JPH0672444A - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JPH0672444A
JPH0672444A JP22711892A JP22711892A JPH0672444A JP H0672444 A JPH0672444 A JP H0672444A JP 22711892 A JP22711892 A JP 22711892A JP 22711892 A JP22711892 A JP 22711892A JP H0672444 A JPH0672444 A JP H0672444A
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Chiharu Asai
井 千 晴 浅
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 対向する側壁部の両隅側部分の各々に支脚部
およびポケット部を設けてネスティングおよびスタッキ
ング可能に構成した運搬用容器において、副支脚部およ
びこれと点対称位置にある副ポケット部を付加し、スラ
イディング操作時に、支脚部および副支脚部がポケット
部の開口に同時に落ち込まず、かつポケット部および副
ポケット部の各々に別々に落ち込まないように、支脚部
および副支脚部の距離、およびポケット部および副ポケ
ット部の距離を設定する。 【効果】 このような運搬容器では、安定してスライデ
ィング操作ができるだけでなく、支脚部および副支脚部
の幅、ポケット部の開口幅を統一して狭くすることがで
き、支脚部および副支脚部の形成位置が、ポケット部あ
るいは副ポケット部の開口幅に影響されることが少な
く、かつ収容物がポケット部あるいは副ポケット部に嵌
まり込むことを有効に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、運搬用容器に関し、詳し
くは、複数の容器を重ねるに際し、内容物を収容した状
態では、背を高くして多段に重ねるとともに、空となっ
た状態では、背を低くして重ねることができる運搬用容
器に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】食品を始めとし、商品の保管ある
いは運搬用容器として広く利用されている合成樹脂製の
コンテナの中には、内部に物を収容して多段にする場合
に、背を高くして重ねる(以下スタッキングという)と
ともに、収容物が空となったときには、背を低くして重
ねる(以下ネステイングという)ようにしたコンテナが
ある。
【0003】この種のコンテナは、一般にSNコンテナ
と称されており、使わない時に嵩が張らないなどの利点
がある。図13は、この種のコンテナの一例を示したも
のである。
【0004】このコンテナは、底板部1aから立ち上が
って対向する各々一対の側壁部2a,2bおよび端壁部
3a,3bから構成される略矩形の容器本体1を有して
いる。容器本体1を構成する側壁部2a,2b各々の両
隅側部分X1, Y1およびX2, Y2には、側壁部外面から突出
して上下方向に延びる支脚部4a,5bおよび4b,5
aが形成されている。
【0005】一方、これら両隅側部分X1, Y1およびX2,
Y2には、さらに側壁部2a,2bの上端に連続するフラ
ンジ部7に開口して上下方向に延びるポケット部8a,
9bおよび8b,9aが、各々壁部を外方向に膨出させ
て形成されている。そして、各支脚部4a〜5bおよび
ポケット部8a〜9bは、側壁部2aに形成された二本
の支脚部4a,5bと側壁部2bに形成された二個のポ
ケット部8b,9aとが容器本体1の平面視での中心点
Pを中心にして点対称位置にあり、かつ側壁部2aに形
成された二個のポケット部8a,9bと側壁部2bに形
成された二本の支脚部4b,5aとが中心点Pを中心に
して点対称位置にあるように配置されている。したがっ
て、この運搬用容器では、ポケット部8a,9aが支脚
部4a,5aより容器本体隅側に設けられている2ヵ所
の隅側部分X1,Y2(以下、第一隅側部分ということもあ
る)が形成されるとともに、この隅側部分X1,Y2と中心
点Pを中心として点対称位置にあり、支脚部4b,5b
がポケット部8b,9bより容器本体1の隅側に設けら
れている2ヵ所の隅側部分X2,Y1(以下、第二隅側部分
ということもある)が形成されることとなる。
【0006】このように構成されたコンテナは、該容器
を2つ用意し、容器本体1を回転させ、異なる向きで上
下に重ねた場合には、上側の容器本体1に設けた支脚部
4a〜5bが下側の容器本体1に設けたポケット部8
a,9bに没入され、上下の容器本体1をネスティング
させることができる。また、同一向きで上下に重ねた場
合には、上側の容器本体1に設けた支脚部4a〜5b
が、下側の容器本体1に設けたフランジ部7上に載置さ
れ、スタッキングさせることができる。この際、上側の
容器本体1の支脚部4a〜5bが下側の容器本体1の支
脚部4a〜5bの上に載置された状態でコンテナが重な
るため、容器に加わる荷重に対して強くなるという利点
がある。
【0007】また、この従来のコンテナでは、このよう
にネスティングおよびスタッキング可能に構成されてい
るだけでなく、後述するようなスライディング操作可能
な構成となっている。すなわち、この運搬用容器では、
第一隅側部分X1,Y2において、ポケット部8a,9aの
幅が広く、支脚部4a,5aが幅が狭くなっており、ま
た第二隅側部分X2,Y1では、ポケット部8b,9bの幅
が第一隅側部分X1,Y2の支脚部4a,5aの幅に対応し
て狭く、かつ支脚部4b,5bの幅が、第一隅側部分X
1,Y2のポケット部8a,9aの幅に対応して広くなっ
ている。
【0008】このような構成によれば、上下の運搬用容
器が同一向きである場合、上側の運搬用容器が第二隅側
部分X2,Y1方向にずれた位置において、この上側容器の
第二隅側部分X2,Y1側をやや持ち上げ、支脚部4a,5
aのみをフランジ部7上に載置した状態で完全に重なる
位置までスライドさせても、幅狭の支脚部4a,5aは
幅広のポケット部8a,9aを乗り越えることはない。
また、上側の運搬用容器が隅側部分X1,Y2方向にずれた
位置から、支脚部4b,5bのみをフランジ部7上に載
置した状態で完全に重なる位置までスライドさせると、
支脚部4b,5bはポケット部8b,9bより幅が広い
ため、これら8b,9bを乗り越えてフランジ7上を移
動できる。したがって、いずれの方向に上記スライド操
作を行っても常に左右の支脚部4a,5aまたは4b,
5bはポケット部8a,9aまたは8b,9bに落ち込
むことがないため、運搬用容器を最初から完全に一致す
る位置で重ねなくても、スライド操作によって両容器の
位置を一致させるができるという利点がある。
【0009】ところで、スタッキング可能な運搬用容器
では、スタッキングの際に充分な安定性を持たせるため
に、支脚部8a〜9bは隅側に形成することが良い場合
がある。しかしながら、上記のような従来の運搬用容器
では、幅広のポケット部8a,9aを必ず幅狭の支脚部
4a,5aより隅側に設けなけらばならないという制約
があるため、支脚部4a,5aを必要なだけ隅側に設け
るには、ポケット部8a,9aの形成位置だけでなくそ
の幅(開口幅)に関しても考慮しなければならず、設計
上の自由度が低くなる傾向があった。
【0010】また、従来の運搬用容器では、比較的幅広
なポケット部8a,9aを形成する必要があるため、収
容物の大きさによっては、このポケット部8a,9aに
内容物が嵌まり込み、収容物の納まりが低下する場合が
あった。
【0011】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術に係る問
題点を解決するためになされたものであり、2つに重ね
た状態でネスティングおよびスタッキングさせることが
でき、かつスタッキング状態でスライド操作できるとと
もに、内容物の納まりがよく、さらには支脚部およびポ
ケット部の形成位置に自由度がある運搬用容器を提供す
ることを目的としている。
【0012】
【発明の概要】係る目的を達成するために、本発明に係
る第一の運搬用容器は、対向する側壁部の両隅側部分の
各々に支脚部およびポケット部を設けてネスティングお
よびスタッキング可能に構成した運搬用容器において、
前記ポケット部が前記支脚部より容器本体隅側に設けら
れている第一隅側部分に、前記支脚部より容器本体隅側
で前記フランジ部に開口して上下方向に延在する副ポケ
ット部を設け、第一隅側部分では、該副ポケット部と前
記ポケット部とを前記支脚部より隅側に位置させるとと
もに、前記副ポケット部が設けられた第一隅側部分に対
応する第二隅側部分に、前記副ポケット部に対する点対
称位置で側壁部の外面より突出して上下方向に延在する
副支脚部を設け、第二隅側部分では、該副支脚部と前記
支脚部とを、前記ポケット部より隅側で位置させ、かつ
前記ポケット部の開口幅より離間させたことを特徴とす
る。
【0013】また、本発明に係る第二の運搬用容器は、
対向する側壁部の両隅側部分の各々に支脚部およびポケ
ット部を設けてネスティングおよびスタッキング可能に
構成した運搬用容器において、前記ポケット部が前記支
脚部より容器本体隅側に設けられている第一隅側部分
に、前記支脚部と同位置で前記フランジ部に開口して上
下方向に延在する副ポケット部と、該副ポケット部およ
び前記ポケット部の間で側壁部の外面より突出して上下
方向に延在する副支脚部とを設け、第一隅側部分では、
該副支脚部と前記支脚部とを、前記副ポケット部の開口
幅より離間させ、前記副ポケット部と副支脚部とが設け
られた第一隅側部分に対応する第二隅側部分に、前記副
ポケット部に対する点対称位置で側壁部の外面より突出
して上下方向に延在する副支脚部と、前記副支脚部に対
する点対称位置でフランジ部に開口して上下方向に延在
する副ポケット部とを設け、第二隅側部分では、該副支
脚部と前記支脚部との距離を、前記ポケット部および副
ポケット部の外側開口縁同士の距離より大きくしたこと
を特徴とする。
【0014】本発明に係る第一の運搬用容器は、ネステ
ィングおよびスタッキング可能に構成した運搬用容器に
おいて、支脚部がポケット部より容器本体隅側に形成さ
れた第二隅側部分に、ポケット部より隅側となるように
副支脚部を設け、この副支脚部と支脚部の間隔を適宜設
定することによって、スライディング操作時に支脚部お
よび副支脚部が同時にポケット部の開口に落ち込まない
ようにしてスライディング操作を可能としており、第二
の運搬用容器では、お互いが点対称位置にある第一およ
び第二の隅側部分の各々に、副支脚部および副ポケット
部を付加し、第一および第二隅側部分において支脚部と
副支脚部との間隔を適宜選択することによって、スライ
ディング操作時に支脚部および副支脚部が同時にポケッ
ト部の開口に落ち込まず、かつポケット部および副ポケ
ット部の各々に別々に落ち込まないようにしている。し
たがって、本発明に係る第一および第二の運搬用容器に
よれば、支脚部および副支脚部の幅を狭くして、ポケッ
ト部の開口幅を狭くすることができるため、支脚部およ
び副支脚部の形成位置が、ポケット部あるいは副ポケッ
ト部の開口幅に影響されることが少なく、かつ収容物が
ポケット部あるいは副ポケット部に嵌まり込むことを有
効に防止できる。
【0015】また、本発明に係る第一の運搬用容器で
は、第一隅側部分に前記支脚部より容器本体隅側で側壁
部の外面より突出して上下方向に延在する副支脚部を付
加し、かつ第二隅側部分に、前記副支脚部に対する点対
称位置で前記フランジ部に開口して上下方向に延在する
副ポケット部を付加して支脚部を増加させ、運搬用容器
の強度増加あるいはスタッキング時の安定性を向上させ
ることができる。この場合、スライディング操作時にお
いて、支脚部および副支脚部の両方がポケット部の形成
位置を経過する隅側部分(第二隅側部分)での支脚部お
よび副支脚部の距離は、前記ポケット部および副ポケッ
ト部の外側開口縁同士の距離より大きいか、あるいは内
側開口縁同士の距離より小さく設定すれば、スライディ
ング操作時に支脚部および副支脚部が各々異なるポケッ
ト部に落ち込むことがない。
【0016】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る実施例を図面
を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明の第一
の運搬用容器に係る一実施例としてのコンテナを示した
斜視図であり、図2はその平面図であり、図3はその側
面図である。
【0017】図示されるように、このコンテナは、底板
部11と、底板部11から立ち上がって対向する各々一
対の側壁部12a,12bおよび端壁部13a,13b
とから構成される略矩形の容器本体10を有している。
これら側壁部12a,12bおよび端壁部13a,13
bは、上方に向かって開拡している。また、側壁部12
a,12bおよび端壁部13a,13bの上端には、こ
れらに連続して外方向に屈曲するフランジ部17が形成
されている。このフランジ部17の下方には、上記四壁
部12a,12bおよび13a,13bの壁面から外方
向に張り出す下側フランジ部17aが形成されており、
フランジ部17と下側フランジ部17aとの間には、運
搬の際にフランジ部17,17aに加わる荷重に耐える
のに充分な強度を保持できるように、リブ21,21が
形成されている。
【0018】容器本体10は、ポリプロピレン、ポリエ
チレンなどの合成樹脂から形成することができる。容器
本体10の一方の端壁部13aには、端壁部13aの外
面から張り出して上下方向に延在し、下端面が略底板部
11の高さに達する一対の支脚部22a,22bと、こ
れら支脚部22a,22bより内側で前記フランジ部1
7に開口して下方向に延在し、容器本体1の中程の高さ
まで達する1対のポケット部24a,24bが、端壁部
13aを外方に膨出させて形成されている。また、他方
の端壁部13bには、上記と同様の形状をなす一対の支
脚部23a,23bと、これら支脚部23a,23bよ
り外側において前記フランジ部17に開口する1対のポ
ケット部25a,25bが形成されている。これら各支
脚部22a〜23bおよびポケット部24a〜25b
は、端壁部13aに形成された二本の支脚部22a,2
2bと端壁部13bに形成された二個のポケット部25
a,25bとが容器本体1の平面視での中心点Pを中心
にして点対称位置にあり、かつ端壁部13aに形成され
た二個のポケット部24a,24bと側壁部13bに形
成された二本の支脚部23a,23bとが中心点Pを中
心にして点対称位置にあるように配置されており、ネス
ティングおよびスライディング可能となるように構成さ
れている。
【0019】また、側壁部12a,12bの両隅側部分
X1, Y1およびX2, Y2の各々には、側壁部12a,12b
の外面より突出して上下方向に延在し、下端が略底板部
11の高さに達する支脚部としての支脚リブ14a,1
5bおよび14b,15aが形成されるとともに、これ
ら支脚リブ14a,15bおよび14b,15aと所定
距離離間してフランジ部17に開口して下方向に延在
し、容器本体11の中程の高さまで達するポケット部1
8a,19bおよび18b,19aが、側壁部12a,
12bを外方に膨出させて設けられている。
【0020】そして、一方の側壁部12aに形成された
二本の支脚リブ14a,15bと、他方の側壁部12b
に形成された二個のポケット部18b,19aとが、各
々中心点Pを中心にして点対称位置にあり、かつ一方の
側壁部12aに形成された二個のポケット部18a,1
9bと、他方の側壁部12bに形成された二本の支脚リ
ブ14b,15aとが各々点対称位置にあるように、各
支脚リブ14a,15bおよび14b,15aと、ポケ
ット部18a,19bおよび18b,19aとが配置さ
れている。
【0021】このように構成することによって、ポケッ
ト部18a,19aが支脚リブ14a,15aより容器
本体11の隅側に設けられている2ヵ所の第一隅側部分
X1,Y2と、この第一隅側部分X1, Y2と各々中心点Pを中
心として点対称位置にあり、支脚リブ14b,15bが
ポケット部18b,19bより容器本体11の隅側に設
けられている2ヵ所の第二隅側部分X2, Y1とが形成され
ることとなる。
【0022】本実施例のコンテナでは、上記の第一隅側
部分X1, Y2の各々に、支脚リブ14a,15aより容器
本体隅側でフランジ部17に開口して下方向に延在する
副ポケット部26,26を設け、第二隅側部分X2, Y1の
各々に、副ポケット部26,26に対する中心点Pを中
心とした点対称位置で、側壁部の外面より突出して上下
方向に延在し、下端が略底板部11の高さに達する副支
脚部としての副支脚リブ27,27が設けられている。
したがって、第一隅側部分X1, Y2では、副ポケット部2
6とポケット部18a,19aとが、支脚部14a,1
5aより隅側に位置し、第二隅側部分X2, Y1では、副支
脚リブ27と支脚リブ14b,15bとが、ポケット部
18b,19bより隅側に位置することとなる。そし
て、第二隅側部分X2, Y1では、副支脚リブ27,27と
支脚リブ14b,15bとの距離は、ポケット部18
b,19bの開口幅より大きく設定されている。
【0023】このように構成された本実施例のコンテナ
によれば、該コンテナを2つ用意し、容器本体1を回転
させ、異なる向きで上下に重ねた場合には、上側の容器
本体11に設けた支脚リブ14a〜15bおよび27が
下側の容器本体11に設けたポケット部18a〜19b
および26に没入されるため、上下の容器本体11をネ
スティングさせることができる。また、同一向きで上下
に重ねた場合には、上側の容器本体11に設けた支脚リ
ブ14a〜15bおよび27が、下側の容器本体11に
設けたフランジ部17上に載置され、スタッキングさせ
ることができ、この際、上側の容器本体1の支脚リブ1
4a〜15bおよび27が下側の容器本体1の支脚リブ
14a〜15bおよび27の上に載置される。
【0024】さらに、本実施例のコンテナでは、上下の
コンテナが同一向きである場合、上側のコンテナが第二
隅側部分X2,Y1方向にずれた位置において、この上側コ
ンテナの第二隅側部分X2,Y1側をやや持ち上げ、容器本
体11両側に張り出す支脚リブ14a,15aのみをフ
ランジ部7上に載置した状態で完全に重なる位置までス
ライドさせても、支脚リブ14a,15aはポケット部
18a,19aを乗り越えることがない。また、上側の
コンテナを、隅側部分X1,Y2方向にずれた位置から、容
器本体両側に張り出す支脚リブ14bおよび15b、あ
るいは副支脚リブ27,27をフランジ部7上に載置し
た状態で完全に重なる位置までスライドさせると、支脚
リブ14bおよび15b、あるいは副支脚リブ27,2
7の何れかがポケット部18b,19bの開口位置にあ
る場合、他方はフランジ17上にあるため、ポケット部
18b,19bの開口をを乗り越えてフランジ17上を
移動できる。したがって、いずれの方向に上記スライド
操作を行っても常に左右の支脚リブ14a,15aまた
は14b,15b、および副支脚リブ27,27の何れ
かの組がフランジ17上にあることとなる。
【0025】このように本実施例のコンテナでは、第二
隅側部分X2,Y1に設けられた支脚リブ14b,15bと
副支脚部リブ27,27との間隔を、該第二隅側部分X
2,Y1のポケット部18b,19bの開口幅より大きく
することによって、スライディング操作時に支脚リブ1
4b,15bおよび副支脚リブ27,27が同時にポケ
ット部18b,19bの開口に落ち込まないようにし
て、第二隅側部分X2,Y1でのスライディング操作を可能
としているため、支脚部14a〜15bおよび副支脚部
27,27の幅、およびポケット部18a〜19aおよ
び副ポケット部26,26の開口幅を統一して狭くする
ことができる。したがって、支脚部14a〜15bおよ
び副支脚部27,27の形成位置が、ポケット部18a
〜19aあるいは副ポケット部26,26の開口幅に影
響されることが少なく、設計に自由度がある他、収容物
がポケット部18a〜19aあるいは副ポケット部2
6,26に嵌まり込むことを有効に防止できる。
【0026】以上、本発明の第一の運搬用容器をその好
ましい一実施例に基づいて説明したが、本発明はこの実
施例に限定されるものではなく、例えば、端壁部に形成
された支脚部22a〜23bおよびポケット部24a〜
25b、あるいは下側フランジ17a等は形成してもし
なくても良い。また、互いに点対称位置にある一方の側
壁部に形成される第一隅側部分と他方の側壁部に形成さ
れる第二隅側部分とからなる2つの組の両方において、
第一隅側部分に副ポケット部を、第二隅側部分に副支脚
部を付加した上記実施例のような構成では、一方の側壁
部に形成される第一隅側部分と他方の側壁部に形成され
る第二隅側部分は互いに点対称位置にあればよく、例え
ば、側壁部12aの第一隅側部分X1と、側壁部12bの
第二隅側部分X2とは形成位置が逆になっていてもよい。
なお、本発明では、互いに点対称位置にある第一隅側部
分と第二隅側部分とからなる2つの組の一方において、
第一隅側部分に副ポケット部を、第二隅側部分に副ポケ
ット部を付加した構成とし、他方の組を従来の構成ある
いは後述する本発明の第二の運搬用容器の構成としても
よい。
【0027】さらに本発明に係る第一の運搬用容器で
は、第一隅側部分に前記支脚部より容器本体隅側で側壁
部の外面より突出して上下方向に延在する副支脚部を設
け、かつ第二隅側部分に、前記副支脚部に対する点対称
位置で前記フランジ部に開口して上下方向に延在する副
ポケット部を設けることによって、支脚部の数を増加さ
せ運搬用容器の強度あるいはスタッキング時の安定性の
向上を図ることができるのであり、以下このような実施
例を図4〜図6を参照して説明する。
【0028】図4は本発明の他の実施例に係る運搬用容
器としてのコンテナを示した斜視図であり、図5はその
平面図であり、図6はその側面図である。なお、図中、
図1〜図3と同様の箇所には同様の符号を付してその説
明を省略する。
【0029】図示されるように、本実施例のコンテナで
は、第一隅側部分X1, Y2の各々に、支脚リブ14a,1
5aより容器本体11の隅側で、かつポケット部18
a,19aと副ポケット部26の間に、側壁部の外面よ
り突出して上下方向に延在し、底板部11程度の高さに
達する副支脚部としての副支脚リブ31,31を設け、
第二隅側部分X2, Y1に、副支脚リブ27,27に対する
中心点Pを中心とした点対称位置、即ち支脚リブ14
b,15bと副支脚リブ31,31の間で、フランジ部
17に開口して下方向に延在し、容器本体11の中程の
高さまで達する副ポケット部33,33を設けている。
そして、第二隅側部分X2, Y1では、支脚リブ14b,1
5bおよび副支脚部27,27の距離rを、ポケット部
18b,19bおよび副ポケット部33,33の開口幅
qより広く、かつこれらの内側開口縁同士の距離sより
小さくしている。
【0030】このように構成された本実施例のコンテナ
によれば、該コンテナを2つ用意し、容器本体11を回
転させ、異なる向きで上下に重ねた場合には、上側の容
器本体11に設けた支脚リブ14a〜15bおよび副支
脚リブ27,31が下側の容器本体11に設けたポケッ
ト部18a〜19bおよび副ポケット部26,33に没
入されるため、上下の容器本体11をネスティングさせ
ることができる。また、同一向きで上下に重ねた場合に
は、上側の容器本体11に設けた支脚リブ14a〜15
bおよび副支脚リブ27,31が、下側の容器本体11
に設けたフランジ部17上に載置され、スタッキングさ
せることができ、この際、上側の容器本体1の支脚リブ
14a〜15bおよび副支脚リブ27,31が下側の容
器本体1の支脚リブ14a〜15bおよび副支脚リブ2
7,31の上に載置される。
【0031】さらに、本実施例のコンテナでは、上下の
コンテナが同一向きである場合、上側のコンテナが第二
隅側部分X2,Y1方向にずれた位置において、この上側コ
ンテナの第二隅側部分X2,Y1側をやや持ち上げ、容器本
体11両側に張り出す支脚リブ14a,15aまたは副
支脚リブ31,31をフランジ部17上に載置した状態
で完全に重なる位置までスライドさせても、支脚リブ1
4a,15aはポケット部18a,19aを乗り越える
ことがない。
【0032】さらに、上側のコンテナを、隅側部分X1,
Y2方向にずれた位置から、容器本体両側に張り出す支脚
リブ14bおよび15b、あるいは副支脚リブ27,2
7をフランジ部7上に載置した状態で完全に重なる位置
までスライドさせると、容器本体11の隅側に形成され
た副支脚リブ27,27がポケット部18b,19bの
開口位置を経過するとき、支脚リブ14bおよび15b
は、ポケット部18b,19bの開口位置よりスライド
方向後方でフランジ17上にある。そして支脚リブ14
b,15bがポケット部18b,19bの開口位置を経
過するときには、副支脚リブ27,27はポケット部1
8b,19bと副ポケット部33,33の間のフランジ
部17に乗り上がっている。また、副支脚リブ27,2
7が副ポケット部33,33の開口位置を経過すると
き、支脚リブ18b,19bがポケット部18b,19
bと副ポケット部33,33の間のフランジ部17に乗
り上がっているため、いずれの方向に上記スライド操作
を行っても常に左右の支脚リブ14a,15aまたは1
4b,15b、および副支脚リブ27,27または副支
脚リブ31,31の何れかの組がフランジ17上にある
こととなる。
【0033】このような本実施例のコンテナでは、上記
第一の実施例と同様の効果を期待できる他、支脚リブ3
1が増加しているため、2つのコンテナをスタッキング
した際の安定性、およびコンテナ自身の強度が向上する
という利点がある。
【0034】なお、本発明に係わる第一の運搬容器は、
第一の実施例および本実施例に限定されるものではな
く、例えば、本実施例において、端壁部に形成された支
脚部22a〜23bおよびポケット部24a〜25b、
あるいは下側フランジ17a等は形成してもしなくても
良く、また側壁部12aの第一隅側部分X1と、側壁部1
2bの第二隅側部分X2とは形成位置が逆になっていても
良い。また、互いに点対称位置にある一方の側壁部に形
成される第一隅側部分と他方の側壁部に形成される第二
隅側部分とからなる2つの組の一方だけを本実施例の構
成とし、他方の組を第一実施例の構成、従来の構成ある
いは後述する本発明の第二の運搬用容器の構成としても
よい。
【0035】さらに、本実施例では、第二隅側部分X2,
Y1で、支脚リブ14b,15bおよび副支脚リブ27,
27の距離pを、ポケット部18b,19bの開口幅q
より広く、かつポケット部18b,19bおよび副ポケ
ット部33,33の内側開口縁同士の距離rより小さく
設定し、第一隅側部分X1, Y2ではポケット部18b,1
9bと副ポケット部26の間に副支脚リブ31を形成
し、第二隅側部分X2, Y1では支脚リブ14b,15bと
副支脚リブ27の間に副ポケット部33を形成している
が、本発明に係わる第一の運搬用容器は、第一隅側部分
に副支脚部を付加し、第二隅側部分に副ポケット部を設
けた場合、隅側部分での副支脚部および支脚部の距離、
あるいは支脚部、副支脚部、ポケット部および副ポケッ
ト部の形成順序は種々に変更可能であり、以下図7〜図
9を参照してこれらの変更実施例を説明する。
【0036】図7および図9は、コンテナの第一隅側部
分に副支脚リブを加えた場合の副支脚リブ形成位置の変
更例を説明するための要部拡大側面図であり、図8およ
び図10は、各々図7、図9の第一隅側部分に対応する
コンテナの第二隅側部の要部拡大側面図である。
【0037】先ず、図7および図8に示す変更例を説明
する。この変更例のコンテナでは、図7に示されるよう
に、容器本体11の一方の側壁部12aにおける第一隅
側部分X1に、支脚リブ14aと、この支脚リブ14aよ
り容器本体11の隅側でフランジ17に開口するポケッ
ト部18aおよび副ポケット部26とを形成している。
また、他方の側壁部12bの第二隅側部分X2では、第一
隅側部X1の支脚リブ14aと点対称位置でフランジ17
に開口するポケット部18bと、第一隅側部X1のポケッ
ト部18aおよび副ポケット部26の各々と点対称位置
にある支脚リブ14bおよび副支脚リブ27とが形成さ
れている。
【0038】このようなコンテナにおいて、図7中破線
で示すように、第一隅側部X1に支脚部14aよりも容器
本体11の隅側に副支脚リブ31a〜31eを設ける
と、ネスティングを可能とするために、図8中破線で示
すように、第二隅側部分X2に、上記副支脚リブ31と点
対称位置でフランジ17に開口する副ポケット部33a
〜33eが形成される。
【0039】第一隅側部分X1では、支脚リブ14bがポ
ケット部18aおよび副ポケット部26より中心側にあ
るため、スライディング操作に際して上側のコンテナの
支脚リブ14bは、下側のコンテナのポケット部18a
あるいは副ポケット部26の開口位置を経過することな
く、常にフランジ17上にある。
【0040】第二隅側部分X2では、支脚リブ14bおよ
び副支脚リブ27の間隔rは、ポケット部18bの開口
幅qより大きく形成されている。そして、この変更例で
は、副ポケット部33a〜33eは、ポケット部18b
との内側開口縁同士の距離s1 〜s5 が、支脚リブ14
bおよび副支脚リブ27の間隔rより大となるように形
成位置を変更している。このように構成すれば、スライ
ディング操作に際して、支脚リブ14bおよび副支脚リ
ブ27が同時にポケット部18bに落ち込んだり、ある
いは支脚リブ14aおよび副支脚リブ27が、ポケット
部18および副ポケット部33に別々に落ち込むことが
ない。
【0041】また、第一隅側部分X1では、副ポケット部
33a〜33eの形成位置変更に伴って、副支脚リブ3
1a〜31eの形成位置を、ポケット部18aの中心側
から副ポケット部26の隅側に到るまで変更できるた
め、リブによる補強位置あるいはスタッキング時の脚部
位置を適宜選択できる。
【0042】次に、図9および図10に示される変更例
では、容器本体11の一方の側壁部12aにおける第一
隅側部分X1に形成される支脚リブ14a、ポケット部1
8aおよび副ポケット部26、および他方の側壁部12
bの第二隅側部分X2に形成されるポケット部18b、支
脚リブ14bおよび副支脚リブ27の配列順序は、図7
および8に示される変更例と同様である。したがって、
第一隅側部分X1では、スライディング操作に際して、上
側のコンテナの支脚リブ14bは常に下側のコンテナの
にフランジ17上にある。
【0043】図10中破線で示すように、本変更例で、
第二隅側部X2にポケット部18bよりも容器本体11の
隅側に設けられる副ポケット部33a〜33cは、ポケ
ット部18bとの外側開口縁同士の距離t1 〜t3 が、
支脚リブ14bおよび副支脚リブ27の間隔rより小と
なるように形成位置を変更されている。このように構成
した場合でも、スライディング操作に際して、支脚リブ
14bおよび副支脚リブ27が同時にポケット部18b
に落ち込んだり、あるいは支脚リブ14aおよび副支脚
リブ27が、ポケット部18および副ポケット部33a
〜33cに別々に落ち込むことはない。
【0044】また、副ポケット部33a〜33cの形成
位置変更に伴って、第一隅側部分X1では、図9に示すよ
うに、副支脚リブ31a〜33cの形成位置をポケット
部18aの中心側からポケット部18aと副ポケット部
26の間に到るまで変更することが可能となる。
【0045】以上、第一隅側部分の各々に支脚部より隅
側に副ポケット部を形成して第一隅側部分でのスライデ
ィング操作を常に可能となるようにし、かつ第二隅側部
分の各々にこれと対応する副支脚部を形成した本発明の
第一の運搬用容器において、第一隅側部分に副支脚部を
付加し、対応する第二隅側部分に副ポケット部を付加し
た上で、第二隅側部分でのスライディング操作が可能と
なるようにした変更例を図7〜図10を参照して説明し
た。しかしながら、ネスティングおよびスライディング
可能なように構成した運搬用容器では、第一隅側部分に
副ポケット部および副支脚部を形成し、第二隅側部分に
これと対応する副支脚部および副ポケット部を形成した
場合には、図11および図12に示すように、さらに他
の位置関係によって、運搬用容器の左右へのスライディ
ング操作可能とすることができる。
【0046】即ち、図11は、本発明に係る第二の運搬
用容器に係る一実施例を説明するための第一隅側部の要
部拡大側面図であり、図12は、図11の第一隅側部に
対応するコンテナの第二隅側部の要部拡大側面図であ
る。
【0047】この実施例のコンテナでは、図11に示さ
れるように、容器本体11の一方の側壁部12aにおけ
る第一隅側部分X1に、支脚リブ14aと、この支脚リブ
14aより容器本体11の隅側でフランジ部17に開口
するポケット部18aとが形成され、他方の側壁部12
bの第二隅側部分X2では、第一隅側部X1の支脚リブ14
aと点対称位置にあるポケット部18bと、第一隅側部
X1のポケット部18aと点対称位置にある支脚リブ14
bとが形成されており、これら支脚リブ14a,14b
およびポケット部18a,18bはネスティングおよび
スタッキング可能となるように構成されている。
【0048】そして本実施例では、第一隅側部分X1にお
いて、支脚リブ14aと同一の位置でフランジ17に開
口する副ポケット部26と、副ポケット部26およびポ
ケット部18aの間に形成される副支脚リブ31とが形
成され、他方の側壁部12bの第二隅側部分X2では、第
一隅側部X1の副ポケット部26と点対称位置にある副支
脚リブ18bと、第一隅側部X1の副支脚リブ31と点対
称位置にある副支脚リブ27とが形成されている。そし
て、第一隅側部分X1では、支脚リブ14aと副支脚リブ
31の間隔r1 が、副ポケット部26の開口幅q1 より
大きく設定されている。したがって、スライディング操
作に際して上側のコンテナの支脚リブ14aが、下側の
コンテナの副ポケット部26を乗り越えてフランジ17
上を移動することができる。
【0049】また第二隅側部分X2では、支脚リブ14b
および副支脚リブ27の間隔r2 は、ポケット部18b
の開口幅q2 より大きく形成されている。したがって、
スライディング操作に際して、支脚リブ14bおよび副
支脚リブ27が同時にポケット部18bに落ち込んだ
り、あるいは支脚リブ14aおよび副支脚リブ27が、
ポケット部18および副ポケット部33に別々に落ち込
むことはない。
【0050】以上、本発明の第二の運搬用容器を、互い
に点対称位置にある第一隅側部分と第二隅側部分とから
なる一方の組を示して具体的に説明したが、第一隅側部
分と第二隅側部分との他の組は、本実施例の構成である
必要はなく、従来の構成あるいは本発明の第一の運搬用
容器の構成であってもよいことはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第一
および第二の運搬用容器は、対向する側壁部の両隅側部
分の各々に支脚部およびポケット部を設けてネスティン
グおよびスタッキング可能に構成した運搬用容器におい
て、副支脚部およびこれと点対称位置にある副ポケット
部を付加し、副支脚部と支脚部の間隔を適宜設定するこ
とによって、スライディング操作時に、支脚部および副
支脚部がポケット部の開口に同時に落ち込まず、かつポ
ケット部および副ポケット部の各々に別々に落ち込まな
いようにしているため、安定してスライディング操作が
できるだけでなく、支脚部および副支脚部の幅、ポケッ
ト部の開口幅を統一して狭くすることができ、支脚部お
よび副支脚部の形成位置が、ポケット部あるいは副ポケ
ット部の開口幅に影響されることが少なく、かつ収容物
がポケット部あるいは副ポケット部に嵌まり込むことを
有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第一の運搬用容器に係る一実
施例としてのコンテナを示した斜視図である。
【図2】図2は、図1に示したコンテナの平面図であ
る。
【図3】図3は、図1のコンテナの側面図である。
【図4】図4は、本発明の第二の運搬用容器に係る一実
施例としてのコンテナを示した斜視図である。
【図5】図5は、図4に示したコンテナの平面図であ
る。
【図6】図5は、図4のコンテナの側面図である。
【図7】図7は、本発明に係る第一の運搬用容器におい
て、コンテナの第一隅側部分に副支脚リブを加えた場合
の変更例を説明するための要部拡大側面図である。
【図8】図8は、図7の第一隅側部分に対応するコンテ
ナの第二隅側部の要部拡大側面図である。
【図9】図9は、本発明に係る第一の運搬用容器におい
て、コンテナの第一隅側部分に副支脚リブを加えた場合
の他の変更例を説明するための要部拡大側面図である。
【図10】図10は、図9の第一隅側部分に対応するコ
ンテナの第二隅側部の要部拡大側面図である。
【図11】図11は、本発明に係る第二の運搬用容器に
係る一実施例を説明するための要部拡大側面図である。
【図12】図12は、図11の第一隅側部分に対応する
コンテナの第二隅側部の要部拡大側面図である。
【図13】図13は、図13の従来の運搬用容器を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10…コンテナ 11…底板部 12a,12b…側壁部 13a,13b…端壁部 14a,14b,15a,15b…支脚リブ 17…フランジ部 18a,18b,19a,19b…ポケット部 26,33,33a,33b,33c,33d,33e
…副ポケット部 27,31,31a,31b,31c,31d,31e
…副支脚リブ X1, Y2…第一隅側部分 X2, Y1…第二隅側部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板部と、底板部から立ち上がって対向す
    る各々一対の側壁部および端壁部と、該側壁部および端
    壁部上端に連続するフランジ部とで略矩形の容器本体を
    構成し、 前記側壁部各々の両隅側部分に、該側壁部の外面より突
    出して上下方向に延在する支脚部と、該支脚部と所定距
    離離間して前記フランジ部に開口し、かつ上下方向に延
    在するポケット部とを設け、 前記側壁部の一方に形成された二本の支脚部と他方に形
    成された二個のポケット部とが各々点対称位置にあり、
    かつ前記側壁部の一方に形成された二個のポケット部と
    他方に形成された二本の支脚部とが各々点対称位置にあ
    るように、各支脚部およびポケット部を配置することに
    よって、 前記ポケット部が前記支脚部より容器本体隅側に設けら
    れている2ヵ所の第一隅側部分と、該第一隅側部分と点
    対称位置にあり、前記支脚部が前記ポケット部より容器
    本体隅側に設けられている2ヵ所の第二隅側部分とが形
    成された運搬用容器において、 前記第一隅側部分に、前記支脚部より容器本体隅側で前
    記フランジ部に開口して上下方向に延在する副ポケット
    部を設け、 第一隅側部分では、該副ポケット部と前記ポケット部と
    を前記支脚部より隅側に位置させるとともに、 前記副ポケット部が設けられた第一隅側部分に対応する
    第二隅側部分に、前記副ポケット部に対する点対称位置
    で側壁部の外面より突出して上下方向に延在する副支脚
    部を設け、 第二隅側部分では、該副支脚部と前記支脚部とを、前記
    ポケット部より隅側で位置させ、かつ前記ポケット部の
    開口幅より離間させたことを特徴とする運搬用容器。
  2. 【請求項2】前記第一隅側部分に、前記支脚部より容器
    本体隅側で側壁部の外面より突出して上下方向に延在す
    る副支脚部を設けるとともに、 前記副支脚部および副ポケット部が設けられた第一隅側
    部分に対応する第二隅側部分に、副支脚部に対する点対
    称位置で前記フランジ部に開口して上下方向に延在する
    副ポケット部を設け、 第二隅側部分では、支脚部および副支脚部の距離を、前
    記ポケット部および副ポケット部の内側開口縁同士の距
    離より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の運
    搬用容器。
  3. 【請求項3】前記第一隅側部分に、前記支脚部より容器
    本体隅側で側壁部の外面より突出して上下方向に延在す
    る副支脚部を設け、 前記副支脚部および副ポケット部が設けられた第一隅側
    部分に対応する第二隅側部分に、副支脚部に対する点対
    称位置で前記フランジ部に開口して上下方向に延在する
    副ポケット部を設けるとともに、 前記第二隅側部分では、支脚部および副支脚部の距離
    を、前記ポケット部および副ポケット部の外側開口縁同
    士の距離より大きくしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の運搬用容器。
  4. 【請求項4】底板部と、底板部から立ち上がって対向す
    る各々一対の側壁部および端壁部と、該側壁部および端
    壁部上端に連続するフランジ部とで略矩形の容器本体を
    構成し、 前記側壁部各々の両隅側部分に、該側壁部の外面より突
    出して上下方向に延在する支脚部と、該支脚部と所定距
    離離間して前記フランジ部に開口し、かつ上下方向に延
    在するポケット部とを設け、 前記側壁部の一方に形成された二本の支脚部と他方に形
    成された二個のポケット部とが各々点対称位置にあり、
    かつ前記側壁部の一方に形成された二個のポケット部と
    他方に形成された二本の支脚部とが点対称位置にあるよ
    うに、各支脚部およびポケット部を配置することによっ
    て、 前記ポケット部が前記支脚部より容器本体隅側に設けら
    れている2ヵ所の第一隅側部分と、該第一隅側部分と点
    対称位置にあり、前記支脚部が前記ポケット部より容器
    本体隅側に設けられている2ヵ所の第二隅側部分とが形
    成された運搬用容器において、 前記第一隅側部分に、前記支脚部と同位置で前記フラン
    ジ部に開口して上下方向に延在する副ポケット部と、該
    副ポケット部および前記ポケット部の間で側壁部の外面
    より突出して上下方向に延在する副支脚部とを設け、 第一隅側部分では、該副支脚部と前記支脚部とを、前記
    副ポケット部の開口幅より離間させ、 前記副ポケット部と副支脚部とが設けられた第一隅側部
    分に対応する第二隅側部分に、前記副ポケット部に対す
    る点対称位置で側壁部の外面より突出して上下方向に延
    在する副支脚部と、前記副支脚部に対する点対称位置で
    フランジ部に開口して上下方向に延在する副ポケット部
    とを設け、 第二隅側部分では、該副支脚部と前記支脚部との距離
    を、前記ポケット部および副ポケット部の外側開口縁同
    士の距離より大きくしたことを特徴とする運搬用容器。
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