JP2021064470A - コネクタ及びコネクタ組立体 - Google Patents

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謙次 宮原
Kenji Miyahara
謙次 宮原
幹士 田中
Kanji Tanaka
幹士 田中
義輝 野川
Yoshiteru Nogawa
義輝 野川
下山 博司
Hiroshi Shimoyama
博司 下山
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Abstract

【課題】高いスペース効率で端子を装填することができ、小型低背でありながら、端子の高い位置ずれ吸収機能を得ることができ、信頼性が高くなるようにする。【解決手段】端子は、本体部の両側端の上端に接続された一対の保持腕部と、本体部の中央部に形成されたランスとを含み、コネクタ本体は、端子を保持する端子保持部を有し、端子保持部は、保持腕収容部と、係合凹部とを含み、保持腕部は、自由端に形成された係合凸部を含み、係合凸部は、本体部の幅方向外向きに突出して保持腕収容部の側面と係合可能であり、ランスは、上方に向けて延出する細長いカンチレバー状の弾性部材であって、その上端が係合凹部の上端と係合可能であり、本体部は、端子保持部内に、前後左右上下方向に変位可能に収容される。【選択図】図1

Description

本開示は、コネクタ及びコネクタ組立体に関するものである。
従来、基板に実装された基板コネクタにおいて、相手方コネクタとの位置ずれを吸収するために、弾性変形して位置ずれを吸収可能な構造を有する端子を使用する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図12は従来のコネクタの端子を示す斜視図である。
図において、851は、回路基板901の表面に実装される図示されない基板コネクタの端子である。該端子851は、金属板に打抜き加工及び曲げ加工を施して製作されたものであり、回路基板901の表面に対して鉛直方向に延在する平板状の本体部852と、該本体部852の下端に接続された左右一対の脚片部853と、前記本体部852の上端に接続された接触腕部854と、回路基板901の表面に形成された接続パッド902にはんだ903によって接続固定されるテール部856とを備える。なお、前記脚片部853は、テール部856が接続パッド902にはんだ903によって接続固定される際に、端子851が自立した状態を維持するための部材であって、テール部856と同一平面上にあるように形成されるが、回路基板901の表面には固定されていない。
また、前記接触腕部854は、側方から観て概略U字状に湾曲した部材であって、弾性的に変形可能である。そして、基端部854bが本体部852の上端に接続され、先端近傍には湾曲した接触部854aが、前方に向けて膨出するように形成されている。前記接触腕部854全体がばねとして機能することによって、前記接触部854aは、図示されない相手方コネクタの相手方端子に対してばね力により押付けられ、良好な接触状態を維持することができる。
さらに、前記テール部856は、後方から観て概略U字状に湾曲した屈曲片855を介して、本体部852に接続されている。前記屈曲片855は、本体部852に形成された切欠部852a内に収容され、一端がテール部856に接続され、他端が、切欠部852a内において、本体部852に接続されている。なお、該本体部852の左右両側には、基板コネクタの図示されないハウジングの保持溝に収容されて保持される被保持部852bが形成されている。
そして、端子851が回路基板901の表面に実装された後、前記ハウジングが回路基板901の表面に固定される際には、前記ハウジングの保持溝に前記被保持部852bが収容されて保持された状態で、図示されないねじ部材等によって前記ハウジングが回路基板901の表面に固定される。この際に、テール部856が回路基板901の表面に固定された端子851の位置と、前記ハウジングの保持溝の位置との間に位置ずれが生じる可能性があるが、前記テール部856と本体部852との間に介在する屈曲片855が弾性的に変形することによって前記位置ずれを吸収することができる。
特開2013−025975号公報
しかしながら、前記従来のコネクタにおいては、近年の電子機器における部材の小型化や信号の多極化に十分に対応することができない。各種の電子機器においては、筐体の小型低背化及びそれに伴う各部品の小型低背化が要求されるとともに、通信データ量の増加や通信速度及びデータ処理速度の高速化に対処するために多極化が要求されているが、前記従来のコネクタでは、端子851の寸法が大きいので、コネクタの小型低背化の要求に十分に答えることができない。また、各種の信号が高速化されるために、端子851の数も多数(多極)であることが要求されることがあるが、前記従来のコネクタでは、端子851が大きいので、仮に端子851を多数化(多極化)した場合、前記従来のコネクタでは非常に大型化してしまうであろうことは、容易に想像することができる。さらに、前記従来のコネクタでは、端子851の位置ずれを1つの屈曲片855のみで吸収するようになっているので、多方向の位置ずれを適切に吸収することが困難である。
ここでは、前記従来のコネクタの問題点を解決して、高いスペース効率で端子を装填することができ、小型低背でありながら、端子の高い位置ずれ吸収機能を得ることができ、信頼性の高いコネクタ及びコネクタ組立体を提供することを目的とする。
そのために、コネクタにおいては、コネクタ本体と、該コネクタ本体に取付けられる端子とを備え、基板に実装され、相手方コネクタと嵌合するコネクタであって、前記端子は、本体部と、該本体部の下端に接続され、前記基板に接続固定されるテール部と、前記本体部の上端に接続され、自由端近傍が前記相手方コネクタの相手方端子と接触可能な接触部と、前記本体部の両側端の上端に接続された一対の保持腕部と、前記本体部の中央部に形成されたランスとを含み、前記コネクタ本体は、前記端子を保持する端子保持部を有し、該端子保持部は、前記保持腕部の少なくとも一部を収容する保持腕収容部と、前記ランスの少なくとも一部を収容する溝状の係合凹部とを含み、前記保持腕部は、屈曲した弾性部材であって、自由端に形成された係合凸部を含み、該係合凸部は、前記本体部の幅方向外向きに突出して前記保持腕収容部の側面と係合可能であり、前記ランスは、上方に向けて延出する細長いカンチレバー状の弾性部材であって、その上端が前記係合凹部の上端と係合可能であり、前記本体部は、前記端子保持部内に、前後左右上下方向に変位可能に収容される。
他のコネクタにおいては、さらに、前記保持腕部は、前記本体部の両側端の上端から上方に向いて延出する上向腕部と、該上向腕部の上端から前記本体部の幅方向外向きに延出する接続部と、該接続部の先端から下方に向いて延出する下向腕部とを含み、前記係合凸部は、前記下向腕部の下端に形成されている。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記一対の保持腕部は、前記係合凸部が前記保持腕収容部の側面によって前記本体部の幅方向中央向きに押圧される方向のプリロードを付与される。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記コネクタ本体は、その長手方向に延在する一対の側壁部を含み、前記端子保持部は、前記側壁部の外側に形成され、前記接触部は、前記側壁部に接触せず、該側壁部を跨いでその内側に向けて延出する。
更に他のコネクタにおいては、さらに、各接触部は、前記本体部の上端に接続された接続基部と、該接続基部の先端に接続された概略S字状に湾曲したばね腕部と、該ばね腕部の自由端近傍に形成された接触湾曲部とを含み、一対の接触部の接触湾曲部は、前記側壁部の内側において、前記相手方端子を挟持する。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記コネクタ本体は、前記端子を介して、前記基板に取付けられる。
コネクタ組立体においては、本開示のコネクタと、前記端子の接触部と接触可能な相手方端子を備える相手方コネクタとから成る。
本開示によれば、高いスペース効率で端子を装填することができ、小型低背でありながら、端子の高い位置ずれ吸収機能を得ることができ、信頼性が向上する。
本実施の形態における嵌合前の第1コネクタと第2コネクタとの位置関係を示す第2コネクタ側から観た斜視図であって、(a)は斜め前方から観た図、(b)は斜め後方から観た図である。 本実施の形態における第1コネクタの斜視図である。 本実施の形態における第1コネクタの分解図である。 本実施の形態における第1コネクタの四面図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A矢視断面図、(c)は(a)におけるB−B矢視断面図、(d)は(a)におけるC−C矢視断面図である。 本実施の形態における第1ハウジングの三面図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるD−D矢視断面図、(c)は(a)におけるE−E矢視断面図である。 本実施の形態における第1端子の斜視図であって、(a)は斜め内方から観た図、(b)は斜め外方から観た図である。 本実施の形態における第2コネクタの嵌合面側から観た斜視図である。 本実施の形態における第1コネクタと嵌合した第2コネクタから中継コネクタを取外した状態を示す斜視図である。 本実施の形態における第1端子と第2電力端子との接触状態を示す斜視図である。 本実施の形態における第1端子と第2信号端子との接触状態を示す斜視図である。 本実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を示す三面図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるF−F矢視断面図、(c)は(a)におけるG−G矢視断面図である。 従来のコネクタの端子を示す斜視図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施の形態における嵌合前の第1コネクタと第2コネクタとの位置関係を示す第2コネクタ側から観た斜視図、図2は本実施の形態における第1コネクタの斜視図、図3は本実施の形態における第1コネクタの分解図、図4は本実施の形態における第1コネクタの四面図、図5は本実施の形態における第1ハウジングの三面図、図6は本実施の形態における第1端子の斜視図である。なお、図1において、(a)は斜め前方から観た図、(b)は斜め後方から観た図であり、図4において、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A矢視断面図、(c)は(a)におけるB−B矢視断面図、(d)は(a)におけるC−C矢視断面図であり、図5において、(a)は平面図、(b)は(a)におけるD−D矢視断面図、(c)は(a)におけるE−E矢視断面図であり、図6において、(a)は斜め内方から観た図、(b)は斜め外方から観た図である。
図において、1は本実施の形態におけるコネクタであって、コネクタ組立体(コネクタアセンブリ)の一方としての第1コネクタである。該第1コネクタ1は、実装部材としての図示されない基板の表面に実装される表面実装型の基板コネクタであって、相手方コネクタとしての第2コネクタ101と互いに嵌合される。前記基板は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル(FFC)、フレキシブル回路基板(FPC)等であるが、いかなる種類の基板であってもよい。また、前記第2コネクタ101は、コネクタ組立体の他方であり、実装部材としての図示されない取付部材にボルト、リベット等の固定部材によって取付けられるコネクタである。
なお、本実施の形態において、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
そして、前記第1コネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された第1コネクタ本体としての第1ハウジング11を有する。該第1ハウジング11は、図に示されるように、概略直方体である概略長方形の厚板状の形状を備え、第2コネクタ101と嵌合する側、すなわち、嵌合面11a側(Z軸正方向側)には、周囲が囲まれた凹部21が形成されている。該凹部21内には、第1端子51の第1接触部54が収容されるとともに、前記第2コネクタ101の後述される相手方端子としての第2電力端子151又は第2信号端子161が進入する。
前記第2コネクタ101は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された第2コネクタ本体としての第2ハウジング111を有する。該第2ハウジング111は、図1に示されるように、第2電力端子151が取付けられる電力端子取付部113と、第2信号端子161が取付けられる信号端子取付部112と、平板状のフランジ部114と、該フランジ部114から第1コネクタ1と嵌合する側、すなわち、嵌合面111a側(Z軸負方向側)に向けて突出する嵌合部115とを有する。そして、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合すると、第1ハウジング11は、第2ハウジング111の嵌合面111a側から、前記嵌合部115に形成された後述される嵌合凹部115a内に進入して収容される。なお、前記フランジ部114には、第2コネクタ101を取付部材に取付けるために、図示されないボルト、リベット等の固定部材が挿通される貫通孔114aが形成されている。
本実施の形態において、前記第1ハウジング11は、長手方向(X軸方向)に延在する一対の側壁部12と、幅方向(Y軸方向)に延在して一対の側壁部12の両端を連結する一対の端壁部13とを有する。そして、各側壁部12における外側(第1ハウジング11の幅方向外側)には、外壁部14が形成され、該外壁部14と側壁部12との間に第1端子51を保持する空間である端子保持部15が形成される。各端子保持部15における第1ハウジング11の長手方向両端は、上下方向(Z軸方向)に延在して外壁部14と側壁部12とを接続する外壁接続部14aによって画定される。なお、前記第1ハウジング11の実装面11b(下面)側は、底壁部17によって閉塞されている。
なお、前記外壁部14は、必ずしも、第1ハウジング11の長手方向に連続的に形成される必要はなく、第1端子51の取付位置に対応する箇所にのみ離散的に形成されるようにすることができる。図に示される例においては、第1ハウジング11の前端(X軸正方向端)寄りに3組の第1端子51が比較的密接して取付けられ、第1ハウジング11の後端(X軸負方向端)寄りに2組の第1端子51が比較的離散して取付けられているので、それに合せて、前記外壁部14は、第1ハウジング11の前半部分では連続的に形成され、第1ハウジング11の後半部分では離散的に形成されている。そして、外壁部14が離散的に形成されている箇所では、互いに隣接する外壁部14同士の間には、側壁外凹部12cが形成されている。
また、外壁部14における第1端子51の取付位置に対応する部分には、外壁部14に上下方向に延在する切欠部14cが形成され、各端子保持部15における外側は、両端の外壁接続部14aから延出する鍔部14bによって部分的に覆われる。該鍔部14bは、上下方向に延在する側壁部12と平行な平板状部材であり、各端子保持部15における側壁部12としての端子保持壁16との間に保持腕収容部15aが形成される。該保持腕収容部15aは、第1端子51の各保持腕部55の少なくとも一部が収容される空間であり、外壁接続部14a、鍔部14b及び端子保持壁16によって三方が画定された上下方向に延在する狭い隙間である。
前記端子保持壁16の外側面には、上下方向に延在する細長い溝状の係合凹部16aが形成されている。該係合凹部16a内には、第1端子51のランス56の少なくとも一部、具体的には係合部56aの少なくとも上端が収容される。また、前記端子保持壁16の上端近傍は、第1ハウジング11の幅方向(Y軸方向)に関する寸法が小さい、肉薄壁部16bとなっている。そして、前記端子保持壁16の内側(第1ハウジング11の幅方向内側)において、前記肉薄壁部16bの下側には、傾斜部16cが形成されている。該傾斜部16cは、下方(Z軸負方向)に進むにつれて第1ハウジング11の幅方向中心に近付くように傾斜した部分であり、これにより、前記端子保持壁16は、その横断面形状が、図5(c)に示されるように、略三角形状となり、強度が向上する。
前記第1端子51の第1接触部54が収容される凹部21は、底壁部17及び左右の端子保持壁16によって三方が画定され、嵌合面11a(上面)側が開放された凹状空間である。そして、前記凹部21は、第1ハウジング11の長手方向に離散的に、具体的には、第1端子51の取付位置に対応する部分にのみ形成され、互いに隣接する凹部21同士の間には、前記底壁部17よりも上下方向(Z軸方向)に関する寸法の大きな肉厚底部18が形成されている。該肉厚底部18の下面は、底壁部17の下面と面一であって、第1ハウジング11の実装面11bである。また、前記肉厚底部18の上面は、底壁部17の上面よりも上方に位置し、第1ハウジング11の嵌合面11aに近付いているので、凹部21内に進入する相手方端子としての第2電力端子151又は第2信号端子161の形状又は姿勢によっては、それらと干渉する可能性がある。そこで、相手方端子と干渉を回避することができるように、前記肉厚底部18の上面には、干渉回避凹部18aが形成されていることが望ましい。また、図に示される例においては、前記凹部21と肉厚底部18との境界部分の一箇所に、端壁部13と平行に延在し、一対の側壁部12を連結し、上面が嵌合面11aと面一な中間端壁13aが形成されているが、該中間端壁13aは、適宜省略することもできる。
図に示される例において、端子保持部15は、第1ハウジング11の左右5箇所ずつ、合計10箇所に形成され、したがって、第1端子51は、左右5個ずつ、合計10個が第1ハウジング11に取付けられているが、前記端子保持部15及び第1端子51の数は、これに限定されるものでなく、適宜変更することができる。なお、第2コネクタ101は、相手方端子として、電力ラインに接続される電力端子である第2電力端子151と信号ラインに接続される信号端子である第2信号端子161とを有しているが、第1コネクタ1の有する第1端子51は、電力端子と信号端子とに類別されていない。したがって、第2電力端子151と接触する第1端子51は、電力ラインに接続される電力端子として機能し、第2信号端子161と接触する第1端子51は、信号ラインに接続される信号端子として機能する。図に示される例においては、第1ハウジング11の前端、並びに、該前端から3番目及び4番目に位置する一対の第1端子51が信号端子として機能し、前記前端から2番目及び5番目の一対の第1端子51が電力端子として機能する。また、各第2電力端子151及び各第2信号端子161には、それぞれ、左右一対の第1端子51が接触する。
そして、該第1端子51は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、本体部53と、該本体部53の下端に接続されたテール部52と、前記本体部53の中央部上端に接続された第1接触部54と、前記本体部53の中央部に形成されたランス56と、前記本体部53の左右両側端の上端に接続された一対の保持腕部55とを備える。
前記本体部53は、概略矩形の平板状部材であり、第1ハウジング11の端子保持部15内に収容される。なお、前記本体部53は、端子保持部15内において、前後、左右及び上下に変位可能なように緩く収容されている。また、前記テール部52は、本体部53に対して曲げて接続され、左右方向(Y軸方向)、すなわち、第1ハウジング11の幅方向の外方を向いて延出し、基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されて固定される。
前記第1接触部54は、基端が本体部53に接続された接続基部54aと、該接続基部54aの先端に接続され、斜め下方に向けて延出する第1接続腕部54bと、該第1接続腕部54bの先端(下端)に接続され、斜め上方に向うように約180度湾曲した下方湾曲部54cと、該下方湾曲部54cの先端(上端)に接続され、斜め上方に向けて延出する第2接続腕部54dと、該第2接続腕部54dの先端(上端)に接続され、斜め下方に向うように約180度湾曲した上方湾曲部54eと、該上方湾曲部54eの先端(下端)に接続され、斜め下方に向けて延出する接触腕部54fと、該接触腕部54fの自由端(下端)近傍に形成された接触湾曲部54gとを含んでいる。さらに、前記接続基部54aは、本体部53の上端から第1ハウジング11の幅方向の外方を向いて膨出する外方膨出部54a1と、該外方膨出部54a1の上端から第1ハウジング11の幅方向の内方を向いて嵌合面11aと平行(水平)に延出する水平上面部54a2と、該水平上面部54a2における第1ハウジング11の幅方向の内方端に対して曲げて接続され、下方を向いて延出する内方垂直部54a3とを含んでいる。
前記第1接触部54は、このような構成を有することにより、図4(c)に示されるように、第1端子51が第1ハウジング11に取付けられた状態において、端子保持部15における側壁部12としての端子保持壁16に接触せずに、該端子保持壁16を跨いで側壁部12の内側に向けて延出する。具体的には、外方膨出部54a1が第1ハウジング11の幅方向の外方を向いて膨出し、内方垂直部54a3が肉薄壁部16bの内側面より第1ハウジング11の幅方向の内方寄りに位置し、外方膨出部54a1と内方垂直部54a3とを接続する水平上面部54a2が肉薄壁部16bの上端より上方に位置するので、接続基部54aは、肉薄壁部16bに接触しない。また、第1接続腕部54bは、傾斜部16cの斜め上方に離間して位置するので、傾斜部16cに接触しない。したがって、第1接触部54は、端子保持壁16と干渉することなく、自由に変形乃至変位することができる。例えば、第2電力端子151又は第2信号端子161と接触することによって、接触腕部54fが下方に変位させられた場合であっても、外方膨出部54a1が第1ハウジング11の幅方向の外方を向いて膨出して肉薄壁部16bの外側面から大きく離間しているので、端子保持壁16と干渉することなく、接続基部54a全体が第1ハウジング11の幅方向の内方斜め下を向いて、お辞儀をするように変位することができる。
また、第1接続腕部54bから接触腕部54fの自由端までの部分は、ばねとして機能するばね腕部である。該ばね腕部は、第1ハウジング11の長手方向から観て、概略S字状に湾曲し、ばねとして機能する部分の経路(ばね長)が長くなっているので、柔軟性が高く、例えば、第2電力端子151又は第2信号端子161と接触することによって接触腕部54fが下方に向いた外力を受けても、該外力が接続基部54aに伝わりにくく、該接続基部54aの変形が効果的に防止される。図4(c)に示されるように、左右一対の第1端子51が第1ハウジング11に取付けられた状態において、斜め下方に向けて延出する左右の接触腕部54fは互いに対向し、かつ、その間隔は下方に行くほど狭くなって、接触湾曲部54gにおいて最小となる。したがって、相手方端子としての第2電力端子151又は第2信号端子161は、互いに対向する左右の接触腕部54fの間にスムーズに挿入される。また、第1接続腕部54bから接触湾曲部54gまでの部分のばね長が長く、柔軟性が高いので、左右の接触湾曲部54gは、第2電力端子151又は第2信号端子161との接触を確実に維持することができる。
前記保持腕部55は、本体部53の上端から上方に向いて延出する上向腕部55aと、該上向腕部55aの上端から本体部53の幅方向外向きに水平に延出する接続部55bと、該接続部55bの先端から下方に向いて延出する下向腕部55cと、該下向腕部55cの下端において本体部53の幅方向外向きに突出する係合凸部55dとを含む細長い屈曲した弾性部材である。前記保持腕部55は、端子保持部15の保持腕収容部15a内に収容され、前記係合凸部55dは、第1ハウジング11の長手方向に関して前記保持腕収容部15aの側面を画定する外壁接続部14aの側面に食込み、外壁接続部14aと係合して固定される。なお、両側の係合凸部55dの突出端間の距離よりも、両側の外壁接続部14aの側面間の距離がわずかに短い(例えば、0.01〔mm〕程度)ことが望ましい。これにより、保持腕部55にプリロードが付与されるので、係合凸部55dと外壁接続部14aの側面との係合がより確実なものとなる。
また、前記保持腕収容部15aは、図4(c)に示されるように、第1ハウジング11の長手方向から観て、略V字状の形状を有し、上方では幅が広いが、下に行くほど幅が漸減するように形成されている。したがって、係合凸部55dを含む下向腕部55cの下端は、第1ハウジング11の幅方向に関して前記保持腕収容部15aの側面を画定する端子保持壁16と鍔部14bとによって、挟持されて固定されるが、下向腕部55cにおける下端以外の部分、並びに、上向腕部55a及び接続部55bは、拘束されることなく、自由に変位可能である。
また、前記保持腕部55は、第1ハウジング11の幅方向から観て、略J字状に形成された細長い帯状の部材であり、下向腕部55cの下端の高さ(Z軸方向の位置)は、本体部53の下端とほぼ同様であるが、接続部55bの高さは、本体部53の上端よりも高くなっている。したがって、前記保持腕部55は、本体部53の上端から係合凸部55dまでのばねとして機能する部分の経路(ばね長)が長くなっていて、柔軟性が高い。
このように、下向腕部55cの下端が保持腕収容部15aの下方において固定されていても、保持腕部55全体が柔軟に変形可能なので、本体部53は、端子保持部15内において、第1ハウジング11に拘束されることなく、前後、左右及び上下に自由に変位することができる。
前記ランス56は、前記本体部53の中央部に形成された切欠部53a内に形成されたカンチレバー状の板材であって、本体部53に一体的に接続された下端から上方に向けて延出する細長い帯状の弾性部材である。前記ランス56の上端近傍には、第1ハウジング11の幅方向の内方を向いて斜め上方に向けて延出する係合部56aが形成されている。該係合部56aは、少なくともその上端が端子保持壁16の外側面に形成された係合凹部16a内に収容され、該係合凹部16aの上端16dに近接又は当接する。前記本体部53が端子保持部15内において上方に変位しても、ランス56の係合部56aの上端56bが係合凹部16aの上端16dに係合するので、前記本体部53は、端子保持部15内から上方に抜出てしまうことがない。なお、前記ランス56自体が弾性変形しても、係合部56aの上端56bが係合凹部16aの上端16dと係合を維持するので、前記本体部53は、端子保持部15から外れることはない。したがって、本体部53は、端子保持部15内において、第1ハウジング11に拘束されることなく、前後、左右及び上下に自由に変位することができても、端子保持部15内から外れてしまうことがない。
このように、本体部53が前後、左右及び上下に自由に変位可能な状態で端子保持部15によって保持されているので、第1端子51の第1ハウジング11に対する位置ずれは、効果的に吸収される。また、第1接触部54が端子保持壁16と干渉することなく、自由に変形乃至変位することができるので、第1端子51の第1ハウジング11に対する位置ずれが生じても、第1接触部54は相手方端子との接触を確実に維持することができる。なお、第1ハウジング11は、直接的に基板に取付けられるものでなく、該基板の表面の接続パッドに固定されたテール部52を有する第1端子51を介して、前記基板に取付けられるようになっている。
次に、第2コネクタ101の構成について説明する。
図7は本実施の形態における第2コネクタの嵌合面側から観た斜視図、図8は本実施の形態における第1コネクタと嵌合した第2コネクタから中継コネクタを取外した状態を示す斜視図、図9は本実施の形態における第1端子と第2電力端子との接触状態を示す斜視図、図10は本実施の形態における第1端子と第2信号端子との接触状態を示す斜視図、図11は本実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を示す三面図である。なお、図11において、(a)は平面図、(b)は(a)におけるF−F矢視断面図、(c)は(a)におけるG−G矢視断面図である。
本実施の形態において、第2コネクタ101は、相手方端子としての第2電力端子151を備える。該第2電力端子151は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、本体部153と、該本体部153の上端に曲げて接続された平板状の接続部152と、前記本体部153の下端近傍端に接続された屈曲した棒状の接触腕部155と、該接触腕部155の下端に接続された平板状の接触部154とを備える。なお、前記接続部152の中央には、導電線、導電端子等を接続するためのボルト等の導電接続部材が挿通される貫通孔152aが形成されている。該貫通孔152aの内周面には、雌ねじが形成されていることが望ましい。そして、前記第2電力端子151は、インサート成形(オーバーモールド成形)によって第2ハウジング111と一体化される。したがって、前記第2電力端子151は、電力端子取付部113の上面に露出する接続部152、及び、嵌合部115の嵌合凹部115aの天井面に形成された端子支持部116から下方に突出する接触部154を除いて、第2ハウジング111内に埋込まれた状態となる。
なお、前記第2電力端子151の数は、図に示される例において2つであるが、適宜変更することができる。図に示される例においては、一方の第2電力端子151の接続部152にプラス側の電力ラインの導電線、導電端子等が接続され、他方の第2電力端子151の接続部152にマイナス側の電力ラインの導電線、導電端子等が接続される。
また、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合すると、各第2電力端子151の接触部154は、対応する一対の第1端子51の接触腕部54fの間に挿入され、左右の接触湾曲部54gによって挟持される。これにより、各第2電力端子151と対応する一対の第1端子51とが接触して導通する。
前記第2コネクタ101には、相手方端子としての第2信号端子161を含む中継コネクタ160が取付けられる。該中継コネクタ160は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された中継ハウジング141と、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された第2信号端子161とを有する。そして、該第2信号端子161は、インサート成形(オーバーモールド成形)によって中継ハウジング141と一体化され、第2信号端子161の一端に形成された接続部162及び他端に形成された接触部164が中継ハウジング141の上端及び下端から突出し、その他の部分は中継ハウジング141内に埋込まれた状態となる。なお、前記中継コネクタ160の数は、図に示される例において3つであるが、適宜変更することができる。
各中継コネクタ160は、第2ハウジング111の信号端子取付部112に形成された中継端子収容孔112aの各々に上方から挿入されて収容される。すると、第2信号端子161の接触部164が嵌合部115の嵌合凹部115aの天井面に形成された端子支持部116から下方に突出する。また、第2信号端子161の接続部162は、中継端子収容孔112a内に位置する。そして、該中継端子収容孔112a内に図示されない同軸ケーブル等の信号用導電線の末端が挿入され、前記接続部162に接続される。また、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合すると、各第2信号端子161の接触部164は、対応する一対の第1端子51の接触腕部54fの間に挿入され、左右の接触湾曲部54gによって挟持される。これにより、各第2信号端子161と対応する一対の第1端子51とが接触して導通する。
なお、前記中継コネクタ160は、図に示される例のように、相手方端子としての第2グラウンド端子171を更に含むものであってもよい。この場合、該第2グラウンド端子171は、第2信号端子161と同様に、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成されたものであって、インサート成形(オーバーモールド成形)によって中継ハウジング141と一体化されたものである。そして、第2グラウンド端子171の一端に形成された接続部172は、概略円筒状の形状を有し、中継ハウジング141の上端近傍の概略円柱状の部分の表面に露出する。また、第2グラウンド端子171の他端に形成された接触部174は、中継ハウジング141の下端から、前記第2信号端子161の接触部164と平行に、突出する。さらに、中継ハウジング141の下端からは、第2信号端子161の接触部164と第2グラウンド端子171の接触部174との間に介在する介在部144が突出する。
そして、中継端子収容孔112a内に挿入された同軸ケーブル等の信号用導電線のシールド部材が第2グラウンド端子171の接続部172に接続される。また、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合すると、対応する一対の第1端子51のうちの一方の接触湾曲部54gは、第2信号端子161の接触部164に接触するが、他方の接触湾曲部54gは、第2グラウンド端子171の接触部174に接触する。つまり、図に示される例において、第1ハウジング11の前端、並びに、該前端から3番目及び4番目に位置する各対の第1端子51のち、一方は信号端子として機能し、他方はグラウンド端子として機能する。
さらに、第2ハウジング111の嵌合部115の嵌合凹部115aにおける内側壁の複数箇所には、上下方向に延在する凸条部115bが形成されている。該凸条部115bの各々は、第1ハウジング11の外壁部14同士の間に形成された側壁外凹部12cに対応し、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合すると、側壁外凹部12c内に収容されて係合される。これにより、互いに嵌合した第1ハウジング11及び第2ハウジング111の相対的な位置決めが行われる。
そして、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合した後、第2ハウジング111は、フランジ部114の貫通孔114aに挿通されたボルト、リベット等の固定部材によって図示されない取付部材に取付けられる。この取付け作業の際に、第2ハウジング111が外力を受けてその姿勢や位置が変化してしまい、前記第2ハウジング111と嵌合した第1ハウジング11にも姿勢変化や位置ずれが生じてしまうことがあり得る。すると、基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によってテール部52が固定されている第1端子51と第1ハウジング11との間に位置ずれが生じてしまう。このような場合であっても、本体部53が前後、左右及び上下に自由に変位可能な状態で端子保持部15によって保持されているので、第1端子51と第1ハウジング11との間の位置ずれは、効果的に吸収される。
このように、本実施の形態においては、第1コネクタ1は、第1ハウジング11と、第1ハウジング11に取付けられる第1端子51とを備え、基板に実装され、第2コネクタ101と嵌合する。そして、第1端子51は、本体部53と、本体部53の下端に接続され、基板に接続固定されるテール部52と、本体部53の上端に接続され、自由端近傍が第2コネクタ101の相手方端子と接触可能な第1接触部54と、本体部53の両側端の上端に接続された一対の保持腕部55と、本体部53の中央部に形成されたランス56とを含み、第1ハウジング11は、第1端子51を保持する端子保持部15を有し、端子保持部15は、保持腕部55の少なくとも一部を収容する保持腕収容部15aと、ランス56の少なくとも一部を収容する溝状の係合凹部16aとを含み、保持腕部55は、屈曲した弾性部材であって、自由端に形成された係合凸部55dを含み、係合凸部55dは、本体部53の幅方向外向きに突出して保持腕収容部15aの側面と係合可能であり、ランス56は、上方に向けて延出する細長いカンチレバー状の弾性部材であって、その上端56bが係合凹部16aの上端16dと係合可能であり、本体部53は、端子保持部15内に、前後左右上下方向に変位可能に収容される。
これにより、第1コネクタ1は、高いスペース効率で第1端子51を装填することができ、小型低背でありながら、第1端子の高い位置ずれ吸収機能を得ることができるので、信頼性が向上する。
また、保持腕部55は、本体部53の両側端の上端から上方に向いて延出する上向腕部55aと、上向腕部55aの上端から本体部53の幅方向外向きに延出する接続部55bと、接続部55bの先端から下方に向いて延出する下向腕部55cとを含み、係合凸部55dは、下向腕部55cの下端に形成されている。このように、保持腕部55は、屈曲した形状の細長い弾性部材なので、ばね長が長く、柔軟性が高く、本体部53を、変位可能な状態で柔軟に保持することができる。
さらに、一対の保持腕部55は、係合凸部55dが保持腕収容部15aの側面によって本体部53の幅方向中央向きに押圧される方向のプリロードを付与される。したがって、係合凸部55dと保持腕収容部15aの側面との係合が確実なものとなる。
さらに、第1ハウジング11は、その長手方向に延在する一対の側壁部12を含み、端子保持部15は、側壁部12の外側に形成され、第1接触部54は、側壁部12としての端子保持壁16に接触せず、端子保持壁16を跨いでその内側に向けて延出する。したがって、第1接触部54は、端子保持壁16と干渉することなく、第1ハウジング11の幅方向の内方斜め下を向いて、お辞儀をするように変位することができる。
さらに、各第1接触部54は、本体部53の上端に接続された接続基部54aと、接続基部54aの先端に接続された概略S字状に湾曲したばね腕部として機能する第1接続腕部54bから接触腕部54fまでの部分と、その自由端近傍に形成された接触湾曲部54gとを含み、一対の第1接触部54の接触湾曲部54gは、側壁部12の内側において、相手方端子を挟持する。このように、ばね腕部のばね長が長く、柔軟性が高いので、接触湾曲部54gは、相手方端子との接触を確実に維持することができる。
さらに、第1ハウジング11は、第1端子51を介して、基板に取付けられる。したがって、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合し、第1ハウジング11に位置ずれが生じても、位置ずれは、効果的に吸収される。
なお、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
本開示は、コネクタ及びコネクタ組立体に適用することができる。
1 第1コネクタ
11 第1ハウジング
11a、111a 嵌合面
11b 実装面
12 側壁部
12c 側壁外凹部
13 端壁部
13a 中間端壁
14 外壁部
14a 外壁接続部
14b 鍔部
14c、53a、852a 切欠部
15 端子保持部
15a 保持腕収容部
16 端子保持壁
16a 係合凹部
16b 肉薄壁部
16c 傾斜部
16d、56b 上端
17 底壁部
18 肉厚底部
18a 干渉回避凹部
21 凹部
51 第1端子
52、856 テール部
53、153、852 本体部
54 第1接触部
54a 接続基部
54a1 外方膨出部
54a2 水平上面部
54a3 内方垂直部
54b 第1接続腕部
54c 下方湾曲部
54d 第2接続腕部
54e 上方湾曲部
54f、155、854 接触腕部
54g 接触湾曲部
55 保持腕部
55a 上向腕部
55b、152、162、172 接続部
55c 下向腕部
55d 係合凸部
56 ランス
56a 係合部
101 第2コネクタ
111 第2ハウジング
112 信号端子取付部
112a 中継端子収容孔
113 電力端子取付部
114 フランジ部
114a、152a 貫通孔
115 嵌合部
115a 嵌合凹部
115b 凸条部
116 端子支持部
141 中継ハウジング
144 介在部
151 第2電力端子
154、164、174、854a 接触部
160 中継コネクタ
161 第2信号端子
171 第2グラウンド端子
851 端子
852b 被保持部
853 脚片部
854b 基端部
855 屈曲片
901 回路基板
902 接続パッド
903 はんだ

Claims (7)

  1. (a)コネクタ本体と、該コネクタ本体に取付けられる端子とを備え、基板に実装され、相手方コネクタと嵌合するコネクタであって、
    (b)前記端子は、本体部と、該本体部の下端に接続され、前記基板に接続固定されるテール部と、前記本体部の上端に接続され、自由端近傍が前記相手方コネクタの相手方端子と接触可能な接触部と、前記本体部の両側端の上端に接続された一対の保持腕部と、前記本体部の中央部に形成されたランスとを含み、
    (c)前記コネクタ本体は、前記端子を保持する端子保持部を有し、該端子保持部は、前記保持腕部の少なくとも一部を収容する保持腕収容部と、前記ランスの少なくとも一部を収容する溝状の係合凹部とを含み、
    (d)前記保持腕部は、屈曲した弾性部材であって、自由端に形成された係合凸部を含み、該係合凸部は、前記本体部の幅方向外向きに突出して前記保持腕収容部の側面と係合可能であり、前記ランスは、上方に向けて延出する細長いカンチレバー状の弾性部材であって、その上端が前記係合凹部の上端と係合可能であり、前記本体部は、前記端子保持部内に、前後左右上下方向に変位可能に収容されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記保持腕部は、前記本体部の両側端の上端から上方に向いて延出する上向腕部と、該上向腕部の上端から前記本体部の幅方向外向きに延出する接続部と、該接続部の先端から下方に向いて延出する下向腕部とを含み、前記係合凸部は、前記下向腕部の下端に形成されている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記一対の保持腕部は、前記係合凸部が前記保持腕収容部の側面によって前記本体部の幅方向中央向きに押圧される方向のプリロードを付与される請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記コネクタ本体は、その長手方向に延在する一対の側壁部を含み、前記端子保持部は、前記側壁部の外側に形成され、前記接触部は、前記側壁部に接触せず、該側壁部を跨いでその内側に向けて延出する請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 各接触部は、前記本体部の上端に接続された接続基部と、該接続基部の先端に接続された概略S字状に湾曲したばね腕部と、該ばね腕部の自由端近傍に形成された接触湾曲部とを含み、一対の接触部の接触湾曲部は、前記側壁部の内側において、前記相手方端子を挟持する請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記コネクタ本体は、前記端子を介して、前記基板に取付けられる請求項1〜5のいずれか1項に記載のコネクタ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のコネクタと、前記端子の接触部と接触可能な相手方端子を備える相手方コネクタとから成るコネクタ組立体。
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