JPH0975625A - 浴槽湯の清浄化装置 - Google Patents

浴槽湯の清浄化装置

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JPH0975625A
JPH0975625A JP7263472A JP26347295A JPH0975625A JP H0975625 A JPH0975625 A JP H0975625A JP 7263472 A JP7263472 A JP 7263472A JP 26347295 A JP26347295 A JP 26347295A JP H0975625 A JPH0975625 A JP H0975625A
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JP
Japan
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hot water
bathtub
ozone
ion wind
ozonizer
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JP7263472A
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English (en)
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Takumi Ando
巧 安藤
Atsushi Tawada
敦 多和田
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Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】入浴者に湯中から放散するオゾンの被害を与え
ずしかも殺菌効果を下げない浴槽湯の清浄化装置。 【解決手段】清浄化管路9のジエツトノズル11のエジ
エクタ部に接続する吸気管12にイオン風発生装置29
を配備し、制御装置が、入浴時間帯の経過直後の数時間
程度の殺菌時間帯に限ってオゾン殺菌をし入浴により汚
れた湯を直ちに奇麗にし、非殺菌時間帯にはイオン風発
生装置を作動してイオン風を湯中に混入して菌が繁殖す
るのを防ぐよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂装置に係り、特
に浴槽内の湯を強制的に循環させつつ濾過、殺菌等の清
浄化処理すると同時に入浴温度に保温し、浴槽湯を絶え
ず清浄かつ適温に保ち24時間何時でも好みの時に入浴
できるようにしたいわゆる24時間風呂装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、浴槽内の湯を絶えず清浄かつ適温
に保ち、24時間いつでも快適に入浴でき、しかも水の
節約にもなる、浴槽湯の清浄化装置の利用が盛んになつ
てきた。
【0003】このような浴槽湯の清浄化装置の1例は図
6に示す通りであり、1が浴槽、2が湯、3が浴槽1内
の湯2を汲み上げるための吸湯管、4が吸湯管3で汲み
上げられた湯を清浄化処理するための機器類をまとめて
配備した装置本体、8が装置本体4で処理された湯を浴
槽1内に再び噴出させるための噴湯管である。
【0004】装置本体4には、浴槽湯中の汚れを取り除
くため、活性炭、活性石、多孔質セラミツクボール等の
各種の粒状濾材や繊維状フイルタが単独或いは複合して
装填された濾過タンク5、湯を強制循環するための循環
ポンプ6、湯を適温に保つためのヒータ7等が直列に連
結して配備され、前記した吸湯管3が濾過タンク5に、
噴湯管8がヒータ7に連結して清浄化管路9を形成して
いる。
【0005】さらに噴湯管3の先端には装置本体4に湯
を汲み上げる前に予め大きな汚れを取り除くためのプレ
フイルタ10が配備され、噴湯管8の先端には清浄化処
理の終わった湯を流速を速め空気を混入したジエツト流
として浴槽1内に噴出するためのジエツトノズル11が
配備されている。
【0006】ジエツトノズル11のエジエクタ部には湯
中に空気を吸入するための吸気管12が配備され、この
吸気管の先端には管路を開閉するための吸気弁13が設
けられ、この吸気弁13を開くとジエツトノズル11の
吸気力で吸気管12から空気が吸い込まれ、この空気が
エジエクタ部で湯に混入しジエツトノズル11からジエ
ツト流として噴出して泡風呂が形成されるようになって
いる。
【0007】さらにこの装置では湯をオゾン殺菌するた
め、図7に回路図を示すような、放電パネルに設けた電
極にトランスで昇圧した高電圧を印加して放電させ空気
中の酸素をオゾン化する高圧放電型のオゾン発生装置で
あるオゾナイザ14が配備されている。
【0008】オゾン殺菌は、清浄化管路9に設けたエジ
エクタ部に接続する吸気管から吸入された空気をオゾナ
イザ14でオゾン化して湯中に混入して殺菌するよう構
成する必要があり、この装置では泡風呂を形成するため
にジエツトノズル11のエジエクタ部に吸気管12が接
続しているので、オゾナイザ14は吸気管12の途中に
配備してある。
【0009】またこの装置では、濾過タンク5の濾材を
汚れを落とすため、タンク内に湯を逆流させて排湯管1
8から排出させるいわゆる逆洗をしたり、ジエツト流を
強くするため、湯を抵抗の少ないバイパス管17を流す
ように管路を切り換えられるよう、吸湯管3及び噴湯管
8に各々切換弁15及び16が配備されている。
【0010】19は管路内の湯が水張りの際に抜けてし
まったり、循環ポンプ6の作動を停止した際に浴槽1に
湯が逆流するのを防止するために吸湯管3に設けた逆止
弁であり、20は循環ポンプ6の吸込側と吐出側との圧
力差に基づいて管路内の水不足を検知し循環ポンプ6の
空運転やヒータ7の空焚きを防ぐ差圧センサであり、2
1はヒータ7への電源を制御し湯の温度を適温に保つた
め絶えず湯の温度を検知し制御装置に送る湯温センサで
ある。
【0011】以上のように構成される装置では、利用者
が図8に示すようなキー入力装置及び表示装置として機
能する操作パネルを利用して必要に応じて様々な運転条
件を設定すると同時に表示しできるようになっており、
運転/停止キー22により運転が設定され、浴槽1内の
湯2は、プレフイルタ10で大きな汚れを取り除いた後
紫外線ランプ8で紫外線殺菌し、濾過タンク5で濾過を
し、ヒータ7で加熱した後噴湯管8の先端のジエツトノ
ズル11から噴出する。
【0012】また湯中に空気を混入したジエツト流を浴
槽内に噴出させいわゆる泡風呂を入浴者が楽しめるよう
にするためジエツトキー23によりジエツトモードが設
定できるようになっている。
【0013】24は入浴キーであり、入浴者がこの入浴
キー23を操作するとその後の所定時間が入浴時間帯と
して設定され、制御装置は、湯中から放散したオゾンで
入浴者が被害を受けないように入浴時間帯はオゾン殺菌
を停止するよう制御する。
【0014】なおジエツトキー23により強を設定する
と、切換弁15及び16が切り換わって吸湯管3から汲
み上げた浴槽1内の湯2はバイパス管17を介して噴湯
管8に直接流れて湯の循環路の抵抗を減らし、ジエツト
ノズル11からは強いジエツト流が噴出するようになっ
ている。
【0015】さらに清浄化処理を続け濾過タンク5の濾
材を洗浄したい場合には、図示されないが逆洗キーによ
る逆洗の設定により切換弁15及び16を切り換え、吸
湯管3から汲み上げた浴槽1内の湯2をバイパス管17
を介して濾過タンク5内を逆流させ、排湯管18から排
出するように流しいわゆる逆洗をする逆洗モードも設け
られている。
【0016】さらに図8に示す操作パネルには、表示切
替キー25及び設定変更キー26が配備されていて、表
示切替キー25の操作で表示パネル27への表示が湯温
又は時刻に変わり、さらに設定変更キー26の操作によ
り湯温又は時刻の設定が変えられるようになり、以上の
キー操作により設定された運転条件は複数の表示ランプ
28により表示される。
【0017】したがって表示切替キー25を操作して表
示パネル27を時間表示に切り替え、さらに設定変更キ
ー26を操作して時間設定すると1日の入浴時間帯を自
動設定できる。
【0018】表示切替キー25及び設定変更キー26を
操作して入浴時間帯を自動設定した場合には、前記した
入浴キー24を操作しての手動設定の場合と同様に入浴
時間帯でのオゾン殺菌を停止するよう制御できるだけで
なく、湯温を入浴時間帯は入浴温度に保ち、非入浴時間
帯は低温に保って加熱費を節約するようにする制御もで
きる。
【0019】浴槽湯の清浄化において殺菌手段として前
記したようにオゾナイザを利用したオゾン殺菌を採用す
ると、紫外線殺菌に比べて、殺菌装置が小型で安価であ
り、しかも時間の経過と共に照度が落ちたり湯の汚れが
着いて殺菌力が落ちてしまったり、或いは寿命が短いの
でメンテイナンスの費用が高くなったりするようなこと
がなく、長期間にわたつて安定した殺菌力を発揮するの
で好都合である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湯をオ
ゾン殺菌する場合には、前記したように入浴者をオゾン
の害から守るために入浴時間帯に殺菌を停止すると、湯
は最も汚される時間帯に殺菌が停止されているので菌が
多量に繁殖し非常に汚れてしまい、入浴時間帯が経過し
た後で殺菌してもなかなか奇麗にならない。
【0021】また入浴時間帯に殺菌を停止したとしても
一旦湯中に混入したオゾンは簡単には分解しないので入
浴時にも残っており、特に直前までオゾン殺菌していた
入浴時間帯の初期には未だ多量に残っていて、入浴者は
不快な臭いを嗅ぐ程度のオゾンの被害はどうしても受け
なければならず、さらに浴槽はオゾンが混入した湯が常
時張られているので痛み易い。
【0022】本発明は、前記したような従来技術の欠点
を解消して、入浴者がオゾンの被害を全く受けない状態
でオゾン殺菌を効果的に行い湯を絶えず清浄に保ち、し
かも浴槽をオゾンで傷める心配もないような浴槽湯の清
浄化装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、浴槽
内の湯を汲み上げる吸湯管、循環ポンプ、濾過タンク、
及び浴槽内に湯を噴出する噴湯管を直列に連結した浴槽
湯の清浄化管路を形成し、この清浄化管路に設けたエジ
エクタ部に接続する吸気管に湯中にオゾンを混入してオ
ゾン殺菌するためのオゾナイザと、湯中に酸素の陰イオ
ンであるイオン風を混入するためのイオン風発生装置と
を配備したことを第1の請求項とし、第1の請求項にお
いてオゾナイザとイオン風発生装置とを同一の吸気管に
配備したことを第2の請求項とし、第1の請求項におい
てオゾナイザとイオン風発生装置とを別個の吸気管に配
備したことを第3の請求項とし、第1乃至第3の請求項
において制御装置が、手動又は自動で設定される入浴時
間帯に基づき設定する殺菌時間帯に限りオゾナイザを作
動してオゾン殺菌し、オゾナイザの作動を停止した非殺
菌間帯はイオン風発生装置を作動し湯中にイオン風を混
入し菌の繁殖を防ぐよう制御することを第4の請求項と
する浴槽湯の清浄化装置である。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明の構成の実施の形態に
ついて図面に基づいて説明する。
【0025】図1に本発明の第1の実施例の配管図が示
されており、この実施例の配管図においては従来例と同
一の構成要素には同一の符号が付してあるのでこれらに
より構成される同一の部分の説明は省略する。
【0026】29はイオン風発生装置であり、本実施例
では泡風呂を形成するためにジエツトノズル11に流速
を速めて負圧を形成し圧力差に基づいて空気を吸い込む
エジエクタ部が設けられ、このエジエクタ部にに吸気管
12が接続しているので、イオン風発生装置22はオゾ
ナイザ14と同一の吸気管12の途中に配備されてい
る。
【0027】したがって、操作パネルのジエツトキー2
2を操作してジエツトモードを設定すると、吸気管12
に配備された吸気弁13が開いてジエツトノズル11か
らは空気が混入した湯が浴槽1中にジエツト流として噴
出して従来通りの泡風呂となり、吸気弁13を開くと同
時にオゾナイザ14を作動させればジエツトノズル11
からはオゾンが混入した湯が浴槽1中にジエツト流とし
て噴出しオゾン殺菌され、イオン風発生装置29を作動
させれば浴槽1中にはジエツトノズル11からはイオン
風が混入した湯が浴槽1中にジエツト流として噴出しイ
オン風処理がされる。
【0028】イオン風には菌が繁殖するのを抑制する菌
繁殖抑制作用があるだけでなく、人のイライラ感などを
解消する鎮静作用もあるとも言われている。
【0029】そこで、前記したようにイオン風発生装置
29を泡風呂用として配備した吸気管12に配備する
と、イオン風処理によって、湯が菌の繁殖が抑制されて
清浄に保たれる効果が出るだけでなく、泡風呂を楽しむ
際に浴槽からは空気に代わってイオン風が放散して入浴
者の気分が一層良くなる効果も出る。
【0030】図2には第2の実施例の配管図が示されて
おり、この実施例では、オゾン殺菌のためのオゾナイザ
14は第1実施例と同様に泡風呂用として配備した吸気
管12に配備されるが、イオン風発生装置29は、吸湯
管3に設けたエジエクタ部30に接続するイオン風用吸
気管31に配備し、オゾナイザ14とイオン風発生装置
29とは別個の吸気管に配備されている。
【0031】したがって、操作パネルのジエツトキー2
2を操作してジエツトモードを設定すると、吸気管12
に配備された吸気弁13が開いてジエツトノズル11か
らは空気が混入した湯が浴槽1中にジエツト流として噴
出して従来通りの泡風呂となり、吸気弁13を開くと同
時にオゾナイザ14を作動させればジエツトノズル11
からはオゾンが混入した湯が浴槽1中にジエツト流とし
て噴出しオゾン殺菌される。
【0032】これに対してイオン風処理は前記した泡風
呂の設定とは全く無関係に行われ、イオン風用吸気管3
1の先端に配備した吸気弁32を開き、イオン風発生装
置29を作動させると、エジエクタ部30で湯中にイオ
ン風が混入され、このイオン風が混入された湯が濾過タ
ンク5、ヒータ7、及び噴湯管8を経てジエツトノズル
11から泡風呂とはならない通常流として浴槽1に噴出
される。
【0033】この実施例のようにイオン風発生装置29
をオゾナイザ14が配備された泡風呂用の吸気管12と
は別個のイオン風用吸気管31に配備すると、オゾン殺
菌と同時にイオン風処理ができたり、或いは入浴時間帯
において入浴者がジエツトを解除してもイオン風処理が
でき好都合である。
【0034】すなわち、前記した第1実施例の場合は、
オゾナイザ14とイオン風発生装置とは同時に作動でき
ないのでオゾン殺菌と同時にイオン風処理はできなかっ
た。
【0035】またオゾン殺菌をしていない入浴時間帯を
含めて非殺菌時間帯は絶えず浴槽1にイオン風を含んだ
湯がジエツト流として噴出され泡風呂状態になっている
が、入浴者によっては泡風呂を好まないのでジエツトキ
ー23を操作してジエツトの設定を解除する場合があ
る。
【0036】すると吸気弁13が閉じられ吸気管12に
は吸気されなくなるのでイオン風発生装置29の作動も
当然停止され非殺菌時間帯であり、しかも入浴により最
も湯が汚れる時間帯にイオン風処理はできなくなってし
まう。
【0037】ところがイオン風発生装置29をオゾナイ
ザ14が配備された泡風呂用の吸気管12とは別個のイ
オン風用吸気管31に配備すると前記したような問題は
全くなくなり、オゾン殺菌の処理や泡風呂の設定とは全
く無関係に常時イオン風処理をしていることができるよ
うになる。
【0038】さらに第2実施例に示すようにイオン風を
濾過タンク5の上流の管路で湯中に混入すると、濾過タ
ンク5の中に充填された濾材にいろいろな菌が繁殖する
のも防げるようになる。
【0039】イオン風発生装置29の基本的構成は図3
に示す通りであり、昇圧トランスで変圧した後整流回路
で整流して形成した直流数KVの高電圧が印加される針
状陰電極と板状陽電極とが対向して配備され、装置内に
導入された空気をこの高電圧が印加された電極間を通過
せ針状陰電極の周辺の陰イオン生成部で生成した酸素の
陰イオンを含ませイオン風として排出する装置である。
【0040】前記したように空気を針状陰電極の高圧放
電によりイオン風にする場合、高圧放電の際に酸素の陰
イオンだけでなく陽イオン及びオゾンも生成するので、
イオン風の中にはどうしても陽イオンとオゾンも少量で
はあるが含まれてしまう。
【0041】このため本実施例に示すイオン風発生装置
29では、高圧放電電極の後に網状陰電極並びに活性
炭、金属触媒等のオゾン分解剤を充填したオゾン分解フ
イルタを配備し、イオン風中の陽イオン及びオゾンを取
り除いて酸素の陰イオンだけが含まれたイオン風が生成
するようにしている。
【0042】次に制御装置による、手動或いは自動的に
設定される入浴時間帯に基づいて定められた殺菌時間帯
に限りオゾン殺菌を行い、オゾン殺菌が停止された入浴
時間帯を含めた非殺菌間帯はイオン風発生装置29を作
動し湯中にイオン風を混入し菌の繁殖を防ぐようにして
湯を清浄に保つようにする制御について、図4及び図5
に基づいて説明する。
【0043】図4は制御装置により装置を全体的に制御
する構成を示す制御ブロツク図であり、33が各種の運
転条件を設定するため前記した操作パネルに配備された
キー入力装置であり、このキー入力装置には運転を設定
する運転/停止キー22や泡風呂を設定したり解除する
ジエツトキー23の他に、入浴時間帯を手動或いは自動
で設定するための入浴キー24、表示切替キー25、及
び設定変更キー26が配備されている。
【0044】入浴キー24は、その日の入浴時間帯を手
動により設定するためのキーであり、入浴キー24が初
めて操作されると、その後5時間といった所定の時間の
入浴時間帯が設定される。
【0045】また表示切替キー25及び設定変更キー2
6は、入浴時間帯を自動設定するために利用されるキー
であり、利用者が表示パネル27に時刻を表示しつつ入
浴時間帯を例えば18時から23時といったように生活
時間帯に合わせて一旦設定すると設定を変更しない限り
毎日同じ時間帯が入浴時間帯として自動的に設定され
る。
【0046】このように入浴キー24の操作或いは表示
切替キー25及び設定変更キー26をを操作して入浴時
間帯が設定されると、この入浴時間帯は入浴者が浴槽1
から放散するオゾンにより被害を受けないようにオゾン
殺菌が禁止され、この入浴時間帯が経過した後の数時間
が入浴により汚された湯を殺菌するために殺菌時間帯と
して自動的に設定される。
【0047】また装置は、湯温センサ20により湯温が
検知されたり、差圧センサ19により水不足が検知され
たりして制御されることは前記した通りである。
【0048】34は装置を時間的に制御するために利用
されるタイマであり、前記したように入浴キー24の操
作或いは表示切替キー25及び設定変更キー26を利用
しての入浴時間帯の設定、及び設定された入浴時間帯に
基づいての殺菌時間帯の設定や時間の経過を計ったりす
る。
【0049】35は装置を全体的に制御するための制御
装置であり、この制御装置35は各種の演算処理をする
CPU36、制御プログラムを記憶したプログラムRO
M37及び制御用データを一時的に記憶するRAM38
等からなるマイクロコンピユータである。
【0050】39は循環ポンプ6を駆動するための循環
ポンプ駆動回路、40はヒータ7を駆動するためのヒー
タ駆動回路、41はオゾナイザ14にに電源を供給し作
動するためのオゾナイザ駆動回路である。
【0051】42は泡風呂を形成するため吸気管12に
配備された吸気弁13を開閉するための吸気弁駆動回路
であり、43はイオン風発生装置29を駆動するための
イオン風発生装置駆動回路、44はイオン風用吸気管3
1に配備された開閉弁32を開閉するための開閉弁駆動
回路であり、45は前記操作パネルにキー入力装置33
と共に配備された表示パネル27や複数の表示ランプ2
8から成る表示装置46を駆動する表示装置駆動回路で
ある。
【0052】前記制御装置35は、プログラムROM3
7に記憶されたプログラムにしたがつて装置を制御す
る。
【0053】イオン風発生装置29をオゾナイザ14が
配備された泡風呂用の吸気管12とは別個のイオン風用
吸気管31に配備する第2実施例の場合には、イオン風
発生装置29は、運転/停止キー22の操作により運転
が設定されたなら、オゾナイザ14の作動やジエツトキ
ー23の操作に無関係に、連続して作動するよう制御さ
れ、オゾナイザ14は、手動又は自動的に設定された入
浴時間帯に基づいて自動的に設定された殺菌時間帯に限
って作動するよう制御される。
【0054】一方イオン風発生装置29とオゾナイザ1
4とが泡風呂用の吸気管12に同時に配備された第1実
施例の場合には図5のフローチヤートに示すようなプロ
グラムにしたがつて制御される。
【0055】第1ステツプS1で運転/停止キー22の
操作により運転が設定されたか否かを判別し、運転が設
定された場合には第2ステツプS2で吸気管12に配備
された吸気弁13を開くと同時に第3ステツプS3イオ
ン風発生装置29を作動させる。
【0056】これにより吸気管12から吸入された空気
がイオン風発生装置29によりイオン風に変えられて湯
に混入し、ジエツトノズル11からは濾過タンク5で濾
過されヒータ7で適温に加熱されしかもイオン風が混入
され菌が繁殖しない状態の湯が絶えず浴槽1に噴出され
る自動的に設定されたジエツト運転状態で浴槽湯の清浄
化の処理が行われる。
【0057】このようにして浴槽湯の清浄化の処理が行
われている状態において、第4ステツプS4でジエツト
キー23を操作してジエツトが停止されたか否かを判別
し、ジエツトが停止されたと判別された場合には、第5
ステツプS5で吸気弁13を閉じると同時に第6ステツ
プS6でイオン風発生装置29の作動を再びジエツトが
設定されるまで停止する。
【0058】この場合ジエツトが停止されたためにイオ
ン風処理が長い時間にわたつて停止されているのは好ま
しくないので、所定の時間が経ったなら自動的にジエツ
トが再び設定されるようにするのが好ましい。
【0059】第4ステツプS4でジエツトが停止されて
いないと判別された場合には、そのまま吸気弁13を開
きイオン風発生装置29を作動させてのイオン風処理を
続け、第7ステツプS7で殺菌時間帯が設定されたか否
かを判別する。
【0060】湯の殺菌手段としてオゾン殺菌を採用した
場合、入浴時間帯では入浴者に浴槽から放散するオゾン
の被害を与えないように必ず殺菌が停止されるので、入
浴時間帯が経過したなら直ちに殺菌して汚された湯を清
浄にしなければならない。
【0061】このため殺菌時間帯は入浴時間帯経過後数
時間と設定されており、したがつて第7ステツプS4で
の殺菌時間帯が設定されたか否かの判別はタイマ34が
入浴時間帯が経過したと計時したか否かで判別する。
【0062】前記したようにして、第7ステツプS7で
殺菌時間帯が設定されたと判別されると、第8ステツプ
S8でイオン風発生装置29の作動を停止し、代わって
第9ステツプS9でオゾナイザを作動してオゾン殺菌を
開始する。
【0063】オゾン殺菌が開始されたなら、第10ステ
ツプS10としてタイマ34で殺菌時間帯の経過を計り
だし、第11ステツプS11で殺菌時間帯が経過したか
否かを判別し、殺菌時間帯が経過したと判別されたらオ
ゾナイザ14の作動を停止しオゾン殺菌を停止する。
【0064】オゾン殺菌が停止されしかも運転が設定さ
れている状態であるなら吸気弁13は開いた状態にした
ままイオン風発生装置29を作動させて再びイオン風処
理を開始する。
【0065】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、オゾン
殺菌は入浴時間帯が経過した後の数時間程度しか行われ
ず、次の入浴時間帯までに湯中に混入していたオゾンを
殆ど分解してしまうのに十分な時間があり、次の入浴時
間帯で入浴者が浴槽湯から放散されるオゾンで被害を受
けない。
【0066】このため入浴により汚された湯を殺菌時間
帯において多少オゾン濃度を高くして強力に殺菌して直
ちに奇麗にしてしまい、オゾン殺菌により一旦奇麗にし
た湯をその後の非殺菌時間帯ではイオン風処理により菌
が繁殖しない状態にして清浄に保てるようになる。
【0067】さらに浴槽湯の清浄化処理にイオン風処理
を採用すると、湯中での菌の繁殖を防ぎ浴槽湯の清浄化
に前記したような大きな効果をもたらすだけでなく、浴
槽湯中から放散するイオン風により入浴者は鎮静効果が
与えられリラツクス状態になり、一層快適に入浴できる
ようになる。
【0068】特に第1実施例のように、イオン風発生装
置29を泡風呂用の吸気管12に配備し泡風呂を楽しむ
際に浴槽湯中からはイオン風が放散するようにすると、
泡風呂の効果を従来より一層楽しめるようになり、一方
第2実施例のように、イオン風発生装置29を濾過タン
ク5の上流でエジエクタ部30を介して管路に接続する
イオン風用吸気管31に配備すると、濾過タンク5の濾
材中での菌の繁殖が抑制できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例配管図、
【図2】 第2実施例配管図、
【図3】 イオン風発生装置、
【図4】 制御ブロツク図、
【図5】 制御フローチヤート、
【図6】 従来例配管図、
【図7】 イオナイザ、
【図8】 操作パネル。
【符号の説明】
1 浴槽 2 湯 3 吸湯管 4 装置本体 5 濾過タンク 6 循環ポンプ 8 噴湯管 9 清浄化管路 11 ジエツトノズル 12 吸気管 14 オゾナイザ 29 イオン風発生装置 30 エジエクタ部 31 イオン風用吸気管
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 520 C02F 1/50 520L 531 531B 531R 540 540A 550 550C 550D 560 560Z 9/00 502 9/00 502R 502D 503 503A 504 504C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の湯を汲み上げる吸湯管、循環ポン
    プ、濾過タンク、及び浴槽内に湯を噴出する噴湯管を直
    列に連結した浴槽湯の清浄化管路を形成し、この清浄化
    管路に設けたエジエクタ部に接続する吸気管に湯中にオ
    ゾンを混入してオゾン殺菌するためのオゾナイザと、湯
    中に酸素の陰イオンを含む空気であるイオン風を混入す
    るためのイオン風発生装置とを配備したことを特徴とす
    る浴槽湯の清浄化装置。
  2. 【請求項2】オゾナイザとイオン風発生装置とを同一の
    吸気管に配備したことを特徴とする請求項1記載の浴槽
    湯の清浄化装置。
  3. 【請求項3】オゾナイザとイオン風発生装置とを別個の
    吸気管に配備したことを特徴とする請求項1記載の浴槽
    湯の清浄化装置。
  4. 【請求項4】制御装置が、手動又は自動で設定される入
    浴時間帯に基づき設定する殺菌時間帯に限りオゾナイザ
    を作動してオゾン殺菌し、オゾナイザの作動を停止した
    非殺菌間帯はイオン風発生装置を作動し湯中にイオン風
    を混入し菌の繁殖を防ぐよう制御することを特徴とする
    請求項1乃至3記載の浴槽湯の清浄化装置。
JP7263472A 1995-09-18 1995-09-18 浴槽湯の清浄化装置 Pending JPH0975625A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11319819A (ja) * 1997-11-07 1999-11-24 Katsuya Sanekata 液質変質用泡箱及び液質変質方法
CN110604498A (zh) * 2019-09-03 2019-12-24 北京硅元科技有限责任公司 浴缸盖及浴缸装置

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