JP2002104407A - 折り畳み式運搬用容器 - Google Patents

折り畳み式運搬用容器

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JP2002104407A
JP2002104407A JP2000299958A JP2000299958A JP2002104407A JP 2002104407 A JP2002104407 A JP 2002104407A JP 2000299958 A JP2000299958 A JP 2000299958A JP 2000299958 A JP2000299958 A JP 2000299958A JP 2002104407 A JP2002104407 A JP 2002104407A
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container body
container
along
rail
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JP2000299958A
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Tetsuya Murakami
哲也 村上
Hidetoshi Yamaguchi
英俊 山口
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体上面での別の容器本体のスライド移
動を円滑に行うことができる折り畳み式運搬用容器を提
供する。 【解決手段】 折り畳み式運搬用容器10の容器本体1
1は、底壁12、短側壁13及び長側壁14を備えて構
成されている。短側壁13及び長側壁14の下面の両側
部にはそれぞれ各側辺に沿って延びる脚部16が下方へ
突設され、各脚部16の長さ方向に沿った下端外縁は、
それぞれ面取り部16aが形成されて側面円弧状に形成
されている。また、短側壁13の上部内端縁には、短側
壁13の上方から下方へ向かうに従い、容器本体11の
内方へ傾斜するテーパ形状をなすテーパ面13aが形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不使用時には小
さくコンパクトに折り畳んで収納及び運搬することがで
き、使用時には上面に別の折り畳み式運搬用容器を積載
可能に構成された折り畳み式運搬用容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の折り畳み式運搬用容
器としては、合成樹脂により有底長四角箱状に形成され
た容器本体からなる構成のものが知られている。容器本
体は、長四角板状に形成された底壁と、その底壁の対向
する一対の短辺に沿って立設された一対の短側壁と、前
記底壁の対向する一対の長辺に沿って立設された一対の
長側壁とを備えている。前記短側壁及び長側壁はいずれ
も、底壁の周縁部に回動可能に軸着されており、容器本
体の内方に折り畳むことができるように構成されてい
る。
【0003】長側壁及び短側壁の上面両端部にはそれぞ
れ係合突条が形成され、容器本体の各コーナ部において
隣接する係合突条同士がコーナ部を跨ぐように形成され
ている。底壁の下面において、底壁の四側辺に沿った両
側部には、それぞれ各側辺に沿って延びる脚部が下方へ
突設されている。
【0004】そして、この折り畳み式運搬用容器の容器
本体を折り畳む際には、まず、両短側壁を内方に押圧し
て容器本体の内方に回動させて底壁の上面に折り畳む。
続いて、一対の長側壁を前記両短側壁の上面に折り畳む
ことによって、容器本体が小さくコンパクトに折り畳ま
れる。また、折り畳み式運搬用容器は、非折り畳み状態
における容器本体内に収容物を収容し、その上面に別の
非折り畳み状態の折り畳み式運搬用容器を積載すること
ができるようになっている。
【0005】その積載方法としては、容器本体の一対の
長側壁と、その上側の別の容器本体の一対の長側壁とが
それぞれ同じ長さ方向へ延びるように、その容器本体の
長側壁上面に別の容器本体の下面を載置する。次いで、
別の容器本体を下側の容器本体の一方の短側壁方向、即
ち長側壁の延びる方向へスライド移動させる。そして、
別の容器本体の底壁の両長辺の一端側に形成された脚部
が、下側の容器本体の長側壁の一端側上面に形成された
係合突条に係合することにより別の容器本体のスライド
移動が規制されるとともに、上下二段に折り畳み式運搬
用容器が積載される。
【0006】この積載状態において、上側に位置する折
り畳み式運搬用容器の容器本体の各脚部は下側に位置す
る折り畳み式運搬用容器の容器本体の短側壁及び長側壁
上端面上に載置されている。そのため、上側の容器本体
内に収容された収容物の荷重は、脚部を介して下側に位
置する容器本体の短側壁及び長側壁に支持され、前記荷
重が容器本体の外周縁に伝達される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
折り畳み式運搬用容器において、各脚部の下端外縁は角
張って形成されていた。そのため、上側の別の容器本体
内に収容物を収容し、その収容物の荷重により底壁及び
脚部が沈み込んだ状態で別の容器本体をスライド移動さ
せたとき、別の容器本体の脚部が下側の容器本体の短側
壁の上端縁に引っかかってしまい、上側の別の容器本体
の下側の容器本体上でのスライド移動を円滑に行いにく
くいという問題があった。
【0008】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、容器本体上面での別の容器本体のスライ
ド移動を円滑に行うことができるように構成された折り
畳み式運搬用容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の折り畳み式運搬用容器
は、四角板状に形成された底壁と、その底壁の対向する
一対の第一側辺に沿って立設された一対の第一側壁と、
前記第一側辺とは異なる底壁の対向する一対の第二側辺
に沿って立設された一対の第二側壁とを備えた有底四角
箱状の容器本体から構成され、前記第一側壁を底壁の上
面に折り畳んだ後、第二側壁を第一側壁の上面に折り畳
むことによって、容器本体が折り畳み可能に構成されて
いるとともに、容器本体上を別の容器本体を第一側壁又
は第二側壁の延びる方向に沿ってスライド移動させて容
器本体の上部に別の容器本体を積載可能に構成した折り
畳み式運搬用容器であって、前記スライド移動方向に沿
って延びる側壁とは異なる側壁の下面には脚部が形成さ
れ、前記スライド移動の際、スライド移動方向に沿って
延びる下側の容器本体の側壁とは異なる側壁の上端縁と
上側の別の容器本体の脚部との引っかかりを規制すべく
前記脚部の下端外縁を面取りして形成したものである。
【0010】請求項2に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1に記載の発明において、前記スライド
移動方向に沿って延びる側壁の上端面にはその側壁の延
びる方向に沿ってレールが形成され、前記底壁の下面に
おいて、前記レールが形成された側壁の延びる方向に沿
った位置には別の容器本体に形成された前記レールに係
合可能な係合溝が形成されて、容器本体のレールに別の
容器本体の係合溝を係合させた状態で同レールに沿って
容器本体上をスライド移動させて容器本体の上部に別の
容器本体を積載可能に構成したものである。
【0011】請求項3に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、四角板状に形成された底壁と、その底壁の対向
する一対の第一側辺に沿って立設された一対の第一側壁
と、前記第一側辺とは異なる底壁の対向する一対の第二
側辺に沿って立設された一対の第二側壁とを備えた有底
四角箱状の容器本体から構成され、前記第一側壁を底壁
の上面に折り畳んだ後、第二側壁を第一側壁の上面に折
り畳むことによって、容器本体が折り畳み可能に構成さ
れているとともに、容器本体上を別の容器本体を第一側
壁又は第二側壁の延びる方向に沿ってスライド移動させ
て容器本体の上部に別の容器本体を積載可能に構成した
折り畳み式運搬用容器であって、前記スライド移動方向
に沿って延びる側壁とは異なる側壁の下面には脚部が形
成され、前記スライド移動の際、スライド移動方向に沿
って延びる下側の容器本体の側壁とは異なる側壁の上端
縁と上側の別の容器本体の脚部との引っかかりを規制す
べくスライド移動方向に沿って延びる側壁とは異なる側
壁の上部内端縁を面取りして形成したものである。
【0012】請求項4に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項3に記載の発明において、前記スライド
移動方向に沿って延びる下側の容器本体の側壁の上端面
にはその側壁の延びる方向に沿ってレールが形成され、
前記底壁の下面において、前記レールが形成された側壁
の延びる方向に沿った位置には別の容器本体に形成され
た前記レールに係合可能な係合溝が形成されて、容器本
体のレールに別の容器本体の係合溝を係合させた状態で
同レールに沿って容器本体上をスライド移動させて容器
本体の上部に別の容器本体を積載可能に構成したもので
ある。
【0013】請求項5に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項1に記載の発明において、前記スライド
移動の際、スライド移動方向に沿って延びる下側の容器
本体の側壁とは異なる側壁の上端縁と上側の別の容器本
体の脚部との引っかかりを規制すべくスライド移動方向
に沿って延びる側壁とは異なる側壁の上部内端縁を面取
りして形成したものである。
【0014】請求項6に記載の発明の折り畳み式運搬用
容器は、請求項5に記載の発明において、前記スライド
移動方向に沿って延びる下側の容器本体の側壁の上端面
にはその側壁の延びる方向に沿ってレールが形成され、
前記底壁の下面において、前記レールが形成された側壁
の延びる方向に沿った位置には別の容器本体に形成され
た前記レールに係合可能な係合溝が形成されて、容器本
体のレールに別の容器本体の係合溝を係合させた状態で
同レールに沿って容器本体上をスライド移動させて容器
本体の上部に別の容器本体を積載可能に構成したもので
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(a)に示
すように、折り畳み式運搬用容器10を構成する容器本
体11は、合成樹脂により有底長四角箱状に形成されて
いる。この容器本体11は、長四角板状に形成された底
壁12と、その底壁12の対向する一対の短辺側の第一
側辺に沿って立設された一対の短側壁13と、底壁12
の対向する長辺側、即ち前記第一側辺とは異なる第二側
辺に沿って立設された一対の長側壁14とを備えてい
る。
【0016】各短側壁13の両端上部と長側壁14の両
端上部との間には凹凸の係合関係で係合する図示しない
係合手段が形成されている。そして、短側壁13及び長
側壁14を底壁12に対して立設したとき、図1
(a)、(b)及び図2に示すように、前記係合手段の
係合により短側壁13と長側壁14とが係合して折り畳
み式運搬用容器10が組み立てられるようになってい
る。一方、図3に示すように、この容器本体11は、一
対の短側壁13を底壁12の上面に折り畳んだ後、一対
の長側壁14を短側壁13の上面に折り畳むことによっ
て、折り畳み可能に構成されている。
【0017】図1(b)及び図2に示すように、前記底
壁12はその四側外周縁部に外方へ突設されたフランジ
15を有し、そのフランジ15の下面において、底壁1
2の第一側辺及び第二側辺の両端部、即ち短側壁13及
び長側壁14の下面の両側部には、それぞれ正面視逆台
形状をなし各側辺に沿って延びる脚部16が下方へ突設
されている。また、各脚部16の下端面と底壁12の下
面とは同じ面上に位置し、底壁12の下面において、各
脚部16の内側面と底壁12の外側面との間には短側壁
13及び長側壁14の延びる方向、即ち長さ方向に沿っ
て係合溝17が形成されている。各脚部16の長さ方向
に沿った外面の下端外縁はそれぞれ面取りが施されて、
側面円弧状をなす面取り部16aが形成されている。
【0018】前記フランジ15の四側周縁に沿った上面
にはほぼ四角柱状に形成された支持突条21が立設さ
れ、それら支持突条21の上端面で短側壁13又は長側
壁14を支持している。各支持突条21の上端部には、
所定間隔をおいて軸受け部22が設けられ、短側壁13
及び長側壁14の下端部内方位置に設けられた回動軸2
3を回動可能に軸着している。この構成によって、各短
側壁13及び長側壁14は、容器本体11の内方に回動
することができるようになっている。
【0019】図1(a)、(b)に示すように、短側壁
13及び長側壁14の上端面両側部には、それぞれ各側
壁13,14の側端部から中央部へ向かって各側壁1
3,14に沿って延びる係合突条18が突設されてい
る。また、長側壁14の上端面には、各長側壁14の延
びる方向、即ち長さ方向に沿って互いに平行をなすとと
もに、長側壁14の下面に沿って形成された係合溝17
に係合可能なレール19が突設されている。
【0020】さらに、前記レール19が形成された側壁
(長側壁14)とは異なる側壁、即ち短側壁13の内側
面の上部内端縁は、各短側壁13の延びる方向、即ち長
さ方向に沿って面取りが施され、短側壁13の上方から
下方へ向かうに従い、容器本体11の内方へ傾斜するテ
ーパ形状をなすテーパ面13aが形成されている。な
お、本明細書における面取りは、脚部16、各側壁1
3,14における角張って形成された端縁部分を除去す
ることを意味し、端縁部分をテーパ状又は円弧状に形成
することを含む概念である。
【0021】そして、容器本体11のレール19に別の
容器本体11の係合溝17を係合させた状態で同レール
19に沿って容器本体11上を別の容器本体11を長側
壁14の延びる方向に沿ってスライド移動させて容器本
体11の上部に別の容器本体11を積載可能に構成され
ている。このスライド移動の際、そのスライド移動方向
に沿って延びる長側壁14とは異なる側壁、即ち短側壁
13の下面には脚部16が形成されている。
【0022】上記折り畳み式運搬用容器10の作用につ
いて以下に記載する。さて、組立状態にある折り畳み式
運搬用容器10の容器本体11内に収容物を収容する。
そして、別の容器本体11を下側の容器本体11の長側
壁14の延びる方向に沿ってスライド移動させて上下に
積み重ねるときは、まず、図4に示すように、容器本体
11の長側壁14と、別の容器本体11の長側壁14と
が同じ方向へ延びるように、容器本体11の上面に別の
容器本体11を配置する。
【0023】次いで、下側の容器本体11の長側壁14
上面に上側の別の容器本体11の一方の短側壁13側を
載せる。それと同時に、図6に示すように、別の容器本
体11のスライド移動方向に沿って延びる側壁、即ち下
側の容器本体11の長側壁14に沿って形成されたレー
ル19に、別の容器本体11のレール19が形成された
側壁、即ち長側壁14の延びる方向に沿って形成された
一対の係合溝17を係合させる。その係合状態におい
て、別の容器本体11を下側の容器本体11の長側壁1
4の長さ方向に沿ってスライド移動させる。すると、レ
ール19と係合溝17との係合により別の容器本体11
が下側の容器本体11上面をレール19に沿って案内さ
れ、横方向に位置ずれするのが規制される。
【0024】そして、上側の別の容器本体11が図5に
2点鎖線に示す位置から実線に示す位置へ移動し、上側
の別の容器本体11の一方の短側壁13側に形成された
両脚部16が、下側の容器本体11の一方の短側壁13
上を通過する。このとき、別の容器本体11のスライド
移動方向に沿って延びる側壁(長側壁14)とは異なる
側壁(短側壁13)の下面に形成された脚部16には面
取り部16aが形成され、短側壁13にはテーパ面13
aが形成されている。
【0025】そのため、収容物の荷重により脚部16が
沈み込んでいても両脚部16の下端外縁と短側壁13上
部内端縁とが引っかかるのが規制される。そして、上側
の別の容器本体11の一方の短側壁13側に形成された
両脚部16が、下側の容器本体11の長側壁14の一端
側の係合突条18に係合して、別の容器本体11のスラ
イド移動が規制される。それと同時に、図6に示すよう
に、上側の別の容器本体11の短側壁13側又は長側壁
14側に形成された脚部16が、下側の容器本体11の
短側壁13上面又は長側壁14上面に配置される。即
ち、下側の容器本体11上面に別の容器本体11が積載
され、上下2段に折り畳み式運搬用容器10が積載され
るとともに、別の容器本体11内の収容物の荷重が下側
の容器本体11の各側壁13,14に支持される。
【0026】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 各脚部16の長さ方向に沿った外面の下端外縁には
それぞれ面取り部16aが形成され、短側壁13の上部
内端縁にはテーパ面13aが形成されている。そのた
め、容器本体11上面を別の容器本体11をスライド移
動させたとき、別の容器本体11において収容物の荷重
により沈み込んだ脚部16が下側の容器本体11の短側
壁13の上部内端縁に引っかかるのを規制することがで
きる。従って、別の容器本体11のスライド移動の際、
脚部16と短側壁13とが引っかかり上側の別の容器本
体11内の収容物が容器本体11外へ飛び出したりする
おそれをなくすことができる。
【0027】・ 同様に、上側の別の容器本体11の下
側の容器本体11上面でのスライド移動作業を円滑に行
うことができ、折り畳み式運搬用容器10の積載作業を
速やかに行うことができる。
【0028】・ 各脚部16に面取り部16aが形成さ
れ、短側壁13にテーパ面13aが形成されているた
め、上側の別の容器本体11をいずれの短側壁13側へ
スライド移動させても脚部16と短側壁13との引っか
かりを規制することができる。従って、上側の別の容器
本体11の移動方向を考慮することなくスライド移動作
業を行うことができ、移動方向を確かめてスライド移動
作業を行う場合と比較して折り畳み式運搬用容器10の
積載作業を速やかに行うことができる。
【0029】・ 別の容器本体11の係合溝17と下側
の容器本体11のレール19との係合により別の容器本
体11をレール19に沿って真っ直ぐ案内して横方向に
位置ずれするのを規制することができる。従って、別の
容器本体11の脚部16が下側の容器本体11の長側壁
14上面の係合突条18に衝突したりするのを規制する
ことができる。
【0030】・ テーパ面13aは短側壁13の長さ方
向に連続して延びて形成されている。そのため、テーパ
面13aが短側壁13の長さ方向に沿って間隔をおいて
形成され、別の容器本体11の脚部16とテーパ面13
aとの位置が合致せず、スライド移動させたとき、脚部
16が短側壁13のテーパ面13aが形成されていない
部分に引っかかってしまうという不具合をなくすことが
できる。
【0031】・ 短側壁13の下面の両側部に脚部16
が間隔をおいて形成されているため、脚部16が短側壁
13の下面に長さ方向に連続して延びて形成されている
場合と比較して、脚部16と短側壁13との接触面積を
少なくすることができる。従って、上側の別の容器本体
11の下側の容器本体11上面でのスライド移動作業を
円滑に行うことができ、折り畳み式運搬用容器10の積
載作業を速やかに行うことができる。
【0032】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 短側壁13及び長側壁14のうち少なくともいずれ
か一方において、スライド移動された別の容器本体11
の脚部16が通過する位置のみにテーパ面13aを形成
してもよい。
【0033】・ 実施形態では、短側壁13及び長側壁
14の下面の両側部に脚部16を間隔をおいて形成した
が、各側壁13,14に沿って連続して延びる脚部16
を形成してもよい。
【0034】・ 実施形態では、全ての脚部16に面取
り部16aを形成し、短側壁13にテーパ面13aを形
成したが、短側壁13のテーパ面13aを省略してもよ
く、テーパ面13a及びレール19を省略してもよい。
そして、別の容器本体11の脚部16の面取り部16a
により、下側の容器本体11の短側壁13上部内端縁と
の引っかかりを規制してもよい。又は各脚部16の面取
り部16aを省略して、下側の容器本体11の短側壁1
3のテーパ面13aにより上側の別の容器本体11の脚
部16との引っかかりを防止してもよく、面取り部16
a及びレール19を省略してもよい。
【0035】・ 実施形態では、長側壁14上面にレー
ル19を形成し、別の容器本体11の長側壁14に沿っ
た底壁12の下面に形成された係合溝17を係合させた
状態でスライド移動させたが、長側壁14のレール19
を省略するとともに、短側壁13上面にレール19を形
成し、別の容器本体11の短側壁13に沿った底壁12
の下面に形成された係合溝17を係合させた状態で別の
容器本体11をスライド移動させてもよい。
【0036】・ 実施形態では、全ての脚部16に面取
り部16aを形成したが、長側壁14にレール19が形
成された場合には、短側壁13の下面に形成された脚部
16に面取り部16aを形成し、長側壁14の下面に形
成された脚部16の面取り部16aを省略してもよい。
又は短側壁13にレール19が形成された場合には、長
側壁14の下面に形成された脚部16に面取り部16a
を形成し、短側壁13の下面に形成された脚部16の面
取り部16aを省略してもよい。
【0037】・ レール19を省略するとともに、短側
壁13の下面に形成された脚部16に面取り部16aを
形成し、長側壁14の下面に形成された脚部16の面取
り部16aを省略してもよい。又はレール19を省略す
るとともに、長側壁14の下面に形成された脚部16に
面取り部16aを形成し、短側壁13の下面に形成され
た脚部16の面取り部16aを省略してもよい。
【0038】・ 実施形態では短側壁13及び長側壁1
4の下面に脚部16を形成したが、長側壁14にレール
19が形成された場合には、短側壁13の下面のみに脚
部16を形成し、長側壁14の下面の脚部16を省略し
てもよい。又は短側壁13にレール19が形成された場
合には、長側壁14の下面のみに脚部16を形成し、短
側壁13の下面の脚部16を省略してもよい。
【0039】・ 実施形態では短側壁13及び長側壁1
4の下面に脚部16を形成したが、レール19を省略す
るとともに、短側壁13又は長側壁14の下面のみに脚
部16を形成し、その脚部16に面取り部16aを形成
し、長側壁14又は短側壁13の下面の脚部16を省略
してもよい。
【0040】・ 実施形態では脚部16に面取り部16
aを形成したが、脚部16の下端外縁に、脚部16の上
方から下方へ向かうに従い、脚部16の内方へ傾斜する
テーパ面13aを形成して面取りしてもよい。又は実施
形態では短側壁13にテーパ面13aを形成したが、短
側壁13又は長側壁14の上部内端縁に円弧状をなす面
取り部16aを形成して面取りしてもよい。加えて、脚
部16にテーパ面13aを形成して、短側壁13又は長
側壁14の上部内端縁に面取り部16aを形成してもよ
い。
【0041】・ 短側壁13及び長側壁14の両方にテ
ーパ面13aを形成してもよい。 ・ 長側壁14に形成されたレール19を省略してもよ
い。 ・ 容器本体11の底壁12、短側壁13及び長側壁1
4の壁面に多数の孔を貫設することによってメッシュ状
に形成すること。或いは、容器本体11の底壁12の壁
面に多数の孔を貫設することによって、底壁12をメッ
シュ状に形成すること。或いは、容器本体11の短側壁
13及び長側壁14の壁面に多数の孔を貫設することに
よって、短側壁13及び長側壁14をメッシュ状に形成
すること。このように構成した場合、容器本体11内に
野菜や果物等の青果物を収容する場合には、その青果物
の腐敗を効果的に抑制することができる。
【0042】・ 第一側壁を長側壁14とするととも
に、第二側壁を短側壁13とし、一対の長側壁14を底
壁12の上面に折り畳んだ後、一対の短側壁13を長側
壁14の上面に折り畳むように構成してもよい。
【0043】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記脚部はスライド移動方向に沿って延びる側壁と
は異なる側壁の下面両側部に間隔をおいて形成されてい
る請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の折り畳み
式運搬用容器。このように構成した場合、脚部がスライ
ド移動方向に沿って延びる側壁とは異なる側壁の下面に
連続して延びて形成されている場合と比較して、前記ス
ライド移動の際、脚部と下側の容器本体の第一側壁又は
第二側壁の上端部との接触面積を小さくすることができ
る。従って、上側の別の容器本体の下側の容器本体上面
でのスライド移動作業を円滑に行うことができ、上下の
容器本体の積載作業を速やかに行うことができる。
【0044】・ 前記スライド移動方向に沿って延びる
側壁とは異なる側壁の上部内端縁は各側壁の延びる方向
に連続して面取りされている請求項3〜請求項6のいず
れか一項に記載の折り畳み式運搬用容器。このように構
成した場合、スライド移動方向に沿って延びる側壁とは
異なる側壁の上部内端縁がその側壁の延びる方向に間隔
をおいて面取りされ、別の容器本体の脚部と面取りされ
た部分との位置が合致せず、スライド移動させたとき、
脚部が面取りされていない部分に引っかかってしまうと
いう不具合をなくすことができる。
【0045】・ 前記脚部は面取りにより円弧状に形成
されている請求項1,2,5及び請求項6のいずれか一
項に記載の折り畳み式運搬用容器。このように構成した
場合、容器本体上面での別の容器本体のスライド移動を
円滑に行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項6に記
載の発明の折り畳み式運搬用容器によれば、容器本体上
面での別の容器本体のスライド移動を円滑に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施形態の折り畳み式運搬用容器を
示す平面図、(b)は一部を破断した折り畳み式運搬用
容器を示す側面図。
【図2】 一部を破断した折り畳み式運搬用容器を示す
正面図。
【図3】 折り畳んだ状態の折り畳み式運搬用容器を示
す正面図。
【図4】 別の容器本体をスライド移動させる状態を示
す部分側面図。
【図5】 別の容器本体をスライド移動させる状態を示
す部分拡大断面図。
【図6】 折り畳み式運搬用容器を積載した状態を示す
部分破断正面図。
【符号の説明】
10…折り畳み式運搬用容器、11…折り畳み式運搬用
容器を構成する容器本体、12…底壁、13…第一側壁
としての短側壁、13a…面取りとしてのテーパ面、1
4…第二側壁としての長側壁、16…脚部、16a…面
取りとしての面取り部、17…係合溝、19…レール。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角板状に形成された底壁と、 その底壁の対向する一対の第一側辺に沿って立設された
    一対の第一側壁と、 前記第一側辺とは異なる底壁の対向する一対の第二側辺
    に沿って立設された一対の第二側壁とを備えた有底四角
    箱状の容器本体から構成され、 前記第一側壁を底壁の上面に折り畳んだ後、第二側壁を
    第一側壁の上面に折り畳むことによって、容器本体が折
    り畳み可能に構成されているとともに、容器本体上を別
    の容器本体を第一側壁又は第二側壁の延びる方向に沿っ
    てスライド移動させて容器本体の上部に別の容器本体を
    積載可能に構成した折り畳み式運搬用容器であって、 前記スライド移動方向に沿って延びる側壁とは異なる側
    壁の下面には脚部が形成され、前記スライド移動の際、
    スライド移動方向に沿って延びる下側の容器本体の側壁
    とは異なる側壁の上端縁と上側の別の容器本体の脚部と
    の引っかかりを規制すべく前記脚部の下端外縁を面取り
    して形成した折り畳み式運搬用容器。
  2. 【請求項2】 前記スライド移動方向に沿って延びる側
    壁の上端面にはその側壁の延びる方向に沿ってレールが
    形成され、前記底壁の下面において、前記レールが形成
    された側壁の延びる方向に沿った位置には別の容器本体
    に形成された前記レールに係合可能な係合溝が形成され
    て、容器本体のレールに別の容器本体の係合溝を係合さ
    せた状態で同レールに沿って容器本体上をスライド移動
    させて容器本体の上部に別の容器本体を積載可能に構成
    した請求項1に記載の折り畳み式運搬用容器。
  3. 【請求項3】 四角板状に形成された底壁と、 その底壁の対向する一対の第一側辺に沿って立設された
    一対の第一側壁と、 前記第一側辺とは異なる底壁の対向する一対の第二側辺
    に沿って立設された一対の第二側壁とを備えた有底四角
    箱状の容器本体から構成され、 前記第一側壁を底壁の上面に折り畳んだ後、第二側壁を
    第一側壁の上面に折り畳むことによって、容器本体が折
    り畳み可能に構成されているとともに、容器本体上を別
    の容器本体を第一側壁又は第二側壁の延びる方向に沿っ
    てスライド移動させて容器本体の上部に別の容器本体を
    積載可能に構成した折り畳み式運搬用容器であって、 前記スライド移動方向に沿って延びる側壁とは異なる側
    壁の下面には脚部が形成され、前記スライド移動の際、
    スライド移動方向に沿って延びる下側の容器本体の側壁
    とは異なる側壁の上端縁と上側の別の容器本体の脚部と
    の引っかかりを規制すべくスライド移動方向に沿って延
    びる側壁とは異なる側壁の上部内端縁を面取りして形成
    した折り畳み式運搬用容器。
  4. 【請求項4】 前記スライド移動方向に沿って延びる下
    側の容器本体の側壁の上端面にはその側壁の延びる方向
    に沿ってレールが形成され、前記底壁の下面において、
    前記レールが形成された側壁の延びる方向に沿った位置
    には別の容器本体に形成された前記レールに係合可能な
    係合溝が形成されて、容器本体のレールに別の容器本体
    の係合溝を係合させた状態で同レールに沿って容器本体
    上をスライド移動させて容器本体の上部に別の容器本体
    を積載可能に構成した請求項3に記載の折り畳み式運搬
    用容器。
  5. 【請求項5】 前記スライド移動の際、スライド移動方
    向に沿って延びる下側の容器本体の側壁とは異なる側壁
    の上端縁と上側の別の容器本体の脚部との引っかかりを
    規制すべくスライド移動方向に沿って延びる側壁とは異
    なる側壁の上部内端縁を面取りして形成した請求項1に
    記載の折り畳み式運搬用容器。
  6. 【請求項6】 前記スライド移動方向に沿って延びる下
    側の容器本体の側壁の上端面にはその側壁の延びる方向
    に沿ってレールが形成され、前記底壁の下面において、
    前記レールが形成された側壁の延びる方向に沿った位置
    には別の容器本体に形成された前記レールに係合可能な
    係合溝が形成されて、容器本体のレールに別の容器本体
    の係合溝を係合させた状態で同レールに沿って容器本体
    上をスライド移動させて容器本体の上部に別の容器本体
    を積載可能に構成した請求項5に記載の折り畳み式運搬
    用容器。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0680636U (ja) * 1993-04-26 1994-11-15 三甲株式会社 積み重ね容器
JPH10211934A (ja) * 1997-01-27 1998-08-11 Sanko Co Ltd 運搬用容器
JPH11504300A (ja) * 1996-02-12 1999-04-20 シェーラー−プラスト・ソシエテ・アノニム 解除可能にロックする側壁を備える折り畳み式容器

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