JPH07284774A - 浴槽湯の清浄化装置 - Google Patents

浴槽湯の清浄化装置

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JPH07284774A
JPH07284774A JP6101813A JP10181394A JPH07284774A JP H07284774 A JPH07284774 A JP H07284774A JP 6101813 A JP6101813 A JP 6101813A JP 10181394 A JP10181394 A JP 10181394A JP H07284774 A JPH07284774 A JP H07284774A
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JP
Japan
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hot water
sterilization
pipe
bathtub
cleaning
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JP6101813A
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English (en)
Inventor
Koji Ginyama
孝司 銀山
Atsushi Tawada
敦 多和田
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Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡便で人体に全く無害に効果的に殺菌を行える
な殺菌装置を持つ浴槽湯の清浄化装置。 【構成】吸湯管3で汲み上げた浴槽1内の湯2を濾過タ
ンク5による濾過等の清浄化処理をし噴湯管9から浴槽
1に再び戻する濾過を主体とする主清浄化管路15から
切換弁14を介して分岐し、陰極32と陽極33とから
成り電解電源22が接続する電極21を配備した電解殺
菌タンク17が配備された副清浄化管路16を設ける。 【効果】湯は、主清浄化管路での清浄化とは無関係に、
副清浄化管路で湯の汚れ具合に応じて必要な時間を掛け
て十分殺菌でき、しかも入浴中に殺菌を行っても入浴者
が有害ガスを吸い込んだり感電したりする危険が全くな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽湯の清浄化装置に係
り、特にこの装置におけるれ殺菌装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】浴槽内の湯を循環ポンプを利用して強制的
に循環させ、循環路に配備された濾過装置で湯中の汚れ
を取り除いた後、活性石タンクで活性化するような浴槽
湯の清浄化装置が従来より開発されていた。
【0003】さらに最近は、単に湯中の汚れを取り除い
たり活性化するだけでなく、ヒータにより加熱し常に適
温を保ち、24時間いつでも好みの時間に入浴できるょ
うにしている。
【0004】この場合は、湯を常に清浄にしておかなけ
ればならないのは勿論であるが、悪臭が発生したり大腸
菌のような細菌が繁殖するのをも防ぐため殺菌も必要に
なる。
【0005】湯の殺菌は、従来は化学薬品での塩素殺菌
が多く行われていたが、最近は、小型の高圧放電型のオ
ゾン発生装置いわゆるオゾナイザーが開発されたので、
図8に示すようにオゾナイザーを用いて簡便に殺菌する
ようにした装置が殆どである。
【0006】この装置では、浴槽1内の湯2を循環ポン
プ6の作用で先端にプレフイルター10が取り付けられ
た吸湯管3から各種清浄化処理機器をまとめて収納した
装置本体4に吸い上げて清浄化処理をし、清浄化処理の
終わった湯は先端にジエツトノズル11が取り付けられ
た噴湯管9から再び浴槽1内に噴出させるように構成し
ている。
【0007】装置本体4には、活性炭、麦飯石、ゼオラ
イト等の各種粒状濾材が充填される濾過装置5、湯を強
制循環するための循環ポンプ6、湯を適温に保持する保
温用のヒータ7等が連結管で直列に連結しされて配備さ
れ、前記吸湯管3の一端が濾過装置5の入湯口に、噴湯
管9の一端が循環ポンプ7の吐出口にそれぞれ接続して
浴槽1内の湯2に対する直列の清浄化循環路を形成して
いる。
【0008】噴湯管9の先端に取り付けられたジエツト
ノズル11には湯の流速を速めて形成した負圧を利用し
て吸気し湯中に空気を混入するためのエジエクタ部が設
けられ、このエジエクタ部には吸気口に電磁弁13を設
けた吸気管12が接続し、さらに吸気管12には吸い込
まれた空気をオゾン化するためのオゾナイザ8が取り付
けられている。
【0009】前記装置では、浴槽1内の湯2は、循環ポ
ンプ6の作動によりプレフイルター10で大きな汚れを
取り除かれつつ吸湯管3から吸い上げられて装置本体4
に入り、先ず濾過装置5で濾過され、続いてヒータ7で
保温された後、噴湯管9の先端に取り付けられたジエツ
トノズルから浴槽1に再び噴出される。
【0010】この際、吸気管12には、吸気口部に設け
た電磁弁13が開いていると空気が吸い込まれ、ジエツ
トノズル11からは空気が混入したジエツト流が浴槽1
内に噴出されいわゆる泡風呂となり、さらにオゾナイザ
8が作動していると吸い込まれた空気がオゾン化され、
浴槽1内の湯2がオゾン殺菌される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たように清浄化管路内を循環する湯にオゾンを直接混入
してオゾン殺菌する場合には、湯の循環速度に合わせて
短い反応時間で完全に殺菌しなければならないので、ど
うしても過剰のオゾンを湯中に混入するようになる。
【0012】この結果、湯中には未反応のオゾンがかな
り残ることになり、このように多量の未反応オゾンを含
んだ湯が浴槽内に噴出されると、浴槽内から多量のオゾ
ンが浴室内に放出され、入浴者は特有のオゾン臭を嗅い
で不快になるだけでなく、これを吸い込んだ場合の健康
への害も心配される。
【0013】このように浴室内にオゾンが放出され入浴
者に害を与えるのを防ぐためには、浴槽より上流の管路
で湯中にオゾンを混入し、湯が浴槽に入る前に湯中から
未反応オゾンを気液分離装置で分離し、分離されたオゾ
ンを分解装置で分解し無害にしてから排気することも考
えられる。
【0014】しかしながら、気液分離装置を設けるため
に清浄化装置自体が複雑で高価になり、さらに湯中から
分離されたオゾンは湿気を帯びているので容易には分解
できず、分解を完全にするにはかなり大規模で高価な分
解装置が必要になり、浴槽湯の清浄化装置としては実用
性がない。
【0015】このようにオゾナイザーで発生したオゾン
を清浄化管路を循環する湯に直接混入するするオゾン殺
菌法の欠点を解消するため最近では紫外線殺菌が利用さ
れることも多くなった。
【0016】この殺菌法は、浴槽湯の清浄化管路に紫外
線放射ランプを配備した紫外線照射装置を濾過装置等の
他の清浄化処理機器と共に直列に配備し、この清浄化管
路を循環する湯に紫外線を照射して殺菌する方法であ
る。
【0017】このように清浄化管路に直列に紫外線殺菌
装置を配備した場合、殺菌時間は湯の循環速度と紫外線
照射装置の大きさとにより定まってしまい、濾過等の他
の清浄化処理の効果を考えると湯の循環速度はそれほど
遅くできず、又装置の大きさを考えると紫外線照射装置
をそれほど大きくできないので、殺菌時間は自ずと短く
なって湯を完全に殺菌するのは難しかった。
【0018】さらに紫外線殺菌においても湯中に混入し
た空気中の酸素がオゾン化されるので湯中にオゾンが混
入する問題も生じる。
【0019】本発明は、前記したような従来技術の欠点
を解消し、未反応オゾンによる人体への害の心配が全く
なく、しかも簡便で湯を完全に殺菌できる浴槽湯の清浄
化装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、浴槽
内の湯を循環ポンプにより各種清浄化装置の配備された
循環路を強制的に循環させ湯の清浄化を行う浴槽湯の清
浄化装置において、浴槽内の湯を吸湯管から吸い上げ濾
過装置で濾過し、さらにヒータで加熱してから噴湯管か
ら浴槽内に再び噴出させる濾過を主体とする直列の主清
浄化管路から切換弁を介して分岐し電解殺菌のための電
解殺菌タンクが配備された副清浄化管路を設けたことを
特徴とする浴槽湯の清浄化装置である。
【0021】
【発明の作用】本発明は前記したように構成され、電解
殺菌タンクが濾過を主体とする主清浄化管路からは分岐
独立した副清浄化管路に配備されているので、主清浄化
管路の湯の処理速度に影響されないで、湯の汚れ具合に
応じて必要な時間を掛けて十分な電解殺菌できる。
【0022】また電解殺菌管路が主清浄化管路から独立
しているので電解殺菌中の湯を浴槽を介して循環させる
必要はなく、電解殺菌タンクに溜められた湯は電解殺菌
を終わり電解電源を切ってから浴槽中に噴出させれば良
い。
【0023】したがって、電解殺菌タンクの絶縁を完全
にしておけば入浴中に電解殺菌しても入浴者が感電する
心配が全くない。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。
【0025】まず図1の基本ブロツク図により本発明の
基本的構成を説明する。
【0026】本発明においては浴槽1内の湯2の循環路
は、吸湯管3、濾過装置5、切換弁14、ヒータ7及び
噴湯管9から成る濾過を主体とした主清浄化管路15
と、前記主清浄化管路15から切換弁14を介して分岐
し電解殺菌タンク17を配備した電解殺菌のための副清
浄化管路16とからなっている。
【0027】主清浄化管路14は、前記従来例の清浄化
管路から管路の途中に湯の流れの方向を多方向に切り換
えるための切換弁14を設けると同時に殺菌機能を取り
除いた管路であり、副清浄化管路16は、電解殺菌タン
ク17と切換弁14とを入湯管18と出湯管19とで連
結した管路であり、これにより電解殺菌タンク17に対
して切換弁14を介して主清浄化管路15の湯を流入さ
せたり、また流出させたりできるように構成している。
【0028】さらに副清浄化管路16の出湯管19の途
中には電解により生じた酸化物等の汚れを取り除くため
の副濾過装置20が配備されている。
【0029】電解殺菌タンク17には、内部に電解電源
22が接続する電解用の電極21と、電解時に湯を濃度
分極を防げるように空気攪拌するための給気弁25を設
けた給気管24が接続する散気板23とがとが配備さ
れ、さらにタンク内に生じた分解ガスを空気で薄めて排
気するための排気弁27を設けた排気管26が上面に接
続している。
【0030】28は装置をマイクロコンピユータを利用
して全体的に制御する制御装置であり、主清浄化管路1
5の循環ポンプ6の作動やヒータ7による湯の加熱等の
通常の制御を行うことは勿論、電解殺菌タンク17へ湯
を溜めたり、或いは殺菌の終わった湯を浴槽1へ噴出さ
せるため、切換弁14を副清浄化管路16方向に開閉す
る制御も行う。
【0031】前記制御装置28は、さらに電解殺菌タン
ク17に溜められた湯を電解殺菌するため、電極21へ
の電解電源22からの通電、散気板23から攪拌用の空
気を噴出するための給気弁25の開閉、排気のための排
気弁27の開閉等、副清浄化管路16で電解殺菌するた
めの全ての操作を制御する。
【0032】次に配管図に基づいて本発明の具体的な構
成を説明する。
【0033】図2には本発明の実施例の配管図が示さ
れ、主清浄化管路15は、プレフイルター10、濾過装
置5、循環ポンプ6、ヒータ7、噴湯管9、ジエツトノ
ズル11が直列に接続された前記従来例の清浄化管路の
循環ポンプ6とヒータ7との間に切換弁14を配備した
管路であり、この管路のジエツトノズル11に接続する
吸気管12にはオゾナイザー8を配備せず殺菌機能を取
り除いてある。
【0034】16が主清浄化管路15の切換弁14から
分岐した副清浄化管路であり、この管路は、切換弁14
に一端が接続する入湯管18及び出湯管19の他の一端
がが電解殺菌タンク17の側面上部の入湯口29及び底
面の出湯口30に各々接続している。
【0035】さらに副清浄化管路16には、出湯管19
の途中に電解の際に生成する金属イオンの酸化物等の汚
れを取り除くための副濾過装置20を出湯弁31を介し
て配備し、必要に応じては副循環ポンプをも配備する。
【0036】21は電極であり、この電極21は、中央
に板或いは棒状で配備された陰極32と、この陰極32
の周囲には配備された陽極33とから成っており、陰極
32並びに陽極33は電解電源22の−極並びに+極に
各々接続している。
【0037】前記した電極21としては、陰極32には
水素過電圧の低い亜鉛や鉛電極を用いるか、黒鉛、ステ
ンレス、フエライト、或いはチタンの表面を白金で被覆
した白金被覆板のような不溶性電極を用い、陽極には勿
論前記した白金被覆板ような不溶性電極を用い、酸化面
積を広くして殺菌効率を上げるため、陰極32に対して
陽極33の面積を大きくするのが好ましい。
【0038】23は電解殺菌タンク17の底部に配備し
た散気板であり、この散気板23には先端部にエアーポ
ンプ34を、続いて給気弁25を配備した給気管24が
接続し、散気板23から噴出した空気で湯を均一に攪拌
し、電解時に濃度分極が防いで電解効率を上げ、同時に
電解時に発生する水素ガスを危険性のない濃度に希釈す
る。
【0039】26は途中に排気弁27を配備し電解殺菌
タンク17の上面に接続する排気管であり、電解の際に
発生した水素ガスを前記した散気板23から噴出された
空気で薄めて排気する。
【0040】35及び36はタンンク内の水位を検知す
るフロートスイツチ式等の水位センサーであり、35は
入湯口29のやや下方に配備して湯の上限水位を検知す
るための上限水位センサー、36が出湯口30のやや上
方に配備され湯の下限水位を検知するための下限水位セ
ンサーである。
【0041】次に以上のように構成される装置におい
て、制御装置28による電解殺菌に関する制御について
図3の制御ブロツク図により説明する。
【0042】制御装置28は基本的には中央演算処理装
置とてのCPU37、制御のプログラムを記憶したプロ
グラムROM38、及び演算処理のためデータを一時的
に記憶するRAM39からなるマイクロコンピユータで
ある。
【0043】40は電解殺菌の条件を設定するための殺
菌条件設定キーであり、この殺菌条件設定キー40に
は、電解殺菌を手動で設定するか自動で設定するかを切
り換える自動/手動キーや、手動により電解の強度や時
間を設定する電解強度設定キー及び電解時間設定キー
や、電解殺菌を自動で行うよう設定した場合に殺菌間隔
や電解の強度及び時間を湯の汚れ具合により定めるため
に湯の汚れ度を大、中、小等で設定する湯汚れ度設定キ
ー、或いは入浴人数により定めるための一日の入浴人数
を設定する入浴人数設定キー等が配備されている。
【0044】41は濁度センサーであり、例えば発光素
子と受光素子との組み合わせで湯の汚れ具合としての濁
度を光学的に検知するセンサーがりようされ、この濁度
センサー41により検知した湯の汚れ具合に応じて殺菌
間隔及び電解の強度並びに時間を定めて電解殺菌を自動
的にできるようにする。
【0045】42はタイマーであり、殺菌間隔や電解の
時間を設定し、またこの設定された時間の経過を計測し
たりして電解殺菌の時間的な制御を行う。
【0046】35及び36は水位センサーであり、例え
ば湯の浮力に応じて浮き子を上下動させてスイツチをO
N−OFFさせて水位を検知するフロートスイツチ式の
センサーが利用され、電解殺菌タンク17内の上限並び
に下限の水位を自動的に検知し、タンク内に湯を自動的
に所定量だけ流入させ、また流出させる。
【0047】43は殺菌制御データ記憶装置であり、こ
の装置には予めの実験等によって求めた湯の汚れ具合と
殺菌時間間隔、電解強度、電解時間等の電解殺菌タンク
17での電解殺菌を自動的に行うための全ての制御のプ
ログラムデータが記憶されている。
【0048】以上のように構成される制御装置におい
て、まず電解殺菌を手動で行う場合には、CPU37
は、殺菌条件設定キー40で手動で設定された電解強度
と電解時間とを電解電源22とタイマー42に設定し、
設定された条件で電解殺菌が行われるよう制御する。
【0049】次に電解殺菌を自動で行う場合には、CP
U37は、殺菌条件設定キー40で設定された湯の汚れ
度合、或いは入浴人数等に基づき殺菌制御データ記憶装
置43から呼び出した殺菌間隔をタイマー42に設定
し、タイマー42に設定された殺菌間隔、或いは濁度セ
ンサー41が検知した濁度等に応じて殺菌の開始時期を
定める。
【0050】CPU37は殺菌の開始時期となったこと
を検知すると、殺菌制御データ記憶装置43から呼び出
したデータに基づいて電解殺菌を行うため、電解殺菌タ
ンク17に所定量の湯を流入させたり或いは流出させた
りするよう水位センサー35並びに36で水位を検知し
つつ切換弁14の開閉を制御する。
【0051】さらにCPU35は、殺菌制御データ記憶
装置43から呼び出したデータに基づいて電解殺菌をす
るため、電解強度と電解時間の電解電源22及びタイマ
ー42への設定や、エアーポンプ34の作動、給気弁2
5及び排気弁27の開閉等を制御する。
【0052】次に、以上のように構成される本発明の実
施例の装置の運転動作について説明する。
【0053】まず循環ポンプ6を作動して装置の運転が
開始し、いまだ自動的に設定された殺菌時間に達してい
なかったり手動の殺菌キーが押されていない状態の湯の
循環状態は図4に示す通りである。
【0054】すなわち装置の運転が開始されいまだ殺菌
開始状態でない場合には、切換弁14は副清浄化管路1
6方向に湯が流れるようには切り換えられておらず、し
たがって浴槽1内の湯2は、矢印で示すように、吸湯管
3からプレフイルター10で大きな汚れを濾過しつつ汲
み上げられ、濾過タンク5で濾過し、ヒータ7で適温に
保温した後噴湯管9から再び浴槽1内に噴出される濾過
を主体とする主清浄化管路15のみを循環する。
【0055】この際噴湯管9の先端に負圧部に吸気管1
2が接続するジエツトノズル11が取り付けておくと、
電磁弁13を開いて吸気管12から吸気することにより
ジエツトノズル11からは空気を含んだジエツト流が噴
出し泡風呂が形成できる。
【0056】次に濁度センサー41で検知した湯の汚れ
具合、或いは殺菌条件設定キー40で設定された湯の汚
れ度に基づき自動的に或いは手動設定により殺菌状態に
なると、切換弁14は主清浄化管路15から副清浄化管
路16の入湯管18方向に開くよう切り換えられ、この
結果浴槽1内の湯2は、図5に矢印で示すように、主清
浄化管路15で濾過装置5で濾過された後副清浄化管路
の入湯管18に入り入湯口29を経て電解殺菌タンク1
7に上限水位センサー35が上限水位まで湯が溜まった
ことを検知するまで流入する。
【0057】電解殺菌タンク17に上限水位まで湯が溜
まったなら、切換弁14は再び副清浄化管路16の入湯
管18方向が閉じるように切り換えられ、湯は、図6に
矢印で示すように、主清浄化管路15だけを流れて濾過
装置5で濾過してヒータ7で加熱した後、噴湯管9の先
端のジエツトノズル11から浴槽1に噴出するように循
環する。
【0058】前記したように切換弁14の切換えによっ
て電解殺菌タンク17に所定量の湯が溜められた後湯が
再び主清浄化管路15を循環して濾過を主体とした清浄
化が行われている間に、電解殺菌タンク17に溜められ
た湯2の電解殺菌が行われる。
【0059】電解殺菌タンク17に溜められた湯2の電
解殺菌は、給気弁25が開くと同時にエアーポプ34を
作動し給気管24から送られた空気を散気板23から噴
出し湯2を攪拌し、同時に所定の強度の電解電源22を
電極21に所定の時間通電して行う。
【0060】電解の方法としては、電流を一定とする定
電流電解、電圧を一定とする定電圧電解、直流を用いる
直流電解、交流を用いる交流電解、交流と直流とを併用
する交直併用電解、高周波を用いる高周波電解等様々な
方法が利用できるが、直流定電流電解だと設備も簡便と
なりしかも後で説明するように、十分な殺菌効果が得ら
れる。
【0061】なおこの電解殺菌の際には、陰極32で発
生する水素ガスを散気板23から濃度分極が生じないよ
う湯を攪拌するために噴出される空気で危険のない濃度
に薄めつつ排気するため排気管26の排気弁27は開い
て置く。
【0062】所定時間の電解殺菌が終わったなら給気弁
25を閉じると同時にエアーポンプ34の作動を止めて
散気板23からの空気の噴出を止め、また電解電源22
から電極21への通電を止め、さらに排気管26の排気
弁27も閉じる。
【0063】電解殺菌タンク17での殺菌が終わり排気
弁27が閉じたなら出湯弁31を開くと同時に切換弁1
4を出湯管19方向が開くように切り換える。
【0064】これにより電解殺菌タンク17からは殺菌
された湯が出湯口30から流出し、図7に矢印で示すよ
うに、出湯管19を経て主清浄化管路15に入り、主清
浄化管路15を循環している湯と共にヒータ7で加熱さ
れた後噴湯管9の先端のジエツトノズル11から浴槽1
に噴出するよう循環する。
【0065】なおこの電解殺菌の終わった湯には電解酸
化によって生じた金属イオン等の酸化物が汚れとして混
入しているので、出湯管19の途中に配備した濾過装置
20でこの汚れを濾過する。
【0066】電解殺菌タンク17から溜められた湯が流
出し、下限水位センサー36がタンク内の水位が下限に
なったことを検知したなら切換弁14は出湯管19方向
を閉じる方向に切り換えられ一連の殺菌動作が終了し、
制御装置27の制御の下に以上のような動作を繰り返し
ながら浴槽1内の湯2は、主清浄化管路15での濾過を
主体とする連続的な清浄化処理とは無関係にバツチ処理
により電解殺菌処理される。
【0067】したがって電解殺菌処理の時間は、濾過を
主体とする連続的な清浄化処理をするための主清浄化管
路15での湯の循環速度とは無関係に、湯の汚れ具合に
応じて自由に定められ、これにより如何に湯が汚れてい
ても完全に殺菌できるようになる。
【0068】また電解殺菌の際には、有害ガスは全く発
生せず、また殺菌される湯は浴槽に対して循環していな
いので、入浴中に電解殺菌を行っても入浴者に健康への
害や感電の恐れを全く感じさせない。
【0069】次に浴槽湯を電解殺菌した場合の処理条件
と殺菌効果の関係を図8に表として示したが、この表に
よると、浴槽湯は陽極1平方dmあたり1.5A程度の
電流密度で5〜10分程度直流電解すれば一般細菌は殆
ど取り除けられ、完全に殺菌できることが解る。
【0070】
【発明の効果】本発明は以上のような構成及び作用のも
のであり、濾過を主体とする主清浄化管路から分岐した
副清浄化管路に設けた電解殺菌タンクで電解殺菌が行わ
れるので、殺菌は主清浄化管路での清浄化とは無関係に
湯の汚れに応じて所定の電解強度十分時間を掛けてバツ
チ処理として完全に行える。
【0071】しかも電解殺菌は、有害ガスの発生がない
と同時に感電の恐れもないので入浴中に行っても入浴者
に何らの危険も与えない。
【0072】また装置の構成も、主清浄化管路から切換
弁を介して分岐した副清浄化管路に電解殺菌タンクを配
備するだけなので比較的安価で簡便なものにでき、しか
も電解殺菌は、湯の濁度或いは入浴者数等に基づく湯の
汚れ具合に応じて全ての動作をマイクロコンピユータに
よる制御装置を利用して自動的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本ブロツク図、
【図2】 配管図、
【図3】 制御ブロツク図、
【図4】 配管図(非殺菌状態)、
【図5】 配管図(電解殺菌タンク湯流入
状態)、
【図6】 配管図(殺菌状態)、
【図7】 配管図(電解殺菌タンク湯流出
状態)、
【図8】 電解条件と殺菌効果の関係の
表、
【図9】 従来例。
【符号の説明】
1 浴槽 2 湯 3 吸湯管 4 装置本体 5 濾過タンク 6 循環ポンプ 7 ヒータ 9 吸湯管 11 ジエツトノズル 14 切換弁 15 主清浄化管路 16 副清浄化管路 17 電解殺菌タンク 20 副濾過装置 21 電極 22 電解電源 23 散気板 28 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の湯を循環ポンプにより各種清浄化
    装置の配備された循環路を強制的に循環させ湯の清浄化
    を行う浴槽湯の清浄化装置において、浴槽内の湯を吸湯
    管から吸い上げ濾過装置で濾過し、さらにヒータで加熱
    してから噴湯管から浴槽内に再び噴出させる濾過を主体
    とする直列の主清浄化管路から切換弁を介して分岐し電
    解殺菌のための電解殺菌タンクが配備された副清浄化管
    路を設けたことを特徴とする浴槽湯の清浄化装置。
JP6101813A 1994-04-15 1994-04-15 浴槽湯の清浄化装置 Pending JPH07284774A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6699381B2 (en) 2000-10-27 2004-03-02 Omega Co., Ltd. Water purification/sterilization method and device therefor
KR100475263B1 (ko) * 1997-02-14 2005-07-07 서순기 순환수중의세균살균장치
JP2010179206A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Mitsubishi Electric Corp 浄化装置
JP2013119054A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Daikin Industries Ltd 電気分解装置及びこれを備えたヒートポンプ給湯機
JP2021066465A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 富士電機株式会社 洗浄装置

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