JP3207942B2 - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JP3207942B2
JP3207942B2 JP29978592A JP29978592A JP3207942B2 JP 3207942 B2 JP3207942 B2 JP 3207942B2 JP 29978592 A JP29978592 A JP 29978592A JP 29978592 A JP29978592 A JP 29978592A JP 3207942 B2 JP3207942 B2 JP 3207942B2
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原 俊 弘 笠
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Sanko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運搬用容器に関し、さ
らに詳しくは、複数の容器を重ねるに際し、内容物を収
容した状態では、背を高くして多段に重ねることができ
るとともに、空となった状態では、背を低くして重ねる
ことができる運搬用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品の保管あるいは運搬に用いられる容
器として広く利用されている合成樹脂製の運搬用容器の
中には、内部に物を収容して多段に重ねる場合に、背を
高くして重ねる(以下「スタッキング」という)ととも
に、収容物が空となったときには、背を低くして重ねる
(以下「ネステイング」という)ようにした運搬用容器
がある。この種の運搬用容器は、一般に「SNコンテ
ナ」と称されており、使わない時に嵩が張らないなどの
利点がある。
【0003】ところで、この種の運搬用容器では、一般
にポケット部と支脚部とを具備している。従来、このポ
ケット部は容器本体の内面側を窪ませることで形成さ
れ、また支脚部は容器本体の外面側を突出させることで
形成されている。
【0004】そして、SNコンテナでは、支脚部をポケ
ット部内に没入させたときに、背が低くなるようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
運搬用容器に、例えば、葡萄、桃などの農産物あるいは
豆腐など、衝撃に対して弱いものを収容する場合があ
る。
【0006】しかしながら、従来の運搬用容器では、上
記したように物品の収容部を構成する容器の内面部分
に、ポケット部を形成するための窪みが形成されている
ため、以下のような問題がある。
【0007】すなわち、このような物品を出入れする場
合には、それらの一部を容器内面側の窪みに引っ掛けて
しまう恐れがある。すると、葡萄などは実を落とし、商
品価値を下げる恐れがあり、豆腐などは形そのものを壊
してしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記実情に鑑み、スタッキング
あるいはネスティングできる運搬用容器であっても、収
容物を出し入れする際に物品の品質を低下させる恐れが
ない運搬用容器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、底板部と、開口縁にフランジ部を有する四
側壁部とから、物品の収容部を構成する内面部分が平坦
に形成された略矩形の容器本体を構成するとともに、前
記四側壁部のうち少なくとも相対向する一対の側壁部の
隅部には、前記フランジ部上に係止することのできる支
脚部と、これら支脚部を嵌入することのできるポケット
部とを備え、2つの前記容器本体を一方の姿勢で嵌合さ
せた時には一つの容器本体の支脚部が他方の容器本体の
フランジ上に配置され、これら2つの容器本体が背を高
くした状態で配置されるとともに、前記容器本体を他方
の姿勢で嵌合させた時には一つの容器本体の支脚部が他
方の容器本体のポケット部内に没入され、これら2つの
容器本体が背を低くした状態で配置されるようにした運
搬用容器において、前記容器本体のポケット部および支
脚部を、前記側壁部の外面に接して形成したことを特徴
としている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、物品の収容部を構成する容
器内面の側壁部は平坦に形成され、凹凸部が形成されな
いので、この容器内に物品を収容する場合に、それらが
どこかの角の部分に衝突することはない。よって、物品
を自然な形で容器内に収容することができ、それらの製
品価値を低下させることがない。また物品を取り出す場
合にも同様である。
【0011】また、容器内面側にこうしたポケット部に
よる凹凸部が形成されないので、塵などが溜まり難く、
これにより洗浄性が良く衛生的にも好ましい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例に係る運搬
用容器としてのコンテナを示したもので、全体として1
0で示している。図2はその長手側の側面図で、図3は
短手側の側面図である。なお、このコンテナ10は、一
般に同色同形SNコンテナと称されるもので、2つの容
器を用意してこれらを上下に同一向きで重ね合わせたと
きにスタッキングされ、一方、上位の容器を180°回
転させて重ね合わせたときに、ネスティングされるもの
である。
【0013】このコンテナ10では、底板部2と、該底
板部2の周縁部から立設される四側壁部3、4、5、6
とから略矩形の容器本体11が形成されている。側壁部
3、4、5、6は開口端ほど外方に拡がって形成されて
おり、その開口縁には、フランジ部3a、4a、5a、
6aが一体成形されている。
【0014】また、容器本体11には、これらフランジ
部3a、4a、5a、6aに加えてその下方に平行なリ
ブRと、格子を形成する他の複数のリブLとが配設さ
れ、これらにより容器の周囲に充分な強度が付与されて
いる。
【0015】また、四側壁部3、4、5、6の各隅部に
は、リブと同様にその上部側にポケット部が、下部側に
支脚部がそれぞれ形成されている。なお、同色同形SN
コンテナでは、一般に点Oを中心に各々点対称の位置に
ある支脚部とポケット部とが1つの組を構成しており、
これら1つの組では、各支脚部がポケット部に没入でき
るように構成されている。
【0016】以下、図1、図2、図3、特に図4を参照
して、コンテナ10の側壁部3に形成された支脚部1
7、18およびポケット部31、32と、側壁部4に形
成された支脚部19、20およびポケット部33、34
の関係について説明する。なお、側壁部5、6にもこれ
らと同様の位置関係で支脚部21、22、23、24と
ポケット部35、36、37、38が形成されている
が、これらの詳細な説明は省略する。
【0017】支脚部19とポケット部31とは点Oを中
心に点対称の位置にあり、1つの組を形成している。同
様に、支脚部20とポケット部32、支脚部17とポケ
ット部34、支脚部18とポケット部33とが、それぞ
れ点Oを中心に点対称の位置にあり、それぞれ1つの組
を形成している。
【0018】各支脚部19、20は、図3に示すように
容器本体11の略半分程の高さに水平に形成されたリブ
Lから下方にむかって延出されている。また、これらの
支脚部は、リブLから垂下した状態にあり、上部を除い
て側壁部4から離反されている。したがって、支脚部1
9、20の背面側と側壁部4との間には、図2、図4に
明示したように間隙Sが形成される。
【0019】さらに支脚部19、20の直上部に位置す
るフランジ部分は、周囲のフランジ部より若干低く形成
され、ここにスタッキングの際の係止部としての段Dが
それぞれ形成されている。
【0020】一方、ポケット部31、32、33、34
は、容器本体の上方部に形成され、図4に示したように
各フランジの突出幅をPとしたとき、略1/2P程の位
置から容器外方に向かって形成されている。すなわち、
容器本体11の内面には連続しておらず、容器の外面に
接している。したがって、容器本体11の内面には凹凸
部が形成されず、完全な平坦面を形成している。
【0021】さらに、これらポケット部内にはリブR1
が形成され、該リブR1 は、周囲のリブRに比べて突出
幅が半分程に短く設定されている。以下に、このように
形成されたコンテナ10の作用について説明する。
【0022】このように形成されたコンテナは、同形の
ものを2つ用意し、例えば図5に示したように、2つの
コンテナ10、10を同一向きで互いに重ね合わせるこ
とでスタッキング嵌合される。その際、各支脚部は、そ
の上部の段Dの中に配置され、位置づれが防止される。
【0023】一方、ネスティング嵌合するときには、図
6に示したように1つのコンテナ10を180°回転さ
せて他のコンテナ10’に嵌合させれば良い。その際、
各支脚部は図6に示したように点対称の位置にあるポケ
ット部内に収容される。これにより、背を低くした状態
で多段に積み重ねられる。
【0024】このようにしてスタッキングあるいはネス
ティングされる本実施例のコンテナ10では、容器本体
11の内面側は常に平坦であり、例えば、葡萄のように
衝撃の弱い物品を容器内に取り入れる場合であっても、
これらの果実が衝突する部位はない。したがって、品質
を低下させずに取り入れることができ、同様に取り出す
こともできる。
【0025】また、このコンテナ10では、内壁面に凹
凸部が形成されていないので、内部に部分的に塵などの
堆積することがない。また、内周面に凹凸部が存在しな
いことから洗浄性も非常に良い。
【0026】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の技術的
思想に基づき種々の変形が可能である。例えば、以上の
実施例は、2つの容器を同じ向きに上下に配置してスタ
ッキングする同形状のSNコンテナについて説明した
が、本発明は2つの容器を異なる向きに配置したときに
スタッキングするいわゆる異形状のSNコンテナにも適
用できることはいうまでもない。
【0027】また、以上の実施例では、四側壁部に全て
支脚部とポケット部とを有するコンテナで本発明を説明
したが、一対の側壁部にのみこれらポケット部および支
脚部を有するコンテナであっても無論よい。さらに、底
壁部の形状などについては説明を省いたが、この底板部
は網目であっても平坦であっても良い。さらに側壁部に
形成されるリブR、リブLなどによる網目模様も種々考
えられる。
【0028】また、本実施例で形成される運搬用容器
は、特に、支脚部が小さい小型の運搬容器程、その効果
を発揮するが、支脚部を大きくする場合などには、この
支脚部内に薄い鋼板、もしくは合成樹脂製の補強用部材
を介在させてもよい。このような部材を別部材で適宜挿
入することにより、支脚部に充分な強度を持たせること
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る運搬
用容器によれば、物品の収容部を構成する容器内面の側
壁部は平坦に形成され、凹凸部が形成されないので、こ
の容器内に物品を収容する場合に、それらがどこかの部
分に衝突することはない。よって、物品を自然な形で容
器内に収容することができ、それらの製品価値を低下さ
せることがない。また物品を取り出す場合にも同様であ
る。
【0030】また、容器内面側にこうしたポケット部に
よる凹凸部が形成されないので、塵などが溜まり難く、
洗浄性が良いばかりか衛生的にも好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による運搬用容器の平
面図である。
【図2】図2は図1における運搬用容器の長手側からみ
た側面図である。
【図3】図3は図1における運搬用容器の短手側からみ
た側面図である。
【図4】図4は一実施例による運搬用容器の一部を拡大
して示す斜視図である。
【図5】図5は一実施例による運搬用容器をスタッキン
グさせたときの断面図である。
【図6】図6は一実施例による運搬用容器をネスティン
グさせたときの断面図である。
【符号の説明】

底板部 3、4、5、6
側壁部 2a、3a、4a、5a
フランジ部 10
運搬用容器 17、18、19、20、21、22、23、24
支脚部 31、32、33、34、35、36、37、38
ポケット部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板部と、開口縁にフランジ部を有する四
    側壁部とから、物品の収容部を構成する内面部分が平坦
    に形成された略矩形の容器本体を構成するとともに、前
    記四側壁部のうち少なくとも相対向する一対の側壁部の
    隅部には、前記フランジ部上に係止することのできる支
    脚部と、これら支脚部を嵌入することのできるポケット
    部とを備え、 2つの前記容器本体を一方の姿勢で嵌合させた時には一
    つの容器本体の支脚部が他方の容器本体のフランジ上に
    配置され、これら2つの容器本体が背を高くした状態で
    配置されるとともに、前記容器本体を他方の姿勢で嵌合
    させた時には一つの容器本体の支脚部が他方の容器本体
    のポケット部内に没入され、これら2つの容器本体が背
    を低くした状態で配置されるようにした運搬用容器にお
    いて、 前記容器本体のポケット部および支脚部を、前記側壁部
    の外面に接して形成したことを特徴とする運搬用容器。
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