JPH10316139A - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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Publication number
JPH10316139A
JPH10316139A JP12886397A JP12886397A JPH10316139A JP H10316139 A JPH10316139 A JP H10316139A JP 12886397 A JP12886397 A JP 12886397A JP 12886397 A JP12886397 A JP 12886397A JP H10316139 A JPH10316139 A JP H10316139A
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JP
Japan
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container body
pocket
support leg
container
long side
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Application number
JP12886397A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takegami
賢一 竹上
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタッキング積みを安定させる。 【解決手段】 容器本体1の長辺方向又は短辺方向に沿
って隣接する各組のポケット部5と支持脚4の位置関係
が、C≒(a+b)/2+(d−e)/2である。Cは
隣接するポケット部5と支持脚4との各幅方向の中心間
の寸法、aは当該ポケット部5の上開口の開口寸法、b
は当該支持脚4の幅方向の寸法、eは2つの容器本体1
を同一向きで重ねた状態における隣接するポケット部5
と支持脚4との組が長辺側の場合には長辺の最大はめ込
み寸法又は短辺側の場合には短辺側の最大はめ込み寸
法、dは隣接するポケット部5と支持脚4との組が長辺
側の場合には容器本体1の上開口の長辺側の開口寸法又
はポケット部5と支持脚4との組が短辺側の場合には容
器本体1の上開口の短辺側の開口寸法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬用容器、詳し
くは、複数の容器本体を積み上げたり、重ねるに当たっ
て、内容物を収納した状態では背を高くして積み上げる
スタッキング及び内容物を収納していない状態では背を
低くして重ねるネスティングができる運搬用容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の容器本体を積み上げた
り、重ねるに当たって、内容物を収納した状態では背を
高くして積み上げるスタッキング、内容物を収納してい
ない状態では背を低くして重ねるネスティングができる
運搬用容器が実開平6ー80636号公報により知られ
ている。
【0003】この運搬用容器は、図11に示すようなも
ので、運搬用容器6の主体を構成する容器本体1が上方
が開口した平面視長方形状をしており、この容器本体1
の上開口部の外周部にはフランジ部2が形成してある。
容器本体1の長辺側の両側壁部の外面部の各両端部付近
の下部及び短辺側の両側壁部の外面部の各両端部付近の
下部にはそれぞれ側壁部の外面より突出した支持脚4が
設けてある。一方、長辺側のフランジ部2にはこれと対
向する側壁部に点対称に形成された支持脚4をはめ込む
ことのできるポケット部5が形成してあると共に、短辺
側のフランジ部2にこれと対向する側壁部に点対称に形
成された支持脚4をはめ込むことのできる上方及び内方
に開口したポケット部5を形成してある。そして、2つ
の容器本体1を同一向きで積み上げた状態では下段の容
器本体1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が載置さ
れ、下段の容器本体1に対して平面視180°回転して
上段の容器本体1を重ねた状態では下段の容器本体1の
ポケット部5に上段の容器本体1の支持脚4が没入され
るように構成されたものである。
【0004】上記のような構成の運搬用容器6は内容物
を入れない空の状態で多段に積み重ねるには(つまりネ
スティング状態にするには)、上記のように下段の容器
本体1に対して上段の容器本体1を平面視で180°回
転して重ねることで下段の容器本体1のポケット部5に
上段の容器本体1の支持脚4を没入させて背を低くして
多段に重ねるものである。
【0005】一方容器本体1に内容物を入れて上下に多
段に積み上げる場合には、上記のように下段の容器本体
1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が載置されて背
を高くしてスタッキング状態に積み上げるのである。そ
して、上記のようにネスティングがスムーズに行えるよ
うにするには、容器本体1の上開口部の寸法と容器本体
1の底面部の寸法との差を大きくする必要がある。しか
しながら、このように容器本体1の上開口部の寸法と容
器本体1の底面部の寸法との差を大きくするとネスティ
ングは行い易いが、上段の容器本体1の支持脚4の下端
面部が下段の容器本体1のフランジ部2の上に載置さ
れ、上段の容器本体1の底面部が下段の容器本体1の上
開口内にはめ込まれたいわゆるスタッキング状態では、
容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1の底面部の寸
法との差が大きいため横方向にがたつくことになる。こ
のため、容器本体1の側壁部の支持脚4の突出基部の両
側端部の下方にそれぞれ2つの容器本体1を同一向きで
積み上げて下段の容器本体1のフランジ部2上に支持脚
4の下端部を載置した状態で下段の容器本体1の開口部
内にはめ込まれるがたつき防止用突部10を設けて、ス
タッキング状態における横方向のがたつきを防止するこ
とが考えられる。
【0006】一方、スタッキング状態における圧縮強度
を上げるために支持脚4はできるだけ容器本体1のコー
ナ部分に近づけて形成するのが望ましく、このため、ポ
ケット部5と支持脚4とを接近させており、図11に示
す従来例においては支持脚4の一側面とポケット部5の
上開口の一側縁とがほぼ同一垂直線上に位置するように
なっている。
【0007】このため、スタッキング状態で多段に容器
本体1を積み上げてトラックにより搬送している時に、
振動が加わって前後左右に揺れて、上段の容器本体1が
下段の容器本体1に対してずれると、図12のように、
支持脚4の突出基部の両側に連続して設けた一対のがた
つき防止用突部10のうち片方のがたつき防止用突部1
0がポケット部5内に入り込んでしまって、これにより
図12矢印のように上段の容器本体1が下段の容器本体
1に対して回動して不安定な積み上げ状態となり、また
がたつきも発生してしまうという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、スタッキング
積み状態におけるがたつきを確実に防止し且つ安定した
スタッキング積みができるようにすると同時に隣接する
ポケット部と支持脚との位置関係を最も合理的な位置関
係とすることができる運搬用容器を提供することを課題
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の運搬用容
器は、上方が開口した平面視長方形状をした容器本体1
の上開口部の外周部にフランジ部2を形成し、長辺側の
両側壁部3の外面部の各両端部付近の下部及び短辺側の
両側壁部3の外面部の各両端部付近の下部にそれぞれ側
壁部3の外面より突出した支持脚4を設け、長辺側のフ
ランジ部2にこれと対向する側壁部3に点対称に形成さ
れた支持脚4をはめ込むことのできる上方及び内方に開
口したポケット部5を形成すると共に、短辺側のフラン
ジ部2にこれと対向する側壁部3に点対称に形成された
支持脚4をはめ込むことのできる上方及び内方に開口し
たポケット部5を形成し、これにより隣接するポケット
部5と支持脚4の組を容器本体1の長辺側の両側と短辺
側の両側にそれぞれ1組ずつ合計8組形成し、2つの容
器本体1を同一向きで積み上げた状態では下段の容器本
体1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が載置される
と共に上段の容器本体1の底部が下段の容器本体1の上
開口内にはめ込まれ、下段の容器本体1に対して平面視
180°回転して上段の容器本体1を重ねた状態では下
段の容器本体1のポケット部5に上段の容器本体1の支
持脚4が没入されるように構成された運搬用容器6であ
って、容器本体1の側壁部3の支持脚4の突出基部の両
側端部の下方にそれぞれ2つの容器本体1を同一向きで
積み上げて下段の容器本体1のフランジ部2上に支持脚
4の下端部を載置した状態で下段の容器本体1の開口部
内にはめ込まれるがたつき防止用突部10を設け、容器
本体1の長辺方向又は短辺方向に沿って隣接する各組の
ポケット部5と支持脚4の位置関係が、 C≒(a+b)/2+(d−e)/2 ここで、Cは隣接するポケット部5と支持脚4との各幅
方向の中心間の寸法、aは当該ポケット部5の上開口の
開口寸法、bは当該支持脚4の幅方向の寸法、eは2つ
の容器本体1を同一向きで積み上げた状態における隣接
するポケット部5と支持脚4との組が長辺側の場合には
長辺の最大はめ込み寸法又は短辺側の場合には短辺側の
最大はめ込み寸法、dは隣接するポケット部5と支持脚
4との組が長辺側の場合には容器本体1の上開口の長辺
側の開口寸法又はポケット部5と支持脚4との組が短辺
側の場合には容器本体1の上開口の短辺側の開口寸法と
なっていることを特徴とするものである。
【0010】しかして、本発明によれば、上記のよう
に、容器本体1の長辺方向又は短辺方向に沿って隣接す
る各組のポケット部5と支持脚4の位置関係を、C≒
(a+b)/2+(d−e)/2となる関係とすること
で、スタッキング状態において、容器本体1が前後左右
にずれても一対のずれ防止用突部10のうち片側のずれ
防止用突部10がポケット部5内に入り込むことがなく
て、上段の容器本体1が下段の容器本体1に対して回動
してがたつくことがないものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて詳述する。図1、図2、図3、図4、図
5にそれぞれ本発明の全体を示す斜視図、平面図、正面
図、右側面図、左側面図を示している。また、図6は正
面断面図であり、図7は側面断面図である。
【0012】容器本体1は上方が開口していて上開口の
開口縁に外側方に向けてフランジ部2が形成してある。
容器本体1の長辺側の側壁部3のうち一方の長辺側の側
壁部3aの外面部の両側付近の下部にはそれぞれ支持脚
4が突出して形成されている。ここで、両側の支持脚4
のうち一方の支持脚4aは他方の支持脚4bよりも幅が
狭くなっている。
【0013】また、長辺側の他方の側壁部3bの上部に
は平面視で容器本体1の中心点O(図2に示す)を中心
として支持脚4a、4bと点対象の位置にそれぞれ支持
脚4a、4bが嵌入することのできる上方及び内方に開
口したポケット部5(支持脚4a嵌入することができる
ポケット部5aと支持脚4bを嵌入することができるポ
ケット部5b)が各々形成してある。
【0014】同様に、長辺側の他方の側壁部3bの両側
付近の下部にはそれぞれ支持脚4a、4bが形成してあ
り、また、長辺側の一方の側壁部3aの上部には該支持
脚4a、4bが嵌入することのできるポケット部5a、
5bが容器本体1の中心点Oを中心として支持脚4a、
4bと点対象の位置に各々形成してある。また、短辺側
の側壁部3のうち一方の短辺側の側壁部3cの外面部の
両側付近の下部にはそれぞれ支持脚4c、4cが突出し
て形成されている。
【0015】また、短辺側の他方の側壁部3dの上部に
は平面視で容器本体1の中心点Oを中心として支持脚4
c、4cと点対象の位置にそれぞれ支持脚4c、4cが
嵌入することのできるポケット部5c、5cが各々形成
してある。同様に、短辺側の他方の側壁部3dの両側付
近の下部にはそれぞれ支持脚4d、4dが形成してあ
り、また、短辺側の一方の側壁3aの上部には該支持脚
4d、4dが嵌入することのできるポケット部5d、5
dが平面視で容器本体1の中心点Oを中心として点対象
の位置に各々形成してある。
【0016】ここで、支持脚4c、4c間の距離は支持
脚4d、4d間の距離と異なる距離に設定してある。上
記のように隣接するポケット部5と支持脚4の組を容器
本体1の長辺側の両側と短辺側の両側にそれぞれ1組ず
つ合計8組形成してある。すなわち、長辺側の一方の側
壁部3aの一側部にはポケット部5aと支持脚4bとが
隣接して一つの組を構成しており、また、長辺側の一方
の側壁部3aの他側部にはポケット部5bと支持脚4a
とが隣接して一つの組を構成しており、また、長辺側の
他方の側壁部3bの一側部にはポケット部5aと支持脚
4bとが隣接して一つの組を構成しており、また、長辺
側の他方の側壁部3bの他側部にはポケット部5bと支
持脚4aとが隣接して一つの組を構成しており、更に、
短辺側の一方の側壁部3cの両側にはそれぞれポケット
部5dと支持脚4cとが隣接して一つずつの組を構成し
ており、更に、短辺側の他方の側壁部3dの両側にはそ
れぞれポケット部5cと支持脚4dとが隣接して一つず
つの組を構成しており、これにより隣接するポケット部
5と支持脚4との組が合計8組形成されるのである。
【0017】上記のような構成の運搬用容器6は例えば
下段の運搬用容器6の上に上段の運搬用容器6の底部を
スライドさせて図9のように背を高くして積み上げる
(いわゆるスタッキングという)ことができるものであ
り、また、上段の運搬用容器6を平面視で180°回転
した状態で下段の運搬用容器6の上をスライドさせる
と、上段の運搬用容器6の支持脚4a、4b、4a、4
b及び支持脚4c、4c、4d、4dをそれぞれ下段の
運搬用容器6のポケット部5a、5b、5a、5b及び
ポケット部5c、5c、5d、5dに嵌め込んで図10
に示すように背を低くして積み重ね(いわゆるネスティ
ングという)て嵩張らないようにするのである。
【0018】ここで、本発明にあっては、ネスティング
がスムーズにできるように、容器本体1の側壁の傾斜を
大きく取って容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1
の底面部の寸法との差を大きくしてある。そして、上記
のように容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1の底
面部の寸法との差を大きくすると、上段の容器本体1の
支持脚4の下端面部が下段の容器本体1のフランジ部2
の上に載置され、上段の容器本体1の底面部が下段の容
器本体1の上開口内にはめ込まれたいわゆるスタッキン
グ状態では、上段の容器本体1が横方向にがたつくの
で、これを防止するために容器本体1の側壁部の支持脚
4の下面部の突出基部の両側部に一体に連続するがたつ
き防止用突部10を設けてあり、上段の容器本体1の支
持脚4を下段の容器本体1のフランジ部2に乗せると共
に上段の容器本体1の底部を下段の容器本体1の上開口
内にはめ込んだ状態で、上段の容器本体1のがたつき防
止用突部10が下段の容器本体1の上開口内にはめ込ま
れて上段の容器本体1の横方向のがたつきを防止するよ
うになっている。このがたつき防止用突部10は支持脚
4と一体に連続して形成してあることで支持脚4の補強
も行っている。
【0019】ところで、支持脚4はスタッキング状態に
おける圧縮強度を上げるためにできるだけ容器本体1の
コーナ部分に近づけて形成するものであり、このように
支持脚4を容器本体1のコーナ部分に近づけて形成する
ということはネスティング時に該支持脚4がはめ込まれ
るポケット部5も容器本体1のコーナ部分に近づけて形
成されるということである。
【0020】しかして、上記のように支持脚4、ポケッ
ト部5とも容器本体1のコーナ部分にできるだけ近づけ
るように形成するに当たって、本発明において前述の容
器本体1の長辺方向又は短辺方向に沿って隣接する各組
のポケット部5と支持脚4の位置関係が、 C≒(a+b)/2+(d−e)/2 となっていることに特徴がある。
【0021】ここで、Cは隣接するポケット部5と支持
脚4との各幅方向の中心間の寸法、aは当該ポケット部
5の上開口の開口寸法、bは当該支持脚4の幅方向の寸
法、eは2つの容器本体1を同一向きで積み上げた状態
における隣接するポケット部5と支持脚4との組が長辺
側の場合には長辺の最大はめ込み寸法又は短辺側の場合
には短辺側の最大はめ込み寸法、dは隣接するポケット
部5と支持脚4との組が長辺側の場合には容器本体1の
上開口の長辺側の開口寸法又はポケット部5と支持脚4
との組が短辺側の場合には容器本体1の上開口の短辺側
の開口寸法を示している。
【0022】例えば、長辺側の一側部おいて隣接するポ
ケット部5bと支持脚4aの組で考えると、ポケット部
5bの幅方向の中心と支持脚4aの幅方向の中心間の寸
法であるC1 ≒(a1 +b1 )/2+(d1 −e1 )/
2で表される(ここでC1 、a1 、b1 、d1 、e1
それぞれ図1、図3、図6に示している)。また、長辺
側の他側部おいて隣接するポケット部5aと支持脚4b
の組で考えると、ポケット部5aの幅方向の中心と支持
脚4bの幅方向の中心間の寸法であるC2 ≒(a2 +b
2 )/2+(d1 −e1 )/2で表される(ここで
2 、a2 、b2 、d1 、e1 はそれぞれ図1、図3、
図6に示している)。また、一方の短辺側の両側におい
てそれぞれ隣接するポケット部5dと支持脚4cの組で
考えると、ポケット部5dの幅方向の中心と支持脚4c
の幅方向の中心間の寸法であるC3 ≒(a3 +b3 )/
2+(d2 −e2 )/2で表される(ここでC3
3 、b3、d2 、e2 はそれぞれ図1、図5、図7に
示している)。また、他方の短辺側の両側においてそれ
ぞれ隣接するポケット部5cと支持脚4dの組で考える
と、ポケット部5cの幅方向の中心と支持脚4dの幅方
向の中心間の寸法であるC4≒(a4 +b4 )/2+
(d2 −e2 )/2で表される(ここでC4 、b4 、d
2 、e2 はそれぞれ図1、図4、図7に示している)。
【0023】ところで本発明においてはC≒(a+b)
/2+(d−e)/2としてあるので、C=(a+b)
/2+(d−e)/2であるのはもちろん、C=(a+
b)/2+(d−e)/2±αの関係式となるものであ
る。ここで、αは合成樹脂製の容器本体1の製造誤差や
製造後における経年変形等の誤差である。一例を上げる
と、長辺の最大はめ込み寸法dが約500mm程度の長
さの場合で、αは約5mm程度である。
【0024】なお、C<(a+b)/2+(d−e)/
2−αの場合には、すでに述べた従来例と同様、上段の
容器本体1が下段の容器本体1に対して図12のように
ずれると、支持脚4の突出基部の両側に連続して設けた
一対のがたつき防止用突部10のうち片方のがたつき防
止用突部10がポケット部5内に入り込んでしまって、
これにより図12のように上段の容器本体1が下段の容
器本体1に対して回動して不安定な積み上げ状態とな
り、またがたつきも発生してしまうので、好ましくな
い。
【0025】また、C>(a+b)/2+(d−e)/
2+αとすると、図12のように支持脚4の突出基部の
両側に連続して設けた一対のがたつき防止用突部10の
うち片方のがたつき防止用突部10がポケット部5内に
入り込んでしまうという現象はないが、隣接するポケッ
ト部5と支持脚4とが離れすぎ、上記8組のうちの半数
の組の支持脚4が容器本体1のコーナ部分から離れす
ぎ、スタッキング状態における圧縮強度をが低下するの
で好ましくない。
【0026】そして、C≒(a+b)/2+(d−e)
/2、つまり、C=(a+b)/2+(d−e)/2±
αとすることで、支持脚4の突出基部の両側に連続して
設けた一対のがたつき防止用突部10のうち片方のがた
つき防止用突部10がポケット部5内に入り込んでしま
うという現象を防止する条件下で最も隣接するポケット
部5と支持脚4とを近づけることができて、支持脚4を
容器本体1のコーナ部分に近づけることができるのであ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、ネスティング積み、スタッキング積
みが選択してできるようにした容器本体において、容器
本体の側壁部の支持脚の突出基部の両側端部の下方にそ
れぞれ2つの容器本体を同一向きで積み上げて下段の容
器本体のフランジ部上に支持脚の下端部を載置した状態
で下段の容器本体の開口部内にはめ込まれるがたつき防
止用突部を設け、容器本体の長辺方向又は短辺方向に沿
って隣接する各組のポケット部と支持脚の位置関係が、
C≒(a+b)/2+(d−e)/2となっている(こ
こで、Cは隣接するポケット部と支持脚との各幅方向の
中心間の寸法、aは当該ポケット部の上開口の開口寸
法、bは当該支持脚の幅方向の寸法、eは2つの容器本
体を同一向きで重ねた状態における隣接するポケット部
と支持脚との組が長辺側の場合には長辺の最大はめ込み
寸法又は短辺側の場合には短辺側の最大はめ込み寸法、
dは隣接するポケット部と支持脚との組が長辺側の場合
には容器本体の上開口の長辺側の開口寸法又はポケット
部と支持脚との組が短辺側の場合には容器本体の上開口
の短辺側の開口寸法)ので、がたつき防止用突部により
スタッキング積み状態におけるがたつき防止ができるの
みならず、支持脚の突出基部の両側に連続して設けた一
対のがたつき防止用突部のうち片方のがたつき防止用突
部がポケット部内に入り込んでしまうという現象を防止
する条件下で最も隣接するポケット部と支持脚とを近づ
けることができて、支持脚を容器本体のコーナ部分に近
づけることができ、この結果、スタッキング積み状態に
おけるがたつきを確実に防止し且つ安定したスタッキン
グ積みができるようにすると同時に隣接するポケット部
と支持脚との位置関係を最も合理的な位置関係とするこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の右側面図である。
【図5】同上の左側面図である。
【図6】同上の正面断面図である。
【図7】同上の側面断面図である。
【図8】同上のスタッキング状態の正面図である。
【図9】同上のネスティング状態の正面図である。
【図10】本発明のスタッキング状態におけるがたつき
防止用突部とポケット部との位置関係を示す説明図であ
る。
【図11】従来例の斜視図である。
【図12】従来例のスタッキング状態においてがたつき
防止用突部がポケット部に落ち込んだ状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 フランジ部 3 側壁部 4 支持脚 5 ポケット部 6 運搬用容器 10 がたつき防止用突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口した平面視長方形状をした容
    器本体の上開口部の外周部にフランジ部を形成し、長辺
    側の両側壁部の外面部の各両端部付近の下部及び短辺側
    の両側壁部の外面部の各両端部付近の下部にそれぞれ側
    壁部の外面より突出した支持脚を設け、長辺側のフラン
    ジ部にこれと対向する側壁部に点対称に形成された支持
    脚をはめ込むことのできる上方及び内方に開口したポケ
    ット部を形成すると共に、短辺側のフランジ部にこれと
    対向する側壁部に点対称に形成された支持脚をはめ込む
    ことのできる上方及び内方に開口したポケット部を形成
    し、これにより隣接するポケット部と支持脚の組を容器
    本体の長辺側の両側と短辺側の両側にそれぞれ1組ずつ
    合計8組形成し、2つの容器本体を同一向きで積み上げ
    た状態では下段の容器本体のフランジ部上に支持脚の下
    端部が載置されると共に上段の容器本体の底部が下段の
    容器本体の上開口内にはめ込まれ、下段の容器本体に対
    して平面視180°回転して上段の容器本体を重ねた状
    態では下段の容器本体のポケット部に上段の容器本体の
    支持脚が没入されるように構成された運搬用容器であっ
    て、容器本体の側壁部の支持脚の突出基部の両側端部の
    下方にそれぞれ2つの容器本体を同一向きで積み上げて
    下段の容器本体のフランジ部上に支持脚の下端部を載置
    した状態で下段の容器本体の開口部内にはめ込まれるが
    たつき防止用突部を設け、容器本体の長辺方向又は短辺
    方向に沿って隣接する各組のポケット部と支持脚の位置
    関係が、 C≒(a+b)/2+(d−e)/2 ここで、Cは隣接するポケット部と支持脚との各幅方向
    の中心間の寸法、aは当該ポケット部の上開口の開口寸
    法、bは当該支持脚の幅方向の寸法、eは2つの容器本
    体を同一向きで積み上げた状態における隣接するポケッ
    ト部と支持脚との組が長辺側の場合には長辺の最大はめ
    込み寸法又は短辺側の場合には短辺側の最大はめ込み寸
    法、dは隣接するポケット部と支持脚との組が長辺側の
    場合には容器本体の上開口の長辺側の開口寸法又はポケ
    ット部と支持脚との組が短辺側の場合には容器本体の上
    開口の短辺側の開口寸法となっていることを特徴とする
    運搬用容器。
JP12886397A 1997-05-19 1997-05-19 運搬用容器 Pending JPH10316139A (ja)

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