JP2002099720A - 発券端末、受付サーバ、証券発券方法及び記録媒体 - Google Patents

発券端末、受付サーバ、証券発券方法及び記録媒体

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JP2002099720A
JP2002099720A JP2000289421A JP2000289421A JP2002099720A JP 2002099720 A JP2002099720 A JP 2002099720A JP 2000289421 A JP2000289421 A JP 2000289421A JP 2000289421 A JP2000289421 A JP 2000289421A JP 2002099720 A JP2002099720 A JP 2002099720A
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Takeshi Ikeda
健 池田
Yasuo Iwata
康夫 岩田
Seiki Mito
清貴 水戸
Koji Iwamoto
光司 岩本
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Original Assignee
Tokio Marine and Fire Insurance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 証券発券に際して不正を防止するための安全
な技術を提供することで、証券を速く、かつ効率よく発
行することができる発券端末、受付サーバ、証券発券方
法等を提供する。 【解決手段】 代理店端末1が証券番号を受付サーバ3
から取得し、証券番号を含み契約内容を示す契約データ
を生成し、契約データと該当する保険会社のフォーマッ
トデータと社印の印影データを含む証券データを生成
し、保険証券を印刷する。また、代理店端末1は、所定
期間毎に、契約件数、保険料金等を集計して得た集計表
データを、記憶部に蓄積された未送信の契約データとと
もに受付サーバ3に送信する。なお、代理店端末1は、
所定期間以上未送信状態の契約データが存在する場合に
は、アラームを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、証券の発券を行う
ための発券端末、受付サーバ、証券発券方法等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、保険や有価証券保護預かり等、そ
の他のサービスに関する各種契約締結に伴う証券、証明
書、証書、さらには、領収書等の発券処理、さらに株
券、債券等の有価証券については、保険会社などの各証
券・証書の発券元が、契約内容を示す契約データを営業
員や代理店等の取扱者から取得した後に証券・証書(以
下、便宜的に証券と表示する)を発券し、契約者に郵送
にて送付していた。
【0003】かかる証券には、発券元である会社等の社
印や、発行元が当該社であることを表す固有の標章、代
表者サインなど(以下、社印と表示する)が捺印・記載
され、契約などに伴う発券元の義務履行を保証する意味
合いが込められている。そのため、証券の発券に際して
は、発行元が契約データを各日に入手し、それに対応し
た証券を間違いなく発行する必要がある。つまり、証券
の発券は不正発行や二重発行等を防止する必要があり、
通常は、第三者に委ねることなく、発券元が契約データ
を受け取る都度、自ら確実に行い、後日、契約者に郵送
するにが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
システムでは、契約者に契約時点で証券を交付すること
ができないことから、旅行保険等のように早急に保険証
券を必要とする顧客に対して速やかに証券を交付するこ
とができず、処理効率が良いとはいえなかった。また、
契約締結後に証券を郵送するために、郵送に事務負担や
コスト負担が大変であった。
【0005】あるいは、予め社印を押印した証券用紙を
代理店などに交付し、その管理を厳重に行いつつ証券を
作成し、契約時点に契約者に証券を交付する処理が行わ
れていたが、この場合も証券用紙の管理が大変であっ
た。このような問題に対して、例えば保険代理店などに
端末を配置し、その端末から証券を発券するシステムの
開発が求められるが、このようなシステムでは端末が不
正に使用されないようなセキュリティ対策が不可欠とな
る。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、証券発券に際して不正を防止するための安全な
技術を提供することで、証券を速く、かつ効率よく発行
することができる発券端末、受付サーバ、証券発券方法
等を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る発券端末は、保険証券を
発券する発券端末であって、証券番号を含む契約内容を
示す契約データを生成する契約データ生成手段と、前記
契約データを記憶する記憶手段と、前記契約データを含
む証券データを生成し、前記証券データに基づく保険証
券を印刷させる発券手段と、前記記憶手段により記憶さ
れる契約データを所定のサーバに送信するデータ送信手
段と、所定期間以上未送信状態の契約データが存在する
か否かを判別し、前記未送信の契約データが存在する場
合には所定のエラー処理を行う未送信データ制御手段
と、を備えることを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、例えば各代理店
等に設置された発券端末で保険証券を発行することで迅
速な証券の発行処理を可能とし、且つ、未送信データの
存在をチェックする等して、システムの安全性を向上さ
せることができる。なお、ここで言う証券番号とは、保
険やその他サービス契約に関する証券番号、証明書番
号、領収書番号の他、一定の内容を保証、証明する目的
で発行される書類に付される、その書類に固有の番号を
言う。
【0009】各保険会社の社印の印影データを記憶する
手段をさらに備えてもよく、前記発券手段は、前記契約
データが示す保険会社の識別符号に基づいて、該当する
保険会社の社印の印影データを読み出し、該社印の印影
データを含む証券データを作成して印刷させてもよい。
これにより、発券会社の異なる証券についても一つの端
末で発券可能となり、発券処理の効率を向上させること
ができる。
【0010】前記契約データ生成手段は、時間情報を前
記サーバから取得し、当該時間情報が示すデータを手続
時として設定してもよい。これにより、不正な日付等の
時間操作を防止できる。ここで言う手続時には、契約締
結時、契約内容変更受付時、証券発行時、もしくは領収
時などを含む。
【0011】前記契約データ生成手段は、各証券の証券
番号を前記サーバから取得してもよい。これにより、端
末における証券番号の不正操作を防止できる。また、証
券番号を一括管理するサーバから証券番号を取得するた
め、例えば故障による端末交換時などにおいても証券番
号の重複や誤番号による発券を防止できる。
【0012】前記データ送信手段は、前記契約データを
所定のタイミングで自動的に送信してもよい。
【0013】これにより、証券の印刷操作、入力された
契約データの内容確認操作、サーバから採番される証券
番号の取得操作など、発券のために必須となる操作を行
った時に、契約データが自動的に送信されるようにすれ
ば、端末操作者が故意に契約データを送信せずに不正行
為を行うことが困難になる。また、集計表送信時や一定
期間分の契約を予め設定された所定日時に自動的にデー
タ送信してもよい。そうすることで、操作者の意図とは
関係なく、確実に契約データが送信され、不正防止に役
立つとともに、操作者の負担を軽減し、また、未送信デ
ータが放置されること等を防止できる。
【0014】前記記憶手段に記憶されている契約データ
を証券番号順にソートし、ソートされた契約データにお
いて手続時間が前後するものを検出した場合、所定のエ
ラー処理を行う手段と、契約データに付与する手続時間
が従前の契約データに付与した手続時間よりも古い場
合、所定のエラー処理を行う手段と、の少なくとも一方
を含んでもよい。これにより、不正な日付等の時間操作
を検出できる。
【0015】証券の発券数と、取得した証券番号数と、
を照合し、一致しない場合、所定のエラー処理を行って
もよい。これにより、証券の二重発券、中抜き発券等の
不正を検出できる。
【0016】前記エラー処理として、契約受付機能を不
能とする処理と、アラームを出力する処理と、外部にエ
ラーを通知する処理と、の少なくとも1つを行ってもよ
い。これにより、不正使用の拡大を防止できる。
【0017】前記契約データに基づいて、保険契約件数
と保険料の少なくとも一方の集計結果を示す集計表デー
タを所定期間毎に作成する手段をさらに備え、前記デー
タ送信手段は、前記作成された前記集計表データを、当
該所定期間内に前記記憶手段に記憶された契約データと
ともに前記サーバに送信し、前記集計表データ及び契約
データを受信したことを示す確認信号を前記サーバから
受信してもよい。
【0018】これにより、契約データを送る側と受取側
の双方とも複数のデータを整理された状態で処理でき、
決済の際の照合も容易になる。また、サーバにデータが
届いたことを確認することで、データ送信トラブルなど
によって、データ未着のまま放置される危険性がなくな
る。
【0019】前記未送信データ制御手段は、前記記憶手
段に記憶されている契約データの削除要求を受け付けた
場合、当該契約データが前記サーバに対して未送信状態
の契約データである場合には、前記削除要求を却下する
手段と、前記記憶手段に記憶されている契約データのう
ち、前記サーバに対して未送信状態の契約データが削除
された場合、契約受付機能を不能とする手段と、の少な
くとも一方を含んでもよい。これにより、端末における
不正操作もしくは不正使用の拡大を防止できる。
【0020】前記保険証券のフォーマットデータを保険
会社毎に記憶する手段をさらに備えてもよく、前記発券
手段は、前記契約データが示す保険会社の識別符号に基
づいて、該当する保険会社のフォーマットデータを読み
出し、該フォーマットデータを含む証券データを生成し
て印刷させてもよい。これにより、複数の保険会社の証
券を同じレベルのセキュリティ機能を持った端末で発券
処理でき、発券処理の効率を向上させることができる。
【0021】また、本発明の第2の観点に係る受付サー
バは、証券の発券を行う発券端末から契約内容を示す契
約データを受信する受付サーバであって、前記発券端末
から受信した契約データに付与されているデータの送信
時刻と、タイマから取得した時刻と、の差が所定時間以
上であるか否かをチェックし、所定時間以上の差がある
場合には、所定のエラー処理を行う、ことを特徴とす
る。
【0022】このような構成によれば、例えば端末操作
者が発券端末の内部タイマの時刻を故意にずらして手続
時を操作しようとした場合には、その不正を検出するこ
とができる。
【0023】また、本発明の第3の観点に係る受付サー
バは、証券の発券を行う発券端末から契約内容を示す契
約データを受信する受付サーバであって、各前記発券端
末について、契約データの受信履歴を記憶し、所定期間
以上データの受信がない前記発券端末を検出し、当該端
末に対応する所定の端末へ通知する、ことを特徴とす
る。
【0024】このような構成によれば、例えば所定期間
以上データを送信してこない代理店で何らかのトラブル
が発生していないか等を、その代理店の担当者等が確認
することができる。
【0025】また、本発明の第4の観点に係る受付サー
バは、証券の発券を行う発券端末から契約内容を示す契
約データを受信する受付サーバであって、前記発券端末
からの要求に応じて証券番号を生成して供給し、前記供
給した証券番号を含む契約データが所定期間以上送信さ
れてこない場合には、所定のエラー処理を行う、ことを
特徴とする。これにより、端末の不正使用を検出するこ
とができる。
【0026】また、本発明の第5の観点に係る受付サー
バは、証券を発券端末で発券するシステム用の受付サー
バであって、発券会社の社印の印影データを記憶する手
段と、前記発券端末からの要求に応じて、証券に付与さ
れる証券番号を生成する手段と、前記証券番号と、前記
社印の印影データと、を別々に前記発券端末に供給する
手段と、を備えることを特徴とする。
【0027】このような構成によれば、証券番号と社印
の印影データを別々に送信することにより、証券番号と
社印の印影データの両方が不正に第三者に取得されるこ
とを防止し、安全性を高めることができる。
【0028】また、本発明の第6の観点に係る受付サー
バは、証券を発券端末で発券するシステム用の受付サー
バであって、発券会社の社印の印影データを記憶する手
段と、前記発券端末からの要求に応じて、特定のデータ
を用いて復号可能な、暗号化された前記社印の印影デー
タを前記発券端末に供給する手段と、を備えることを特
徴とする。
【0029】このような構成によれば、特定のデータが
なければ社印の印影データを復号化することができない
ため、社印の印影データが不正に取得されることを防止
し、安全性を高めることができる。また、特定のデータ
に証券番号を使用し、証券番号と社印の印影データを別
々に発券端末に送信したり、端末内にある特定の証券番
号によって復号可能な社印の印影データだけを送信する
ようにすれば、社印データを特定の証券番号に関連付け
た上で安全に管理することもできる。
【0030】また、本発明の第7の観点に係る受付サー
バは、発券会社の社印の印影データを記憶する手段と、
前記発券端末からの要求に応じて、暗号化された前記社
印の印影データと、前記暗号化された社印の印影データ
が所定期間内に復号化されない場合に該暗号化された社
印の印影データを消去させるプログラムと、を前記発券
端末に供給する手段と、を備えることを特徴とする。
【0031】このような構成によれば、所定期間内に復
号化されない社印の印影データを消去することにより、
社印の印影データが不正に取得されることを防止し、安
全性を高めることができる。
【0032】第5と第6と第7の観点に係る受付サーバ
において、前記発券端末から受信した認証情報をチェッ
クし、該認証情報が正しい場合に、証券番号と印影デー
タの少なくとも一方を供給してもよい。これにより、安
全性を高めることができる。
【0033】また、本発明の第8の観点に係る証券発券
方法は、受付サーバに接続される発券端末を備えるシス
テムにおける証券発券方法であって、前記発券端末にお
いて、証券番号を含む契約内容を示す契約データを生成
して所定の記憶手段に記憶する契約データ生成ステップ
と、前記契約データを含む証券データを生成し、前記証
券データに基づく証券を印刷するステップと、前記記憶
手段に記憶される契約データを前記受付サーバに送信す
るステップと、所定期間以上未送信状態の契約データが
前記発券端末の記憶手段に存在する場合には、所定のエ
ラー処理を行うステップと、を備えることを特徴とす
る。
【0034】このような構成によれば、例えば各代理店
等に設置された発券端末で保険証券等を発行することで
迅速な証券の発行処理を可能とし、且つ、未送信データ
の存在をチェックする等して、安全性を向上させること
ができる。
【0035】前記契約データ生成ステップにおいて、前
記発券端末が前記受付サーバから時間情報を取得し、当
該時間情報が示すデータを手続時として設定してもよ
い。これにより、不正な日付等の時間操作を防止でき
る。
【0036】前記契約データ生成ステップは、前記発券
端末が前記受付サーバから各証券の証券番号を取得して
もよい。これにより、発券端末における証券番号の不正
操作を防止できる。また、証券番号を一括管理する受付
サーバから証券番号を取得するため、例えば故障による
端末交換時などにおいても、証券番号の重複や誤番号に
よる発番を防止でき、ひいては不正行為の誘発につなが
り難くなる。
【0037】また、本発明の第9の観点に係る証券発券
方法は、各発券端末に通信により接続される受付サーバ
を備えるシステムにおける証券発券方法であって、前記
受付サーバにおいて、前記発券端末からの要求に応じ
て、証券に付与される証券番号を生成し、前記証券番号
と、発券会社の社印の印影データと、を別々に前記発券
端末に供給する、ことを特徴とする。
【0038】このような構成によれば、証券番号がなけ
れば社印の印影データを復号化することができないた
め、社印の印影データが不正に取得されることを防止
し、安全性を高めることができる。
【0039】また、本発明の第10の観点に係る証券発
券方法は、各発券端末に通信により接続される受付サー
バを備えるシステムにおける証券発券方法であって、前
記受付サーバにおいて、前記発券端末からの要求に応じ
て、特定のデータを用いて復号可能な、暗号化された発
券会社の社印の印影データを前記発券端末に供給する、
ことを特徴とする。
【0040】このような構成によれば、特定のデータが
なければ社印の印影データを復号化することができない
ため、社印の印影データが不正に取得されることを防止
し、安全性を高めることができる。また、証券番号を社
印データを復号化するための特定データとして利用すれ
ば、社印データを特定の証券番号に関連付けて安全に管
理することもできる。
【0041】また、本発明の第11の観点に係る証券発
券方法は、各発券端末に通信により接続される受付サー
バを備えるシステムにおける証券発券方法であって、前
記受付サーバにおいて、前記発券端末からの要求に応じ
て、暗号化された発券会社の社印の印影データと、前記
暗号化された社印の印影データが所定期間内に復号化さ
れない場合に前記暗号化された社印の印影データを消去
させるプログラムと、を前記発券端末に供給する、こと
を特徴とする。
【0042】このような構成によれば、所定期間内に復
号化されない社印の印影データを消去することにより、
社印の印影データが不正に取得されることを防止し、安
全性を高めることができる。
【0043】また、本発明の第12の観点に係る記録媒
体は、証券を発券する発券端末としてコンピュータを機
能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体であって、該コンピュータを、証券
番号を含む契約内容を示す契約データを生成する契約デ
ータ生成手段、前記契約データを記憶する記憶手段、前
記契約データを含む証券データを生成し、前記証券デー
タに基づく証券を印刷させる発券手段、前記記憶手段に
より記憶される契約データを所定のサーバに送信するデ
ータ送信手段、所定期間以上未送信状態の契約データが
存在するか否かを判別し、前記未送信の契約データが存
在する場合には所定のエラー処理を行う手段、として機
能させるためのプログラムを記録する。
【0044】また、本発明の第13の観点に係る記録媒
体は、証券を発券端末で発券するシステム用の受付サー
バとしてコンピュータを機能させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、該コンピュータを、前記発券端末からの要求に応じ
て、証券に付与される証券番号を生成する手段、前記証
券番号と、発券会社の社印の印影データと、を別々に前
記発券端末に供給する手段、として機能させるためのプ
ログラムを記録する。
【0045】また、本発明の第14の観点に係る記録媒
体は、証券を発券端末で発券するシステム用の受付サー
バとしてコンピュータを機能させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、該コンピュータを、前記発券端末からの要求に応じ
て、特定のデータを用いて復号可能な、暗号化された発
券会社の社印の印影データを前記発券端末に供給する手
段、として機能させるためのプログラムを記録する。
【0046】また、本発明の第15の観点に係る記録媒
体は、証券を発券端末で発券するシステム用の受付サー
バとしてコンピュータを機能させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、前記発券端末からの要求に応じて、暗号化された発
券会社の社印の印影データと、前記暗号化された社印の
印影データが所定期間内に復号化されない場合に前記暗
号化された社印の印影データを消去させるプログラム
と、を前記発券端末に供給する手段、として機能させる
ためのプログラムを記録する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、海外旅行保険の保険証券を発券する保険業務システ
ムを例に図面を参照して説明する。
【0048】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態に係る保険業務システムは、図1に示すように、代理
店における代理店端末1と、各保険会社における受付サ
ーバ3及び管理ホスト5と、金融機関ホスト7と、を備
える。
【0049】代理店端末1は、各代理店に配置された端
末であり、例えば通常のパーソナルコンピュータから構
成される。また、代理店端末1にはプリンタが接続され
ている。代理店端末1は、図2に示すように、制御部1
1と、表示部12と、入力部13と、記憶部14と、通
信制御部15と、を備える。
【0050】制御部11は、入力部13から入力される
指示に応じて、例えば、海外旅行保険の保険契約証の発
券、保険契約料の集計結果を示す集計表の作成、保険料
の精算等の処理を行う。
【0051】保険契約証の発券処理では、制御部11
は、代理店の担当者から保険契約証の発券に必要なデー
タ項目の入力を受け付ける。このとき入力されるデータ
は、例えば、保険会社コード、保険期間、保険内容、申
込人の氏名及び電話番号等である。次に、制御部11
は、証券毎にユニークな証券番号を受付サーバ3から取
得する。そして、入力データと、証券番号、契約日、代
理店コード等のデータを含む所定の契約データを作成
し、記憶部14に記憶する。このとき、契約日には、例
えば図示せぬ内部タイマもしくは受付サーバ3などの外
部タイマから取得した日付もしくは日時を用いる。
【0052】次に、制御部11は、作成した契約データ
における保険会社コードをキーとして、その保険会社の
保険契約証のフォーマットと、証券番号と、暗号化され
た社印の印影データ(社印データ)と、を記憶部14か
ら読み出す。そして、契約データと、フォーマットデー
タと、復号化した各印影データと、をメモリ上で合成し
てその保険会社用の証券データを作成してプリンタに供
給し、白紙の証券用紙に印刷させる。印刷される保険契
約証の一例を図3に示す。
【0053】また、集計表の作成処理では、制御部11
は、所定期間毎に、記憶部14に蓄積された契約データ
に基づいて契約件数や保険料等を保険会社毎に集計し、
その集計結果を示す集計表データを作成する。そして、
作成した集計表データを、記憶部14に蓄積された未送
信の契約データとともに、各保険会社の受付サーバ3に
送信する。そして、受付サーバ3からの所定の確認信号
を受信すると、集計表データをプリンタに印刷させる。
印刷された集計表の一例を図4に示す。なお、制御部1
1は、受付サーバ3に送信するデータ(契約データ及び
集計表データ)に対して、送信時刻等を示す時刻情報を
付与する。
【0054】また、保険料の精算処理では、各代理店の
担当者が精算方法として口座引落と口座振込のいずれか
の方法を選択し、選択内容を受付サーバ3を介して管理
ホスト5に登録する。これにより、精算方法が口座引落
の場合には、代理店の口座から保険料が日毎に引き落と
される。また、精算方法が口座振込の場合、制御部11
は、代理店の担当者の操作に従って、金融機関ホスト7
等にアクセスし、代理店の口座から自社の口座に保険料
を振り込むための処理を行う。
【0055】また、制御部11は、記憶部14に記憶さ
れる契約データについて、所定のタイミングで各種のチ
ェック処理を行う。具体的には、制御部11は、所定期
間以上未送信の契約データが記憶部14に存在するかを
チェックし、該当する契約データが存在する場合には、
アラーム(警告メッセージ、警告音等)を出力する。ま
た、受付サーバ3にエラーを通知してもよい。これによ
り未送信データが放置されること等を防止できる。ま
た、代理店端末1が盗難された場合等を想定して、未送
信データが一定期間以上未送信のまま放置されると、代
理店端末1での契約受付もしくは発券処理ができなくな
るようにしておくこともできる。
【0056】また、制御部11は、不正な日付等の時間
操作の検出を行う。例えば、記憶部14に記憶されてい
る契約データについて例えば証券番号順にソートして、
契約日が前後しているか否かをチェックし、契約日が前
後している契約データを検出した場合には、アラームを
出力する。また、受付サーバ3にエラーを通知してもよ
い。
【0057】また、制御部11は、未送信の契約データ
については、それが受付サーバ3に送信されるまで、入
力部13から消去要求を受け付けても消去しない。ま
た、未送信データが消去された場合には、制御部11
は、代理店端末1における上記機能を以後使用禁止とす
るようにしてもよい。具体的には、代理店端末1に記憶
されている本システム用のアプリケーションをロックし
て実行不可としてもよく、また、アプリケーション及び
関連するデータ等を消去するようにしてもよい。
【0058】表示部12は、制御部11からの指示に従
って、各処理画面を表示する。入力部13は、キーボー
ド、マウス等を含み、代理店の担当者からの入力を受け
付ける。記憶部14は、暗号化された社印データを記憶
する。社印の他に収納印を記憶させることもできる。ま
た、記憶部14は、証券のフォーマットデータ(データ
記入欄、データ項目名欄、印影欄等を構成する枠、デー
タ項目名、書類名、保険会社名等の文字データ等)を記
憶する。また、記憶部14は、制御部11により作成さ
れた契約データ等を蓄積して記憶する。通信制御部15
は、受付サーバ3との間の通信を制御する。
【0059】受付サーバ3は、各保険会社に設置されて
いるサーバであって、図5に示すように、制御部31
と、表示部32と、入力部33と、記憶部34と、通信
制御部35と、を備える。
【0060】制御部31は、代理店端末1からの証券番
号の発行要求に応じて、証券番号を採番し、要求元の代
理店端末1に供給する。証券番号は、例えば、各代理店
に予め付与されている数桁の代理店固有番号と、代理店
毎に割り振られる数桁の代理店内番号(例えば、代理店
内での連番)と、を連結させて生成する。
【0061】また、制御部31は、代理店端末1から受
信した集計表データ及び契約データを記憶部34に記憶
するとともに、集計表データ等を受信したことを示す確
認信号を代理店端末1に返信する。なお、記憶部34に
記憶した集計表データ及び契約データは所定のタイミン
グで管理ホスト5に供給する。
【0062】また、制御部31は、代理店端末1から受
信したデータについて、所定のタイミングで各種のチェ
ック処理を行う。例えば、代理店端末1からの集計表デ
ータ及び契約データを受信したとき、受信データに付与
されている時刻情報が示す時刻を、内部タイマから取得
した時刻と照合して、所定時間以上の差があるか否かを
チェックする。そして、所定時間以上の差を検出した場
合にはアラームを出力する。このとき、該当する代理店
端末1又は該当する代理店を担当する営業支店の端末に
アラームを通知してもよい。これにより、例えば代理店
端末1の時刻を故意にずらしていた場合には、その不正
を検出することができる。
【0063】また、制御部31は、各代理店端末1から
の受信履歴等を記憶部34に記憶し、所定期間データの
受信がない代理店端末1の有無をチェックし、該当する
代理店端末1を検出した場合には、該当する代理店を担
当する営業支店の端末にアラームを通知する。これによ
り、営業支店の担当者が、所定期間以上データを送信し
てこない代理店で何らかのトラブルが発生していないか
等を確認することができる。
【0064】また、制御部31は、発行した証券番号に
ついて、発行日、発行先の代理店端末1、その証券番号
が付与された契約データを代理店端末1から受信したか
否か、等の情報(証券番号管理情報)を記憶部34に記
憶して管理する。制御部31は、証券番号管理情報を参
照して、発行してから所定期間以上該当する契約データ
が送信されてこない証券番号を検出し、その証券番号の
発行先の代理店、もしくはその代理店を担当する営業支
店の端末などにアラームを通知する。
【0065】表示部32は、制御部31からの指示に従
って、各処理画面を表示する。入力部33は、キーボー
ド、マウス等を含み、保険会社の担当者からの入力を受
け付ける。記憶部34は、代理店端末1から受け取った
契約データ及び集計表データ等を記憶する。また、記憶
部34は、証券番号管理情報等を記憶する。通信制御部
35は、代理店端末1との間の通信、管理ホスト5との
間の通信等を制御する。
【0066】管理ホスト5は、受付サーバ3が各代理店
端末1から取得した自社保険に関するデータの集中管理
等を行うためのコンピュータである。
【0067】管理ホスト5は、受付サーバ3から取得し
た契約データ等に基づいて、例えば精算チェック等のチ
ェック処理を行う。精算チェックでは、金融機関ホスト
7から取得した銀行データ(自社の口座への入金情報
等)と、各代理店端末1からの集計表データ等を突き合
わせて、入金確認や引落確認を行う。また、申込書到着
チェックでは、例えば各代理店から回収した保険申込書
をエントリーして、各代理店端末1からの契約データと
突き合わせ、未到着の申込書をチェックする。
【0068】また、精算方法として口座引落を選択して
いる代理店については、管理ホスト5は、金融機関ホス
ト7にアクセスして、代理店の口座から自社の口座に保
険料を振り替えるための処理を行う。
【0069】金融機関ホスト7は、代理店端末1や管理
ホスト5からのアクセスに応じて、指定された口座間の
資金移動を行う。
【0070】次に、この第1の実施形態に係る保険業務
システムにおいて、海外旅行保険の保険契約証券を発行
する場合の処理について図6を参照して説明する。ま
ず、ある代理店の担当者は、代理店端末1に表示される
処理メニューから、「海外旅行保険の保険証券発券」を
選択する。これに応じて、代理店端末1は、保険契約書
の発券に必要なデータ(保険会社コード、保険期間、保
険内容、申込人の氏名及び電話番号等)の入力を受け付
けるとともに、証券番号の発行要求を受付サーバ3に送
信する(S1)。受付サーバ3は証券番号を採番して、
要求元の代理店端末1に供給する(S2)。
【0071】代理店端末1は、証券番号を受信すると、
入力データと、証券番号と、契約日(内部タイマから取
得)と、代理店コード等を含む所定の契約データを作成
して、記憶する(S3)。そして、契約データにおける
保険会社コードをキーとして、その保険会社のフォーマ
ットデータ及び社印等の印影データを読み出し、これら
と契約データと、を合成することにより証券データを作
成し、プリンタに印刷させる(S4)。これにより、例
えば図3に示すような、各保険会社の海外旅行保険の保
険契約書が発行される。
【0072】また、代理店端末1は、所定期間毎に、そ
の期間内に発行した保険について、契約件数や保険料等
を保険会社毎に集計して、集計表データを作成する(S
5)。そして、作成した集計表データを、所定期間蓄積
していた契約データ等とともに各保険会社の受付サーバ
3に送信する(S6)。なお、送信されるデータには時
刻情報が付与される。
【0073】受付サーバ3は、受信データについて、例
えば必要なデータが全て届いたかどうかのチェック等を
行い(S7)、チェック結果が問題ない場合には、代理
店端末1に確認信号を返送する(S8)。また、例え
ば、時刻情報が示す時刻と受付サーバ3内のタイマから
取得した時刻に所定時間以上の差がある場合にはアラー
ムを出力する。
【0074】代理店端末1は、受付サーバ3からの確認
信号を受信した後、集計表をプリンタにより印刷させる
(S9)。
【0075】なお、集計表データ及び契約データが受付
サーバ3へ送信されない場合には、代理店端末1は所定
期間未送信のデータを検出してアラームを出力する。
【0076】また、代理店端末1は、担当者の操作に従
って、各代理店の口座から保険会社の口座に保険料を振
り込むためのデータを作成して、金融機関ホスト7に送
信する(S10)。金融機関ホスト7は、管理ホスト5
又は代理店端末1からの所定要求に応じて、口座間の資
金移動を行う(S11)。
【0077】また、受付サーバ3は、代理店端末1から
受信したデータを管理ホスト5に送信する(S12)。
管理ホスト5は、受付サーバ3から受信したデータに基
づいて、例えば、証券番号を示す証券番号データ、契約
データ等をそれぞれ記憶する等の所定の保険業務のデー
タ処理を行う(S13)。また、精算方法として、口座
引落が指定されている場合には、管理ホスト5は、受信
した集計表データが示す保険料に基づいて、代理店の口
座から自社の口座に所定金額を振り替えるための口振デ
ータを作成して記憶するとともに、口振データを金融機
関ホスト7に精算要求とともに送信する(S14)。
【0078】このようにして、各代理店の端末で保険契
約証券を発行することで迅速な発行処理を可能とし、且
つ、契約データの取り扱いについて種々のチェックを行
うことにより、システムの安全性を向上させることがで
きる。
【0079】また、上記説明では、証券番号は代理店毎
に連番となるように採番しているが、これに限定され
ず、採番方法は任意である。例えば、受付サーバ3にお
いて、代理店を区別することなく、各代理店端末1から
契約データを受信した順に、連番の証券番号を付与する
ようにしてもよい。
【0080】また、証券番号を代理店端末1において採
番するようにしてもよい。採番方法は任意であり、連番
としてもよく、上記と同様に、代理店に予め付与されて
いる数桁の代理店固有番号と、代理店毎に割り振られる
数桁の代理店内番号(例えば、代理店内での連番)と、
を連結させて生成してもよい。
【0081】(第2の実施形態)上記の実施形態では、
代理店端末が各保険会社の社印データを有し、保険証券
を発券する際に、該当する社印データを読み出して使用
しているが、例えば、代理店端末が、使用する社印デー
タを各保険会社の受付サーバから取得するようにしても
よい。この場合における実施形態について以下説明す
る。
【0082】本発明に係る第2の実施形態の保険業務シ
ステムのシステム構成の構成は図1に示される第1の実
施形態のものと同様である。このうち、代理店端末と受
付サーバについては、その処理機能が第1の実施形態と
部分的に異なるが、ハードウェア構成は、図2と図5に
示される第1の実施形態のものと同様である。以下、第
2の実施形態に係る保険業務システムについて、第1実
施形態との相違点を中心に説明する。
【0083】代理店端末1の制御部11は、保険契約証
の発券処理において、代理店の担当者から保険証券の発
券に必要なデータ項目(保険会社コード、保険期間、保
険内容、申込人の氏名及び電話番号等)の入力を受け付
ける。また、制御部11は、代理店の担当者から入力さ
れた代理店ID及びパスワードを、該当する保険会社の
受付サーバ3に送信し、受付サーバ3による認証を受け
た後、暗号化された社印データと、証券番号と、を受付
サーバ3から受信する。そして、証券番号を用いて、暗
号化された社印データを復号化する。そして、入力され
た各データ項目と、証券番号、契約日、代理店コード等
のデータを含む所定の契約データを作成し、記憶部14
に記憶する。なお、契約日には図示せぬ内部タイマもし
くは代理店サーバ2などの外部タイマから取得した日付
を用いる。
【0084】次に、制御部11は、作成した契約データ
における保険会社コードをキーとして、その保険会社の
保険契約証のフォーマットを記憶部14から読み出す。
そして、契約データと、フォーマットデータと、証券番
号と、社印データと、をメモリ上で合成してその保険会
社用の証券データを作成してプリンタに供給し、白紙の
証明書用紙に印刷させる。印刷される保険契約証は、第
1の実施形態における保険契約証と同様である(図3参
照)。
【0085】なお、受付サーバ3は、証券番号と社印デ
ータを別々に送信することもできる。そうすることで、
社印データと証券番号の両方が一度に第三者によって盗
まれるという事態を回避することができる。そうするこ
とで、データを盗んで不正使用しようとする者に、正規
の証券を作成することができなくさせることができる。
たとえ、社印データを不正に入手されても、特定の契約
に採番されるべき証券番号を入手することができない。
逆の場合もしかりである。また、社印データを暗号化し
て送信し、特定のパスワードを使うことによって復号化
できるようにすれば、社印データを不正に使用される可
能性がさらに低くなる。また、別送信された証券番号を
パスワードとして用いるようにすれば、社印データは特
定された証券番号によってのみ復号化されることにな
り、特定証券番号と社印データを1対1で対応させて安
全に管理することができる。
【0086】なお、受付サーバ3から供給される暗号化
された社印データには、所定期間内に暗号化された社印
データが開封(復号化)されない場合には社印データを
消去させるためのプログラムが付与されており、復号化
されないまま所定期間が経過すると、制御部11により
このプログラムが実行され、社印データが消去される。
これにより、第三者による不正使用を防止する。
【0087】また、制御部11は、第1の実施形態にお
ける代理店端末1と同様に、集計表の作成処理、保険料
の精算処理、記憶部14に記憶される契約データについ
ての各種チェック処理等を行う。
【0088】受付サーバ3の制御部31は、代理店端末
1から代理店ID及びパスワードを受け付けると、各代
理店端末1に予め付与された代理店ID及びパスワード
を示すテーブルを参照する等して、送信元の代理店端末
1の認証を行う。そして、認証結果が正しい場合には、
証券番号を採番し、その証券番号と、社印データと、を
代理店端末1に供給する。このとき、制御部31は、証
券番号と、社印データを別々に代理店端末1に供給す
る。例えば、供給手段が電子メールの場合には、別々の
電子メールにより各データを代理店端末1に供給する。
また、ホームページを介して供給する場合には、一方の
データ(証券番号又は社印データ)の要求を受け付け
て、要求されたデータをWebにより供給し、続いて他
方のデータの要求を受け付けて、要求されたデータをW
ebにより供給する。なお、社印データは、暗号化して
供給することができる。特別のパスワードをもって代理
店端末1において復号化される。また、社印データは、
採番された証券番号を用いて暗号化されてもよく、この
暗号化された社印データは、代理店端末1において、証
券番号を用いて復号化される。
【0089】また、制御部31は、例えば、所定期間内
に社印データが開封(復号化)されない場合には社印デ
ータを消去させるためのプログラムを、暗号化された社
印データに付与して代理店端末1に供給する。
【0090】なお、代理店ID及びパスワードによる認
証結果が正しくない場合、制御部31は、所定のエラー
信号を代理店端末1に供給する。なお、証券番号の採番
方法は任意であり、例えば、第1の実施形態と同様の方
法により生成してもよい。
【0091】また、制御部31は、第1の実施形態と同
様に、集計表データ及び契約データの受信に応じた確認
信号の返信処理、集計表データ及び契約データの管理ホ
スト5への供給処理、各種のチェック処理、等を行う。
【0092】次に、この第2の実施形態に係る保険業務
システムにおいて、海外旅行保険の保険契約証券を発行
する場合の処理について図7を参照して説明する。ま
ず、ある代理店の担当者は、代理店端末1に表示される
処理メニューから、「海外旅行保険の保険証券発券」を
選択する。これに応じて、代理店端末1は、保険証券の
発券に必要なデータ(保険会社コード、保険期間、保険
内容、申込人の氏名及び電話番号等)の入力を受け付け
るとともに、受付サーバ3にアクセス要求を送信する
(S21)。受付サーバ3は、代理店端末1からのアク
セス要求に応じて、代理店IDとパスワードを代理店端
末1に要求し(S22)、代理店端末1は、担当者によ
り入力された代理店ID及びパスワードを受付サーバ3
に送信する(S23)。
【0093】受付サーバ3は、受信した代理店ID及び
パスワードについて認証処理を行い(S24)、認証結
果が正しければ、証券番号を採番するとともに、社印デ
ータを記憶部94から読み出し、証券番号と、社印デー
タと、を別々に代理店端末1に供給する(S25)。
【0094】代理店端末1は、証券番号と、社印データ
と、を受信する。社印データが暗号化して供給された場
合、特定のパスワードもしくは証券番号を用いて暗号化
された社印データを復号化する(S26)。そして、入
力データ(保険会社コード、保険期間、保険内容、申込
人の氏名及び電話番号データ)と、証券番号と、契約日
と、代理店コード等を含む所定の契約データを作成して
記憶する(S27)。そして、契約データにおける保険
会社コードをキーとして、その保険会社のフォーマット
データを読み出し、これらと、社印データと、証券番号
と、契約データと、を合成することにより証券データを
作成し、プリンタに印刷させる(S28)。これによ
り、各保険会社の海外旅行保険の保険契約書が発行され
る。以後の集計表データや精算に関する処理(図7:S
5〜S14)については、第1の実施形態と同様であ
る。
【0095】この第2の実施形態によれば、代理店端末
1が、証券番号と社印データを受付サーバ3から取得す
るシステムにおいて、受付サーバ3がアクセス元の代理
店端末1について、IDやパスワードによる認証を行っ
た後、証券番号と社印データを供給することにより、安
全なシステムを実現できる。また、証券番号と社印デー
タを別々に供給し、さらに特定パスワードもしくは証券
番号を用いることで暗号化された社印データを復号可能
とし、送信後一定期間内に復号化されない社印データに
ついては消去することにより、安全性をより高めること
ができる。
【0096】また、認証に使用されるデータは代理店I
D、パスワードに限定されず任意である。さらに社印デ
ータの復号化に使用されるデータは、特定のパスワード
や証券番号に限定されずに任意であってもよい。
【0097】なお、第1と第2の実施形態に係るシステ
ムにおいて証明書用紙として用いる白紙とは、例えば、
保険証券のフォーマットが印刷されていない目視的に白
紙に見える用紙を含み、例えば、この様な用紙であっ
て、保険証券と実質的に関係のない文字や模様等が印字
されている用紙等も含む。また、証券データが印刷され
る白紙の用紙は、不正使用の防止を目的として、目視で
は分からないが、コピーをとると所定の文字が現れる加
工が施されていてもよい。
【0098】また、代理店端末1に、保険証券に付与さ
れる発券日付もしくは日時(以下、日付等)を不正に変
更することを禁止する日付等逆転防止機能を設けても良
い。例えば、代理店端末1が、保険証券の発券履歴(ロ
グ)を記憶しておき、新たに保険証券を発券する際に発
券履歴を参照して、今回の発券日付等が前回使用した発
券日付等よりも古いか否かをチェックして、日付等の不
正な変更を検出してもよい。そして、日付等が逆転(変
更)されていることを検出した場合には、例えば、発券
の中止、当該代理店端末の使用禁止、保険会社への通知
等の所定のエラー処理を実行するようにしてもよい。
【0099】また、保険会社におけるサーバ及びホスト
の構成は任意であり、上記受付サーバ3及び管理ホスト
5の機能を実現するために複数のサーバ及びホストを用
いてもよい。また、受付サーバ3の機能の一部又は全部
を管理ホスト5が兼備してもよく、管理ホスト5の機能
の一部又は全部を受付サーバ3、8が兼備してもよい。
【0100】上記説明では、代理店端末1において、契
約データを蓄積しておき、集計表データを受付サーバ3
に送信するときに、受付サーバ3に未送信の契約データ
を併せて送信するようにしているが、契約データの送信
タイミングは任意であり、例えば、各証券を出力したと
き、集計表データを作成したとき、社印データもしくは
証券番号を受付サーバ3から取得したとき、所定の操作
がなされたとき等でもよい。
【0101】なお、採番方法として、代理店毎の代理店
固有番号と代理店内番号を連結させて証券番号を生成す
る方法を採用する場合には、受付サーバ3又は管理ホス
ト5が、各代理店の代理店固有番号を示すテーブルを参
照し、各代理店端末1からの契約データに含まれる証券
番号における代理店番号が正しいかをチェックしてもよ
い。
【0102】また、代理店端末1が証券を発券する際、
契約日もしくは契約日時等の時間情報を受付サーバ3か
ら取得するようにしてもよい。
【0103】また、代理店端末1が証券の発券数をカウ
ントし、所定のタイミングで、所定期間内における、発
券数と、受付サーバ3から取得した証券番号数(代理店
端末1で証券番号を生成する場合には、生成した証券番
号数)を照合し、一致しない場合には、アラームの出
力、受付サーバ3への通知等を行うようにしてもよい。
また、契約受付履歴を記憶しておき、契約受付件数と、
受付サーバ3から取得した(又は自己が生成した)証券
番号数を照合し、一致しない場合には、アラームの出
力、受付サーバ3への通知等を行うようにしてもよい。
また、代理店端末1が証券の発券数を受付サーバ3に送
信し、受付サーバ3において、受信した発券数と、その
代理店端末1へ供給した証券番号数を照合し、一致しな
い場合には、アラーム出力、担当代理店の端末への通知
等をしてもよい。なお、証券番号を代理店端末1側で生
成するときには、受付サーバ3は、発券数と、生成され
た証券番号数を代理店端末1から受信して照合する。こ
れにより、証券の二重発券等の不正を検出することがで
きる。
【0104】また、上記説明では、海外旅行保険を取り
扱うシステムについて説明しているが、証券とは、その
他、一定の内容を保証、証明する目的で発行される書類
一般を含む。例えば、火災保険、自動車保険、定期保険
等の保険証券、自賠責保険の証明書など、保険会社が発
行する証券、領収書、異動承認書等はもちろん、その他
のサービス契約に基づいて発行される証券や領収書、さ
らに株券、債券等の有価証券にも適用可能である。
【0105】証券番号は、当該証券を特定するための記
号であって、通常は数字による番号が使用されることが
多いが、アルファベットと数字の組み合わせであった
り、その他の記号を用いてもよい。また、当該証券を特
定する固有の記号であれば、呼称は証券番号に限らず、
証明書番号、領収書コード、証券ID等、同趣のものは
すべてここでいう証券番号に含まれる。また、社印は会
社の印章に限定されるものではなく、証券の発行元を表
す固有の標章、代表者サイン、さらに個人の印章など、
契約等に伴う証券発券元を唯一特定し、その義務履行を
保証する意味合いが込められている全てを含む。
【0106】また、証券を書込消去ができないデジタル
情報として契約者に提供してもよい。また、上記システ
ムの構成要素を接続するネットワークは、インターネッ
ト、LAN、WAN、専用線、公衆回線等の種々のネッ
トワークを含んでもよい。また、システムにおける各構
成要素間のデータの送受信を、地上波、衛星電波等を介
して行うようにしてもよい。また、代理店端末は、携帯
電話機等のように通信機能と情報処理機能を備える装置
を含む。
【0107】また、代理店端末の配置先は、保険会社営
業所、客先等を含んでもよく、また、営業社員等が携帯
するようにしてもよい。さらに複数の代理店端末を統合
的に管理したり、代理店端末の機能をサポートするため
に代理店端末とイントラネット等で接続されたサーバを
設置し、以上の端末の機能の一部又は全てを当該サーバ
に代理させてもよい。例えば、このサーバが各端末から
証券発券に伴う契約データを収集して、保険会社毎に集
計表データを作成し、各保険会社の受付サーバ3に送信
するようにしてもよい。ここでは、かかるサーバも代理
店端末に含めるものとする。
【0108】なお、この発明のシステムは、専用のシス
テムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実
現可能である。例えば、コンピュータに上述の動作を実
行するためのプログラムを格納した媒体(フロッピー
(登録商標)ディスク、CD−ROM等)から該プログ
ラムをインストールすることにより、上述の処理を実行
する代理店端末1、受付サーバ3、管理ホスト5、金融
機関ホスト7等を構成することができる。なお、上述の
機能を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共同
により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体
に格納してもよい。
【0109】なお、搬送波にプログラムを重畳し、通信
ネットワークを介して配信することも可能である。例え
ば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に該プログラ
ムを掲示し、これをネットワークを介して配信してもよ
い。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下
で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行させ
ることにより、上述の処理を実行することができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば各代理店等に設置された発券端末で保険証券を発
行することで迅速な証券の発行処理を可能とし、且つ、
未送信データの存在をチェックする等して、システムの
安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る保険業務システ
ムのシステム構成図である。
【図2】図1の保険業務システムで使用される代理店端
末の構成を説明するための図である。
【図3】保険契約証の一例を示す図である。
【図4】集計表の一例を示す図である。
【図5】図1の保険業務システムで使用される受付サー
バの構成を説明するための図である。
【図6】図1の保険業務システムにおいて海外旅行保険
の保険契約証を発行する場合の処理を説明するための図
である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る保険業務システ
ムにおいて海外旅行保険の保険契約証を発行する場合の
処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 代理店端末 11 制御部 12 表示部 13 入力部 14 記憶部 15 通信制御部 3 受付サーバ 31 制御部 32 表示部 33 入力部 34 記憶部 35 通信制御部 5 管理ホスト 7 金融機関ホスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 512 G06F 17/60 512 3/12 3/12 W 19/00 300 19/00 300J G07F 17/26 G07F 17/26 (72)発明者 水戸 清貴 東京都千代田区丸の内1丁目2番1号 東 京海上火災保険株式会社内 (72)発明者 岩本 光司 東京都千代田区丸の内1丁目2番1号 東 京海上火災保険株式会社内 Fターム(参考) 5B021 AA30 BB00 EE04 LA03 LG05 NN11 5B049 AA05 BB47 CC05 CC08 CC16 DD01 DD05 EE03 EE05 EE09 FF02 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 GG10 5B055 BB10 BB20 CB05 CC11 CC13 EE02 EE03 EE21 EE27 FA01 FA05 FB03 HA04 JJ05 LL15 MM20 PA02 PA34

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保険証券を発券する発券端末であって、 証券番号を含む契約内容を示す契約データを生成する契
    約データ生成手段と、 前記契約データを記憶する記憶手段と、 前記契約データを含む証券データを生成し、前記証券デ
    ータに基づく保険証券を印刷させる発券手段と、 前記記憶手段により記憶される契約データを所定のサー
    バに送信するデータ送信手段と、 所定期間以上未送信状態の契約データが存在するか否か
    を判別し、前記未送信の契約データが存在する場合には
    所定のエラー処理を行う未送信データ制御手段と、 を備えることを特徴とする発券端末。
  2. 【請求項2】保険会社毎の社印の印影データを記憶する
    手段をさらに備え、 前記発券手段は、前記契約データが示す保険会社の識別
    符号に基づいて、該当する保険会社の社印の印影データ
    を読み出し、該社印の印影データを含む証券データを作
    成して印刷させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の発券端末。
  3. 【請求項3】前記契約データ生成手段は、時間情報を前
    記サーバから取得し、当該時間情報が示すデータを手続
    時として設定する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発券端末。
  4. 【請求項4】前記契約データ生成手段は、各証券の証券
    番号を前記サーバから取得する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の発券端末。
  5. 【請求項5】前記データ送信手段は、前記契約データを
    所定のタイミングで自動的に送信する、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の発券端末。
  6. 【請求項6】前記記憶手段に記憶されている契約データ
    を証券番号順にソートし、ソートされた契約データにお
    いて手続時間が前後するものを検出した場合、所定のエ
    ラー処理を行う手段と、 契約データに付与する手続時間が従前の契約データに付
    与した手続時間よりも古い場合、所定のエラー処理を行
    う手段と、 の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載の発券端末。
  7. 【請求項7】証券の発券数と、取得した証券番号数と、
    を照合し、一致しない場合、所定のエラー処理を行う、 ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
    の発券端末。
  8. 【請求項8】前記エラー処理として、契約受付機能を不
    能とする処理と、アラームを出力する処理と、外部にエ
    ラーを通知する処理と、の少なくとも1つを行う、 ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載
    の発券端末。
  9. 【請求項9】前記契約データに基づいて、保険契約件数
    と保険料の少なくとも一方の集計結果を示す集計表デー
    タを所定期間毎に作成する手段をさらに備え、 前記データ送信手段は、前記作成された前記集計表デー
    タを、当該所定期間内に前記記憶手段に記憶された契約
    データとともに前記サーバに送信し、前記集計表データ
    及び契約データを受信したことを示す確認信号を前記サ
    ーバから受信する、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載
    の発券端末。
  10. 【請求項10】前記未送信データ制御手段は、 前記記憶手段に記憶されている契約データの削除要求を
    受け付けた場合、当該契約データが前記サーバに対して
    未送信状態の契約データである場合には、前記削除要求
    を却下する手段と、 前記記憶手段に記憶されている契約データのうち、前記
    サーバに対して未送信状態の契約データが削除された場
    合、契約受付機能を不能とする手段と、 の少なくとも一方を含む、 ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の発券端末。
  11. 【請求項11】前記保険証券のフォーマットデータを保
    険会社毎に記憶する手段をさらに備え、 前記発券手段は、前記契約データが示す保険会社の識別
    符号に基づいて、該当する保険会社のフォーマットデー
    タを読み出し、該フォーマットデータを含む証券データ
    を生成して印刷させる、 ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載の発券端末。
  12. 【請求項12】証券の発券を行う発券端末から契約内容
    を示す契約データを受信する受付サーバであって、 前記発券端末から受信した契約データに付与されている
    データの送信時刻と、タイマから取得した時刻と、の差
    が所定時間以上であるか否かをチェックし、所定時間以
    上の差がある場合には、所定のエラー処理を行う、 ことを特徴とする受付サーバ。
  13. 【請求項13】証券の発券を行う発券端末から契約内容
    を示す契約データを受信する受付サーバであって、 各前記発券端末について、契約データの受信履歴を記憶
    し、所定期間以上データの受信がない前記発券端末を検
    出し、当該端末に対応する所定の端末へ通知する、 ことを特徴とする受付サーバ。
  14. 【請求項14】証券の発券を行う発券端末から契約内容
    を示す契約データを受信する受付サーバであって、 前記発券端末からの要求に応じて証券番号を生成して供
    給し、前記供給した証券番号を含む契約データが所定期
    間以上送信されてこない場合には、所定のエラー処理を
    行う、 ことを特徴とする受付サーバ。
  15. 【請求項15】証券を発券端末で発券するシステム用の
    受付サーバであって、 発券会社の社印の印影データを記憶する手段と、 前記発券端末からの要求に応じて、証券に付与される証
    券番号を生成する手段と、 前記証券番号と、前記社印の印影データと、を別々に前
    記発券端末に供給する手段と、 を備えることを特徴とする受付サーバ。
  16. 【請求項16】証券を発券端末で発券するシステム用の
    受付サーバであって、 発券会社の社印の印影データを記憶する手段と、 前記発券端末からの要求に応じて、特定のデータを用い
    て復号可能な、暗号化された前記社印の印影データを前
    記発券端末に供給する手段と、 を備えることを特徴とする受付サーバ。
  17. 【請求項17】証券を発券端末で発券するシステム用の
    受付サーバであって、 発券会社の社印の印影データを記憶する手段と、 前記発券端末からの要求に応じて、暗号化された前記社
    印の印影データと、前記暗号化された社印の印影データ
    が所定期間内に復号化されない場合に該暗号化された社
    印の印影データを消去させるプログラムと、を前記発券
    端末に供給する手段と、 を備えることを特徴とする受付サーバ。
  18. 【請求項18】前記発券端末から受信した認証情報をチ
    ェックし、該認証情報が正しい場合に、証券番号と印影
    データの少なくとも一方を供給する、 ことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に
    記載の受付サーバ。
  19. 【請求項19】受付サーバに接続される発券端末を備え
    るシステムにおける証券発券方法であって、 前記発券端末において、証券番号を含む契約内容を示す
    契約データを生成して所定の記憶手段に記憶する契約デ
    ータ生成ステップと、 前記契約データを含む証券データを生成し、前記証券デ
    ータに基づく証券を印刷するステップと、 前記記憶手段に記憶される契約データを前記受付サーバ
    に送信するステップと、 所定期間以上未送信状態の契約データが前記発券端末の
    記憶手段に存在する場合には、所定のエラー処理を行う
    ステップと、 を備えることを特徴とする証券発券方法。
  20. 【請求項20】前記契約データ生成ステップにおいて、
    前記発券端末が前記受付サーバから時間情報を取得し、
    当該時間情報が示すデータを手続時として設定する、 ことを特徴とする請求項19に記載の証券発券方法。
  21. 【請求項21】前記契約データ生成ステップにおいて、
    前記発券端末が前記受付サーバから各証券の証券番号を
    取得する、 ことを特徴とする請求項19又は20に記載の証券発券
    方法。
  22. 【請求項22】各発券端末に通信により接続される受付
    サーバを備えるシステムにおける証券発券方法であっ
    て、 前記受付サーバにおいて、前記発券端末からの要求に応
    じて、証券に付与される証券番号を生成し、 前記証券番号と、発券会社の社印の印影データと、を別
    々に前記発券端末に供給する、 ことを特徴とする証券発券方法。
  23. 【請求項23】各発券端末に通信により接続される受付
    サーバを備えるシステムにおける証券発券方法であっ
    て、 前記受付サーバにおいて、前記発券端末からの要求に応
    じて、特定のデータを用いて復号可能な、暗号化された
    発券会社の社印の印影データを前記発券端末に供給す
    る、 ことを特徴とする証券発券方法。
  24. 【請求項24】各発券端末に通信により接続される受付
    サーバを備えるシステムにおける証券発券方法であっ
    て、 前記受付サーバにおいて、前記発券端末からの要求に応
    じて、暗号化された発券会社の社印の印影データと、前
    記暗号化された社印の印影データが所定期間内に復号化
    されない場合に前記暗号化された社印の印影データを消
    去させるプログラムと、を前記発券端末に供給する、 ことを特徴とする証券発券方法。
  25. 【請求項25】証券を発券する発券端末としてコンピュ
    ータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体であって、 該コンピュータを、 証券番号を含む契約内容を示す契約データを生成する契
    約データ生成手段、 前記契約データを記憶する記憶手段、 前記契約データを含む証券データを生成し、前記証券デ
    ータに基づく証券を印刷させる発券手段、 前記記憶手段により記憶される契約データを所定のサー
    バに送信するデータ送信手段、 所定期間以上未送信状態の契約データが存在するか否か
    を判別し、前記未送信の契約データが存在する場合には
    所定のエラー処理を行う手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】証券を発券端末で発券するシステム用の
    受付サーバとしてコンピュータを機能させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 該コンピュータを、 前記発券端末からの要求に応じて、証券に付与される証
    券番号を生成する手段、 前記証券番号と、発券会社の社印の印影データと、を別
    々に前記発券端末に供給する手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】証券を発券端末で発券するシステム用の
    受付サーバとしてコンピュータを機能させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 該コンピュータを、 前記発券端末からの要求に応じて、特定のデータを用い
    て復号可能な、暗号化された発券会社の社印の印影デー
    タを前記発券端末に供給する手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】証券を発券端末で発券するシステム用の
    受付サーバとしてコンピュータを機能させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 前記発券端末からの要求に応じて、暗号化された発券会
    社の社印の印影データと、前記暗号化された社印の印影
    データが所定期間内に復号化されない場合に前記暗号化
    された社印の印影データを消去させるプログラムと、を
    前記発券端末に供給する手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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