JPH10317452A

JPH10317452A - キッチンシンクの排水口用蓋

Info

Publication number: JPH10317452A
Application number: JP12975697A
Authority: JP
Inventors: Kinzo Ishikawa; 金造石川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-05-20
Filing date: 1997-05-20
Publication date: 1998-12-02

Abstract

(57)【要約】【課題】清潔で、かつ使い勝手の良好なキッチンシンク
の排水口用蓋の提供を目的とする。【解決手段】キッチンシンクの排水口１を覆い、反転時
には汚汁を受ける容器となる主体部２と、主体部２の頂
部に設けられる摘み部３とを有し、前記主体部２の下縁
には、排水口１への通水を可能とする切欠４が設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はキッチンシンクの排
水口用蓋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、台所等のキッチンシンクに開設さ
れる排水口には生ゴミを暫時収容するための水切カゴが
装着され、該排水口には通水可能なようにスリットが切
られたゴム等の水切プレートが装着される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の水切プ
レートでは、シンク面と同一面に配置されるために、生
ゴミを水切カゴ内に収容するために取外す場合には、ス
リットから指を入れて引き上げる必要があり、作業が不
潔であり、手も汚れるという欠点を有する。また、取外
し状態では水切カゴ内の生ゴミが外部に露出しているた
めにキッチンの美感を損ねる上に、ハエ等が集って不潔
であるという欠点を有する。

【０００４】本発明は以上の欠点を解消すべくなされた
もので、清潔で、かつ使い勝手の良好なキッチンシンク
の排水口用蓋の提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、キッチンシンクの排水口１を覆い、反転時には汚汁
を受ける容器となる主体部２と、主体部２の頂部に設け
られる摘み部３とを有し、前記主体部２の下縁には、排
水口１への通水を可能とする切欠４が設けられるキッチ
ンシンクの排水口用蓋を提供することにより達成され
る。

【０００６】主体部２はキッチンシンクを覆うことがで
きる程度の大きさで、かつ、反転した際には汚汁を受け
ることができる程度の容積の受け部２０を有して形成さ
れ、主体部２の頂部には反転姿勢への変更を容易にする
ための摘み部３が設けられる。

【０００７】また、主体部２の下縁に形成される切欠４
はキッチンシンクの壁面との間で通水部５を形成し、排
水口１を覆う使用姿勢でも排水口１への排水を可能とす
るために設けられるもので、切欠４の大きさは適宜決定
可能である。

【０００８】したがって図１（ａ）に示すように、本発
明に係る排水口用蓋によりキッチンシンクの排水口１を
覆うだけで例えば水切カゴ７内に暫時滞留している生ゴ
ミを覆い隠すことができ、キッチンシンクの美観を維持
でき、しかも、この状態で水を使用しても通水部５から
排水可能であるために、排水口用蓋を除去することなく
洗い物等をすることができる。

【０００９】また、摘み部３を摘んで容易に移動させる
ことができるために、手を汚すことなく水切カゴ７内へ
の生ゴミの廃棄ができ、しかも、図１（ｂ）に示すよう
に、反転した場合には汚汁の容器となるために、蓋に水
切カゴ７等を乗せてコーナの生ゴミ収納容器等に移すこ
とが可能となるために、衛生的である。

【００１０】請求項２記載の発明において、切欠４は、
排水口１を覆った際にハエの入らない程度の大きさの通
水部５を形成する大きさとされる。すなわち、図１に示
すように、キッチンシンク面９に下縁を接触させた状態
で使用する場合、すなわち、排水口１に設けられる水切
カゴ７の収容凹部８より大きな排水口用蓋を形成する場
合には、切欠４の深さＨはハエ等が入らない深さとさ
れ、図３に示すように、収容凹部８に嵌合する大きさの
排水口用蓋を形成する場合には、キッチンシンク面９と
切欠４の上縁との隙間ｄがハエ等が入らない深さとなる
ように切欠４の深さＨが決定される。

【００１１】したがって本発明において、排水口１を覆
った状態でハエ等が水切カゴ７等に貯留された生ゴミ等
に集ることがなく、しかも臭気の放出も減少するため
に、キッチンシンクをより衛生的に保持することができ
る。

【００１２】また、請求項３に記載されるように、摘み
部３の先端に接地面６を形成した場合には、図１（ｂ）
に示すように、排水口用蓋をキッチンシンク面９上、あ
るいはキッチンの作業台上に反転姿勢で自立させておく
ことができるために、水切カゴ７をその上に暫時保持し
たり、あるいは三角コーナ等の通称で呼ばれるキッチン
シンクの隅部に置かれる生ゴミ収納容器を暫時保持して
おくことも可能であり、使い勝手を向上させることがで
きる。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１、２に本発明の実施の形態を
示す。排水口用蓋は、平板状の天板２１の周縁から壁面
２２を垂下させて円形のトレイ状に形成される主体部２
の頂部に摘み部３を固定して形成される。主体部２はス
テンレス鋼、合成樹脂等、望ましくは錆にくい材料によ
り形成されており、排水口１内に形成され、水切カゴ７
を収容するための収容凹部８の外径よりやや大きな径に
形成される。

【００１４】また、上記主体部２の下縁には、放射状に
複数の切欠４、４・・が設けられる。この切欠４は、キ
ッチンシンクのシンク面９に当接した際にキッチンシン
ク面９との間に通水部５を形成するもので、ハエ等が入
らない程度の深さに形成される。

【００１５】なお、図１、２においてはトレイ形状の主
体部２が示されているが、図４に示すように、浅い椀型
形状であってもよい。また、図３に示すように、主体部
２を収容凹部８に嵌合する程度の大きさに形成する場合
には、キッチンシンク面９と切欠４の上縁とで形成され
る通水部５がハエ等が入らない程度の高さとなるように
切欠４の深さＨが決められる。

【００１６】上記主体部２の頂部には摘み部３が設けら
れる。摘み部３は主体部２を合成樹脂材により形成する
場合には、主体部２と一体に、主体部２を金属材料によ
り形成する場合には、合成樹脂材等により別体に形成さ
れ、リベット、あるいはネジ等で主体部２に固定され
る。この場合、主体部２を容器として使用した場合に受
け部２０内の汚汁が漏れないように、固定部にはシール
が施される。

【００１７】上記摘み部３は脚部３０の先端に膨隆部３
１を備え、膨隆部３１の先端には平面上の接地面６が形
成される。接地面６は図１（ｂ）に示すように、排水口
用蓋を反転させた際に該排水口用蓋が自立できる程度の
面積を有して形成される。また、脚部３０は指を挿入す
ることができる程度の長さとされており、図１（ｂ）に
示す姿勢で脚部３０を指で挟み、掌に主体部２の表面を
載せて所定位置に移動させることができるようにされ
る。

【００１８】

【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、キッチンシンクを清潔、かつ、美麗にするこ
とができる。また、排水口を覆い隠していても、排水可
能であるために、洗い作業等をするたびに排水口用蓋を
取り除く必要もないために、使い勝手が飛躍的に向上す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を示す図で、（ａ）は使用状態を示す断
面図、（ｂ）は反転使用状態を示す断面図である。

【図２】本発明に係る排水口用蓋を示す図で、（ａ）は
断面斜視図、（ｂ）は裏面図である。

【図３】図１の変形例の使用状態を示す断面図である。

【図４】図１の他の変形例を示す排水口用蓋の一部断面
斜視図である。

【符号の説明】

１排水口２主体部３摘み部４切欠５通水部６接地面

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】キッチンシンクの排水口を覆い、反転時に
は汚汁を受ける容器となる主体部と、主体部の頂部に設けられる摘み部とを有し、前記主体部の下縁には、排水口への通水を可能とする切
欠が設けられるキッチンシンクの排水口用蓋。
【請求項２】前記切欠は、排水口を覆った際にハエの入
らない程度の大きさの通水部を形成する請求項１記載の
キッチンシンクの排水口用蓋。
【請求項３】前記摘み部の先端には、反転した際に自立
可能な面積の接地面が形成される請求項１または２記載
のキッチンシンクの排水口用蓋。