JPH10277559A - 循環浄化装置 - Google Patents

循環浄化装置

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Publication number
JPH10277559A
JPH10277559A JP9089111A JP8911197A JPH10277559A JP H10277559 A JPH10277559 A JP H10277559A JP 9089111 A JP9089111 A JP 9089111A JP 8911197 A JP8911197 A JP 8911197A JP H10277559 A JPH10277559 A JP H10277559A
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JP
Japan
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liquid
gas
flow path
ozone
bath water
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Pending
Application number
JP9089111A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Arakawa
眞行 荒川
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を抑え、循環流量を確保し、安
全且つ効果的に浴用水をオゾン殺菌できる循環浄化装置
を提供することである。 【解決手段】 循環流路中にオゾンを吸引するための絞
り部9を設け、その下流に設けた気液分離室13内で浴
用水の流速を減速し、一部の浴用水と共にオゾンを上部
流出口14から流路14aを介して殺菌槽16に送り、
オゾンを殺菌槽16に残留させた状態で一部の浴用水を
1分間程度の時間をかけて殺菌した後、流路14bを介
して流路15aへ合流する。装置全体の循環流量は下部
流出口15から流路15aを介して流出される浴用水に
より確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温水を浄化並び
に循環させる循環浄化装置に関し、さらに詳細には、浴
槽中の浴用水やプール中の温水のように、使用により経
時的に汚染される液体を循環させながら、オゾンの殺菌
作用により殺菌や制菌をするための家庭用、業務用の循
環浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、温水を温水貯留槽に貯留し、この
温水を循環ポンプによって循環流路に循環させると共
に、オゾンの殺菌作用により前記温水の殺菌や制菌を行
う循環浄化装置が一般家庭においても使用されている。
これらの中では、浴室内のオゾン濃度が環境基準を超え
ないようにするために、循環流路中にオゾンを混入さ
せ、浴槽にオゾンが混入した浴用水が吐出されるまでの
時間を稼ぎ、浴用水にオゾンを効率よく溶解させるもの
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オゾン
が混入された浴用水が浴槽に吐出されるまでの時間を稼
ぐためには、循環流路中に大きなタンク等を設けるか、
循環流量を少なくしなければならないといった問題点が
あった。
【0004】本発明は、前記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、装置の大型化を抑え、循環
流量を確保し、安全且つ効果的に浴用水をオゾン殺菌を
することができる循環浄化装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の循環浄化装置は、液体を
液体貯留槽に貯留し、この液体を循環ポンプによって循
環流路に循環させ、浄化手段により前記液体の浄化を行
うと共に、オゾン発生装置で発生させたオゾンガスをエ
ゼクタ機構により前記循環流路に混入させて液体の制菌
若しくは殺菌を行うようにしたものを対象として、前記
エゼクタ機構の下流側に設けられ、前記オゾンガスが混
入された液体を気体と液体とに分離する気液分離室と、
その気液分離室の下部に連通し、前記気液分離室内下部
の液体を下流側へ流出させるための下部流路と、前記気
液分離室の上部に連通し、前記気液分離室内上部の液体
及び気体を前記下部流出路を流れる液体と合流させるた
めの上部流路と、その上部流路中に設けられ、その上部
流路を流れる液体の流速を減速させるための減速部とを
備えている。
【0006】従って、気液分離室内下部の液体は下部流
路を介して下流側へ流出される。一方、液体に溶解しな
かったオゾンガスは気液分離室の上部に向かい、循環す
る液体の一部と共に上部流路を介して減速部へ流入す
る。その減速部では、液体の流速が減速されてオゾンガ
スとの接触時間が長くなるために十分に殺菌が行われ、
その殺菌された液体は下部流路を流れる液体と合流す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の循環浄化装置に
ついて、好適な実施の形態を挙げて、添付図面を参照し
ながら以下に説明する。
【0008】図1は、本実施の形態の循環浄化装置の概
略構成を示している。この装置は、浴槽1に貯留されて
経時的に汚染される浴用水を、この浴槽1の外部でポン
プ作用により循環させながら浄化と殺菌を行なうと共
に、浴室の温度を制御するものである。
【0009】即ち、本実施の形態の循環浄化装置は、液
体貯留槽としての浴槽1に着脱自在に配設される給排水
ユニット2と、この給排水ユニット2に給水ホース3及
び排水ホース4を介して接続する装置本体5とから基本
的に構成されている。
【0010】給排水ユニット2は、浴槽1の内壁面に着
脱自在に取り付けられ、浴用水の一般的な貯留水位より
下方に位置している。この給排水ユニット2は、装置本
体5内で浄化、殺菌された浴用水を浴槽1に戻す吐出口
2aと浴槽1より浴用水を吸い出す吸い込み口2bとか
ら構成されている。
【0011】この給排水ユニット2内部では、浴用水を
装置本体5へ供給する給水ホース3が吸い込み口2b
に、また、装置本体5から浄化された浴用水を還流させ
るための排水ホース4が吐出口2aにそれぞれ接続され
て構成されている。これにより、後述の循環温浴機を稼
働させた際に、浴槽1中の浴用水が循環ポンプ6により
吸い込み口2bと給水ホース3を介して装置本体5に流
入し、ここで浄化及び殺菌された後に、排水ホース4及
び吐出口2aを介して再び浴槽1に戻って循環するよう
になっている。
【0012】装置本体5は、図1に示すように、浴槽1
から浴用水を汲み上げ循環させる循環ポンプ6と、浴用
水に含まれる有機物やその他の汚染物質を吸着、分解、
濾過等により浄化する浄化槽7と、循環する浴用水を昇
温または保温する加熱槽8が配設されている。浄化槽7
と加熱槽8の下流には循環する浴用水の流速を速めるた
めの絞り部9が設けられ、一端がこの絞り部9に連通す
るエア配管10は開閉弁11を介して他端がオゾン発生
装置12に連通されている。
【0013】絞り部9とエア配管10によりエゼクタ機
構が構成されている。絞り部9の下流には気液分離室1
3が配設されており、この気液分離室13には上部流出
口14と下部流出口15が配設されている。上部流出口
14に連通する流路14aには、上部流出口14から流
出した浴用水の流速を減速させるための殺菌槽16が配
設されている。その殺菌槽16から流出した浴用水は流
路14bを介して流路15aを流れる浴用水と合流し、
流路4を通って前記吐出口2aより浴槽1内へ戻される
ことにより、循環流路を形成している。尚、流路14
a、殺菌槽16、流路14bは本発明の上部流路を、殺
菌槽16は減速部を、流路15bは下部流路をそれぞれ
構成するものである。
【0014】前述の循環ポンプ6の駆動、停止、加熱槽
8内に設置されたヒーター8aへの通電、開閉弁11、
オゾン発生装置12は図示しない制御回路により制御さ
れる。
【0015】次に、以上のように構成された循環浄化装
置の動作について説明する。
【0016】図1において、装置本体5に電源が投入さ
れると、循環ポンプ6が稼働し、浴槽1中の浴用水が、
吸い込み口2bから吸い込まれて給水ホース3を通り、
浄化槽7に送られ浄化され、加熱槽8で昇温または保温
される。
【0017】そして、浴用水は下流の絞り部9を通過す
るときに流速が速められる。このとき、絞り部9では負
圧になっているので、開閉弁11が開制御され、オゾン
発生装置12が稼働されると、オゾンガスがエア配管1
0を通して吸引され、オゾンガスの混入した浴用水が気
液分離室13へ流入する。気液分離室13内へ流入した
浴用水は流速が落ち、溶解せず混入していたオゾンガス
は気液分離室13の上部に放出され、気液分離室13の
上部に設けられた上部流出口14から流路14aを介し
て、浴用水の一部と共に殺菌槽16に流入する。この殺
菌槽16内で、浴用水はオゾンガスにより一定時間(例
えば、1分間程度)殺菌された後に流路14bを介し
て、気液分離槽13の下部に設けられた下部流出口15
から流出した浴用水と流路15aにおいて合流して、浴
槽1に吐出され環流する。
【0018】ところで、殺菌槽16内にオゾンが所定量
(例えば、半分程度)貯まると、開閉弁11が閉制御さ
れ、オゾン発生装置12の稼働が停止される。殺菌槽1
6内のオゾン量は、図示しない水位センサーで検出して
もよいし、開閉弁11の解放時間から算出してもよい。
そして、オゾンの殺菌作用が弱まると新たなオゾンが流
入され、殺菌作用の弱まったオゾンは浴槽1内に吐出さ
れる。このように、オゾン発生装置12は間欠運転さ
れ、直接浴槽1内に吐出されるオゾン量も少ないので、
浴室内のオゾン濃度が異常に上昇することを防ぐことが
できる。
【0019】本発明は、前記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で任意に変更
することができる。
【0020】例えば、前記実施の形態においては、開閉
弁11を開制御したときにオゾン発生装置12を稼働さ
せたが、このときオゾン発生装置12の稼働を停止すれ
ば気泡浴槽として入浴を楽しむことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の循環浄化装置は、前記エゼク
タ機構の下流側に設けられ、前記オゾンガスが混入され
た液体を気体と液体とに分離する気液分離室と、その気
液分離室の下部に連通し、前記気液分離室内下部の液体
を下流側へ流出させるための下部流路と、前記気液分離
室の上部に連通し、前記気液分離室内上部の液体及び気
体を前記下部流出路を流れる液体と合流させるための上
部流路と、その上部流路中に設けられ、その上部流路を
流れる液体の流速を減速させるための減速部とを備えて
いる。
【0022】従って、減速部では液体の流速は遅くなる
のでオゾンとの接触時間が長くなり殺菌効率が向上する
と共に、オゾンを直接装置外に放出することがないの
で、液体貯留槽周辺のオゾン濃度が環境基準値以上に上
昇することがない。また、装置全体の循環流量は、下部
流路により確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の循環浄化装置の基本構成
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 浴槽 5 装置本体 6 循環ポンプ 7 浄化槽 9 絞り部 10 エア配管 11 開閉弁 12 オゾン発生装置 13 気液分離室 14 上部流出口 14a 流路 14b 流路 15 下部流出口 15a 流路 16 殺菌槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 560 C02F 1/50 560B 560H 560Z A47K 3/00 A47K 3/00 K B01D 35/027 B01D 35/02 J E04H 4/12 E04H 3/20 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を液体貯留槽に貯留し、この液体を
    循環ポンプによって循環流路に循環させ、浄化手段によ
    り前記液体の浄化を行うと共に、オゾン発生装置で発生
    させたオゾンガスをエゼクタ機構により前記循環流路に
    混入させて液体の制菌若しくは殺菌を行うようにした循
    環浄化装置において、 前記エゼクタ機構の下流側に設けられ、前記オゾンガス
    が混入された液体を気体と液体とに分離する気液分離室
    と、 その気液分離室の下部に連通し、前記気液分離室内下部
    の液体を下流側へ流出させるための下部流路と、 前記気液分離室の上部に連通し、前記気液分離室内上部
    の液体及び気体を前記下部流出路を流れる液体と合流さ
    せるための上部流路と、 その上部流路中に設けられ、その上部流路を流れる液体
    の流速を減速させるための減速部とを備えたことを特徴
    とする循環浄化装置。
JP9089111A 1997-04-08 1997-04-08 循環浄化装置 Pending JPH10277559A (ja)

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