JPH10316762A - 改質ふっ素樹脂粉体及び改質ふっ素樹脂成形体並びにそれらの製造方法 - Google Patents
改質ふっ素樹脂粉体及び改質ふっ素樹脂成形体並びにそれらの製造方法Info
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- JPH10316762A JPH10316762A JP10013851A JP1385198A JPH10316762A JP H10316762 A JPH10316762 A JP H10316762A JP 10013851 A JP10013851 A JP 10013851A JP 1385198 A JP1385198 A JP 1385198A JP H10316762 A JPH10316762 A JP H10316762A
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Abstract
きる改質ふっ素樹脂粉体及び改質ふっ素樹脂成形体の提
供。 【解決手段】融点が325℃以下であり、結晶化熱量が
40J/g以下である改質ふっ素樹脂からなる改質ふっ
素樹脂粉体及び改質ふっ素樹脂成形体。
Description
ープ性に優れた摺動部品、シール部品、パッキン、ガス
ケット、半導体製造用容器・治具等を実現できる改質ふ
っ素樹脂粉体及び改質ふっ素樹脂成形体、並びにこれら
の製造方法に関するものである。
特性や耐薬品性に優れており、産業用、民生用の各種用
途に広く利用されている。しかし、ふっ素樹脂は摺動環
境下や高温での圧縮環境下で、摩耗やクリープ変形が大
きく、使用できないケースがある。このため、ふっ素樹
脂に充填剤を加えたことにより摩耗やクリープ変形を改
善する対策がとられてきている。
る方法では、充填剤がふっ素樹脂固有の優れた性質を低
下させるため、その利用範囲が制限されることが多く、
必ずしも満足の行くものではなかった。
性、耐クリープ性を有し、しかも、ふっ素樹脂本来の良
好な特性を実現できる改質ふっ素樹脂粉体及び改質ふっ
素樹脂成形体並びにこれらの製造方法を提供することに
ある。
成するため、融点が325℃以下であり、結晶化熱量が
40J/g以下である改質ふっ素樹脂からなる改質ふっ
素樹脂粉体、及び融点が325℃以下であり、結晶化熱
量が40J/g以下である改質ふっ素樹脂からなる改質
ふっ素樹脂成形体を提供するものである。
しては、テトラフルオロエチレン系重合体(以下PTF
Eという)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
(アルキルビニルエーテル)系共重合体(以下PFAと
いう)、あるいはテトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン系共重合体(以下FEPという)が挙げ
られる。
ルキルビニルエーテル)、ヘキサフルオロプロピレン、
(パーフルオロアルキル)エチレン、あるいはクロロト
リフルオロエチレン等の共重合性モノマーに基づく重合
単位を1モル%以下含有するものも含まれる。また、上
記共重合体形式のふっ素樹脂の場合、その分子構造の中
に少量の第3成分を含むことは有り得る。
を融点が325℃以下であり、結晶化熱量が40J/g
以下と規定しているが、融点及び結晶化熱量が上記値を
越えると、耐磨耗性や耐クリープ性が著しく低下するた
めである。なお、ふっ素樹脂がPFAのときは、融点が
305℃以下、結晶化熱量が26J/g以下とすること
が好ましく、FEPのときは融点が275℃以下、結晶
化熱量が9J/g以下とすることが好ましい。
査熱量計(DSC)を用い、50〜360℃の間で10
℃/min の昇・降温スピードにより昇温、降温を2サイ
クル繰り返し、2回目の昇温時のDSC曲線の吸熱ピー
ク温度を融点とし、2回目の降温時の発熱ピークとベー
スラインに囲まれたピーク面積からJISK7122に
準じ、結晶化熱量を求める。
酸素不存在下で、且つその融点以上に加熱された状態で
電離性放射線を照射線量1kGy〜10MGyの範囲で
照射することにより製造することができる。この場合、
改質ふっ素樹脂粉体は、シート、ブロック又はその他の
形状のふっ素樹脂成形体に電離性放射線を照射した後機
械的に粉砕したものであってもよく、又、ふっ素樹脂粉
体に電離性放射線を照射し、必要に応じ照射後機械的に
粉砕したものであってもよい。いずれの場合にも、照射
後の粉体粒径は成形性、加工性、他樹脂への添加性等を
考慮すると、1mm以下であることが好ましい。又、単独
のふっ素樹脂に対して電離性放射線を照射してもよく、
2種又は2種以上のふっ素樹脂混合物に電離性放射線を
照射してもよい。
の照射は、酸素不存在のもとで行い、また、その照射線
量は1KGy〜10MGyの範囲内が望ましい。本発明
においては、電離性放射線としては、γ線、電子線、X
線、中性子線、あるいは高エネルギーイオン等が使用さ
れる。
は、ふっ素樹脂をその結晶融点以上に加熱しておくこと
が望ましい。すなわち、例えばふっ素樹脂としてPTF
Eを使用する場合には、この材料の結晶融点である32
7℃よりも高い温度にふっ素樹脂を加熱した状態で電離
性放射線を照射することが望ましく、あるいはまた、P
FAやFEPを適用する場合には、前者が310℃、後
者が275℃に特定される結晶融点よりも高い温度に加
熱して、放射線を照射することが望ましい。ふっ素樹脂
をその結晶融点以上に加熱することは、ふっ素樹脂を構
成する主鎖の分子運動を活発化させることになり、その
結果、分子間の架橋反応を効率良く促進させることが可
能となる。但し、過度の加熱は、逆に分子主鎖の切断と
分解を招くようになるので、このような解重合現象の発
生を抑制する意味合いから、加熱温度はふっ素樹脂の結
晶融点よりも10〜30℃高い範囲内に抑えるべきであ
る。また、粉体を照射する場合、加熱温度を融点以上に
上げることから、その上昇とともに、流動性が増し、照
射後に粉砕することが困難になることから、加熱温度は
ふっ素樹脂の結晶融点より10〜30℃高い範囲内に抑
えるべきである。
成形あるいはラム成形)することにより所望の成形品を
製造することができる。この場合、単一の又は2種以上
の改質ふっ素樹脂粉体で成形してもよく、又、これら改
質ふっ素樹脂粉体と未改質の高分子材料又は無機材料の
少なくとも一方を、改質ふっ素樹脂粉体の含有量が1〜
100重量%となる範囲で混合したものを成形してもよ
い。
っ素樹脂粉体に使用されるふっ素樹脂同様耐熱性を有す
るものであることが好ましく、具体的にはテトラフルオ
ロエチレン系重合体、あるいはテトラフルオロエチレン
−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)系共重合
体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン系共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン系共
重合体、エチレン−クロロトリフルオロエチレン系共重
合体、プロピレン−テトラフルオロエチレン系共重合
体、ビニリデンフロライド−ヘキサフルオロプロピレン
−テトラフルオロエチレン系共重合体等の含ふっ素共重
合体、あるいはポリイミド、芳香族ポリアミド、ポリア
リーレンスルフィド、芳香族ポリエステル等をあげるこ
とができる。
性の改善や酸化防止、紫外線吸収、導電性の付与、着色
等の目的で混合し、具体的には、ガラス、炭素、ニッケ
ル、炭化ケイ素等の繊維、あるいは雲母、黒鉛、炭酸カ
ルシウム等の粉末、あるいは銅、鉛、錫、モリブデン等
の金属、これらの合金、酸化物、硫化物等の粉末、ある
いはセラミックスの粉末、あるいはチタン酸カリウム等
のウィスカといったものをあげることができるが、これ
らに限定されるものではない。
しては、従来の方法では適用が困難な肉厚のブロックや
複雑な形状の摺動部品、酸化性の強い薬品を入れる容器
等、幅広い用途が期待できる。又、エンジンオイル、イ
ンクのような液状、グリース、ワックスのような半固体
状、あるいは固体の高分子材料、各種塗料等に固体潤滑
剤、非粘着剤として添加することにより、低摩擦、耐磨
耗性、非粘着性、撥水性、油性等の諸特性を付与するこ
とが可能となる。
ジニアリングプラスチック、スーパーエンプラ等に添加
して各種摺動部品に適用され、汎用ゴム、耐油ゴム、ふ
っ素ゴム等のエラストマーに添加して潤滑性ゴムの各種
シール部品用途に適用される。インク等への添加による
書体鮮明性、エンジンオイルへの添加による低粘度化を
実現でき、各種樹脂、ゴム塗料、エナメル、ワニス等へ
の添加による改質製品は、低摩擦、耐磨耗摺動部品とし
て、粘着物質の非粘着、撥水、着氷防止等の塗装用とし
て、機械、精密、輸送、情報通信、電気機械、化学プラ
ント、食品、医薬機器等の用途に広く適用できる。
品名:G−163、旭硝子社製、平均粒径40μm)に
対し、0.1トール以下の真空下、350℃の加熱温度
のもとで電子線を照射線量100kGy(実施例1)、
200KGy(実施例2)照射した後、約20μmの平
均粒径になるまでジェットミルで粉砕することにより改
質ふっ素樹脂粉体を得た。この改質ふっ素樹脂粉体を3
60℃、圧力30MPaで1時間圧縮成形し、縦50m
m、横50mm、厚さ10mmのブロックを得た。
パウダー(商品名:G−163、旭硝子社製、平均粒径
40μm)に対し、0.1トール以下の真空下、350
℃の加熱温度のもとで電子線を照射線量50kGy(実
施例3)、300kGy(実施例4)照射した後、約2
0μmの平均粒径になるまでジェットミルで粉砕するこ
とにより改質ふっ素樹脂粉体を得た。この改質ふっ素樹
脂粉体を未照射のふっ素樹脂粉体(上記と同じPTFE
モールディングパウダ)中に90重量%含まれるよう添
加してふっ素樹脂混合粉体を調整し、この混合粉体を温
度360℃、圧力30MPaで1時間圧縮成形し、縦5
0mm、横50mm、厚さ10mmのブロックを得た。
P、旭硝子社製)に対し、0.1トール以下の真空下、
315℃の加熱温度のもとで電子線を線量100KGy
照射した後、約20μmの平均粒径になるまでジェット
ミルで粉砕して改質ふっ素樹脂粉体を得た。この改質ふ
っ素樹脂粉体を未照射のPFA(上記と同じPFA)中
に90重量%含まれるように添加してふっ素樹脂混合粉
体を調整し、この混合粉体を温度360℃、圧力30M
Paで1時間圧縮成形し、縦50mm、横50mm、厚さ1
0mmのブロックを得た。
ダイキン工業製)に対し、0.1トール以下の真空下、
280℃の加熱温度のもとで電子線を線量100KGy
照射した後、約20μmの平均粒径になるまでジェット
ミルで粉砕して改質ふっ素樹脂粉体を得た。この改質ふ
っ素樹脂粉体を未照射のFEP(上記と同じFEP)中
に90重量%含まれるように添加してふっ素樹脂混合粉
体を調整し、この混合粉体を温度360℃、圧力30M
Paで1時間圧縮成形し、縦50mm、横50mm、厚さ1
0mmのブロックを得た。
モールディングパウダー(電子線未照射のもの)を温度
360℃、圧力30MPaで1時間圧縮成形し、縦50
mm、横50mm、厚さ10mmのブロックを得た。
パウダー(商品名:G−163、旭硝子社製、平均粒径
40μm)に対し、空気中で350℃の加熱温度のもと
で電子線を照射線量10kGy(比較例2)、50kG
y(比較例3)、100KGy(比較例4)、500k
Gy(比較例5)照射した後、約20μmの平均粒径に
なるまでジェットミルで粉砕することにより改質ふっ素
樹脂粉体を得た。この改質ふっ素樹脂粉体を360℃、
圧力30MPaで1時間圧縮成形し、縦50mm、横50
mm、厚さ10mmのブロックを得た。
パウダー(商品名:G−163、旭硝子社製、平均粒径
40μm)に対し、0.1トール以下の真空中で常温
(25℃)のもとで電子線を照射線量10kGy(比較
例6)、50kGy(比較例7)、100KGy(比較
例8)、500kGy(比較例9)照射した後、約20
μmの平均粒径なるまでジェットミルで粉砕することに
より改質ふっ素樹脂粉体を得た。この改質ふっ素樹脂粉
体を360℃、圧力30MPaで1時間圧縮成形し、縦
50mm、横50mm、厚さ10mmのブロックを得た。
(電子線未照射のもの)を温度360℃、圧力30MP
aで1時間圧縮成形し、縦50mm、横50mm、厚さ10
mmのブロックを得た。
(電子線未照射のもの)を温度360℃、圧力30MP
aで1時間圧縮成形し、縦50mm、横50mm、厚さ10
mmのブロックを得た。
得た成形ブロックを対象にして行った摩擦係数および磨
耗係数の測定試験結果を表1示した。又、実施例3及び
比較例1については、圧縮クリープを測定し、その結果
を併せて表1に示した。
用し、JISK7218に準じ、SUS304製の円筒
状リング(外径φ25.6mm、内径φ20.6mm)によ
り実施例1〜6及び比較例1〜11のそれぞれの被試験
体に対して2.5kg/cm2 の圧力を加え、速度0.5m
/sec の条件のもとに行った。このときの圧力と速度の
乗数値PV値は、1.25kg・m/cm2 ・sec であっ
た。
減少を測定した後、この被試験体の減少重量を減少容量
に換算し、これを円筒状リングの接触面積で除して磨耗
深さを算出した。摩耗係数K(m・sec /MPa/m/
hr×10-6)は、W=KPVTの摩耗の関係式により
求めた。なお、式中Wは摩耗深さ(m)、Pは荷重(M
Pa)、Vは速度(m/sec )、Tは時間(hr)であ
る。
MD621−64に準拠して行ない、縦10mm、横10
mm、高さ5mmの角状試料を200℃の雰囲気中に2時間
置き予熱し、予熱後70kg/cm2 の荷重を24時間か
け、その後荷重を取り去ると共に試料を取り出し、室温
に24時間放置後、試料の厚さを測定し、次式から圧縮
クリープを求めた。
(mm) なお、圧縮クリープは試料の3点について求め、平均値
を表1に示した。
例と比較例との対比からも明らかなように、ふっ素樹脂
の耐磨耗性、耐クリープ性を向上することが可能とな
り、このことは、ふっ素樹脂の応用範囲を広げる上で大
きく貢献するものである。
Claims (20)
- 【請求項1】融点が325℃以下であり、結晶化熱量が
40J/g以下である改質ふっ素樹脂からなることを特
徴とする改質ふっ素樹脂粉体。 - 【請求項2】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロエ
チレン系重合体からなる請求項1記載の改質ふっ素樹脂
粉体。 - 【請求項3】前記改質ふっ素樹脂は、融点が305℃以
下であり、結晶化熱量が26J/g以下である請求項1
記載の改質ふっ素樹脂粉体。 - 【請求項4】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)系共
重合体からなる請求項3記載の改質ふっ素樹脂粉体。 - 【請求項5】前記改質ふっ素樹脂は、融点が275℃以
下であり、結晶化熱量が9J/g以下である請求項1記
載の改質ふっ素樹脂粉体。 - 【請求項6】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン系共重合体からなる
請求項5記載の改質ふっ素樹脂粉体。 - 【請求項7】前記改質ふっ素樹脂は、ふっ素樹脂に酸素
不存在下で、且つその融点以上に加熱された状態で電離
性放射線を照射線量1kGy〜10MGyの範囲で照射
したものである請求項1記載の改質ふっ素樹脂粉体。 - 【請求項8】融点が325℃以下であり、結晶化熱量が
40J/g以下である改質ふっ素樹脂からなることを特
徴とする改質ふっ素樹脂成形体。 - 【請求項9】融点が325℃以下であり、結晶化熱量が
40J/g以下である改質ふっ素樹脂からなる粉体を1
〜100重量%含有する混合物からなる請求項8記載の
改質ふっ素樹脂成形体。 - 【請求項10】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロ
エチレン系重合体からなる請求項8記載の改質ふっ素樹
脂成形体。 - 【請求項11】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロ
エチレン系重合体からなり、これと未改質テトラフルオ
ロエチレン系重合体を含有する混合物からなる請求項9
記載の改質ふっ素樹脂成形体。 - 【請求項12】前記改質ふっ素樹脂は、融点が305℃
以下であり、結晶化熱量が26J/g以下である請求項
8記載の改質ふっ素樹脂成形体。 - 【請求項13】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロ
エチレン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)系
共重合体からなる請求項12記載の改質ふっ素樹脂成形
体。 - 【請求項14】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロ
エチレン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)系
共重合体からなり、これと未改質テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)系共重合
体を含有する混合物からなる請求項12記載の改質ふっ
素樹脂成形体。 - 【請求項15】前記改質ふっ素樹脂は、融点が275℃
以下であり、結晶化熱量が9J/g以下である請求項8
記載の改質ふっ素樹脂成形体。 - 【請求項16】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン系共重合体からな
る請求項15記載の改質ふっ素樹脂成形体。 - 【請求項17】前記改質ふっ素樹脂は、テトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン系共重合体からな
り、これと未改質テトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン系共重合体を含有する混合物からなる請
求項15記載の改質ふっ素樹脂成形体。 - 【請求項18】ふっ素樹脂粉体に、酸素不存在下で、且
つその融点以上に加熱された状態で電離性放射線を照射
線量1kGy〜10MGyの範囲で照射することを特徴
とする改質ふっ素樹脂粉体の製造方法。 - 【請求項19】ふっ素樹脂成形体に、酸素不存在下で、
且つその融点以上に加熱された状態で電離性放射線を照
射線量1kGy〜10MGyの範囲で照射し、その後機
械的に粉砕することを特徴とする改質ふっ素樹脂粉体の
製造方法。 - 【請求項20】酸素不存在下で、且つその融点以上に加
熱された状態で電離性放射線を照射線量1kGy〜10
MGyの範囲で照射することにより製造されたふっ素樹
脂粉体単独又はこれと他の粉体との混合物を所定形状に
加圧成形することを特徴とする改質ふっ素樹脂成形体の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01385198A JP3672429B2 (ja) | 1997-03-17 | 1998-01-27 | 改質ふっ素樹脂粉体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6276997 | 1997-03-17 | ||
JP9-62769 | 1997-03-17 | ||
JP01385198A JP3672429B2 (ja) | 1997-03-17 | 1998-01-27 | 改質ふっ素樹脂粉体 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005073069A Division JP2005213513A (ja) | 1997-03-17 | 2005-03-15 | 改質ふっ素樹脂成形体 |
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JPH10316762A true JPH10316762A (ja) | 1998-12-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3672429B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256080A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Japan Atom Energy Res Inst | 放射線改質四フッ化エチレン樹脂原料及びその製造方法 |
JP2007314645A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Japan Atomic Energy Agency | 高強度高結晶性四フッ化エチレン樹脂圧縮成形体 |
JP2010533762A (ja) * | 2007-07-17 | 2010-10-28 | ホイットフォード プラスチックス リミテッド | 含フッ素重合体粉末物質の製造方法 |
JP2020007442A (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-16 | 日立金属株式会社 | フッ素樹脂粉体の製造方法 |
JP2021014543A (ja) * | 2019-07-12 | 2021-02-12 | ダイキン工業株式会社 | 低分子量ポリテトラフルオロエチレンの製造方法、及び、粉末 |
-
1998
- 1998-01-27 JP JP01385198A patent/JP3672429B2/ja not_active Expired - Lifetime
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