JPH10313736A - 中通し型釣竿用の入口ガイド - Google Patents

中通し型釣竿用の入口ガイド

Info

Publication number
JPH10313736A
JPH10313736A JP9139250A JP13925097A JPH10313736A JP H10313736 A JPH10313736 A JP H10313736A JP 9139250 A JP9139250 A JP 9139250A JP 13925097 A JP13925097 A JP 13925097A JP H10313736 A JPH10313736 A JP H10313736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
line
rod body
entrance guide
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9139250A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyuuichi Oomura
▲りゅう▼一 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Industrial Co Ltd, Fuji Kogyo Co Ltd filed Critical Fuji Industrial Co Ltd
Priority to JP9139250A priority Critical patent/JPH10313736A/ja
Priority to KR1019980014425A priority patent/KR19980086637A/ko
Publication of JPH10313736A publication Critical patent/JPH10313736A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K87/00Fishing rods
    • A01K87/002Fishing rods with the line passing through the hollow rod
    • A01K87/005Fishing rods with the line passing through the hollow rod comprising internal line guides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K97/00Accessories for angling
    • A01K97/06Containers or holders for hooks, lines, sinkers, flies or the like

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】中通し型釣竿用の従来の入口ガイドにあって
は、ガイドリングが破損し易く、ラインが貼り付き易
く、ライン導入孔を隠すように覆ってしまうためにライ
ンの通し作業がやり難い。 【解決手段】帯板状をした左右のサイドブリッジ29に
よりフレーム21を構成し、竿体5に取り付けた状態に
おいて竿体5と左右両サイドブリッジ29とで画される
空間35内に突出したリング支持片25を設け、このリ
ング支持片25に、リール11から引き出されたライン
37が最初に通されるガイドリング27を装着した。従
って、ガイドリング27を外的衝撃から完全に保護で
き、フレーム21の面的大きさを最小限に抑えることが
できて軽量化を達成し、ライン導入孔15aにライン3
7を通す作業を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中通し型釣竿用の
入口ガイドに係り、特に、リールから引き出されたライ
ンが竿体(ブランク)のライン導入孔に至る間のライン
走行経路を案内するための入口ガイドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】中通し型釣竿においては、竿体の周壁の
うちリールシートから遠くない位置にガイドリングで縁
取りされたライン導入孔が設けられていて、リールから
引き出されたラインをライン導入孔から竿体内に導入す
るようになっている。ラインを竿体内に通す作業は、通
常、専用のワイヤを使用して行うようになっている。今
日、この種の釣竿においては、リールから螺旋状の糸ヨ
レを伴って引き出されて来るラインがスムーズにライン
導入孔に導入されて行くようにするために、ライン導入
孔の近くに外付けタイプの入口ガイドを配置して、リー
ルからのラインを先ずこの入口ガイドのガイドリングに
通し、ここで螺旋状の糸ヨレをチョークさせるようにし
ているものが多い。
【0003】このような入口ガイドとしては従来から様
々な形態のものがあるが、ベース部を為すフレームの形
態で見ると、筒状をしたタイプのもの(特開平7−59
492号公報など)、ライン導入孔の周囲を囲う周壁タ
イプのもの(実開平7−36651号公報、登録実用新
案公報第3000404号など)と、ライン導入孔を跨
ぐブリッジタイプのもの(特開平8−107739号公
報など)等に大別できる。そして、フレームが筒状をし
たタイプのものにあっては、ライン導入孔のガイドリン
グを一体的に含んだ構造のものが多い。尚、このような
入口ガイドをライン導入孔の手前側、即ち、リールシー
ト側の位置に設ける場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中通し型釣竿用の入口
ガイドに要求される性能としては、ライン導入孔にライ
ンを通すための作業を容易に行うことができることの他
に、軽量にして強度が高いこと、ガイドリングが衝撃か
ら保護されていること、糸絡みが生じてもそれが略自動
的に解消されること等を挙げることができる。この点、
従来の入口ガイドにあっては、前記したいずれのタイプ
においても、フレームがある程度の面的大きさを有して
いたので、重量が重く、濡れたラインが貼り付き易いと
いう問題があり、また、ブリッジタイプのものの多くは
ライン導入孔を隠すように覆ってしまうために、ライン
導入孔にラインを通すための作業がやり難いという問題
があった。
【0005】また、従来の入口ガイドに設けられている
ガイドリング、特に、リールから引き出されたラインが
最初に通されるガイドリングは、フレームのリール側を
向いた壁部に露出した無防備な状態で設けられていたの
で、ガイドリングが損傷し易いという問題がある。釣竿
用のガイドにおけるガイドリングの割れや損傷は、ライ
ン切れに直結する重大な故障であって、入口ガイド全体
を交換しない限り実釣に耐えない事態になってしまう。
【0006】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、フレームの内側空間にガイドリング
を配置することで、ガイドリングを外的衝撃から略完全
に保護することができ、しかも、フレームの面的大きさ
を最小限に抑えることができ、且つ、ガイドリングやラ
イン導入孔にラインを通すための作業を容易に行うこと
ができる中通し型釣竿用の入口ガイドを提供することを
目的とする。また、本発明は、ガイドリングが上記した
空間内に納まるにも拘らず、この空間にリールから引き
出されたラインがスムーズに入ってガイドリングを通る
ことができる中通し型釣竿用の入口ガイドを提供するこ
とを目的とする。
【0007】更に、本発明は、耐曲げ強度を低下させる
ことなくフレームの材料を薄く且つ横幅を小さくでき
て、より軽量化することができると共に糸絡み防止効果
を高めることができる中通し型釣竿用の入口ガイドを提
供することを目的とする。そして、本発明は、上記空間
内にガイドリングを配置する場合、ガイドリングを支持
するための部位の突出方向を工夫することで、この部位
にラインが絡んでも、その絡みが略自動的に解消できる
中通し型釣竿用の入口ガイドを提供することを目的とす
る。また、本発明は、ガイドリングを支持する部位を利
用してフレームを補強することができる中通し型釣竿用
の入口ガイドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明中通し型釣竿用の入口ガイドは、側方から見
てライン導入孔を竿体の長手方向で股ぐように位置する
フレーム又はライン導入孔の後側に配置されるフレーム
を備えたものであって、フレームを帯板状をした左右の
サイドブリッジにより形成し、このフレームの前後両端
に連続した竿体取付部が竿体に着座した状態で竿体と左
右両ブリッジとで画される空間内に突出したリング支持
片を設け、このリング支持片に、リールから引き出され
たラインが最初に通されるガイドリングを支持させたも
のである。これにより、ガイドリングを外的衝撃から略
完全に保護することができると共に、フレームの面的大
きさを最小限に抑えることができ且つライン導入孔にラ
インを通すための作業を容易に行うことができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
した中通し型釣竿用の入口ガイドにおいて、リング支持
片の先端部をフレームの前後方向における中間より後側
に位置させたものであり、このようにすることで、フレ
ームと竿体とで形成される空間のうちガイドリングに達
するまでの深さを比較的浅くできる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1から3に記載
した中通し型釣竿用の入口ガイドのいずれかにおいて、
左右のサイドブリッジのうちガイドリングと対応した位
置から後方の部位を、後に向かって開いたテーパ形にし
たものであって、これにより、ガイドリングが上記した
空間内に納まるにも拘らず、リールから引き出されたラ
インがスムーズにガイドリングを通るようにすることが
できる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1から4に記載
した中通し型釣竿用の入口ガイドのいずれかにおいて、
左右両サイドブリッジの前後両端部以外の部分を、材料
である金属板の側縁が上下方向の成分を含む方向を向く
向きにすることで、耐曲げ強度を低下させること無くフ
レームの薄型化と横幅サイズの縮小を進めることができ
るようにした。
【0012】請求項6の発明は、請求項1から5に記載
した中通し型釣竿用の入口ガイドのいずれかにおいて、
リング支持片をフレームの後端部又はその近くから突出
し且つ竿体から遠くなるに従って前方へ傾いた姿勢で延
びて先端部が前記左右のサイドブリッジの内側に位置す
るように設け、このリング支持片の先端部にガイドリン
グを支持させたものである。従って、リング支持片にラ
インが絡んでも、その絡みを略自動的に解消することが
できる。
【0013】請求項7の発明は、請求項1から6に記載
した中通し型釣竿用の入口ガイドのいずれかにおいて、
リング支持片の基端部を左右両サイドブリッジに連結
し、このリング支持片の先端部にガイドリングを支持さ
せたものであり、このようにすることで、ガイドリング
を支持する部位を利用してフレームを補強することがで
きる。
【0014】請求項8の発明は、請求項1又は請求項3
から7に記載した中通し型釣竿用の入口ガイドのいずれ
かにおいて、サイドブリッジのうちライン導入孔と対応
する部分を背が低く且つ略水平に延びるようにしたもの
であって、これにより、ライン導入孔にラインを通すた
めの作業を更に容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る中通し型釣
竿用の入口ガイドを図面に示した各実施の形態に従って
説明する。図1から図5は、本発明の第一の実施の形態
に係る入口ガイド1を示すものである。
【0016】3は中通し型釣竿を示す(図1参照)。5
は中空な竿体を示し、竿体5の竿尻側端部には把手7が
装着され、この把手7のすぐ前側の位置にはリールシー
ト9が装着されており、このリールシート9にスピニン
グリール11が着脱自在に装着される。尚、図面では、
中通し型釣竿3の姿勢をスピニングリール11が竿体5
の上側に来ている向きで示してある。13(図4参照)
は竿体5に形成されたリング取付孔を示し、このリング
取付孔13は竿体5の長手方向に沿って長く、ここに長
円形をしたガイドリング15が嵌合されている。このガ
イドリング15の孔がライン導入孔15aである。そし
て、竿体5の内部空間のうちライン導入孔15aから竿
先側には図示しないインナーガイドが設けられており、
竿体5の竿先先端にはラッパ形をしたトップガイド17
が装着されている。
【0017】入口ガイド1は、フレーム21と、前後
(竿先側を前側と言い、竿尻側を後側と言う。以下、同
じ。)の取付足23と、リング支持片25と、ガイドリ
ング27とから構成されており、フレーム21と取付足
23とリング支持片25はステンレスやチタン等耐錆性
に優れた金属板のプレス加工によって互いに一体に形成
されている。また、ガイドリング27はセラミックやサ
ーメット、シリコンカーバイト(Sic)等硬質で熱伝
導率の高い材料によって形成されている。
【0018】フレーム21の大部分は、左右2つのサイ
ドブリッジ29のみから成る。これらサイドブリッジ2
9は前後方向に長い帯板状をしており、その前端と後端
においてそれぞれ互いに閉じるように連続することでフ
レーム21の前端部21aと後端部21bを形成してい
る。そして、サイドブリッジ29は、その全長における
後側略5分の1を為す後部29rが後下がりの急勾配で
傾斜し、その余の部分を為す前部29fが前下がりの緩
やかな勾配で傾斜している。また、後部29rは、その
後端から先へ行くに従って互いに外側へ向けて膨らんだ
弧を描きながら互いの間隔を増すように開くと共に、そ
の後面は互いにやや内側へ向きを変えるようにひねられ
ている。従って、この後部29rは後方から見てやや丸
みを帯びた略U字形を為すと共に、その大部分の水平断
面は、図3に示すように、後方へ向かってテーパ状に開
いた形になっている。
【0019】サイドブリッジ29の前部29fは、前方
へ行くに従って左右幅を狭めながらストレートに延びて
フレーム21の前端部21aと連続し、その後端は後部
29rに段差無く連続している。そして、前部29fに
おいては、下面が互いにやや内側を向くように、即ち、
材料である金属板の側縁が上下方向の成分を含む方向を
向くように折り曲げられている。取付足23は、水平な
略舌片状を為してフレーム21の前後両端部21a、2
1bから互いに反対方向へ延びている。
【0020】リング支持片25は側方から見て略逆さL
字形をしており、その上端部25aの左右両端が、左右
のサイドブリッジ29に連続している。この連続が為さ
れている位置は、サイドブリッジ29における前部29
fと後部29rとが連続する頂部より稍前寄りの部位で
ある。従って、サイドブリッジ29の前部29fとリン
グ支持片25とによって、前側が尖った長細い三角形状
をした大きな孔31が形成される。
【0021】リング支持片25のうち上端部25aから
下方やや後側へ向けて突出した部分がリング支持部25
bになっている。このリング支持部25bは側方から見
てサイドブリッジ29の後部29rよりやや前方にあっ
て、後部29rと略平行な姿勢になっており、その先端
は前後の取付足23が位置する平面に比較的近接したと
ころまで延びている。従って、リング支持部25bは左
右2つのサイドブリッジ29の内側に位置している。そ
して、このリング支持部25bには図示しない円形のリ
ング取付孔が形成され、そのリング取付孔に前記ガイド
リング27が嵌合され且つ接着されている。従って、フ
レーム21を後方から見て、ガイドリング27はサイド
ブリッジ29の後部29r内に位置し、その周囲にはや
や余裕を有している。
【0022】入口ガイド1は以上のように構成されてい
る。しかして、この入口ガイド1にあっては、フレーム
21の大部分が帯板状をした左右2つのサイドブリッジ
29だけで構成されているので、重量が軽く、面的大き
さも非常に小さいために、濡れたラインが貼り付く虞れ
も少ない。しかも、サイドブリッジ29の前部29f及
び後部29rの大部分はひねられた形状になっているた
め、耐曲げ強度も高くされている。そして、左右のサイ
ドブリッジ29はその屈曲頂部付近がリング支持片25
によって連結されているため、左右方向での耐曲げ強度
も高くされている。
【0023】このような入口ガイド1は、2つの取付足
23がライン導入孔15aの前後両脇に各別に位置する
ように竿体5に着座し、この状態で、取付足23に竿体
5と一緒に縛り糸33(図1参照)を巻き付け且つ接着
することで竿体5に装着される。従って、左右のサイド
ブリッジ29は、側方から見て、ライン導入孔15aを
竿体5の長手方向で股ぐように位置され、ライン導入孔
15aの大部分はフレーム21の孔31を通して上方に
向かって露出する。このようにして入口ガイド1が竿体
5に取り付けられると、フレーム21と竿体5とにより
側方から見て略三角形状をした空間35(図4参照)が
形成され、この空間35内にガイドリング27が完全に
納まるように位置する。従って、フレーム21が何かに
ぶつかるようなことがあっても、その衝撃がガイドリン
グ27に直接加わる惧れは全く無く、竿体5に取り付け
られているガイドリング15についても、衝撃が加わる
ことは無い。
【0024】この中通し型釣竿3の使用に当たっては、
リール11から引き出したライン37を、先ず入口ガイ
ド1のガイドリング27に通した後、ライン導入孔15
aを経て竿体5内に導入する。この場合、入口ガイド1
のガイドリング27は、サイドブリッジ29の後部29
rから多少奥に入っているだけであるから、ガイドリン
グ27にライン37を通す作業は、フレーム21に特別
邪魔されること無く容易に行うことができる。また、前
記したように、ライン導入孔15aの大部分は、上方に
向かっては孔31を通して露出しているので、ガイドリ
ング27を通したあとのライン37をライン通し孔15
aに通す作業についても比較的容易に行うことができ
る。
【0025】そこで、この中通し型釣竿3により仕掛け
をキャストすると、ライン37はリール11から螺旋状
の糸ヨレを帯びて引き出されて来る。そして、このライ
ン37は、左右のサイドブリッジ29の間に入った後ガ
イドリング27を通されることで螺旋状の糸ヨレをチョ
ークされる。このとき、サイドブリッジ29の後部29
rは後方に向かってテーパ状に開いた形になっているの
で、螺旋状にヨレて来るライン37はサイドブリッジ2
9の内側にスムーズに入って行くことができる。そし
て、糸フケ等何らかの原因によって、サイドブリッジ2
9の後部29rにライン37が巻き付いた場合は、仕掛
けを軽くキャストする等してライン37に前方への張力
を与えてやると、その張力によって、巻き付いたライン
37は後部29rの斜面を滑って自動的に外れて行く。
【0026】図6から図8は本発明の第二の実施の形態
に係る中通し型釣竿用の入口ガイド1Aを示すものであ
る。この入口ガイド1Aが前記入口ガイド1と比較して
相違する点は、主として、サイドブリッジの略全体に大
きなひねりを与えたことだけである。従って、説明は上
記相違点についてだけ行い、その余の部分については、
図面の各部に前記入口ガイド1における同様の部位に付
した符号と同じ符号を付することによって説明を省略す
る。このような符号の使い方とその意味は、後述する第
三から第六の実施の形態においても同様とする。
【0027】サイドブリッジ29´の前後両端を除く大
部分は、前後方向から見て、互いに上広がりのV字形を
為すようにひねられている。従って、サイドブリッジ2
9´の耐曲げ強度をかなり高めることができるので、そ
の分、材料としての金属板を薄くすることができて軽量
化を進めることができる。そして、サイドブリッジ29
´がV字形を為すようにひねられた分、左右幅を小さく
できるので、側方への出っ張りが少なくなり、それだけ
ラインの絡みが防止されることになる。
【0028】図9から図11は本発明の第三の実施の形
態に係る中通し型釣竿用の入口ガイド1Bを示すもので
ある。この入口ガイド1Bが前記入口ガイド1と比較し
て相違する点は、主として、サイドブリッジの形状とリ
ング支持片の突出方向だけである。
【0029】この入口ガイド1Bにおけるフレーム21
も前後方向に長い帯板状をした左右2つのサイドブリッ
ジ41から成り、サイドブリッジ41はその前端と後端
においてそれぞれ互いに閉じるように連続することでフ
レーム21の前端部21aと後端部21bを形成してい
る。そして、このサイドブリッジ41は、その前後両端
部を除く略全体において、材料である金属板の厚み方向
が一致する姿勢で互いに平行に延びるように加工されて
おり、従って、上方からの衝撃に対する耐曲げ強度は非
常に高くされている。また、サイドブリッジ41の全長
の後側略3分の1を為す後部41rは、側方から見て、
上に向かって膨らんだ略半円形を為すように屈曲され、
その余の部分を為す前部41fは背が低いまま略水平に
延びている。そして、後部41rは、後方から見て互い
に外側へ向けて膨らんだ円弧状を為すように屈曲されて
いる。
【0030】43はリング支持片を示す。このリング支
持片43はフレーム21の後端部21bから上斜め前方
へ向かって突出し、その先端部43aは左右のサイドブ
リッジ41の各後部41rの間に位置している。この先
端部43aにガイドリング27が装着されている。従っ
て、フレーム21を後方から見て、ガイドリング27は
サイドブリッジ41の後部41r内に位置し、その周囲
にはやや余裕を有している(図11参照)。
【0031】このように構成された入口ガイド1Bにあ
っては、サイドブリッジ41の前部41fは背が低く且
つ略水平に延びているために、フレーム21の上面から
ライン導入孔15aまでの深さが非常に小さく、従っ
て、ライン導入孔15aにライン37を通すための作業
がやり易く、ガイドリング27の外的衝撃からの保護は
サイドブリッジ41の後部41rが果たしている。そし
て、リング支持片43は上斜め前方へ向かって突出した
姿勢になっているので、このリング支持片43にライン
37が絡んでも、ライン37に張力を与えることで、多
くの場合は自動的にすり抜けて行く。
【0032】図12は本発明の第四の実施の形態に係る
中通し型釣竿用の入口ガイド1Cを示すものである。こ
の入口ガイド1Cは、前記入口ガイド1におけるサイド
ブリッジ29と前記入口ガイド1Bにおけるリング支持
片43とを組み合わせたものであり、リング支持片43
の先端部43aは左右両サイドブリッジ29の間に位置
し、この先端部43aにガイドリング27が装着されて
いる。
【0033】図13は本発明の第五の実施の形態に係る
中通し型釣竿用の入口ガイド1Dを示すものである。こ
の入口ガイド1Dが前記第三の実施の形態に示した入口
ガイド1Bと比較して相違する点は、リング支持片をサ
イドブリッジと連続させた点だけである。即ち、この入
口ガイド1Dにおけるリング支持片43´は、その左右
両側部の全体が左右のサイドブリッジ41の後部41r
と連続した壁状に形成されており、このリング支持片4
3´の先端部における中間位置にガイドリング27が装
着されている。従って、サイドブリッジ41の後部41
r及びリング支持片43´は互いに強度を高め合い、ま
た、リング支持片43´にライン37が絡むのを確実に
防止できる。
【0034】図14は本発明の第六の実施の形態に係る
中通し型釣竿用の入口ガイド1Eを示すものである。こ
の入口ガイド1Eが前記第三の実施の形態に示した入口
ガイド1Bと比較して相違する点は、リング支持片の一
部だけをサイドブリッジと連続させた点だけである。即
ち、この入口ガイド1Eにおいては、リング支持片43
の左右両側縁の先端近くの部位だけを小さな連結ブリッ
ジ45を介してサイドブリッジ41の後部41rと連続
させている。このような手段によっても、サイドブリッ
ジ41の後部41r及びリング支持片43が互いに強度
を高め合い、リング支持片43にライン37が絡むのを
確実に防止することができ、また、リング支持片43の
全体をサイドブリッジ41と連続させる場合に較べて重
量の増加が少なくて済む。
【0035】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、図
面に示した実施の形態においては、フレームを左右2つ
のサイドブリッジだけで構成したが、場合によっては、
左右のサイドブリッジどうしを連結する連結部をつけ加
えて補強などすることも考えられる。
【0036】また、実施の形態においては、竿体取付部
を縛り式のものにしたが、この竿体取付部は所謂パイプ
式のものにしても良い。尤も、重量をできるだけ軽くす
るためには縛り式のものが望ましい。更に、サイドブリ
ッジをその側縁が上下方向の成分を含む方向へひねる場
合の度合いは、材料である金属板の厚みや剛性ないしサ
イドブリッジの長さなどに応じて、必要な強度が得られ
る程度に規定すれば良い。そして、本発明は、図面に示
したタイプの中通し型釣竿に限らず、各種の中通し型釣
竿用の入口ガイドとして広く適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明中通し型釣竿用の
入口ガイドにあっては、リールから引き出されたライン
が最初に通されるガイドリングは、フレームの左右両サ
イドブリッジと竿体とで形成される空間内に納まるの
で、このガイドリングを外的衝撃から完全に保護するこ
とができる。特に、フレームがライン導入孔を竿体の長
手方向で股ぐように位置するタイプのものにあっては、
ライン導入孔としてのガイドリングをも保護することが
できる。また、フレームは帯板状をしたサイドブリッジ
から成るので、フレームの質量と面的大きさを最小限に
抑えることができて、重量を軽減することができると共
にラインの貼付きが防止される。そして、ライン導入孔
は左右のサイドブリッジの間の空間を通して上方に向か
って露出するため、このライン導入孔にラインを通すた
めの作業を容易に行うことができる。
【0038】請求項3の発明によれば、ガイドリングは
フレームの前後方向における中間より後側に位置するの
で、フレームと竿体とで形成される空間のうち後端から
ガイドリングに達するまでの深さは比較的浅くなり、従
って、ガイドリングが上記した空間内に納まっているに
も拘らず、リールから引き出したラインをガイドリング
に通すための作業がやり難くなるのを防止できる。
【0039】請求項4の発明によれば、左右のサイドブ
リッジのうちガイドリングと対応した位置から後方の部
位は後側すなわちリールが設けられる側に向かってテー
パ形に開いているので、ガイドリングが上記した空間内
に納まるにも拘らず、リールから引き出されたラインは
フレームの内側にスムーズに入ってガイドリングを通る
ことができる。
【0040】請求項5の発明によれば、左右両サイドブ
リッジの前後両端部以外の部分は、材料である金属板の
側縁が上下方向の成分を含む方向を向く向きになってい
るので、帯板形状であるにも拘らず耐曲げ強度を非常に
高めることができ、その分、材料を薄くできるために軽
量化を進めることができる。そして、サイドブリッジが
このような形になることによって左右幅を小さくするこ
とができ、それだけ、糸絡みが生じ難くなる。
【0041】請求項6の発明によれば、リング支持片は
フレームの後端部又はその近くから突出し且つ竿体から
遠くなるに従って前方へ傾いた姿勢で延びて先端部が前
記左右のサイドブリッジの内側に位置し、このリング支
持片の先端部にガイドリングが支持されているので、リ
ング支持片にラインが絡んでも、多くの場合、その絡ん
だラインは張力が加えられることでリング支持片を滑っ
て自動的に外れて行くことになる。
【0042】請求項7の発明によれば、左右両サイドブ
リッジの頂部辺りはリング支持片によって互いに連結さ
れるために強度が高められ、しかも、その強度を高める
ための特別な部材を要しないために重量が増えることも
無い。
【0043】請求項8の発明によれば、サイドブリッジ
のうち少なくともライン導入孔と対応する部分は背が低
く且つ略水平に延びるので、この部位においてはフレー
ムの内側空間の深さが浅く、従って、ライン導入孔へラ
インを導入するための作業をフレームに邪魔されること
無く容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る入口ガイドを
装着した中通し型釣竿の要部を示す側面図である。
【図2】図1に示す入口ガイドを竿体に載置した状態で
示す拡大斜視図である。
【図3】図1に示す入口ガイドを竿体に載置した状態で
一部切欠いて示す拡大平面図である。
【図4】図1に示す入口ガイドを竿体に載置した状態で
一部切欠いて示す拡大側面図である。
【図5】図1に示す入口ガイドの拡大背面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態に係る入口ガイドを
竿体に載置した状態で示す斜視図である。
【図7】図6に示す入口ガイドを竿体に載置した状態で
一部切欠いて示す平面図である。
【図8】図6に示す入口ガイドの拡大背面図である。
【図9】本発明の第三の実施の形態に係る入口ガイドを
竿体に載置した状態で示す斜視図である。
【図10】図9に示す入口ガイドを竿体に載置した状態
で示す平面図である。
【図11】図9に示す入口ガイドの拡大背面図である。
【図12】本発明の第四の実施の形態に係る入口ガイド
を竿体に載置した状態で示す斜視図である。
【図13】本発明の第五の実施の形態に係る入口ガイド
を竿体に載置した状態で示す斜視図である。
【図14】本発明の第六の実施の形態に係る入口ガイド
を竿体に載置した状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
1 入口ガイド 3 中通し型釣竿 5 竿体 11 リール 15a ライン導入孔 21 フレーム 21b (フレームの)後端部 23 竿体取付部 25 リング支持片 25a (リング支持片の)基端部 27 ガイドリング 29 サイドブリッジ 29r (サイドブリッジの)後方の部位 35 空間 37 ライン 1A 入口ガイド 29´ サイドブリッジ 29´r (サイドブリッジの)後方の部位 1B 入口ガイド 41 サイドブリッジ 41f (サイドブリッジの)ライン導入孔と対応
する部分 43 リング支持片 43a (リング支持片の)先端部 1C 入口ガイド 1D 入口ガイド 43´ リング支持片 1E 入口ガイド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リールから引き出されたラインが竿体のラ
    イン導入孔に至る間のライン走行経路を案内するための
    中通し型釣竿用の入口ガイドであって、帯板状をした左
    右のサイドブリッジを有し側方から見てライン導入孔を
    竿体の長手方向で股ぐように位置するフレームと、この
    フレームの前後両端に各別に連続した竿体取付部と、こ
    の竿体取付部が竿体に着座した状態で竿体と左右両ブリ
    ッジとで画される空間内に突出したリング支持片と、こ
    のリング支持片に固定されリールから引き出されたライ
    ンが最初に通されるガイドリングとを備えたことを特徴
    とする中通し型釣竿用の入口ガイド。
  2. 【請求項2】リールから引き出されたラインが竿体に形
    成されたライン導入孔に至る間のライン走行経路を案内
    するための中通し型釣竿用の入口ガイドであって、帯板
    状をした左右のサイドブリッジを有しライン導入孔より
    後側に位置するフレームと、このフレームの前後両端に
    各別に連続した竿体取付部と、この竿体取付部が竿体に
    着座した状態で竿体と左右両ブリッジとで画される空間
    内に突出したリング支持片と、このリング支持片に固定
    されリールから引き出されたラインが最初に通されるガ
    イドリングとを備えたことを特徴とする中通し型釣竿用
    の入口ガイド。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した中通し型釣竿用
    の入口ガイドにおいて、リング支持片の先端部はフレー
    ムの前後方向における中間より後側に位置したことを特
    徴とする中通し型釣竿用の入口ガイド。
  4. 【請求項4】請求項1から3に記載した中通し型釣竿用
    の入口ガイドのいずれかにおいて、左右のサイドブリッ
    ジのうちガイドリングと対応した位置から後方の部位
    を、後に向かって開いたテーパ形にしたことを特徴とす
    る中通し型釣竿用の入口ガイド。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載した中通し型釣竿用
    の入口ガイドのいずれかにおいて、左右両サイドブリッ
    ジの前後両端部以外の部分は、材料である金属板の側縁
    が上下方向の成分を含む方向を向く向きにしたことを特
    徴とする中通し型釣竿用の入口ガイド。
  6. 【請求項6】請求項1から5に記載した中通し型釣竿用
    の入口ガイドのいずれかにおいて、リング支持片はフレ
    ームの後端部又はその近くから突出し且つ竿体から遠く
    なるに従って前方へ傾いた姿勢で延びて先端部が前記左
    右のサイドブリッジの内側に位置し、このリング支持片
    の先端部にガイドリングを支持させたことを特徴とする
    中通し型釣竿用の入口ガイド。
  7. 【請求項7】請求項1から6に記載した中通し型釣竿用
    の入口ガイドのいずれかにおいて、リング支持片の基端
    部を左右両サイドブリッジに連結し、このリング支持片
    の先端部にガイドリングを支持させたことを特徴とする
    中通し型釣竿用の入口ガイド。
  8. 【請求項8】請求項1又は請求項3から7に記載した中
    通し型釣竿用の入口ガイドのいずれかにおいて、サイド
    ブリッジのうちライン導入孔と対応する部分は背が低く
    且つ略水平に延びることを特徴とする中通し型釣竿用の
    入口ガイド。
JP9139250A 1997-05-13 1997-05-13 中通し型釣竿用の入口ガイド Pending JPH10313736A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9139250A JPH10313736A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 中通し型釣竿用の入口ガイド
KR1019980014425A KR19980086637A (ko) 1997-05-13 1998-04-23 중공통과형 낚싯대용 선단가이드

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9139250A JPH10313736A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 中通し型釣竿用の入口ガイド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10313736A true JPH10313736A (ja) 1998-12-02

Family

ID=15240946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9139250A Pending JPH10313736A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 中通し型釣竿用の入口ガイド

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH10313736A (ja)
KR (1) KR19980086637A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340661A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Fuji Kogyo Co Ltd ラインガイド用フレームおよび釣竿

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340661A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Fuji Kogyo Co Ltd ラインガイド用フレームおよび釣竿
JP4652136B2 (ja) * 2005-06-09 2011-03-16 富士工業株式会社 ラインガイド用フレームおよび釣竿

Also Published As

Publication number Publication date
KR19980086637A (ko) 1998-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI804710B (zh) 釣線導引裝置之導引框及釣線導引裝置與釣竿
JP2916431B2 (ja) 釣竿用導糸環
JPH10313736A (ja) 中通し型釣竿用の入口ガイド
JP3770349B2 (ja) 中通し竿用糸導入ガイド
JP3093986B2 (ja) 釣竿用トップガイド
US5930940A (en) Line introduction guide for pass-through fishing rod
US5941013A (en) Top guide for fishing rod
JP2916429B2 (ja) 釣竿用導糸環
JP2000333562A (ja) 釣糸ガイド
JP2844527B2 (ja) 釣竿用導糸環
JP2605389Y2 (ja) 中通し釣竿
KR100257726B1 (ko) 낚싯대용 도사환
JP3000404U (ja) 中通し釣竿
JP2602626Y2 (ja) 中通し釣竿
JP2919798B2 (ja) 釣竿用導糸環
JPH07255327A (ja) 中通し竿
JPH0919240A (ja) 中通し竿の釣糸ガイド
JP2586503Y2 (ja) 中通し釣竿
JP3770347B2 (ja) 釣り糸ガイド
JPH0736651U (ja) 中通し釣竿
EP0821873A2 (en) Fishing rod tip
JP3777238B2 (ja) 中通し竿用糸導入ガイド
JP3027300B2 (ja) 中通し釣竿
JP3511357B2 (ja) 中通し釣竿
JP4539942B2 (ja) 釣糸ガイド