JPH0847515A - 浴槽用ノズルブロック - Google Patents

浴槽用ノズルブロック

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JPH0847515A
JPH0847515A JP20291894A JP20291894A JPH0847515A JP H0847515 A JPH0847515 A JP H0847515A JP 20291894 A JP20291894 A JP 20291894A JP 20291894 A JP20291894 A JP 20291894A JP H0847515 A JPH0847515 A JP H0847515A
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JP
Japan
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bath
hot water
water
bathtub
bath water
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JP20291894A
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English (en)
Inventor
Katsumi Kuwabara
克己 桑原
Jiyunji Wakikawa
準治 脇川
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Original Assignee
SCI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴湯が常時調整される浴槽装置に適用される
にも拘らず、身体を移動させることなく、噴射する浴湯
を所望の部位に当てることができると共に、エアーのみ
を噴射することができる浴槽用ノズルブロックを提供す
る。 【構成】 浴槽と、浴湯調整装置との間を浴湯が循環す
るようになっている浴槽装置に適用するノズルブロック
1を、凹部空洞3を有する本体2と、この凹部空洞3を
閉鎖するように着脱自在に取り付けられる蓋体20と、
この蓋体20に設けられている浴湯噴射部材30とから
構成する。そして浴湯吐出口13と、エアー吸出口14
を、本体2内の凹部空洞3内に開口されると共に、浴湯
噴射部材30を蓋体20に摺接状態で回動自在に取り付
ける。また浴湯調整装置を浴湯を加熱する加熱装置、浴
湯を濾過する濾過装置、オゾンガス発生装置、浴湯を駆
動するポンプ装置、浴湯を浄化する活性化装置等から構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽と、浴湯を加熱す
る加熱装置、浴湯を濾過する濾過装置、オゾンガス発生
装置、浴湯を駆動するポンプ装置、浴湯を浄化する活性
化装置等から構成されている浴湯調整装置との間を浴湯
が循環するようになっている浴槽装置に適用される浴槽
用ノズルブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、わが国で使用されている
家庭用の風呂は、追い焚き式と、落とし込み式とに大別
される。追い焚き式風呂は、浴槽と加熱器とから構成さ
れ、浴湯が浴槽と加熱器との間を循環して加温されるよ
うになっている。一方、落とし込み式風呂は、例えば給
湯器あるいは貯湯槽から所定温度に加熱されている湯が
浴槽に注がれるようになっている。落とし込み式風呂
は、所定温度に加温されている新しい湯が適宜注がれる
ので、浴湯が比較的衛生的に保たれる利点がある。しか
しながら、湯温が下がると、例え浴湯が浴槽から溢れて
も新たな高温の湯を追加しなければならず、不経済であ
る。また、このように高温の湯を追加しなければならな
いので、24時間随時入浴を楽しむ風呂としては不適当
である。
【0003】これに対し、追い焚き式風呂の場合は、温
度が下がった浴湯は、循環しながら加熱されるので、落
とし込み式風呂のように、新たな高温の湯を追加する必
要はなく、経済的には有利である。したがって、随時入
浴を楽しむ風呂として適している。しかしながら、入浴
回数が増えるにしたがい、浴湯は人の垢、油分、人毛等
で汚染され、また雑菌も繁殖し、入浴に適さない湯とな
ってしまう。そこで、浴湯を濾過するフイルタ、浴湯を
浄化する活性化槽、浴湯を加熱する加熱装置、浴湯を循
環させるポンプ等を備えた浴槽湯の清浄殺菌循環装置
を、本出願人は例えば実公平3ー31376号により提
案している。この浴槽湯の清浄殺菌循環装置によると、
浴槽中の浴湯が前記濾過装置、活性化槽、加熱装置等の
間を循環し、その間に濾過装置により浴湯中の比較的大
きな人の垢、人の毛等が除去される。また活性化槽に
は、麦飯石、硫黄石、未風化真珠岩等の活性石が充填さ
れているで、浴湯はこの活性化槽中でイオン交換される
と共に、浴湯にマグネシュウム、亜鉛等のミネラル分あ
るいはカルシウム、ナトリウム等の有効成分が溶解し、
浴湯は水素イオン濃度が中性から弱アルカリ性に調整さ
れる。これによって、浴湯に浴用効果が付与される。ま
たこれらの活性石に繁殖している他養生活をするバクテ
リヤが例えば浴湯を腐敗させる原因となるアンモンニ
ャ、有機物等を分解して浴湯は浄化される。そして加熱
装置により適宜加熱される。さらにはオゾンガスが浴湯
の中に混入され、浴湯中の微生物等は殺菌され、悪臭は
脱臭される。したがって、結果長期間にわたり繰り返し
使用できるという、効果が得られる。
【0004】また、オゾンガスとエアーとを浴槽中に吹
き込むための吹出ノズルも、本出願人により実公平2ー
46891号、同4ー11706号等により提案されて
いる。これらの吹出ノズルは、浴湯の戻り管に接続され
ているノズル部と、このノズル部に浴槽壁を挟んで螺合
する蓋体とから構成されている。そしてノズル部にはオ
リフィスが形成され、オゾンガスおよびエアー供給管は
このオリフィスあるいは負圧室に臨んでいる。したがっ
て、浴湯がオリフィスを通過するときオリフィスは負圧
になり、オゾンガスとエアーが同時に浴湯中に混入され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の実公平3ー31
376号の浴槽湯の清浄殺菌循環装置によると、前述し
たような色々な効果が得られるので問題はないが、吹出
ノズルに改良すべき点が認められる。例えば、入浴は身
体を清潔にする作用と、血行をよくして健康を増進する
作用とがあるが、このとき噴射する浴湯を身体に当てる
ことにより両作用は高められる。ところで、従来の噴射
ノズルは、浴湯の噴射方向が固定的であるので、身体の
所望位置に浴湯を当てようとすると、体の方を移動させ
なければならない煩わしさがある。また、浴槽中に噴射
する浴湯でマッサージ作用を受けるとき、エアーが同時
に噴射すると、マッサージ効果は高められるが、このと
きはオゾンガスは必ずしも必要ではない。しかしなが
ら、従来の吹出ノズルからはエアーとオゾンガスが同時
に噴射され、必ずしも目的にかなったものではない。さ
らには、落とし込み式風呂を24時間随時入浴を楽しむ
風呂あるいは追い焚き式浴槽に改良しようとすると、浴
槽に浴湯の循環用の吸入口と、吐出口の2個の孔を明け
る工事が必要となり、現場での工事時間が長く、改良費
のコストアップになる。また、浴槽に2個の孔を明ける
と、意匠的にみて劣った浴槽になってしまう恐れもあ
る。本発明は、上記したような従来のノズル装置の欠点
あるいは問題点を改良しようとするもので、浴湯を加熱
する加熱装置、浴湯を濾過する濾過装置、オゾンガス発
生装置、浴湯を浄化する活性化装置等を備え、浴湯が常
時調整される浴槽装置に適用されるにも拘らず、身体を
移動させることなく、浴湯を所望の部位に当てることが
できると共に、エアーのみを噴射することのできる浴槽
用ノズルブロックを提供することを目的としている。ま
た、落とし込み式浴槽にも容易に適用できる浴槽用ノズ
ルブロックを提供することも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、浴槽と、浴湯を加熱する加熱装置、浴湯
を濾過する濾過装置、オゾンガス発生装置、浴湯を駆動
するポンプ装置、浴湯を浄化する活性化装置等から構成
されている浴湯調整装置との間を浴湯が循環するように
なっている浴槽装置に適用されるノズルブロックであっ
て、前記ノズルブロックには、前記浴湯調整装置から還
流する浴湯を吐出する浴湯吐出口と、浴槽中の浴湯を前
記浴湯調整装置に吸引する浴湯吸込口と、空気専用のエ
アー吸出口とが設けられていると共に、前記浴湯吐出口
から吐出される浴湯の噴射方向は任意に調節できるよう
に構成される。請求項2記載の発明は、請求項1記載の
ノズルブロックが、凹部空洞を有する本体と、この凹部
空洞を閉鎖するように着脱自在に取り付けられる蓋体
と、この蓋体に設けられている浴湯噴射部材とを備え、
前記浴湯吐出口とエアー吸出口は、前記本体内の凹部空
洞内に開口していると共に、前記浴湯噴射部材は前記蓋
体に回動自在に取り付けられるように構成される。そし
て請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のノズ
ルブロックには、浴槽壁に着脱自在に固定するための吸
着盤、磁石等の吸着部材が設けらるように構成される。
【0007】
【作用】ノズルブロックを浴槽中に沈めた状態にする。
あるいは浴槽壁に吸着部材で固定する。そうして制御装
置により、あるいは手動的に運転する。例えば自動運転
する場合は、浴湯の温度、オゾンガス発生装置の作動時
間、浴湯の循環時間等を設定する。そうしてスイッチを
オンする。そうすると、設定時間になるとポンプ装置が
起動する。浴湯はノズルブロックの浴湯吸込口から濾過
装置、活性化装置、加熱装置等からなる浴湯調整装置に
吸引され、そして浴湯調整装置からノズルブロックの浴
湯吐出口から浴槽に吐出される。このとき、浴湯の噴射
方向を好みの方向に調節する。浴湯が噴射しているとき
例えば空気電磁弁をオンする。そうすると、空気専用の
エアー吸出口からエアーが浴湯に吸引されて噴射され
る。あるいは空気電磁弁をオンすると、停止しているポ
ンプ装置が起動して前述したように浴湯が浴槽に噴射さ
れエアーも噴射される。浴湯調整装置において湯湯中の
比較的大きな人の垢、人毛等が除去される。また浴湯
は、設定温度より低い場合は加熱装置により加熱され
る。活性化装置中で活性石に繁殖している他養生活をす
るバクテリヤすなわち有機物を分解して生活のエネルギ
を得ているバクテリヤが、例えば浴湯を腐敗させる原因
となるアンモンニャのような有機物等を分解して浴湯を
浄化する。さらに浴湯は、これらの活性石によりイオン
交換されると共に、浴湯にマグネシュウム、亜鉛等のミ
ネラル分あるいはカルシウム、ナトリウム等の有効成分
が溶解し、浴湯は水素イオン濃度が中性前後に調整され
る。これによって、浴湯に浴用効果が付与される。ま
た、設定時間になると、オゾンガス発生装置がオンす
る。そうすると、オゾンガスが浴湯中に混入され、浴湯
中の微生物等は殺菌され、悪臭は脱臭される。またオゾ
ンガスは、浴湯中で溶存酸素となり多量に含まれるよう
になり、活性化装置に生育している好気性バクテリヤの
繁殖を助け、バクテリヤによる浄化を一層促進する。さ
らには、バクテリヤが分解できないような大きな分子量
の有機物をオゾンが分解し、そしてバクテリヤは分解さ
れた有機物を処理する。これにより、浴湯は常に清浄な
状態に維持される。自動運転しているときでも、必要に
応じてポンプ装置、オゾンガス発生装置、加熱装置等を
手動的にオンあるいはオフする。
【0008】
【実施例】以下、添付図面により本発明の1実施例を説
明する。本実施例に関わる浴槽用ノズルブロック1は、
図1に示されているように本体2と、蓋体20と、浴湯
噴射部材30と、コイルスプリング40とを備えてい
る。本体2は、略方形をしている。そして前方に凹部空
洞3が形成されている。この凹部空洞3は、周壁4と底
壁5とから構成され、周壁4の内側に雌ネジ6が形成さ
れている。また後壁7の上方には両サイドに2個の吸着
盤8、8が、また下方の中央部には1個の吸着盤8がそ
れぞれ取り付けられている。したがって、ノズルブロッ
ク1は、吸着盤8、8、8によって浴槽壁の任意の位置
に取り付けることができる。
【0009】本体2には、上方から下方に向かって浴湯
吐出通路10と、浴湯吸引通路11と、エアー通路12
とが形成されている。浴湯吐出通路10の先端部は、浴
湯吐出口13に連なり、エアー通路12は空気専用のエ
アー吸出口14に連なっている。そしてこれらの吐出口
13とエアー吸出口14は、本体2の凹部空洞3内に開
口している。本体2の前面には、浴湯吸引通路11に連
通した円弧状の吸引孔15が、また後面には楕円形の吸
引孔15’が穿設されている。浴湯吐出通路10は、継
手17を介して管あるいはホースから構成されている吐
出循環管により、また浴湯吸引通路11は継手18を介
して同様に管あるいはホースから構成されている吸込循
環管により、浴湯調整装置にそれぞれ接続されている。
エアー通路12は、継手19により電磁弁で開閉される
空気供給管に接続されている。
【0010】蓋体20は、平板状の天板部21と、この
天板部21と一体的に形成されている筒状部22とから
構成されている。筒状部22の外周部には本体2の雌ネ
ジ6に螺合する雄ネジ23が形成されている。また、天
板部21には所定大きさの円形の透孔24が明けられ、
この透孔24に浴湯噴射部材30が、後述するように回
動自在に係合するようになっている。
【0011】浴湯噴射部材30は、全体は略漏斗状をし
ている。すなわち半球形の椀状部31と、この椀状部3
1の中心部に設けられている小径の噴射筒部32とから
構成されている。半球形の椀状部31の外周面は、組立
時に蓋体20の透孔24に接する。このように、浴湯噴
射部材30の椀状部31は、半球形をしているので、蓋
体20の透孔24に摺接して上下左右方向に回動でき
る。
【0012】本実施例に係わるノズルブロック1は、組
立順序は限定されないが例えば次のようにして組み立て
る。蓋体30の透孔24に浴湯噴射部材30を、小径の
噴射筒部32が外側に位置するようにして挿入し、椀状
部31の内側にコイルスプリング40を装着する。そう
して本体2の雌ネジ6に、蓋体30の雄ネジ23をねじ
込む。そうすると、本体2と蓋体20とにより空間が形
成され、コイルスプリング40は、本体2の底壁5と浴
湯噴射部材30の椀状部31の内周面との間に圧縮され
た状態で保持される。その結果、浴湯噴射部材30はコ
イルスプリング40により蓋体20の透孔24の周壁に
押し付けられる。この状態は図1の(ロ)に示されてい
る。押し付けられると、浴湯噴射部材30は、蓋体20
の透孔24の内周面との間に摩擦抵抗が生じるので、所
定位置に保持される。
【0013】浴湯調整装置は、図には示されていない
が、箱体を備えている。そしてこの箱体内に、加熱装
置、浴湯を濾過する濾過装置、モータで駆動されるポン
プ、浴湯を浄化する活性化装置、オゾン発生装置等が収
納されている。この浴湯調整装置と浴槽は、吐出循環管
と吸込循環管とで接続されている。
【0014】加熱装置は本実施例ではチラーヒータから
構成されている。チラーヒータは、筒状した本体を備え
ている。そしてこの本体内に電気ヒータが設けられ、こ
のヒータに平行した形で、第1、2の熱交換管が設けら
れている。第1の熱交換管の入り口には、浴槽に設置さ
せるノズルブロックに連なっている吸込循環管が、そし
て他方の出口には濾過装置に連なっている第2循環管が
それぞれ接続されている。同様に第2の熱交換管の入り
口には、活性化装置に連なっている第5循環管が、そし
て出口には同様に浴槽に設置させるノズルブロックに連
なっている吐出循環管が接続されている。このようにヒ
ータを挟んで2本の第1、2の熱交換管が設けられてい
るので、浴湯は往復する間に加熱されることになる。
【0015】濾過装置は、筒状をした濾過タンクを備え
ている。そしてその上方の開口部周辺にはネジが形成さ
れ、このネジにより蓋体がパッキンを介して着脱自在に
取り付けられるようになっている。濾過タンクの側部に
は浴湯を供給するための導入管が設けられている。この
導入管は、本実施例では濾過タンクの中間高さよりやや
上方に位置している。そしてこの導入管に前述した第2
循環管が接続されている。濾過タンクの下部には湯溜が
設けられ、この湯溜の側壁に排出管が取り付けら、この
排出管にポンプの吸引管である第3循環管が接続されて
いる。
【0016】このように構成されている濾過タンク内に
複数本、例えば7本の濾過ユニットが挿入されている。
濾過ユニットは、円筒状の濾過体と、この濾過体の内側
に間隔をおいて同心状に設けられている排水管とからユ
ニットとして構成されている。濾過体は、ストレーナ、
濾材等から筒状に構成され、排水管には複数個の小さな
透孔が上下方向に所定の間隔をおいて明けられている。
なお、これらの透孔は中間高さより下方に寄った位置に
設けられている。濾過ユニットを濾過タンクに挿入して
スペーサ等で位置決めし、そして濾過タンクを蓋体で封
鎖すると、濾過ユニットは所定の間隔をおいて所定位置
に固定されるが、このとき排水管の上方の開口部は、蓋
体の近くまで達する。また排水管の下方の端部は、湯溜
に開口する。さらには濾過タンクの内周面と、外側の濾
過ユニットの外周面との間には所定の間隔が生じる。こ
のように、排水管の開口部が蓋体の近くまで立ち上がっ
ているので、濾過中に濾過タンクに空気溜まりが生じる
ようなことはない。また、濾過タンクの内周面と、外側
の濾過ユニットの外周面との間には所定の間隔があるの
で、導入管から供給される浴湯は濾過タンク一杯に広が
って、濾過されることになる。したがって、濾過ユニッ
トの全周面が濾過に使用されるから、固形物の捕集面積
は大きく、長期間使用しても濾過体が目詰まりを起こす
ようなことはない。
【0017】活性化装置は、筒状をした活性化タンクを
備えて、活性化タンクの下部には多孔板から浴湯分散室
が形成されている。上方の開口部にはネジが設けられ、
このネジに蓋体がパッキンを介して着脱自在に取り付け
られるようになっている。浴湯分散室の底部の側壁に供
給管が設けられ、この供給管にポンプの吐出管に連なっ
ている第4循環管が接続されている。活性化タンクの上
方の側部に第5循環管が接続されている。活性化タンク
内には、麦飯石、硫黄石、黒曜石、流紋石、未風化真珠
岩等の活性石が一種または二種以上混合された状態で充
填されている。本実施例ではこれらの活性石は、網状の
袋に入れられ、活性化タンク内に収納されている。この
ように活性石が網状の袋に入れられているので、活性石
の交換は、袋ごと行うことができる。
【0018】箱体には電装ボックスが配置され、この電
装ボックス内にオゾンガス発生器、このオゾンガス発生
器に空気を供給する管路を開閉する電磁弁、エアー管路
を開閉する電磁弁等が設けられている。オゾンガス発生
器からはオゾン供給管が延びている。このオゾン供給管
は所定高さまで立ち上ってから再び下降し、その端部は
ポンプの吸引管である第3循環管内に開口している。エ
アー管路の電磁弁からはエアー管が延びて、このエアー
管はノズルブロックのエアー通路12接続されている。
なお、これらのオゾン供給管とエアー管には逆止弁がそ
れぞれ介装され、浴湯が逆流しないようになっている。
【0019】ポンプ、チラーヒータ、電磁弁、オゾン発
生器等は、手動的に操作できるし、また浴室内あるいは
浴室外にコントロ−ラを設置し、このコントロ−ラによ
りこれらの装置を単独に、あるいは連動して制御するこ
ともできる。コントロ−ラはマイクロコンピュ−タから
構成され、数値キー、設定キー等を備え、タイマ−機
能、設定機能、制御機能、予約機能、予約外の連続運転
機能等を有している。したがって、オゾン発生器の作動
時間を設定できると共に、湯湯の温度も設定でき、その
制御機能によって、設定されたようにオゾン発生器、電
磁弁、チラーヒータ等が制御される。また、オゾンガス
発生器をオンすると、停止していたポンプも作動を開始
する。さらにエアー管路を開閉する電磁弁をオンする
と、同様にポンプも作動するようになっている。
【0020】次に上記実施例の作用について説明する。
浴槽には所定量の水が入れられ、濾過装置、活性化装置
にもある程度水が溜まっているものと仮定して説明す
る。スイッチをオンする。そうすると、マイクロコンピ
ュ−タはプログラムにしたがい作動を開始し、設定され
たように、ポンプ、オゾン発生装置、電磁弁、チラーヒ
ータ等を連動して制御する。あるいはポンプは単独にも
制御される。
【0021】ポンプが停止している状態でも、浴槽の湯
は導入管から濾過タンクに供給され、濾過タンクと濾過
ユニットの間には濾過されていない浴湯が、そして排水
管の内側には濾過された浴湯が溜まり、濾過された浴湯
は、排水管の透孔を通って循環ポンプにも達し、所定深
さに溜まっている。したがって、そのままポンプを起動
することができる。ポンプが起動すると、浴湯はノズル
ブロック1の円弧状の吸引孔15と楕円形の吸引孔1
5’とから浴湯吸引通路11に吸引され、そしてチラー
ヒータの第1熱交換管に入る。浴湯が設定温度より低い
ときは加熱される。そして導入管から濾過装置の濾過タ
ンクに入る。濾過タンク内の排水管の透孔の径は、ポン
プの吸引能力に比較して充分小さいので、濾過体で濾過
された浴湯の大部分は、透孔を通って循環することはで
きない。したがって、濾過タンク内の水位は次第に上昇
する。上昇して排水管の開口部ら排出されるようにな
る。すなわち透孔を通った小量の濾過湯と、開口部から
吸引された多量の濾過湯とが排出管から排出される。濾
過タンク内の水位が次第に上昇するので、濾過タンク内
の空気は浴湯で押し上げられ、排水管の開口部から浴湯
と共に排出される。浴湯が循環するときに、濾過体で浴
湯中の人毛等の固形物が除去される。
【0022】本実施例によると、排水管には透孔が設け
られ、濾過体で濾過され浴湯の小量が透孔を通って排水
管に吸い込まれ、大部分は排水管の開口部から吸い込ま
れるので、濾過タンク内に空気溜まりは生じない。また
本実施例の濾過装置は、吸込管にポンプが設けられた吸
い込み式になっているので、呼び水の問題もない。ま
た、導入管にポンプを介装して圧送式に構成しても、透
孔が設けられているので、サージングの問題も起きな
い。
【0023】濾過タンク内に空気溜まりが生じない理
由、サージングが生じない理由等は、理論的には説明は
できないが、このような効果が得られるか否かは、透孔
の孔径と、排水管の開口部と蓋体の内面との間隔との間
の微妙な関係によることが、実験的に確かめられてい
る。すなわち濾過タンクの容積、排水管の口径、濾過ユ
ニットの抵抗等により一義的には決められないが、単
相、100V、150W(定格)のポンプ、高さ250
mm、目の大きさ150μの濾布を使用して、実験した
ところ、排水管の径が13mm、7本 排水管の開口部と蓋体の内面との間隔が7mm、透孔
{14(7×2)個}の孔径が5mm、の関係の時、空
気溜まりの発生が抑制でき、サージングも生じなかっ
た。比較のために、同じポンプを使用し、濾布の高さを
500mmにすると共に、排水管を5本に、そして透孔
を4個明けて、間隔を10mm以上にし、透孔{20
(5×4)個}の孔径を5mm以上にして実験した結
果、空気溜まりが生じ、サージングも生じた。
【0024】上記のようにして濾過され湯溜に溜まった
浴湯は、第3循環管からポンプに吸引され、そして第4
循環管から活性化タンクに圧送される。浴湯が活性化タ
ンクを通過するとき、この活性化タンク中の活性石に繁
殖して他養生活をするバクテリヤすなわち有機物を分解
して生活のエネルギを得ているバクテリヤが有機物、例
えば浴湯を腐敗させる原因となるアンモンニャを分解し
て浴湯を浄化する。さらに浴湯は、イオン交換されると
共に、浴湯にマグネシュウム、亜鉛、カルシウム、ナト
リウム等の有効成分が溶解し、浴湯は水素イオン濃度が
弱アルカリ性に調整される。これによって、浴湯に浴用
効果が付与される。そして第5循環管を通ってチラーヒ
ータの第2熱交換管に入る。浴湯の温度が設定温度より
低いときは加熱されて、ノズルブロック1から浴槽に噴
射される。
【0025】浴湯がノズルブロック1から浴槽に噴射さ
れるとき、浴湯は、先ず浴湯吐出口14から本体2の凹
部空間3に噴射され、そして浴湯噴射部材30の噴射筒
部32から浴湯中に噴射される。このとき浴湯噴射部材
30を所望の位置に回動して、噴射方向を調整する。上
記のようにして、浴湯が浴湯噴射部材30の噴射筒部3
2から浴湯中に噴射しているとき、例えば空気供給管に
設けられている電磁弁を開くと、エアー通路12は空気
供給管を介して大気と連通する。そうすると、ノズルブ
ロック1の凹部空間3には浴湯が噴射されて負圧になっ
ているので、空気は吸引され、エアー吸出口14から浴
湯中に吸引される。そして浴湯と共に、浴湯噴射部材3
0の噴射筒部32から噴射される。なお、ポンプ装置が
停止しているときでも、電磁弁をオンして空気供給管を
開くと、これに連動してポンプ装置が起動し、前述した
ようにしてエアーが噴射される。
【0026】上記のようにポンプが作動し浴湯が循環し
ているとき、オゾン発生器を作動すると、あるいはオゾ
ンガス供給用の電磁弁をオンすると、ポンプが起動し浴
湯が循環するようになり、オゾンガスはオゾンガス供給
管によりポンプの吸引管である第3循環管に吸引され、
浴湯中に混入される。浴湯の中に混入されたオゾンガス
は第3循環管、ポンプおよび第4循環管中で溶けて、活
性化タンクに達するまでに略全量が酸素に還元される。
酸素に還元されるときに浴湯中の微生物等は殺菌され、
脱臭され、また有機物は分解される。酸素が多量に溶け
た浴湯は、活性化タンクに直接的に圧送されるが、多量
に酸素を含んだ浴湯が活性石に生息している好気性バク
テリヤの生育を助け、好気性バクテリヤによる浴湯の浄
化が一層促進される。また分子量の大きい有機物はオゾ
ンガスにより小さな分子量に分解されているので、バク
テリヤにより浄化作用は容易になる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によると、
ノズルブロックの浴湯吐出口から吐出される浴湯の噴射
方向は、任意に調節できるように構成されているので、
身体を移動させることなく、浴湯を所望の部位に当てる
ことができるという本発明特有の効果が得られる。ま
た、ノズルブロックには空気専用のエアー吸出口が設け
られているので、必要なときには空気のみを噴射するこ
とができる。さらには、本発明によるノズルブロックに
は、浴湯調整装置から還流する浴湯を吐出する浴湯吐出
口と、浴槽中の浴湯を浴湯調整装置に吸引する浴湯吸込
口と、空気専用のエアー吸出口とが設けられているの
で、ノズルブロックを浴槽中に沈めるだけで、あるいは
吸着部材で浴槽壁に固定するだけで、格別の配管工事を
することなく、例えば落とし込み式の浴槽にも適用する
ことができる。したがって、浴槽の美観を損なうことな
く、追い焚き式浴槽に改良できる効果も得られる。さら
に、本発明によると、浴湯を濾過する濾過装置、浴湯を
浄化する活性化装置、浴湯を加熱する加熱装置等からな
る浴湯調整装置が設けれているので、浴湯はこの浴湯調
整装置で浄化調整される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す図で、(イ)はその分
解斜視図、(ロ)はその断面図である。
【符号の説明】
1 ノズルブロック 2
本体 3 凹部空間 8
吸着盤 11 浴湯吸引通路(浴湯吸込口) 13
浴湯吐出口 14 エアー吸出口 20
蓋体 30 浴湯噴射部材 32
噴射筒部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と、浴湯を加熱する加熱装置、浴湯
    を濾過する濾過装置、オゾンガス発生装置、浴湯を駆動
    するポンプ装置、浴湯を浄化する活性化装置等から構成
    されている浴湯調整装置との間を浴湯が循環するように
    なっている浴槽装置に適用されるノズルブロックであっ
    て、 前記ノズルブロックには、前記浴湯調整装置から還流す
    る浴湯を吐出する浴湯吐出口と、浴槽中の浴湯を前記浴
    湯調整装置に吸引する浴湯吸込口と、空気専用のエアー
    吸出口とが設けられていると共に、前記浴湯吐出口から
    吐出される浴湯の噴射方向は任意に調節できるように構
    成されていることを特徴とする浴槽用ノズルブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のノズルブロックは、凹部
    空洞を有する本体と、この凹部空洞を閉鎖するように着
    脱自在に取り付けられる蓋体と、この蓋体に設けられて
    いる浴湯噴射部材とを備え、 前記浴湯吐出口とエアー吸出口は、前記本体内の凹部空
    洞内に開口していると共に、前記浴湯噴射部材は前記蓋
    体に回動自在に取り付けられている浴槽用ノズルブロッ
    ク。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のノズルブロック
    には、浴槽壁に着脱自在に固定するための吸着盤、磁石
    等の吸着部材が設けられている浴槽用ノズルブロック。
JP20291894A 1994-08-05 1994-08-05 浴槽用ノズルブロック Pending JPH0847515A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000054361A (ko) * 2000-06-02 2000-09-05 최규용 목욕탕 욕조용노즐

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