JP3531500B2 - 収納容器 - Google Patents
収納容器Info
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Description
納した状態で、保管域(倉庫など)において保管した
り、トラック荷台や船倉に積み込んで運搬したりして使
用される収納容器に関するものである。
ッシュ状)の四側壁体を折畳み自在とした構成として
は、たとえば、実公昭38−23192号公報に見られ
る積重ね式折畳み輸送かごが提供されている。この従来
構成は、底枠の四側縁に、それぞれ環体を介して側枠が
回動自在に枢着されている。そして、各側枠を起立させ
た姿勢は、これら側枠の上端縁部間に蓋体を位置させて
係止杆に係止させることで行われる。また折畳みは、底
枠上に一対の側枠を折畳み、これら側枠上に別の一対の
側枠を折畳むことで行われる。
構成によると、一対の側枠、ならびに別に一対の側枠の
折畳みは、それぞれ上端縁部が相近接された状態で行わ
れるものであり、たとえば、別に一対の側枠どうしが、
相互に重なる状態で折畳まれる形状、寸法の場合、その
最上位の側枠は、その上端縁部が上位となるように傾斜
姿勢となる。その結果、折畳み姿勢で積重ねたとき、そ
の積重ね姿勢は不安定となる。
持を行う形式、すなわち、側枠の側縁部間に連結具が設
けられる形式の場合、この連結具の存在により、折畳み
姿勢での厚さはより厚くなり、また積重ね姿勢はより不
安定となる。
は、折畳んだ状態での積重ね姿勢を安定化し得る収納容
器を提供することを目的としたものである。
ために、本発明のうちで請求項1記載の収納容器は、矩
形状のベース体と、このベース体の四側縁部にその下端
縁部を対向させて配設される四枚の側壁体と、これら側
壁体の隣接した側縁部間に設けられた側部連結具とを有
し、相対向される一対の第1側壁体は、その下端縁部を
介して回動連結具によりベース体側に折畳み自在に連結
され、別の相対向される一対の第2側壁体は、ベース体
側から上方へ突設された連結用部材にその下端縁部を介
して折畳み自在に連結され、前記ベース体は、第2側壁
体が配設される側の一対の側縁部が上方への立上がり側
縁部に形成され、前記連結用部材による第2側壁体の折
畳み連結位置を、立上がり側縁部の上端上方として、立
上がり側縁部の立上がり高さ内に、折畳んだ一対の第1
側壁体が納まるように構成され、側部連結具は、第1側
壁体の側縁部から側外方へ突出される被係止材と、第2
側壁体の側縁部に設けられた保持材と、この保持材に支
持案内されて横方向に摺動されることで前記被係止材に
係脱自在な係止材とにより構成され、ベース体の立上が
り側縁部と第2側壁体の下端縁部には、第1側壁体を折
畳んだときに前記被係止材の通過を許す切り欠き部がそ
れぞれ形成されていることを特徴としたものである。
容器の折畳みを行うに、側部連結具群を解除し、ベース
体に対して各側壁体を外側に開動させた状態で、まず両
第1側壁体をベース体上に折畳み、次いで両第2側壁体
を第1側壁体上に折畳むことで行える。その際に最上位
の側壁体は、その下端縁部や上端縁部を折畳み連結位置
の近くとして平行状に折畳み得る。
縁部の立上がり高さ内に納まることにより、第1側壁体
はベース体上に対して、密状でコンパクトに、すなわち
重ね厚さを最少として折畳み得る。
む際に、被係止材の突出部分は、両切り欠き部を通過し
て立上がり側縁部や第2側壁体の下端縁部に衝突せず、
以て両第1側壁体を、立上がり側縁部の立上がり高さ内
に納めて、ベース体に対して平行状に折畳み得る。
は、上記した請求項1記載の構成において、ベース体と
各側壁体とは、線材群を網目状に結合することで形成さ
れたパネル体からなることを特徴としたものである。
ス体や各側壁体は、軽量にしてかつ強固に形成し得る。
また本発明の請求項3記載の収納容器は、上記した請求
項1または2記載の構成において、側壁体群のうち所定
の側壁体の上部には、吊り上げ用の被係止部が形成され
ていることを特徴としたものである。
立てた収納容器は、物品が積み込まれた状態でまたは空
の状態で、たとえばクレーン側のフックを被係止部に係
止させることで、クレーンにより吊り上げて搬送し得
る。
収納容器として網目状のボックスパレット1を採用した
状態として図に基づいて説明する。
ト1は、矩形状のベース体10と、このベース体10の
四側縁部10aにその下端縁部20a,30aを対向さ
せて配設される四枚の側壁体20,30と、これら側壁
体20,30の隣接した側縁部20b,30b間に設け
られた側部連結具40などにより構成される。ここで側
壁体20,30は、相対向される一対の第1側壁体20
と、別の相対向される一対の第2側壁体30とからな
る。
のベース枠11上に位置されたベースパネル体12から
なる。前記ベース枠11は、前記第1側壁体20に対応
される一対の第1枠材11Aと、前記第2側壁体30に
対応される一対の第2枠材11Bとにより平面視で額縁
状に形成されるとともに、両第2枠材11B間には、第
1枠材11Aに平行な一本(または複数本)の中間枠材
11Cが配設されている。なお、各枠材11A,11
B,11Cは、断面がU字状や矩形状のレール材からな
る。
12Bを網目状に結合することで形成されている。そし
て前記ベース体10は、前記第2側壁体30が配設され
る側の一対の側縁部が、上方への立上がり側縁部10b
に形成されている。すなわち、線材12A群の端部は上
方へ直角状に曲げられ、以て立上がり側縁部10bに形
成されている。
線材20Bとを網目状に結合することで形成されてい
る。そして、最下位の横線材20Bにより形成される下
端縁部20aと、ベースパネル体12の外側の線材12
Aにより形成される四側縁部10aとに亘ってコイル状
の回動連結具5が巻き付けられることにより、一対の第
1側壁体20は、その下端縁部20aを介してベース体
10側に折畳み自在に連結されることになる。その際
に、立上がり側縁部10bの立上がり高さHは、ベース
体10上に折畳んだ一対の第1側壁体20が、この立上
がり高さH内に納まるように設定されている。
線材30Bとを網目状に結合することで形成されてい
る。そして第2側壁体30は、前記立上がり側縁部10
bに対応される位置において、前記ベース体10側から
上方へ突設された連結用部材15にその下端縁部30a
を介して折畳み自在に連結されている。
11Bに外側から当て付けられて固定される下位板部1
5Aと、この下位板部15Aの上端から上方かつ外方へ
伸びる傾斜板部15Bと、この傾斜板部15Bの上端か
ら上方へ伸びたのち外側へ半円状に反転して下方へ伸び
るフック部15Cとにより形成される。
0aの横線材30Bが前記フック部15C内に位置され
ることで、この横線材30Bを回動中心としてベース体
10側からの連結用部材15に対して回動自在に連結さ
れることになる。その際に、フック部15C内は、その
上端近くが線材12Bにより閉塞されており、以て前記
連結用部材15による第2側壁体30の折畳み連結位置
Aを、立上がり側縁部10bの上端上方として、第2側
壁体30は回動自在に連結されることになる。
て、それぞれ上下の二箇所(単数箇所または複数箇所)
に配設されている。すなわち各側部連結具40は、第1
側壁体20の側縁部20bから側外方へ突出される被係
止材41と、第2側壁体30の側縁部30bに設けられ
た保持材42と、この保持材42に支持案内されて横方
向に摺動されることで前記被係止材41に係脱自在な係
止材43と、この係止材43に設けられた操作材44と
により構成されている。
って、その反転部分が側縁部20bから側外方へ突出さ
れる状態で横向きに配設されている。また保持材42は
門型状であって、横線材20Bに対して外側から当て付
けられて固定され、そして一対のコーナ部分は外側に半
円状に成形されて、その内面側により保持用凹部42a
が形成されている。この保持用凹部42aに対して前記
被係止材41が通されている。また操作材44はU字ロ
ッド状であって、その上部が被係止材41に固定され、
そして側面視においてくの字状に曲げられている。
3、操作材44は、その大部分が第2側壁体30の外面
から外方へ突出された状態になる。その際に、前述した
折畳み時において最上位の第2側壁体30における保持
材42、係止材43、操作材44は、平面視においてベ
ース枠11内の空間部分に位置されるように構成されて
いる。
と第2側壁体30の下端縁部30aには、第1側壁体2
0を折畳んだときに前記被係止材41の通過を許す切り
欠き部13,31がそれぞれ形成されている。すなわ
ち、立上がり側縁部10bにおいては、その遊端(上
端)に位置される線材12Bの所定部分が欠如されるこ
とで、前記切り欠き部13が形成される。また第2側壁
体30においては、その下端縁部30aの横線材30B
の所定部分が欠如されることで、前記切り欠き部31が
形成される。
体の上部には、吊り上げ用の被係止部が形成されてい
る。すなわち、第1側壁体20の上部で両側近くの二箇
所には、補強板21が固定され、この補強板21の配設
部分に吊り上げ用の被係止部22が形成される。ここで
補強板21は横方向に長いプレート状であって、その上
縁が最上位の横線材20Bに下方から当接され、かつ三
本の縦線材20Aに外側から当接された状態で、溶接な
どにより固定され、以て補強板21の下方に二個の網目
による吊り上げ具の挿入空間が形成されている。
を説明する。たとえば、製作工場から使用場所へのボッ
クスパレット1の輸送や、運搬先で物品を卸したのちの
使用場所へのボックスパレット1の返送は、このボック
スパレット1が折畳まれ、そして段積みされた状態で行
われる。
は、側部連結具40群を解除して、図6に示すように、
ベース体10に対して、両第1側壁体20や両第2側壁
体30を外側に開動させた状態で、まず図7に示すよう
に、両第1側壁体20がベース体10上に折畳まれる。
これら第1側壁体20の折畳みは、回動連結具5を介し
て180度回動させることで行われる。
欠き部13,31を通過されることで、立上がり側縁部
10bや第2側壁体30の下端縁部30aに衝突せず、
以て両第1側壁体20は、ベース体10のベースパネル
体12上に、このベース体10に対して平行状に折畳ま
れる。そして折畳まれた両第1側壁体20の上端縁部
は、相近接された状態になり、また第1側壁体20は、
立上がり側縁部10bの立上がり高さH内に納まる。こ
れらのことにより、第1側壁体20はベース体10上に
対して、密状でコンパクトに、すなわち重ね厚さを最少
として折畳み得る。
0上に折畳まれる。すなわち、いずれか一方の第2側壁
体30が、その下端縁部30aの横線材30Bを回動中
心としてベース体10側からの連結用部材15に対して
回動され、以て両第1側壁体20上に折畳まれる。そし
て他方の第2側壁体30が同様にして回動され、以て一
方の第2側壁体30上に折畳まれる。
畳み連結位置A、すなわち下端縁部30aが上位でかつ
上端縁部が下位の傾斜した状態で折畳まれ、ここで上端
縁部は両第1側壁体20上に当接される。また他方の第
2側壁体30は、その上端縁部が一方側の折畳み連結位
置Aの近くにおいて、一方の第2側壁体30上に当接さ
れることになり、以てベース体10に対して平行状に折
畳まれる。さらに、一方の第2側壁体30における保持
材42、係止材43、操作材44で外方へ突出された部
分は、他方(最上位)の第2側壁体30における両線材
30A,30B間に嵌合して位置されることになり、以
て平行状の折畳み姿勢は維持される。
上位の第2側壁体30をベース体10に対して平行状に
した状態で、ボックスパレット1を密状でコンパクトに
折畳み得る。
1は段積みされる。すなわち段積みは、図1の仮想線、
図9に示すように、下段のボックスパレット1における
最上位の第2側壁体30による上面に対して、上段のボ
ックスパレット1におけるベース枠11を載置させるこ
とで行える。このとき、下段のボックスパレット1にお
ける最上位の第2側壁体30の保持材42、係止材4
3、操作材44は、上段のボックスパレット1における
ベース枠11内の空間部分に位置されることになる。
ックスパレット1を、折畳んだ状態で段積みし得、以て
輸送や返送は、効率良く安価に行える。たとえば、使用
場所でボックスパレット1の組み立てを行うに、図6に
示すように、ベース体10に対して、両第1側壁体20
や両第2側壁体30を外側に開動させた状態で、まず一
枚の第1側壁体20がベース体10上に起立状態とされ
る。次いで一枚の第2側壁体30がベース体10上に起
立状態とされ、その際に、第1側壁体20側における被
係止材41の突出部分が第2側壁体30の網目に通され
る。この状態で、操作材44を介して係止材43を横方
向に摺動させて、被係止材41に係合させ、以て側部連
結具40により、隣接した側縁部20b,30b間の連
結が行われる。
体10上に起立状態とされ、前述と同様にして、隣接し
た側縁部20b,30b間の連結が、側部連結具40に
より行われる。最後に反対側の第2側壁体30がベース
体10上に起立状態とされ、前述と同様にして、隣接し
た側縁部20b,30b間の連結が、側部連結具40に
より行われる。
クスパレット1を組み立て得、そしてボックスパレット
1に対して、その上面開放部を通して物品の積み卸しが
行え、また必要時には、たとえば一枚の第2側壁体30
が開動される。
ト1は、物品が積み込まれた状態でまたは空の状態で、
たとえばクレーン側のフックを被係止部22に係止させ
ることで、クレーンにより吊り上げて搬送し得る。その
際に補強板21によって、吊り荷重による変形を防止し
得る。
積みは、図11に示すように、サポート部材50を介在
して行われる。このサポート部材50は、第1側壁体2
0の上端縁部に上方から嵌合自在な一対の下位嵌合体5
1と、これら下位嵌合体51の両端から立設された脚体
52と、脚体52群の上端間に設けられた平枠体53
と、この平枠体53上に載置されたベース枠11の位置
ずれを防止するために四隅部に設けられた上位嵌合体5
4などにより構成されている。
ことで、ボックスパレット1の段積みは安定して行わ
れ、またフォークリフトを使用しての、段積み、段ばら
し、運搬なども可能となる。
上に一方の第2側壁体30が折畳まれ、この一方の第2
側壁体30上に他方の第2側壁体30が重ねて折畳まれ
ているが、これは両第2側壁体30が上端縁部を相近接
されて同一レベル状に折畳まれる形式であってもよい。
この場合は、両第2側壁体30の折畳み時の水平状化を
さらに促進でき、しかも折畳んだ収納容器は厚さを最少
にできるとともに、安定して段積みできる。すなわち、
両実施の形態において、その形式や寸法は任意となる。
側壁体20,30との全てが、線材群を網目状に結合し
て形成されたボックスパレット1が示されているが、ベ
ース体10や側壁体20,30の一部または全部が樹脂
板や金属板からなる形式、側壁体20,30の一部また
は全部が、門型外枠と縦材、横材とからなる形式、など
であってもよい。
ボックスパレット1が示されているが、これは、ベース
体10の下部に各種の車輪が設けられた台車形式の収納
容器であってもよい。
ベースパネル体12や側壁体20,30の構成部材とし
てロッド状の線材が示されているが、これは適宜、パイ
プ材や板材などを採用してもよい。
納容器の折畳みを行うに、側部連結具群を解除し、ベー
ス体に対して各側壁体を外側に開動させた状態で、まず
両第1側壁体をベース体上に折畳み、次いで両第2側壁
体を第1側壁体上に折畳むことで行うことができる。そ
の際に最上位の側壁体は、その下端縁部や上端縁部を折
畳み連結位置の近くとして平行状に折畳むことができ、
以て折畳んだ収納容器群を安定して段積みできて、製作
工場から使用場所への輸送や、運搬先で物品を卸したの
ちの使用場所への返送は、効率良く安価に行うことがで
きる。
縁部の立上がり高さ内に納まることにより、第1側壁体
はベース体上に対して、密状でコンパクトに、すなわち
重ね厚さを最少として折畳むことができる。
む際に、被係止材の突出部分は、両切り欠き部を通過し
て立上がり側縁部や第2側壁体の下端縁部に衝突せず、
以て両第1側壁体を、立上がり側縁部の立上がり高さ内
に納めて、ベース体に対して平行状に折畳むことができ
る。これにより、第1側壁体はベース体上に対して、密
状でコンパクトに折畳むことができる。
ベース体や各側壁体は、薄肉、軽量にしてかつ強固に形
成できる。そして上記した本発明の請求項3によると、
組み立てた収納容器は、物品が積み込まれた状態でまた
は空の状態で、たとえばクレーン側のフックを被係止部
に係止させることで、クレーンにより吊り上げて搬送す
ることができる。
折畳み状態での一部切り欠き側面図である。
ある。
ある。
る。
る。
る。
である。
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 矩形状のベース体と、このベース体の四
側縁部にその下端縁部を対向させて配設される四枚の側
壁体と、これら側壁体の隣接した側縁部間に設けられた
側部連結具とを有し、相対向される一対の第1側壁体
は、その下端縁部を介して回動連結具によりベース体側
に折畳み自在に連結され、別の相対向される一対の第2
側壁体は、ベース体側から上方へ突設された連結用部材
にその下端縁部を介して折畳み自在に連結され、前記ベ
ース体は、第2側壁体が配設される側の一対の側縁部が
上方への立上がり側縁部に形成され、前記連結用部材に
よる第2側壁体の折畳み連結位置を、立上がり側縁部の
上端上方として、立上がり側縁部の立上がり高さ内に、
折畳んだ一対の第1側壁体が納まるように構成され、側
部連結具は、第1側壁体の側縁部から側外方へ突出され
る被係止材と、第2側壁体の側縁部に設けられた保持材
と、この保持材に支持案内されて横方向に摺動されるこ
とで前記被係止材に係脱自在な係止材とにより構成さ
れ、ベース体の立上がり側縁部と第2側壁体の下端縁部
には、第1側壁体を折畳んだときに前記被係止材の通過
を許す切り欠き部がそれぞれ形成されていることを特徴
とする収納容器。 - 【請求項2】 ベース体と各側壁体とは、線材群を網目
状に結合することで形成されたパネル体からなることを
特徴とする請求項1記載の収納容器。 - 【請求項3】 側壁体群のうち所定の側壁体の上部に
は、吊り上げ用の被係止部が形成されていることを特徴
とする請求項1または2記載の収納容器。
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