JP2003238185A - ガラス母材の延伸加工方法及びその延伸加工装置 - Google Patents

ガラス母材の延伸加工方法及びその延伸加工装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 延伸加工した延伸ガラス母材を、所望する長
さに継続して切断可能にして、歩留まりを向上せしめた
ガラス母材の延伸加工方法及びその延伸加工装置の提
供。 【解決手段】 ガラス母材2を軟化点以上の温度に加熱
炉3で加熱して鉛直方向に延伸し、延伸された延伸ガラ
ス母材4を、所望長さにカッター5で連続的に切断せし
めるに当たって、カッター5への導入前もしくは導入後
のカッター5の近傍で延伸ガラス母材4を少なくとも1
組のローラ12で挟持して走行するようにして位置決め
して、切断するガラス母材の延伸加工方法と延伸加工装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバガラス
母材を加熱延伸し、この延伸されたガラス母材を所望す
る長さに切断するガラス母材の延伸加工方法およびその
延伸加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの製造に際して、VAD法な
どで製造された太い径のガラス母材を加熱延伸して、所
望する細い径のガラス母材(以下、延伸ガラス母材とい
う。)とする延伸加工がある。このガラス母材の加熱延
伸は、例えば、図4に図示するようなガラス母材延伸加
工装置1によって行われる。すなわち、図4(A)に示
すように、まず石英系のガラス母材2を、カーボン炉な
どの加熱炉3内に配置し、ガラス母材2下端部をその軟
化点温度以上の温度に加熱し、ガラス母材2の下端部を
鉛直方向に下向きに図示しない延伸部によって引っ張っ
て、所定の外径の太さに延伸する。そして、延伸ガラス
母材4が所定の長さになったときに、これをカッター5
によって切断するものである。
【0003】ところで、前記延伸ガラス母材4を切断す
る方法には、機械的に破断する方法や、熱的に溶断する
方法等があるが、その作業性の容易さと作業効率の良い
ことから、機械的な破断方法が多く採用されている。こ
の方法は、上記カッター5として、図4(B)に図示す
るような、一端部を回動自在に軸支して配された2本の
挟持腕6、6の各対向内面にヤスリやダイアモンドなど
の刻傷刃7、7を配設したカッター5を用いて、その挟
持腕6、6で延伸ガラス母材4を挟んで、この延伸ガラ
ス母材4の外周表面の両側に刻傷刃7、7で傷を付け、
次いで、再度カッター5により延伸ガラス母材4の前記
傷部に外的衝撃を与えることで、この傷部の位置で延伸
ガラス母材4を切断するものである。
【0004】このような従来のガラス母材の延伸加工方
法にあっては、切断に際して、延伸ガラス母材4に外的
衝撃を付与することによって切断するので、その衝撃に
より、延伸ガラス母材4の衝撃付与部と一連に繋がって
いる延伸加工前のガラス母材2の位置がずれたり曲がっ
たりし、又、延伸加工中にある延伸ガラス母材4を曲折
移動せしめたり、又カッター5自体の位置ずれによる芯
出し不良が生じたりする。
【0005】この結果、以後の切断加工に当たって、傷
付け工程でカッター5の刻傷刃7が延伸ガラス母材4の
傷付け位置の片側にしか当接せず、切断に必要とされる
延伸ガラス母材4の外表面の両側に均等に刻傷刃7を当
接せしめることが困難となり、切断のための適切な傷付
けおよび両側からの均等な衝撃を与えることが出来なく
なり、延伸ガラス母材4を切断することが出来なくな
る。
【0006】このような状態は、カッター5の片側の刻
傷刃7が先に延伸ガラス母材4の片側表面に当接する
と、延伸ガラス母材4を曲げて芯ずれを直すことに、カ
ッター5の切断力が消費され、更に延伸ガラス母材4に
ふれが生じるため、引き続き切断操作を行っても切断作
業が実質的に行えない状態が続くこととなる。
【0007】また、延伸加工中では、切断作業を行って
いる間でも延伸加工は継続しているため、切断作業が完
了しない状態が続くと、延伸ガラス母材4の切断部は逐
次下方に垂下し、最終的には延伸ガラス母材の先端部が
床面にまで達することとなって、床との接触により破損
するという危険があった。従って、このような時には、
延伸加工を中止することになり、そしてガラス母材2の
未延伸部分は廃棄されることとなるため、歩留まりを低
下せしめることとなる不都合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した事情
に鑑みなされたもので、ガラス母材を所望する太さと長
さに延伸加工するに当たって、延伸加工された延伸ガラ
ス母材と切断用のカッターとの芯ずれ及び切断時の衝撃
による延伸ガラス母材の振動を防止し、常に継続して良
好な切断を可能にして、歩留まりを向上せしめるガラス
母材の延伸加工方法及びその延伸加工装置の提供を本発
明の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を講ずるものである。請求項1
に係わる発明は、ガラス母材を加熱して延伸しつつ所望
長さに切断するガラス母材の延伸加工方法において、前
記切断を、切断部近傍おいて、延伸されたガラス母材が
挟持された状態で行うことを特徴とするガラス母材の延
伸加工方法である。
【0010】請求項2に係わる発明は、ガラス母材を加
熱する加熱炉と、この加熱炉で軟化したガラス母材を、
その一端部を引っ張って延伸する延伸部と、前記延伸さ
れたガラス母材を所望長さに切断するカッターを備えた
ガラス母材の延伸加工装置であって、前記カッターの近
傍位置に、走行する延伸されたガラス母材を挟持する少
なくとも一対の対向ローラを配してなることを特徴とす
るガラス母材の延伸加工装置ある。
【0011】請求項3に係わる発明は、一対の対向ロー
ラがポリテトラフルオロエチレン製であることを特徴と
する請求項2記載のガラス母材の延伸加工装置である。
請求項4に係わる発明は、一対の対向ローラが挟持開閉
自在とされたことを特徴とする請求項2又は請求項3記
載のガラス母材の延伸加工装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガラス母材の延伸
加工方法の実施の形態について、図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の延伸加工方法の一例を実施するた
めの延伸加工装置の一例の示すものである。なお、図1
において、図4と共通する構成部は同一符号を付し詳細
な説明は省略する。
【0013】図1において、本発明の延伸加工装置11
は、ガラス母材2を軟化点以上の温度に加熱する電気炉
などの加熱炉3と、この加熱炉3内に収容配置されて軟
化点以上の温度に加熱されたガラス母材2を鉛直方向下
方に引っ張って延伸し、延伸ガラス母材4とする延伸部
(図示略)と、この延伸ガラス母材4を切断するための
加熱炉3の下方または下方に配置されているカッター5
と、このカッター5の近傍の上方に配設され、垂下する
延伸ガラスG母材4の外表面に沿ってこの延伸ガラス母
材4を走行可能に挟持する少なくとも1組のローラ体1
2a、12bよりなるローラ12とを設けてなるもので
ある。
【0014】このガラス母材延伸加工装置11で、石英
系のガラス母材2を、加熱炉1内に収容配置し、ガラス
母材2の軟化点温度以上の温度に加熱し、その下端部を
鉛直方向に下方に引っ張るようにして所定の外径の太さ
に延伸し、この延伸ガラス母材4をカッター5によって
切断するものである。この時、カッター5の上部または
下部近傍に配した少なくとも1組のローラ体12a、1
2bの間に延伸ガラス母材4が走行するようにして、延
伸ガラス母材4をローラ12で挟み、その位置が変動し
ないようにしてカッター5に供給するようにしたもので
ある。
【0015】このような装置で、ガラス母材2を延伸す
ることで、ローラ12の存在でカッター5と延伸ガラス
母材4の芯ずれおよびカッター5での切断操作時の延伸
ガラス母材4の振動を防止し、常に良好な延伸ガラス母
材4の切断を可能にする。すなわち、延伸ガラス母材4
がカッター5に供給される時、カッター5と延伸ガラス
母材4との芯がずれた場合、それを矯正し、又、切断に
際しての延伸ガラス母材4に与えられる振動を防止する
ことが必要であるが、延伸加工中では切断操作を行って
いる時でもガラス母材2の延伸は継続して行うことが必
要であって、このため芯ずれを矯正しつつも、延伸操作
を妨げてははならない。
【0016】このようなことより、本発明のガラス母材
の延伸加工方法では、延伸ガラス母材4の切断位置であ
るカッター5の上部または下部近傍で延伸ガラス母材4
をその両側から少なくとも1組のローラ12で走行可能
に挟持することによって、延伸加工の操作を妨げずに芯
ずれを矯正して延伸ガラス母材4をカッター5に供給
し、又切断時の延伸ガラス母材4への振動付与を防止す
る作用をするものである。また、ローラ12の位置関係
としては、カッター5の上部、下部のどちらでも同様の
効果を得ることができる。
【0017】このような機能を有するローラ12として
は、図2に図示するようなローラの配置にするとよい。
すなわち、図2はローラの配置の一例を説明する説明図
で、図2−(A)はローラ配置部の側面図、図2(B)はそ
の平面図である。このローラ12の配置は、延伸ガラス
母材4を直径方向に向けて前後のローラ体3a、3b、
左右のローラ体3c、3dの2組のローラが直交するよ
うに挟むようにしたものである。この方法のローラの配
置では、芯ずれの矯正及び切断時の振動の防止を、より
一層確実、有効に行うことが出来る。
【0018】また、ローラ12の形状としては図3に図
示するように、ローラ面が軸の中心部12zに向けてV
字状に切欠いたV字ローラ面12xを形成してなるもの
がより好ましい。このようなV字ローラ面12xの2面
で延伸ガラスの表面を把持するようにすることによっ
て、延伸ガラス母材4の芯出しの精度を著しく向上せし
めて、確度の高いガラス母材の延伸加工が可能となり、
作業性と歩留まりが著しく向上する。
【0019】さらに、ローラ12の材質としては、直接
延伸ガラス母材4の表面を挟むことから、耐熱性を有
し、かつ延伸ガラス母材4の表面に傷を生じせしめない
ために、フッ素樹脂、なかでもポリテトラフルオロエチ
レンからなるものが好ましい。また、ローラ12で延伸
ガラス母材4を挟持する力は、バネやエアシリンダ等を
使用することによって得るようにすれば良く、そしてロ
ーラ12による延伸ガラス母材4の挟持を、手動または
自動で開閉可能に操作し得るような構成にしておくと、
なお一層好ましい。
【0020】以上のように、本発明のガラス母材の延伸
加工装置によって、ガラス母材を延伸加工すると、延伸
ガラス母材4の切断時における延伸ガラス母材4とカッ
ター5との芯ずれによる切断不良や、切断時の延伸ガラ
ス母材4にかかる振動による横ずれ移動を防止すること
が出来るため、常に良好な切断が可能となり、その結
果、所望する個所での切断が完了しないために延伸加工
を中止するようなこともなくなり、ガラス母材の延伸加
工の歩留まりが著しく向上する。
【0021】
【実施例】<実施例1>実施例1として、図1に図示す
る本発明のガラス母材の延伸加工装置を使用して、石英
系のガラス母材を、以下の態様で延伸加工した。 延伸加工前のガラス母材の仕様 ・材料:石英系ガラス ・外径:100mm ・全長:1600mm
【0022】上記仕様のガラス母材を加熱炉にて180
0℃で加熱し、その下端を鉛直方向下方に引っ張って延
伸し、以下の仕様の延伸ガラス母材を得た。 延伸加工後の延伸ガラス母材の仕様 ・材料:石英系ガラス ・外径:35mm ・切断長さ:1600mm
【0023】この延伸加工に当たって、延伸加工前のガ
ラス母材2に曲がりがあって、延伸加工した延伸ガラス
母材4に曲がりが生じ、切断位置ではカッター5と延伸
ガラス母材4の芯が10mmほどずれていた。そこで、
延伸ガラス母材4をカッター5上部近傍に配設したロー
ラ12で挟持して操作したところ、カッター5と延伸ガ
ラス母材4との芯ずれが矯正されて、延伸ガラス母材4
の表面上の両側に均等にカッター5の刻傷刃7を当接せ
しめることが可能となり、良好な切断が出来、継続して
同様な延伸加工操作を行うことが出来た。
【0024】<比較例>上記本発明のガラス母材の延伸
加工方法及び加工装置の性能を評価するため、比較例と
して図4に図示する、従来のローラが設備されていない
ガラス母材の延伸加工装置1を使用して同様に、石英系
のガラス母材2を延伸加工した。使用した延伸加工前の
ガラス母材2は、上記実施例1と同様の仕様のものを使
用し、実施例1と同様の仕様の延伸ガラス母材4を得る
よう、延伸加工をした。
【0025】この比較例の延伸加工に当たっても、実施
例1と同様に延伸加工前のガラス母材2に曲がりがあっ
て、延伸加工した延伸ガラス母材4に曲がりが生じてお
り、切断位置ではカッター5と延伸ガラス母材4の芯が
10mmほどずれていた。そして、この状態でカッター
5の刻傷刃7を延伸ガラス母材4の表面に当てて、切断
操作を行った。
【0026】しかし、切断位置でのカッター5と延伸ガ
ラス母材4の芯ずれにより、切断位置での傷を付け作業
操作や切断作業操作で、延伸ガラス母材4の表面へのカ
ッター5の刻傷刃7が、両面に当接しないで、片面側に
しか当接せず、その結果切断できなかった。その後引き
続き切断作業操作を行っても、切断できない状態が続
き、この状態のまま切断が完了しないと、延伸ガラス母
材4がそのまま垂下して床面に接触してしまうことか
ら、延伸加工操作を中止せざるを得なかった。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガラス母
材の延伸加工方法によれば、切断位置でのカッターと延
伸ガラス母材の芯ずれが生じた時でも、芯ずれを矯正し
て良好な切断が可能となって、適切な延伸ガラス母材を
常に連続して製造することが出来る。また、切断時の延
伸ガラス母材へのカッターによる刻傷、衝撃付与によっ
て発生する振動も抑止することが出来て、芯ずれを防止
して常にカッターに適切に延伸ガラス母材を導くことが
でき、確実に、且つ継続して延伸ガラス母材を切断する
ことが出来る。
【0028】この結果、本発明のガラス母材の延伸加工
方法にあっては、延伸ガラス母材の切断不良による、延
伸加工作業操作を中途で中止することを防止でき、連続
して延伸加工運転をすることができる。そして、これに
より、延伸加工作業操作の中途中止によって惹起される
未延伸のガラス母材の廃棄が低減され、歩留まりを著し
く向上せしめる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の延伸加工方法の一例を実施するため
の延伸加工装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】 ローラの配置の一例を説明する説明図で、図
2−(A)はローラ配置部の側面図、図2−(B)はその平
面図。
【図3】 ローラの好ましい形状の一例を説明するロー
ラ配置部の平面図である。
【図4】 従来のガラス母材延伸加工装置を説明図で、
図4−(A)は概略構成図、図4−(B)はカッターの概略
構成図である。
【符号の説明】
11…ガラス母材延伸加工装置、3…加熱炉、5…カッ
ター、12…ローラ、2…ガラス母材、4…延伸ガラス
母材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月21日(2002.2.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項2に係わる発明は、ガラス母材を加
熱する加熱炉と、この加熱炉で軟化したガラス母材を、
その一端部を引っ張って延伸する延伸部と、前記延伸さ
れたガラス母材を所望長さに切断するカッターを備えた
ガラス母材の延伸加工装置であって、前記カッターの近
傍位置に、走行する延伸されたガラス母材を挟持する少
なくとも一対の対向ローラを配してなることを特徴とす
るガラス母材の延伸加工装置ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図1において、本発明の延伸加工装置11
は、ガラス母材2を軟化点以上の温度に加熱する電気炉
などの加熱炉3と、この加熱炉3内に収容配置されて軟
化点以上の温度に加熱されたガラス母材2を鉛直方向下
方に引っ張って延伸し、延伸ガラス母材4とする延伸部
(図示略)と、この延伸ガラス母材4を切断するための
加熱炉3の下方に配置されているカッター5と、このカ
ッター5の近傍の上方または下方に配設され、垂下する
延伸ガラスG母材4の外表面に沿ってこの延伸ガラス母
材4を走行可能に挟持する少なくとも1組のローラ体1
2a、12bよりなるローラ12とを設けてなるもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀越 雅博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 4G015 BA01 BA13 FA02 FB03 FC04 4G021 BA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス母材を加熱して延伸しつつ所望長
    さに切断するガラス母材の延伸加工方法において、 前記切断を、切断部近傍おいて、延伸されたガラス母材
    が挟持された状態で行うことを特徴とするガラス母材の
    延伸加工方法。
  2. 【請求項2】 ガラス母材を加熱する加熱炉と、この加
    熱炉で軟化したガラス母材を、その一端部を引っ張って
    延伸する延伸部と、前記延伸されたガラス母材を所望長
    さに切断するカッターを備えたガラス母材の延伸加工装
    置であって、 前記カッターの近傍位置に、走行する延伸されたガラス
    母材を挟持する少なくとも一対の対向ローラを配してな
    ることを特徴とするガラス母材の延伸加工装置。
  3. 【請求項3】 一対の対向ローラがポリテトラフルオロ
    エチレン製であることを特徴とする請求項2記載のガラ
    ス母材の延伸加工装置。
  4. 【請求項4】 一対の対向ローラが挟持開閉自在とされ
    たことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のガラス
    母材の延伸加工装置。
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