JP2001085086A - 基板接続用コネクタ - Google Patents

基板接続用コネクタ

Info

Publication number
JP2001085086A
JP2001085086A JP23838399A JP23838399A JP2001085086A JP 2001085086 A JP2001085086 A JP 2001085086A JP 23838399 A JP23838399 A JP 23838399A JP 23838399 A JP23838399 A JP 23838399A JP 2001085086 A JP2001085086 A JP 2001085086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
contact
plug
receptacle
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23838399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4365949B2 (ja
Inventor
Tatsuo Yasui
達雄 安井
Tomisaburo Yamaguchi
富三郎 山口
Shigetoshi Yamaguchi
茂利 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
Priority to JP23838399A priority Critical patent/JP4365949B2/ja
Priority to US09/632,835 priority patent/US6390828B1/en
Priority to DE60026208T priority patent/DE60026208T2/de
Priority to EP00118037A priority patent/EP1083638B1/en
Publication of JP2001085086A publication Critical patent/JP2001085086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4365949B2 publication Critical patent/JP4365949B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合状態で、一方のコネクタに加えられた振
動や衝撃が他方のコネクタに伝達されにくい構造とし、
しかも、確実な接続状態を維持すること。 【解決手段】 一方の基板4に設置されるプラグコネク
タ2と他方の基板5に設置されるリセプタクルコネクタ
3とで構成される。リセプタクルコネクタ3の端子20
は間隔をおいて固定配置された第1コンタクト片241
と第2コンタクト片242とを有する。プラグコネクタ
2の端子7は、第1コンタクト片と第2コンタクト片の
間に挿入された状態で、第1コンタクト片241に接触
する第1コンタクト部16aと、第2コンタクト片24
2に接触する第2コンタクト部16cとを有する。第1
コンタクト部と第2コンタクト部との間に、それら第1
コンタクト部と第2コンタクト部とを離間させる方向に
付勢する湾曲部16cが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに直交する面
内に配置される2枚の基板を接続するための基板接続用
コネクタに関するもので、例えば、携帯電話機のバッテ
リと内部回路の接続部分などで使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一方と他方のコネクタが正対して
適正に嵌合できるようにするフローティングコネクタと
いう技術思想が知られている。実公平5−31834号
公報、特開平9−147985号公報などに開示されて
いる。
【0003】このフローティングコネクタの技術思想
は、例えば、一方のコネクタを他方のコネクタに対して
嵌合方向(Z方向)及び嵌合方向と直交し、かつ、互い
の間でも直交する縦方向(X方向)及び横方向(Y方
向)で移動可能の構造とするものであった。一方と他方
のコネクタが嵌合した状態で、双方のコネクタは互いに
リジットとなって、一方のコネクタの端子と他方のコネ
クタの端子の係合を固定的に維持する状態となり、互い
に移動可能とするものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
フローティングコネクタにおいては、嵌合状態で一方の
コネクタに加えられた振動や衝撃は吸収されることなく
他方のコネクタへも伝達される問題点があった。特に、
携帯電話機等の使用環境では落下などの予期しない大き
な衝撃が加えられる可能性があり、コネクタが実装され
た基板上の電子部品の誤動作や故障を招く恐れが大きか
った。このため、基板に振動や衝撃を吸収する機構を設
けるなどの対策が必要となり、機器の小型化を難しくし
ている。
【0005】また、従来のフローティングコネクタで
は、通常、端子どうしの接触を1点接触させる構造とし
ていたが、衝撃や振動が加わると端子どうしの接点が離
れ、一時的に接触不良となる恐れがあった。この点、実
公平5−31834号公報に記載されている技術は、プ
ラグコネクタ側のピン型端子をリセプタクルコネクタ側
の端子の一対の接触片間に挿入することで2点接触させ
る構成としている。しかしながら、このようにピン型端
子を一対の接触片で左右から挟み付ける構造のもので
は、両者をリジットに接続する場合には有効であるが、
その分、振動や衝撃が伝達されやすい構造となる問題が
ある。
【0006】よって、本発明は、嵌合状態で、一方のコ
ネクタに加えられた振動や衝撃が他方のコネクタに伝達
されにくい構造とし、しかも、確実な接続状態を維持す
ることができる基板接続用コネクタを提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を採用した。本発明の第一の手
段は、互いに直交する面内に配置される2枚の基板を接
続するためのコネクタであって、一方の基板に設置され
るプラグコネクタと他方の基板に設置されるリセプタク
ルコネクタとを備え、それぞれのコネクタには複数の端
子が所定のピッチで配置され、前記プラグコネクタのプ
ラグ部とリセプタクルコネクタのリセプタクル部とが互
いに嵌合した状態において、プラグコネクタの端子のコ
ンタクト部とリセプタクルコネクタの端子のコンタクト
部とが接触して電気的に接続される基板接続用コネクタ
において、前記リセプタクルコネクタの端子は間隔をお
いて固定配置された第1コンタクト片と第2コンタクト
片とを有し、前記プラグコネクタの端子は、前記第1コ
ンタクト片と第2コンタクト片の間に挿入された状態
で、前記第1コンタクト片に接触する第1コンタクト部
と、前記第2コンタクト片に接触する第2コンタクト部
とを有し、前記第1コンタクト部と第2コンタクト部と
の間に、それら第1コンタクト部と第2コンタクト部と
を離間させる方向に付勢する湾曲部が形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】この手段によれば、リセプタクルコネクタ
の端子は第1コンタクト片と第2コンタクト片とが間隔
をおいて固定配置されていて、その間にプラグコネクタ
の端子が挿入される。このプラグコネクタの端子は、第
1コンタクト片に接触する第1コンタクト部と、第2コ
ンタクト片に接触する第2コンタクト部とを有していて
2点接触する。しかも、第1コンタクト部と第2コンタ
クト部との間に、それら第1コンタクト部と第2コンタ
クト部とを離間させる方向に付勢する湾曲部が形成され
ているので、いわゆる内側から反発する力によって2点
接触状態が確実に維持される。さらに、固定的な間隔を
持つ第1コンタクト片と第2コンタクト片との空間内で
プラグコネクタ側の端子の自由度が得られるので、振動
や衝撃が両者間で伝達されにくい構造となる。
【0009】本発明の第二の手段は、第一の手段におけ
るプラグコネクタの端子がプラグコネクタ本体からプラ
グ部に向かって片持ち状に延びるスプリングビームと、
そのスプリングビームの先端に続く第1コンタクト部
と、その第1コンタクト部の先端から折り返すように湾
曲させた湾曲部と、その湾曲部の先端に続く第2コンタ
クト部とを有し、第1コンタクト部と第2コンタクト部
との間隔が、第1コンタクト片と第2コンタクト片との
間隔よりも大き目に設定されていることを特徴とする。
【0010】この第2の手段によれば、プラグコネクタ
の端子が片持ち状に延びるスプリングビームを有してい
るため、このスプリングビームの存在によって端子の弾
性や自由度を向上させたり、弾性や自由度をある範囲に
制限したりする設定が容易になる。即ち設計の自由度が
向上する。また、第1コンタクト部と第2コンタクト部
との間隔が、第1コンタクト片と第2コンタクト片との
間隔よりも大き目に設定されていることで、確実な接触
状態を保つことが可能になる。
【0011】本発明の第三の手段は、第1及び第2の手
段におけるプラグ部とリセプタクル部の間に、それらプ
ラグ部とリセプタクル部の嵌合状態において嵌合方向の
Z方向、Z方向と直交するY方向(横方向)及びZ、Y
方向と直交するX方向(縦方向)のそれぞれに所定範囲
の遊びを形成するためのクリアランスが設けられ、その
遊びの範囲内でプラグコネクタの端子とリセプタクルコ
ネクタの端子との接触状態が維持される構成とした。
【0012】この手段によれば、プラグコネクタとリセ
プタクルコネクタが互いに嵌合した状態で、X、Y、Z
の三方向に遊びを形成したので、一方のコネクタに加え
られる振動や衝撃をこの遊びで吸収することができ、他
方のコネクタに伝達されないようにすることができる。
【0013】本発明の第四の手段は、第1から第3の手
段におけるプラグコネクタの端子について、そのスプリ
ングビームがX方向に膨らむように湾曲しており、プラ
グ部をリセプタクル部に挿入する際の端子どうしの接触
により生じる摩擦力でスプリングビームが弾性変形して
プラグコネクタとリセプタクルコネクタとを互いに離間
させるZ方向に付勢するように設定した。
【0014】このように設定することで、一方のコネク
タを他方のコネクタから若干離間させて浮かせた状態に
保持することが可能になると共に、振動や衝撃をスプリ
ングビームで吸収して、振動や衝撃吸収性能を有効に高
めることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1は実施形態の基板接続用コ
ネクタ1の断面図を表している。この基板接続用コネク
タ1は、プラグコネクタ2とリセプタクルコネクタ3と
で構成されている。プラグコネクタ2が一方の基板4に
設置され、リセプタクルコネクタ3が一方の基板4と直
交する面内にある他方の基板5に設置されて、この基板
接続用コネクタ1を介して双方の基板4、5が接続され
るようにしている。
【0016】プラグコネクタ2は、図2〜図4に示した
ような外観のもので、絶縁ハウジング6と、この絶縁ハ
ウジング6に所定のピッチで横並び(図2左右方向)に
配置された複数の端子7とを備えている。絶縁ハウジン
グ6は、平面略方形のハウジング本体8の上側に突出す
る形態で形成されたプラグ部9を有し、図4の側面図に
表れているように、逆T字状乃至L字状とされている。
【0017】ハウジング本体8の底面8a側から端子7
を挿入して係止できるように、ハウジング本体8からプ
ラグ部9に亘って複数の端子受入溝10が所定のピッチ
で形成されている。また、各端子受入溝10と対応し
て、ハウジング本体8の一側には底面8aで開口してい
る端子係止溝11が形成されている。
【0018】端子7には半田テイル14が形成されてい
る。この半田テイル14は、端子係止溝11に挿入係止
する逆U字状の係止部12が形成された基部13の一側
に延長させている。さらに、基部13の他側から曲線部
15aと直線部15bとを有するスプリングビーム15
が図1中の上方向に片持ち状に延びている。そして、こ
のスプリングビーム15の先端から下方に折り返すよう
にして弧状のコンタクトビーム16が連続している。こ
のコンタクトビーム16の弧状部外面の2箇所をコンタ
クト部としてある。
【0019】即ち、コンタクトビーム16の部分は、ス
プリングビーム15の先端に続く第1コンタクト部16
aと、その第1コンタクト部16aの先端から折り返す
ように湾曲させた湾曲部16bと、その湾曲部16bの
先端に続く第2コンタクト部16cとを有する。第1コ
ンタクト部16aと第2コンタクト部16cとの間隔
は、リセプタクルコネクタ3の後述する第1コンタクト
片241と第2コンタクト片242との間隔よりも大き
目に設定されている。
【0020】これにより、端子7を絶縁ハウジング6に
装着したときには、半田テイル14がハウジング本体8
の底面8aに沿って外側に延び、スプリングビーム15
が端子受入溝10内に延び、コンタクトビーム16がプ
ラグ部9の一側の外壁9aより突出して外部に臨むよう
になっている。また、コンタクトビーム16の第1コン
タクト部16a及び第2コンタクト部16cは、スプリ
ングビーム15の弾性とコンタクトビーム16の弾性と
によって、プラグ部9の一側の外壁9aより外側に突出
するように常時付勢されている(図5参照)。
【0021】絶縁ハウジング6を構成するハウジング本
体8の両側にはネイル18、18が固定されている。半
田テイル14を基板4の回路導体へ半田付けする際に、
パッド(図示せず)へ同時に半田付けできるようにして
ある。
【0022】リセプタクルコネクタ3は、図6乃至図1
2に示したような外観及び断面形状のもので、絶縁ハウ
ジング19に所定のピッチで横並びに配置された複数の
端子20を備えている。絶縁ハウジング19は、底面1
9aで開口する箱状に形成され、その内部に、プラグコ
ネクタ2のプラグ部9と嵌合できるようにしたリセプタ
クル部21が形成されている。
【0023】端子20は、絶縁ハウジング19の上面1
9bに沿うようにした基部22から一側に延長したテイ
ル23を有する。また、基部22の他側には、絶縁ハウ
ジング19を上面19bからリセプタクル部21へ貫通
し、リセプタクル部21の両側の内壁に沿って、リセプ
タクル部21の略全長に亘って延びる逆U字形の第1コ
ンタクト片241及び第2コンタクト片242が形成さ
れている。両コンタクト片241、242は、リセプタ
クル部21で露出する内側全体がコンタクト部分とされ
ている。このコンタクト部分は第1コンタクト内面25
1と、第2コンタクト内面252とに分けられる。
【0024】さらに、前記端子20のテイル23が延び
ている絶縁ハウジング19の背面19cの両側には、ネ
イル26が固着してあり、このネイル26を介してリセ
プタクルコネクタ3を基板5に半田付けによって取付で
きるようにしている。
【0025】前記プラグ部9とリセプタクル部21は、
図13に示してあるように、互いに嵌合した状態で、縦
方向であるX方向でプラグ部9の両側にクリアランスC
xが形成されて、プラグ部9とリセプタクル部21が相
対的に移動できる遊びが設けられている。また、横方向
であるY方向にも、プラグ部9の両側にクリアランスC
yが形成されて、プラグ部9とリセプタクル部21が相
対的に移動できる遊びが設けられている。
【0026】そして、前記X方向の遊びにおいて、プラ
グコネクタ2の端子7のコンタクトビーム16とリセプ
タクルコネクタ3の端子20のコンタクトビーム24の
係合状態が維持できるように、端子7のコンタクトビー
ム16と端子20の第1コンタクト片241及び第2コ
ンタクト片242が図14に示したような関係とされて
いる。即ち、端子20の両コンタクト片241、242
の幅が(一方のコンタクト片242のみ図示)、端子7
のコンタクトビーム16の幅に対して、前記Y方向の遊
びのためのクリアランス(Cy×2)分だけ幅広に形成
してある。
【0027】更に、プラグ部9とリセプタクル部21の
嵌合状態において、嵌合方向であるZ方向(図1参照)
ではリセプタクル部21の開口端21bとプラグコネク
タ2を構成する絶縁ハウジング6の本体8の嵌合端面8
bとの間にクリアランスCzが形成されていて、この方
向においてもプラグ部9とリセプタクル部21が相対的
に移動できる遊びが設けられている。
【0028】前記クリアランスCzは、プラグコネクタ
2を構成する端子7のスプリングビーム15とコンタク
トビーム16の弾性によって、嵌合時に自動的に形成さ
れるようになっている。即ち、リセプタクル部21をプ
ラグ部9に嵌合して、双方のコンタクトビーム16、2
4が当接した状態においてはスプリングビーム15とコ
ンタクトビーム16の弾力の分力がリセプタクルコネク
タ3に対して上向きに働き、結果としてクリアランスC
zが形成されるようになっている。
【0029】前記X、Y方向の遊びには、更に、規制も
形成されている。即ち、X方向及びY方向の遊びは、プ
ラグ部9の外壁がリセプタクル部21の対向する内壁に
当接することで停止されるようになっている。また、Z
方向の遊びは、リセプタクル部21の開口端21bがプ
ラグコネクタ2側の本体8の嵌合端面8bに当接するこ
とで停止されるようになっている。
【0030】以上のように構成されている基板接続用コ
ネクタ1のプラグコネクタ2のプラグ部9とリセプタク
ルコネクタ3のリセプタクル部21とを互いに嵌合する
と、リセプタクルコネクタ3側の端子20のコンタクト
ビーム24が、プラグコネクタ2側の端子7のコンタク
トビーム16とスプリングビーム15とを図1の矢印2
7の方向へ弾力に抗して変形させる(図5参照)。同時
に端子7のコンタクトビーム16の湾曲部16b部分が
さらに湾曲するように弾性変形させられる。
【0031】この結果、第1コンタクト片241の第1
コンタクト内面251と、コンタクトビーム16の第1
コンタクト部16aとが適度の力で接触し、さらに、第
2コンタクト片242の第2コンタクト内面252と、
コンタクトビーム16の第2コンタクト部16cとが適
度の力で接触する。これによりプラグコネクタ2とリセ
プタクルコネクタ3が双方のコンタクトビーム16,2
4どうしで2点接触して電気的に接続される。従って、
基板4側の回路と基板5側の回路を接続することができ
る。
【0032】このように、コンタクトビーム16は、そ
の第1コンタクト部16aが第1コンタクト片241
に、第2コンタクト部242が第2コンタクト片242
に接触する2点接触となり、湾曲部16b部分の弾性に
よって接触が強まる方向に付勢されているので、振動や
衝撃が加えられても、接触状態が一時的に離れるような
ことはなく、何れか一方が接触状態を保持する形態とな
る。従って、接触状態を確実に保持させることができ
る。
【0033】また、プラグコネクタ2又はリセプタクル
コネクタ3に振動や衝撃が加えられた場合、プラグ部9
とリセプタクル部21が相対的に移動できる遊びがX、
Y、Zの三方向に設けられているので、いかなる方向の
外力もこの遊びで吸収して相手方のコネクタには伝達し
ないようにすることができる。
【0034】しかも、上記三方向の遊びの何れも規制が
設けられて、規制された遊びの範囲内では、コンタクト
ビーム16は第1コンタクト片241及び第2コンタク
ト片242の両方に接触する2点接触となり、相互に係
合が外れないようになっているので、電気的に接続され
た状態が維持されて、接続の信頼性を保持することがで
きる。
【0035】X方向の遊びの範囲では、プラグコネクタ
2の端子7のスプリングビーム15とコンタクトビーム
16の弾性変形によって係合状態が維持される。Y方向
の遊びの範囲では、リセプタクルコネクタ3の端子20
の幅広としたコンタクトビーム24によって係合状態が
維持される。また、Z方向の遊びの範囲では、リセプタ
クルコネクタ3のリセプタクル部21の略全長に亘って
延びるようにした長いコンタクトビーム24(第1コン
タクト片241及び第2コンタクト片242)によって
係合状態が維持される。
【0036】それぞれのコンタクトビーム16,24の
部分は、長期の使用において、酸化皮膜が形成されて、
係合時の電気的接続が害されることがある。しかしなが
ら、この基板接続用コネクタ1では、プラグ部9とリセ
プタクル部21の間の相対移動によって、プラグコネク
タ2側の第1コンタクト部16a及び第2コンタクト部
16cが、リセプタクルコネクタ3側の第1コンタクト
片241及び第2コンタクト片242のコンタクト内面
を擦るようにして移動するので、これによって酸化皮膜
を除去して、良好な電気的接続を確保することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る基板接続用
コネクタによれば、プラグコネクタとリセプタクルコネ
クタの嵌合状態で、一方のコネクタに加えられた振動や
衝撃が他方のコネクタに伝達されにくい構造とし、しか
も、2点接触による確実な接続状態を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の基板接続用コネクタの拡
大断面図である。
【図2】同じくプラグコネクタの正面図である。
【図3】同じくプラグコネクタの平面図である。
【図4】同じくプラグコネクタの右側面図である。
【図5】同じくプラグコネクタの要部の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態のリセプタクルコネクタの
平面図である。
【図7】同じくリセプタクルコネクタの正面図である。
【図8】同じくリセプタクルコネクタの底面図である。
【図9】同じくリセプタクルコネクタの背面図である。
【図10】同じくリセプタクルコネクタの右側面図であ
る。
【図11】図9のA−A’断面図。
【図12】同じくリセプタクルコネクタの断面図であ
る。
【図13】実施形態のプラグ部とリセプタクル部の嵌合
状態を説明する図である。
【図14】実施形態のリセプタクルコネクタの一部拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 基板接続用コネクタ 2 プラグコネクタ 3 リセプタクルコネクタ 4、5 基板 7 端子 8 プラグコネクタの本体 8b 本体の嵌合端面 9 プラグ部 9a プラグ部の一側外壁 15 スプリングビーム 15a 15b 16 コンタクトビーム 16a 第1コンタクト部 16b 湾曲部 16c 第2コンタクト部 20 端子 21 リセプタクル部 24 コンタクトビーム 241 第1コンタクト片 242 第2コンタクト片 251 第1コンタクト内面 252 第2コンタクト内面 Cx、Cy、Cz クリアランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 茂利 神奈川県大和市深見東一丁目5番4号 日 本モレックス株式会社内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 BB02 BB22 BB29 CC12 CC22 CC23 CC26 EE08 EE12 EE27 GG08 HH01 HH08 HH18 HH21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交する面内に配置される2枚の
    基板を接続するためのコネクタであって、一方の基板に
    設置されるプラグコネクタと他方の基板に設置されるリ
    セプタクルコネクタとで構成され、それぞれのコネクタ
    には複数の端子が所定のピッチで配置され、前記プラグ
    コネクタのプラグ部とリセプタクルコネクタのリセプタ
    クル部とが互いに嵌合した状態において、プラグコネク
    タの端子のコンタクト部とリセプタクルコネクタの端子
    のコンタクト片とが接触して電気的に接続される基板接
    続用コネクタにおいて、 前記リセプタクルコネクタの端子は間隔をおいて固定配
    置された第1コンタクト片と第2コンタクト片とを有
    し、 前記プラグコネクタの端子は、前記第1コンタクト片と
    第2コンタクト片の間に挿入された状態で、前記第1コ
    ンタクト片に接触する第1コンタクト部と、前記第2コ
    ンタクト片に接触する第2コンタクト部とを有し、 前記第1コンタクト部と第2コンタクト部との間に、そ
    れら第1コンタクト部と第2コンタクト部とを離間させ
    る方向に付勢する湾曲部が形成されている基板接続用コ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記プラグコネクタの端子は、プラグコ
    ネクタのハウジング本体からプラグ部に向かって片持ち
    状に延びるスプリングビームと、そのスプリングビーム
    の先端に続く第1コンタクト部と、その第1コンタクト
    部の先端から折り返すように湾曲させた湾曲部と、その
    湾曲部の先端に続く第2コンタクト部とを有し、前記第
    1コンタクト部と第2コンタクト部との間隔が、前記第
    1コンタクト片と第2コンタクト片との間隔よりも大き
    目に設定されている、請求項1記載の基板接続用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記プラグ部とリセプタクル部の間に
    は、それらプラグ部とリセプタクル部の嵌合状態におい
    て嵌合方向のZ方向、Z方向と直交するY方向(横方
    向)及びZ、Y方向と直交するX方向(縦方向)のそれ
    ぞれに所定範囲の遊びを形成するためのクリアランスが
    設けられ、その遊びの範囲内でプラグコネクタの端子と
    リセプタクルコネクタの端子との接触状態が維持される
    構成とした請求項1又は2記載の基板接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記プラグコネクタの端子は、そのスプ
    リングビームが前記X方向に膨らむように湾曲してお
    り、前記プラグ部をリセプタクル部に挿入する際の端子
    どうしの接触により生じる摩擦力で前記スプリングビー
    ムが弾性変形してプラグコネクタとリセプタクルコネク
    タとを互いに離間させる方向に付勢するように設定して
    ある請求項1〜3の何れかに記載の基板接続用コネク
    タ。
JP23838399A 1999-08-25 1999-08-25 基板接続用コネクタ Expired - Fee Related JP4365949B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23838399A JP4365949B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 基板接続用コネクタ
US09/632,835 US6390828B1 (en) 1999-08-25 2000-08-04 Electrical connector assembly providing floating movement between connectors
DE60026208T DE60026208T2 (de) 1999-08-25 2000-08-23 Elektrische Verbinderbaugruppe mit sich schwimmend bewegenden Verbindern
EP00118037A EP1083638B1 (en) 1999-08-25 2000-08-23 Electrical connector assembly providing floating movement between connectors

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23838399A JP4365949B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 基板接続用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001085086A true JP2001085086A (ja) 2001-03-30
JP4365949B2 JP4365949B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=17029384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23838399A Expired - Fee Related JP4365949B2 (ja) 1999-08-25 1999-08-25 基板接続用コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6390828B1 (ja)
EP (1) EP1083638B1 (ja)
JP (1) JP4365949B2 (ja)
DE (1) DE60026208T2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6729890B2 (en) * 2000-12-29 2004-05-04 Molex Incorporated Reduced-size board-to-board connector
US6979215B2 (en) 2001-11-28 2005-12-27 Molex Incorporated High-density connector assembly with flexural capabilities
US6893300B2 (en) * 2002-07-15 2005-05-17 Visteon Global Technologies, Inc. Connector assembly for electrical interconnection
US6827588B1 (en) * 2003-06-12 2004-12-07 Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. Low profile board-to-board connector assembly
JP3998208B2 (ja) * 2004-06-09 2007-10-24 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
US7144277B2 (en) * 2004-09-09 2006-12-05 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Electrical connector with guidance face
JP2007018785A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 D D K Ltd コネクタ
US7347749B1 (en) * 2006-10-13 2008-03-25 Lotes Co., Ltd. Electrical connector with pivoting terminal
JP5135015B2 (ja) * 2008-03-21 2013-01-30 第一電子工業株式会社 電気コネクタ
DE102011080645A1 (de) * 2011-08-09 2013-02-14 Tyco Electronics Amp Gmbh Elektrische kontaktfeder, elektrische federkontakteinrichtung sowie elektrische kontaktzone
JP6553843B2 (ja) * 2014-03-18 2019-07-31 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP6068405B2 (ja) * 2014-08-27 2017-01-25 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタ組立体
JP6662633B2 (ja) * 2015-12-28 2020-03-11 京セラ株式会社 フローティングコネクタ装置
US10505304B2 (en) * 2017-06-26 2019-12-10 Astec International Limited Movable power connections for power supplies
JP7467234B2 (ja) * 2020-05-28 2024-04-15 日本航空電子工業株式会社 フローティングコネクタ
DE102021105914A1 (de) 2021-03-11 2022-09-15 Marquardt Gmbh Hochvoltmanagementsystem insbesondere für Fahrzeugenergiespeicher
DE202021101221U1 (de) 2021-03-11 2021-07-20 Marquardt Gmbh Hochvoltmanagementsystem insbesondere für Fahrzeugenergiespeicher
TWI830568B (zh) * 2023-01-04 2024-01-21 禾昌興業股份有限公司 複合浮動式板對板連接器

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5827510Y2 (ja) 1978-06-22 1983-06-15 日産自動車株式会社 通電機構
WO1993002491A1 (en) * 1991-07-16 1993-02-04 E.I. Du Pont De Nemours And Company Low profile, surface-mounted connector having curved cantilevered spring contacts
US5310357A (en) * 1993-02-22 1994-05-10 Berg Technology, Inc. Blade-like terminal having a passive latch
JP3007812U (ja) * 1994-05-25 1995-02-28 モレックス インコーポレーテッド 表面実装用電気コネクタ
US5569053A (en) * 1994-09-08 1996-10-29 Andrew Corporation Connector for connecting an electronic device to a vehicle electrical system
US5709573A (en) * 1994-10-20 1998-01-20 Berg Technology, Inc. Connector for high density electronic assemblies
US5626482A (en) 1994-12-15 1997-05-06 Molex Incorporated Low profile surface mountable electrical connector assembly
US5653598A (en) * 1995-08-31 1997-08-05 The Whitaker Corporation Electrical contact with reduced self-inductance
JP2955498B2 (ja) * 1995-09-11 1999-10-04 英朗 茂治 カープラグ
US5830018A (en) * 1995-12-12 1998-11-03 Molex Incorporated Low profile surface mountable electrical connector assembly
JP2914266B2 (ja) 1996-01-24 1999-06-28 日本電気株式会社 同軸コネクタ接続用アダプタ及び同軸コネクタの接続構造
JP3228460B2 (ja) * 1996-08-08 2001-11-12 ヒロセ電機株式会社 フローティング電気コネクタ
JP4183102B2 (ja) * 1996-11-11 2008-11-19 ソニー株式会社 プラグコネクタ
FR2758662B1 (fr) 1997-01-20 1999-03-26 Radiall Sa Element de connecteur electrique coaxial a contact mobile et connecteur electrique coaxial comprenant un tel element de connecteur

Also Published As

Publication number Publication date
JP4365949B2 (ja) 2009-11-18
EP1083638A1 (en) 2001-03-14
DE60026208D1 (de) 2006-04-27
DE60026208T2 (de) 2006-11-23
EP1083638B1 (en) 2006-03-01
US6390828B1 (en) 2002-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI644487B (zh) 連接器
JP2001085086A (ja) 基板接続用コネクタ
US5201663A (en) Connector with flexible mounting features
JP3477640B2 (ja) コネクタ
JP3500503B2 (ja) ロック付き電気コネクタ
JP3287514B2 (ja) コネクタ
JP2005332749A (ja) 電気コネクタ
JP2007095371A (ja) 電気コネクタ
JP2000251023A (ja) メモリカード・コネクタ
JP4482568B2 (ja) 電気コネクタ
JP3119612B2 (ja) プリント基板用コネクタ及びその実装構造
JP5053062B2 (ja) コネクタ
JP2000138079A (ja) 基板接続用コネクタ
JP4061117B2 (ja) 基板接続用コネクタ
JP4971957B2 (ja) コンタクト部材、コンタクト部材の保持構造及び電気コネクタ
CN210985007U (zh) 一种电连接器
JP2001052788A (ja) Fpcとプリント基板間の電気コネクタ装置
JP3363078B2 (ja) 電気コネクタ
JP3177774B2 (ja) I/oコネクタのシェルとハウジング保持構造
JP2021064470A (ja) コネクタ及びコネクタ組立体
KR101777840B1 (ko) 기판 연결용 실드커넥터
JP2003297458A (ja) 基板接続用コネクタ
JPH07230858A (ja) 可動型コネクタ
JPH07220814A (ja) 多極平形コネクタソケット
KR200410014Y1 (ko) 커넥터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090824

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees