JPH10316442A - ガラス棒の切断装置および切断方法 - Google Patents
ガラス棒の切断装置および切断方法Info
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- JPH10316442A JPH10316442A JP12814597A JP12814597A JPH10316442A JP H10316442 A JPH10316442 A JP H10316442A JP 12814597 A JP12814597 A JP 12814597A JP 12814597 A JP12814597 A JP 12814597A JP H10316442 A JPH10316442 A JP H10316442A
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Abstract
よび切断方法、特に、外径の大きなガラス棒を破損する
ことなく整った切断面で切断するガラス棒の切断装置お
よび切断方法を提供すること。 【解決手段】 円盤の外周に刃を有する切断刃を回転さ
せてガラス棒に送り込んで該ガラス棒を切断する。特
に、ガラス棒の長手方向が鉛直方向となるように該ガラ
ス棒を固定した状態で、該ガラス棒を切断するときに、
切断刃がガラス棒に及ぼす力に対する抗力を、水平方向
においては切断刃の切り込み方向と逆の方向に、鉛直方
向においては該ガラス棒の切断が可能な程度に切断刃の
切り込み位置の近傍の位置で、該ガラス棒に及ぼして該
ガラス棒を支持し、かつガラス棒を支持する位置よりも
鉛直方向に遠い位置で該ガラス棒を固定して該ガラス棒
を切断するガラス棒の切断装置およびガラス棒の切断方
法を提供する。
Description
置に関する。特に、大型の径を有するガラス棒の切断に
おいて、該ガラス棒の切断面形状が平滑な切断面となる
ように該ガラス棒を切断するガラス棒の切断装置に関す
る。ガラス棒の例としては、延伸後の光ファイバ用石英
ガラス母材が挙げられる。
対のカッターを同時にガラス棒に衝突させてガラス棒を
切断する方法および切断装置が記載されている。また、
特開平7−300330号公報には、切断刃より少なく
とも上方1箇所で開閉自在の把持機構にてガラス棒を鉛
直方向に固定した状態で、カッターを2回に分けて切り
込み、外径30mmのガラス棒を切断することが示され
ている。
ラス棒の外径が30mmと比較的小さい場合は有効であ
るが、外径が100mm程度になると2回に切断工程を
分けたとしても該ガラス棒を切断することは困難を極め
る。そこで、本発明は、外径の大きなガラス棒を切断す
るガラス棒の切断装置を提供することを課題とする。
棒を該ガラス棒の長手方向が鉛直方向となるように固定
した状態で切断するガラス棒の切断装置であって、円盤
の外周に刃を有する切断刃を用いて切断することを特徴
としたガラス棒の切断装置を提供し、上記課題を解決す
るものである。
ス棒の外径が大きくなればなるほど、切断刃の半径が大
きくなり、切断刃中心部分の刃の支持部分から外周まで
の距離が大きくなるので、外周における切断刃の細かい
ぶれ量が周速に応じて必然的に大きくなってしまい、切
断面が粗くなったり、ガラス棒に切断刃が噛み込んで該
ガラス棒に無理な応力がかかり、応力集中部でガラス棒
が破損するおそれがある。この点において、本発明は、
さらに下記のガラス棒の切断装置を提供することで、ガ
ラス棒を破損することなく、該ガラス棒の切断面が平滑
な切断面となるように該ガラス棒を切断することを可能
とする。
鉛直方向となるように固定した状態で切断するガラス棒
の切断装置であって、円盤の外周に刃を有する切断刃、
切断するガラス棒を固定するための把持機構および切断
刃がガラス棒に及ぼす力に対する抗力を該ガラス棒に及
ぼす平行支持機構を有し、平行支持機構と切断刃とを、
ガラス棒に対する両者の位置が水平方向においては逆の
位置となり、鉛直方向においてはガラス棒の切断が可能
な程度の近傍となるように配置し、把持機構を切断刃か
らみて平行支持機構より鉛直方向に遠くに配置したガラ
ス棒の切断装置。
くとも二方向から挟んで固定することであり、支持とは
一方向からのみガラス棒に抗力を及ぼすこと(したがっ
て、ガラス棒は固定されないことがある)をいう。
ラス棒に接触する部分)が柔軟性を有してガラスに接触
することを特徴とする上記(2)項に記載のガラス棒の
切断装置。ここで柔軟性を有するとは、平行支持機構の
支持部材がガラス棒を支持するときに該ガラス棒になら
うことができることである。例えば、ガラス棒の切断部
分の近傍が傾斜している場合、柔軟性を有する平行支持
機構の支持部材が、ガラス棒の傾斜にならって傾斜し
て、支持部材がガラス棒表面に対して垂直方向に該ガラ
ス棒を支持することができることである。
ラスの表面硬度よりも表面硬度が小さい材質からなるこ
とを特徴とする上記(2)項または(3)項に記載のガ
ラス棒の切断装置。
より下の部分)を、鉛直上向き方向に支持する鉛直支持
機構を有することを特徴とする上記(2)項ないし
(4)項のいずれか一項に記載のガラス棒の切断装置。
直上向き方向に支持する支持力が、切断刃が該ガラス棒
に切り込んだ長さに応じて、該ガラス棒の自重以下の範
囲で、該ガラス棒の切断開始から徐々に大きくなる鉛直
支持機構を有することを特徴とする上記(5)項に記載
のガラス棒の切断装置。
るべきガラス棒の長さ)または切断長に間隙長(切断中
のガラス棒の下面と鉛直機構の支持台の支持面との間の
距離)を加えた分だけ切断刃から下方の位置に支持台を
有する鉛直支持機構を有することを特徴とする上記
(5)項に記載のガラス棒の切断装置。
を提供し、上記課題を解決するものである。
直方向となるように固定し、円盤の外周に刃を有する切
断刃を回転させてガラス棒に送り込んで該ガラス棒を切
断するガラス棒の切断方法(以下、外周刃切断方法とい
うことがある)。
断方法であって、切断刃がガラス棒に及ぼす力に対する
抗力を、水平方向においては切断刃の切り込み方向と逆
の方向に、鉛直方向においては該ガラス棒の切断が可能
な程度に切断刃の切り込み位置の近傍の位置で、該ガラ
ス棒に及ぼして該ガラス棒を支持し、かつガラス棒を支
持する位置よりも鉛直方向に遠い位置で該ガラス棒を固
定して該ガラス棒を切断することを特徴とするガラス棒
の切断方法。
材をガラス棒にならうようにしてガラス棒を支持するこ
とを特徴とする上記(9)項に記載のガラス棒の切断方
法。例えば、ガラス棒の切断部分の近傍が傾斜している
場合、支持部材を、ガラス棒の傾斜にならって傾斜させ
て、支持部材がガラス棒表面に対して垂直方向に該ガラ
ス棒を支持することができる切断方法である。
が小さい材質からなる支持部材でガラスを支持すること
を特徴とする上記(9)項または(10)項に記載のガ
ラス棒の切断方法。
刃より下の部分)を、鉛直上向き方向に支持することを
特徴とする上記(9)項ないし(10)項のいずれか一
項に記載のガラス棒の切断方法。
する支持力を、切断刃が該ガラス棒に切り込んだ長さに
応じて、該ガラス棒の自重以下の範囲で、該ガラス棒の
切断開始から徐々に大きくして該ガラスを鉛直上向きに
支持することを特徴とする上記(12)に記載のガラス
棒の切断方法。
えた分だけ切断刃から下方の位置でガラス棒を受けてガ
ラス棒を鉛直上向き方向に支持することを特徴とする上
記(12)に記載のガラス棒の切断方法。
る。本発明者は、上記の課題の解決にあたり、現在まで
光ファイバ用ガラス母材延伸装置で延伸加工したガラス
棒の切断には使用されていなかった外周刃切断方法を採
用することとした。さらに、切断刃の外径が大きくなる
ことに原因して、ガラス棒の切断面が粗くなることやガ
ラス棒が破損する点を改良することとした。外周刃切断
において問題となるのは、切断刃のぶれであり、ガラス
棒を全く固定しないと、ガラス棒が切断刃と一緒にぶれ
てしまい、ガラス棒を破損することすらあった。そこ
で、ガラス棒の破損を防ぐために、ガラス棒を固定し、
同時に切断刃のぶれをおさえることを検討した。
ラス棒が切断刃と一緒にぶれるので、少なくとも一箇所
でガラス棒を把持して固定することが必要である。ガラ
ス棒の頑強な固定には、ガラス棒を把持する把持機構が
多いほどよいと考えられる。ところが切断刃の外周で前
記のように細かいぶれが生じる場合、切断刃の近傍に把
持機構を設けて該把持機構によりガラス棒を固定する
と、切断刃がガラス棒に及ぼす反作用が切断刃にかか
り、切断刃に無理な力をかける結果となり、切断面の面
性状の劣化を招き、さらに切断刃の寿命も短くなってし
まった。そこで、本発明者は、鉛直方向においては切断
刃の近傍の位置で、水平方向においては切断刃の切り込
み方向と逆の方向からガラス棒を支持し、ガラス棒を把
持する箇所を前記のガラス棒を支持する箇所よりも切断
刃から離れた箇所とすることにより切断刃に無理な力を
かけずにガラス棒を固定することが可能であることを見
出し、本発明に至った。
直支持機構について詳細に検討を加え、以下の発明の実
施の形態で述べる、より好適な態様の発明に至った。
を図1に示す。この例は、縦型切断装置の例である。図
中の矢印は、切断刃の切り込み方向を示す。円盤の外周
に刃を有する切断刃2が図示されていないモータ等の切
断刃駆動手段によって回転させられながら、図1中に矢
印で示した方向を切り込み方向として、ガラス棒1に切
り込んで、該ガラス棒1を切断していく。このとき、ガ
ラス棒1と切断刃2との摩擦抵抗を減らすため、切断箇
所に切削液を供給する。切削液としては、水溶性研削
液、油脂性研削液のいずれもが使用可能である。水溶性
研削液としては、例えば、モレスコツールメイトGR−
7((株)松村石油研究所製)がある。油脂性研削液と
しては、PS−L−3(パレス化学社製)がある。
っても下であってもどちらか一方であればよく、切断刃
に近いほどよい。図1では、ガラス棒の支持位置をAま
たはBで示す。図1にはA、Bを同時に示したが、実際
にはどちらか一方のみで支持することが好ましい。ガラ
ス棒が完全に上下固定されてしまうと、ガラス棒に対し
ての無理な押し付け力が切断刃に発生した場合、力の逃
げる方向がなくなり、切断刃の破損につながる可能性が
あるからである。また、図1では、ガラス棒1は把持機
構3で把持されているので、上記と同じ理由で、縦型切
断装置のガラス棒の支持位置は、A(切断刃より上方)
の方がB(切断刃より下方)より好ましい。
の大きさは、平行支持機構のガラス棒に接触する部分
(以下、支持部分ということがある。)とガラス棒との
相対位置が固定され、切断刃をガラス棒に当てた時にガ
ラス棒がしならない程度にする。
例として把持チャックとガラス棒との位置関係を表す平
面図を図2に示す。ガラス棒1を押部材31と受部材3
2とが挟み込み把持する。一方、本発明のガラス切断装
置の平行支持機構とガラス棒との位置関係を表す平面図
を図3に示す。図2と図3とを比較してわかるように、
把持機構はガラス棒を少なくとも二方向から挟んで固定
し、支持機構は一方向からのみガラス棒に抗力を及ぼし
ており、両者の間でガラス棒の固定のしかたは異なる。
機構の支持部材が柔軟性を有してガラス棒に接触するこ
とが好ましい。ここで柔軟性を有するとは、平行支持機
構の支持部材がガラス棒を支持するときに該ガラス棒に
ならうことができることである。図4にその様子を示
す。ガラス棒1の切断部分の近傍が図4に示したように
傾斜している場合、平行支持機構4の支持部材41がガ
ラス棒の傾斜にならって傾斜して、支持部材がガラス棒
表面に対して垂直方向にガラス棒を支持する。
の例を図5に示す。図5(A)は平面図で、図5(B)
は側面図である。支持部材41は支持部材受42に付勢
手段を介して収められている。付勢手段としては、図5
に示すようにバネが挙げられる。前記付勢手段により、
支持部材41はガラス棒にならうように調整され、平行
支持機構4がガラス棒1におよぼす力は切断刃と平行に
逆向きの方向のみにかかるようになるので、切り込んで
いった切断刃またはガラス棒にに無理な力をかけること
がない。図5の例では、支持部材の傾斜可能な角度は、
切断されるガラス棒の形状に応じた長さとバネ定数を有
するバネ43を付勢手段として使用することで任意に調
整できる。
ラス棒と接触する面は、接触したガラス棒に傷を付けな
いようにガラスの表面硬度よりも表面硬度の小さい材質
からなることが好ましい。
ら切断され、切り取られたまたは切り取るべきガラス棒
(以降、切断体ということがある)は切断刃の下方向に
落下するが、外径の大きなガラス棒になれば切断体の落
下自重が大きくなり、図6に示したように切断刃2でガ
ラス棒1に完全に切り込み5を入れる前に、未切り込み
部分6が自重により破断して切断体7全体が落下してし
まう。この防止には、図6に示すように、切断時にガラ
ス棒1を下方から鉛直支持機構8によって鉛直上向き方
向に支持すればよい。しかし、ガラス棒1を下から鉛直
上向き方向にいきなり大きな力で押さえると、切断刃2
の下面をガラス棒1の切断後の下部切断面51で押し付
ける結果となってしまい、切断刃2の切り込み方向以外
から該切断刃2に無理な力をかけることになる。したが
って、切断効率が落ちたり、切断ができなくなってしま
う。よって、鉛直支持機構の支持力(鉛直上向き)は、
切断体の自重を最大とし、切断開始から徐々に鉛直上向
き方向に増加していくのがよい。
構の支持台81が鉛直上向き方向に支持する力を徐々に
大きくしていき、ガラス棒の未切断部分6にかかる切断
体7の自重分の負担を減らしていく。このとき、鉛直支
持機構の支持力は未切断部分が切断体の自重で破損しな
い程度まで大きくすればよく、最大でもガラス棒の自重
とすればよい。具体的には、油圧、空圧ジャッキまたは
トルクモータ等を用いて、切断刃が該ガラス棒に切り込
んだ長さに応じて、鉛直上向き方向の支持する力を徐々
に大きくすることが挙げられる。
体の長さ(以降切断長ということがある。)を測定し、
その長さ分切断刃2よりも下に支持面82を有する支持
台81にて切断体7を受けることも可能である。図7で
は、切断長をxとしている。支持台81は、好ましく
は、測長センサ等を用いて、正確に切断長を測定し、測
定した長さに間隙長を加えた分だけ切断刃よりも下の位
置に設けておく。ここで、間隙長とは、切断体の下面と
支持面との間の距離である。図8に示したように、間隙
長yの分に応じてガラス棒1はたわむ。ガラス棒は脆性
材料であるのであるたわみ以上であると該ガラス棒の応
力集中部が破壊されてしまうため、隙間量は0.5mm
±0.1mm程度とするのがよい。なお、図8では、た
わまない場合の切断体の位置を点線で示す。
の位置を変えることのできるものが好ましい。支持台の
位置の調整には、例えば、図7に示したように、送りモ
ータ10を駆動させ、ギア9を介して支持台81を上下
に動かすことが挙げられる。
は、ガラス棒に傷を付けない材質で、切削液に侵されず
かつガラスとの摩擦抵抗が大きい材質であるのが好まし
い。具体的には木材を用いるのが好ましい。
長さ1000mmのガラス棒をそれよりも長いガラス棒
より切り出した。切断刃は半径200mmのものを用い
た。切断刃のガラス棒への送り速度は15mm/mi
n、回転数は1000rpmとした。切断刃より50m
m下の位置で切断刃の切り込み方向とは反対の方向から
ガラス棒を支持した。支持部材は桜の木材を用いた。ガ
ラス棒の把持位置は、切断刃より上方300mmとし
た。さらに、ガラス棒を下から油圧ジャッキで支持し
た。油圧ジャッキの支持力は切断刃がガラス棒に切り込
んだ長さに応じて徐々に鉛直上向き方向に大きくしてい
き、最大で予想される切断体の自重とした。上記の条件
によりガラス棒を切断したところ、従来よりも切断面形
状の平滑なガラス棒を切り出すこと、すなわち整った切
断面でガラス棒を切断することに成功した。なお、切断
刃より50mm上の位置で切断刃の切り込み方向とは反
対の方向からガラス棒を支持しても結果は同じであっ
た。
のみ実施例1と変えてガラス棒を切断した。すなわち、
切断刃の大きさ、ガラス棒への送り速度および回転数、
ガラス棒の大きさ、ガラス棒の切り込み方向と反対方向
の支持位置、把持位置ならびに支持部材は実施例1と同
じとし、さらに、切断長を測長し、その値に0.5mm
加えた分だけ切断刃より下の位置にガラス棒の支持台を
設けてガラス棒を切断した。結果は実施例1と同様に、
従来よりも切断面形状の平滑なガラス棒を切り出すこ
と、すなわち整った切断面でガラス棒を切断することに
成功した。
を用いたガラス棒の切断装置およびガラス棒の切断方法
により、外径の大きなガラス棒を切断することが可能と
なる。
行支持機構を有する本発明のガラス棒の切断装置および
ガラス棒の切断方法により、整った切断面でガラス棒を
切断することが可能となる。
軟性を有してガラスに接触する本発明のガラス棒の切断
装置により、ガラス棒を支持する力の向きを切断刃の切
り込み方向と平行であってかつ逆の方向のみとすること
ができ、一層ガラス棒の破損のおそれをなくし、整った
切断面でガラス棒を切断することが可能となる。
ラスの表面硬度よりも表面硬度が小さい材質からなる本
発明のガラス棒の切断装置により、ガラス棒に傷を付け
ることなく整った切断面でガラス棒を切断することが可
能となる。
ス棒の切断装置により、一層ガラス棒の破損のおそれを
なくし、整った切断面でガラス棒を切断することが可能
となる。
断刃が該ガラス棒に切り込んだ長さに応じて、該ガラス
棒の自重以下の範囲で、該ガラス棒の切断開始から徐々
に大きくなる鉛直支持機構を有する本発明のガラス棒の
切断装置により、切断刃に無理な力をかけることなく、
切断効率を落とすことをなくし、またはガラス棒の破損
のおそれをなくし、整った切断面でガラス棒を切断する
ことが可能となる。
くは切断長に間隙長を加えた分だけ切断刃から下方の位
置に支持台を有する鉛直支持機構を有する本発明のガラ
ス棒の切断装置により、切断刃に無理な力をかけること
なく、切断効率を落とすことをなくし、またはガラス棒
の破損のおそれをなくし、整った切断面でガラス棒を切
断することが可能となる。
がガラス棒にならうようにしてガラス棒を支持する本発
明のガラス棒の切断方法により、ガラス棒を支持する力
の向きを切断刃の切り込み方向と平行であってかつ逆の
方向のみとすることができ、一層ガラス棒の破損のおそ
れをなくし、整った切断面でガラス棒を切断することが
可能となる。
小さい材質からなる支持部材でガラスを支持する本発明
のガラス棒の切断方法により、ガラス棒に傷を付けるこ
となく整った切断面でガラス棒を切断することが可能と
なる。
に支持する本発明のガラス棒の切断方法により、一層ガ
ラス棒の破損のおそれをなくし、整った切断面でガラス
棒を切断することが可能となる。
支持するときの支持力を、切断刃が該ガラス棒に切り込
んだ長さに応じて、該ガラス棒の自重以下の範囲で、該
ガラス棒の切断開始から徐々に大きくして該ガラスを鉛
直上向きに支持する本発明のガラス棒の切断装置によ
り、切断刃に無理な力をかけることなく、切断効率を落
とすことをなくし、またはガラス棒の破損のおそれをな
くし、整った切断面でガラス棒を切断することが可能と
なる。
支持することが、切断長または切断長に間隙長を加えた
分だけ切断刃から下方の位置でガラス棒を受けてガラス
棒を鉛直上向き方向に支持することである本発明のガラ
ス棒の切断方法により、切断刃に無理な力をかけること
なく、切断効率を落とすことをなくし、またはガラス棒
の破損のおそれをなくし、整った切断面でガラス棒を切
断することが可能となる。
る。
ガラス棒との位置関係を表す平面図である。
ス棒との位置関係を表す平面図である。
支持部材がガラス棒にならう様子を示す図である。
例を示す図である。(A)は平面図であり、(B)は側
面図である。
装置を示す図である。
切断装置を示す図である。
のたわみに関する図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 ガラス棒を該ガラス棒の長手方向が鉛直
方向となるように固定した状態で切断するガラス棒の切
断装置であって、円盤の外周に刃を有する切断刃を用い
て切断することを特徴としたガラス棒の切断装置。 - 【請求項2】 ガラス棒を該ガラス棒の長手方向が鉛直
方向となるように固定した状態で切断するガラス棒の切
断装置であって、円盤の外周に刃を有する切断刃、切断
するガラス棒を固定するための把持機構および切断刃が
ガラス棒に及ぼす力に対する抗力を該ガラス棒に及ぼす
平行支持機構を有し、平行支持機構と切断刃とを、ガラ
ス棒に対する両者の位置が水平方向においては逆の位置
となり、鉛直方向においてはガラス棒の切断が可能な程
度の近傍となるように配置し、把持機構を切断刃からみ
て平行支持機構より鉛直方向に遠くに配置したガラス棒
の切断装置。 - 【請求項3】 平行支持機構の支持部材が柔軟性を有し
てガラスに接触することを特徴とする請求項2に記載の
ガラス棒の切断装置。 - 【請求項4】 平行支持機構の支持部材がガラスの表面
硬度よりも表面硬度が小さい材質からなることを特徴と
する請求項2または3に記載のガラス棒の切断装置。 - 【請求項5】 ガラス棒の切断される部分を鉛直上向き
方向に支持する鉛直支持機構を有することを特徴とする
請求項2ないし4のいずれか一項に記載のガラス棒の切
断装置。 - 【請求項6】 鉛直支持機構が、該鉛直支持機構のガラ
ス棒を鉛直上向き方向に支持する支持力を、切断刃が該
ガラス棒に切り込んだ長さに応じて、該ガラス棒の自重
以下の範囲で、該ガラス棒の切断開始から徐々に大きく
する機能を有することを特徴とする請求項5に記載のガ
ラス棒の切断装置。 - 【請求項7】 切断長または切断長に間隙長を加えた分
だけ切断刃から下方の位置に支持台を有する鉛直支持機
構を有することを特徴とする請求項5に記載のガラス棒
の切断装置。 - 【請求項8】 ガラス棒をガラス棒の長手方向が鉛直方
向となるように固定し、円盤の外周に刃を有する切断刃
を回転させてガラス棒に送り込んで該ガラス棒を切断す
るガラス棒の切断方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載のガラス棒の切断方法で
あって、切断刃がガラス棒に及ぼす力に対する抗力を、
水平方向においては切断刃の切り込み方向と逆の方向
に、鉛直方向においては該ガラス棒の切断が可能な程度
に切断刃の切り込み位置の近傍の位置で、該ガラス棒に
及ぼして該ガラス棒を支持し、かつガラス棒を支持する
位置よりも鉛直方向に遠い位置で該ガラス棒を固定して
該ガラス棒を切断することを特徴とするガラス棒の切断
方法。 - 【請求項10】 ガラス棒を支持するときに支持部材を
ガラス棒にならうようにしてガラス棒を支持することを
特徴とする請求項9に記載のガラス棒の切断方法。 - 【請求項11】 ガラスの表面硬度よりも表面硬度が小
さい材質からなる支持部材でガラス棒を支持することを
特徴とする請求項9または10に記載のガラス棒の切断
方法。 - 【請求項12】 ガラス棒の切断される部分を鉛直上向
き方向に支持することを特徴とする請求項9ないし11
のいずれか一項に記載のガラス棒の切断方法。 - 【請求項13】 ガラス棒を鉛直上向き方向に支持する
支持力を、切断刃がガラス棒に切り込んだ長さに応じ
て、該ガラス棒の自重以下の範囲で、該ガラス棒の切断
開始から徐々に大きくして該ガラスを鉛直上向きに支持
することを特徴とする請求項12に記載のガラス棒の切
断装置。 - 【請求項14】 切断長または切断長に間隙長を加えた
分だけ切断刃から下方の位置でガラス棒を受けてガラス
棒を鉛直上向き方向に支持することを特徴とする請求項
12に記載のガラス棒の切断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12814597A JP3982002B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | ガラス棒の切断装置および切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12814597A JP3982002B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | ガラス棒の切断装置および切断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10316442A true JPH10316442A (ja) | 1998-12-02 |
JP3982002B2 JP3982002B2 (ja) | 2007-09-26 |
Family
ID=14977511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12814597A Expired - Lifetime JP3982002B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | ガラス棒の切断装置および切断方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3982002B2 (ja) |
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