JP3210738B2 - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JP3210738B2
JP3210738B2 JP22711892A JP22711892A JP3210738B2 JP 3210738 B2 JP3210738 B2 JP 3210738B2 JP 22711892 A JP22711892 A JP 22711892A JP 22711892 A JP22711892 A JP 22711892A JP 3210738 B2 JP3210738 B2 JP 3210738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、運搬用容器に関し、詳し
くは、複数の容器を重ねる際に、内容物を収容した状態
では、背を高くして多段に重ねるとともに、空となった
状態では、背を低くして重ねることができる運搬用容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】食品を始めとし、商品の保管または運搬
用容器として広く利用されている合成樹脂製のコンテナ
の中には、内部に物を収容して多段にする場合に、背を
高くして重ねる(以下、「スタッキング」という)とと
もに、収容物が空となったときには、背を低くして重ね
る(以下、「ネステイング」という)ように構成したコ
ンテナがある。
【0003】この種のコンテナは、一般に、「SNコン
テナ」と称されており、使わない時に嵩張らないなどの
利点がある。ここで、図13を参照して、従来のコンテ
ナを説明する。このコンテナは、底板部1aから立ち上
がって対向するそれぞれ一対の側壁部2a,2bと、端
壁部3a,3bとから構成される略矩形の容器本体1を
備えている。容器本体1を構成する側壁部2aの隅側部
分X1,Y1には、側壁部外面から突出して上下方向に
延びる支脚部4a,5bが形成されている。また、容器
本体1を構成する側壁部2bの隅側部分X2,Y2に
は、側壁部外面から突出して上下方向に延びる支脚部4
b,5aが形成されている。
【0004】一方、これらの隅側部分X1,Y1には、
さらに側壁部2aの上端に連続するフランジ部7に開口
して上下方向に延びるポケット部8a,9bが、それぞ
れ壁部2aを外方向に膨出することにより形成されてい
る。また、これらの隅側部分X2,Y2には、さらに側
壁部2bの上端に連続するフランジ部7に開口して上下
方向に延びるポケット部8b,9aが、それぞれ壁部2
bを外方向に膨出することにより形成されている。
【0005】そして、側壁部2aに形成された支脚部4
aと、側壁部2bに形成されたポケット部8bとが、容
器本体1の平面視での中心点Pを中心にして、点対称位
置にあるように配置されている。同様に、側壁部2aに
形成された支脚部5bと、側壁部2bに形成されたポケ
ット部9aとが、容器本体1の平面視での中心点Pを中
心にして、点対称位置にあるように配置されている。
【0006】また、側壁部2aに形成されたポケット部
8aと、側壁部2bに形成された支脚部4bとが、容器
本体1の平面視での中心点Pを中心にして点対称位置に
あるように配置されている。同様に、側壁部2aに形成
されたポケット部9bと、側壁部2bに形成された支脚
部5aとが、容器本体1の平面視での中心点Pを中心に
して、点対称位置にあるように配置されている。
【0007】従って、この運搬用容器では、隅側部分X
1では、ポケット部8aが、支脚部4aより容器本体隅
側に形成されている。同様に、隅側部分Y2では、ポケ
ット部9aが支脚部5aより容器本体隅側に形成されて
いる。そして、この隅側部分X1、Y2を含む部分を、
以下、「第1の隅側部分」と言うこともある。
【0008】また、この運搬用容器では、隅側部分X2
では、支脚部4bがポケット部8bより容器本体1の隅
側に形成されている。同様に、隅側部分Y1では、支脚
部5bがポケット部9bより容器本体1の隅側に形成さ
れている。そして、この隅側部分X2、Y1を含む部分
を、以下、「第2の隅側部分」と言うこともある。
【0009】この隅側部分X1、Y2を含む部分と、隅
側部分X2、Y1を含む部分とが、容器本体1の平面視
での中心点Pを中心にして、点対称位置にあるように配
置されている。このように構成されたコンテナは、この
容器を2つ用意し、容器本体1を180°回転させ、異
なる向きで上下に重ねた場合には、上下の容器本体1を
ネスティングさせることができるようになっている。
【0010】すなわち、この場合にはそれぞれ、上側の
容器本体1に形成された支脚部4aが、下側の容器本体
1に形成されたポケット部8bに没入され、上側の容器
本体1に形成された支脚部5bが、下側の容器本体1に
形成されたポケット部9aに没入される。また、上側の
容器本体1に形成された支脚部4bが、下側の容器本体
1に形成されたポケット部8aに没入され、さらに、上
側の容器本体1に形成された支脚部5aが、下側の容器
本体1に形成されたポケット部9bに没入される。これ
によって、上下の容器本体1をネスティングさせること
ができるようになっている。
【0011】また、容器本体1を同一向きで上下に重ね
た場合には、上側の容器本体1に形成された支脚部4a
〜5bが、下側の容器本体1に形成されたフランジ部7
上に載置され、スタッキングさせることができるように
なっている。この際、上側の容器本体1の支脚部4a〜
5bがそれぞれ、下側の容器本体1の支脚部4a〜5b
の上に載置された状態でコンテナが重なるため、容器に
加わる荷重に対して強くなるという利点がある。
【0012】また、この従来のコンテナでは、このよう
にネスティングおよびスタッキング可能に構成されてい
るだけでなく、後述するようなスライディング操作可能
な構成となっている。すなわち、この運搬用容器では、
第1の隅側部分X1,Y2において、ポケット部8a,
9aの幅が広く、支脚部4a,5aが幅が狭くなってい
る。
【0013】また、第2の隅側部分X2,Y1では、ポ
ケット部8b,9bの幅が、第1の隅側部分X1,Y2
の支脚部4a,5aの幅に対応して狭くなっている。さ
らに、第2の隅側部分X2,Y1では、支脚部4b,5
bの幅が、第1の隅側部分X1,Y2のポケット部8
a,9aの幅に対応して広くなっている。このような構
成によれば、上下の運搬用容器が同一向きである場合、
上側の運搬用容器が、第2の隅側部分X2,Y1の方向
にずれた位置において、この上側容器の第2の隅側部分
X2,Y1側をやや持ち上げ、支脚部4a,5aのみ
を、下側容器のフランジ部7上に載置した状態で、上下
の運搬用容器が完全に重なる位置まで上側容器をスライ
ドさせても、上側容器の幅狭の支脚部4a,5aは、下
側容器の幅広のポケット部8a,9aを乗り越えること
はない。
【0014】また、上側の運搬用容器が、隅側部分X
1,Y2の方向にずれた位置から、上側容器の支脚部4
b,5bのみを下側容器のフランジ部7上に載置した状
態で、上下の運搬用容器が完全に重なる位置まで上側容
器をスライドさせると、上側容器の支脚部4b,5b
は、下側容器のポケット部8b,9bよりも幅が広いた
め、上側容器の支脚部4b,5bは、下側容器のポケッ
ト部8b,9bを乗り越えてフランジ7上を移動でき
る。
【0015】従って、いずれの方向にスライド操作を行
っても常に左右の支脚部は、ポケット部に落ち込むこと
がない。すなわち、支脚部4a,5aは、ポケット部8
a,9aに落ち込むことがなく、支脚部4b,5bは、
ポケット部8b,9bに落ち込むことがない。これによ
って、運搬用容器を最初から完全に一致する位置で重ね
なくても、スライド操作によって両容器の位置を一致さ
せるができるという利点がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スタッキン
グ可能な運搬用容器では、スタッキングの際に充分な安
定性を持たせるために、支脚部4a〜5bは隅側に形成
することが良い場合がある。しかしながら、上記のよう
な従来の運搬用容器では、幅広のポケット部8a,9a
を必ず幅狭の支脚部4a,5aより隅側に形成しなけら
ばならないという制約がある。このため、支脚部4a,
5aを必要なだけ隅側に形成するには、ポケット部8
a,9aの形成位置だけでなく、その幅(開口幅)に関
しても考慮しなければならず、設計上の自由度が低くな
る傾向があった。
【0017】また、従来の運搬用容器では、比較的幅広
なポケット部8a,9aを形成する必要があるため、収
容物の大きさによっては、このポケット部8a,9aに
内容物が嵌まり込み、収容物の納まりが低下する場合が
あった。本発明は、このような従来技術に係る問題点を
解決するためになされたものであり、2つに重ねた状態
でネスティング、スタッキングさせることができ、スタ
ッキング状態でスライド操作できるとともに、内容物の
納まりがよく、さらには、支脚部とポケット部の形成位
置に自由度がある運搬用容器を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明の第1の運搬用容器は、
底板部(11)と、底板部(11)から立ち上がって対
向する一対の側壁部(12a、12b)と、端壁部(1
3a、13b)と、前記側壁部(12a、12b)と端
壁部(13a、13b)の上端に連続して形成されたフ
ランジ部(17)とから、略矩形の容器本体(10)を
構成し、前記側壁部(12a、12b)の第1の隅側部
分(X1,Y2)に、側壁部(12a、12b)の外面
より突出する第1の支脚部(14a,15a)を形成す
るとともに、この第1の支脚部(14a,15a)と所
定距離離間してフランジ部(17)に開口した第1のポ
ケット部(18a,19a)を形成し、前記側壁部(1
2a、12b)の第2の隅側部分(X2,Y1)に、側
壁部(12a、12b)の外面より突出する第2の支脚
部(14b,15b)を形成するとともに、この第2の
支脚部(14b,15b)と所定距離離間してフランジ
部(17)に開口した第2のポケット部(18b,19
b)を形成し、前記第1の隅側部分(X1,Y2)に形
成された第1の支脚部(14a,15a)と、この第1
の支脚部(14a,15a)よりも、容器本体隅側に形
成された第1のポケット部(18a,19a)とを備
え、前記第2の隅側部分(X2,Y1)に形成された第
2のポケット部(18b,19b)と、この第2のポケ
ット部(18b,19b)よりも、容器本体(10)の
隅側に形成された第2の支脚部(14b,15b)とを
備えるとともに、前記側壁部(12a、12b)の一方
の側壁部(12a)に形成された第1の支脚部(14
a)と第2の支脚部(15b)に対して、前記側壁部
(12a、12b)の他方の側壁部(12b)に形成さ
れた第2のポケット部(18b)と第1のポケット部
(19a)とがそれぞれ、平面視において、容器本体
(10)の中心点Pを中心として点対称位置にあり、前
記側壁部(12a、12b)の一方側壁部(12a)に
形成された第1のポケット部(18a)と第2のポケッ
ト部(19b)とに対して、前記側壁部(12a、12
b)の他方の側壁部(12b)に形成された第2の支脚
部(14b)と第1の支脚部(15a)とがそれぞれ、
平面視において、容器本体(10)の中心点Pを中心と
して点対称位置にあるように、これらの支脚部とポケッ
ト部をそれぞれ配置することによって、前記第1の隅側
部分(X1,Y2)に対してそれぞれ、第2の隅側部分
(X2,Y1)が、平面視において、容器本体(10)
の中心点Pを中心として点対称位置にあるように形成さ
れた運搬用容器において、前記第1の隅側部分(X1,
Y2)に、前記第1の支脚部(14a,15a)より
も、容器本体(10)の隅側で、前記フランジ部(1
7)に開口して、上下方向に延在する第1の副ポケット
部(26)を形成し、前記第1の隅側部分(X1,Y
2)では、前記第1の副ポケット部(26)と、第1の
ポケット部(18a,19a)とを、前記第1の支脚部
(14a,15a)よりも、容器本体(10)の隅側に
位置させるとともに、前記第1の隅側部分(X1,Y
2)に形成された第1の副ポケット部(26)に対し
て、平面視において、容器本体(10)の中心点Pを中
心として点対称位置に、第2の隅側部分(X2,Y1)
に、側壁部(12a、12b)の外面より突出して、上
下方向に延在する第2の副支脚部(27)を形成し、前
記第2の隅側部分(X2,Y1)では、前記第2の副支
脚部(27)と、第2の支脚部(14b,15b)と
を、前記第2のポケット部(18b,19b)よりも、
容器本体(10)の隅側に配置するとともに、前記第2
の副支脚部(27)と、第2の支脚部(14b,15
b)との間の距離rを、前記第2のポケット部(18
b,19b)の開口幅qより離間させ、すなわち q<r となるように設定したことを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る第2の運搬用容器は、
底板部(11)と、底板部(11)から立ち上がって対
向する一対の側壁部(12a、12b)と、端壁部(1
3a、13b)と、前記側壁部(12a、12b)と端
壁部(13a、13b)の上端に連続して形成されたフ
ランジ部(17)とから、略矩形の容器本体(10)を
構成し、前記側壁部(12a、12b)の第1の隅側部
分(X1,Y2)に、側壁部(12a、12b)の外面
より突出する第1の支脚部(14a,15a)を形成す
るとともに、この第1の支脚部(14a,15a)と所
定距離離間してフランジ部(17)に開口した第1のポ
ケット部(18a,19a)を形成し、前記側壁部(1
2a、12b)の第2の隅側部分(X2,Y1)に、側
壁部(12a、12b)の外面より突出する第2の支脚
部(14b,15b)を形成するとともに、この第2の
支脚部(14b,15b)と所定距離離間してフランジ
部(17)に開口した第2のポケット部(18b,19
b)を形成し、前記第1の隅側部分(X1,Y2)に形
成された第1の支脚部(14a,15a)と、この第1
の支脚部(14a,15a)よりも、容器本体隅側に形
成された第1のポケット部(18a,19a)とを備
え、前記第2の隅側部分(X2,Y1)に形成された第
2のポケット部(18b,19b)と、この第2のポケ
ット部(18b,19b)よりも、容器本体(10)の
隅側に形成された第2の支脚部(14b,15b)とを
備えるとともに、前記側壁部(12a、12b)の一方
の側壁部(12a)に形成された第1の支脚部(14
a)と第2の支脚部(15b)に対して、前記側壁部
(12a、12b)の他方の側壁部(12b)に形成さ
れた第2のポケット部(18b)と第1のポケット部
(19a)とがそれぞれ、平面視において、容器本体
(10)の中心点Pを中心として点対称位置にあり、前
記側壁部(12a、12b)の一方側壁部(12a)に
形成された第1のポケット部(18a)と第2のポケッ
ト部(19b)とに対して、前記側壁部(12a、12
b)の他方の側壁部(12b)に形成された第2の支脚
部(14b)と第1の支脚部(15a)とがそれぞれ、
平面視において、容器本体(10)の中心点Pを中心と
して点対称位置にあるように、これらの支脚部とポケッ
ト部をそれぞれ配置することによって、前記第1の隅側
部分(X1,Y2)に対してそれぞれ、第2の隅側部分
(X2,Y1)が、平面視において、容器本体(10)
の中心点Pを中心として点対称位置にあるように形成さ
れた運搬用容器において、前記第1の隅側部分(X1,
Y2)に、前記第1の支脚部(14a,15a)と同位
置で、前記フランジ部(17)に開口して、上下方向に
延在する第1の副ポケット部(26)を形成するととも
に、前記第1の隅側部分(X1,Y2)に、前記第1の
副ポケット部(26)と、第1のポケット部(18a,
19a)の間で、側壁部(12a、12b)の外面より
突出して、上下方向に延在する第1の副支脚部(31)
を形成し、前記第1の隅側部分(X1,Y2)では、前
記第1の支脚部(14a,15a)と、第1の副支脚部
(31)との間の距離rを、第1の副ポケット部(2
6)の開口幅qより離間させ、すなわち q<r となるように設定し、前記第1の副ポケット部(26)
と、第1の副支脚部(31)とが形成された第1の隅側
部分(X1,Y2)に対応して、前記第1の隅側部分
(X1,Y2)の第1の副ポケット部(26)に対し
て、平面視において、容器本体(10)の中心点Pを中
心として点対称位置に、第2の隅側部分(X2,Y1)
に、側壁部(12a、12b)の外面より突出して、上
下方向に延在する第2の副支脚部(27)を形成すると
ともに、前記第1の隅側部分(X1,Y2)の第1の副
支脚部(31)に対して、平面視において、容器本体
(10)の中心点Pを中心として点対称位置に、前記フ
ランジ部(17)に開口して、上下方向に延在する第2
の副ポケット部(33)を形成するとともに、前記第2
の隅側部分(X2,Y1)では、前記第2の副支脚部
(27)と、第2の支脚部(14b,15b)との間の
距離rを、前記第2のポケット部(18b,19b)
と、第2の副ポケット部(33)の外側開口縁同士の距
離tより大きく、すなわち、 t<r となるように設定したことを特徴とする。
【0020】本発明に係る第1の運搬用容器は、ネステ
ィングとスタッキングができるように構成した運搬用容
器において、第2の支脚部(14b,15b)が、第2
のポケット部(18b,19b)よりも、容器本体(1
0)の隅側に形成された第2の隅側部分(X2,Y1)
に、第2のポケット部(18b,19b)よりも、容器
本体(10)の隅側となるように、第2の副支脚部(2
7)を形成している。
【0021】そして、この第2の副支脚部(27)と、
第2の支脚部(14b,15b)との間の間隔を適宜設
定することによって、スライディング操作時に、上側の
コンテナの第2の支脚部(14b,15b)と、第2の
副支脚部(27)が、下側のコンテナの第2のポケット
部(18b,19b)の開口に、同時に落ち込まないよ
うにして、スライディング操作ができるようにしてい
る。
【0022】また、第2の運搬用容器では、お互いが点
容器本体(10)の中心点Pを中心として点対称位置に
ある第1の隅側部分(X1,Y2)と、第2の隅側部分
(X2,Y1)のそれぞれに、第1の副支脚部(31)
と、第2の副支脚部(27)、および、第1の副ポケッ
ト部(26)と、第2の副ポケット部(33)を付加し
ている。
【0023】そして、第1の隅側部分(X1,Y2)
と、第2の隅側部分(X2,Y1)においてそれぞれ、
第1の支脚部(14a,15a)と、第1の副支脚部
(31)との間の間隔、第2の支脚部(14b,15
b)と、第2の副支脚部(27)との間の間隔を適宜選
択している。このように構成することによって、スライ
ディング操作時に、上側のコンテナの第1の支脚部(1
4a,15a)と第1の副支脚部(31)が、下側のコ
ンテナの第1のポケット部(18a,19a)の開口
に、同時に落ち込まないようになっている。同様に、ス
ライディング操作時に、上側のコンテナの第2の支脚部
(14b,15b)と第2の副支脚部(27)が、下側
のコンテナの第2のポケット部(18b,19b)の開
口に、同時に落ち込まないようになっている。
【0024】また、スライディング操作時に、上側のコ
ンテナの第1の支脚部(14a,15a)と第1の副支
脚部(31)が、第1のポケット部(18a,19a)
と、第1の副ポケット部(26)の開口に、それぞれ別
々に落ち込まないようになっている。同様に、スライデ
ィング操作時に、上側のコンテナの第2の支脚部(14
b,15b)と第2の副支脚部(27)が、第2のポケ
ット部(18b,19b)と、第2の副ポケット部(3
3)の開口に、それぞれ別々に落ち込まないようになっ
ている。
【0025】従って、本発明に係る第1の運搬用容器と
第2の運搬用容器によれば、支脚部と副支脚部の幅を狭
くして、ポケット部の開口幅を狭くすることができるた
め、支脚部と副支脚部の形成位置が、ポケット部、副ポ
ケット部の開口幅に影響されることが少なく、しかも、
収容物がポケット部、副ポケット部に嵌まり込むのが有
効に防止できる。
【0026】また、本発明に係る第1の運搬用容器で
は、第1の隅側部分(X1,Y2)に、第1の支脚部
(14a,15a)よりも、容器本体(10)の隅側
で、側壁部(12a、12b)の外面より突出して、上
下方向に延在する第1の副支脚部(31)を付加してい
る。また、第2の隅側部分(X2,Y1)に、に対応し
て、前記第1の隅側部分(X1,Y2)の第1の副支脚
部(31)に対して、平面視において、容器本体(1
0)の中心点Pを中心として点対称位置に、第2の隅側
部分(X2,Y1)に、前記フランジ部(17)に開口
して、上下方向に延在する第2の副ポケット部(33)
を付加している。
【0027】これによって、支脚部を増加させ、運搬用
容器の強度を増加またはスタッキング時の安定性を向上
させることができる。この場合、スライディング操作時
において、第2の支脚部(14b,15b)と第2の副
支脚部(27)の両方が、ポケット部の形成位置を経過
する隅側部分(第2の隅側部分(X2,Y1))におい
て、第2の支脚部(14b,15b)と第2の副支脚部
(27)との間の距離rは、第2のポケット部(18
b,19b)と、第2の副ポケット部(33)の外側開
口縁同士の距離tよりも大きいか、または、第2のポケ
ット部(18b,19b)と、第2の副ポケット部(3
3)の内側開口縁同士の距離sより小さく設定すれば、
スライディング操作時に第2の支脚部(14b,15
b)と第2の副支脚部(27)が、それぞれ異なるポケ
ット部に落ち込むことがない。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明の第1
の運搬用容器に係る一実施例としてのコンテナを示した
斜視図であり、図2はその平面図であり、図3はその側
面図である。図示したように、このコンテナは、底板部
11と、底板部11から立ち上がって対向するそれぞれ
一対の側壁部12a,12bと、端壁部13a,13b
とから構成される略矩形の容器本体10を備えている。
これら側壁部12a,12bと端壁部13a,13b
は、上方に向かって開拡している。また、側壁部12
a,12bと、端壁部13a,13bの上端には、これ
らに連続して外方向に屈曲するフランジ部17が形成さ
れている。
【0029】このフランジ部17の下方には、上記四壁
部12a,12bと13a,13bの壁面から外方向に
張り出す下側フランジ部17aが形成されている。これ
らのフランジ部17と下側フランジ部17aとの間に
は、運搬の際にフランジ部17,17aに加わる荷重に
耐えるのに充分な強度を保持できるように、リブ21が
形成されている。
【0030】容器本体10は、ポリプロピレン、ポリエ
チレンなどの合成樹脂から形成することができる。容器
本体10の一方の端壁部13aには、端壁部13aの外
面から張り出して上下方向に延在し、下端面が略底板部
11の高さに達する一対の支脚部22a,22bが形成
されている。そして、これらの支脚部22a,22bよ
りも内側には、フランジ部17に開口して下方向に延在
し、容器本体10の中程の高さまで達する一対のポケッ
ト部24a,24bが、端壁部13aを外方に膨出させ
ることにより形成されている。
【0031】また、他方の端壁部13bには、上記と同
様の形状をなす一対の支脚部23a,23bと、これら
支脚部23a,23bより外側において、フランジ部1
7に開口する一対のポケット部25a,25bが形成さ
れている。そして、端壁部13aに形成された支脚リブ
22aが、端壁部13bに形成されたポケット部25a
と、容器本体10の平面視における中心点Pを中心にし
て、点対称位置にある。また、端壁部13aに形成され
た支脚リブ22bが、端壁部13bに形成されたポケッ
ト部25bと、容器本体10の平面視における中心点P
を中心にして、点対称位置にあるように配置されてい
る。
【0032】同様に、端壁部13aに形成されたポケッ
ト部24aが、端壁部13bに形成された支脚部23a
と、容器本体1の平面視における中心点Pを中心にし
て、点対称位置にある。また、端壁部13aに形成され
たポケット部24bが、端壁部13bに形成された支脚
部23bと、容器本体1の平面視における中心点Pを中
心にして、点対称位置にあるように配置されている。
【0033】このように構成することによって、容器本
体10を、ネスティングとスタッキングが可能となるよ
うに構成されている。また、側壁部12a,12bの第
1の隅側部分X1,Y2に、側壁部12a,12bの外
面より突出して上下方向に延在し、下端が略底板部11
の高さに達する支脚部としての第1の支脚リブ14a,
15aが形成されている。そして、この第1の支脚リブ
14a,15aと所定距離離間して、フランジ部17に
開口して下方向に延在し、容器本体10の中程の高さま
で達する第1のポケット部18a,19aが、側壁部1
2a,12bを外方に膨出させることによって形成され
ている。
【0034】同様に、側壁部12a,12bの第2の隅
側部分X2,Y1に、側壁部12a,12bの外面より
突出して上下方向に延在し、下端が略底板部11の高さ
に達する支脚部としての第2の支脚リブ15b,14b
が形成されている。そして、この第2の支脚リブ15
b,14bと所定距離離間して、フランジ部17に開口
して下方向に延在し、容器本体10の中程の高さまで達
する第2のポケット部19b,18bが、側壁部12
a,12bを外方に膨出させることによって形成されて
いる。
【0035】そして、一方の側壁部12aに形成された
第1の支脚リブ14aに対して、他方の側壁部12bに
形成された第2のポケット部18bが、平面視におい
て、容器本体10の中心点Pを中心として、点対称位置
にあるように配置されている。また、一方の側壁部12
aに形成された第2の支脚リブ15bに対して、他方の
側壁部12bに形成された第1のポケット部19aが、
平面視において、容器本体10の中心点Pを中心とし
て、点対称位置にあるように配置されている。
【0036】同様に、一方の側壁部12aに形成された
第1のポケット部18aに対して、他方の側壁部12b
に形成された第2の支脚リブ14bが、平面視におい
て、容器本体10の中心点Pを中心として、点対称位置
にあるように配置されている。また、一方の側壁部12
aに形成された第2のポケット部19bに対して、他方
の側壁部12bに形成された第1の支脚リブ15aが、
平面視において、容器本体10の中心点Pを中心とし
て、点対称位置にあるように配置されている。
【0037】このように構成することによって、第1の
隅側部分X1には、第1の支脚リブ14aと、この第1
の支脚リブ14aよりも、容器本体10の隅側に形成さ
れた第1のポケット部18aとが形成されることにな
る。同様に、第1の隅側部分Y2には、第1の支脚リブ
15aと、この第1の支脚リブ15aよりも、容器本体
10の隅側に形成された第1のポケット部19aとが形
成されることになる。
【0038】また、第2の隅側部分Y1には、第2のポ
ケット部19bと、この第2のポケット部19bより
も、容器本体10の隅側に形成された第2の支脚リブ1
5bとが形成されることになる。同様に、第2の隅側部
分X2には、第2のポケット部18bと、この第2のポ
ケット部18bよりも、容器本体10の隅側に形成され
た第2の支脚リブ14bが形成されることになる。
【0039】そして、第1の隅側部分X1に対して、第
2の隅側部分X2が、平面視において、容器本体10の
中心点Pを中心として点対称位置にあり、第1の隅側部
分Y2に対して、第2の隅側部分Y1が、平面視におい
て、容器本体10の中心点Pを中心として点対称位置に
あるように配置されている。この実施例のコンテナで
は、第1の隅側部分X1に形成された第1のポケット部
18aよりも容器本体の隅側に、フランジ部17に開口
して、下方向に延在する副ポケット部26が形成されて
いる。同様に、第1の隅側部分Y2に形成された第1の
ポケット部19aよりも容器本体の隅側に、フランジ部
17に開口して、下方向に延在する副ポケット部26が
形成されている。
【0040】また、第2の隅側部分Y1に、第1の隅側
部分Y2に形成された副ポケット部26に対して、平面
視において、容器本体10の中心点Pを中心として点対
称位置に、側壁部の外面より突出して上下方向に延在
し、下端が略底板部11の高さに達する副支脚部として
の副支脚リブ27が形成されている。同様に、第2の隅
側部分X2に、第1の隅側部分X1に形成された副ポケ
ット部26に対して、平面視において、容器本体10の
中心点Pを中心として点対称位置に、側壁部の外面より
突出して上下方向に延在し、下端が略底板部11の高さ
に達する副支脚部としての副支脚リブ27が形成されて
いる。
【0041】従って、第1の隅側部分X1では、副ポケ
ット部26と第1のポケット部18aとが、第1の支脚
リブ14aより隅側に位置している。同様に、第1の隅
側部分Y2では、副ポケット部26と第1のポケット部
19aとが、第1の支脚リブ15aより隅側に位置して
いる。また、第2の隅側部分Y1では、副支脚リブ27
と第2の支脚リブ15bとが、第2のポケット部19b
より隅側に位置している。同様に、第2の隅側部分X2
では、副支脚リブ27と第2の支脚リブ14bとが、第
2のポケット部18bより隅側に位置している。
【0042】そして、第2の隅側部分Y1では、副支脚
リブ27と第2の支脚リブ15bとの間の距離は、第2
のポケット部19bの開口幅より大きく設定されてい
る。同様に、第2の隅側部分X2では、副支脚リブ27
と第2の支脚リブ14bとの間の距離は、第2のポケッ
ト部18bの開口幅より大きく設定されている。このよ
うに構成されたこの実施例のコンテナによれば、コンテ
ナを2つ用意し、容器本体1を回転させ、このコンテナ
を異なる向きで上下に重ねた場合には、上下の容器本体
10をネスティングさせることができる。
【0043】すなわち、上側の容器本体10に形成され
た第1の支脚リブ14aが、下側の容器本体10に形成
された第2のポケット部18bに没入され、上側の容器
本体10に形成された第2の支脚リブ15bが、下側の
容器本体10に形成された第1のポケット部19aに没
入される。さらに、上側の容器本体10に形成された第
1の支脚リブ15aが、下側の容器本体10に形成され
た第2のポケット部19bに没入され、上側の容器本体
10に形成された第2の支脚リブ14bが、下側の容器
本体10に形成された第1のポケット部18aに没入さ
れる。
【0044】また、上側の容器本体10に形成された副
支脚リブ27が、下側の容器本体10に形成された副ポ
ケット部26に没入される。これによって、上下の容器
本体10をネスティングさせることができるようになっ
ている。また、上下の容器本体10を同一向きで上下に
重ねた場合には、スタッキングさせることができるよう
になっている。
【0045】すなわち、上下の容器本体10を同一向き
で上下に重ねた場合には、上側の容器本体10に形成さ
れた支脚リブ14a〜15bと、副支脚リブ27,27
が、下側の容器本体10に形成されたフランジ部17上
に載置されることになるので、スタッキングさせること
ができる。この際、上側の容器本体10の支脚リブ14
a〜15bと、副支脚リブ27,27がそれそれ、下側
の容器本体10の支脚リブ14a〜15bと副支脚リブ
27,27の上に載置される。
【0046】さらに、この実施例のコンテナでは、上下
のコンテナが同一向きである場合、上側のコンテナが第
2の隅側部分X2,Y1方向にずれた位置において、こ
の上側のコンテナの第2の隅側部分X2,Y1側をやや
持ち上げ、上側のコンテナの第1の隅側部分X1、Y2
に形成された容器本体10の両側に張り出す第1の支脚
リブ14a,15aのみを、下側に位置する容器本体1
0のフランジ部17上に載置した状態で完全に重なる位
置までスライドさせる。
【0047】この場合には、上側のコンテナの第1の支
脚リブ14aが、下側のコンテナの第1のポケット部1
8aを乗り越えることがなく、上側のコンテナの第1の
支脚リブ15aが、下側のコンテナの第1のポケット部
19aを乗り越えることがない。また、上側のコンテナ
を、第1の隅側部分X1,Y2方向にずれた位置から、
この上側のコンテナの第1の隅側部分X1、Y2側をや
や持ち上げ、上側のコンテナの容器本体10の両側に張
り出す第2の支脚リブ14b、15bと、副支脚リブ2
7を、下側のコンテナのフランジ部17上に載置した状
態で完全に重なる位置までスライドさせる。
【0048】この場合には、上側のコンテナの第2の支
脚リブ14bが、下側のコンテナの第2のポケット部1
8bの開口位置にそれぞれ位置する場合、上側のコンテ
ナの副支脚リブ27は、下側のコンテナのフランジ17
上にある。同様に、上側のコンテナの第2の支脚リブ1
5bが、下側のコンテナの第2のポケット部19bの開
口位置にそれぞれ位置する場合、上側のコンテナの副支
脚リブ27は、下側のコンテナのフランジ17上にあ
る。
【0049】また、上側のコンテナの副支脚リブ27
が、下側のコンテナの第2のポケット部18bの開口位
置にそれぞれ位置する場合、上側のコンテナの第2の支
脚リブ14bは、下側のコンテナのフランジ17上にあ
る。同様に、上側のコンテナの副支脚リブ27が、下側
のコンテナの第2のポケット部19bの開口位置にそれ
ぞれ位置する場合、上側のコンテナの第2の支脚リブ1
5bは、下側のコンテナのフランジ17上にある。
【0050】従って、上側のコンテナの第2の支脚リブ
14b、15bと、副支脚リブ27はそれぞれ、下側の
コンテナの第2のポケット部18b,19bの開口を乗
り越えてフランジ17上を移動できる。従って、いずれ
の方向にスライド操作を行っても、上側のコンテナの常
に左右の第1の支脚リブ14a,15aの組、第2の支
脚リブ14b,15bの組、および副支脚リブ27,2
7の何れかの組が、下側のコンテナのフランジ17上に
あることとなる。
【0051】このようにこの実施例のコンテナでは、第
2の隅側部分X2に設けられた第2の支脚リブ14bと
副支脚部リブ27との間隔を、第2の隅側部分X2の第
2のポケット部18bの開口幅より大きく設定してい
る。同様に、第2の隅側部分Y1に設けられた第2の支
脚リブ15bと副支脚部リブ27との間隔を、第2の隅
側部分Y1の第2のポケット部19bの開口幅より大き
く設定している。
【0052】このように構成することによって、スライ
ディング操作時に、上側のコンテナの第2の支脚リブ1
4bと副支脚部リブ27とが、下側のコンテナの第2の
ポケット部18bの開口に同時に落ち込まないようにし
ている。また、同様に、スライディング操作時に、上側
のコンテナの第2の支脚リブ15bと副支脚部リブ27
とが、下側のコンテナの第2のポケット部19bの開口
に同時に落ち込まないようにしている。これによって、
第2の隅側部分X2,Y1でのスライディング操作を可
能としている。
【0053】従って、第1の支脚リブ14a,15aの
幅、第2の支脚リブ14b,15bの幅、副支脚部27
との幅、ならびに、第1のポケット部18a,19aの
開口幅、第2のポケット部18b、19bの開口幅、副
ポケット部26の開口幅を統一して狭くすることができ
る。従って、第1の支脚リブ14a,15a、第2の支
脚リブ14b,15b、および副支脚部27の形成位置
が、第1のポケット部18a,19aの開口幅、第2の
ポケット部18b、19bの開口幅、および副ポケット
部26の開口幅に影響されることが少なく、設計に自由
度がある。また、収容物が、第1のポケット部18a,
19a、第2のポケット部18b、19b、副ポケット
部26に嵌まり込むことを有効に防止できる。
【0054】以上、本発明の第1の運搬用容器をその好
ましい一実施例に基づいて説明したが、本発明はこの実
施例に限定されるものではなく、例えば、端壁部に形成
された支脚部22a〜23b、ポケット部24a〜25
b、下側フランジ17a等は形成してもしなくても良
い。また、互いに点対称位置にある一方の側壁部に形成
される第1の隅側部分と他方の側壁部に形成される第2
の隅側部分とからなる2つの組の両方において、第1の
隅側部分に副ポケット部を、第2の隅側部分に副支脚部
を付加した上記実施例のような構成では、一方の側壁部
に形成される第1の隅側部分と他方の側壁部に形成され
る第2の隅側部分は互いに点対称位置にあればよく、例
えば、側壁部12aの第1の隅側部分X1と、側壁部1
2bの第2の隅側部分X2とは形成位置が逆になってい
てもよい。
【0055】なお、本発明では、互いに点対称位置にあ
る第1の隅側部分と第2の隅側部分とからなる2つの組
の一方において、第1の隅側部分に副ポケット部を、第
2の隅側部分に副支脚部を付加した構成とし、他方の組
を従来の構成または後述する本発明の第2の運搬用容器
の構成としてもよい。また、本発明に係る第1の運搬用
容器では、第1の隅側部分に支脚部より容器本体隅側で
側壁部の外面より突出して上下方向に延在する副支脚部
を形成し、しかも、第2の隅側部分に、副支脚部に対す
る点対称位置で、フランジ部に開口して上下方向に延在
する副ポケット部を形成することによって、支脚部の数
を増加させ運搬用容器の強度またはスタッキング時の安
定性の向上を図ることができる。
【0056】以下このような実施例を図4〜図6を参照
して説明する。図4は、本発明の他の実施例に係る運搬
用容器としてのコンテナを示した斜視図であり、図5は
その平面図であり、図6はその側面図である。なお、図
中、図1〜図3と同様の箇所には同様の符号を付してそ
の説明を省略する。図に示したように、この実施例のコ
ンテナでは、この実施例のコンテナでは、第1の隅側部
分X1に、第1の支脚リブ14aよりも、容器本体10の
隅側に位置する第1のポケット部18aと、第1の副ポ
ケット部26と間に、側壁部12aの外面より突出し
て、上下方向に延在し、底板部11程度の高さに達する
副支脚部としての第1の副支脚リブ31を形成してい
る。
【0057】同様に、第1の隅側部分Y2に、第1の支
脚リブ15aよりも、容器本体10の隅側に位置する第1
のポケット部19aと、第1の副ポケット部26と間
に、側壁部12bの外面より突出して、上下方向に延在
し、底板部11程度の高さに達する第1の副支脚リブ3
1を形成している。また、第2の隅側部分X2には、第
1の隅側部分X1に形成した第1の副支脚リブ31に対
して、平面視において、容器本体10の中心点Pを中心
として点対称位置に、すなわち、第2の支脚リブ14b
と、第2の副支脚リブ27の間で、フランジ部17に開
口して、上下方向に延在し、容器本体10の中程の高さ
まで達する第2の副ポケット部33が形成されている。
【0058】同様に、第2の隅側部分Y1には、第1の
隅側部分Y2に形成した第1の副支脚リブ31に対し
て、平面視において、容器本体10の中心点Pを中心と
して点対称位置に、すなわち、第2の支脚リブ15b
と、第2の副支脚リブ27の間で、フランジ部17に開
口して、上下方向に延在し、容器本体10の中程の高さ
まで達する第2の副ポケット部33が形成されている。
【0059】そして、第2の隅側部分X2では、第2の
支脚リブ14bと、第2の副支脚リブ27との間の距離
rは、第2のポケット部18bと第2の副ポケット部3
3の開口幅qより広く設定されている。また、第2の支
脚リブ14bと、第2の副支脚リブ27との間の距離r
は、これらの第2のポケット部18bと第2の副ポケッ
ト部33の内側開口縁同士の距離sより小さく設定され
ている。
【0060】同様に、第2の隅側部分Y1では、第2の
支脚リブ15bと、第2の副支脚リブ27との間の距離
rは、第2のポケット部19bと第2の副ポケット部3
3の開口幅qより広く設定されている。また、第2の支
脚リブ15bと、第2の副支脚リブ27との間の距離r
は、これらの第2のポケット部19bと第2の副ポケッ
ト部33の内側開口縁同士の距離sより小さく設定され
ている。
【0061】このように構成されたこの実施例のコンテ
ナによれば、コンテナを2つ用意し、容器本体10を1
80°回転させ、異なる向きで上下に重ねた場合には、
上側の容器本体10の第1の隅側部分X1に設けた第1
の支脚リブ14aが、下側の容器本体10の第2の隅側
部分X2に設けた第2のポケット部18bに没入され、
上側の容器本体10の第1の隅側部分X1に設けた第1
の副支脚リブ31が、下側の容器本体10の第2の隅側
部分X2に設けた第2の副ポケット部33に没入され
る。
【0062】また、上側の容器本体10の第1の隅側部
分Y2に設けた第1の支脚リブ15aが、下側の容器本
体10の第2の隅側部分Y1に設けた第2のポケット部
19bに没入され、上側の容器本体10の第1の隅側部
分Y2に設けた第1の副支脚リブ31が、下側の容器本
体10の第2の隅側部分Y1に設けた第2の副ポケット
部33に没入される。
【0063】また、上側の容器本体10の第2の隅側部
分Y1に設けた第2の支脚リブ15bが、下側の容器本
体10の第1の隅側部分Y2に設けた第1のポケット部
19aに没入され、上側の容器本体10の第2の隅側部
分Y1に設けた第2の副支脚リブ27が、下側の容器本
体10の第1の隅側部分Y2に設けた第1の副ポケット
部26に没入される。
【0064】さらに、上側の容器本体10の第2の隅側
部分X2に設けた第2の支脚リブ14bが、下側の容器
本体10の第1の隅側部分X1に設けた第1のポケット
部18aに没入され、上側の容器本体10の第2の隅側
部分X2に設けた第2の副支脚リブ27が、下側の容器
本体10の第1の隅側部分X1に設けた第1の副ポケッ
ト部26に没入される。
【0065】これによって、上下の容器本体10をネス
ティングさせることができるようになっている。また、
容器本体10を同一向きで上下に重ねた場合には、上側
の容器本体10に設けた第1の支脚リブ14a、15a
と、第2の支脚リブ14b、15bと、第1の副支脚リ
ブ31と、第2の副支脚リブ27が、下側の容器本体1
0に設けたフランジ部17上に載置され、スタッキング
させることができる。
【0066】この際、上側の容器本体10の第1の支脚
リブ14a、15aと、第2の支脚リブ14b、15b
と、第1の副支脚リブ31と、第2の副支脚リブ27が
それぞれ、下側の容器本体10に設けた第1の支脚リブ
14a、15aと、第2の支脚リブ14b、15bと、
第1の副支脚リブ31と、第2の副支脚リブ27の上に
載置される。
【0067】さらに、この実施例のコンテナでは、上下
のコンテナが同一向きである場合、上側のコンテナが第
2の隅側部分X2,Y1方向にずれた位置において、こ
の上側のコンテナの第2の隅側部分X2,Y1側をやや
持ち上げ、上側のコンテナの第1の隅側部分X1、Y2
に形成された容器本体10の両側に張り出す第1の支脚
リブ14a,15a、第1の副支脚リブ31を、下側に
位置する容器本体10のフランジ部17上に載置した状
態で完全に重なる位置までスライドさせる。
【0068】この場合には、上側のコンテナの第1の支
脚リブ14aが、下側のコンテナの第1のポケット部1
8aを乗り越えることがなく、上側のコンテナの第1の
支脚リブ15aが、下側のコンテナの第1のポケット部
19aを乗り越えることがない。さらに、上側のコンテ
ナを、第1の隅側部分X1,Y2方向にずれた位置か
ら、この上側のコンテナの第1の隅側部分X1、Y2側
をやや持ち上げ、上側のコンテナの容器本体10の両側
に張り出す第2の支脚リブ14b、15bと、第2の副
支脚リブ27を、下側のコンテナのフランジ部17上に
載置した状態で完全に重なる位置までスライドさせる。
【0069】この場合には、上側のコンテナの第2の副
支脚リブ27が、下側のコンテナの第2のポケット部1
8bの開口位置をそれぞれ経過する場合、上側のコンテ
ナの第2の支脚リブ14bは、下側のコンテナの第2の
ポケット部18bの開口位置より、スライド方向後方で
フランジ17上にある。同様に、上側のコンテナの第2
の副支脚リブ27が、下側のコンテナの第2のポケット
部19bの開口位置をそれぞれ経過する場合、上側のコ
ンテナの第2の支脚リブ15bは、下側のコンテナの第
2のポケット部19bの開口位置より、スライド方向後
方でフランジ17上にある。
【0070】また、上側のコンテナの第2の支脚リブ1
4bが、下側のコンテナの第2のポケット部18bの開
口位置をそれぞれ経過する場合、上側のコンテナの第2
の副支脚リブ27は、下側のコンテナの第2のポケット
部18bと、第2の副ポケット部33の間のフランジ部
17に乗り上がっている。また、上側のコンテナの第2
の支脚リブ15bが、下側のコンテナの第2のポケット
部19bの開口位置をそれぞれ経過する場合、上側のコ
ンテナの第2の副支脚リブ27は、下側のコンテナの第
2のポケット部19bと、第2の副ポケット部33の間
のフランジ部17に乗り上がっている。
【0071】また、上側のコンテナの第2の副支脚リブ
27が、下側のコンテナの第2の副ポケット部33の開
口位置を経過するとき、上側のコンテナの第2の支脚リ
ブ14bが、下側のコンテナの第2のポケット部18b
と、第2の副ポケット部33の間のフランジ部17に乗
り上がっている同様に、上側のコンテナの第2の副支脚
リブ27が、下側のコンテナの第2の副ポケット部33
の開口位置を経過するとき、上側のコンテナの第2の支
脚リブ15bが、下側のコンテナの第2のポケット部1
9bと、第2の副ポケット部33の間のフランジ部17
に乗り上がっている従って、いずれの方向にスライド操
作を行っても、上側のコンテナの常に左右の第1の支脚
リブ14a,15aの組、第2の支脚リブ14b,15
bの組、第2の「副支脚リブ27,27の組、および第
2の副支脚リブ31の何れかの組が、下側のコンテナの
フランジ17上にあることとなる。
【0072】このような実施例のコンテナでは、第1の
実施例と同様の効果を期待できるとともに、第2の副支
脚リブ31が増加しているため、2つのコンテナをスタ
ッキングした際の安定性、およびコンテナ自身の強度が
向上するという利点がある。なお、本発明に係わる第1
の運搬容器は、第1の実施例およびこの実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、この実施例において、端壁
部に形成された支脚部22a〜23bおよびポケット部
24a〜25b、または下側フランジ17a等は形成し
てもしなくても良い。
【0073】また、側壁部12aの第1の隅側部分X1
と、側壁部12bの第2の隅側部分X2とは形成位置が
逆になっていても良い。また、互いに点対称位置にある
一方の側壁部に形成される第1の隅側部分と他方の側壁
部に形成される第2の隅側部分とからなる2つの組の一
方だけを、この実施例の構成とし、他方の組を第1の実
施例の構成、従来の構成、または後述する本発明の第2
の運搬用容器の構成としてもよい。
【0074】さらに、この実施例では、第2の隅側部分
X2で、第2の支脚リブ14bと、第2の副支脚リブ2
7の間の距離pを、第2のポケット部18bの開口幅q
より広く設定している。また、第2の支脚リブ14b
と、第2の副支脚リブ27の間の距離pを、第2のポケ
ット部18bと、第2の副ポケット部33の内側開口縁
同士の距離rより小さく設定している。
【0075】同様に、第2の隅側部分Y1で、第2の支
脚リブ15bと、第2の副支脚リブ27の間の距離p
を、第2のポケット部19bの開口幅qより広く設定し
ている。また、第2の支脚リブ15bと、第2の副支脚
リブ27の間の距離pを、第2のポケット部19bと、
第2の副ポケット部33の内側開口縁同士の距離rより
小さく設定している。
【0076】また、第1の隅側部分X1では、第1のポ
ケット部18aと、第1の副ポケット部26の間に、第
1の副支脚リブ31を形成している。同様に、第1の隅
側部分Y2では、第1のポケット部19aと、第1の副
ポケット部26の間に、第1の副支脚リブ31を形成し
ている。さらに、第2の隅側部分X2では、第2の支脚
リブ14bと、第2の副支脚リブ27の間に、第2の副
ポケット部33を形成している。同様に、第2の隅側部
分Y1では、第2の支脚リブ15bと、第2の副支脚リ
ブ27の間に、第2の副ポケット部33を形成してい
る。
【0077】しかしながら、本発明に係わる第1の運搬
用容器は、第1の隅側部分に副支脚部を付加し、第2の
隅側部分に副ポケット部を設けた場合、隅側部分での副
支脚部と支脚部の間の距離、または、支脚部、副支脚
部、ポケット部、および副ポケット部の形成順序は、種
々に変更可能である。以下、図7〜図9を参照してこれ
らの変更実施例を説明する。
【0078】図7は、コンテナの第1の隅側部分に、副
支脚リブを加えた場合の副支脚リブ形成位置の変更例を
説明するための要部拡大側面図、図8は、図7の第1の
隅側部分に対応するコンテナの第2の隅側部の要部拡大
側面図、図9は、コンテナの第1の隅側部分に、副支脚
リブを加えた場合の副支脚リブ形成位置の変更例を説明
するための要部拡大側面図、図10は、図9の第1の隅
側部分に対応するコンテナの第2の隅側部の要部拡大側
面図である。である。
【0079】先ず、図7および図8に示す変更例を説明
する。この変更例のコンテナでは、図7に示したよう
に、容器本体10の一方の側壁部12aにおける第1の
隅側部分X1に、第1の支脚リブ14aが形成されてい
る。また、この第1の支脚リブ14aよりも容器本体1
0の隅側で、フランジ17に開口する第1のポケット部
18aと、第1の副ポケット部26とが形成されてい
る。
【0080】また、他方の側壁部12bの第2の隅側部
分X2では、第1の隅側部分X1の第1の支脚リブ14
aに対して、容器本体10の中心点Pを中心として点対
称位置に、フランジ17に開口する第2のポケット部1
8bが形成されている。また、第1の隅側部分X1の第
1のポケット部18aに対して、容器本体10の中心点
Pを中心として点対称位置に、第2の支脚リブ14bが
形成されている。さらに、第1の隅側部分X1の第1の
副ポケット部26に対して、容器本体10の中心点Pを
中心として点対称位置に、第2の副支脚リブ27が形成
されている。
【0081】このようなコンテナにおいて、図7中破線
で示したように、第1の隅側部分X1に、第1の支脚リ
ブ14aよりも容器本体10の隅側に、第1の副支脚リ
ブ31a〜31eを設けられている。そして、ネスティ
ングを可能とするために、図8中破線で示したように、
第2の隅側部分X2に、これらの第1の副支脚リブ31
a〜31eに対して、容器本体10の中心点Pを中心と
して点対称位置に、フランジ17に開口する第2の副ポ
ケット部33a〜33eが形成されている。
【0082】第1の隅側部分X1では、第1の支脚リブ
14aが、第1のポケット部18aと、第1の副ポケッ
ト部26よりも中心側にある。従って、スライディング
操作の際に、上側のコンテナの第1の支脚リブ14a
は、下側のコンテナの第1のポケット部18a、第1の
副ポケット部26の開口位置を経過することなく、常に
フランジ17上にある。
【0083】第2の隅側部分X2では、第2の支脚リブ
14bと、第2の副支脚リブ27の間隔rは、第2のポ
ケット部18bの開口幅qより大きく形成されている。
そして、この変更例では、第2の副ポケット部33a〜
33eは、第2のポケット部18bと、第2の副ポケッ
ト部33a〜33eとの間の内側開口縁同士の距離s1
〜s5がそれぞれ、第2の支脚リブ14bと、第2の副
支脚リブ27の間の間隔rより大となるように形成位置
が変更されている。このように構成すれば、スライディ
ング操作の際に、上側のコンテナの第2の支脚リブ14
bと、第2の副支脚リブ27が、下側のコンテナの第2
のポケット部18bに同時に落ち込むことがない。ま
た、上側のコンテナの第2の支脚リブ14bと、第2の
副支脚リブ27が、下側のコンテナの第2のポケット部
18と、第2の副ポケット部33a〜33eに別々に落
ち込むことがない。
【0084】また、第1の隅側部分X1では、第2の隅
側部分X2の第2の副ポケット部33a〜33eの形成
位置変更にともなって、第1の副支脚リブ31a〜31
eの形成位置を、第1のポケット部18aの中心側か
ら、第1の副ポケット部26の隅側に到るまで変更でき
る。従って、リブによる補強位置、またはスタッキング
時の脚部位置を適宜選択できる。
【0085】次に、図9および図10に示した変更例で
は、容器本体10の一方の側壁部12aにおいて、第1
の隅側部分X1に形成される第1の支脚リブ14aと、
第1のポケット部18aと、第1の副ポケット部26の
配列順序は、図7に示した変更例と同様である。また、
他方の側壁部12bの第2の隅側部分X2に形成される
第2のポケット部18bと、第2の支脚リブ14bと、
第2の副支脚リブ27の配列順序は、図8に示した変更
例と同様である。
【0086】従って、第1の隅側部分X1では、スライ
ディング操作の際に、上側のコンテナの第1の支脚リブ
14aは、常に下側のコンテナのフランジ17上にあ
る。図10中破線で示したように、この変更例では、第
2の隅側部X2において、第2のポケット部18bより
も、容器本体10の隅側に設けられた第2の副ポケット
部33a〜33cは、第2のポケット部18bと、第2
の副ポケット部33a〜33cとの間の外側開口縁同士
の距離t1〜t3が、第2の支脚リブ14bと、第2の
副支脚リブ27との間の間隔rよりも、小さくなるよう
に形成位置が変更されている。
【0087】このように構成した場合でも、スライディ
ング操作の際に、上側のコンテナの第2の支脚リブ14
bと、第2の副支脚リブ27が、下側のコンテナのポケ
ット部18bに同時に落ち込むことがない。また、上側
のコンテナの第2の支脚リブ14bと、第2の副支脚リ
ブ27が、第2のポケット部18bと、第2の副ポケッ
ト部33a〜33cに別々に落ち込むことがない。
【0088】また、第2の隅側部X2における第2の副
ポケット部33a〜33cの形成位置変更にともなっ
て、第1の隅側部分X1では、図9に示したように、第
1の副支脚リブ31a〜33cの形成位置を、第1のポ
ケット部18aの中心側から、第1のポケット部18a
と、第1の副ポケット部26の間に到るまで、変更する
ことが可能となる。
【0089】以上、第1の隅側部分のそれぞれに、支脚
部より隅側に副ポケット部を形成して、第1の隅側部分
でのスライディング操作を常に可能となるようにしてい
る。また、第2の隅側部分のそれぞれに、この第2の隅
側部分と対応する副支脚部を形成している。このような
本発明の第1の運搬用容器において、第1の隅側部分に
副支脚部を付加し、対応する第2の隅側部分に副ポケッ
ト部を付加した上で、第2の隅側部分でのスライディン
グ操作が可能となるようにした変更例について、図7〜
図10を参照して説明した。
【0090】しかしながら、ネスティングとスライディ
ングが可能なように構成した運搬用容器では、第1の隅
側部分に、副ポケット部と、副支脚部を形成し、第2の
隅側部分に、これらの副ポケット部と、副支脚部とに対
応する、副支脚部と、副ポケット部を形成した場合に
は、図11および図12に示したように、さらに他の位
置関係によって、運搬用容器の左右へのスライディング
操作可能とすることができる。
【0091】すなわち、図11は、本発明に係る第2の
運搬用容器に係る一実施例を説明するための第1の隅側
部の要部拡大側面図であり、図12は、図11の第1の
隅側部に対応するコンテナの第2の隅側部の要部拡大側
面図である。この実施例のコンテナでは、図11に示し
たように、容器本体10の一方の側壁部12aにおける
第1の隅側部分X1に、第1の支脚リブ14aと、この
第1の支脚リブ14aよりも、容器本体10の隅側で、
フランジ部17に開口する第1のポケット部18aとが
形成されている。
【0092】図12に示したように、他方の側壁部12
bの第2の隅側部分Xには、第1の隅側部分X1の第1
の支脚リブ14aに対して、容器本体10の平面視にお
ける中心点Pを中心にして、点対称位置にある第2のポ
ケット部18bが形成されている。また、他方の側壁部
12bの第2の隅側部分Xには、第1の隅側部分X1の
第1のポケット部18aに対して、容器本体10の平面
視における中心点Pを中心にして、点対称位置にある第
2の支脚リブ14bが形成されている。
【0093】そして、これらの第1の支脚リブ14a、
第2の支脚リブ14b、第1のポケット部18a、第2
のポケット部18bは、ネスティングとスタッキングが
できるように構成されている。そしてこの実施例では、
第1の隅側部分X1において、支脚リブ14aと同一の
位置でフランジ17に開口する第1の副ポケット部26
が形成されている。また、この第1の副ポケット部26
と、第1のポケット部18aとの間に、第1の副支脚リ
ブ31が形成されている。
【0094】また、他方の側壁部12bの第2の隅側部
分X2には、第1の隅側部分X1の第1の副ポケット部
26に対して、容器本体10の平面視における中心点P
を中心にして、点対称位置にある第2の副支脚リブ27
が形成されている。また、他方の側壁部12bの第2の
隅側部分X2には、第1の隅側部分X1の第1の副支脚
リブ31に対して、容器本体10の平面視における中心
点Pを中心にして、点対称位置にある第2の副ポケット
部33が形成されている。
【0095】そして、第1の隅側部分X1では、第1の
支脚リブ14aと、第1の副支脚リブ31の間隔r1
が、第1の副ポケット部26の開口幅q1よりも大きく
設定されている。従って、スライディング操作の際に、
上側のコンテナの第1の支脚リブ14aが、下側のコン
テナの第1の副ポケット部26を乗り越えて、フランジ
17上を移動することができるようになっている。
【0096】また第2の隅側部分X2では、第2の支脚
リブ14bと、第2の副支脚リブ27との間の間隔r2
は、第2のポケット部18bの開口幅q2よりも、大き
く形成されている。従って、スライディング操作の際
に、上側のコンテナの第2の支脚リブ14bと、第2の
副支脚リブ27が、下側のコンテナの第2のポケット部
18bに同時に落ち込むことがない。また、上側のコン
テナの第2の支脚リブ14bと、第2の副支脚リブ27
が、下側のコンテナの第2のポケット部18bと、第2
の副ポケット部33に別々に落ち込むことがない。
【0097】以上、本発明の第2の運搬用容器を、互い
に点対称位置にある第1の隅側部分と、第2の隅側部分
とからなる一方の組を示して、具体的に説明した。しか
しながら、第1の隅側部分と第2の隅側部分との他の組
は、この実施例の構成である必要はなく、従来の構成、
または本発明の第1の運搬用容器の構成であってもよい
ことはいうまでもない。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の運搬用容器と、第2の運搬用容器は、対向する側壁部
の両隅側部分のそれぞれに、支脚部と、ポケット部を設
けてネスティングと、スタッキングができるように構成
した運搬用容器において、副支脚部と、この副支脚部に
対して、容器本体の平面視における中心点を中心にし
て、点対称位置にある副ポケット部を付加し、副支脚部
と支脚部との間の間隔を適宜設定している。
【0099】これによって、スライディング操作時に、
上側のコンテナの支脚部と副支脚部が、下側のコンテナ
のポケット部の開口に同時に落ち込まない。また、上側
のコンテナの支脚部と副支脚部が、下側のコンテナのポ
ケット部と、副ポケット部のそれぞれに別々に落ち込ま
ないようにしている。従って、安定してスライディング
操作ができるだけでなく、支脚部とび副支脚部の幅、ポ
ケット部の開口幅を統一して狭くすることができる。ま
た、支脚部と副支脚部の形成位置が、ポケット部、副ポ
ケット部の開口幅に影響されることが少ない。さらに、
収容物がポケット部、副ポケット部に嵌まり込むことを
有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の運搬用容器に係る一実
施例としてのコンテナを示した斜視図である。
【図2】図2は、図1に示したコンテナの平面図であ
る。
【図3】図3は、図1のコンテナの側面図である。
【図4】図4は、本発明の第2の運搬用容器に係る一実
施例としてのコンテナを示した斜視図である。
【図5】図5は、図4に示したコンテナの平面図であ
る。
【図6】図6は、図4のコンテナの側面図である。
【図7】図7は、本発明に係る第1の運搬用容器におい
て、コンテナの第1の隅側部分に副支脚リブを加えた場
合の変更例を説明するための要部拡大側面図である。
【図8】図8は、図7の第1の隅側部分に対応するコン
テナの第2の隅側部の要部拡大側面図である。
【図9】図9は、本発明に係る第1の運搬用容器におい
て、コンテナの第1の隅側部分に副支脚リブを加えた場
合の他の変更例を説明するための要部拡大側面図であ
る。
【図10】図10は、図9の第1の隅側部分に対応する
コンテナの第2の隅側部の要部拡大側面図である。
【図11】図11は、本発明に係る第2の運搬用容器に
係る一実施例を説明するための要部拡大側面図である。
【図12】図12は、図11の第1の隅側部分に対応す
るコンテナの第2の隅側部の要部拡大側面図である。
【図13】図13は、図13の従来の運搬用容器を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10…コンテナ 11…底板部 12a,12b…側壁部 13a,13b…端壁部 14a,14b,15a,15b…支脚リブ 17…フランジ部 18a,18b,19a,19b…ポケット部 26,33,33a,33b,33c,33d,33e
…副ポケット部 27,31,31a,31b,31c,31d,31e
…副支脚リブ X1,Y2…第1の隅側部分 X2,Y1…第2の隅側部分

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板部(11)と、底板部(11)から
    立ち上がって対向する一対の側壁部(12a、12b)
    と、端壁部(13a、13b)と、前記側壁部(12
    a、12b)と端壁部(13a、13b)の上端に連続
    して形成されたフランジ部(17)とから、略矩形の容
    器本体(10)を構成し、 前記側壁部(12a、12b)の第1の隅側部分(X
    1,Y2)に、側壁部(12a、12b)の外面より突
    出する第1の支脚部(14a,15a)を形成するとと
    もに、この第1の支脚部(14a,15a)と所定距離
    離間してフランジ部(17)に開口した第1のポケット
    部(18a,19a)を形成し、 前記側壁部(12a、12b)の第2の隅側部分(X
    2,Y1)に、側壁部(12a、12b)の外面より突
    出する第2の支脚部(14b,15b)を形成するとと
    もに、この第2の支脚部(14b,15b)と所定距離
    離間してフランジ部(17)に開口した第2のポケット
    部(18b,19b)を形成し、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に形成された第1の
    支脚部(14a,15a)と、この第1の支脚部(14
    a,15a)よりも、容器本体隅側に形成された第1の
    ポケット部(18a,19a)とを備え、 前記第2の隅側部分(X2,Y1)に形成された第2の
    ポケット部(18b,19b)と、この第2のポケット
    部(18b,19b)よりも、容器本体(10)の隅側
    に形成された第2の支脚部(14b,15b)とを備え
    るとともに、 前記側壁部(12a、12b)の一方の側壁部(12
    a)に形成された第1の支脚部(14a)と第2の支脚
    部(15b)に対して、前記側壁部(12a、12b)
    の他方の側壁部(12b)に形成された第2のポケット
    部(18b)と第1のポケット部(19a)とがそれぞ
    れ、平面視において、容器本体(10)の中心点Pを中
    心として点対称位置にあり、 前記側壁部(12a、12b)の一方側壁部(12a)
    に形成された第1のポケット部(18a)と第2のポケ
    ット部(19b)とに対して、前記側壁部(12a、1
    2b)の他方の側壁部(12b)に形成された第2の支
    脚部(14b)と第1の支脚部(15a)とがそれぞ
    れ、平面視において、容器本体(10)の中心点Pを中
    心として点対称位置にあるように、 これらの支脚部とポケット部をそれぞれ配置することに
    よって、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に対してそれぞれ、
    第2の隅側部分(X2,Y1)が、平面視において、容
    器本体(10)の中心点Pを中心として点対称位置にあ
    るように形成された運搬用容器において、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に、前記第1の支脚
    部(14a,15a)よりも、容器本体(10)の隅側
    で、前記フランジ部(17)に開口して、上下方向に延
    在する第1の副ポケット部(26)を形成し、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)では、前記第1の副
    ポケット部(26)と、第1のポケット部(18a,1
    9a)とを、前記第1の支脚部(14a,15a)より
    も、容器本体(10)の隅側に位置させるとともに、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に形成された第1の
    副ポケット部(26)に対して、平面視において、容器
    本体(10)の中心点Pを中心として点対称位置に、第
    2の隅側部分(X2,Y1)に、側壁部(12a、12
    b)の外面より突出して、上下方向に延在する第2の副
    支脚部(27)を形成し、 前記第2の隅側部分(X2,Y1)では、前記第2の副
    支脚部(27)と、第2の支脚部(14b,15b)と
    を、前記第2のポケット部(18b,19b)よりも、
    容器本体(10)の隅側に配置するとともに、 前記第2の副支脚部(27)と、第2の支脚部(14
    b,15b)との間の距離rを、前記第2のポケット部
    (18b,19b)の開口幅qより離間させ、すなわち q<r となるように設定したことを特徴とする運搬用容器。
  2. 【請求項2】 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に、
    前記第1の支脚部(14a,15a)よりも、容器本体
    (10)の隅側で、側壁部(12a、12b)の外面よ
    り突出して、上下方向に延在する第1の副支脚部(3
    1)を形成するとともに、 前記第1の副支脚部(31)と、第1の副ポケット部
    (26)が形成された第1の隅側部分(X1,Y2)に
    対応して、前記第1の隅側部分(X1,Y2)の第1の
    副支脚部(31)に対して、平面視において、容器本体
    (10)の中心点Pを中心として点対称位置に、第2の
    隅側部分(X2,Y1)に、前記フランジ部(17)に
    開口して、上下方向に延在する第2の副ポケット部(3
    3)を形成し、 前記第2の隅側部分(X2,Y1)では、前記第2の副
    支脚部(27)と、第2の支脚部(14b,15b)と
    の間の距離rを、前記第2のポケット部(18b,19
    b)と、第2の副ポケット部(33)の内側開口縁同士
    の距離sより小さく、すなわち、 r<s となるように設定したことを特徴とする請求項1に記載
    の運搬用容器。
  3. 【請求項3】 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に、
    前記第1の支脚部(14a,15a)よりも、容器本体
    (10)の隅側で、側壁部(12a、12b)の外面よ
    り突出して、上下方向に延在する第1の副支脚部(3
    1)を形成し、 前記第1の副支脚部(31)と、第1の副ポケット部
    (26)が形成された第1の隅側部分(X1,Y2)に
    対応して、前記第1の隅側部分(X1,Y2)の第1の
    副支脚部(31)に対して、平面視において、容器本体
    (10)の中心点Pを中心として点対称位置に、第2の
    隅側部分(X2,Y1)に、前記フランジ部(17)に
    開口して、上下方向に延在する第2の副ポケット部(3
    3)を形成するとともに、 前記第2の隅側部分(X2,Y1)では、前記第2の副
    支脚部(27)と、第2の支脚部(14b,15b)と
    の間の距離rを、前記第2のポケット部(18b,19
    b)と、第2の副ポケット部(33)の外側開口縁同士
    の距離tより大きく、すなわち、 t<r となるように設定したことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の運搬用容器。
  4. 【請求項4】 底板部(11)と、底板部(11)から
    立ち上がって対向する一対の側壁部(12a、12b)
    と、端壁部(13a、13b)と、前記側壁部(12
    a、12b)と端壁部(13a、13b)の上端に連続
    して形成されたフランジ部(17)とから、略矩形の容
    器本体(10)を構成し、 前記側壁部(12a、12b)の第1の隅側部分(X
    1,Y2)に、側壁部(12a、12b)の外面より突
    出する第1の支脚部(14a,15a)を形成するとと
    もに、この第1の支脚部(14a,15a)と所定距離
    離間してフランジ部(17)に開口した第1のポケット
    部(18a,19a)を形成し、 前記側壁部(12a、12b)の第2の隅側部分(X
    2,Y1)に、側壁部(12a、12b)の外面より突
    出する第2の支脚部(14b,15b)を形成するとと
    もに、この第2の支脚部(14b,15b)と所定距離
    離間してフランジ部(17)に開口した第2のポケット
    部(18b,19b)を形成し、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に形成された第1の
    支脚部(14a,15a)と、この第1の支脚部(14
    a,15a)よりも、容器本体隅側に形成された第1の
    ポケット部(18a,19a)とを備え、 前記第2の隅側部分(X2,Y1)に形成された第2の
    ポケット部(18b,19b)と、この第2のポケット
    部(18b,19b)よりも、容器本体(10)の隅側
    に形成された第2の支脚部(14b,15b)とを備え
    るとともに、 前記側壁部(12a、12b)の一方の側壁部(12
    a)に形成された第1の支脚部(14a)と第2の支脚
    部(15b)に対して、前記側壁部(12a、12b)
    の他方の側壁部(12b)に形成された第2のポケット
    部(18b)と第1のポケット部(19a)とがそれぞ
    れ、平面視において、容器本体(10)の中心点Pを中
    心として点対称位置にあり、 前記側壁部(12a、12b)の一方側壁部(12a)
    に形成された第1のポケット部(18a)と第2のポケ
    ット部(19b)とに対して、前記側壁部(12a、1
    2b)の他方の側壁部(12b)に形成された第2の支
    脚部(14b)と第1の支脚部(15a)とがそれぞ
    れ、平面視において、容器本体(10)の中心点Pを中
    心として点対称位置にあるように、 これらの支脚部とポケット部をそれぞれ配置することに
    よって、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に対してそれぞれ、
    第2の隅側部分(X2,Y1)が、平面視において、容
    器本体(10)の中心点Pを中心として点対称位置にあ
    るように形成された運搬用容器において、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に、前記第1の支脚
    部(14a,15a)と同位置で、前記フランジ部(1
    7)に開口して、上下方向に延在する第1の副ポケット
    部(26)を形成するとともに、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)に、前記第1の副ポ
    ケット部(26)と、第1のポケット部(18a,19
    a)の間で、側壁部(12a、12b)の外面より突出
    して、上下方向に延在する第1の副支脚部(31)を形
    成し、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)では、前記第1の支
    脚部(14a,15a)と、第1の副支脚部(31)と
    の間の距離rを、第1の副ポケット部(26)の開口幅
    qより離間させ、すなわち q<r となるように設定し、 前記第1の副ポケット部(26)と、第1の副支脚部
    (31)とが形成された第1の隅側部分(X1,Y2)
    に対応して、前記第1の隅側部分(X1,Y2)の第1
    の副ポケット部(26)に対して、平面視において、容
    器本体(10)の中心点Pを中心として点対称位置に、
    第2の隅側部分(X2,Y1)に、側壁部(12a、1
    2b)の外面より突出して、上下方向に延在する第2の
    副支脚部(27)を形成するとともに、 前記第1の隅側部分(X1,Y2)の第1の副支脚部
    (31)に対して、平面視において、容器本体(10)
    の中心点Pを中心として点対称位置に、前記フランジ部
    (17)に開口して、上下方向に延在する第2の副ポケ
    ット部(33)を形成するとともに、 前記第2の隅側部分(X2,Y1)では、前記第2の副
    支脚部(27)と、第2の支脚部(14b,15b)と
    の間の距離rを、前記第2のポケット部(18b,19
    b)と、第2の副ポケット部(33)の外側開口縁同士
    の距離tより大きく、すなわち、 t<r となるように設定したことを特徴とする運搬用容器。
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