JP2001048176A - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JP2001048176A
JP2001048176A JP11219525A JP21952599A JP2001048176A JP 2001048176 A JP2001048176 A JP 2001048176A JP 11219525 A JP11219525 A JP 11219525A JP 21952599 A JP21952599 A JP 21952599A JP 2001048176 A JP2001048176 A JP 2001048176A
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container
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JP11219525A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takegami
賢一 竹上
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネスティング状態にある上方位置の容器本体
を下方位置の容器本体内に2分の1以下のスペースとな
るように積み重ねることができ、容器本体を省スペース
で取扱うことができる運搬用容器を提供する。 【解決手段】 容器本体11の対向する各一対の側壁1
1a,11bは互いに上部ほど広くなるテーパ状をなす
ように形成され、その上端には、上部フランジ12が形
成されている。各側壁11a,11bの外面には、それ
ぞれ一対ずつ脚部16が突設されるとともに、容器本体
11の平面から見た中心を基準に点対称位置の側壁11
a,11bの内面には脚部収容凹部17が設けられてい
る。脚部収容凹部17の内底面には脚部挿通孔18が透
設され、ネスティング状態にある上方位置の容器本体1
1の脚部16が挿通されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数個の容器本体
をスタッキング状態で上下に積み上げることができると
ともに、ネスティング状態で上下に積み重ねることがで
きるように構成した運搬用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、運搬用容器を構成する容器本体は
有底四角箱状に形成され、対向する各一対の長側壁及び
短側壁が互いに上部ほど広くなるようにテーパ状をなし
ている。容器本体の上端にはその外周面を取り囲むよう
に横方向に延びる上部フランジが形成されるとともに、
容器本体の高さ方向の中央には下部フランジが上部フラ
ンジと平行に延びるように形成されている。各一対の長
側壁及び短側壁の外面において下部フランジから下方に
は、四角柱状をなす脚部がそれぞれ一対ずつ容器本体の
高さ方向に延びるように突設されている。各側壁の内面
において上部フランジ及び下部フランジ間には、脚部と
対応する形状の脚部収容凹部が一対ずつ凹設され、これ
ら脚部収容凹部と脚部は平面から見た容器本体の中心を
基準に点対称位置となっている。
【0003】容器本体は下方位置の容器本体に対し、上
方位置の容器本体を同じ位置関係となるように下方位置
の容器本体の上部フランジ上に積み上げることによって
スタッキング状態となる。また、容器本体は下方位置の
容器本体に対し、上方位置の容器本体を水平面内で18
0゜反転した位置関係となるように積み重ねることによ
ってネスティング状態となる。
【0004】このネスティング状態にある上方位置の容
器本体は、下方位置の容器本体内にその下半部を収容す
ることにより積み重ね可能に構成され、元の2分の1を
越えるスペースで保管することができるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
運搬用容器によれば、下方位置の容器本体の上部フラン
ジと上方位置の容器本体の下部フランジ又は脚部収容凹
部の外面との係合関係により、下方位置の容器本体に対
する上方位置の容器本体の挿入が規制されるようになっ
ている。このため、ネスティング状態にある上方位置の
容器本体を2分の1未満のスペースで保管することがで
きないという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、ネスティング状態にある上方位置の容器本
体を下方位置の容器本体内に2分の1以下のスペースと
なるように積み重ねることができ、容器本体を省スペー
スで取扱うことができる運搬用容器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の運搬用容器の発明は、有底箱状
をなし、対向する各一対の長側壁及び短側壁が互いに上
部ほど広くなるようにテーパ状をなす容器本体と、容器
本体の上端位置に横方向に延びるように設けられた上部
フランジと、前記各一対の側壁のうち少なくとも一対の
側壁外面の下部に突設され、下方位置の容器本体に対し
上方位置の容器本体を同じ位置関係となるように下方位
置の容器本体の上部フランジ上に積み上げるスタッキン
グ状態で、上方位置の容器本体を支持するための脚部
と、この脚部に対して容器本体の平面内の中心を基準と
して点対称位置となる側壁内面の上部に凹設され、下方
位置の容器本体に対し上方位置の容器本体を水平面内で
180゜反転した位置関係となるように積み重ねるネス
ティング状態で、脚部を収容するための脚部収容凹部
と、この脚部収容凹部の内底面に透設され、脚部を挿通
するための脚部挿通孔とを備えたものである。
【0008】請求項2に記載の運搬用容器の発明は、請
求項1に記載の発明において、容器本体の高さ方向の2
分の1以上の位置において、前記上部フランジと平行に
延びるように設けられ、ネスティング状態の容器本体を
積み重ねるとき、上部フランジとの係合関係により下方
位置の容器本体に対する上方位置の容器本体の挿入を規
制するための下部フランジを備えたものである。
【0009】請求項3に記載の運搬用容器の発明は、請
求項1又は請求項2に記載の発明において、前記容器本
体をネスティング状態で順次積み重ねたとき、上方位置
の容器本体の脚部挿通孔から突出した脚部を、下方位置
の容器本体の上部フランジ上に載せ、下端の容器本体を
基準として同じ位置関係にある容器本体の上端の高さ
と、容器本体をスタッキング状態で順次積み上げたと
き、容器本体の上端の高さを揃えることができるように
構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1(a),(b)に示
すように、運搬用容器の容器本体11は上面を開口した
有底長四角箱状に形成され、内部に機械部品、食品、薬
品等の収容物が収容されるようになっている。容器本体
11の対向する各一対の長側壁11a及び短側壁11b
は互いに上部に若干広がるテーパ状に形成されている。
容器本体11の上端には、上部フランジ12が容器本体
11の外周面を取り囲むように横方向に延出形成されて
いる。容器本体11の高さ方向における中央よりも若干
上方には、下部フランジ13が上部フランジ12と平行
に延びるように横方向に延出形成されている。
【0011】上部フランジ12と下部フランジ13との
間には、上部フランジ12と平行に延びるように横方向
に延出形成された複数の中間フランジ14aと、上部フ
ランジ12と交差する上下方向に延びるように突出形成
された中間リブ14bとが設けられている。これら中間
フランジ14a及び中間リブ14bは容器本体11に対
して加えられる捩れ等の力を受け、その変形を防止する
ようになっている。
【0012】各側壁11a,11b外面において、容器
本体11の高さ方向の中央よりも下方から容器本体11
の下端部までの範囲には四角柱状をなす脚部16がそれ
ぞれ一対ずつ突設されている。さらに、各脚部16の下
端部には段差状をなす係止角部16aが切り欠き形成さ
れている。各一対の脚部16の位置関係は、両短側壁1
1b上において、一方側の一対は短側壁11bの中央寄
りに、他方側の一対は短側壁11bの側方寄りに配設さ
れている。また、各長側壁11a上において、一方側の
脚部16は長側壁11aの側方寄りに、他方側の脚部1
6は長側壁11aの中央寄りに配設されている。
【0013】容器本体11の各側壁11a,11bの内
面において、上部フランジ12及び下部フランジ13の
間には、脚部16と対応する形状をなす脚部収容凹部1
7がそれぞれ一対ずつ凹設されている。これら脚部収容
凹部17は脚部16に対し、平面から見た容器本体11
の中心を基準に点対称位置に配設されている。
【0014】図2に示すように、下方位置の容器本体1
1に対し、上方位置の容器本体11を同じ位置関係とな
るように位置合わせした状態がスタッキング状態であ
る。このスタッキング状態で下方位置の容器本体11の
脚部収容凹部17及び上方位置の容器本体11の脚部1
6は位置ずれした状態となっている。
【0015】図3に示すように、スタッキング状態にあ
る上方位置の容器本体11はその下端部、つまり、係止
角部16aから容器本体11の下端までの間に設けられ
たラップ部20を下方位置の容器本体11内に収容した
状態で、その脚部16が下方位置の容器本体11の上部
フランジ12上に載せられている。この状態で、上方位
置の容器本体11の係止角部16aは下方位置の容器本
体11の上部フランジ12に係合可能になっており、容
器本体11が横方向に位置ずれする場合、係止角部16
aの側面及び各側壁11a,11bの内面の係合によっ
て、その移動が規制される。
【0016】下方位置の上部フランジ12の上面には脚
部16と対応する位置に脚部係合部12aが凹設され、
その内底面には係合突起12bが突設されている。ま
た、係止角部16aの上面にはこの係合突起12bを跨
ぐように規制溝16bが凹設されており、その内側に係
合突起12bが遊嵌状態で収容されている。そして、容
器本体11が横方向に大きく位置ずれする場合、係合突
起12bの側面と規制溝16bの内面が係合することに
よってその移動が規制される。
【0017】図5に示すように、下方位置の容器本体1
1に対し、上方位置となる容器本体11を180゜反転
して位置合わせした状態がネスティング状態である。こ
のネスティング状態で下方位置の容器本体11の脚部収
容凹部17及び上方位置の容器本体11の脚部16は位
置合わせされた状態となっている。
【0018】図4に示すように、ネスティング状態にあ
る上方位置の容器本体11の脚部16は下方位置の容器
本体11の脚部収容凹部17の内側に収容されている。
脚部収容凹部17の下端部にはその内底面と、内底面か
ら脚部16の上端までの範囲の各側壁11a,11bと
を切り欠くことよって脚部挿通孔18が透設されてい
る。この脚部挿通孔18内には上方位置の容器本体11
の脚部16が挿通され、その係止角部16aが容器本体
11の外部へ突出されている。また、上方位置の容器本
体11はその下部フランジ13と下方位置の容器本体1
1の上部フランジ12との係合関係により、これ以上の
挿入が規制されている。
【0019】図4及び図6に示すように、1個の容器本
体11の高さTは、ラップ部20のラップ高さLに、係
止角部16aから容器本体11の上端までのスタッキン
グ高さSを加えた高さとなる。このスタッキング高さS
に対して、容器本体11の下部フランジ13から上部フ
ランジ12までのネスティング高さNは2分の1の高さ
に設定されている。このため、ネスティング状態で積み
重ねられた容器本体11においては、脚部挿通孔18か
ら突出した係止角部16aと、下部フランジ13とが同
じ高さとなるように保持されている。
【0020】前記運搬用容器の作用について以下に記載
する。さて、容器本体11をスタッキング状態で上下に
積み上げるときには、まず、図2に示すように、上下の
容器本体11が同じ位置関係となるように各容器本体1
1が位置合わせされる。この後、各係止角部16aが下
方位置の容器本体11の対応する脚部係合部12aに係
合されるように、上方位置の容器本体11の脚部16を
下方位置の容器本体11の上部フランジ12上に載せ
る。そして、同様の作業を複数回繰り返すことによっ
て、容器本体11がスタッキング状態で上下に積み重ね
られる。
【0021】一方、容器本体11をネスティング状態で
上下に積み重ねるときには、図5に示すように、上方位
置の容器本体11を180゜反転させ、各容器本体11
が位置合わせされる。この後、上方位置の容器本体11
の各脚部16を、下方位置の容器本体11の対応する脚
部収容凹部17内に挿入させながら、上方位置の容器本
体11の下部を下方位置の容器本体11の内部に収容さ
せる。そして、同様の作業を複数回繰り返すことによっ
て、容器本体11がネスティング状態で省スペースに積
み重ねられる。
【0022】図4に示すように、2個の容器本体11を
ネスティング状態で上下に積み重ねたときの全高さH1
は、以下のようになる。すなわち、上方位置の容器本体
11の下部フランジ13から下端までが下方位置の容器
本体11の内部に収容されることから、下方位置の容器
本体11の高さTに、上方位置の容器本体11のネステ
ィング高さNを加算した高さとなる。このとき、ネステ
ィング高さNは容器本体11の高さTとN<0.5×T
の関係を満たすことにより、全高さH1は容器本体11
の高さTとH1<T+0.5×Tの関係を満たすことと
なる。従って、ネスティング状態にある上方位置の容器
本体11が下方位置の容器本体11内に2分の1未満の
スペースで積み重ねられる。
【0023】図6に示すように、容器本体11をスタッ
キング状態で上下に積み上げたときの全高さは、以下の
ようになる。すなわち、上方位置の容器本体11の下端
部のラップ高さLに相当する高さが、下方位置の容器本
体11の上端部と重なり合うことから、1つのラップ高
さLと、積み上げられた個数分の容器本体11のスタッ
キング高さSの和とを加えた高さになる。そして、3個
の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み重ねた
ときの全高さH2は、ラップ高さL及びスタッキング高
さSとH2=L+3×Sの関係を満たし、スタッキング
高さS及び容器本体11の高さTとH2=2×S+Tの
関係を満たすこととなる。
【0024】一方、5個の容器本体11をネスティング
状態で上下に積み重ねる場合には、1個目の容器本体1
1に対して2個目の容器本体11を180゜反転させて
積み重ね、さらに2個目の容器本体11に対し180゜
反転させた3個目の容器本体11を積み重ねるというよ
うに、同様の作業を順次繰り返すことによって行われ
る。このようにして積み重ねた5個の容器本体11の全
高さH3はネスティング高さN及び容器本体11の高さ
TとH3=4×N+Tの関係を満たす。
【0025】この状態で、1個目の容器本体11を基準
とした場合、3個目、5個目の容器本体11はスタッキ
ング状態となっており、2個目又は4個目の容器本体1
1の脚部挿通孔18から突出した3個目又は5個目の容
器本体11の脚部16が1個目又は3個目の容器本体1
1の上部フランジ12上に載置される。また、ネスティ
ング高さNはスタッキング高さSとN×2=Sの関係を
満たすことから、上記の全高さH3はスタッキング高さ
S及び容器本体11の高さTとH2=2×S+Tの関係
を満たす。
【0026】従って、容器本体11をネスティング状態
で順次積み重ねたとき、下端となる1個目の容器本体1
1を基準に同じ位置関係にある3個目及び5個目の容器
本体11の上端の高さが、スタッキング状態で上下に積
み重ねたときの容器本体11の上端の高さと揃えられ
る。
【0027】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 ・ 脚部収容凹部17の内底面に脚部挿通孔18を透設
したことにより、ネスティング状態で容器本体11を上
下に積み重ねるとき、この脚部挿通孔18から上方位置
の容器本体11の脚部16が突出される。これに加え、
上方位置の容器本体11の下方位置の容器本体11に対
する挿入を規制するための下部フランジ13が容器本体
11の高さ方向の中央よりも上方に設けられている。
【0028】このため、積み重ねられた容器本体11に
おいて上方位置の容器本体11はその半分以上を下方位
置の容器本体11内に収容させることができ、ネスティ
ング状態にある上方位置の容器本体11を下方位置の容
器本体11内に2分の1未満のスペースとなるように積
み重ねることができ、容器本体11を省スペースで取扱
うことができる。
【0029】・ 下部フランジ13は上部フランジ1
2、中間フランジ14a及び中間リブ14bとともに容
器本体11に対して加えられる捩れ、収容物の重量等の
力を受け、その変形を防止することができる。加えて、
この下部フランジ13は脚部収容凹部17の下端位置に
設けられていることから、脚部挿通孔18が透設された
脚部収容凹部17においても、脚部収容凹部17の強度
を維持することができる。
【0030】・ 容器本体11をネスティング状態で順
次積み重ねたとき、上方位置の容器本体11の脚部挿通
孔18から突出された脚部16は下方位置の容器本体1
1の上部フランジ12上に載せられ、下端の容器本体1
1を基準として同じ位置関係にある容器本体11はスタ
ッキング状態で積み上げられている。そして、ネスティ
ング状態で下端の容器本体11と同じ位置関係にある容
器本体11の上端の高さと、スタッキング状態で順次積
み上げられた容器本体11の上端の高さを揃えることが
できる。
【0031】このため、例えば、上端の高さが揃えられ
て平坦になった各容器本体11の上端に、パレット等を
載置することが可能である。このとき、パレット上にさ
らに多数の運搬用容器を安定に積み重ねることができる
とともに、前記パレットの上方の運搬用容器と下方の運
搬用容器とを、フォークリフトを用いて非常に容易に分
離することができる。
【0032】また、例えば、パレットや車両の荷台等の
上に複数個の容器本体11をスタッキング状態及びネス
ティング状態に係わらず、積み上げ又は積み重ねして並
べて配置し、さらにそれら容器本体11の上端をロープ
等を用いて係止した場合には、全ての容器本体11の上
端を強固にかつ均等な力で係止することが可能である。
従って、これらの運搬用容器の荷崩れを防止しながら、
容易に運搬することができる。
【0033】・ 脚部16の下端に係止角部16aを設
け、この係止角部16aから容器本体11の下端までを
ラップ部20とするとともに、スタッキング状態で容器
本体11を積み上げるとき、このラップ部20が下方位
置の容器本体11内に収容されるようになっている。こ
れにより、容器本体11が互いに横方向に位置ずれする
とき、係止角部16aの側面及び各側壁11a,11b
の内面が係合され、その移動を規制することができるた
め、ラップ部20により積み上げられた上下の容器本体
11間における横ずれを防止することができる。
【0034】・ 上部フランジ12の上面には脚部係合
部12aが凹設されるとともに、係止角部16aの内底
面にはこの脚部係合部12aを跨ぐように規制溝16b
が凹設されている。このため、容器本体11が横方向に
大きく位置ずれする場合、脚部係合部12aの側面と規
制溝16bの内面との係合関係によってその移動を規制
することができ、容器本体11間の横ずれを効果的に防
止することができる。
【0035】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。・ 容器本体11はその
下部フランジ13を実施形態よりも上方位置に設けるこ
とにより、ネスティング高さNがスタッキング高さSと
N<0.5×Sの関係を満たすように形成してもよい。
【0036】このように構成した場合、下方位置の容器
本体11内に上方位置の容器本体11をさらに省スペー
スに収容することができる。 ・ 下部フランジ13を省略して構成してもよい。この
場合、下方位置の容器本体11に対する上方位置の容器
本体11の挿入の規制は、中間フランジ14aと上部フ
ランジ12との係合関係か、あるいは脚部16の下端面
と、脚部挿通孔18の内底面との係合関係により行われ
る。
【0037】このように構成した場合にも、実施形態と
同様にネスティング状態にある上方位置の容器本体11
を下方位置の容器本体11内に2分の1以下のスペース
となるように積み重ねることができ、容器本体11を省
スペースで保管することができる。
【0038】・ 脚部係合部12a、係止角部16a及
び規制溝16bのうち少なくとも1つを省略して構成し
てもよい。このように構成した場合、容器本体11の構
成を簡易なものとすることができる。
【0039】・ 例えば、図1に示すように、一方の短
側壁11bの上端に位置する上部フランジ12におい
て、その上面中央に容器本体11と異なる色に着色され
た方向指示手段としてのマーカ15を取着して、容器本
体11の同じ又は180゜反転させた位置関係を示すよ
うに構成してもよい。なお、容器本体11の方向を示す
ための方向指示手段としては、短側壁11b上に設けら
れたマーカ15に限定されるものではなく、例えば長側
壁11a上にマーカ15を設けたり、容器本体11をそ
の長さ方向又は幅方向の中間で塗り分けたり、長辺側又
は短辺側の一方の側縁全体の成型色を変えたり、描画さ
れた矢印、文字、絵等としたりしてもよい。
【0040】このように構成した場合、マーカ15が同
じ又は異なる位置となるように位置合わせすることで各
容器本体11をスタッキング状態又はネスティング状態
とすることができるため、容器本体11を積み上げ又は
積み重ねるときの位置合わせ作業を容易に行うことがで
きる。
【0041】・ ネスティング高さNを容器本体11の
高さTとN≦0.5×Tの関係を満たすように設定する
ことによって、ネスティング状態で積み重ねられた容器
本体11の2分の1以上のスペースが下方位置の容器本
体11内に収容されるように構成してもよい。
【0042】このように構成した場合にも、容器本体1
1を省スペースに積み重ねて保管することができる。さ
らに、前記実施形態より把握できる技術的思想について
以下に記載する。
【0043】・ 前記容器本体には容器本体同士の同じ
又は180゜反転させた位置関係を示すための方向指示
手段を設けた請求項1又は請求項2に記載の運搬用容
器。このように構成した場合、容器本体の方向を容易に
判別することができる。
【0044】・ 前記容器本体のネスティング状態の高
さNがスタッキング状態の高さSに対して下記式(1)
の関係を満たすように設定した請求項1又は請求項2に
記載の運搬用容器。
【0045】2×N≦S …(1) このように構成した場合、ネスティング状態にある上方
位置の容器本体を下方位置の容器本体内に2分の1以下
のスペースとなるように効果的に積み重ねることができ
る。
【0046】・ 請求項1に記載の運搬用容器を用い、
下方位置の容器本体に対して上方位置の容器本体を18
0゜反転し、容器本体をネスティング状態で積み重ねる
操作を複数回繰り返すとともに、上方位置の容器本体の
脚部挿通孔からこれより上方位置にある容器本体の脚部
を突出させ、この脚部を下方位置の容器本体の上部フラ
ンジ上に載せる運搬用容器の積み重ね方法。
【0047】このように構成した場合、ネスティング状
態で順次積み重ねられた複数個の容器本体のうち、下端
の容器本体を基準として同じ位置関係にある容器本体の
上端の高さと、スタッキング状態で順次積み上げられた
容器本体の上端の高さとを揃えることができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
運搬用容器によれば、ネスティング状態にある上方位置
の容器本体を下方位置の容器本体内に2分の1以下のス
ペースとなるように積み重ねることができ、容器本体を
省スペースで取扱うことができる。
【0049】請求項2に記載の発明の運搬用容器によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、容器本体に
対して加えられる捩れ、収容物の重量等の力を受け、そ
の変形を防止することができる。
【0050】請求項3に記載の発明の運搬用容器によれ
ば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え
て、スタッキング状態で積み上げた複数個の容器本体の
上端の高さとネスティング状態で積み重ねた複数個の容
器本体の上端の高さを揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施形態の容器本体を示す斜視図、
(b)は容器本体を示す平面図。
【図2】 スタッキング状態で積み上げる容器本体を示
す分解斜視図。
【図3】 スタッキング状態で積み上げた容器本体を示
す拡大断面図。
【図4】 ネスティング状態で積み重ねた容器本体を示
す拡大断面図。
【図5】 ネスティング状態で積み重ねた容器本体を示
す分解斜視図。
【図6】 容器本体を積み上げ及び積み重ねた状態を示
す断面図。
【符号の説明】
11…容器本体、11a…長側壁、11b…短側壁、1
2…上部フランジ、13…下部フランジ、16…脚部、
17…脚部収容凹部、18…脚部挿通孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底箱状をなし、対向する各一対の側壁
    が互いに上部ほど広くなるようにテーパ状をなす容器本
    体と、 容器本体の上端位置に横方向に延びるように設けられた
    上部フランジと、 前記各一対の側壁のうち少なくとも一対の側壁外面の下
    部に突設され、下方位置の容器本体に対し上方位置の容
    器本体を同じ位置関係となるように下方位置の容器本体
    の上部フランジ上に積み上げるスタッキング状態で、上
    方位置の容器本体を支持するための脚部と、 この脚部に対して容器本体の平面内の中心を基準として
    点対称位置となる側壁内面の上部に凹設され、下方位置
    の容器本体に対し上方位置の容器本体を水平面内で18
    0゜反転した位置関係となるように積み重ねるネスティ
    ング状態で、脚部を収容するための脚部収容凹部と、 この脚部収容凹部の内底面に透設され、脚部を挿通する
    ための脚部挿通孔とを備えた運搬用容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体の高さ方向の2分の1以上
    の位置において、上部フランジと平行に延びるように設
    けられ、ネスティング状態の容器本体を積み重ねると
    き、上部フランジとの係合関係により下方位置の容器本
    体に対する上方位置の容器本体の挿入を規制するための
    下部フランジを備えた請求項1に記載の運搬用容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体をネスティング状態で順次
    積み重ねたとき、上方位置の容器本体の脚部挿通孔から
    突出した脚部を、下方位置の容器本体の上部フランジ上
    に載せ、下端の容器本体を基準として同じ位置関係にあ
    る容器本体の上端の高さと、容器本体をスタッキング状
    態で順次積み上げたとき、容器本体の上端の高さを揃え
    ることができるように構成した請求項1又は請求項2に
    記載の運搬用容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297076A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Sanko Co Ltd 蓋体及び蓋付きコンテナ
JP2009083864A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanko Co Ltd コンテナー蓋

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