号を入力する。また、住所(カナ)入力欄604およ
び住所(漢字)入力欄605に申込人の住所を入力す
る。また、これら住所の入力に先立って、マウス等のポ
インティングデバイスを用いて「参照」ボタン603を
押し下げることで住所の入力を支援することもできる。
「参照」ボタン603とは、郵便番号入力欄602に入
力された郵便番号に基づいて定まる住所の一部を、住所
(カナ)入力欄604および住所(漢字)入力欄605
に自動的に挿入するための入力支援処理を実行させるボ
タンである。
【0138】他にも、申込人の個人情報について、氏名
(カナ)入力欄606、氏名(漢字)入力欄607、電
話番号入力欄608、勤務先電話番号入力欄609およ
び申込人生年月日入力欄612〜614に、各々該当す
る入力項目に応じた情報を入力する。特に、申込人生年
月日の元号を入力する場合には、リスト表示ボタン61
1を押し下げることにより、元号がリスト表示され、こ
れら元号のうちの一つを選択することで、元号入力欄6
10への元号入力を確定することができる。
【0139】以上の入力欄に対する入力が完了すると、
「進む」ボタン615を押し下げることで、契約内容を
入力する処理へと移行する。また、後述する契約内容の
入力がすべて完了し、この申込人情報の入力を再度おこ
なった後、図6に示す「完了」ボタン616を押し下げ
ることで、後述する申込書画像表示処理へと移行させる
ことができる。さらに、「キャンセル」ボタン617を
押し下げることにより、この保険情報処理プログラムを
強制終了させることもできる。
【0140】「進む」ボタン615が押し下げられる
と、図8に示すように契約内容を入力するための入力画
面701が表示される(ステップS502)。この「進
む」ボタン615の押下の際、入力画面601上におい
て、入力の完了していない入力欄や適切に入力されてい
ない入力欄が存在する場合には、実施の形態1において
説明したように警告メッセージを表示させることもでき
る。
【0141】図8に示す入力画面701において、例え
ば保険種入力欄702は、上記した図7の元号入力欄6
10と同様に、リスト表示ボタン703を押し下げるこ
とで、リストボックス704が表示され、表示された保
険の種類のうちの一つを選択することで、入力内容を確
定することができる。
【0142】また、入力画面701において、「分割払
払込方法」については、「一般分割払」、「団体扱」、
「大口分割」のそれぞれの選択を示すラジオ・ボタン7
11〜713が配置されており、これら選択項目のうち
の一つのみの選択が可能となっている。さらに、「一般
分割払」のラジオ・ボタンを選択した状態では、詳細な
払込方法について、払込方法入力欄714に入力する内
容をリスト表示ボタン715とリストボックス716と
の組み合わせで確定することが可能となる。
【0143】入力画面701において、入力欄721〜
723、726、731〜733は、保険期間を決定す
るための年月日および時刻を入力するための欄であり、
特に、保険開始時を決定するための時刻を入力する場合
には、リスト表示ボタン725を押し下げることで「午
前」/「午後」がリスト表示され、いずれかの選択を可
能にするため、入力欄726に入力する時刻表現形式
(12時表現/24時表現)のミスを防ぐことができ
る。そして、この保険期間に関する各入力欄への入力が
完了すると、保険期間が自動的に計算され、その計算結
果が期間表示欄741に表示される。
【0144】入力画面701における以上の入力欄に対
する入力が完了すると、「進む」ボタン752を押し下
げることで、つぎにつづく契約内容の入力処理へと移行
する(ステップS503)。入力画面701上の「戻
る」ボタン615は、図7に示した入力画面601によ
る申込人情報の入力処理に戻るためのボタンである。ま
た、「完了」ボタン753および「キャンセル」ボタン
754は、それぞれ図7に示した「完了」ボタン616
および「キャンセル」ボタン617に同様な機能を有す
るボタンである。なお、「進む」ボタン752を押し下
げた際にも上記した警告メッセージを表示させることが
できる。
【0145】「進む」ボタン752の押し下げによるつ
ぎの契約内容の入力処理は、図8に示したような入力画
面と同様な画面に従っておこなわれるものであるが、こ
の処理内容は、図8の入力画面701において入力確定
した内容に応じて異なる。すなわち、前画面の入力処理
の契約内容において必要な入力項目のみが配置された入
力画面が表示される(ステップS506)。
【0146】このように、表示された入力画面に従って
入力した内容に応じて、必要な入力項目のみから構成さ
れる入力画面が表示され、これを繰り返すことで契約内
容を完成させる。そして、すべての入力項目の入力が完
了すると(ステップS504肯定)、申込書画像表示処
理に移行する。
【0147】図9は、実施の形態3において、申込書画
像表示処理で表示される申込書画像を示す図である。図
9に示す申込書画像801は、上述したように、記入事
項のすべてを直接、記入欄に記入する体裁の保険申込書
を示した画像である。そして、この申込書画像において
記入欄に相当する各位置に、上記した申込人情報入力処
理および契約内容入力処理によって決定した保険契約内
容が挿入されて表示される(ステップ505)。すなわ
ち、用紙による保険申込書上に上記した保険契約内容を
記入して完成した状態の申込書が、表示装置上の画像と
して表示される。
【0148】図8に示す申込書画像801においては、
上記した申込人情報入力処理によって入力された申込人
情報が表示される申込人情報欄802や上記した契約内
容入力処理によって入力された契約内容が表示される契
約内容欄805以外にも、賠償被保険者情報欄803、
被保険自動車情報欄804、前契約情報欄806、告知
事項欄807および社内使用欄808が表示されてい
る。なお、図9において、各入力欄の具体的な内容の表
示は省略している。
【0149】賠償被保険者情報欄803および被保険自
動車情報欄804は、上述した入力処理において説明し
ていないが、例えば、上記した申込人情報入力処理の後
に、賠償被保険者情報を入力するための入力画面の表示
とその入力処理と、被保険自動車情報を入力するための
処理入力画面の表示とその入力処理と、をおこなうよう
にすることで、それら情報を得ることができる。
【0150】また、前契約情報欄806、告知事項欄8
07および社内使用欄808もまた、同様に、上記した
契約内容入力処理の後にそれら入力画面の表示と入力処
理をおこなうことで、各情報を得ることができる。
【0151】図9に示す申込書画像801は、特に、保
険会社または営業担当者にとって管理される申込書の様
式を示しているが、実際には、顧客側が「お客様控」と
して保管するための同内容の申込書も必要である。図1
0は、実施の形態3において、申込書画像表示処理で表
示される他の申込書画像を示す図である。
【0152】図10に示す申込書画像901において、
申込人情報欄902、賠償被保険者情報欄903、被保
険自動車情報欄904、契約内容欄905、前契約情報
欄906および告知事項欄907は、それぞれ図9に示
す申込人情報欄802、賠償被保険者情報欄803、被
保険自動車情報欄804、契約内容欄805、前契約情
報欄806および告知事項欄807と同一の内容を示
す。
【0153】申込書画像901における申込書画像80
1との違いは、社内使用欄808に代えて重要事項欄9
08が配置されている点である。通常、保険申込書に
は、社内使用欄808のように、顧客側(契約者)にと
って必ずしも必要でない項目が配置されている。そこ
で、このような項目のための領域を、図10に示す重要
事項欄908のように顧客にとって有意義な事項用とし
て使用することで、申込書の利用形態に柔軟に対応する
ことができる。
【0154】特に、重要事項欄908は、保険の種類に
よって異なる内容となり、従来においては、すべての保
険の種類についての重要事項をあらかじめ記載してお
り、それらの多くは、「お客様控」用申込書の裏面側を
使用し、かつ大きく領域を占有していた。上述した保険
情報処理プログラムによる保険申込書の作成において
は、所望の保険契約内容に必要な情報のみを申込書画像
として表示するので、重要事項欄908として必要な領
域も図10に示すように小さくすることができる。
【0155】保険申込書は、通常、捺印によって完成さ
れるので、用紙として用意する必要がある。そのため、
図9および図10に示した申込書画像は、それぞれプリ
ンタによって印刷される(ステップS507)。なお、
管理の容易さ等により、表示された申込書画像は、一枚
の用紙として得られることが好ましいため、これら申込
書画像の各入力欄の相対的サイズを、印刷時に一枚の用
紙に収まるように調整しておく必要がある。
【0156】このように印刷された保険申込書は、実施
の形態1において説明したように、図1に示した保険申
込書31および契約者控32と同様に取扱うことができ
る。また、図9に示した申込書画像801において、記
入欄に相当する位置に表示された各契約情報のみを印刷
し、実施の形態1において説明したOCR原票として取
扱ってもよいが、以下に説明するように、それら契約情
報を表形式に配置した別紙として印刷することもでき
る。
【0157】図11は、図9に示した申込書画像801
の一部を拡大した図であり、契約情報の印刷形態を説明
するための説明図である。図11に示すように、保険契
約内容が挿入されて表示される各位置には、情報の種類
を識別するための項目コードが付されている。例えば、
申込人情報欄802において、申込人の郵便番号が表示
される位置には、項目コード「002」が、申込人の住
所(カナ)が表示される位置には、項目コード「00
4」が、申込人の住所(漢字)が表示される位置には、
項目コード「005」が、それぞれ付されている。
【0158】これら項目コードの付された情報の集合
が、上記した契約情報に相当し、保険契約内容を特定す
るための重要なデータとなる。図12は、実施の形態3
において、契約情報を一覧した表を示す図である。図1
2に示すように、契約情報表1101は、項目名称、項
目コード、入力内容の欄から構成されており、契約情報
のみが一覧表示されたものである。なお、図12におい
て、入力内容の表示は省略している。
【0159】この契約情報表は、上記した申込書画像を
印刷した後に、プリンタから印刷される(図6のステッ
プS508)。印刷された契約情報表は、保険会社にお
いて、OCR入力用として使用してもよいし、オペレー
タによるパンチ入力用として使用してもよく、実施の形
態1において説明したホストコンピュータにおいて記憶
・管理される契約データを取得するためのものである。
【0160】なお、実施の形態1〜3において、主に自
動車保険の契約について説明したが、本発明にかかる保
険業務処理システム、保険申込書作成装置および保険申
込書作成方法は、火災保険、車両保険等の損害保険、生
命保険、簡易保険、各種共済等の保険事業を営む保険会
社が提供する商品について、広く適用することができ
る。
【0161】以上に説明したように、実施の形態3によ
れば、保険業務処理において、記入事項のすべてを直
接、記入欄に記入する体裁の保険申込書を用いる場合に
も、そのような体裁の保険申込書を画像として保険申込
書作成装置上に表示させるとともに、保険情報処理プロ
グラムに従って入力された契約情報を、その画像上の契
約情報記入欄に相当する位置に挿入して表示し、紙媒体
の保険申込書として印刷出力するので、記入ミスのない
保険申込書を完成させて得ることができるとともに、申
込書を画像として処理しているので、保険申込書の記入
欄構成の変更にも柔軟に対応することができ、「契約者
控」用の保険申込書のように、異なる利用形態の申込書
をも容易に得ることができる。
【0162】また、保険契約内容を特定する契約情報の
みからなる契約情報表を別紙として印刷出力するため、
保険契約内容を契約データとして取得する際の電子デー
タへの変換作業にミスが生じることを防ぐことができ、
契約データを迅速にかつ高信頼に管理することが可能と
なる。
【0163】(実施の形態4)つぎに、実施の形態4に
かかる保険業務処理システム、保険申込書作成装置およ
び保険申込書作成方法について説明する。実施の形態4
では、顧客が複数の異なる種類の保険に同時に加入した
い場合等、営業担当者が、同時期に同一の申込人に対し
て、複数の異なる保険毎に保険申込書を作成する必要が
生じた際に、それら異なる保険申込書間において、共通
する項目と異なる項目のみとから構成される一枚の保険
申込書を作成することを特徴とする。その他の情報入力
処理や契約情報表の作成処理は、実施の形態3と同様で
あるので、ここではそれらの説明を省略する。
【0164】特に実施の形態3においていう保険の種類
とは、被保険対象の異なる保険、または慣行上別の申込
として取扱っていた保険を示しており、図8に示した入
力画面701上の入力項目の一つである保険の種類のよ
うに、同一対象の保険においてより詳細に分類される保
険種を示すものではない。ここで異なる種類の保険に該
当するのは、例えば、火災保険、地震保険、生命保険、
傷害保険等である。
【0165】図13は、実施の形態4において、申込書
画像表示処理で表示される申込書画像を示す図である。
図13に示す申込書画像1201は、顧客が火災保険と
傷害保険を同時に申込む場合に、上記した保険情報処理
プログラムによって構成される保険申込書の画像であ
り、申込人情報欄1202がこれら保険において共通す
る情報が表示される領域であり、火災保険契約内容欄1
203および傷害保険契約内容欄1204がそれぞれ火
災保険および傷害保険に固有な情報が表示される領域で
ある。
【0166】また、社内使用欄1205もまた、これら
複数の保険種の組み合わせに応じて、あらかじめ定めら
れた項目を組み合わせることで新たに構成される領域で
あり、告知事項等をこれに含めてもよい。
【0167】このような複数の異なる種類の保険に対
し、各契約内容の情報入力処理を実行するには、例え
ば、図7に示した入力画面601に従った申込人情報入
力処理の前段または後段において、保険の種類を選択す
るための保険種選択処理を実行する必要があるが、これ
もまた、上述した入力画面と同様なGUIによって容易
に実現することができる。
【0168】図13に示した申込書画像は、印刷されて
紙媒体の保険申込書として得ることができるが、図10
に示したように「契約者控」用の申込書も同様に画像と
して表示され、印刷出力することができる。
【0169】以上に説明したように、実施の形態4によ
れば、顧客が、複数の異なる種類の保険を申込む場合
に、各保険の従来の申込書間で共通であった項目を一つ
にまとめ、異なる項目のみ抽出して新たな保険申込書を
作成するので、実施の形態3による効果に加え、契約者
(顧客)の情報を一元的に管理でき、誤記や契約者によ
る変更届出の未申請等によって、それら情報が相違する
といった事態を防止することができる。
【0170】また、以上に説明した実施の形態1〜4に
おいて、携帯型端末装置20または保険申込書作成装置
は、上記した携帯可能なコンピュータでなく、代理店等
の店舗において設置した据置型のコンピュータであって
もよい。この場合、上記した顧客との保険申込み処理等
は、代理店等の店舗においておこなう必要があるが、特
に、顧客先に出向く際には、携帯型のコンピュータを使
用し、代理店等の店舗において処理可能な内容について
は据置型のコンピュータを使用するというように、携帯
型端末装置20としての役割を分担させることができ
る。
【0171】なお、本実施の形態で説明した保険申込書
作成方法を実現する保険情報処理プログラムは、ハード
ディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、MO、
DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記
録され、携帯型端末装置20のようなコンピュータによ
って記録媒体から読み出されることによって実行され
る。
【0172】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、保険契約情報管理手段に記憶・管理させ
る契約データを、光学式文字読取手段によって読み取ら
せるための書面として、契約データに相当する記入事項
が、書式を示す枠線・項目名等とともに印刷手段によっ
て印刷された書面を使用するので、不適切な位置、誤字
または脱字といった手書きを起因とする光学式文字読取
手段の誤読を防止することができ、保険契約情報管理手
段への迅速かつ正確な契約データの記憶が可能となり、
さらに、契約の申込み時において初めて申込みの書面を
作成するので、紙資源の有効活用とともに、各申込書ま
たは届出書の作成コストの大幅な低減を図ることができ
る。
【0173】また、請求項2にかかる発明によれば、保
険契約情報管理手段に記憶・管理させる契約データを、
光学式文字読取手段によって読み取らせるための書面と
して、契約データに相当する記入事項のみが書式上の該
当する位置に記載された読み取り専用で、かつ、印刷手
段によって印刷された原票を使用するので、不適切な位
置、誤字または脱字といった手書きを起因とする光学式
文字読取手段の誤読を防止することができるとともに、
書式体裁を構成する枠線や項目名等といった読み取り障
害による誤読や文字認識エラーの発生を減らすことがで
き、保険契約情報管理手段への迅速かつ正確な契約デー
タの記憶が可能となり、さらに、契約の申込み時におい
て初めて申込みの書面を作成するので、紙資源の有効活
用とともに、各申込書または届出書の作成コストの大幅
な低減を図ることができる。
【0174】また、請求項3にかかる発明によれば、保
険契約情報管理手段が、自身に記憶された契約データを
記録媒体にダウンロードし、申込書作成手段が、上記し
た記録媒体から前記契約データを読み取り、当該契約デ
ータに基づいて、保険申込書等の書面を提示し、また印
刷手段によって印刷することができるので、請求項2に
おける効果に加えて、例えば継続契約時といった過去に
契約をおこなった契約者に対しては、必要最小限の情報
の知得のみで、継続契約申込書等の書面を迅速に作成す
ることができ、また、既知の情報を再度記載する場合に
生じる記入ミスや記入もれといった問題を解消すること
ができる。
【0175】また、請求項4にかかる発明によれば、申
込書作成手段と保険契約情報管理手段とが通信回線によ
って接続され、申込書作成手段から保険契約情報を示す
契約データを保険契約情報管理手段に送信できるので、
従来の読み取りミス等に基づく修正作業の時間の浪費の
起因となっていた光学式文字読取手段を排除でき、保険
契約情報管理手段の設置された保険会社と端末装置を所
有する代理店等との間において契約者データ等の直接的
な送受信による迅速な契約処理または更新処理をおこな
うことができる。
【0176】また、請求項5にかかる発明によれば、保
険契約情報管理手段が、契約データの記憶を完了すると
ともに当該契約データを含みかつ当該記憶の完了を示す
完了情報を上記した申込書作成手段に送信し、申込書作
成手段が、保険契約情報管理手段からの契約データの記
憶の完了を示す完了情報を受信すると、申込書作成手段
において、当該完了情報の契約データに対応する契約者
に対して保険証券を作成して発行することができるの
で、請求項4における効果に加えて、保険契約情報管理
手段の設置された保険会社における多量の証券発行の処
理を、申込書作成手段を所有する各代理店等へと分散で
きることから、保険証券をより迅速に契約者のもとに届
けることができる。
【0177】また、請求項6にかかる発明によれば、選
択項目のうちの一つに選択マークを記入する形式の記入
項目が含まれた体裁の申込書の、その画像表示と、印刷
手段による紙媒体の出力と、を可能にするので、このよ
うな申込書を使用する保険業務処理についても請求項1
〜5の発明による効果を享受することができる。
【0178】また、請求項7にかかる発明によれば、所
定の選択項目のうちの一つを記入する形式の記入項目が
含まれた体裁の申込書に対しても、その画像表示と、印
刷手段による紙媒体の出力と、を可能にするので、この
ような申込書を使用する保険業務処理についても請求項
1〜5の発明による効果を享受することができる。
【0179】また、請求項8にかかる発明によれば、複
数の異なる種類の保険契約を同時におこなう場合に、複
数の異なる種類の保険契約において共通する情報と異な
る情報とから新たに申込書を構成し、その画像表示と、
印刷手段による一の申込書としての紙媒体の出力と、を
可能にするので、申込人情報といった共通する情報を一
元的に管理でき、誤記や契約者による変更届出の未申請
等によって、それら情報が相違するといった事態を防止
することができる。
【0180】また、請求項9および15にかかる発明に
よれば、契約情報に相当する記入事項が、枠線・項目名
等の適切な位置に配置された書面として申込書印刷手段
により得ることができるので、この書面を光学式文字読
取手段に用いる際、不適切な位置、誤字または脱字とい
った手書きを起因とする誤読を防止することができる。
【0181】また、請求項10および16にかかる発明
によれば、契約情報に相当する記入事項のみが申込書上
の適切な位置に配置された状態で印刷された原票を得る
ことができるので、例えばこの書面を光学式文字読取手
段に用いる際、不適切な位置、誤字または脱字といった
手書きを起因とする誤読を防止することと、書式体裁を
構成する枠線や項目名等といった読み取り障害による誤
読や文字認識エラーの発生を減らすことができる。
【0182】また、請求項11および17にかかる発明
によれば、契約情報のみを別紙として表形式に得ること
ができるので、この表を契約情報を電子データに変換す
る際のデータ用紙として有効に活用することができる。
【0183】また、請求項12または請求項18にかか
る発明によれば、選択項目のうちの一つに選択マークを
記入する形式の記入項目が含まれた体裁の申込書に対し
ても、その画像表示と、申込書印刷手段による紙媒体の
出力と、を可能にするので、このような申込書を使用す
る保険業務処理についても請求項9〜11または15〜
17の発明による効果を享受することができる。
【0184】また、請求項13および19にかかる発明
によれば、所定の選択項目のうちの一つを記入する形式
の記入項目が含まれた体裁の申込書に対しても、その画
像表示と、申込書印刷手段による紙媒体の出力と、を可
能にするので、このような申込書を使用する保険業務処
理についても請求項9〜11または15〜17の発明に
よる効果を享受することができる。
【0185】また、請求項14および20にかかる発明
によれば、複数の異なる種類の保険契約を同時におこな
う場合に、複数の異なる種類の保険契約において共通す
る情報と異なる情報とから新たに申込書を構成し、その
画像表示と、申込書印刷手段による一の申込書としての
紙媒体の出力と、を可能にするので、申込人情報といっ
た共通する情報を一元的に管理でき、誤記や契約者によ
る変更届出の未申請等によって、それら情報が相違する
といった事態を防止することができる。
【0186】また、請求項21にかかる発明によれば、
請求項15〜20に記載された方法をコンピュータに実
行させるプログラムを記録したことで、そのプログラム
を機械読み取り可能となり、これによって、請求項15
〜20の動作をコンピュータによって実現することが可
能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる保険業務処理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1におけるOCR原票を示す説明図
である。
【図3】実施の形態1にかかる保険業務処理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態2にかかる保険業務処理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態2にかかる保険業務処理システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態3による保険申込書作成装置の動作
を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態3による保険申込書作成装置におい
て、契約情報の入力をおこなう際に表示装置に表示され
る入力画面を示す図である。
【図8】実施の形態3による保険申込書作成装置におい
て、契約情報の入力をおこなう際に表示装置に表示され
る入力画面を示す図である。
【図9】実施の形態3において、申込書画像表示処理で
表示される申込書画像を示す図である。
【図10】実施の形態3において、申込書画像表示処理
で表示される他の申込書画像を示す図である。
【図11】実施の形態3において、契約情報の印刷形態
を説明するための説明図である。
【図12】実施の形態3において、契約情報を一覧した
表を示す図である。
【図13】実施の形態4において、申込書画像表示処理
で表示される申込書画像を示す図である。
【符号の説明】
9 通信回線 10 ホストコンピュータ 11 端末装置 12 イメージスキャナ 20 携帯型端末装置 21 プリンタ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保険契約に関わる契約情報を電子的に処
    理して保険業務を遂行する保険業務処理システムにおい
    て、 契約者情報、保険内容等の契約情報を入力し、保険申込
    書、継続契約申込書等の申込書と同一の体裁を示す申込
    書画像を表示するとともに、該申込書画像において前記
    申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応じ
    て定まる保険契約内容を表示する申込書作成手段と、 前記申込書作成手段に接続され、前記申込書画像が示す
    申込書を印刷する印刷手段と、 前記印刷手段において印刷された申込書中の前記保険契
    約内容を契約データとして読み取る光学式文字読取手段
    と、 前記光学式文字読取手段において読み取られた契約デー
    タを記憶し、当該契約データに基づいて保険契約情報を
    管理する保険契約情報管理手段と、 を備えたことを特徴とする保険業務処理システム。
  2. 【請求項2】 保険契約に関わる契約情報を電子的に処
    理して保険業務を遂行する保険業務処理システムにおい
    て、 契約者情報、保険内容等の契約情報を入力し、保険申込
    書、継続契約申込書等の申込書と同一の体裁を示す申込
    書画像を表示するとともに、前記申込書画像において前
    記申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応
    じて定まる保険契約内容を表示する申込書作成手段と、 前記申込書作成手段に接続され、前記申込書画像が示す
    申込書と、前記保険契約内容のみが前記申込書画像上に
    表示された表示位置で配置された原票と、を印刷する印
    刷手段と、 前記印刷手段において印刷された原票中の前記保険契約
    内容を契約データとして読み取る光学式文字読取手段
    と、 前記光学式文字読取手段において読み取られた契約デー
    タを記憶し、当該契約データに基づいて保険契約情報を
    管理する保険契約情報管理手段と、 を備えることを特徴とする保険業務処理システム。
  3. 【請求項3】 さらに、前記保険契約情報管理手段は、
    前記契約データを記録媒体にダウンロードし、 前記申込書作成手段は、 前記記録媒体から前記契約データを読み取り、当該契約
    データに基づいて前記申込書を表示することを特徴とす
    る請求項2に記載の保険業務処理システム。
  4. 【請求項4】 保険契約に関わる契約情報を電子的に処
    理して保険業務を遂行する保険業務処理システムにおい
    て、 契約者情報、保険内容等の契約情報を入力し、保険申込
    書、継続契約申込書等の申込書と同一の体裁を示す申込
    書画面を表示するとともに、前記申込書画面において前
    記申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応
    じて定まる保険契約内容を表示し、当該保険契約内容を
    契約データとして送信する申込書作成手段と、 前記申込書作成手段に接続され、前記申込書画面が示す
    申込書を印刷する印刷手段と、 前記申込書作成手段と通信回線により接続され、当該通
    信回線を介して申込書作成手段から送信される前記契約
    データを受信して、当該契約データを記憶するととも
    に、当該契約データに基づいて保険契約情報を管理する
    保険契約情報管理手段と、 を備えることを特徴とする保険業務処理システム。
  5. 【請求項5】 前記保険契約情報管理手段は、 前記契約データを保険契約情報として登録した際、当該
    契約データとともに登録完了情報を前記申込書作成手段
    に送信し、 前記申込書作成手段は、 前記登録完了情報を受信した後、前記契約データに対応
    する契約者に対して発行する保険証券と同一の体裁を示
    す保険証券画像を表示し、 前記印刷手段は、 前記保険証券画像が示す保険証券を印刷することを特徴
    とする請求項4に記載の保険業務処理システム。
  6. 【請求項6】 前記申込書作成手段は、 前記申込書の体裁に、羅列された選択項目のうちの一つ
    に選択マークを記入することにより記入内容が確定され
    る記入項目が含まれている場合、前記申込書画像におい
    て前記選択マークの記入欄に相当する位置に、前記契約
    情報に応じて選択マークを表示することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか一つに記載の保険業務処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記申込書作成手段は、 前記申込書の体裁に、所定の選択項目のうちの一つを記
    入する記入項目が含まれている場合、前記申込書画像に
    おいて前記記入項目の記入欄に相当する位置に、前記契
    約情報に応じた内容の選択項目を表示することを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか一つに記載の保険業務処理
    システム。
  8. 【請求項8】 前記申込書作成手段は、 前記申込書画像として、種類の異なる保険の各々につい
    ての前記契約情報を入力し、各保険の契約情報において
    共通する情報と異なる情報とから新たに申込書を構成
    し、構成した申込書と同一の体裁を示す申込書画像を表
    示するとともに、該申込書画像において前記申込書の記
    入欄に相当する位置に、前記契約情報に応じて定まる保
    険契約内容を表示することを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか一つに記載の保険業務処理システム。
  9. 【請求項9】 保険契約に関わる契約者情報、保険内容
    等の契約情報を入力する契約情報入力手段と、 保険申込書、継続契約申込書等の申込書と同一の体裁を
    示す申込書画像を表示するとともに、該申込書画像にお
    いて前記申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情
    報に応じて定まる保険契約内容を表示する申込書表示手
    段と、 前記申込書画像が示す申込書を印刷する申込書印刷手段
    と、 を備えたことを特徴とする保険申込書作成装置。
  10. 【請求項10】 前記申込書印刷手段は、 前記保険契約内容のみが前記申込書画像上に表示された
    表示位置で配置された原票を印刷することを特徴とする
    請求項9に記載の保険申込書作成装置。
  11. 【請求項11】 前記申込書印刷手段は、 前記契約情報を表形式で印刷することを特徴とする請求
    項9に記載の保険申込書作成装置。
  12. 【請求項12】 前記申込書表示手段は、 前記申込書の体裁に、羅列された選択項目のうちの一つ
    に選択マークを記入することにより記入内容が確定され
    る記入項目が含まれている場合、前記申込書画像におい
    て前記選択マークの記入欄に相当する位置に、前記契約
    情報に応じて選択マークを表示することを特徴とする請
    求項9〜11のいずれか一つに記載の保険申込書作成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記申込書表示手段は、 前記申込書の体裁に、所定の選択項目のうちの一つを記
    入する記入項目が含まれている場合、前記申込書画像に
    おいて前記記入項目の記入欄に相当する位置に、前記契
    約情報に応じた内容の選択項目を表示することを特徴と
    する請求項9〜11のいずれか一つに記載の保険申込書
    作成装置。
  14. 【請求項14】 前記申込書入力手段は、 前記申込書画像として、種類の異なる保険の各々につい
    ての前記契約情報を入力し、 前記申込書表示手段は、 各保険の契約情報において共通する情報と異なる情報と
    から新たに申込書を構成し、構成した申込書を示す申込
    書画像を表示するとともに、該申込書画像において前記
    申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応じ
    て定まる保険契約内容を表示することを特徴とする請求
    項9〜13のいずれか一つに記載の保険申込書作成装
    置。
  15. 【請求項15】 保険契約に関わる契約者情報、保険内
    容等の契約情報を入力する契約情報入力工程と、 保険申込書、継続契約申込書等の申込書と同一の体裁を
    示す申込書画像を表示するとともに、該申込書画像にお
    いて前記申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情
    報に応じて定まる保険契約内容を表示する申込書表示工
    程と、 前記申込書画像が示す申込書を印刷する申込書印刷工程
    と、 を含んだことを特徴とする保険申込書作成方法。
  16. 【請求項16】 さらに、前記保険契約内容のみが前記
    申込書画像上に表示された表示位置で配置された原票を
    印刷する原票印刷工程をを含んだことを特徴とする請求
    項15に記載の保険申込書作成方法。
  17. 【請求項17】 さらに、前記契約情報を表形式で印刷
    する契約情報印刷工程を含んだことを特徴とする請求項
    15または16に記載の保険申込書作成方法。
  18. 【請求項18】 前記申込書表示工程は、 前記申込書の体裁に、羅列された選択項目のうちの一つ
    に選択マークを記入することにより記入内容が確定され
    る記入項目が含まれている場合、前記申込書画像におい
    て前記選択マークの記入欄に相当する位置に、前記契約
    情報に応じて選択マークを表示することを特徴とする請
    求項15〜17のいずれか一つに記載の保険申込書作成
    方法。
  19. 【請求項19】 前記申込書表示工程は、 前記申込書の体裁に、所定の選択項目のうちの一つを記
    入する記入項目が含まれている場合、前記申込書画像に
    おいて前記記入項目の記入欄に相当する位置に、前記契
    約情報に応じた内容の選択項目を表示することを特徴と
    する請求項15〜17のいずれか一つに記載の保険申込
    書作成方法。
  20. 【請求項20】 前記申込書入力工程は、 前記申込書画像として、種類の異なる保険の各々につい
    ての前記契約情報を入力し、 前記申込書表示工程は、 各保険の契約情報において共通する情報と異なる情報と
    から新たに申込書を構成し、構成した申込書を示す申込
    書画像を表示するとともに、該申込書画像において前記
    申込書の記入欄に相当する位置に、前記契約情報に応じ
    て定まる保険契約内容を表示することを特徴とする請求
    項15〜19のいずれか一つに記載の保険申込書作成方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項15〜20のいずれか1つに記
    載の保険申込書方法をコンピュータで実行させるための
    プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
JP25464599A 1998-09-11 1999-09-08 保険業務処理システム、保険申込書作成装置、保険申込書作成方法、およびその方法をコンピュ―タに実行させるプログラムを記録したコンピュ―タ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2000148844A (ja)

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JP25464599A JP2000148844A (ja) 1998-09-11 1999-09-08 保険業務処理システム、保険申込書作成装置、保険申込書作成方法、およびその方法をコンピュ―タに実行させるプログラムを記録したコンピュ―タ読み取り可能な記録媒体

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JP10-258892 1998-09-11
JP25464599A JP2000148844A (ja) 1998-09-11 1999-09-08 保険業務処理システム、保険申込書作成装置、保険申込書作成方法、およびその方法をコンピュ―タに実行させるプログラムを記録したコンピュ―タ読み取り可能な記録媒体

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