JPH0432104Y2 - - Google Patents

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JPH0432104Y2
JPH0432104Y2 JP1987165421U JP16542187U JPH0432104Y2 JP H0432104 Y2 JPH0432104 Y2 JP H0432104Y2 JP 1987165421 U JP1987165421 U JP 1987165421U JP 16542187 U JP16542187 U JP 16542187U JP H0432104 Y2 JPH0432104 Y2 JP H0432104Y2
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water
negative pressure
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air
discharge port
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は浴槽、プール等に浴水あるいは水を供
給する吹出ノズルに係り、特に水をエアおよびオ
ゾンとの混合状態で噴出させることが可能な水の
吹出ノズルに関する。
[従来の技術] 一般家庭内あるいは公衆浴場の風呂等にあつて
は、浴水中にエアを混合して浴槽内に圧送し、入
浴者に気泡を噴き付けて、その衝撃力および気泡
の破壊時に派生する超音波等によつて身体へのマ
ツサージを行つている。この場合、浴水の殺菌お
よび浴用者の身体の清浄化を行う目的でエアに加
えてオゾンを浴水に混合することが行わている。
第7図はかかる装置の従来例を示す。図示のと
おり、浴槽71の側壁に吹出ノズル72が取り付
けられている。吹出ノズル72は流路73が軸方
向に貫通しており、この流路73の中間部に混合
室74が形成されている。流路73の外端には水
供給管75が接続され、浴水はポンプ76により
所定圧力で流路73内に圧送され、吹出ノズル7
2の先端開口から噴出される。又、混合室74に
はエアを供給するエア供給管77およびオゾンを
供給するオゾン供給管79が接続されている。そ
して、これらエア供給管77およびオゾン供給管
79にはそれぞれポンプ78,80が備えられて
おり、エアおよびオゾンは所定圧力となるように
加圧されて混合室74内に導入されて、水と共に
浴槽71内に噴出されるようになつている。図
中、81はオゾンを発生させるオゾン発生器であ
る。
[考案が解決しようとする問題点] このようにエア供給管77およびオゾン供給管
79にそれぞれポンプ78,80を必要とするの
は、水圧に抗してエアおよびオゾンを水に混合さ
せる関係から、エア、オゾンをそれぞれ加圧状態
とするためである。従つて、従来装置では水を圧
送するポンプ76の外に、エアおよびオゾンをそ
れぞれ加圧するポンプ78,80を必要としてお
り、装置全体が大型化および複雑化している。ま
たポンプ数が多いところから、各ポンプを駆動す
るための電力消費量が多く、稼動費が嵩むばかり
でなく、エアおよびオゾンを加圧するポンプは水
圧に抗するだけの容量を必要とする。
本考案は上記事情を考慮してなされ、ポンプの
数を少なくすると共に、エアおよびオゾンの吸い
込みを良好にした水の吹出ノズルを提供するもの
である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る水の吹出ノズルは、吐出口に連通
する水の流路に断面積の大きな負圧室が形成さ
れ、この負圧室に開放されると共に前記吐出口方
向に水を導くガイド筒が負圧室の入口部分に設け
られており、前記負圧室にはオゾンが混合された
エアを供給するエア供給管が前記ガイド筒の開放
端よりも後側に位置するように接続されていると
共に、前記吐出口の径と水の流路との径の比が約
2:1に設定されており、前記負圧室の下流側は
吐出口に向かつて徐々に径が小さくなるテーパ面
に形成されていることを特徴とする。
[作用] 本考案は上記の通りに構成されるので、負圧室
では水圧が減圧状態となり、エアおよびオゾンが
良好に吸い込まれるようになつている。
[実施例] 以下、本考案を図示する実施例を参照して具体
的に説明する。
本実施例は浴槽の浴用水を循環使用する循環装
置に適用したものであり、第4図々示ように室内
の壁51に掛着される本体ボツクス1と、浴槽5
2内にセツトされるノズルボツクス30とを備
え、これらが循環路40によつて接続されてい
る。本体ボツクス1は第5図のように框体2内に
ロ過器3,活性槽4およびポンプ8を備えてお
り、さらに断熱板5によつてこれらと区切られた
隔室内にはオゾン発生器6および制御基板7が設
けられている。一方、循環路40はノズルボツク
ス30から吸引された浴用水をロ過器3内に導く
往管41と、浴用水を活性槽4からノズルボツク
ス30に戻す復管42とを備えており、ロ過器
3、ポンプ8および活性槽4はこの循環路40に
よつて直列に接続されている。この場合、浴用水
の循環はポンプ8の駆動によつて行われるもので
ある。
前記ロ過器3は内部に導入された水をロ過して
人毛、塵芥などを除去するものであり、蓋体9の
被着によつて内部が密封空間となる容器10内に
ロ過体11が立設されて構成されている。ロ過体
11は第6図々示のように、上下端部12a,1
2bが開放された排出管12と、容器10に下端
部が螺合されて容器10内に立設される芯筒13
と、芯筒13外面に巻装されるロ過布14とを有
している。この場合、排出管12の下部は容器1
0に立設された芯筒13内を貫入されており、こ
れにより排出管12は容器10の上下方向に立設
されている。また、排出管12の下端部12bは
容器10の下面から外部に抜き出されており、ポ
ンプ8とロ過器3とを接続する管路43内に嵌入
されている。さらに排出管12と芯筒13との間
には所定の空隙を有するようになつており、ロ過
布14によつてロ過された水は芯筒13を通過し
て、この空隙内に充満した後、排出管12の上端
部12aから外部に排出される。このため芯筒1
3は水の通過が可能なように多孔質の筒体、網目
筒あるいは透水性筒体によつて成形されている。
前記ロ過布14はこのような芯筒13の外面全体
を覆うように巻回されており、例えば発泡ウレタ
ンシート、ガラスウール繊維束などが使用されて
いる。さらに、芯筒13には押え蓋15が上端部
に螺着されて排出管12の上方を覆つており、容
器10内に流入した水がロ過されないまま排出管
12の上端部12aから排出されるのを防止して
いる。このようなロ過器2において、前記排出管
12はその上端部12aが芯筒13上端よりも幾
分、低くなる寸法に設定されると共に、上下端部
12a,12bのみが開放されており、これによ
り上下端部12aがロ過水の導入口となり、下端
部12bがロ過水の導出口となつている。従つ
て、往管41から容器10内に吸入された浴用水
は容器10底部から水位が上昇し、容器10内に
充満している空気は、この水位の上昇に伴つて排
出管12の上端部12aを通つて外部に排出され
る。又、浴用水は水位が上昇しながらロ過布14
によつてロ過され排出管12と芯筒13との間の
空隙にも徐々に充満し、この空隙内の空気をも同
様に排出する。そして、容器10内に充満した状
態では容器10内の空気が全て追い出されてお
り、ロ過器2内には空気溜りが生じることがな
い。従つて、好気性バクテリアが繁殖する余地が
なく浴水が悪臭過したり、べとついたりすること
がない。又、容器10内には水が充満しており、
ロ過布14は全体がロ過に使用されるので、ロ過
面積が広くロ過率が向上すると共に、目詰まりし
にくいメリツトもある。第5図中、16ドレンコ
ツクであり、ロ過体11の取り換え、洗浄の場合
に手動又は自動で開放されるようになつている。
前記活性槽4は第5図に示すように、所定容積
の槽体17内に活性石18および多孔質活性ラミ
ツクスが充填された構造となつている。この場
合、槽体17下部にはパンチングメタル、網体あ
るいは発泡ウレタンシートなどからなる隔離板1
9が張設されており、活性石18はこの隔離板1
9上に充填されている。活性石としては麦飯石、
硫黄石、黒曜石、流絞石、未風化真珠岩などの一
種又は二種以上を選択でき、浴用水が活性槽4内
を通過すると、活性石との間でイオン交換される
と共に、マグネシウム、亜鉛などのミネラル分あ
るいはカルシウム、ナトリウムなどの有効成分が
溶解し、さらには水素イオン濃度が中性前後に調
整される。これによつて浴用水中には人体に有益
な有効成分が溶解して、浴用効果が付与されるよ
うになつている。かかる活性槽4は浴用水を槽体
17内に導く導入口20が底面に形成され、この
導入口20にポンプ8からの管路44が接続され
ている。又、槽体17には導出管21が上下方向
に挿入されている。この導出管21は上下端部の
みが開放されており、下端部は槽体17を貫通し
て循環路40の復管42に接続され、上端部21
aは槽体17の天板下面に近接するように延びて
いる。このような構造では浴用水は導入口22か
ら槽体17内に導入され、徐々に水位が上昇す
る。この水位上昇に従つて、槽体17内の空気は
導出管21の上端部21aを通つて外部に排出さ
れる。そして、槽体17内に水が充満した状態で
は槽体17内に空気溜りが残存することがなく、
前記ロ過器3と同様に好気性バクテリアが繁殖す
る余地がない。従つて、ロ過器3、活性槽4を始
めとする水の循環路には好気性バクテリアが繁殖
する空気溜りが生成しないため、バクテリア繁殖
に起因する悪臭発生、べとつきがなく長期間の循
環使用が可能となつている。ここで、前記隔離板
19で仕切られた槽体17の下部にはヒータ22
が設けられている。ヒータ22は遠赤外線ヒータ
などを使用することができ、活性槽17内に導入
された浴用水を浴用可能温度にまで上昇するもの
である。これにより浴用水は常に所定温度前後に
保たれて浴用が可能となつている。又、このヒー
タ22に近接した位置には安全スイツチ23が設
けられている。安全スイツチ23は浴用水の水位
によつてフロート23aが上下移動するフロート
フイツチが使用される。この場合、フロート23
aはヒータ22よりも幾分上方に浮いた状態では
ヒータ22がON状態となつており、水位が下が
つてフロート23aがヒータ22よりも下方に移
動した場合にはヒータ22をOFFとするように
作動する。これによりヒータ22の加熱防止が図
られ、安全性が向上している。
前記オゾン発生器6および制御基板7は、これ
らの循環系統とは断熱板5により隔離されてい
る。オゾン発生器6のオゾン発生量は低温状態が
良好であり、また、制御基板7は低温低湿状態が
良好に作動するからである。オゾン発生器6は発
生したオゾンを浴用水中に供給するものであり、
このためエア供給管24が前記ノズルボツクス3
0内に延びている。なお、エア供給管24には電
磁弁あるいは逆止弁などのバルブ25が設けられ
ており、浴用水および蒸気がオゾン発生器6内に
侵入するのを防止している。この場合、エア供給
管24およびバルブ25はオゾンに侵食されるこ
とのないシリコンあるいはステンレスなどの材質
が使用されるものである。図中、26はエア吸込
ノズルであり、空気中のエアをオゾン発生器6内
に導入してオゾンとエアとの混合エアとするもの
である。これにより、ノズルボツクス30にはオ
ゾンが混合されたエアが供給され、後述する浴水
との混合噴射が行われる。前記制御基板7は浴用
水の加熱温度制御部、オゾン発生器の作動制御
部、浴用水の循環制御部などの各制御機構を備え
ており、これにより自動制御を可能とするもので
ある。
次に、前記ノズルボツクス30は第3図々示の
ように、往管41および復管42がバルブ31を
介して、それぞれ接続されている。このノズルボ
ツクス30は浴槽52の内側にセツトされるもの
であり、中空状のヘツド32の前面板に吹出ノズ
ル60が取り付けられ、このノズル60に復管4
2が接続されている。又、ヘツド32の下部裏側
には浴用水を内部に導く導水穴34が開設されて
おり、前記往管41はこの導水穴34からヘツド
32内に流入した水を吸引するものである。さら
にオゾン発生器6からのエア供給管24は吹出ノ
ズル60に接続されている。このような構造では
浴槽52内の浴用水は往管41からロ過器2へ導
かれて清浄化され、その後、活性槽4に導かれて
有効成分の溶融が行われると共に、ヒータ22に
加熱され、その後、往管42から浴槽52内に戻
され、水の循環使用が行われる。又、循環中には
オゾンが浴用水に混入されるので、殺菌や油脂の
酸化分解が行われ、浴用水の長期循環使用が可能
となる。
このようなノズルボツクス30にとりつけられ
る吹出ノズル60は第1図および第2図に示すよ
うに、本体管61と吹出管62とを備え、これら
がパツキン63を介して螺合されることで組み立
てられるものである。本体管61には上端が開放
された受流路64が上下方向に形成され、この受
流路64の上端部に前記復管42に螺合して接続
されている。この場合、受流路64の下端部分は
徐々に径が小さくなる逆円錐状に成形されて、復
管42から内部に落下する浴水の水圧低下が防止
されている。かかる受流路64の下端部は横方向
に開口されて、所定寸法の小径の流路68が連設
されている。従つて、受流路64からの浴水が流
路68を通過する際には圧縮されるようになつて
いる。そして、流路68には負圧室65が連通さ
れ、この負圧室65が前記吹出管62に形成され
た吐出口66に連通している。負圧室65は流路
68よりも断面積の大きな大径に成形されてい
る。これにより小径の流路68を通過した圧縮状
態の浴水は負圧室65内で急激に膨張して減圧状
態となる。69はこのような負圧室65に開口さ
れたエア導入路であり、オゾン発生器6からのエ
ア供給管24が接続されるようになつている。こ
のエア導入路69が負圧室65に開口されること
でオゾンが混合されたエアは減圧状態の浴水に勢
い良く吸い込まれて浴水に混合され、吐出口66
から浴槽52内に噴出する。これにより、浴用中
にはエアによるマツサージ効果が得られると共
に、浴水の殺菌、洗浄化を行うことができる。6
7は負圧室65の入口部分に取り付けられたガイ
ド筒である。このガイド筒67は前記流路68と
略同径となる筒体からなり、その先端部が負圧室
65に開放されている。かかるガイド筒67は吹
出管62の吐出口66と同軸線上に位置するよう
に設けられており、流路68からの浴水を吐出口
66方向に直線的に案内するようになつている。
従つて、このようなガイド筒67の取り付けによ
り、負圧室65内に導入された浴水は負圧室65
で滞留することなく、円滑に吐出口66に導かれ
るので、負圧室内での減圧が確実に行われると共
に、浴水がジエツト流となつて吐出口66から勢
い良く噴出する。さらに、前記エア導入路69は
このガイド筒67の先端側の開放端よりも後側に
形成されており、オゾンが混合されたエアはガイ
ド筒67の外面に衝突するように負圧室65内に
導入され、その後、ガイド筒67に沿つて流れる
ようになつている。従つて、オゾンおよびエアが
効率よく浴水中に吸い込まれて吐出口66から噴
出する。これにより、エア供給管24にポンプな
どの加圧手段を設ける必要がなく、装置を簡略化
することができる。ここで、前記流路68の径d
と吐出口の径Dとの比d:Dは約1:2となるよ
うに設定される。吐出口の径Dが2以下の場合に
はオゾンおよびエアの吸い込みが良好でなく、2
以上の場合には浴水の噴出圧が低下してジエツト
流として噴出させることができないからである。
この数値は本考案者が数多くの実験を行つた結
果、得られた経験的な数値であり、理論的な根拠
は未だ、不明であるが、上記数値以外の場合には
良好なエア吸い込みおよび水の噴出が良好にでき
ない点からその裏付けが得られるものである。ま
た、前記負圧室65の下流側は吐出口66に向か
つて徐々に径が小さくなるテーパ面65aとなつ
ており、浴水はテーパ面65aに沿つて吐出口6
6に円滑に導かれ、その噴出が跡切れることなく
連続に行われるようになつている。
なお、上記実施例は本考案を風呂に適用した
が、これに限らずプール、ビルデイングの受水槽
あるは養魚施設等の他の分野も同様に適用するこ
とができる。本考案ではノズルボツクスを使用す
ることなく、吹出ノズルを吸盤等によつて直接、
浴槽に取り付けてもよい。この場合にはロ過器に
浴水を送る往管は、浴槽内にそのまま垂下され
る。
[考案の効果] 以上述べたごとく、本考案によれば、吐出口に
連通する水の流路に断面積の大きな負圧室を形成
し、この負圧室にエア供給管を接続すると共に、
吐出口の径と水の流路との径の比を約2:1に設
定し、負圧室の下流側は吐出口に向かつて徐々に
径が小さくなるテーパ面に形成したので、水の噴
出がとぎれることなく良好に行われると共にエア
及びオゾンの吸い込みを効率よく行うことができ
る。このためエアやオゾンの加圧手段を省略する
ことができ、装置の簡略化及び稼動費の削減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解断面図、第2
図はその正面図、第3図は本考案が適用されるノ
ズルボツクスの正面図、第4図は浴槽の循環装置
に適用した側面図、第5図はその循環装置の本体
ボツクスの断面図、第6図はそのロ過器の断面
図、第7図は従来例の配管系統図である。 60……吹出ノズル、65……負圧室、66…
…吐出口、67……ガイド筒、68……流路、6
9……エア導入路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吐出口に連通する水の流路に断面積の大きな負
    圧室が形成され、この負圧室に開放されると共に
    前記吐出口方向に水を導くガイド筒が負圧室の入
    口部分に設けられており、前記負圧室にはオゾン
    が混合されたエアを供給するエア供給管が前記ガ
    イド筒の開放端よりも後側に位置するように接続
    されていると共に、前記吐出口の径と水の流路と
    の径の比が約2:1に設定されており、前記負圧
    室の下流側は吐出口に向かつて徐々に径が小さく
    なるテーパ面に形成されていることを特徴とする
    水の吹出ノズル。
JP1987165421U 1987-10-30 1987-10-30 Expired JPH0432104Y2 (ja)

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JPH0169533U JPH0169533U (ja) 1989-05-09
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JPH0621476Y2 (ja) * 1991-09-26 1994-06-08 三吉工業株式会社 循環式温浴器

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