JPH10317490A - 鉄骨梁 - Google Patents

鉄骨梁

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JPH10317490A
JPH10317490A JP12434897A JP12434897A JPH10317490A JP H10317490 A JPH10317490 A JP H10317490A JP 12434897 A JP12434897 A JP 12434897A JP 12434897 A JP12434897 A JP 12434897A JP H10317490 A JPH10317490 A JP H10317490A
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JP
Japan
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steel
bracket
steel beam
splice plate
frame
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Withdrawn
Application number
JP12434897A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sakamoto
真一 坂本
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震時に鉄骨梁の柱との接合部以外の部分を
先行して塑性変形させることによって、構造物の安全性
を高めるような鉄骨梁を提供することをその目的とす
る。 【解決手段】 構造物の架構の一部を構成する梁が、架
構を構成する柱に固定された鉄骨からなるブラケット1
4と、ブラケット14間に架設された鉄骨部材16から
構成され、ブラケット14と鉄骨部材16とはスプライ
スプレート15,15,…を介して連結され、スプライ
スプレート15,15,…は、鉄骨部材16およびブラ
ケット14の双方に比較して降伏応力の低い鋼材によっ
て形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物の架構の一
部を構成する鉄骨梁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鉄骨構造物における梁
は、それぞれ柱に対して接合された一対のブラケット
と、これらブラケット間に架設された鉄骨の梁材とから
構成されるのが一般的である。
【0003】このような鉄骨梁の構造の代表的な例を示
す図が図5である。図5は、一般の中低層鉄骨ラーメン
構造物における柱梁接合部の構造を例として挙げたもの
であり、図中、符号1は柱を示し、2は鉄骨梁を示す。
鉄骨梁2は、柱1に溶接されたブラケット4と、ブラケ
ット4にスプライスプレート5,5,…を介して連結さ
れたH型鋼からなる鉄骨部材6とから構成されている。
【0004】スプライスプレート5,5,…と、ブラケ
ット4および鉄骨部材6のフランジ4aおよび6aと
は、それぞれ高力ボルト8,8,…およびナット9,
9,…によって締結されることにより摩擦接合されてい
る。また、ブラケット4と柱1とは、溶接部10におい
て、溶接されることにより接合されている。さらに、柱
1における溶接部10の内側にはダイヤフラム11,1
1が配設される。
【0005】図5に示したような柱1と鉄骨梁2との接
合部を形成するにあたっては、工場溶接接合形式が用い
られる。すなわち、柱1とブラケット4とを、あらかじ
め工場において溶接接合しておき、その後、これら柱1
とブラケット4とを工事現場に搬入し、ブラケット4と
鉄骨部材6とを工事現場において接合することにより、
図1に示したような構造が完成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示したような鉄
骨梁2において、スプライスプレート5,5,…に用い
られる鋼材としては、ブラケット4および鉄骨部材6に
用いられる鋼材と同等の強度を有するものが使用され、
また、スプライスプレート5,5,…の板厚は、ブラケ
ット4および鉄骨部材6のフランジ4aおよび6aと同
等以上とされるのが通常である。したがって、この場合
には、鉄骨梁2の強度分布は図6のグラフに示すように
なる。図6中、横軸は、鉄骨梁2の各断面における柱1
からの距離Lを示し、縦軸は、鉄骨梁2の各断面におけ
る強度Tを表す。また、図中、符号Sによって示す位置
は、ブラケット4と鉄骨部材6との継手位置である。
【0007】一方で、地震時に鉄骨梁2に作用する曲げ
モーメントの分布は、例えば、図7に示すようになる。
図7において、横軸は、鉄骨梁2の各断面における柱1
からの距離Lを示し、縦軸は、鉄骨梁2の各断面におい
て地震時に作用する曲げモーメントMの強度を示す。図
中に示すように、鉄骨梁2の各断面における曲げモーメ
ントMの値は、柱1からの距離が接近していくに従って
直線的に増加していき、柱1からの距離が0である部
分、すなわちブラケット4と柱1との溶接部10におい
て最大となる。
【0008】鉄骨梁2の強度は、図6に示すように、そ
の材軸方向にほぼ一様であるが、その一方で、地震時に
は、図7に示すように溶接部10に最も大きな応力が作
用するため、地震時においては、溶接部10の近傍が最
初に変形し、なおかつ、最も危険な断面となる。しかし
ながら、溶接部10の近傍は、断面が急変すること、お
よび溶接施工が施されていることなどにより、材料の選
定や設計、施工段階での詳細な検討が要求され、これら
の検討に不十分な点があった場合には、脆性破壊の危険
性が懸念される部分である。したがって、地震時におい
て、溶接部10の近傍が最も危険断面となることを避け
るような技術が求められていた。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、地震時に、柱との接合部以外の部分を先行して塑
性変形させることによって、構造物の安全性を高めるよ
うな鉄骨梁を提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するために以下の手段を採用した。すなわ
ち、請求項1記載の鉄骨梁は、構造物の架構の一部を構
成する梁が、該架構を構成する柱に固定された鉄骨から
なるブラケットと、該ブラケット間に架設された鉄骨部
材から構成され、前記ブラケットと前記鉄骨部材とはス
プライスプレートを介して連結され、該スプライスプレ
ートは、前記鉄骨部材および前記ブラケットの双方に比
較して降伏応力の低い鋼材によって形成されていること
を特徴とする。
【0011】この鉄骨梁においては、地震時に曲げモー
メントが作用した場合に、ブラケットと鉄骨部材とを連
結するスプライスプレートが鉄骨梁の他の部分よりも先
行して塑性変形する。
【0012】請求項2記載の鉄骨梁は、請求項1記載の
鉄骨梁であって、前記ブラケットおよび前記鉄骨部材
は、ともにその上下にフランジを有したH型鋼からな
り、前記スプライスプレートは、前記ブラケットおよび
前記鉄骨部材のフランジに沿って配置されていることを
特徴とする。
【0013】この鉄骨梁は、上記のような構成とされる
ため、どのような構造物においても容易に適用すること
ができる。
【0014】請求項3記載の鉄骨梁は、請求項1または
2記載の鉄骨梁であって、前記スプライスプレートを構
成する鋼材における降伏応力の引張強度に対する比が、
前記ブラケットおよび前記鉄骨部材のそれぞれを構成す
る鋼材における降伏応力の引張強度に対する比に比較し
て小さいことを特徴とする。
【0015】この鉄骨梁においては、スプライスプレー
トが上記のような鋼材により形成されるため、安定した
塑性変形能力を発揮することができる。
【0016】請求項4記載の鉄骨梁は、請求項2または
3記載の鉄骨梁であって、少なくとも一対の前記スプラ
イスプレートが、前記ブラケットおよび前記鉄骨部材の
フランジに対し、上側および下側から接するように配置
されるとともに、これらスプライスプレートは、座屈防
止用のボルトによって相互に連結されていることを特徴
とする。
【0017】地震時には、この鉄骨梁のスプライスプレ
ートに対しては、引張力および圧縮力が交互に作用する
ことが想定されるが、上記構成を採用することにより、
圧縮力が作用する場合のスプライスプレートの座屈が防
がれることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態
である鉄骨梁12の一部を拡大して示した図である。こ
の鉄骨梁12は、基本的には図4に示した従来の鉄骨梁
2と同様の構成とされており、図示しない柱に溶接され
たブラケット14と、このブラケット14と図示しない
もう一つのブラケットとの間に架設された鉄骨部材16
とを備えて構成されている。また、これらブラケット1
4および鉄骨部材16のフランジ14aおよび16aに
沿って、スプライスプレート15,15,…が配置さ
れ、これらスプライスプレート15,15,…は、フラ
ンジ14aおよび16aに対して高力ボルト18および
ナット19により締結されて、ブラケット14と鉄骨部
材16とを摩擦接合する役割を果たしている。
【0019】本発明の鉄骨梁12が、図4に示した従来
の鉄骨梁4と異なる点は、スプライスプレート15,1
5,…に用いられる鋼材が、ブラケット14および鉄骨
部材16に比較して、その降伏応力が小さく、なおか
つ、降伏応力の引張強度に対する比(降伏比)が小さい
ものである点、および、同一のフランジ14aおよび1
6aに対して上下から配置されたスプライスプレート1
5,15同士が、座屈防止用ボルト20により相互に連
結されている点である。
【0020】具体的には、ブラケット14および鉄骨部
材16に用いられる鋼材として、降伏応力が24〜33
kgf/mm2程度のものが用いられるのに対し、スプ
ライスプレート15,15,…に用いられる鋼材として
は、例えば、降伏応力が10〜15kgf/mm2程度
のものが用いられる。また、ブラケット14および鉄骨
部材16に用いられる鋼材としては、降伏応力の引張強
度に対する比(降伏比)が60〜70%程度のものが用
いられるのに対し、スプライスプレート15,15,…
に用いられる鋼材としては、例えば、降伏比が50〜6
0%程度のものが用いられる。
【0021】したがって、鉄骨梁12の強度分布は図2
のグラフに示すようになる。図2中において、横軸は、
鉄骨梁12の各断面における柱からの距離Lを表し、縦
軸は、鉄骨梁12の各断面における強度Tを表す。ま
た、図中、符号Spによって示す位置は、ブラケット1
4と鉄骨部材16との継手位置である。
【0022】このグラフに示されるように、本実施の形
態の鉄骨梁12においては、継手位置Spにおいて、そ
の強度が他の部分と比較して低下しており、これによ
り、地震により、鉄骨梁12に曲げモーメントが作用し
た際には、継手位置Spにおいて配置されたスプライス
プレート15,15,…が先行して塑性化するようにな
っている。
【0023】また、図3は、鉄骨梁12を上方から見た
場合の状況を示した図である。図中に示すように、スプ
ライスプレート15には、座屈防止用ボルト20を挿通
するための孔21が設けられている。
【0024】以上が、本実施の形態における鉄骨梁12
の主要な構成であるが、次に、鉄骨梁12に係る作用に
ついて説明する。
【0025】図4(a)は、スプライスプレート15に
対して使用された鋼材に交番力が作用した場合における
応力および歪みの履歴特性を模式的に示したグラフであ
る。図中縦軸は、当該鋼材に生じる応力σを、横軸はひ
ずみεを表す。また、図4(b)には、比較のため、図
5に示した従来のスプライスプレート5に対して使用さ
れた鋼材における応力σと歪みεの履歴特性を同様に示
している。
【0026】図中に示すように、スプライスプレート1
5に使用された鋼材においては、従来のスプライスプレ
ート5に使用された鋼材に比較して、地震時には、早期
に降伏点に達して塑性化するとともに、塑性化の進行に
ともないその強度が上昇して徐々に塑性化領域が広がる
こととなり、これにより安定した塑性変形能力を示すよ
うになる。
【0027】したがって、地震時に鉄骨梁12に曲げモ
ーメントが作用した場合には、スプライスプレート1
5,15,…の部分が先行して塑性化し、その後に安定
した塑性変形能力を発揮することにより、鉄骨梁12の
他の部分、特にブラケット14と図示しない柱との溶接
部における応力の発生を減少させる。また、このとき、
同一のフランジ14aおよび16aに上下側から接する
ように配置されたスプライスプレート15,15同士が
座屈防止用ボルト20によって互いに連結されているた
め、これらスプライスプレート15,15が鉄骨梁12
の軸方向以外に変形することが規制され、したがって、
スプライスプレート15に圧縮力が作用する場合にも、
スプライスプレート15がブラケット14と鉄骨部材1
6との間で座屈することが防がれる。
【0028】このように上述の鉄骨梁12においては、
スプライスプレート15,15,…が、鉄骨梁12の他
の部分に比較して降伏応力の低い鋼材により形成されて
いるため、地震時には、スプライスプレート15,1
5,…が先行して塑性化し、これにより鉄骨梁12の安
全が守られることとなる。特に、断面の急変部であるブ
ラケット14と柱との溶接部が、地震時の鉄骨梁12に
おける最危険断面となることを避けることができるた
め、この溶接部を形成するにあたって、材料の選定や設
計、施工段階での詳細な検討を簡易化することが可能と
なる。
【0029】また鉄骨梁12は、一般の鉄骨ラーメン構
造物における梁と同様に、H型鋼からなるブラケット1
4および鉄骨部材16のフランジ14aおよび16a同
士をスプライスプレート15,15,…により摩擦接合
した構成とされており、構造物に対して適用する際に、
他の特別な構成を必要としないため、あらゆる構造物に
対して適用可能であり、なおかつ、適用にあたって従来
の鉄骨梁に比べてコストアップが生じることもほとんど
ない。
【0030】さらに、鉄骨梁12においては、スプライ
スプレート15,15,…に用いられる鋼材として、降
伏応力の引張強度に対する比(降伏比)が50〜60%
程度のものが用いられるため、スプライスプレート1
5,15,…が安定した塑性変形能力を発揮することが
可能であり、これにより鉄骨梁12が地震時に良好にそ
の機能を発揮することが可能となる。
【0031】また、同一のフランジに接する一対のスプ
ライスプレート15,15同士が、互いに座屈防止用ボ
ルト20によって連結されているため、圧縮力が作用し
た場合にも、スプライスプレート15に座屈を生じるこ
とがなく、したがって、地震時に交番力が作用した場合
の安全性が保たれることとなる。
【0032】なお、上記実施の形態において、本願発明
の主旨を逸脱しない範囲において、鉄骨梁12の各部の
構造や材質等について、他の構成を採用するようにして
もよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る鉄
骨梁においては、柱に固定されたブラケットと、ブラケ
ット間に架設された鉄骨部材とが、スプライスプレート
を介して連結されており、なおかつ、スプライスプレー
トが、鉄骨梁の他の部分に比較して降伏応力の低い鋼材
により形成されるため、地震時には、スプライスプレー
トが先行して塑性化し、これにより鉄骨梁の安全が守ら
れることとなる。特に、地震時に最も早期に塑性変形を
生じる部分を、断面の急変部であるブラケットと柱との
溶接部から遠ざけることができるため、溶接部を施工す
るにあたっての材料の選定や設計、施工段階での詳細な
検討を簡易化することができる。
【0034】請求項2に係る鉄骨梁においては、鉄骨梁
は、H型鋼からなるブラケットおよび鉄骨部材のフラン
ジに沿ってスプライスプレートが配置されている。この
ように、この鉄骨梁は、一般の鉄骨ラーメン構造におけ
る鉄骨梁とほぼ同様の構成とされており、適用の際に、
他の特別な構成を必要としないため、あらゆる構造物に
対して適用可能であり、なおかつ、適用にあたって従来
の鉄骨梁に比べてコストアップが生じることもほとんど
ない。
【0035】請求項3に係る鉄骨梁においては、スプラ
イスプレートに用いられる鋼材として、降伏応力の引張
強度に対する比が従来の鋼材に比べて小さいものが用い
られるため、スプライスプレートが安定した塑性変形能
力を発揮することが可能であり、これにより鉄骨梁が地
震時に良好にその機能を発揮することが可能となる。
【0036】請求項4に係る鉄骨梁においては、同一の
フランジに上下側から接する一対のスプライスプレート
同士が、互いに座屈防止用ボルトによって連結されてい
るため、圧縮力が作用した場合にも、スプライスプレー
トに座屈が発生することが防止され、地震時に交番力が
作用した場合にも、安全性が保たれることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す鉄骨梁における
ブラケットと鉄骨部材との接合部の拡大側面図である。
【図2】 本発明の鉄骨梁の各断面における軸方向の強
度分布を示すグラフである。
【図3】 図1に示したブラケットおよび鉄骨部材の接
合部を上方から見た状態を示した図である。
【図4】 本発明の鉄骨梁の作用を示すグラフであっ
て、(a)は、本発明の鉄骨梁におけるスプライスプレ
ートに対して用いられた鋼材の性質を示す、応力−歪み
関係の履歴特性に関するグラフであり、(b)は、
(a)との比較のために、従来の鉄骨梁のスプライスプ
レートに対して用いられる鋼材における応力−歪み関係
の履歴特性を、同様に示したグラフである。
【図5】 従来の鉄骨梁の構造を示す側面図である。
【図6】 図5に示した従来の鉄骨梁の各断面における
軸方向の強度分布を示すグラフである。
【図7】 図5に示した従来の鉄骨梁の各断面に地震時
に作用する曲げモーメントの強度分布の一例を示すグラ
フである。
【符号の説明】
12 鉄骨梁 14 ブラケット 14a フランジ 15 スプライスプレート 16 鉄骨部材 16a フランジ 20 座屈防止用ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の架構の一部を構成する梁が、該
    架構を構成する柱に固定された鉄骨からなるブラケット
    と、該ブラケット間に架設された鉄骨部材から構成さ
    れ、 前記ブラケットと前記鉄骨部材とはスプライスプレート
    を介して連結され、 該スプライスプレートは、前記鉄骨部材および前記ブラ
    ケットの双方に比較して降伏応力の低い鋼材によって形
    成されていることを特徴とする鉄骨梁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鉄骨梁であって、前記ブ
    ラケットおよび前記鉄骨部材は、ともにその上下にフラ
    ンジを有したH型鋼からなり、 前記スプライスプレートは、前記ブラケットおよび前記
    鉄骨部材のフランジに沿って配置されていることを特徴
    とする鉄骨梁。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の鉄骨梁であっ
    て、前記スプライスプレートを構成する鋼材における降
    伏応力の引張強度に対する比が、前記ブラケットおよび
    前記鉄骨部材のそれぞれを構成する鋼材における降伏応
    力の引張強度に対する比に比較して小さいことを特徴と
    する鉄骨梁。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の鉄骨梁であっ
    て、少なくとも一対の前記スプライスプレートが、前記
    ブラケットおよび前記鉄骨部材のフランジに対し、上側
    および下側から接するように配置されるとともに、これ
    らスプライスプレートは、座屈防止用のボルトによって
    相互に連結されていることを特徴とする鉄骨梁。
JP12434897A 1997-05-14 1997-05-14 鉄骨梁 Withdrawn JPH10317490A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004076761A1 (ja) * 2003-02-28 2004-09-10 Nippon Steel Corporation 梁継手装置
JP2008025201A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Nakajima Steel Pipe Co Ltd 梁材及び梁材使用の鉄骨構造物
JP2008025199A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Nakajima Steel Pipe Co Ltd 梁材及び梁材使用の鉄骨構造物
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Effective date: 20040803