JP3796984B2 - H形鋼柱の梁接合部構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はH形鋼柱の梁接合部構造、特にH形鋼柱の梁接合部において、H形鋼柱の弱軸方向の接合部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来のH形鋼柱の強軸方向の接合部に梁が剛接合され、弱軸方向の接合部に梁がピン接合された状態の概略を示す平面図、図10は同H形鋼柱の強軸方向の接合部に梁が剛接合され、弱軸方向の接合部に梁がピン接合された状態を示す斜視図、図11は従来のH形鋼柱の強軸方向と弱軸方向の接合部に梁が剛接合された状態を示す斜視図である。
通常、H形鋼柱の弱軸方向の接合部は、H形鋼柱の弱軸方向の耐力が強軸方向の約1/3であるため、図9及び図10に示すようにH形鋼柱11の弱軸方向の接合部に梁12がピン13によりピン接合されることが多い。そして、H形鋼柱11の強軸方向の接合部に梁2が溶接により剛接合される。
このとき、H形鋼柱11の強軸方向には剛接合のラーメンフレーム、弱軸方向はブレース構造となっているのが一般的である。
しかし、ピン接合される接合部は梁12のたわみが大きくなるため、図11に示すようにH形鋼柱1の弱軸方向の接合部に梁12が溶接と梁継手14により剛接合される場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、H形鋼柱11は強軸方向と弱軸方向の断面積が大きく異なる異方性あり、1981年に改正された建築基準法に基づく耐震設計法においてはブレース構造がラーメン構造よりも不利なため、近年我が国においては殆ど使われていない。しかし、H形鋼柱11はオープン断面であるため、接合部の加工がしやすい特徴がある。
さらに、H形鋼柱11の弱軸方向の接合部に梁12がピン13によりピン接合されると、ピン接合された梁は剛接合された梁に比較してたわみが大きくなるため、梁せいを大きくした大きな断面を使うか、スパンを小さくする必要があるという問題があった。
【0004】
また、耐震設計上、柱崩壊型よりもエネルギー吸収能力の大きな梁降伏型の崩壊型を実現するため、柱の耐力を梁の耐力の1.1〜1.5倍とするのが望ましいとされている。
このため、たわみを大きくしないようにH形鋼柱11の弱軸方向を剛接合する場合、柱の強軸方向の梁の1/3程度の耐力の梁12しか使えないため、スパンを小さくする必要があった。
そこで、スパンを小さくするか、梁せいを大きくして梁耐力をH形鋼柱11の弱軸耐力以上にする場合、地震の時に柱が崩壊する柱崩壊モードになり、耐震安全性状の点で好ましくなく、柱が崩壊すると復旧が困難であり、さらに建物の倒壊の危険性が増大するという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、H形鋼柱の弱軸方向の梁が剛接合された接合部にヒューズ部材を用いることにより、常時の剛性を向上させつつ、地震時にヒューズ部材を降伏させることにより、梁崩壊型を実現することができるH形鋼柱の梁接合部構造を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るH形鋼柱の梁接合部構造は、H形鋼柱の弱軸方向に設けたダイアフラムに梁の一方のフランジをスプライスプレートを介して接合し、かつ該梁の他方のフランジを柱の曲げ体力以下のモーメントで降伏するヒューズ部材を介して接合したものである。
【0007】
本発明の請求項2に係るH形鋼柱の梁接合部構造のヒューズ部材がフランジを具備する面材であって梁のウエブと略平行に設置されている。
【0008】
本発明の請求項3に係るH形鋼柱の梁接合部構造のヒューズ部材は低降伏点鋼で形成されている。
【0009】
本発明の請求項4に係るH形鋼柱の梁接合部構造の梁のウエブに補強リブが設けられ、当該補強リブの直下に上記ヒューズ部材が具備したフランジが位置するようにしている。
【0010】
本発明の請求項1においては、H形鋼柱の弱軸方向に設けたダイアフラムに梁の一方のフランジをスプライスプレートを介して接合し、かつ該梁の他方のフランジを柱の曲げ耐力以下のモーメントで降伏するヒューズ部材を介して接合したから、常時荷重に対しては剛接合となるが、地震により梁にH形鋼柱の弱軸方向の耐力以下の曲げモーメントが加えられると、ヒューズ部材が降伏するため、ヒューズ部材が変形して梁崩壊型のメカニズムが実現できる。
【0011】
本発明の請求項2においては、ヒューズ部材がフランジを具備する面材であって梁のウエブと略平行に設置されているから、ヒューズ部材の降伏後も梁のせん断力がヒューズ部材のフランジを介して下ダイアフラムからH形鋼柱へと効率よく伝達される。
【0012】
本発明の請求項3においては、ヒューズ部材が低降伏点鋼で形成されている場合、普通鋼で形成されている場合に比べて歪みエネルギー吸収力が増え、H形鋼柱の弱軸方向の耐力以下の曲げモーメントが複数回以上繰り返されても容易に破断しないため、ヒューズ部材の取り替えが必要にならず、履歴ダンパーとしての性能が得られる。
【0013】
本発明の請求項4においては、梁のウエブに補強リブが設けられ、当該補強リブの直下にヒューズ部材が具備したフランジが位置するようにしているから、常時荷重における梁に加えられたせん断力は、梁のウエブに接合された補強リブを介し、直応力としてヒューズ部材が具備したフランジに、さらに下ダイアフラムからH形鋼柱のウエブへと効率よく伝達される。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施形態1のH形鋼柱の梁接合部構造の構成を示す側面図、図2は同H形鋼柱の梁接合部構造の構成を示す平面図、図3は同H形鋼柱の梁接合部構造の構成を示す断面図、図4は同H形鋼柱の梁接合部構造の施工前の状態を示す斜視図、図5は同H形鋼柱の梁接合部構造に用いられるヒューズ部材を示す斜視図、図6は柱と梁の十字形試験体を示す模式図、図7は同H形鋼柱の梁接合部構造の柱と梁の荷重−変位関係を示す線図である。
図において、1はH形鋼柱、2はH形鋼柱1の強軸方向のフランジ1aに溶接により剛接合された強軸方向の梁、3はH形鋼柱1の弱軸方向に接合される弱軸方向の梁で、そのウエブ3cの上端及び上フランジ3aの端部が切欠されている。
【0015】
4はH形鋼柱1に接合され、弱軸方向の梁3に接合される上ダイアフラムで、フランジ1aの側端部より突出している。5はH形鋼柱1に接合され、弱軸方向の梁3に接合される下ダイアフラムで、弱軸方向の梁3の下フランジ3bより下方に位置している。
6は下ダイアフラム5の下面とH形鋼柱1の弱軸方向のウエブ1bに溶接により取り付けられたダイアフラム用補強リブ、7はH形鋼柱1に接合され、強軸方向の下ダイアフラムである。
8は上ダイアフラム4と弱軸方向の梁3の上フランジ3aとを接合するスプライスプレート、9は弱軸方向の梁3のウエブ3cの端部側両面にそれぞれ間隔を置いて設けられた2個の補強リブである。
【0016】
10は弱軸方向の梁3の下フランジ3bの下部に梁3のせん断力と曲げモーメントを伝達する普通鋼で形成されたヒューズ部材である。このヒューズ部材10は両縁にそれぞれフランジ11を具備し、H型断面の面材として形成されている。さらにヒューズ部材10とフランジ11の一端には補強板12が取り付けられて函状になっている。
また、ヒューズ部材10に設けられたフランジ11の幅は梁3の幅以下程度で、フランジ部11の断面積は梁3に作用するせん断力で降伏しないように形成されている。
さらに、ヒューズ部材10の断面積はH形鋼柱1の曲げ耐力以下のモメントによる作用力によってせん断降伏するように形成されている。
なお、ヒューズ部材10を塑性変形能力若しくは伸び能力の大きな例えば、LY100、LY160等の低降伏点鋼で構成し、履歴ダンパーとしての性能が得られるようにしてもよい。
【0017】
次に、H形鋼柱1に弱軸方向の梁3を接合する手順について説明する。
H形鋼柱1に接合された下ダイアフラム2の先端にヒューズ部材10に設けられた補強板12をフランジ11が梁3のウエブ3cに直交するようにボルト15とナット16により取り付けておく。なお、溶接により固定してもよい。
しかる後に、弱軸方向の梁3の下フランジ3bの端部をヒューズ部材10とフランジ11に載せ、下フランジ3bの下面とヒューズ部材10及びフランジ11の上面を溶接により接合する。このとき、ヒューズ部材10が梁3のウエブ3cと直下で平行に位置し、また梁3のウエブ3cに接合されたウエブ用補強リブ9の下方にヒューズ部材10に設けられたフランジ11が位置することとなる。
【0018】
その後、H形鋼柱1の弱軸方向のウエブ1bに接合された上ダイアフラム4と梁3の上フランジ3aとを3つのスプライスプレート8で挟み込み、これら三者をボルト15とナット16で固定して剛接合する。なお、梁3のウエブ3cは上ダイアフラム4や下ダイアフラム5やH形鋼柱1とは接続されない。
上述した説明では、下ダイアフラム2にフランジ11と補強板12とを有するヒューズ部材10を予め取り付けた例を示しているが、梁3の下フランジ3bにフランジ11と補強板12とを有するヒューズ部材10を予め取り付けておき、その後にそのヒューズ部材10等を下ダイアフラム5に接合するようにしてもよいことは勿論である。また、この場合のヒューズ部材10と下ダイアフラム5の接合はボルトとナットによるか溶接でもよい。
【0019】
このように構成された本発明の実施の形態1のH形鋼柱の梁接合部構造では、梁3の上フランジ3aがスプライス8により上ダイアフラム4を介してH形鋼柱1に接合され、梁3の下フランジ3bがフランジ11と補強板12とを有するヒューズ部材10により下ダイアフラム5を介してH形鋼柱1に接合されているため、常時荷重に対しては剛接合とすることができる。
そして、弱軸方向の梁3に加えられたせん断力は、梁3のウエブ3cに接合されたウエブ用補強リブ9を介し、直応力としてヒューズ部材10に設けられたフランジ11に、さらに下ダイアフラム5からその下のダイアフラム用補強リブ6、さらにはH形鋼柱1のウエブ1bへと伝達される。
また、梁3に加えられる曲げモーメント(即ち、梁3のフランジの直応力)はヒューズ部材10のせん断力として下ダイアフラム5を介してH形鋼柱1へと伝達される。
【0020】
また、地震時には、H形鋼柱1の弱軸方向の耐力以下の曲げモーメントに対して、ヒューズ部材10が降伏するように設計されているため、地震により梁3にH形鋼柱1の弱軸方向の耐力以下の曲げモーメントが作用した場合に、これによりヒューズ部材10にせん断力が作用して降伏するため、梁崩壊型のメカニズムが実現できる。
そして、常時荷重時に梁3の上下フランジ3a,3bの中心にあった梁3の回転中心は、地震時にヒューズ部材10が降伏すれば梁3の上フランジ3a側に移動するため、ヒューズ部材10のせん断変形角が大きくなり、ヒューズ部材10に変形が集中し、ダンパーとして有効に作用することとなる。
ヒューズ部材10が普通鋼で形成されている場合、図7の柱と梁の十字形試験体について、図8に示す試験結果である柱と梁の荷重−変位関係を示す線図を見ると、点線で示すように荷重に対する変形が大きく、H形鋼柱1の弱軸方向の耐力以下の曲げモーメントが6回繰り返されると、溶接部に亀裂が生じ、耐力低下を起こすため、ヒューズ部材10の取り替えが必要になる。
【0021】
また、ヒューズ部材10が低降伏点鋼を用いて形成されている場合、図7の柱と梁の十字形試験体について、図8に示す試験結果である柱と梁の荷重−変位関係を示す線図を見ると、実線で示すように荷重に対する変形が小さく、H形鋼柱1の弱軸方向の耐力以下の曲げモーメントが10回繰り返されて耐力低下が起こらず、ヒューズ部材10の取り替えが必要にならず、履歴ダンパーとしての性能が得られる。
さらに、低降伏点鋼を用いれば、降伏強度が普通鋼よりも小さいため、ヒューズ部材10に同じ耐力を付与するためにヒューズ部材10の板厚を厚くできるため、剛性を高くできる利点がある。
【0022】
実施の形態2.
図8は本発明の実施形態2のH形鋼柱の梁接合部構造の構成を示す断面図である。
この実施の形態2は、実施の形態1とはヒューズ部材10の取り付け位置が異なるものである。
この実施の形態2では、H形鋼柱1に接合された上ダイアフラム4に弱軸方向の梁3の上フランジ3aがフランジ11と補強板12を有するヒューズ部材10を介して接合され、H形鋼柱1に接合された下ダイアフラム5に弱軸方向の梁3の下フランジ3aがスプライスプレート8を介して接合されたものである。なお、上ダイアフラム4の上面とH形鋼柱1にダイアフラム用補強リブ6が溶接により取り付けられている。
上述した実施の形態1が主に上方から下方へ梁3にせん断力や曲げモーメントが強く働いた場合に有効に機能するの対し、実施の形態2は主に下方から上方へ梁3にせん断力や曲げモーメントが強く働いた場合に有効に機能するように設計されたもので、それ以外の作用、効果は実施の形態1と同様である。
また、実施の形態2においても、ヒューズ部材10が普通鋼で形成されたものと、低降伏点鋼で形成されたものが適用されることはいうまでもなく、その作用、効果も実施の形態1と同様である。
【0023】
上述した実施の形態1、2では、ヒューズ部材10にフランジ11と補強板12を設けた例について説明したが、補強板12がないもの、或いはフランジ11と補強板12がないものについても本発明を適用できることは勿論である。
また、弱軸方向の梁3のウエブ3cの端部側両面に2個の補強リブ9を設けた例について説明したが、ヒューズ部材10の中央部に更にフランジを設けた場合にはウエブ3cの端部側両面にそれぞれ1個の補強リブ9又は3個の補強リブ9を設けても本発明を適用できることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1によれば、H形鋼柱の弱軸方向に設けたダイアフラムに梁の一方のフランジをスプライスプレートを介して接合し、かつ該梁の他方のフランジを柱の曲げ耐力以下のモーメントで降伏するヒューズ部材を介して接合したから、常時荷重に対しては剛接合となるが、地震により梁にH形鋼柱の弱軸方向の耐力以下の曲げモーメントが加えられると、ヒューズ部材が降伏するため、ヒューズ部材が変形して梁崩壊型のメカニズムがメカニズムが実現でき、さらに、梁の接合部をヒューズ部材を取り替える補修だけで済むという効果がある。
【0025】
本発明の請求項2によれば、ヒューズ部材がフランジを具備する面材であって梁のウエブと略平行に設置されているから、ヒューズ部材の降伏後も梁のせん断力がヒューズ部材のフランジを介して下ダイアフラムからH形鋼柱へと効率よく伝達されるという効果がある。
【0026】
本発明の請求項3によれば、ヒューズ部材が低降伏点鋼で形成されている場合、普通鋼で形成されている場合に比べて歪みエネルギー吸収力が増え、H形鋼柱の弱軸方向の耐力以下の曲げモーメントが複数回以上繰り返されても容易に破断しないため、ヒューズ部材の取り替えが必要にならず、履歴ダンパーとしての性能が得られるという効果がある。
【0027】
本発明の請求項4によれば、梁のウエブに補強リブが設けられ、当該補強リブの直下にヒューズ部材が具備したフランジが位置するようにしているから、常時荷重における梁に加えられたせん断力は、梁のウエブに接合された補強リブを介し、直応力としてヒューズ部材が具備したフランジに、さらに下ダイアフラムからH形鋼柱のウエブへと効率よく伝達されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のH形鋼柱の梁接合部構造の構成を示す側面図である。
【図2】同H形鋼柱の梁接合部構造の構成を示す平面図である。
【図3】同H形鋼柱の梁接合部構造の構成を示す断面図である。
【図4】同H形鋼柱の梁接合部構造の施工前の状態を示す斜視図である。
【図5】同H形鋼柱の梁接合部構造に用いられるヒューズ部材を示す斜視図である。
【図6】柱と梁の十字形試験体を示す模式図である。
【図7】同H形鋼柱の梁接合部構造の柱と梁の荷重−変位関係を示す線図である。
【図8】本発明の実施形態2のH形鋼柱の梁接合部構造の構成を示す断面図である。
【図9】従来のH形鋼柱の強軸方向の接合部に梁が剛接合され、弱軸方向の接合部に梁がピン接合された状態の概略を示す平面図である。
【図10】同H形鋼柱の強軸方向の接合部に梁が剛接合され、弱軸方向の接合部に梁がピン接合された状態を示す斜視図である。
【図11】従来のH形鋼柱の強軸方向と弱軸方向の接合部に梁が剛接合された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 H形鋼柱
3 弱軸用の梁
3a 上フランジ
3b 下フランジ
3c ウエブ
4 上ダイアフラム
5 下ダイアフラム
8 スプライスプレート
10 ヒューズ部材
11 フランジ
12 補強板
Claims (4)
- H形鋼柱の弱軸方向に設けたダイアフラムに梁の一方のフランジをスプライスプレートを介して接合し、かつ該梁の他方のフランジを柱の曲げ耐力以下のモーメントで降伏するヒューズ部材を介して接合したことを特徴とするH形鋼柱の梁接合部構造。
- 上記ヒューズ部材がフランジを具備する面材であって上記梁のウエブと略平行に設置されていることを特徴とする請求項1記載のH形鋼柱の梁接合部構造。
- 上記ヒューズ部材は低降伏点鋼で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のH形鋼柱の梁接合部構造。
- 上記梁のウエブに補強リブが設けられ、当該補強リブの直下に上記ヒューズ部材が具備したフランジが位置することを特徴とする請求項2又は3記載のH形鋼柱の梁接合部構造。
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