JPH10211934A - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JPH10211934A
JPH10211934A JP2727197A JP2727197A JPH10211934A JP H10211934 A JPH10211934 A JP H10211934A JP 2727197 A JP2727197 A JP 2727197A JP 2727197 A JP2727197 A JP 2727197A JP H10211934 A JPH10211934 A JP H10211934A
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container
pocket
narrow
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Chiharu Asai
千晴 浅井
Toshihiro Kasahara
俊弘 笠原
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】スライドスタッキングする上方の運搬用容
器B1の幅広支脚c1が乗り越える、下方の運搬用容器
B2の幅狭ポケットp1に隣接したフランジ4には、上
記幅広支脚の上記幅狭ポケットの乗り越えを容易にする
ために、上記幅狭ポケットに連続するとともに、上記フ
ランジより一段下がった段部4bを形成した運搬用容器
に関するものである。 【効果】上方の運搬用容器の幅広支柱が、下方の運搬用
容器の幅狭ポケットを、スムースに乗り越えることがで
き、従って、スムースなスライドスタッキングが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対する長辺側壁
と相対する短辺側壁と底部とからなる平面形状が略矩形
状の運搬用容器(以下、単に、「容器」ともいう。)
を、上下に積み重ねた際に、上方の容器の略下半分が、
下方の容器に嵌合される状態(以下、このような状態
を、「ネスティング状態」或いは、単に、「ネスティン
グ」という。)と、上方の容器の下部が、下方の容器の
開口部に沿って形成されたフランジに載置される状態
(以下、このような状態を、「スタッキング状態」或い
は、単に、「スタッキング」という。)とに選択可能な
運搬用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の側壁の略上半分を、所定の
幅に亘って外側に膨出させて、ポケットを形成するとと
もに、容器の側壁の少なくとも下半分に、側壁の外面か
ら突出した支脚を形成し、ネスティングの際には、上方
の容器の支脚が、下方の容器のポケットに挿入され、ま
た、スタッキングの際には、上方の容器の支脚が、下方
の容器のフランジに載置されるようにした運搬用容器が
知られている。そして、このような容器をスタッキング
する際には、上方の容器の一方の短辺側壁の上部を持ち
上げて傾斜させるとともに、上方の容器の長辺側壁に形
成された、スライド方向前方に位置する支脚を、下方の
容器の長辺側の開口部に形成されたフランジ上をスライ
ドさせながら、上方の容器を、下方の容器にスタッキン
グさせるという、所謂、スライドスタッキングが行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したスライドスタ
ッキングの際には、上方の容器の持ち上げられた短辺側
壁と相対する、もう一方の短辺側壁に形成された支脚の
下端角部が、スタッキングの直前において、下方の容器
の短辺側壁の内壁上端に当接するために、スムースなス
ライドスタッキングを行うことができないという問題が
ある。
【0004】また、スライドスタッキングの際には、下
方の容器の長辺側に形成されたフランジ上をスライドす
る、上方の容器の長辺側壁に形成された支脚が、上記下
方の容器の長辺側のフランジに形成されているポケット
を乗り越える場合がある。この場合に、上方の容器の長
辺側壁に形成された、スライド方向前方に位置する支脚
の下端角部が、上記下方の容器のポケットの乗り越え終
了直前において、該ポケットの内壁上端に当接するため
に、スムースなスライドスタッキングを行うことができ
ないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の運搬用容
器が有する課題を解決するとともに、その取扱性の向上
した運搬用容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、相対する長辺側壁に幅広
ポケットと幅狭支脚のペア及び幅狭ポケットと幅広支脚
のペアが形成されており、且つ、下方の運搬用容器の前
記ポケットに、上方の運搬用容器の前記支脚を挿入する
ことにより、上方の運搬用容器を下方の運搬用容器にネ
スティングするとともに、上方の運搬用容器の前記支脚
を、下方の運搬用容器のフランジに載置することにより
スタッキングすることが可能な運搬用容器において、ス
ライドスタッキングする上方の運搬用容器の幅広支脚が
乗り越える、下方の運搬用容器の幅狭ポケットに隣接し
たフランジには、上記幅広支脚の上記幅狭ポケットの乗
り越えを容易にするために、上記幅狭ポケットに連続す
るとともに、上記フランジより一段下がった段部を形成
したものであり、第2には、相対する長辺側壁には、幅
広ポケットと幅狭支脚のペア及び幅狭ポケットと幅広支
脚のペアが形成され、また、相対する短辺側壁には、支
脚とポケットのペアが形成されており、且つ、下方の運
搬用容器の前記ポケットに、上方の運搬用容器の前記支
脚を挿入することにより、上方の運搬用容器を下方の運
搬用容器にネスティングするとともに、上方の運搬用容
器の前記支脚を、下方の運搬用容器のフランジに載置す
ることによりスタッキングすることが可能な運搬用容器
において、スライドスタッキングする上方の運搬用容器
の幅広支脚が乗り越える、下方の運搬用容器の幅狭ポケ
ットに隣接したフランジには、該幅狭ポケットに連続す
るとともに、上記フランジより一段下がった、山部が突
設された段部を形成し、且つ、上記相対する短辺側壁側
のフランジと該短辺側壁の内壁とにより形成される角部
には、スライドスタッキングの際に、短辺側壁に形成さ
れた上記支脚の下端部が挿入される、フランジより一段
下がった段部を形成したものであり、第3には、幅広支
脚の下面に、幅狭ポケットに隣接したフランジに形成さ
れた段部に突設された山部に嵌合する嵌合凹部を形成し
たものであり、第4には、相対する長辺側壁に形成され
た幅狭支脚の上方に位置するフランジに、幅広ポケット
の開口部に連続するとともに、上記フランジより一段下
がった段部を形成したものであり、第5には、幅狭支脚
の下面に、幅広ポケットの開口部に連続して形成された
段部に嵌合する嵌合突部を形成したものであり、第6に
は、幅広支脚の下面に、幅狭ポケットに隣接したフラン
ジに形成された段部に突設された山部に嵌合する嵌合凹
部を形成したものであり、第4には、相対する長辺側壁
には、幅広ポケットと幅狭支脚のペア及び幅狭ポケット
と幅広支脚のペアが形成され、また、相対する短辺側壁
には、支脚とポケットのペアが形成されており、且つ、
下方の運搬用容器の前記ポケットに、上方の運搬用容器
の前記支脚を挿入することにより、上方の運搬用容器を
下方の運搬用容器にネスティングするとともに、上方の
運搬用容器の前記支脚を、下方の運搬用容器のフランジ
に載置することによりスタッキングすることが可能な運
搬用容器において、スライドスタッキングする上方の運
搬用容器の幅広支脚が乗り越える、下方の運搬用容器の
幅狭ポケットに隣接した幅広支脚の上方に位置するフラ
ンジの上面に、突起を形成するとともに、下方の運搬用
容器の幅広ポケットに隣接した幅狭支脚の上方に位置す
るフランジの上面にも、突起を形成したものであり、第
7には、幅広支脚の下面に、幅広支脚の上方に位置する
フランジの上面に形成された突起に嵌合する嵌合凹部を
形成したものであり、第8には、幅狭ポケットに隣接し
た容器中央寄りのフランジに、突起を突設したものであ
る。
【0007】
【実施例】先ず最初に、本発明の運搬用容器の斜視図で
ある図1を用いて、本発明の運搬用容器の全体構成につ
いて説明する。
【0008】容器Bは、相対する長辺側壁1a、1b、
相対する短辺側壁2a、2b及び底部3とを有してお
り、また、長辺側壁1a、1b及び短辺側壁2a、2b
の上端には、該上端から水平方向に外側に延在するフラ
ンジ4が、容器Bの開口部を囲むように形成されてい
る。また、長辺側壁1a、1b及び短辺側壁2a、2b
は、容器Bの開口部に向かって、外側に傾斜して形成さ
れている。
【0009】相対する長辺側壁1a、1bの一方の相対
する端部付近の外面には、長辺側壁1a、1bの少なく
とも下半分に亘って幅広支脚c1が形成されており、そ
して、該幅広支脚c1の容器中央寄りには、長辺側壁1
a、1bを、所定の幅に亘って、外側に膨出させること
により形成された、容器Bの略半分の深さを有する幅狭
ポケットp1が形成されている。また、容器Bの相対す
る長辺側壁1a、1bのもう一方の相対する端部付近に
は、長辺側壁1a、1bを、所定の幅に亘って、外側に
膨出させることにより形成された、容器Bの略半分の深
さを有する幅広ポケットp2が形成されており、該幅広
ポケットp2の容器中央寄りの長辺側壁1a、1bの外
面には、長辺側壁1a、1bの少なくとも下半分に亘っ
て幅狭支脚c2が形成されている。なお、幅広支脚c1
と幅狭支脚c2の具体的な構造については後述する。
【0010】容器Bの相対する短辺側壁2a、2bの一
方の短辺側壁2aの両端部付近の外面には、短辺側壁2
aの少なくとも下半分に亘って、所定の幅の支脚c3が
形成されており、そして、該支脚c3の容器中央寄りに
は、短辺側壁2aを、所定の幅に亘って、外側に膨出さ
せることにより形成された、容器Bの略半分の深さを有
する一対のポケットp3が形成されている。また、もう
一方の短辺側壁2bの両端部付近には、上記支脚c3と
相対するように、上記ポケットp3と同様のポケットp
4が形成されており、そして、該もう一方の短辺側壁2
bの両端部付近に形成されたポケットp4の容器中央寄
りには、上記のポケットp3と相対するように、上記支
脚c3と同様の支脚c4が形成されている。
【0011】なお、上述した長辺側壁1a、1bに形成
された幅広支脚c1、幅狭支脚c2及び短辺側壁2a、
2bに形成された支脚c3、c4の長辺側壁1a、1b
側及び短辺側壁2a、2b側の下面には、スタッキング
した際に、下方の容器Bの開口部に嵌合可能なスタック
リブs1、s2、s3、s4が、それぞれ、形成されて
いる。このようなスタックリブs1、s2、s3、s4
を形成することにより、スタッキングした際に、下方の
容器Bの開口部に、その底部3が嵌合される上方の容器
Bの水平方向の移動が制限され、多数の容器Bを、多段
に、安定してスタッキングすることができる。5は、容
器Bを囲むように、フランジ4の下方に形成された水平
リブであり、6は、フランジ4と水平リブ5の間の適当
な位置に形成された垂直リブである。このような水平リ
ブ5や垂直リブ6は、適宜、省略することもできる。
【0012】上述した、相対する長辺側壁1a、1bの
一方の相対する端部付近の外面に形成された幅狭支脚c
2の上方に位置するフランジ4には、フランジ4の外周
縁4’を残して、幅広ポケットp2の開口部に連続する
とともに、フランジ4より一段下がった段部4aが形成
されている。また、相対する長辺側壁1a、1bのもう
一方の相対する端部付近の外面に形成された幅広支脚c
1の上方に位置するフランジ4には、フランジ4の外周
縁4’を残して、幅狭ポケットp1の開口部に連続する
とともに、フランジ4より一段下がった段部4bが形成
されており、該段部4bの底面の略中央部には、その頂
部が、フランジ4の上面と面一な山部4b’が形成され
ている。
【0013】上述した、相対する短辺側壁2a、2bの
一方の短辺側壁2aの両端部付近の外面に形成された支
脚c3の上方に位置するフランジ4と短辺側壁2aの内
壁2a’とにより形成される角部には、フランジ4の外
周縁4’を残して、短辺側壁2aに形成されたポケット
p3に連続するとともに、フランジ4より一段下がった
段部4cが形成されている。また、相対する短辺側壁2
a、2bのもう一方の短辺側壁2bの両端部付近の外面
に形成された支脚c4の上方に位置するフランジ4と短
辺側壁2bの内壁2b’とにより形成される角部にも、
フランジ4の外周縁4’を残して、短辺側壁2bに形成
されたポケットp4に連続するとともに、フランジ4よ
り一段下がった、上記段部4cと同様の段部4dが形成
されている。この段部4c、4dの短辺側壁2a、2b
の幅方向に沿った長さは、短辺側壁2a、2bの外面に
形成された支脚c3、c4の幅より、若干、長く形成さ
れている。
【0014】上述した、相対する長辺側壁1a、1bの
一方の相対する端部付近の外面に形成された幅狭支脚c
2のポケットp2寄りの下面の略半分には、スタッキン
グの際に、下方の容器Bの幅広ポケットp2の開口部に
連続して形成された段部4aに嵌合する嵌合突部c2’
が形成されている。また、相対する長辺側壁1a、1b
のもう一方の相対する端部付近の外面に形成された幅広
支脚c1の下面には、スタッキングの際に、下方の容器
Bの幅狭ポケットp1の開口部に連続して形成された段
部4bに設けられた山部4b’が嵌合する嵌合凹部c
1’が形成されている。
【0015】図2には、一番下方の容器B3と真ん中の
容器B2が、スタッキングが完了したスタッキング状態
にあり、一番上方の容器B1が、直ぐ下に位置する真ん
中の容器B2のフランジ4に沿ってスライドスタッキン
グしている状態が示されている。なお、真ん中の容器B
2は、短辺側壁2a、2bに形成されたポケットp3、
p4に沿った垂直断面として示されている。
【0016】相対する長辺側壁1a、1bの一方の長辺
側壁1bから見て、一番下方の容器B3と真ん中の容器
B2の幅広支脚c1と幅狭ポケットp1のペアが、共
に、図2に示されているように、右側に位置し、また、
一番下方の容器B3と真ん中の容器B2の幅広ポケット
p2と幅狭支脚c2のペアが、共に、図2に示されてい
るように、左側に位置する場合には、即ち、上方の容器
B2と下方の容器B3とが、同方向に積み重ねられた場
合には、上方の容器B2の長辺側壁1a、1bに形成さ
れた幅広支脚c1と幅狭支脚c2及び上方の容器B2の
短辺側壁2a、2bに形成された支脚c3、c4が、下
方の容器B3のフランジ4に載置されたスタッキング状
態となる(このようなスタッキングを、一般に、同方向
スタッキングと称する。)。また、上方の容器B2と下
方の容器B3とが、同方向に積み重ねられた状態から、
一方の容器Bを、180°回転させると、上方の容器B
2の長辺側壁1a、1bに形成された幅広支脚c1が、
下方の容器B3の長辺側壁1a、1bに形成された幅広
ポケットp2に挿入され、また、上方の容器B2の長辺
側壁1a、1bに形成された幅狭支脚c2が、下方の容
器B3の長辺側壁1a、1bに形成された幅狭ポケット
p1に挿入され、更に、上方の容器B2の一方の短辺側
壁2aに形成された支脚c3が、下方の容器B3のもう
一方の短辺側壁2bに形成されたポケットp4に挿入さ
れ、更にまた、上方の容器B2のもう一方の短辺側壁2
bに形成された支脚c4が、下方の容器B3の一方の短
辺側壁2aに形成されたポケットp3に挿入されたネス
ティング状態となる(このようなネスティングを、一般
に、異方向ネスティングと称する。)。
【0017】スライドスタッキングにより、上述したス
タッキング状態に容器Bを積み重ねる手段としては、図
2に示されているように、上方の容器B1の長辺側壁1
a、1bに形成された幅広ポケットp2側に位置する短
辺側壁2aを、上方に持ち上げるとともに、上方の容器
B1のスライド方向前方に位置する長辺側壁1a、1b
に形成された幅広支脚c1を、下方の容器B2のフラン
ジ4に載置して、上方の容器B1を、下方の容器B2に
対して、図2において、右方向に移動させることによ
り、スライドスタッキングする場合と、逆に、上方の容
器B1の長辺側壁1a、1bに形成された幅広支脚c1
側に位置する短辺側壁2bを、上方に持ち上げるととも
に、上方の容器B1のスライド方向前方に位置する長辺
側壁1a、1bに形成された幅狭支脚c2を、下方の容
器B2のフランジ4に載置して、上方の容器B1を、下
方の容器B2に対して、図2において、左方向に移動さ
せることにより、スライドスタッキングする場合とがあ
る。
【0018】上述した、上方の容器B1の長辺側壁1
a、1bに形成された幅広ポケットp2側に位置する短
辺側壁2aを、上方に持ち上げるとともに、上方の容器
B1の長辺側壁1a、1bに形成された幅広支脚c1
を、下方の容器B2のフランジ4に載置して、上方の容
器B1を、下方の容器B2に対して、右方向に移動させ
るスライドスタッキングの場合には、上方の容器B1の
長辺側壁1a、1bに形成された幅広支脚c1は、下方
の容器B2の長辺側壁1a、1bに形成された幅狭ポケ
ットp1を乗り越えるとともに、従来の容器において
は、スライド方向前方に位置する短辺側壁2bに形成さ
れた支脚c4の下端角部c4’が、スタッキング直前に
おいて、下方の容器B2の短辺側壁2bの内壁2b’の
上端部に当接することになる。
【0019】上述した、上方の容器B1の長辺側壁1
a、1bに形成された幅広支脚c1が、下方の容器B2
の長辺側壁1a、1bに形成された幅狭ポケットp1を
乗り越える際には、下方の容器B2には、長辺側壁1
a、1bに形成された幅狭ポケットp1に連続して、フ
ランジ4より低い段部4bが形成されているので、図3
に示されているように、上方の容器B1の長辺側壁1
a、1bに形成された幅広支脚c1のスライド方向に位
置する下端角部c1”が、下方の容器B2の幅狭ポケッ
トp1のスライド方向の内壁p1’の上端部に当接する
ことがないので、スムースに、下方の容器B2の幅狭ポ
ケットp1を乗り越えることができる。次いで、上方の
容器B1の長辺側壁1a、1bに形成された幅広支脚c
1は、図4に示されているように、下方の容器Bの段部
4bに形成された山部4b’に載置されて上方に持ち上
げられるとともに、下方の容器Bの短辺側壁2bに形成
された支脚c4の上方に位置するフランジ4には、段部
4dが形成されているので、上方の容器B1のスライド
方向前方に位置する短辺側壁2bに形成された支脚c4
のスライド方向に位置する下端角部c4’は、図5に示
されているように、短辺側壁2bの内壁2b’の上端部
に当接することなく、従って、上方の容器B1は、スム
ースに、下方の容器Bにスタッキングされることにな
る。また、スタッキングが終了した時点では、図6に示
されているように、上方の容器B1の長辺側壁1a、1
bに形成された幅広支脚c1の下面に形成された嵌合凹
部c1’が、下方の容器B2の段部4bに形成された山
部4b’に嵌合するので、安定したスタッキングが実現
できる。
【0020】なお、上述した実施例においては、幅狭ポ
ケットp1の開口部に連続するとともに、フランジ4よ
り一段下がった段部4bを形成し、該段部4bの底面の
略中央部に山部4b’を形成した例を示したが、図5の
点線で示されているように、幅狭ポケットp1のスライ
ド方向の内壁p1’から山部4b’の頂部に向かって傾
斜した傾斜面4b”を形成し、上方の容器B1の長辺側
壁1a、1bに形成された幅広支脚c1のスライド方向
に位置する下端角部c1”が、上記の傾斜面4b”に当
接した後、該傾斜面4b”に沿って、スライド方向前方
にスムースに移行するように構成することもできる。
【0021】また、図7に示されているように、逆に、
上方の容器B1の長辺側壁1a、1bに形成された幅広
支脚c1側に位置する短辺側壁2bを、上方に持ち上げ
るとともに、上方の容器B1のスライド方向前方に位置
する長辺側壁1a、1bに形成された幅狭支脚c2を、
下方の容器B2のフランジ4に載置して、上方の容器B
1を、下方の容器B2に対して、図2において、左方向
に移動させる場合には、上方の容器B1のスライド方向
前方に位置する長辺側壁1a、1bに形成された幅狭支
脚c2は、下方の容器B2の長辺側壁1a、1bに形成
された幅広ポケットp2を乗り越えることはないが、図
8に示されているように、該幅広ポケットp2の開口部
に連続した段部4aに落ち込むことになる。この際に、
スタッキング直前の上方の容器B1のスライド方向前方
の短辺側壁2aに形成された支脚c3の下端角部c3’
は、下方の容器B2の短辺側壁2aのポケットp3に連
続した段部4cにより、下方の容器B2の短辺側壁2a
の内壁2a’の上端部への当接が回避されて、該下方の
容器B2の短辺側壁2aの内壁2a’に当接することが
ないので、上方の容器B1は、スムースに、下方の容器
Bにスタッキングされることになる。また、スタッキン
グが終了した時点では、上方の容器B1の長辺側壁1
a、1bに形成された幅狭支脚c2の下面に形成された
嵌合突部c2’が、下方の容器B2の幅広ポケットp2
の開口部に連続して形成された段部4aと嵌合するの
で、安定したスタッキングが実現できる。
【0022】次に、図9〜図12を用いて、本発明の別
の実施例について説明する。
【0023】この実施例においては、上述した実施例の
幅狭ポケットp1の開口部に連続して形成された段部4
bを設けることなく、幅狭ポケットp1の容器中央寄り
と反対側で、幅広支脚c1の上方に位置するフランジ4
の上面に、円弧状突起4eを設けるとともに、同様に、
幅広ポケットp2の開口部に連続して形成された段部4
aを設けることなく、幅広ポケットp2の容器中央寄り
で、幅狭支脚c2の上方に位置するフランジ4の上面
に、円弧状突起4fを設けたものである。また、短辺側
壁2a、2bに形成された段部4c、4dは形成されて
いない。なお、幅広支脚c1及び幅狭支脚c2の下面に
は、上述した実施例と同様に、嵌合凹部c1’及び嵌合
突部c2’が形成されている。
【0024】このように、幅狭ポケットp1の容器中央
寄りと反対側で、幅広支脚c1の上方に位置するフラン
ジ4の上面に、円弧状突起4eが突設され、また、幅広
ポケットp2の容器中央寄りで、幅狭支脚c2の上方に
位置するフランジ4の上面に、円弧状突起4fが突設さ
れているので、図10に示されているように、右方向に
スライドスタッキングする際には、上方の容器B1の幅
広支脚c1の下面が、下方の容器B2の幅狭ポケットp
1のフランジ4に突設された上記の円弧状突起4eに乗
り上げて、上昇するので、スタッキング完了直前におい
て、図11に示されているように、下方の容器B2の短
辺側壁2bに段部4dを形成しなくても、上方の容器B
1のスライド方向前方に位置する短辺側壁2bに形成さ
れた支脚c4の下端角部c4’が、下方の容器B2の短
辺側壁2bの内壁2b’の上端部に当接するようなこと
がない。なお、図11に示されているように、下方の容
器B2の短辺側壁2aに段部4dを形成する代わりに、
容器Bの内側に向かって下方に傾斜する傾斜面4gを形
成することにより、上方の容器B1のスライド方向前方
に位置する短辺側壁2bに形成された支脚c4の下端角
部c4’が、下方の容器B2の短辺側壁2bの内壁2
b’の上端部に当接した場合にも、上記支脚c4の下端
角部c4’が、下方の容器B2の傾斜面4gに沿って移
動し、従って、容易に、下方の容器B2のフランジ4に
乗り上げることができるように構成することもできる。
なお、スタッキングが終了した時点では、図12に示さ
れているように、上方の容器B1の幅広支脚c1の下面
に形成された嵌合凹部c1’と、下方の容器B2のフラ
ンジ4に突設された円弧状突起4eとが嵌合するので、
安定したスタッキングが実現できる。
【0025】同様に、左方向にスライドスタッキングす
る際にも、上方の容器B1の幅狭支脚c2の下面が、下
方の容器B2の幅広ポケットp2に隣接したフランジ4
に突設された上記の円弧状突起4fに乗り上げて、上昇
するので、スタッキング完了直前において、上方の容器
B1のスライド方向前方に位置する短辺側壁2aに形成
された支脚c3の下端角部c3’が、下方の容器B2の
短辺側壁2aの内壁2a’の上端部に当接するようなこ
とがない。なお、図9に示されているように、下方の容
器B2の短辺側壁2aに段部4cを形成する代わりに、
容器Bの内側に向かって下方に傾斜する、上述した傾斜
面4gと同様の傾斜面4hを形成することにより、上方
の容器B1のスライド方向前方に位置する短辺側壁2a
に形成された支脚c3の下端角部c3’が、下方の容器
B2の短辺側壁2aの内壁2a’の上端部に当接した場
合にも、上記支脚c3の下端角部c3’が、下方の容器
B2の傾斜面4hに沿って移動し、従って、容易に、下
方の容器B2のフランジ4に乗り上げることができるよ
うに構成することもできる。なお、スタッキングが終了
した時点では、上方の容器B1の幅狭支脚c2の下面に
形成された嵌合突部c2’の、図9において右側に位置
する凹部c2”と、下方の容器B2のフランジ4に突設
された円弧状突起4fの、図9において左側の斜面4
f’とが嵌合するように構成されているので、安定した
スタッキングが実現できる。
【0026】なお、上述した実施例においては、フラン
ジ4に突設された突起4e、4fを円弧状突起として説
明したが、下方の容器B2の短辺側壁、2a、2bの内
壁2a’2b’の上端部に当接しないように、スライド
スタッキングの際に、上方の容器B1の幅広支脚c1、
幅狭支脚c1が乗り上げて、上昇するものであれば、長
辺側壁1a、1bから見た形状が円弧状に限定されるも
のではなく、台形状や三角形状や山形等の種々の形状の
突起とすることができる。
【0027】図13及び図14に示されている実施例
は、長辺側壁1a、1bに形成された幅狭ポケットp1
に隣接した容器中央寄りのフランジ4に、突起4iを突
設したものである。このような突起4iを形成したの
で、スライドスタッキングしている上方の容器B1の長
辺側壁1a、1bに形成された幅広支脚c1が、下方の
容器B2の長辺側壁1a、1bに形成された幅狭ポケッ
トp1を乗り越える際には、図14に示されているよう
に、上方の容器B1の長辺側壁1a、1bに形成された
幅広支脚c1が、下方の容器B2の長辺側壁1a、1b
に形成された幅狭ポケットp1に達した時点で、下方の
容器B2のフランジ4に突設された突起4iに乗り上げ
て上昇するので、上方の容器B1の長辺側壁1a、1b
に形成された幅広支脚c1のスライド方向に位置する下
端角部c1”が、下方の容器B2の幅狭ポケットp1の
スライド方向の内壁p1’の上端部に当接することが、
より確実に回避できるので、よりスムースに、下方の容
器B2の幅狭ポケットp1を乗り越えることができる。
このような突起4iは、上述した図1或いは図9に示さ
れている容器Bにも適用できる。
【0028】図15及び図16に示されている実施例
は、長辺側壁1a、1bに形成された幅広支脚c1の嵌
合凹部c1’を挟んで位置する幅広支脚c1の2つの底
面c1a、c1bのうち、隣接する幅狭ポケットp1に
対して遠い方に位置する底面c1b、換言すれば、短辺
側壁2b側の底面c1bを、隣接する幅狭ポケットp1
に対して近い方に位置する底面c1aに比べて、所定の
高さ(h)だけ、切欠いて高くしたものである。このよ
うに構成することにより、スライドスタッキングしてい
る上方の容器B1の長辺側壁1a、1bに形成された幅
広支脚c1が、下方の容器B2の長辺側壁1a、1bに
形成された幅狭ポケットp1を乗り越える際に、図16
に示されているように、スライド方向前方に位置する、
所定の高さ(h)だけ、切欠かれた幅広支脚c1の底面
c1bが、下方の容器B2の幅狭ポケットp1のスライ
ド方向の内壁p1’の上端部に当接することが、より確
実に回避できるので、よりスムースに、下方の容器B2
の幅狭ポケットp1を乗り越えることができる。このよ
うな構成は、上述した図1或いは図9に示されている容
器Bにも適用できる。
【0029】上述した実施例の説明において使用した用
語「幅広」や「幅狭」は、相対的なものであり、幅広と
称する支脚やポケットの幅に比べて、狭い幅を有する支
脚やポケットを、幅狭と称した。
【0030】上述した実施例においては、容器Bの相対
する短辺側壁2a、2bに、支脚c3、c4及びポケッ
トp3、p4を形成した例を示したが、このような支脚
c3、c4及びポケットp3、p4を省略することもで
きる。このように、容器Bの相対する短辺側壁2a、2
bに、支脚c3、c4及びポケットp3、p4が形成さ
れていない場合には、スライドスタッキングの際に、ス
ライド方向前方の短辺側壁2bには、支脚c4が形成さ
れていないので、相対する短辺側壁2a、2bのフラン
ジ4に形成された、フランジ4より一段下がった段部4
c、4dを形成する必要がないとともに、幅狭ポケット
p1の開口部に連続して形成された段部4bの底面に
は、山部4b’を形成する必要がない。なお、上述した
ように、スタッキングされた容器Bの水平方向の移動を
制限し安定したスタッキングを実現するためには、上方
の容器B1の幅広支脚c1の嵌合凹部c1’が嵌合する
ように、下方の容器B2の段部4bの底面には、山部4
b’を形成する。
【0031】なお、上述した実施例には、幅狭ポケット
p1と幅広支脚c1のペア及び幅狭支脚c2と幅広ポケ
ットp2のペアが、長辺側壁1a、1bに沿った容器B
の中心線に対して対称に配置された例が示されている
が、同方向スタッキング及び異方向ネスティング可能で
あれば、このような配置に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0033】スライドスタッキングする上方の運搬用容
器の幅広支脚が乗り越える、下方の運搬用容器の幅狭ポ
ケットに隣接したフランジには、該幅狭ポケットに連続
するとともに、上記フランジより一段下がった段部を形
成したので、上方の運搬用容器の幅広支脚が、下方の運
搬用容器の幅狭ポケットを、スムースに乗り越えること
ができ、従って、スムースなスライドスタッキングが可
能となる。
【0034】スライドスタッキングする上方の運搬用容
器の幅広支脚が乗り越える、下方の運搬用容器の幅狭ポ
ケットに隣接したフランジには、該幅狭ポケットに連続
するとともに、上記フランジより一段下がった、山部が
突設された段部を形成し、且つ、上記相対する短辺側壁
側のフランジと該短辺側壁の内壁とにより形成される角
部には、スライドスタッキングの際に、短辺側壁に形成
された上記支脚の下端部が挿入される、フランジより一
段下がった段部を形成したので、上方の運搬用容器の幅
広支脚が、下方の運搬用容器の幅狭ポケットを、スムー
スに乗り越えることができるとともに、スライド方向前
方に位置する短辺側壁に形成された支脚が、短辺側壁の
内壁に当接することなく、従って、スムースなスライド
スタッキングが実現できる。
【0035】幅広支脚の下面に、運搬用容器の幅狭ポケ
ットに隣接したフランジに形成された段部に突設された
山部に嵌合する嵌合凹部を形成したので、多数の運搬用
容器を、安定してスタッキングすることができる。
【0036】スライドスタッキングする上方の運搬用容
器の幅広支脚が乗り越える、下方の運搬用容器の幅狭ポ
ケットに隣接した幅広支脚の上方に位置するフランジの
上面に、円弧状突起を形成するとともに、下方の運搬用
容器の幅広ポケットに隣接した幅狭支脚の上方に位置す
るフランジの上面にも、円弧状突起を形成したので、ス
ライド方向前方に位置する短辺側壁に形成された支脚
が、短辺側壁の内壁に当接することなく、従って、スム
ースなスライドスタッキングが実現できる。
【0037】幅広支脚の下面に、幅広支脚の上方に位置
するフランジの上面に形成された円弧状突起に嵌合する
嵌合凹部を形成したので、多数の運搬用容器を、安定し
てスタッキングすることができる。
【0038】幅狭ポケットに隣接した容器中央寄りのフ
ランジに、突起を突設したので、上方の運搬用容器の幅
広支脚が、下方の運搬用容器の幅狭ポケットを、スムー
スに乗り越えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の運搬用容器の斜視図である。
【図2】図2は本発明の運搬用容器のスタッキング状態
及びスライドスタッキング状態を示す正面図である。
【図3】図3は本発明の運搬用容器のスライドスタッキ
ング状態を示す部分正面図である。
【図4】図4は図3と同様の本発明の運搬用容器のスラ
イドスタッキング状態を示す部分正面図である。
【図5】図5は図3と同様の本発明の運搬用容器のスラ
イドスタッキング状態を示す部分正面図である。
【図6】図6は本発明の運搬用容器のスタッキング状態
を示す部分正面図である。
【図7】図7は図3と同様の本発明の運搬用容器のスラ
イドスタッキング状態を示す部分正面図である。
【図8】図8は本発明の運搬用容器のスタッキング状態
を示す部分正面図である。
【図9】図9は本発明の運搬用容器の他の実施例を示す
斜視図である。
【図10】図10は図9に示されている運搬用容器のス
ライドスタッキング状態を示す部分正面図である。
【図11】図11は図9に示されている運搬用容器のス
ライドスタッキング状態を示す部分正面図である。
【図12】図12は図9に示されている運搬用容器のス
タッキング状態を示す部分正面図である。
【図13】図13は本発明の運搬用容器の更に他の実施
例を示す部分斜視図である。
【図14】図14は図13に示されている運搬用容器の
スライドスタッキング状態を示す部分正面図である。
【図15】図15は本発明の運搬用容器の更にまた他の
実施例を示す部分斜視図である。
【図16】図16は図15に示されている運搬用容器の
スライドスタッキング状態を示す部分正面図である。
【符号の説明】
B・・・・・・・・運搬用容器 c1・・・・・・・幅広支脚 c2・・・・・・・幅狭支脚 p1・・・・・・・幅狭ポケット p2・・・・・・・幅広ポケット 1a、1b・・・・長辺側壁 2a、2b・・・・短辺側壁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対する長辺側壁に幅広ポケットと幅狭支
    脚のペア及び幅狭ポケットと幅広支脚のペアが形成され
    ており、且つ、下方の運搬用容器の前記ポケットに、上
    方の運搬用容器の前記支脚を挿入することにより、上方
    の運搬用容器を下方の運搬用容器にネスティングすると
    ともに、上方の運搬用容器の前記支脚を、下方の運搬用
    容器のフランジに載置することによりスタッキングする
    ことが可能な運搬用容器において、スライドスタッキン
    グする上方の運搬用容器の幅広支脚が乗り越える、下方
    の運搬用容器の幅狭ポケットに隣接したフランジには、
    上記幅広支脚の上記幅狭ポケットの乗り越えを容易にす
    るために、上記幅狭ポケットに連続するとともに、上記
    フランジより一段下がった段部を形成したことを特徴と
    する運搬用容器。
  2. 【請求項2】相対する長辺側壁には、幅広ポケットと幅
    狭支脚のペア及び幅狭ポケットと幅広支脚のペアが形成
    され、また、相対する短辺側壁には、支脚とポケットの
    ペアが形成されており、且つ、下方の運搬用容器の前記
    ポケットに、上方の運搬用容器の前記支脚を挿入するこ
    とにより、上方の運搬用容器を下方の運搬用容器にネス
    ティングするとともに、上方の運搬用容器の前記支脚
    を、下方の運搬用容器のフランジに載置することにより
    スタッキングすることが可能な運搬用容器において、ス
    ライドスタッキングする上方の運搬用容器の幅広支脚が
    乗り越える、下方の運搬用容器の幅狭ポケットに隣接し
    たフランジには、該幅狭ポケットに連続するとともに、
    上記フランジより一段下がった、山部が突設された段部
    を形成し、且つ、上記相対する短辺側壁側のフランジと
    該短辺側壁の内壁とにより形成される角部には、スライ
    ドスタッキングの際に、短辺側壁に形成された上記支脚
    の下端部が挿入される、フランジより一段下がった段部
    を形成したことを特徴とする運搬用容器。
  3. 【請求項3】幅広支脚の下面に、幅狭ポケットに隣接し
    たフランジに形成された段部に突設された山部に嵌合す
    る嵌合凹部を形成したことを特徴とする請求項2に記載
    の運搬用容器。
  4. 【請求項4】幅狭支脚の上方に位置するフランジに、幅
    広ポケットの開口部に連続するとともに、上記フランジ
    より一段下がった段部を形成したことを特徴とする請求
    項2に記載の運搬用容器。
  5. 【請求項5】幅狭支脚の下面に、幅広ポケットの開口部
    に連続して形成された段部に嵌合する嵌合突部を形成し
    たことを特徴とする請求項4に記載の運搬用容器。
  6. 【請求項6】相対する長辺側壁には、幅広ポケットと幅
    狭支脚のペア及び幅狭ポケットと幅広支脚のペアが形成
    され、また、相対する短辺側壁には、支脚とポケットの
    ペアが形成されており、且つ、下方の運搬用容器の前記
    ポケットに、上方の運搬用容器の前記支脚を挿入するこ
    とにより、上方の運搬用容器を下方の運搬用容器にネス
    ティングするとともに、上方の運搬用容器の前記支脚
    を、下方の運搬用容器のフランジに載置することにより
    スタッキングすることが可能な運搬用容器において、ス
    ライドスタッキングする上方の運搬用容器の幅広支脚が
    乗り越える、下方の運搬用容器の幅狭ポケットに隣接し
    た幅広支脚の上方に位置するフランジの上面に、突起を
    形成するとともに、下方の運搬用容器の幅広ポケットに
    隣接した幅狭支脚の上方に位置するフランジの上面に
    も、突起を形成したことを特徴とする運搬用容器。
  7. 【請求項7】幅広支脚の下面に、幅広支脚の上方に位置
    するフランジの上面に形成された突起に嵌合する嵌合凹
    部を形成したことを特徴とする請求項6に記載の運搬用
    容器。
  8. 【請求項8】幅狭ポケットに隣接した容器中央寄りのフ
    ランジに、突起を突設したことを特徴とする請求項6又
    は請求項7に記載の運搬用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020083370A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 旭化成株式会社 包装用容器

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