JPH10314756A - 浴水循環濾過装置 - Google Patents

浴水循環濾過装置

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Publication number
JPH10314756A
JPH10314756A JP9147129A JP14712997A JPH10314756A JP H10314756 A JPH10314756 A JP H10314756A JP 9147129 A JP9147129 A JP 9147129A JP 14712997 A JP14712997 A JP 14712997A JP H10314756 A JPH10314756 A JP H10314756A
Authority
JP
Japan
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bath water
filtration
pipe
bath
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP9147129A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Sasaki
哲夫 佐々木
Takahisa Nishiyama
隆久 西山
Mizuho Kanou
瑞帆 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Refrigeration Equipment and Systems Co Ltd
Original Assignee
Ebara Shinwa Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Shinwa Ltd filed Critical Ebara Shinwa Ltd
Priority to JP9147129A priority Critical patent/JPH10314756A/ja
Publication of JPH10314756A publication Critical patent/JPH10314756A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴水とオゾンガスの接触を充分に行ない、浴
水、濾過材の殺菌効果を高めると共に、マッサジー効果
を高められるようにする。 【解決手段】 高濃度のオゾンガスを小量、オゾン発生
器13から発生し、循環ポンプ10の作動により濾過部
11に汲み上げている浴水中に、インジェクタ15にお
いて、微細気泡としてこのオゾンガスを吸引混合し、濾
過部11に入れオゾン及び微細気泡状のオゾンガスによ
り、浴水及び濾過部11の濾過材表面に付着している大
腸菌その他の雑菌を殺菌する。この際、この濾過ケース
の上部に残留するオゾンガスと浴水の一部はバイパス管
24を通り、オゾン分解フイルター28を通り、オゾン
ガス濃度をほぼ0として、濾過部11から浴水吐出管2
6を流下してくる浴水と混合して浴槽Bに戻る。マッサ
ージを行なうときは、オゾンガスに替えて空気を浴水中
に混入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用の風呂の浄化を
絶えず行ない、24時間常に快適な入浴を可能とする浴
水循環濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴水を濾過槽を含む循環路に循環させ、
浴水の浄化、加熱保温、殺菌し、これに加えて、濾過槽
を通って浄化された浴水を浴槽内にあるジェツトノズル
から泡状に吐出し入浴者の腰などをマッサージする為
に、このジェツトノズル内にインジェクターにより多量
の空気を吸い込み浴水に混入する浴水循環濾過装置が開
発され、24時間いつでも快適に入浴可能な、いわゆる
24時間風呂の発明が自社を含め各社から多数出願さ
れ、上市されている
【0003】従来の公知の浴水循環装置においてオゾン
を浴水に混入させて殺菌する装置は、インジェクターに
よってジェツトノズル内に吸引され、浴水に混入される
多量の空気にオゾン発生装置を用いてオゾンを発生させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従ってこの従来のもの
においては、充分な殺菌を行なうのに必要な濃度のオゾ
ンガスが得られないか、オゾン発生量の大きな装置が必
要である。オゾンガス濃度を仮に高く出来たとしてもオ
ゾンガス濃度を入浴者に対して安全な値に下げる必要が
有り、装置全体が大型化するとともに、構造が複雑化す
る。前記の事情から現在市販されているものにおいて
は、オゾンガスの利用高率に今一歩の感が有り、オゾン
ガスによる殺菌効果、入浴者に対しての安全性、コスト
面において改良すべき点が有る。そこで本発明は従来の
課題を解決し、濾過部に入る前の段階で、浴水とオゾン
ガスとを充分に混入接触させ、未反応オゾンガスの量を
なるべく少なくした状態で、濾過部に浴水とオゾンガス
を供給し、濾過部の構造を改良することで、気液混合状
態を維持した状態で、濾過部の濾過材に浴水とオゾンガ
スを供給し、濾過材の殺菌に適したオゾンガス濃度で濾
過材と浴水の殺菌を行なえる浴水循環濾過装置を市場に
提供することを目的とする。
【0005】この発明の他の目的は、オゾンガスの生成
回路と、マッサージ用のエア回路とを別個に設け、高濃
度のオゾンガスを殺菌運転時に濾過部に入る前の段階で
の、浴水に混入接触させ、殺菌効果を上げることを可能
とし、マッサージを行なうときは従来と同様に多量のジ
ェット流で所定のマッサージ効果を得られるようにする
ことに有る。この発明の別の目的は、残留オゾンガスを
浴槽内に無害化して、濾過槽を通過した浴水とともに戻
すことを可能とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明は、浴槽の浴水を循環ポンプで汲み上げ、
濾過材を充填した濾過部に供給し濾過材を通過中に濾過
し浴槽へ戻し循環する循環路を有する浴水循環濾過装置
において、前記循環ポンプの二次側の立ち上げ管に気体
吸い込み部を設け、この気体吸い込み部にはオゾン発生
装置の二次側が接続管を介して接続され、この接続管か
ら分岐する分岐管が設けてあり前記オゾン発生装置の一
次側には空気供給管が接続してあり、前記分岐管には第
1の開閉弁が、また前記空気供給管には第2開閉弁がそ
れぞれ設けてあり、前記立ち上げ管から濾過部の濾過ケ
ース内に通じる循環路の一部は、前記濾過部を構成する
濾過ケースと、この濾過ケースを取り囲む濾過タンク部
との間に形成した浴水路としてあり、この浴水路内には
その上端が前記濾過ケースの上面より上位に突出し開口
するバイパス管が配置され、このバイパス管の下部は前
記濾過部の二次側に設けた浴水吐出管に接続されている
ことを特徴とする浴水循環濾過装置としてある。
【0007】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記第1開閉弁から循環水に混入され
る空気は、浴槽内側の空気とし、前記第2の開閉弁を通
りオゾン発生装置へ供給される空気は浴室外の空気とし
てあることが好ましい。
【0008】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記第1、第2開閉弁を選択して開閉
制御する制御部が設けてあることが望ましい。
【0009】前記課題を解決するために、関連発明は前
記浴水循環濾過装置の濾過部における濾過タンク内に濾
過ケースが配備され、この濾過タンクには前記循環ポン
プで汲み上げられた浴槽の浴水を濾過タンクに供給する
浴水供給口がこの濾過タンクの下部で濾過タンクの内周
面寄りに設けてあり、この濾過タンク内で濾過材を通り
濾過された浴水を再び浴槽に戻す浴水吐出口がこの濾過
タンクのほぼ下部中央部に設けてあり、この濾過ケース
の周面は少なくとも1箇所が内方に湾曲し、この湾曲し
た濾過ケースの外側面と濾過タンクの内側面との間に前
記浴水路が形成され、濾過ケースの上部に貯った気体を
排出する前記バイパス管が前記濾過タンク内に配備され
ていることを特徴とすることが好ましい。
【0010】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記バイパス管には、この上端から前
記濾過材ケース上面と濾過タンクの天井面との間の空間
内に延びるエア管が接続されていることを特徴とする場
合もある。
【0011】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記バイパス管は前記浴水路を上下に
貫通して延びており、この一部は、浴水加熱管としてあ
ることを特徴とすることが好ましい。
【0012】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記濾過ケースは、前記濾過タンク内
に着脱自在に装填され、装填時にこの濾過タンクの内部
底部周面とこの濾過ケースの多孔底部周面とは水密に接
触し、平面視でこの濾過タンクのほぼ投影面積内で、こ
の濾過タンク下方に前記循環ポンプ、及びオゾン発生
器、第1、第2の開閉弁、接続管が配置されていること
を特徴とすることが、構造上好ましい。
【0013】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記バイパス管の下部は前記濾過タン
クの浴水吐出口に連通する浴水吐出管の先端吐出部近傍
に接続されていることを特徴とする場合もある。
【0014】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記バイパス管の下部には気液分離タ
ンクが接続され、この気液分離タンクで分離されたオゾ
ンを送る管路の下部が、前記濾過タンクの浴水吐出口に
連通する浴水吐出管に接続されていると共に、前記気液
分離タンクで分離された浴水を送る送液管が、前記濾過
タンクの浴水吐出口と浴水吐出管の先端吐出部との中間
部に第3開閉弁を介して接続されているとを特徴とする
ことが望ましい。
【0015】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記浴水加熱管は、中空状のセラミッ
クヒータで、その内側がバイパス管の一部を形成し、そ
の外表面で浴水路を流れる浴水を加熱することを特徴と
することが加熱構造上好ましい。残留オゾンガスの処理
上望ましい。
【0016】前記課題を解決するために、この浴水循環
濾過装置において前記バイパス路又は前記管路には、前
記浴水吐出管との接続部寄りにおいて、オゾン分解フィ
ルターが配備されていることを特徴とすることが、残留
オゾンガスの処理上望ましい。請求項1、2、3記載の
発明の作用において、浴水の殺菌を行なう場合には、第
1開閉弁を閉じ、第2開閉弁を開く。この状態でオゾン
発生装置を作動させ、高濃度のオゾンガスを小量、オゾ
ン発生器から発生し、循環ポンプの作動により濾過部に
汲み上げている浴水中に、前記気体吸い込み部におい
て、微細気泡としてこのオゾンガスを吸引混合し、濾過
部に入れる。この濾過部を通過する浴水に溶け込んだオ
ゾン及び微細気泡状のオゾンガスにより、浴水及び濾過
部の濾過材表面に付着している大腸菌その他の雑菌を殺
菌する。この際、第2開閉弁を通りオゾン発生装置に浴
室外の空気が供給され、このオゾンガスの発生量を安定
させる。気泡運転時には、第1開閉弁を開き、第2開閉
弁を閉じ、前記気体吸い込み部から浴槽内の空気が浴水
中に吸引混合され、濾過部に入る。この気体吸い込み部
の吸引能力一杯の多量の空気を浴水中に吸引して、濾過
部上部と浴水吐出管とを連通する前記バイパス管を通っ
てマッサージ効果を高めたジェット流を浴槽内に噴射す
る。この際、浴水に吸い込まれる空気は浴槽内の暖かい
空気であるため、循環する浴水を冷却しない。循環濾過
運転時には、第1、第2の開閉弁を閉じて浴水を循環濾
過させる。請求項4、5、6、8、10、11記載の記
載の発明においては、請求項1、2、3記載の発明の作
用に加えて、オゾンガスを吸入混合された浴水は濾過部
の底部から前記浴水路を通り、この浴水路でバイパス管
の浴水加熱管の一端であるセラミックヒータで加熱さ
れ、濾過ケースの上部から濾過材内に流入し、濾過材を
通過中にオゾン作用で濾過材の殺菌処理を行なう。この
濾過ケースの上部に残留するオゾンガスと浴水の一部は
前記バイパス管を通ってこの濾過部外へ流れる。
【0017】次いで、このバイパス管を通ってきたオゾ
ンガスと浴水の一部はオゾン分解フイルターを通り、オ
ゾンガス濃度をほぼ0として、前記濾過部から浴水吐出
管を流下してくる浴水と混合して浴槽に戻る。請求項7
記載の発明においては、前記作用に加えて、この装置の
占有面積が濾過タンクの外形寸法でほゞ決定し、外方に
出っ張る部品がない。請求項9記載の発明においては、
前記作用に加えて、殺菌運転時には残留オゾンガスと浴
水の一部はバイパス管を通り、気液分離タンクに流入
し、オゾンガスと浴水に分離し、このオゾンガスを管路
を通して、前記浴水吐出管の先端吐出部へ送る。この
際、適宜第3開閉弁を開いて、浴水を送液管を通して、
浴水吐出管内に送り供給し、浴槽に戻す。入浴モードに
おいても、同様に第3開閉弁を開き、バイパス管を通
り、気液分離タンクに流入し、オゾンガスから分離され
た浴水を主に使用して、オゾンガス濃度の低い状態で入
浴がなされる。循環濾過運転時にはこの第3開閉弁を閉
じて、オゾンガスで殺菌処理された浴水を濾過材を通し
て主に循環し使用する。
【0018】
【発明の実施形態】
実施の形態1 この形態は請求項1、2、3、4、6、7、8、11記
載の発明の代表的な実施の形態である。図1において、
Aは浴水循環濾過装置であり、浴水を吸いあげ循環路を
循環させる循環ポンプ10と、浴水を濾過する濾過部1
1と、空気を循環水に混入するための空気取入れ用第1
開閉弁12と、オゾン発生装置13に空気を供給するた
めの第2開閉弁14と、空気またはオゾン発生装置13
で発生したオゾンガスを濾過部11へ通じる汲み上げ管
の一部29に吸引し、この濾過部11へ送る気体吸い込
み部であるインジェクタ15とをこの浴水循環濾過装置
Aは備える。この第2開閉弁14はオゾン発生装置13
の一次側に接続され、このオゾン発生装置13の二次側
は前記インジェクタ15に接続管16で接続され、この
接続管16から分岐した分岐管17に前記第1の開閉弁
12が接続されている。このオゾン発生装置13の一次
側には、分岐管17から吸い込んだ空気がオゾン発生装
置13へ逆流するのを防ぐための一方向弁13Aが前記
分岐点より上流側に設けてある。
【0019】即ち、浴槽Bの浴水を前記循環ポンプ10
で汲み上げ、濾過材21を充填した前記濾過部11に供
給し濾過材21を通過中に濾過し浴槽へ戻し循環する循
環路を有する前記浴水循環濾過装置Aにおいて、前記循
環ポンプ10の二次側の立ち上げ管(前記汲み上げ管の
一部)29に前記インジェクタ15を設け、このインジ
ェクタ15にはオゾン発生装置13の二次側が接続管1
6を介して接続され、この接続管16から分岐する分岐
管17が設けてあり、前記オゾン発生装置13の一次側
には空気供給管13Bが接続してあり、前記分岐管17
には第1開閉弁12が、また前記空気供給管13Bには
第2開閉弁14がそれぞれ設けてあり、前記立ち上げ管
29から濾過部11の濾過ケース19内に通じる循環路
の一部は、前記濾過部11を構成する濾過ケース19
と、この濾過ケース19を取り囲む濾過タンク18との
間に形成した浴水路23としてあり、この浴水路23内
にはその上端が前記濾過ケース19の上面より上位に突
出し開口するバイパス管24が配置され、このバイパス
管24の下部は前記濾過部11の二次側に設けたノズル
状の浴水吐出管26に接続されている。即ち、前記バイ
パス管24の上端は前記濾過ケース19上面と濾過タン
ク18の天井面との間の空間35内に開口している。
【0020】前記第1開閉弁12から浴水に混入される
空気は、浴槽B内側の空気とし、前記第2開閉弁14を
通りオゾン発生装置13へ供給される空気は浴室(図示
せず)外の空気としてある。前記第1、第2開閉弁1
2、14を選択して開閉制御する制御部(図示せず)が
設けてある。
【0021】前濾過部11における濾過タンク18内に
濾過ケース19が配備され、この濾過タンク18には前
記循環ポンプ10でプレフイルターを介して汲み上げら
れた浴槽Bの浴水を濾過タンク18に供給する浴水供給
口20がこの濾過タンク18の下部で濾過タンク18の
内周面寄りに設けてあり、この濾過タンク18内で濾過
材21を通り濾過された浴水を再び浴槽Bに戻す浴水吐
出口22がこの濾過タンク18のほぼ下部中央部に設け
てあり、この濾過ケース19の周面は少なくとも1箇所
が内方に湾曲し(図3参照)、この湾曲した濾過ケース
19の外側面と濾過タンク18の内側面との間に前記浴
水路23が形成され、濾過ケース19の上部に溜った気
体(前記オゾンガス、空気)を排出するために前記バイ
パス管24が前記濾過タンク18内に配備されている。
前記バイパス管24は前記浴水路23を上下に貫通して
延びており、この一部は、浴水加熱管25としてある。
【0022】前記濾過ケース19は、前記濾過タンク1
8内に着脱自在に装填され、装填時にこの濾過タンク1
8の内部底部とこの濾過ケース19の多孔底部周面とは
パッキン材などで水密に接触し、平面視でこの濾過タン
ク18のほぼ投影面積内で、この濾過タンク18下方に
前記循環ポンプ10、及びオゾン発生装置13、第1、
第2開閉弁12、14、接続管16、分岐管17などが
配置されている。
【0023】前記バイパス管24の下端は前記濾過タン
ク18の浴水吐出口22に連通する前記浴水吐出管26
の先端吐出部近傍に接続されている。前記濾過タンク1
8はほゞ中空の円筒体からなり、濾過タンク18とその
下部に配置された部品(例えば、前記循環ポンプ10、
及びオゾン発生装置13、第1、第2開閉弁12、1
4、接続管16、分岐管17など)は外装カバー27で
覆われている。
【0024】前記浴水加熱管25は、中空状のセラミッ
クヒータで、その内側が前記バイパス管24の一部を形
成し、その外表面で浴水路23を流れる浴水を加熱する
構成としてある。前記バイパス管24には、前記浴水吐
出管26との接続部寄りにおいて、オゾン分解フィルタ
ー28が配備されている。
【0025】前記濾過ケース19内の濾過材21はセラ
ミックボール、自然石のうちの少なくとも一種からな
る。前記濾過ケース19内の前記濾過材21の上部全面
に活性炭30が均一厚さで配置されている。この活性炭
30の濾過材21に対する体積比率は約3分の1以下と
してある。
【0026】実施の形態2 この形態は請求項1、2、3、4、6、7、9、10、
11記載の発明の代表的な実施の形態である。実施の形
態1と異なる構造は、前記バイパス管24の下端には気
液分離タンク31が接続され、この気液分離タンク31
で分離されたオゾンガスを送る管路32の下部が、前記
濾過タンク18の浴水吐出口22に連通する前記浴水吐
出管26に接続されていると共に、前記気液分離タンク
31で分離された浴水を送る送液管33が、前記濾過タ
ンク18の浴水吐出口22と前記浴水吐出管26の先端
吐出部との中間部に第3開閉弁34を介して接続されて
いる。前記管路32には、前記浴水吐出管26との接続
部寄りにおいて、オゾン分解フィルター28が配備され
ている。なお、活性炭30が不用の場合もある。
【0027】その他の実施の形態 実施の形態1の変形例としては、前記バイパス管24に
は、この上端から前記濾過ケース19上面と濾過タンク
18の天井面との間の空間35内に延びるエア管(図示
せず)が接続されている。その他は、実施の形態1と同
一の符号は同一の構成、作用をなし、この形態は請求項
5記載の発明の代表的な実施の形態である。前記各実施
の形態は対応する請求項記載の発明の作用をなす。
【0028】
【発明の効果】各請求項記載の本発明において、濾過部
に入る前の段階で、浴水とオゾンガスとを充分に混入接
触させ、未反応ガスの量をなるべく少なくした状態で、
濾過部に浴水とオゾンガスを供給出来、気液混合状態を
維持した状態で、濾過槽内の濾過材に浴水とオゾンガス
を供給でき、濾過材の殺菌に適したオゾンガス濃度で濾
過材と浴水の殺菌を行なうことが出来る。また、オゾン
ガスの生成回路と、マッサージ用の空気回路とを別個に
設け、高濃度のオゾンガスを殺菌運転時に濾過部に入る
前の段階での前記立上り管及び浴水路内においてオゾン
ガスの浴水への混入接触を行なうことが出来、これらの
接触を充分な距離にわたり行なえる。また、マッサージ
を行なうときは従来と同様に多量のジェット流で所定の
マッサージ効果を得ることが出来、浴槽内の暖かい空気
を利用する場合には、浴水の温度を低下させずに、入浴
者の腰部などジェット流でマッサージ出来る。加えて、
オゾン分解フィルターを設けたものでは残留オゾンガス
を無害化して、濾過槽を通過した浴水とともに浴槽内に
戻すことが出来る。
【0029】殊に請求項1、2、3記載の発明におい
て、浴水の殺菌を行なう場合には、第1開閉弁を閉じ、
第2開閉弁を開き、この状態でオゾン発生装置を作動さ
せ、高濃度のオゾンガスを小量、オゾン発生器から発生
し、循環ポンプの作動により濾過部に汲む上げている浴
水中に、前記吸い込み部において、微細気泡として吸引
混合し、濾過部に入れることが出来る。又、この濾過部
を通過する浴水に溶け込んだオゾン及び微細気泡状のオ
ゾンガスにより、浴水と濾過部の濾過材表面に付着して
いる大腸菌その他の雑菌を殺菌出来る。この際、第2開
閉弁を通りオゾン発生装置に浴室外の空気が供給され、
このオゾンガスの発生量を安定させことが出来る。気泡
運転時には、第1開閉弁を開き、第2開閉弁を閉じ、前
記気体吸い込み部から浴槽内の空気が浴水中に吸引混合
され、濾過部に入れ、この気体の吸い込み部の吸引能力
一杯の多量の空気を浴水中に吸引して、濾過部上部と浴
水吐出管とを連通する前記バイパス管を通ってマッサー
ジ効果を高めたジェット流を浴槽内に噴射することが出
来る。循環濾過運転時には、第1、第2の開閉弁を閉じ
て浴水を循環、濾過することができる。
【0030】殊に請求項4、5、6、7、10記載の発
明においては、前記効果に加えて、オゾンガスを吸入混
合された浴水は濾過部の底部から前記浴水路を通り、こ
の浴水路でバイパス管の浴水加熱管の一端であるセラミ
ックヒータで加熱され、濾過ケースの上部から流入し、
濾過材を通過中にオゾン作用で濾過材の殺菌処理を行な
うことが出来る。この濾過ケースの上部に残留するオゾ
ンガスと浴水の一部を前記バイパス管を通ってこの濾過
部外へ流し、このバイパス管を通ってきたオゾンガスと
浴水の一部をオゾン分解フイルターに通し、オゾンガス
濃度をほぼ0として、前記濾過部から浴水吐出管を流下
してくる浴水と混合して浴槽に戻すことができ、入浴者
は安心してこの装置を使用できる。
【0031】殊に請求項7記載の発明においては、前記
効果に加えて、この装置の占有面積が濾過タンクの外形
寸法でほゞ決定し、外方に出っ張る部品が殆どない。殊
に請求項9記載の発明においては、前記効果に加えて、
殺菌運転時には残留オゾンガスと浴水の一部をバイパス
管を通り、気液分離タンクに流入し、ここでオゾンガス
と浴水に分離し、このオゾンガスを管路を通して、前記
浴水吐出管の先端吐出部へ送ることができる。この際、
第3開閉弁を開いておき、浴水を送液管を通して、送液
管を通して、浴水吐出管内に送り供給し、浴槽に戻すこ
とができる。入浴モードにおいても、同様に第3開閉弁
を開き、バイパス管、気液分離タンク、送液管を通して
浴槽に流入する浴水を主に循環使用して、オゾンガス濃
度の低い状態で入浴をなすことができる。循環濾過運転
時にはこの第3開閉弁を閉じて、オゾンガスで殺菌処理
された浴水を濾過材を通して主に循環し使用することが
できる。実施の形態においては活性炭30の濾過材21
に対する体積比を約3分の1以下とすれば、殺菌運転時
に、オゾンガスの濾過材21への流入量を調整し、濾過
材21に対する殺菌能力を適宜調整することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の概略図である。
【図2】実施の形態2の概略図である。
【図3】図1の横断面図
【符号の説明】
10 循環ポンプ 11 濾過部 12 第1開閉弁 13 オゾン発生装置 14 第2開閉弁 15 インジェクタ 23 浴水路 24 バイパス管 25 浴水加熱管 28 オゾン分解フィルター A 浴水循環濾過装置 B 浴槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550L 560 560B 560Z A47K 3/00 A47K 3/00 K M A61L 2/20 A61L 2/20 J B01D 35/027 F24H 9/00 W F24H 9/00 B01D 35/02 J

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽の浴水を循環ポンプで汲み上げ、濾過
    材を充填した濾過部に供給し濾過材を通過中に濾過し浴
    槽へ戻し循環する循環路を有する浴水循環濾過装置にお
    いて、前記循環ポンプの二次側の立ち上げ管に気体吸い
    込み部を設け、この気体吸い込み部にはオゾン発生装置
    の二次側が接続管を介して接続され、この接続管から分
    岐する分岐管が設けてあり前記オゾン発生装置の一次側
    には空気供給管が接続してあり、前記分岐管には第1の
    開閉弁が、また前記空気供給管には第2開閉弁がそれぞ
    れ設けてあり、前記立ち上げ管から濾過部の濾過ケース
    内に通じる循環路の一部は、前記濾過部を構成する濾過
    ケースと、この濾過ケースを取り囲む濾過タンク部との
    間に形成した浴水路としてあり、この浴水路内にはその
    上端が前記濾過ケースの上面より上位に突出し開口する
    バイパス管が配置され、このバイパス管の下部は前記濾
    過部の二次側に設けた浴水吐出管に接続されていること
    を特徴とする浴水循環濾過装置。
  2. 【請求項2】前記第1開閉弁から循環する浴水に混入さ
    れる空気は、浴槽内側の空気とし、前記第2の開閉弁を
    通りオゾン発生装置へ供給される空気は浴室外の空気と
    してあることを特徴とする請求項1記載の浴水循環濾過
    装置。
  3. 【請求項3】前記第1、第2開閉弁を選択して開閉制御
    する制御部が設けてあることを特徴とする請求項1又は
    2記載の浴水循環濾過装置。
  4. 【請求項4】前記浴水循環濾過装置の濾過部における濾
    過タンク内に濾過ケースが配備され、この濾過タンクに
    は前記循環ポンプで汲み上げられた浴槽の浴水を濾過タ
    ンクに供給する浴水供給口がこの濾過タンクの下部で濾
    過タンクの内周面寄りに設けてあり、この濾過タンク内
    で濾過材を通り濾過された浴水を再び浴槽に戻す浴水吐
    出口がこの濾過タンクのほぼ下部中央部に設けてあり、
    この濾過ケースの周面は少なくとも1箇所が内方に湾曲
    し、この湾曲した濾過ケースの外側面と濾過タンクの内
    側面との間に前記浴水路が形成され、濾過ケースの上部
    に溜った気体を排出する前記バイパス管が前記濾過タン
    ク内に配備されていることを特徴とする請求項1、2又
    は3浴水循環濾過装置。
  5. 【請求項5】前記バイパス管には、この上端から前記濾
    過材ケース上面と濾過タンクの天井面との間の空間内に
    延びるエア管が接続されていることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の浴水循環濾過装置。
  6. 【請求項6】前記バイパス管は前記浴水路を上下に貫通
    して延びており、この一部は、浴水加熱管としてあるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の浴水
    循環濾過装置。
  7. 【請求項7】前記濾過ケースは、前記濾過タンク内に着
    脱自在に装填され、装填時にこの濾過タンクの内部底部
    とこの濾過ケースの多孔底部周面とは水密に接触し、平
    面視でこの濾過タンクのほぼ投影面積内で、この濾過タ
    ンク下方に前記循環ポンプ、及びオゾン発生器、第1、
    第2の開閉弁、接続管が配置されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5又は6記載の浴水循環濾過
    装置。
  8. 【請求項8】前記バイパス管の下部は前記濾過タンクの
    浴水吐出口に連通する浴水吐出管に接続されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載
    の浴水循環濾過装置。
  9. 【請求項9】前記バイパス管の下部には気液分離タンク
    が接続され、この気液分離タンクで分離されたオゾンガ
    スを送る管路の下部が、前記濾過タンクの浴水吐出口に
    連通する浴水吐出管に接続されていると共に、前記気液
    分離タンクで分離された浴水を送る送液管が、前記濾過
    タンクの浴水吐出口と浴水吐出管の先端吐出部との中間
    部に第3開閉弁を介して接続されているとを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の浴水循環濾
    過装置。
  10. 【請求項10】前記浴水加熱管は、中空状のセラミック
    ヒータで、その内側がバイパス管の一部を形成し、その
    外表面で浴水路を流れる浴水を加熱することを特徴とす
    る請求項6、7、8又は9記載の浴水循環濾過装置。
  11. 【請求項11】前記バイパス管又は前記管路には、前記
    浴水吐出管との接続部寄りにおいて、オゾン分解フィル
    ターが配備されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8又は10記載の浴水循環濾過装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102908637A (zh) * 2012-11-12 2013-02-06 苏州金奥臭氧有限公司 臭氧消毒装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102908637A (zh) * 2012-11-12 2013-02-06 苏州金奥臭氧有限公司 臭氧消毒装置

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