JPH10312868A - 基板用コネクタ - Google Patents

基板用コネクタ

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JPH10312868A
JPH10312868A JP9122507A JP12250797A JPH10312868A JP H10312868 A JPH10312868 A JP H10312868A JP 9122507 A JP9122507 A JP 9122507A JP 12250797 A JP12250797 A JP 12250797A JP H10312868 A JPH10312868 A JP H10312868A
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JP
Japan
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connector
board
housing
circuit board
movable housing
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JP9122507A
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English (en)
Inventor
Yutaka Noro
豊 野呂
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付位置の誤差を広範囲にわたって吸収でき
るようにする。 【解決手段】 第2回路基板2に設けられる第2コネク
タ4は、固定ハウジング21と可動ハウジング22とを
備える。両ハウジング21,22の間にリボンケーブル
50が巻くように装着され、可動ハウジング22は突部
45を支持板25に当てて移動可能に支持される。リボ
ンケーブル50の両端部の露出した導電路により、可動
ハウジング22内に上下の接点接続部55,60が設け
られ、基板24の前後両縁において露出した導電路によ
り基板接続部57,58が設けられ、回路基板2の導電
路と半田付けされる。その間に変形部56,59が設け
られる。第1回路基板1に固定された第1コネクタ3と
の間に位置ずれがあった場合、変形部56,59を変形
させつつ可動ハウジング22が上下左右に移動し、さら
には首を振りつつ、第1コネクタ3のハウジング6と心
合わせされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の基板の導電
路間を電気接続するために用いる基板用コネクタに関
し、特に取付位置の誤差を吸収し得る機能を備えた基板
用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の取付位置の誤差を吸収し
得る機能を備えた基板用コネクタとして、特開平6−1
63125号公報に記載されたものが知られている。こ
のものは、図8に示すように、外殻体a内に可動ハウジ
ングbを遊動可能な状態で収容し、可動ハウジングbか
ら外殻体aにわたって、逆U字状に曲げ成形された変形
部dを有する端子金具cを装着した構造となっている。
そして、相手のコネクタに設けられた端子金具eとの間
に位置の誤差があった場合に、端子金具cの変形部dの
弾性変形を伴い可動ハウジングbを同図の左右方向に移
動させつつ誤差を吸収し、対応する端子金具c,e同士
を接触させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のも
のは、比較的剛性の高い端子金具cの変形を伴う構造で
あるから、誤差の吸収量、すなわち端子金具cの変形量
が大きくなると、その反力により端子金具cにおける基
板fに半田付けされた部分gに大きな応力が作用して剥
がれるおそれがあり、誤差の吸収範囲には限界があっ
た。本発明の基板用コネクタは上記のような事情に基づ
いて完成されたものであって、その目的は、取付位置の
誤差をより広範囲にわたって吸収できるようにするとこ
ろにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、一対の基板の導電
路間を電気接続すべく一方の基板に設けられ、他方の基
板に固定された相手側コネクタと嵌合接続される基板用
コネクタであって、基板の導電路と接続される基板接続
部を備えた固定ハウジングと、相手側コネクタの接点と
接触可能な接点接続部を備え前記固定ハウジングに対し
て移動可能に支持された可動ハウジングとを設け、前記
基板接続部と前記接点接続部との間を、可撓性を有する
プリント基板により接続した構成としたところに特徴を
有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記可動ハウジングは、前記可撓性プリント基板の
弾力により前記固定ハウジングに対して摺動可能に押圧
されており、かつ両ハウジングの摺動面の一方には、前
記可動ハウジングの首振り運動を許容する突部が設けら
れている構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記基板接続部と接点接続部とは、
前記可撓性プリント基板上に配線された導電路により形
成されている構成としたところに特徴を有する。請求項
4の発明は、請求項1、請求項2または請求項3の発明
において、前記可撓性プリント基板には、配線された導
電路の間の位置にスリットが入れられている構成とした
ところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>相手のコネクタとの間に取付位置の
誤差があった場合、プリント基板の撓み変形を伴い可動
ハウジングを移動させつつ誤差を吸収して、可動ハウジ
ングと相手のコネクタとが嵌合される。プリント基板は
可撓性に富んでいて変形しやすいから、大きく変形して
も接続部に応力が作用するおそれが少なく、もって広範
囲にわたる誤差の吸収に対応することができる。
【0008】<請求項2の発明>可動ハウジングが首振
り自由に支持されているから、角度の誤差も併せて吸収
することができる。 <請求項3の発明>可撓性プリント基板の導電路により
接続部を兼用しているから、部品点数が大幅に減少し、
構造が簡単にまとまるとともに、安価に製造することが
できる。 <請求項4の発明>可撓性プリント基板を例えば幅方向
に伸縮させることが可能となり、誤差の吸収をより広範
囲にわたって行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
6によって説明する。この第1実施形態では、図1に示
すように、互いに直交する姿勢で組み付けられる一対の
回路基板1,2を備えており、縦向きの第1回路基板1
に、相手側のコネクタとなる第1コネクタ3が設けら
れ、横向きの第2回路基板2に、本発明に係る第2コネ
クタ4が設けられている。
【0010】第1コネクタ3は合成樹脂製のハウジング
6を備えており、このハウジング6は図2にも示すよう
に、厚肉で細長い基部7の前面における幅方向の中央部
に、嵌合突部8を全長にわたって突設した構造となって
いる。嵌合突部8の先端の角部には、ガイド用の傾斜面
9が形成されている。このハウジング6内には、多数の
端子金具10が、2個で対をなしてハウジング6の長さ
方向に沿って一定ピッチで複数組装着されるようになっ
ている。
【0011】端子金具10は、図1に示すように全体と
してL形をなしており、基板取付片11の一端側に幅広
の連結部12が直角に形成され、その先に、接点部14
を先端に設けた弾性接触片13が延出された形状であ
る。一方、ハウジング6内には、上記の端子金具10を
取り付けるための複数のスリット状の取付溝16が、ハ
ウジング6の長さ方向に沿って所定間隔を開けて形成さ
れている。取付溝16は同じく2個で対をなし、上下対
称に形成されている。詳細には、基部7の後面(図1の
右側の面)に沿った縦溝17と、その内側の端部から基
部7の前面に貫通した幅広の貫通溝18と、その貫通溝
18の内側の部分から嵌合突部8の先端付近まで延出し
た延出溝19とから構成されている。延出溝19は、そ
れぞれ嵌合突部8の上面または下面に開口している。
【0012】そして、端子金具10がハウジング6の取
付溝16内に図1の右側から圧入され、突起20が貫通
溝18の内壁に食い込むことで固定されており、対をな
す各端子金具10が背中合わせの姿勢で装着されてい
る。ここで、端子金具10の弾性接触片13は延出溝1
9内に延出して上下に撓み変形可能となっており、自然
状態では接点部14が延出溝19の開口から外部に少し
突出する設定となっている。また、各端子金具10の基
板取付片11の先端がハウジング6の基部7の側面から
外方に突出している。そして、この第1コネクタ3が、
第1回路基板1の所定位置に当てられ、各端子金具10
の基板取付片11の突出端が、第1回路基板1上に配線
された対応する導電路に、半田付けによって固定接続さ
れるようになっている。
【0013】続いて第2コネクタ4について説明する。
この第2コネクタ4は、図1〜図3に示すように、それ
ぞれ合成樹脂材により形成された固定ハウジング21と
可動ハウジング22とを備えている。固定ハウジング2
1は細長い基板24を備えており、この基板24は後端
側(図1の左側)が厚肉となった段付き状に形成され、
その段付部分から支持板25が全長にわたって立ち上が
って形成されている。支持板25の背面には、補強部2
6が設けられている。
【0014】上記した基板24は、図3に示すように長
さ方向の中央部が前方に突出して最も幅広であり、その
両側が少し引っ込み、両端部がさらに引っ込んで幅狭と
なった段付き状に形成されている。基板24の両端に
は、支持板25の略中央高さ位置まで立ち上がったの
ち、内方に向けて直角に屈曲した取付部27が形成され
ている。この取付部27は支持板25とも一体である。
取付部27の天井面の上方には、所定間隔を開けて突板
30が支持板25から前方に突出形成され、天井面との
間に取付溝32が形成されている。突板30の内方の端
部には、下向きのストッパ31が形成されている。
【0015】両取付部27には、ホルダ34が取り付け
可能となっている。このホルダ34は、金属板によって
門形に形成されており、脚片35の下端には、両側に突
出した取付片36が形成されている。ホルダ34は、そ
の天井板37が取付溝32内にストッパ31に当たるま
で圧入され、取付部27の前後両面を覆うようにして取
り付けられるようになっている。
【0016】一方の可動ハウジング22は、前面の開口
された細長い箱状に形成され、その内部が、上記した第
1コネクタ3のハウジング6の嵌合突部8が嵌合可能な
嵌合凹部39となっている。この可動ハウジング22
は、固定ハウジング21の支持板25の前面における両
突板30の間の位置において、上下及び左右方向に移動
可能に収容される大きさに形成されている。可動ハウジ
ング22の両側板の下端には、固定ハウジング21の取
付部27内に嵌入される突片40が形成されている。
【0017】したがって可動ハウジング22は、両端の
突片40を取付部27内に嵌入して固定ハウジング21
の支持板25の前面側に嵌められ、取付部27にホルダ
34を圧入することで突片40が係止され、固定ハウジ
ング21から抜け止め状態とされつつ、上記のように上
下及び左右方向に移動可能に装着されるようになってい
る。
【0018】可動ハウジング22における嵌合凹部39
の口縁には、図1に示すように、外開きの傾斜面41が
形成されているとともに、上下の外面の奥側の位置に
は、逃がし凹部42が形成されている。また、嵌合凹部
39の上下の面の奥端には、背面に貫通した差込溝43
が形成されている。さらに、可動ハウジング22の背面
の中心部には、半球形の突部45が形成されている。
【0019】さてこの実施形態では、取付位置の誤差の
吸収用部材として、FPC製のリボンケーブル50が装
備されている。このリボンケーブル50は、図3に示す
ように、一定幅の帯状をなす可撓性を有するシート状の
基材51の表面に、複数条(前記の第1コネクタ3にお
ける端子金具10の対の並列組数と同数)の導電路52
が、端子金具10と同一ピッチでプリント配線手段によ
り形成され、さらにその上に保護被覆53が形成された
構造となっている。ただしこの保護被覆53は、長さ方
向の両端部、及び途中の2箇所の都合4箇所において切
除部分が設けられ、導電路52が剥き出しとなってい
て、詳しくは後記するように接続部が形成されている。
また、基材51の長さ方向の両端部の裏面側には、補強
板54が張られている。
【0020】上記のようなリボンケーブル50が、固定
ハウジング21と可動ハウジング22にわたって巻かれ
るように装着されている。その詳細を図1によって説明
する。まず、リボンケーブル50の一端側が、表面側を
下向きにして可動ハウジング22の嵌合凹部39の上側
の差込溝43に差し込まれ、嵌合凹部39の上面並びに
上側の傾斜面41に沿って貼り付けられる。下面側に露
出した導電路52の端部が、上側の接点接続部55とな
る。続いて、可動ハウジング22の上面に沿うようにし
て後方に折り返され、固定ハウジング21の基板24の
後端の直上と対応する位置で下方に向けて屈曲され、基
板24の後端に巻かれる。この間が第1変形部56とな
る。
【0021】続いて、基板24の下面に沿って貼り付け
られ、その前端から基板24の上面に沿って後方に折り
返される。ここで、基板24の後端と前端を回曲する部
分で、上記のように保護被覆53が切除されて導電路5
2が剥き出しとされ、それぞれが基板接続部57,58
となっている。さらに、可動ハウジング22の下面に沿
うようにしてヘアピン状に前方に折り返される。この部
分が第2変形部59となる。最後に、下側の傾斜面41
から嵌合凹部39の下面に沿って貼り付けられて、他端
が下側の差込溝43に差し込まれて固定される。上面に
露出した導電路52の端部が、下側の接点接続部60と
なる。
【0022】これにより、固定ハウジング21と可動ハ
ウジング22とがリボンケーブル50を介して一体的に
組み付けられる。自然状態では、図1に示すように、可
動ハウジング22は、リボンケーブル50の弾力を受け
て、突部45を支持板25に当てつつ固定ハウジング2
1側に押し付けられる。ただし、上記のように支持板2
5に沿って上下並びに左右方向に移動可能であり、かつ
半球形の突部45が当てられていることで、そこを支点
として首振りが可能である。また、リボンケーブル50
の第1変形部56は、可動ハウジング22の上面から固
定ハウジング21の基板24の後端にわたって直角に屈
曲した状態で配設される。一方、第2変形部59は、基
板24の前端側の上面から可動ハウジング22の下面に
わたってヘアピン状に配設される。さらに、嵌合凹部3
9の上下両面に配設された接点接続部55,60の対応
間隔は、上記の第1コネクタ3の両端子金具10の接点
部14の間隔よりも少し狭くなる設定となっている。
【0023】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。第1コネクタ3は、図1に
示すように第1回路基板1上に取り付けられる。第2コ
ネクタ4は、既述したように、固定ハウジング21と可
動ハウジング22とがリボンケーブル50を介して一体
的に組み付けられ、第2回路基板2の所定位置に当てら
れたのち、固定ハウジング21の基板24の前後の端縁
に配設された基板接続部57,58が、第2回路基板2
上に配線された対応する導電路に半田付けによって固定
接続される。また、ホルダ34の取付片36も半田付け
により第2回路基板2上に固定される。
【0024】そして図1の矢線に示すように、縦向きの
第1回路基板1に取り付けられた第1コネクタ3におけ
るハウジング6の嵌合突部8が、横向きの第2回路基板
2に取り付けられた第1コネクタ3における可動ハウジ
ング22の嵌合凹部39内に嵌合される。嵌合突部8
は、端子金具10の弾性接触片13を内方に撓み変形さ
せつつ、図4に示すように、嵌合凹部39の奥面に当た
るまで押し込まれ、各端子金具10の弾性接触片13の
接点部14が、嵌合凹部39内に配された上側または下
側の接点接続部55,60に弾性的に接触される。これ
により、第1回路基板1と第2回路基板2の対応する導
電路同士が、端子金具10とリボンケーブル50とを介
して電気接続されることになる。
【0025】上記の第1コネクタ3と第2コネクタ4の
嵌合作業を行う際、例えば図1の矢線Xに示すように、
第1コネクタ3が上方に位置ずれしている場合がある。
その場合は、図5に示すように、リボンケーブル50の
第1変形部56の角の部分を90度以上の角度に広げる
ように、また第2変形部59もヘアピン状から広げるよ
うにそれぞれ変形させつつ、可動ハウジング22が固定
ハウジング21の支持板25に沿って上動し、第1コネ
クタ3のハウジング6と、第2コネクタ4の可動ハウジ
ング22とが心合わせされて正規に嵌合される。
【0026】一方、図1の矢線Yに示すように、第1コ
ネクタ3が下方に位置ずれしている場合は、図6に示す
ように、リボンケーブル50の第1変形部56の角の部
分を90度以下の角度に狭めるように、また第2変形部
59もヘアピン状から延出側の間隔を狭めるようにそれ
ぞれ変形させつつ、可動ハウジング22が固定ハウジン
グ21の支持板25に沿って下動し、第1コネクタ3の
ハウジング6と、第2コネクタ4の可動ハウジング22
とが心合わせされて正規に嵌合される。
【0027】また、第1コネクタ3が左右方向に位置ず
れしている場合も、リボンケーブル50の第1変形部5
6と第2変形部59とを幅方向に曲げ変形させたり、若
干のねじり変形を伴いつつ、可動ハウジング22が支持
板25に沿って左右方向に移動し、同様に第1コネクタ
3のハウジング6と、第2コネクタ4の可動ハウジング
22とが心合わせされて正規に嵌合される。
【0028】さらに、第1コネクタ3が正規姿勢から傾
いている場合は、リボンケーブル50の第1変形部56
と第2変形部59とを変形させつつ、可動ハウジング2
2が半球形の突部45を中心として首を振り、同様に第
1コネクタ3のハウジング6と、第2コネクタ4の可動
ハウジング22とが心合わせされて正規に嵌合される。
【0029】このように本実施形態によれば、第1コネ
クタ3の取付位置に誤差があった場合に、リボンケーブ
ル50の第1変形部56と第2変形部59の変形を伴い
つつ、第2コネクタ4の可動ハウジング22が上下並び
に左右方向に移動し、また首振り運動を行って、第1コ
ネクタ3のハウジング6と、第2コネクタ4の可動ハウ
ジング22とが自動的に心合わせされて正規に嵌合され
る。リボンケーブル50は可撓性、柔軟性に富んでい
て、大きく変形しても接点接続部55,60や基板接続
部57,58に応力が作用するおそれが少なく、もって
広範囲にわたる誤差の吸収に対応することができる。ま
た嵌合時の抵抗も小さくて、作業性も良好となる。さら
に、リボンケーブル50の導電路52により各接続部5
5,57,58及び60を兼用して設けた構造となって
いるから、部品点数が大幅に減少し、構造が簡単にまと
まるとともに、安価に製造することも可能となる。
【0030】<第2実施形態>図7は本発明の第2実施
形態を示す。この第2実施形態では、リボンケーブル5
0の第1変形部56と第2変形部59において、各導電
路52の間の位置ごとにスリット62が入れられてい
る。その他の構造については、前記第1実施形態と同様
であるので、同一部位については同一符号を付すことで
重複した説明は省略する。この第2実施形態では、スリ
ット62を入れたことによりリボンケーブル50の変形
部56,59における特に幅方向の柔軟性が高まる。そ
のため、誤差の吸収をより広範囲にわたって行うことが
できる。
【0031】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)第2コネクタにおいて、固定ハウジングや可動ハ
ウジングにはそれぞれ端子金具を装着し、両端子金具の
間をリボンケーブルにより接続するようにしてもよい。 (2)上記実施形態では、互いに直交姿勢の回路基板を
接続する場合を例示したが、互いに平行姿勢の回路基板
を接続する場合に用いるコネクタにも適用することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る両コネクタの嵌合
前の状態の断面図
【図2】両コネクタの斜視図
【図3】第2コネクタの分解斜視図
【図4】両コネクタが標準状態で嵌合された場合の断面
【図5】第1コネクタの上側への取付誤差を吸収して嵌
合された場合の断面図
【図6】第1コネクタの下側への取付誤差を吸収して嵌
合された場合の断面図
【図7】第2実施形態に係る第2コネクタの斜視図
【図8】従来例の断面図
【符号の説明】
1…第1回路基板 2…第2回路基板 3…第1コネクタ 4…第2コネクタ 6…ハウジング 10…端子金具 14…接点部 21…固定ハウジング 22…可動ハウジング 24…基板 25…支持板 45…突部 50…リボンケーブル(プリント基板) 52…導電路 56…第1変形部 55,60…接点接続部 57,58…基板接続部 59…第2変形部 62…スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板の導電路間を電気接続すべく
    一方の基板に設けられ、他方の基板に固定された相手側
    コネクタと嵌合接続される基板用コネクタであって、 基板の導電路と接続される基板接続部を備えた固定ハウ
    ジングと、相手側コネクタの接点と接触可能な接点接続
    部を備え前記固定ハウジングに対して移動可能に支持さ
    れた可動ハウジングとを設け、前記基板接続部と前記接
    点接続部との間を、可撓性を有するプリント基板により
    接続したことを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記可動ハウジングは、前記可撓性プリ
    ント基板の弾力により前記固定ハウジングに対して摺動
    可能に押圧されており、かつ両ハウジングの摺動面の一
    方には、前記可動ハウジングの首振り運動を許容する突
    部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の基
    板用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記基板接続部と接点接続部とは、前記
    可撓性プリント基板上に配線された導電路により形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の基板用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記可撓性プリント基板には、配線され
    た導電路の間の位置にスリットが入れられていることを
    特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の基
    板用コネクタ。
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